JPS60252849A - 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機 - Google Patents

摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機

Info

Publication number
JPS60252849A
JPS60252849A JP59261244A JP26124484A JPS60252849A JP S60252849 A JPS60252849 A JP S60252849A JP 59261244 A JP59261244 A JP 59261244A JP 26124484 A JP26124484 A JP 26124484A JP S60252849 A JPS60252849 A JP S60252849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder member
brake device
thrust force
gear
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59261244A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH042828B2 (ja
Inventor
Mitsuhiko Okada
岡田 光彦
Kunio Morisawa
邦夫 森沢
Michitaka Kagami
道孝 各務
Nobuyuki Kato
信幸 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP59261244A priority Critical patent/JPS60252849A/ja
Priority to DE8585106535T priority patent/DE3577593D1/de
Priority to DE87117240T priority patent/DE3587586T2/de
Priority to EP85106535A priority patent/EP0163290B1/en
Priority to EP87117240A priority patent/EP0264970B1/en
Publication of JPS60252849A publication Critical patent/JPS60252849A/ja
Priority to US07/170,104 priority patent/US4784018A/en
Publication of JPH042828B2 publication Critical patent/JPH042828B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、則動車等車両に搭載される変速機に関し、更
に詳しくは、摩擦多板係合形式のブレーキ装置を備えた
変速機に係る。
〔従来の技術〕
自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式無段変速
装置とその補助変速装置を備えた変速機が提案されてい
る。
ベルト式無段変速装置は、一方の回転軸と他方の回転軸
にそれぞれV字形断面の周溝を有する入力プーリと出力
ブーりが配設されており、伝動ベルトが入力プーリと出
力プーリの周溝に巻き掛けられて掛は渡されている。そ
して、入力プーリと出力プーリのV字形断面の周溝の幅
が相対的に変えられることにより、一方の回転軸がら他
方の回転軸に回転動力が無段階に変速されて、伝達され
るようになっている。
ベルト式無段変速装置は、一方向回転の変速のみであり
、逆転の変速すなわち前後進の切換えはできない構成と
なっている。このため、自動車等車両の変速機として使
用するためには、ベルト式無段変速装置に付属して、前
後進切換変速機構を具備する補助変速装置が備えられる
。そして、この補助変速装置には、普通、前後進切換変
速機構と共に、前進について2段程度の変速切換機構が
備えられる。
補助変速装置は、一般には、遊星歯車装置、クラッチ装
置、ブレーキ装置等から成っている。遊星歯車装置は、
周知の如く、サンギヤ、プラネタリギヤ、リングギヤの
各要素から成っている。ブレーキ装置はこれら遊星歯車
装置の要素をケース部材に固定するために設けられるも
のであり、リングギヤをケース部材に固定する場合には
、ブレーキ装置がリングギヤとケース部材との間に設け
られる。
ブレーキ装置は、周知の摩擦多板係合形式で構成される
ことが多い。ブレーキ装置は摩擦係合部材がピストンに
より押圧されることによりリングギヤをケース部材に固
定するようになっている。
% exドア番よ′す′ダ部材ゝ嵌合6て作動す61う
になっており、シリンダ部材がケース部材と別体に形成
されて設けられる場合には、止めリングによりシリンダ
部材がケース部材に軸方向に対して係止される。そして
、ピストンの作動により反力として生じるシリンダ部材
のスラスト力は止めリングを介してケース部材で受けら
れている。因に、シリンダ部材に生じるスラスト力は2
 ton程度である。
また、遊星歯車装置のリングギヤはプラネタリギヤと噛
合っているが、この噛合いは通常へりカルギヤの噛合い
構成をとっているため、この噛合いによりリングギヤに
はスラスト力が生じる。従来、リングギヤに生じるスラ
スト力は、ブレーキ装置のシリンダ部材のスラスト力と
は別に、ケース部材に受けられるようになっている。因
に、リングギヤに生じるスラスト力は400 kg程度
であり、シリンダ部材に生じるスラスト力より小さい。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述したように、ブレーキ装置のシリンダ部材がケース
部材とは別体で形成され、止めリングでケース部材に軸
方向に対して係止されるときには、シリンダ部材に生じ
るスラスト力は止めリングを介してケース部材で受けら
れるが、シリンダ部材に生じるスラスト力は一般に大き
いため、止めリングが早期に疲労をきたし、ブレーキ装
置の耐久性が低いという問題を生じることがある。
また、従来、遊星歯車装置のリングギヤのスラスト力は
、ブレーキ装置のシリンダ部材のスラスト力とは別にケ
ース部材に受けられるようになっているが、このケース
部材にスラスト力を受けるための構造は、リングギヤと
ブレーキ装置が近接した位置に配置される関係から、複
雑な構造となることが多いという問題を生じることがあ
る。
而して、本発明が解決しようとする問題点は、ブレーキ
装置のシリンダ部材がケース部材とは別体で形成され止
めリングによりケース部材に係止される場合であっても
、止めリングの早期疲労を防止し耐久性を高めると共に
、併せて、遊星歯車装置のりングギャのスラスト力を受
ける構造を簡単な構造とすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ブレーキ装置のシリンダ部材に生じるスラス
ト力方向と遊星歯車装置のリングギヤに生じるスラスト
力方向が逆向きとなるように配設し、シリンダ部材とリ
ングギヤとを当接させてスラスト力を相殺させることに
より、上述の問題点の解決を図るものである。
具体的には、本発明にかかる摩擦多板係合形式のブレー
キ装置を備えた変速機は、次の手段をとる。
すなわち、遊星歯車装置のリングギヤとケース部材との
間に摩擦多板係合形式のブレーキ装置が設けられる変速
機において、ブレーキ装置にはピストンが嵌合するシリ
ンダ部材がケース部材とは別体に形成されて設けられて
おり、シリンダ部材は止めリングによりケース部材に軸
方向に係止されてシリンダ部材に生じるスラスト力がケ
ース部材により受けられており、遊星歯車装置のリング
ギヤはシリンダ部材に生じるスラスト力方向と逆向きの
スラスト力が生じるように配設されており、シリンダ部
材とリングギヤはスラスト力を対向して受けるように当
接して配設される手段をとる。
〔作用〕
上述の手段によれば、遊星歯車装置のリングギヤに生じ
るスラスト力は、ブレーキ装置のシリンダ部材で受けら
れ、シリンダ部材に生じるスラスト力はリングギヤに生
じるスラスト力分だけ低減される。したがって、シリン
ダ部材のスラスト力を受ける止めリングにかかる荷重も
、従来よりリングギヤのスラス、トカ分だけ小さくなる
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の一実施例の変速機のスケルトン図を示
す。
この実施例の変速機は、第2図に示すように、大別して
、フルードカップリング装置50、ベルト式無段変速装
置100、補助変速装置200、減速用歯車装置300
、差動歯車装置350から成っている。
これらの各装置は、変速機のケース部材内に装備されて
いる。ケース部材はフルードカップリングケース部材1
0、主ケース部材12、カバ一部材14から成っている
そして、これらの各ケース部材により各装置を収容する
室が形成されている。フルードカップリングケース部材
10によりフルードカップリング装置室52が形成され
、フルードカップリング装置50が配置されている。主
ケース部材12とカバ一部材14によりベルト式無段変
速装置室102が形成され、ベルト式無段変速装置10
0が配置されている。また、第2図で見て、主ケース部
材12の下方位置には主ケース部材12により補助変速
装置室202が形成され、補助変速装置200が配置さ
れている。更に、第2図で見て、フルードカップリング
ケース部材lOの下方位置には、フルードカップリング
ケース部材10によりデフ室302が形成され、減速用
歯車装置300、差動歯車装置350が配置されている
以下、各装置について順次説明する。
フルードカップリング装置50 フルードカップリング装置50は、フルードカップリン
グ54と直結クラッチ60とから成っている。フルード
カップリング54はポンプ羽根車56とタービン羽根車
58から成っており、ポンプ羽根車56は不図示のエン
ジンクランクシャフトに連結され、タービン羽根車58
はベルト式無段変速装置100の入力軸となる大力プー
リ110の回転軸104に連結されている。フルードカ
ップリング54は、周知の如く、流体(油)を介して動
力伝達を行うものであり、エンジンの回転動力をベルト
式無段変速装置100に伝達する。
直結クラッチ60は、その作動によりエンジンの回転動
力を入力プーリ110の回転軸104にそのまま伝達す
る。動力伝達がフルードカップリング54を介して行わ
れるときには、流体伝達であるため、すべりを生じ減速
して伝達されるが、直結クラッチ60によるときには、
すべりがなくそのまま伝達される。この直結クラッチ6
0は、いわゆる燃料消費率を向上させるために備えられ
るものであり、普通には、高速走行時に作動されるよう
になっている。
ベルト式無段変速装置100 ベルト式無段変速装置100は、入力プーリ110と出
力プーリ150から成っている。大力プーリ110は固
定プーリ112と可動プーリ114とから成っている。
固定プーリ112は回転軸104と一体に形成されてお
り、可動プーリ114は回転軸104に軸方向には移動
可能であるが、回転方向には一体的に取付けられている
入カブ−IJ 110の回転軸104は、両側の、主ケ
ース部材12の隔壁部材12aと、カバ一部材14に、
ベアリング122.124を介して回転可能に支承され
ている。
固定ブーIJ 112と可動プーリ114との対向プー
リ面112a、114aは、断面V字形の周溝116に
形成されており、この周#116に伝動ベル)190が
巻き掛けられている。周溝116の幅は可動プーリ11
4の軸方向移動により変えられ、伝動ベル)190が巻
き掛けられる有効径が変えられるようになっている。な
お、可動ブーl7114は、背部の油圧シリンダ装置1
30によって軸方向移動が行われるようになっている。
出力プーリ150も、おおよそ人力プーリ110と同様
に構成されている。すなわち、固定プーリ152と可動
プーリ154から成っており、固定ブーI7152と一
体の回転軸180に、可動プーリ154が回転方向には
一体であるが、軸方向には移動可能に取付けられている
。なお、出力プーリ150の固定ブーIJ 152と可
動プーリ154の配置は、入力プーリ110の場合と左
右逆となっている。これは、大力プーリ110と出力プ
ーリ150の各周溝116.166の幅が変えられたと
きにおける、伝動ベル)190の位置状態を直線状態と
するためである。
出力プーリ150の回転軸180も、入力プーリ110
の場合と同様に、両側の、主ケース部材12の隔壁部材
12aと、カバ一部材14に、ベアリング162.16
4を介して支承されている。
また、固定プーリ152と可動ブーIJ 154と形の
周溝166に形成されており、この出カブ−IJ 15
0の周溝166と大力プーリ110の周溝116に伝動
ベルト190が巻き掛けられる。そして、出力プーリ1
50も、可動プーリ154の軸方向移動により、伝動ベ
ルト190が巻き掛けられる位置の有効径が変えられる
ようになっている。なお、可動プーリ154の軸方向移
動は、背部の油圧シリンダ装置170によって制御され
て行われるようになっている。
伝動ベルト190は、詳細構造の図示は省略したが、通
常、無端キャリアと動力伝達ブロックとから構成されて
おり、無端キャリアは、薄層の金属フープが複数個積層
されて形成されている。そして、このように形成された
無端キャリアに、複数個の動力伝達ブロックが数珠繋ぎ
に互いに隣接して配設されて、伝動ベルト190が構成
されている。
ベルト式無段変速装置100は上述のように構成されて
いることにより、伝動ベルト190を介して入カブ−I
J l 10から出力プーリ150に動力伝達が行われ
、このとき、人力プーリ110の有効径が変えられるこ
とにより、出力プーリ150には無段階に変速して伝達
される。
補助変速装置200 補助変速装置200は、前述のベルト式無段変速装置1
00の出力側に設けられており、ラビニ゛ オ型複合遊
星歯車装置210と、2個のブレーキ装置230.24
0と、1個のクラッチ装置250とから成っている。
ラビニオ型複合遊星歯車装置210は、第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214と、第1のサンギヤ
212に噛み合う第1のプラネタリギヤ216と、この
第1のプラネタリギヤ216と第2のサンギヤ214に
噛み合う第2のプラネタリギヤ218と、第1のプラネ
タリギヤ216に噛み合うリングギヤ220と、第1の
プラネタリギヤ216および第2のプラネタリギヤ21
8を回転可能に支持するキャリヤ222の各要素から成
っている。
上述のラビニオ型複合遊星歯車装置210の各要素と、
2個のブレーキ装置230.240、および1個のクラ
ッチ装置250は、出カブ−17150の回転軸180
と減速用歯車装置300の出力軸310の間で、次のよ
うに連結されている。
第1のサンギヤ212はクラッチ装置250を介して回
転軸180と連結され、第2のサンギヤ214は回転軸
180とスプライン嵌合により直接連結されている。ま
た、第1のサンギヤ212は隔壁部材12aとの間にブ
レーキ装置230を備えている。同様に、リングギヤ2
20は隔壁部材12aとの間にブレーキ装置240を備
えている。
そして、キャリヤ222が出力部材として、減速用歯車
装置300の出力軸310にスプライン嵌合により連結
されている。
上述の連結構成により、補助変速装置200は、2個の
ブレーキ装置230.240と、1個のクラッチ装置2
50の選択的作動により、前進2段後進1段の変速段が
得られる。
前進第1速 ブレーキ装w230を作動状態、クラッチ
装置250およびブレーキ装置240を非作動状態とす
ることにより確立される。この状態では、回転動力は第
2のサンギヤ214がら入力され、この第2のサンギヤ
214により第1のプラネタリギヤ216および第2の
プラネタリギヤ218が回転させられ、ブレーキ装置2
30により固定された第1のサンギヤ212上を遊星回
転する公転回転が、キャリヤ222がら減速して出力軸
310に取り出される。
前進第2速 クラッチ装置250を作動状態、ブレーキ
装置230および240を非作動状態とすることにより
確立される。この状態では、回転動力は第1のサンギヤ
212および第2のサンギヤ214から同時に入力され
、ラビニオ型複合遊星歯車装置210は一体的回転状態
となる。このため、キセリャ222には入力回転がその
まま取り出される。
後進 ブレーキ装置240を作動状態、クラッチ装置2
50およびブレーキ装置230を非作動状態とすること
により確立される。この状態では、回転動力は第2のサ
ンギヤ214から入力され、この第2のサンギヤ214
により第1のプラネタリギヤ216および第2の1ラネ
タリギヤ218は回転させられ、ブレーキ装置240に
より固定されたリングギヤ220の内歯上を遊星回転す
る公転回転が、キャリヤ222がら逆回転状態で、かつ
減速して取り出される。
この実施例の補助変速装置200は、ベルト式無段変速
装置100から後の動力伝達径路位置に設けられている
ため、ベルト式無段変速装置1゜Oを小型とすることが
できる。すなわち、補助変速装置200は、ベルト式無
段変速装置100より前の動力伝達径路位置に設けられ
る場合には、補助変速装置200でトルク増大が行われ
ることから、ベルト式無段変速装置10’0を大容量の
大型に構成する必要が生じる。しかし、この実施例のよ
うに、ベルト式無段変速装置100の後に設ける場合に
は、トルク増大はベルト式無段変速装置100の後で行
われるため、ベルト式無段変速装置100の容量は少な
くて済み、小型とすることができる。
また、ベルト式無段変速装置100の前に補助変速装置
200が配設される場合には、ベルト式無段変速装置1
00の伝動ベルト190は正逆両回転するため、伝動ベ
ル)190の使用が過酷となり、耐久性が低下する。し
かし、この実施例のように、前後進の切換えを禎助変速
装f&200でベルト式無段変速装置100の後で行う
ときには、伝動ベルト190の回転は常に同一回転方向
となり、伝動ベルト190の耐久性を向上させることが
できる。
以上、この実施例では、補助変速装置200をベルト式
無段変速装置100の出力側に設けた場合について説明
したが、勿論、ヘルド式無段変速装置100の入力側に
配置した場合であってもよい。
第1図は、上述した補助変速装置200の詳細構造を示
す。この第1図に示す補助変速装置200の構造におい
て、ブレーキ装置240と遊星歯車装置210のリング
ギヤ220の構造が、本発明が特徴とする構造となって
いる。
!@Iv!Jに示すように、ブレーキ装置240は、摩
擦多板係合形式で形成されている。このブレーキ装置2
40は遊星歯車装置210のリングギヤ220と隔壁部
材12aに形成されたドラム状部位12Cとの間に、デ
ィスクプレートと摩擦プレートが重ね合わされて配設さ
れた摩擦係合部材242が、配設されている。断面口字
形のシリンダ部材244にピストン246が嵌合されて
おり、シリンダ部材244により郭定されて形成された
作動油室248に作動油圧が供給されることにより、ピ
ストン246が作動し、摩擦係合部材242が停台状態
となり、リングギヤ220を隔壁部材12aに固定状態
とする。ピストン246にはリターンスプリング238
が配設されており、ピストン246を作動状愈から戻す
ようになっている。
シリンダ部材244は、その半径方向外方端が止めリン
グ236により隔壁部材12aのドラム状部位12cに
軸方向位置が決められて止められており、内方端がリン
グギヤ220の外方への突出部位220aと軸方向に部
材238を介して当接して配設されている。なお、部材
238はシリンダ部材244とリングギヤ220の突出
部位220aが相対回転摺動するとき、滑らかに行うこ
とができるようにするためのいわゆる軸受部材であり、
銅材料で形成されている。また、リングギヤ220は第
1図で見てその右端が部材400を介してキャリヤ22
2と接触しているが、後述するようにリングギヤ220
のスラスト力方向は第1図で見て左方向となっているた
め、部材400にはあまり荷重がかからなく、このため
部材400は樹脂で形成されている。
ブレーキ装置240は、その作動状態でシリンダ部材2
44にピストンの作動反力として第1図で見て右方向の
スラスト力(約’l ton程度)が生しる。なお、リ
ングギヤ220は第1のプラネタリギヤ216との噛合
いがへりカルギヤの噛合いとなっていることによりスラ
スト力(約400 kg程度)が生じるが、このスラス
ト力の方向は前述乳 のシリンダ部材244に生じるスラスト力方向とは逆方
向の第1図で見て左方向となるように配設されている。
したがって、シリンダ部材244とリングギヤ220の
スラスト力は対向するスラスト力となっている。この両
スラストカは、シリンダ部材244の内方端とリングギ
ヤ220の突出部位220aとが当接して配設されてい
ることにより相殺される。この場合、リングギヤ220
のスラスト力よりシリンダ部材244のスラスト力の方
が大きいため、シリンダ部材244のスラスト力は見掛
は上、リングギヤ220のスラスト力分だけ低減された
状態となる。このため、シリンダ部材244のスラスト
力を受ける止めリング236も、リングギヤ220のス
ラスト力分だけ減少して受け持てば良くなり、強度的に
有利となり、早期疲労が防止され、耐久性の向上を図る
ことができる。
なお、第1図において、もう一つのブレーキ装置230
は、周知のブレーキバンド形式で構成されており、クラ
ッチ装置250のドラム部材258の外周に配設されて
いる。
また、クラッチ装置250は、ブレーキ装置2′40と
同様に摩擦多板係合形式で形成されており、回転軸18
0の回転動力を遊星歯車装置210の第1のサンギヤ2
12に伝達するようになっている。
減速用歯車装置300 減速用歯車装置300は、第2図に示すように、出力軸
310に設けられたギヤ312が、中間軸320の第1
のギヤ322と噛合い、中間軸320の第2のギヤ32
4が最終減速ギヤ330と噛合って構成されている。こ
れらの各ギヤの噛合いは減速回転させられる構成とされ
ている。これにより、補助変速装置200からの回転は
、この減速用歯車装置300により減速して差動歯車装
置350に伝達される。
差動歯車装置−3′50 差動歯車装置350は、最終減速ギヤ330に周知の構
成で備えられている。すなわち、左右一対のサイドギヤ
352.354に、ピニオンシャフト360に支持され
たピニオン356.358が噛合っており、回転動力は
デフケース362から、ピニオンシャフト360、ピニ
オン356.358を経て、サイドギヤ352.354
に伝達され、サイドギヤ352.354から駆動軸37
0.372を経て不図示の車輪に伝達される。そして、
左右車輪の差動回転は、ピニオン356.358の回転
により許容されるようになっている。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、ブレーキ装置の
シリンダ部材と遊星歯車装置のりングギャとを当接させ
、リングギヤのスラスト力をシリンダ部材で受けシリン
ダ部材のスラスト力を低減させることにより、シリンダ
部材をケース部材に係止する止めリングにかかる荷重を
小さくすることができるため、止めリングの早期疲労を
防止することができ、ブレーキ装置の耐久性を高めるこ
とができる。
また、遊星歯車装置のリングギヤは、シリンダ部材と当
接させる構造とするのみで、そのスラストカが受けられ
るため、従来に比ベスラストカを受ける構造を比較的簡
単な構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる摩擦多板係合形式のブレーキ装
置を備えた変速機の一実施例としてベルト式無段変速装
置に付属して設けられる補助変速装置の詳細構造を示す
断面図、第2TyJは変速機全体を示すスケルトン図で
ある。 符号の説明 12・−・−生ケース部材(ケース部材)12 a−−
−−−一主ケース部材の隔壁部材(ケース部材) 12 c−−−−−−ドラム状部位 210−・・−ラビニオ型複合遊星歯車装置220−−
−−−リングギヤ 236−−−−−−止めリング 240−−−・−ブレーキ装置 244−−−−−−シリンダ部材 246−・−ピストン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、遊星歯車装置のりングギャとケース部材との間に摩
    擦多板係合形式のブレーキ装置が設けられる変速機にお
    いて、 前記ブレーキ装置にはピストンが嵌合するシリンダ部材
    がケース部材とは別体に形成されて設けられており、シ
    リンダ部材は止めリングによりケース部材に軸方向に係
    止されてシリンダ部材に生じるスラスト力がケース部材
    により受けられており、遊星歯車装置のリングギヤtよ
    シリンダ部材に生じるスラスト力方向と逆向きのスラス
    ト力が生じるように配設されており、シリンダ部材とリ
    ングギヤはスラスト力を対向して受けるように当接して
    配設されていることを特徴とする摩擦多板係合形式のブ
    レーキ装置を備えた変速機。
JP59261244A 1984-05-28 1984-12-11 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機 Granted JPS60252849A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59261244A JPS60252849A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機
DE8585106535T DE3577593D1 (de) 1984-05-28 1985-05-28 Stufenlos veraenderbares riemengetriebesystem.
DE87117240T DE3587586T2 (de) 1984-05-28 1985-05-28 Getriebe-System.
EP85106535A EP0163290B1 (en) 1984-05-28 1985-05-28 Belt type continuously variable transmission system
EP87117240A EP0264970B1 (en) 1984-05-28 1985-05-28 Transmission system
US07/170,104 US4784018A (en) 1984-05-28 1988-03-07 Belt type continuously variable transmission system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59261244A JPS60252849A (ja) 1984-12-11 1984-12-11 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10821684A Division JPS60252857A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 ベルト式無段変速機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60252849A true JPS60252849A (ja) 1985-12-13
JPH042828B2 JPH042828B2 (ja) 1992-01-21

Family

ID=17359138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59261244A Granted JPS60252849A (ja) 1984-05-28 1984-12-11 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60252849A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115270A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 三菱レイヨン株式会社 デユアル構造タバコフイルタ−

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62115270A (ja) * 1985-11-13 1987-05-26 三菱レイヨン株式会社 デユアル構造タバコフイルタ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH042828B2 (ja) 1992-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5230670A (en) Friction roller type continuously variable transmission
US5865289A (en) Hydraulic engagement apparatus for automatic transmissions
US20180274643A1 (en) Automatic transmission
EP1391636A2 (en) Power transmission system in vehicle
JPH0218459B2 (ja)
EP0851149A1 (en) A planetary gear mechanism
US4484493A (en) Cone pulley V-belt continuously variable transmission
JPH09144835A (ja) 無段変速機
US20040159521A1 (en) Lubricating structure of friction engaging device
US3564938A (en) Transmission and control
US4307628A (en) Automatic power transmission for transverse engine for front-drive vehicle
JPS60252857A (ja) ベルト式無段変速機
JP3439315B2 (ja) 自動変速機
KR100692337B1 (ko) 벨트식 무단 변속기
JPS60252849A (ja) 摩擦多板係合形式のブレ−キ装置を備えた変速機
WO2017022699A1 (ja) 動力分割式無段変速機及びオイル供給構造
JPS596459A (ja) 連続的に可変の伝動装置
US4255983A (en) Automatic transmission with governor driving arrangement
JPH01283458A (ja) 車両用ベルト式無段自動変速装置
JPH0478860B2 (ja)
JP4012273B2 (ja) 多板式摩擦係合装置
JPH01283463A (ja) 車両用ベルト式無段自動変速装置
JPH0562260B2 (ja)
JPH0345260B2 (ja)
JPH09315168A (ja) 車両用駆動装置