JPS60252004A - キヤスタ−付家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はキャビネット、ロッカーなどキャスターを有す
る家具に関する。

従来例の構成とその問題点 一般にこの種の家具は移動を容易にすることと、設置状
態を安定にすることが要望されている。

ところで移動を容易にするためにキャスターを細膜する
と設置状態が安定しなく、一方、設置状態を安定にする
ために座脚を付設すると、移動が行いにくいという問題
がある。

このようなことから実公昭４３−１４５５６号公報に見
られるようにキャスターを有していて、しかも安定に設
定できる手段が考えられている。す々わち、このものは
第７図に示すように家具本体１の下部にボールキャスタ
ー２を組み合わせたゴム製の塵灰３を付設したもので、
移動時には前記下反対につけかえ、塵灰３を床面４に当
接する構また据付時において、地震等に対しては必ずし
も安全とはいえない。前記地震に対しても安全な据付を
維持するには、第９図に示すように固定部材？ ６を用いたり、あるいけ第一図に示す前方が高くなる台
座６を用いるが、特別な部材を必要とするとともに、移
動を容易にする所期の機能は得られない。

発明の目的 本発明は前記従来の問題に留意し、移動が容易で、据付
が安定し、しかも地震に対しても安全であるキャスター
付家具を提供することを目的とするものである。

発明の構成 前記目的を達成するため、本発明は下部が開口したカッ
プ状の着床部材内にキャスターを配設し、このキャスタ
ーを上下動軸により着床部材の下方に突出自在とし、前
記上下動軸にはキャスターを囲む上下部開口のカップ状
の可動部材を設け、この可動部材と着床部材間にゴム等
よりなる可撓板を張設してなる塵灰を家具本体の下部に
装着した構成とし、キャスターを下動させた状態におい
て家具の移動に供し、キャスターを上動し、かつ可撓板
を上動させて床面との間に真空空隙を形成して着床に真
空吸引力を作用させ、もって極めて安定な着床状態を得
ることができるものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第１図および第２図にもとつき
説明する。

図において７はキャビネットであり、その下部には塵灰
８を収りつけている。前記塵灰８は荷重を十分に支え得
る金属よりなる下部開口のカップ状の着床部材９と、前
記着床部材９の中心部に位置するキャスター１０と、前
記キャスター１０を下端に結合した上下動軸１１と、前
記上下動軸１１に保合し、かつ、キャスター１ｏを囲む
ように設けられた下部開口のカップ状の可動部材１２と
、内周縁が前記可動部材１２の下端に気密に結合され、
かつ、外周縁が着床部材９下端に気密に結合された軟か
いゴムなど弾性を有するドーナｙ板状の可撓板１３と、
前記着床部材９を結合し、かつ上下動軸１１を軸受する
フレーム１４より構成されている。前記上下動軸１１は
ねじ１５を有し、軸受部材１６に螺合して回動すること
により上下動するようになっており、その回動は上下動
軸Ｉの上部に設けた操作棒１７によって行なうようにな
っている。またフレーム１４は棒状に構成され、前記操
作捧１７が枠部１８内に位置するようになっており、一
部に突片１９を有し、この突片１９をキャビネット７に
固着することによって塵灰８をキャビネ、ト了に取付け
るようになっている。

なお、図中の２０は床面、２１はパツキンを示す。

上記構成において、操作棒１７を操作して上下材９のト
鯉より下方に突出し、す々わちキ・ヤスター１０が床面
２ｏに接し、着床部材９は床面２０よシ浮き上がった状
態となる。したがってキャスター１０の機能によりキャ
ビネット７の移動を容易にできる。

つぎに上下動軸１１を上動させるとキャスター１０け床
面２０より離れ、着床部材９が着床する。

さらに上下動軸１１を上方に移動させると、この可動軸
１１に係合しているカップ状の可動部材１２が上動し、
内周縁を前記可動部材１２に結合した可撓板１３は図示
点線のようにたわみ、すなわへ床面２０との間に真空空
隙を形成する。したがって、着床部材９は荷重による床
面２０への圧接に加えて真空による吸着力が作用し、床
面２ｏに対して非常に強い力で着床関係をもつ。このた
め、キャビネット７の据付状態か安定することはもとよ
り、地震があっても前記着床がゆるむことがなく安全性
が向上する。

なお、前記真空吸着による着床において、床面２ｏは平
滑な面をもつタイル床等にするわけであるか、真空吸着
を接続するために床面２ｏの面にワックスなど粘性物を
塗布することが好ましい。

−１だ、真空吸着が経時的に緩んだ場合には、上下動体
１１を下動させ、その後に上動させて可撓板１３と床面
２０間にふたたび真空空隙を形成させる。

第３図ｔｄ本発明の他の実施例を示し、このものは傘歯
車２２．２３を用いて上下動棒１１を上下動させる構成
としたものであり、操作部２４をフレーム１４の外側に
位置させ、キャスター１０の移動および真空吸着操作を
容易にてきるようにしている。

第４図は前記第３図に示す変形を示し、とのもと のは２つの塵灰８，８′の可動部が共動させ、その操作
を容易にしたものであり、すなわち、連動杆２５を設け
この連動杆２５の両端に設けた傘歯車２６．２６’を２
つの塵灰８，８′における傘歯車２２．２２’に噛み合
わせて連動する構成としている。

第５図に示すものは前記第４図における２つの塵灰８，
８′間の間隔を家具の大きさに応じて調節できるように
したものであり、連動杆２５を互に嵌合し合う２つの部
材２５ａ　、２５ｂにより構成し、軸方向にスライドで
きるように構成している。

第６図に示すものは前記塵灰８における真空空隙の真空
度をチェックできるようにしたものであり、すなわち可
動部材１２内に臨むパイプ２７を設け、この負圧信号を
フレーム１４の外側に設けた計器２８によって判断てき
るようにしている。

発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明のキャスタ
ー付家具は、ギヤスターによって移動か容易にできるこ
とはもとより、着床部材の着床が真空吸引力を利用して
安定化し、地震等によって家具か倒れるという危険性か
少なく、その価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のキャスター付家具の要部断
面図、第２図は同キャスター付家具全体の正面図、第３
図は本発明の他の実施例のキャスター伺家具の要部断面
図、第４図は本発明の他の実施例のキャスター付家具の
要部前面図、第５図ａは第４図における連結杆の前面図
、第５図すは第８オと従来の他の例における家具の設置
状態の側面図である。 ア・・・・・・キャビネット、８・・・・・・塵灰、９
・・・・・・着床部材、１０・・・・・・キャスター、
１１　・・・・・上下動軸、１２・・・・・・可動部材
、１３・・・・・・可撓板、１４・・・・・フレーム。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 ２ρ　ｆＪ　／θ　ｌど 第５図 第６図 第７図 （久〕 （ｂ） ？ 第ε図 第デ図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）下部が開口したカップ状の着床部材と、上下動軸
   の下端に結合され、前記着床部材内より下方に突出自在
   なキャスターと、前記上下動軸に連結され、前記キャス
   ターを囲むように設けられた下部開口のカップ状の可動
   部材と、前記可動部材と着床部材間に張設され、上動す
   ることによって床面との間に真空空隙を形成するための
   可撓板とよりなる座脚を構１戊し、前記座脚を家具本体
   の下部に装置し、」―下動軸を操作自在としてなるキャ
   スター付家具。
2. （２）座脚は２側設けられ、それぞれの上下動軸を傘歯
   車と連結杆により連動構成としてなる特許請求の範囲第
   １項記載のキャスター付家具。
3. （３）連結杆は互に軸方向に摺動し合う２つの部材によ
   って構成されてなる特許請求の範囲第２項記載のキャス
   ター付家具。
4. （４）座脚は内部に形成される真空空隙の真空検出手段
   を有し、前記真空検出手段の信号によって動作する計器
   を有する特許請求の範囲第１項に記載のキャスター付家
   具。