JPS60253515A - スピユ−のないゴム又はプラスチツク成型品の製造方法及び該方法に用いるモ−ルド - Google Patents

スピユ−のないゴム又はプラスチツク成型品の製造方法及び該方法に用いるモ−ルド

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JPS60253515A
JPS60253515A JP10960284A JP10960284A JPS60253515A JP S60253515 A JPS60253515 A JP S60253515A JP 10960284 A JP10960284 A JP 10960284A JP 10960284 A JP10960284 A JP 10960284A JP S60253515 A JPS60253515 A JP S60253515A
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JP
Japan
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resin
mold
layer
metal
porous layer
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JP10960284A
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English (en)
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Koichi Ishimi
石見 公一
Yoshihiko Fujii
藤井 吉彦
Bunji Muto
武藤 文二
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Publication of JPS60253515A publication Critical patent/JPS60253515A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/56Coatings, e.g. enameled or galvanised; Releasing, lubricating or separating agents
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • B29C33/3814Porous moulds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は未加硫ゴム等のゴム又はプラスチック成形材料
よりこれらの成型品を製造する方法及び該方法に用いる
モールドに関し、更に詳述するとゴム又はプラスチック
成形材料と接触するモールド内面における空気拡散が良
好で、外観の優れたスピユーのないゴム又はプラスチッ
ク成型品を確実に製造することができる方法及びそれに
用いるモールドに関する。
一般に、ゴム又はプラスチック成形用゛E−ルドは鉄や
アルミニウム等の金属材質からなり、ゴム又はプラスチ
ック成型品の外面に対応覆る内面を有している。これら
モールドの内面はゴム又番よプラスチック成形材料と接
触することにより腐蝕したり、またゴム又はプラスチッ
ク成形材料がモールド内面に付着するなどの問題があり
、このため内面に離型剤を塗布するなどの方法が採用さ
れている。しかしながら、これらの方法を用いても十分
でなく、多数回使用した後はモールドの内面を清掃し、
付着したゴム又はプラスチック成形材料を除去しなけれ
ばならなかった。
また、上述したようにゴム又はプラスチック成型品を繰
返し成形するとモールド表面に加硫ゴム残渣等の材料残
渣の付着や錆の発生を起因するなどの不都合が生じ、こ
れら残漬や錆のため著しく成型品の外観を損なう等の問
題があるため、これら残渣や錆の発生に対処してモール
ドのクリーニングを頻繁に実施する必要があるが、この
ような成形の繰返し及びクリーニング作業により、t−
ルド表面が損傷し、モールド自体の再加工が必要となり
、維持コストが高価になるという欠点も有している。
更に、ゴム又はプラスチック成型品を−し一ルドを用い
て製造する場合、モールド内の空気を逃散させる必要が
あり、このためモールドに空気孔を設けたものが好適に
使用されているが、この種の空気孔が設けられたモール
ドを用いた成型品は空気孔に成形材料が侵入し、スピユ
ーが生じる問題があった。このため、スピユーのない成
形品を得るモールドとして、空気孔の”f’ BQ I
I所に通気性を有する金属又は非金属膜を配したモール
ドを使用し、モールド内の空気をこの通気性膜を通して
空気孔より外部に逃散させることが提案されているが、
この方d1は通気性膜の孔が微Itざると十分にその機
能が働かず、成型品表面に空気溜りや空気の不通過に基
く外観不良が発生し、逆に通気性膜の孔が大きすぎると
成形時の加圧によってゴム等の成形材料が孔に侵入し、
目詰りを生じさせる問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、未加硫タイヤ
等のゴム又はプラスチック成形材料と接触するモールド
本体内面における耐食性が良好ひある上、錆の発生も防
止され、クリーニング周期を延長し19ると共に、モー
ルド内の空気の逃散がスムーズに行なわれ、外観が良好
でスピユーのないゴム又はプラスチック成型品を長期に
亘り安定して確実に製造し得るゴム又はプラスチック成
型品の1m方法及びそれに用いるモールドを提供Jるこ
とを目的とする。
即ち、本発明は上記目的を達成するためゴム又はプラス
チック成形材料をモールド内に供給し、ゴム又はプラス
チック成型品を製造する場合に、モールドとして前記成
形材料が接触するモールド本体表面の少なくとも一部に
通気性多孔質層を形成し、かつこの多孔質層を覆って通
気可能な耐熱性樹脂図を形成してなるモールドを使用し
、前記ゴム又はプラスチック成形材料をこのモールドに
供給して成型品を¥J造するようにしたものである。
本発明によれば、モールドの通気性多孔質層の−にに耐
熱性樹脂層を形成したことにより、通気性多孔質層を表
面層とする場合に比べてこの多孔質層へのゴム又はプラ
スチック成形材料の目詰りが少なくなり、このため長期
に亘すメンテナンスを可及的に少なくして能率的にかつ
安定に成形を行なうことができると共に、耐熱性樹脂層
は通気可能であるため空気の逃散が良好で、スピユーの
ないゴム又はプラスチック成型品が確実に安定して得ら
れるものである。
即ち、微細空孔を有する溶射被膜等の通気性多孔質層の
上にm細なピンホール又はヘアークラック等を右する通
気可能な耐熱性樹脂−を形成したモールドを使用し、ゴ
ム又はプラスチック成形材料をこのモールドに供給して
成型品を1N31だ場合、このモールド内の気体を前記
耐熱性樹脂層の微細なピンホール又はヘアークラック等
の通気孔又は通気隙間を通して通気性多孔質層に逃がす
ことにより、空気溜りや加圧によるゴム等の成形材料の
目詰りもなく、スピユーのない成型品を得ることができ
るものであり、このようにスピユーがない成型品は成形
後にスピユーを取り除く作楽が不要になるばかりでなく
、スピユー跡そのものを成型品から一掃できるため、こ
の点からも成型品の外観を向上させることができるもの
である。
従って、本発明の製造方法及びモールドは、タイヤ、防
振ゴム、ゴムクローラ−、コンベアベルト、チューブ、
可撓管、発泡ゴム成型品、プラスチック成型品、ゴルフ
ボール等の製造に好適に採用することができる。
以下、本発明につき図面を参照して更に詳しく説明する
本発明に係る七−ルドは、第1図乃至第8図に示したよ
うに、金属により形成され、ゴム又はプラスチック成形
材料の接触するモールド本体1の表面に通気性多孔質層
2及び耐熱性樹脂層3を形成したものである。なお、図
中18はモールド本体の上型、1bはモールド本体の下
型で、このモールド本体のに型1aとモールド本体の下
型1bとの間にキャビティが形成されており、このキV
ビティにゴム又はプラスチック成形材料4が充填さ4る
ものである。また、51.tモールド本体1と多孔質層
2との間に形成された中間層である。
ここで、通気性多孔質層2は好適に【よ粉粒物の溶射に
て溶射被膜層として形成される。この場合、溶射被膜層
を形成するための溶射材料を例示すると、金属、セラミ
ック、サーメット、プラスチック及びその他の公知の溶
射材料の1秤又は2m以上が用いられ、具体的には純ア
ルミニウム、純銅、純ニッケル、アルミニウムブロンズ
、ステンレススチール、タングステン、タンタラム、モ
リブデン、炭化クロム、炭素鋼、灰アルミナ、二酸化チ
タン、ヂタニア、白アルミナ、酸化クロム、ジルコニア
、ジルコン酸マグネシウム、ジルコン酸カルシウム、マ
グネシア、窒化ボロンサーメット、或いはニッケル・ク
ロム自溶合金、コバルト基自溶合金、タングステン・カ
ーバイド混合ニッケル・クロム自溶合金などの自溶合金
、ニッケル・クロム合金、ニッケル基クロム合金、コバ
ルト基ニッケル・クロム・タングステン合金、銅・ニッ
ケル合金、銅・ニッケル・インジウム合金、コバルト・
モリブデン・クロム合金、ニッケル・モリブデン・クロ
ム合金などの合金、ニッケル・アルミニウム複合体、高
炭素・鉄・モリブデン複合体、アルミニウム、ブロンズ
複合体、ニッケル・アルミニウム複合体、モリブデン・
ニッケル・アルミニウム複合体などの複合体、アルミナ
・二酸化チタンの複合物、醇化クロム・二酸化チタン複
合物、酸化クロム・シリカ複合物、ジルコニア・イツト
リア複合物などの混合物、タングステン・カーバイドと
ニッケル・アルミニウム複合体のブレンド、アルミニウ
ムブロンズとポリエステルのブレンド、シリコン/アル
ミニウムとポリエステルのブレンドやニッケル/グラフ
ァイト混合物、アルミニウム合金/グラフフィト混合物
、高炭素/鉄・酸化鉄混合物、シリコン/アルミニウム
混合物、コバルト/タングステン・カーバイド混合物、
炭化り0ム/ニツケル・クロム合金混合物、アルミニウ
ム・二酸化チタン混合物、ジルコン酸マグネシウム/ニ
ッケル・クロム合金の混合物、炭化クロムとニッケル・
アルミニウム複合体の混合物、ナイロン、エポキシ樹脂
、ポリブテン、ニブーレンー酢酸ビニル共重合体、■チ
レンー酢酸ビニル共重合体部分ケン化物、ポリオキシベ
ンゾエート等が挙げられ、これらの1種又は2種以上が
使用し得る。
この場合、スビコーのない成型品をより確実に1qる点
からは、溶射被膜層を金属粉粉物、無機金属化合物を含
有する金属粉粒物、及び無機金属化合物の粉粒物から選
ばれる1秤又は2秤以−にの粉粒物を溶射することによ
って形成することが好ましい。金属粉粒物としては、例
えばAI、王i、B1Cr 、Si 1W1GO1Nt
 、7n、Yなど、あるいはこれらの合金の粉粒物が挙
げられる。また、無機金属化合物の粉粒物としては、例
えば上述した金属酸化物、窒化物、炭化物、けい化物、
硼化物などの粉粒物が挙げられる。より具体的には、金
属酸化物としてはAl 203 、Ti 02、B2O
3、Cr2O3、SiO2、wO2等が使用し得、金属
窒化物としてはAI N、Ti N。
Si s N4、Zr N、Hf N、VN、Ta N
15e3N2等が使用し得、金属炭化物としてはT i
 C1S i C1W Cs Z r C1Hf C1
V C−ra c、 Nb c、 Br c等が使用し
得、金属けい化物としてはTi Si 、MoSi 、
ZrSi、VSi等が使用し得、金属硼化物としてはA
IB、T! B2 、Si B、WB、WB2 、Zr
 B2、TaB等が使用し得る。更に、無機金属化合物
を含有づる金WA1に粒物としては、例えば上述した金
属粉粒物と無機金属化合物粉粒物とを混合したものを粉
粒状にしたものを使用することができる。
なお、十述した粉粒物の粒径は必ずしも制限されないが
、1〜200μ、特に5〜120μの粒径範囲とするこ
とが微細空孔を有する溶射被膜層を得る上で好ましい。
また、上述した溶射材料を溶射する方法にも特に制限は
なく、例えば通常の酸素−可燃ガスを用いる熱溶射法、
放電を利用したアークm!)J法、電離現象を利用した
プラズマアーク法など、粉粒物の溶射可能ないかな為方
法をも採用し得るが、炎滉麿が2000〜50000℃
程度での処理が本発明の目的達成の上で最も好ましい。
前記通気性多孔質層2は、モールド本体1の成形材料4
が接触する表面の全面に形成するのが好ましいが、場合
によりモールド本体の表面の形成材料が接触する必要な
箇所にのみ部分的に形成づることもできる。 ・ またこの場合、多孔質層2の厚さは通常5 tノ〜5g
、好ましくは20μ〜2m+++である。多孔質層2の
厚さが5μより小さいと空気の排出能力が十分でなく、
51IIWlより大きいとモールドの寸法精度等の問題
を生じる場合がある。
前記多孔質層は直接モールド本体1表面に形成覆ること
もできるが、第4図に示したようにモールド本体1表面
に中間層5を介して形成することもでき、特に多孔質層
として無機金属化合物により溶射被膜層を形成する場合
、この溶射被膜層のモールド本体1の接着保持層として
中間層5を設けることが好ましい。このような中間層5
としては、例えばNi、AI、Mo、Cr等の金属ある
いはこれらの合金の′R11!が挙げられ、とりわけN
i−△1合合金層が接着性を高める効果が高く、好適に
用いられる。この中間層5の形成の仕方は特に制限され
ず、例えば溶射により形成することもできる。また、中
間層の厚さにも制限はなく、例えば0.1〜1000μ
とすることができ、5μ程度のit!1mであっても接
着保持層としての効果を有する。なお中間層5も通気性
を有するものであることが好ましい。
更にまた、多孔質WJ2の上に形成される耐熱性樹脂#
!3を形成するための耐熱性樹脂材料とじては、四フッ
化エチレン千合樹脂、四フッ化エチレンー六フッ化プロ
ピレン共重合樹脂、四フフ化エチレンーバー70[1ア
ルキルビニル工−テル共重合樹脂、クロロトリフルオロ
エチレン重合樹脂、四フッ化エチレンーエチレン其重合
樹脂、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合樹
脂、フッ化ビニリデン重合樹脂等の各種フッ素樹脂、ポ
リイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリオキシベン
ゾエート樹脂、ポリエーテルサルボン樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレ
ンサルファイド樹脂、ポリアクリレ−1〜樹脂、ポリエ
チレンフタレート樹脂、ポリブチレンフタレート樹脂、
ポリエチレンーブヂIノンフタレート樹脂、ポリキシリ
レン樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、アリレンイソプロ
ピリデン樹脂及びこれらの混合物から選ばれた少なくと
も1種以上の耐熱性樹脂が使用し得る。これらの中で四
フッ化エチレン重合樹脂等のフッ素樹脂はその被膜を形
成した際、良好な通気性を与えるピンホールが形成され
るため好適に用いられ、またポリフェニレンサルファイ
ド樹脂やポリオキシベンゾエート樹脂をフッ素、樹脂と
混合した混合物、フッ素樹脂とガラス繊維等のフィラー
との混合物も好適に用いられる。
」:述した耐熱性樹脂を形成する方法にも特に制限はな
く、例えば耐熱性樹脂のエナメルを塗布する方法、耐熱
性樹脂粉体塗料で塗装する方法などが採用され得る。こ
の場合、耐熱性樹脂のエナメルを塗布づる方法としては
樹脂エナメル液を多孔質[2の上に吹きつけ塗装づる方
法、樹脂エナメル液中に浸漬又はエナメル液を流しかけ
て塗布する方法、刷毛塗り塗装する方法、静電塗装方法
などが採用され1りる。また、耐熱性樹脂粉体塗料を溶
射被膜I!!2上に塗装する方法としては静電粉体塗装
方法、流動浸漬塗装方法、回転塗装方法、溶射方法等を
採用することができる。この場合、多孔質層2への接着
強度を向上させるため耐熱性樹脂!l!3を形成する前
に下塗り等の処理をしておくことが好ましい。
なお、前記耐熱性樹脂層3を形成する場合の焼成部r!
1範囲は通常200〜400℃とすることが好ましい。
また、耐熱性樹脂R3のりさけ通常5μ〜1w1TI+
、好ましくは10μ〜0.1mynである。耐熱性樹脂
材料3の1)さが5μより薄いと耐久性が劣り、1關よ
り厚いと通気性を与えるのに好適なピンホールが得轢く
なる場合が生じる。
本発明によれば、上述したようにモールド本体1に形成
される通気性を有する多孔質層2の1−にピンホール又
はヘアークラック等を有する耐熱性樹脂wA3を形成づ
ることにより、このモールド内にゴム又はプラスチック
成形材料を供給し所望の成型品を成形する場合、モール
ド内の空気が耐熱性樹脂層3のピンホールやヘアクラッ
ク等を経て通気性多孔質層2に逃げ、外観の良好なスビ
コーのない成型品が得られる。例えば、多孔質層2を粉
粒物の溶射にて形成した場合、粉粒物は粒子状にモール
ド表面に堆積されていくため、M1積された粒子間には
微細な空孔が多数生成する。従って、七−ルドと成型品
(成形材料)との間に存在する空気は、多孔質層(溶射
波[り2の微細な空孔にトラップされるものである。こ
の場合、これらの空孔は耐熱性樹脂層3が多孔質層2の
上に形成されているので、ゴム等の成形材料が侵入する
ことが防止され、従って空孔の目詰りが防止されている
。なお、モールド内の空気は耐熱性樹脂層のピンホール
又はヘアークラック等を通過して多孔質層の微細な空孔
に入るものであるが、空孔が微細であっても、多孔質W
j2がモールド本体1の表面の広い範囲に形成されてい
れば、多孔MY!42の空孔にトラップされた空気はす
みやかに全層に拡散し、空気溜りなどが生じないので、
非常に優れた外観を有し、かつスピユーのない成型品が
得られるものである。従って、このようにモールド内の
気体が多孔質層2にトラップされ、全周を拡散し、空気
溜りを生じさせないので、モールド内の空気をこの多孔
質層2内に確実に保持させることができ、上述したよう
に外観の良好な成型品を成形することができると共に、
第1図に示したようにモールド本体1に通気孔を形成す
ることを廃することができるものである。
なお、第1図のようにモールド本体1に通気孔を形成し
ないこともできるが、第2図乃至第5図に示したように
通気孔6を形成してもよく、通気孔6を形成することに
より耐熱性樹脂層3を通り多孔質層2にトラップされた
空気を通気孔6を通して外部に排出させることができる
ので、よりスムーズにモールド内の空気を排除すること
ができ、外観のより優れた成型品を1qることができる
ものである。
前記通気孔6の直径は特に制限されないが、加工上の点
から1〜2W1wlとすることが好ましい。このように
通気孔6の直径が比較的大きい場合、成形時の加圧に対
し通気孔開口部での多孔質層を支持するか補強するため
の通気性補強層7を通気孔6と多孔質層2との間に介在
させる(第3.4図)か、或いは通気孔6内に通気性補
強物8を入れる(第5図)かすることが好適である。こ
の場合、通気性補強B7としては、金属又は非金属焼結
体(第3図)、貫通孔9を穿設した金属又は非金属板体
(第4図)などが挙げられ、また通気性補強物8として
は石綿等の適宜な[[(第5図)などが挙げられるが、
気体を通過させ得るものであればいずれのものでもよく
、比較的口の粗いものであっても差支えない。ここで、
第2図乃至第5図に示したようにモールド本体1に成形
材料が接触覆るモールド表面から外部に目通する通気孔
6を形成したとぎは、この通気孔6を覆うようにして多
孔質層2及び耐熱性樹脂層3を形成づることがスピユー
を生じさせない点で好ましい。また、第4図に示したよ
うに、中間M5を多孔質R2の下地として形成づる場合
、中間層は通気性を有するものであることが好ましい。
このように、モールド本体表面に微細な空孔を有する多
孔質層を介して耐熱樹脂層を形成することにより、t−
ルド内の気体を耐熱性樹脂層を通って多孔質層にトラッ
プし、拡散して保持させることができ、特に多孔’gt
aの下側に通気孔を穿設した場合は多孔質層にトラップ
された気体をすみやかに外部に逃散さぜることができる
。従って、かかるモールドには空気溜りなどが生ぜず、
また通気性多孔質層には耐熱性樹脂層が被覆されている
ため成形材料による目詰りが生じるようなこともなく、
外観の優れたかつスピユーのない成型品が確実に得られ
るものである。
また、本発明における好適な実施例として、第6図乃至
第8図に示したように、モールド本体1の成形材料が接
触することとなる表面に凹状模様形成部10a又は凸状
模様形成部10bを有する多孔質R2を形成し、その上
に耐熱性樹脂層3を形成づることができる。ここで、第
6図はモールド本体1の表面に多孔1tjl!2を直接
形成し、その上に耐熱性樹脂層3を形成したもの、第7
図はモールド本体1の表面に中間WJ5を介して多孔I
RFR2を形成し、その上に耐熱性樹脂層3を形成した
もの、第8図はモールド本体1の表面に耐食性があり、
かつ粗く通気性の優れた下地溶射被膜層11を介して前
記多孔質層2を形成し、その上に耐熱性樹脂層3を形成
したものである。なお、モールドの形状及び構造は図示
の実施例に制限されるものではなく、種々変更すること
ができる。例えば、第8図の実施例において、両層2,
11間に中間層を形成したり、モールド本体1と下地溶
射被膜層11との間に中間層を形成するなどのことがで
きる。
前記多孔質層2に凹状又は凸状模様形成部10a又は1
0bを形成する手段は特に制限されず、多孔81m2形
成後、所用部分を公知の機械加工法、放電加工法、グラ
インダーによるカッディング法、その他適宜な手段を用
いてカット除去する方法、或いは多孔質層2を形成する
際もしくは形成途中において、第9図に示すように使用
部分にマスキング部材12を載置して溶剤剤を溶射し、
しかる後にマスキング部材12を取り去るという方法な
どを採用することにより、凹状又は凸状模様形成部を形
成することができる。更に、多孔質層2の凹状又は凸状
模様形成部は、多孔質層2の下側に中間層や下地溶射被
膜層を形成する場合、これら中間層や下地溶射被膜層に
凹部又は凸部を形成したり、或いはモールド本体の表面
に四部又は凸部を形成し、これらを覆って溶射膜を形成
することにより凹状又は凸状模様形成部を有する多孔¥
T層2を形成することができる。
なお、第8図に示したように、多孔質層2の下端部にま
で達する凹状模様形成部10aを形成するような場合は
、耐食性等の点か1ら下地溶射波Ilq層11をモール
ド本体1に形成Jることが好ましい。
ここで、下地溶射波Il!J層11を形成する溶射材料
は上述したものと同じものを使用づることができるが、
特に耐食性の良好なものが好ましい。この場合、上側の
多孔質層2と下地溶射被膜層11とは互に同じ材質であ
っても異なった材質であっても差支えない。また、下地
溶射被膜m4形成する場合、その厚さは5μ〜2+mn
とJることができる。
本発明に係るモールドは、多孔質層2を介して耐熱性樹
脂層3を表面に形成したことにより、耐食性が高く、モ
ールドのクリーニング周期を延長できるものであるが、
モールド本体の表面に凹状模様形成部10a又は凸状模
様形成部10bを有する多孔質層2を介して耐熱性樹脂
層3を形成することにより、これによって得られる成型
品13は第10図に示したように、その表面に前記多孔
質層の凸状又は凹状模様形成部に対応した凹状模様部1
4bが形成されたものである。従って、本発明により多
孔質層に前記凹状又は凸状模様形成部が形成されている
ため凸状もしくは凹状模様部を表面に有する装飾効果の
高いゴム又はプラスチック成型品を製造し得るものであ
り、しかも外観の優れたスピユーレス成型品が得られる
ものである。
なお、本発明のモールドを使用してゴム又はプラスチッ
ク成型品を製造する場合、このモールドキャビティ内に
所用のゴム又はプラスチック材料を供給し、所用の圧力
、温度で公知の方法によって成形する。
以下、実施例及び比較例を示すが、本発明は下記の実施
例に限定されるものではない。
[実施例1] 190X190X2.3mmの鉄板を#60アルミナグ
リッドでブラスト処理した後、溶射材に40(昭和電工
社製、アルミナ−チタニア、粒径5〜25μ)を鉄板表
面にプラズマ溶射し、微細空孔を有する厚さ約30μの
溶射被膜層を形成した。
次いで、フッ素樹脂エナメル用下塗り材850−314
(デュポン社!ll)及び四フッ化エチレン重合体]ニ
ナメル液851−221 (デュポン社f!IJ)を溶
射被膜層の上に焼付けて厚さ約15μのフッ素樹脂層を
形成した試験片を作成した。
[実施例21 フッ素樹脂層の厚さが25μである以外は実施例1と同
様にして試験片を作成した。
[実施例3] 190X190X2.3關の鉄板を#60アルミナグリ
ッドでブラスト処理した後、溶射剤に40を鉄板表面に
プラズマ溶射し、微細空孔を有Jる厚さ約30μの溶射
被膜層を形成した。次いで、フッ素樹脂エナメル用下塗
り材856−301(デュポン社製)及び四フフ化エチ
レン−六フツ化プロピレン共重合体エナメル液85]−
204(デュポン社製)を溶射被膜層の上に焼付けて厚
さ約15μのフッ素樹脂層を形成した試験片を作成した
[比較例] 190x190X2.3wの鉄板を#60アルミナグリ
ッドでブラスト処理した後、直ちにフッ素樹脂エナメル
用下塗り剤850−314及び四フフ化エチレン重合体
エナメル液851−221を鉄板表面に焼付けて厚さ約
25μのフッ素樹脂層を形成した試験片を作成した。
空気拡散テスト 第11図へに示づような凹部a (寸法200wm+X
200wX8mm>を有するモールドbの上記凹部a内
に第11図Bに示すような試験片C(寸法190mmX
 190ywmX 2 、3ynm)を入れ、その上か
らゴムシートdをのせた。このゴムシートdは第11図
Gに示すように下板e (寸法160w+WAX160
wmx 3 、2wm)上に上板[(寸法160WX 
160mmX 6 、3wIwI)が積層され、かつこ
の上板f上の中央部に小板g (寸法90 wm X 
90 ym X6.3關)が積層されてなるもので、上
記下板Cの中央部には第11図りに示したように空気溜
り孔h (寸法5wmX5wmX3.2m)が形成され
ているものである。
次いで、上記ゴムシートdを押圧し、その下板eの空気
溜り孔り内の空気を試験片Cに移行させるようにし、空
気がこの空気溜り孔りから消失するか否かを評価した。
その結果を第1表に示す。
第1表 *加硫回数:空気拡散テストに先立ら試験片表面をタイ
ヤ用配合ゴムと重ね合せて、 所定回加硫操作を繰返した。これは 空気拡散能力の耐久性を評価するた めに実施した。
評優!!準 ◎:完全に空気消失 0〜O:極めて僅かに空気の残留が認められる×:空気
残留
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図はそれぞれ本発明モールドの一実施例
を示す一部省略断面図、第9図シよ本発明モールドを製
造する一態様を説明する概略断面図、第10図は本発明
によって得られた成型品の一例を示す概略断面図、第1
1図A−Dは空気拡散テストに用いた部材を示し、A−
Cがぞれぞれ斜視図、Dが断面図である。 1・・・モールド本体、 2・・・通気性多孔質層3・
・・耐熱性樹脂層。 第11図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ゴム又はプラスチック成形材料をモールド内に供給
    し、ゴム又はプラスチック成型品を製造する方法におい
    て、モールドとして前記成形材料が接触するモールド本
    体表面の少な(とも一部に通気性多孔質層を形成し、か
    っこの多孔質層を覆って通気可能な耐熱性樹脂層を形成
    してなるモールドを使用し、前記ゴム又はプラスチック
    成形材料をこのモールドに供給して成型品をvJ造する
    ことを特徴とするスピユーのないゴム又はプラスチック
    成型品の製造方法。 2、多孔質層が金属粉粒物、金H酸化物、金属窒化物、
    金属炭化物、金属けい化物、金属硼化物及びこれらの混
    合物から選ばれる無機金属化合物を含有する金属粉粒物
    、並びに金RII!化物、金属窒化物、金属炭化物、金
    属けい化物、金属硼化物及びこれらの混合物から選ばれ
    る無機金ml>粒物よりなる群から選ばれる1種以上の
    粉粒物の溶射被膜層である特許請求の範囲第1項記載の
    製造方法。 3、耐熱性樹脂層が耐熱性樹脂エナメル液を多孔質層の
    上に塗付し焼き付けることにより形成されたものである
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の製造方法。 4、耐熱性樹脂がフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリア
    ミドイミド樹脂、ポリオキシベンゾエート樹脂、ポリ1
    −−チルサルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテル
    エーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂
    、ポリアクリレート樹脂、ポリエチレンフタレート樹脂
    、ポリブチレンフタレート樹脂、ポリエチレン−ブチレ
    ンフタレート樹脂、ポリキシリレン樹脂、ポリアリルエ
    ーテル樹脂及びアリレン・イソプロピリデン樹脂から選
    ばれた1s以上である特許請求の範囲第3項記載の製造
    方法。 5、多孔質層の厚さが5μ〜5IIl?11である特許
    請求の範囲第1項乃至第4項いずれか記載の製造方法。 6、耐熱性樹脂層の厚さが5μ〜1fiである特許請求
    の範囲第1項乃至第5項いずれか記載の製造方法。 7、通気性多孔質層とモールド本体との間に中間層を形
    成した特許請求の範囲第1項乃至第6項いずれか記載の
    ¥!J造方法。 8、ゴム又はプラスチック成形材料が接触するモールド
    本体表面の少なくとも一部に通気性多孔質層を形成し、
    かつこの多孔質層を覆って通気可能な耐熱性樹脂層を形
    成してなることを特徴とづるスピユーのないゴム又はプ
    ラスチック成形品を製造するためのモールド。 9、多孔質層が金属粉粒物、金属酸化物、金属窒化物、
    金属炭化物、金属けい化物、金属硼化物及びこれらの混
    合物から選ばれる無機金属化合物を含有する金属粉粒物
    、並びに金WAIlI化物、金属窒化物、金属炭化物、
    金属けい化物、金属硼化物及びこれらの混合物から選ば
    れる無機金属粉粒物よりなる群から選ばれる1秒以上の
    粉粒物の溶射被膜層である特許請求の範囲第8項記載の
    モールド。 10、耐熱性樹脂層がフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポ
    リアミドイミド樹脂、ポリオキシベンゾエート樹脂、ポ
    リエーテルサルホン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエーテ
    ルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
    脂、ポリアクリレート樹脂、ポリエチレンフタレート樹
    脂、ポリブチレンフタレート樹脂、ポリエチレンーブヂ
    レンフタレート樹脂、ポリキシリレン樹脂、ポリアリル
    エーテル樹脂及びアリレンイソプロビリデン樹脂から選
    ばれた1種以上の耐熱性樹脂により形成されたものであ
    る特許請求の範囲第8項又は第9項記載のモールド。 11、多孔質層の厚さが5μ〜5Bである特許請求の範
    囲第8項乃至第10項いずれか記載のモールド。 12、耐熱性lN11Bの厚さが5μ〜1關である特許
    請求の範囲第8項乃至第11項いずれが記載のモールド
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6478811A (en) * 1987-09-22 1989-03-24 Shigeru Kogyo Kk Mold for injection molding and manufacture thereof
JP2015164780A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫用金型
WO2019096419A1 (en) * 2017-11-20 2019-05-23 W.L. Gore & Associates Gmbh Vent element for arranging within a vent hole of a mold and mold comprising such vent element

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JP2015164780A (ja) * 2014-03-03 2015-09-17 住友ゴム工業株式会社 タイヤ加硫用金型
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