JPS6025153B2 - コイン式衣類乾燥機の制御方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロコンピュータによって時間制御される
コイン式衣類乾燥機の制御方法に関し、クールダウン中
にドアを開いた時には、マイクロコンピュータに記憶さ
れ′ている残り時間をリセットして零にせんとするもの
である。

特にコインランドリーで使用されているコイン式衣類乾
燥機に於ては、クールダウン中に使用者が衣類を取出し
てそのまま帰ってしまうことがある。

すると次の使用者が衣類を入れて所定額のコインを投入
しても、残りのクールダウンを行ってそのまま停止して
しまい、その使用者に迷惑をかけることになる。本発明
はこのような欠点を解消せんとするもので、以下図に基
いて説明すると、１は商用電源が供給される電源回路、
２は商用電圧を５Ｖの直流に変換する制御電源供給回路
、３は講出し専用メモリと書込みメモリを内蔵したマイ
クロコンピュータ、４は始動時にマイクロコンピュータ
３が説出し専用メモリの特定番地から運転を開始するよ
うにするためのイニシャルクリアー回路、５はマイクロ
コンピュータ３が時間カウントを行うに必要な基準パル
スを発生するタイムベース回路、６はマイク０コンピュ
ータ３が種々のプログラムを実行するのに必要なクロッ
クパルスを発生させる発信回路、７は外部スイッチ検出
回路で、ドアスィッチやサーモスタット等の開閉状態を
検出してマイクロコンピュータ３に伝えるものであり、
更に８はこの衣類乾燥機の熱源であるガスが正常に燃え
ているか否かを調べる炎検知回路である。

又９はサィリスタドライブ回路で、運転時にサィリスタ
１０の制御極に信号を送り、該サィリスタを導通して排
気ファン駆動モータやドラム駆動モ−夕を回転し、且つ
ガスバルブを開くためのものである。１１はデイジツト
ドライブ回路、１２はセグメントドライブ回路で、両回
路からの信号の組合わせによって時間表示装置１３に運
転の残り時間を２桁の数字で表示するようになっている
。

１４はランプドライブ回路で、該回路を通る信号によっ
て運転ランプ１５を表示する。

以下その動作を第２図のフローチャートに基いて説明す
る。

電源を投入し且つ所定額のコインを投入すると、乾燥ド
ラム及び送風機が回転し且つバーナに点火して熱風乾燥
行程に入る。熱風乾燥行程中はドアの開閉状態を常に調
べており、ドアが開かれてドアスィッチが切れると、こ
のドアスィッチからマイクロコンピュータ３内に入る信
号が無くなるので（逆に言えばこれがドアの開信号とな
る）、それを検知して乾燥ドラムと送風機を停止する。
しかしながらマイクロコンピュータの書込みメモリに記
憶されている熱風乾燥行程の残り時間はそのまま残って
おり、ドアが再び閉鎖されると残りの運転を開始する。
熱風乾燥行程中ドアを開いた時に書込みメモリ内の記憶
を消さないのは、乾きに〈し、木綿の衣類等を先に入れ
て、これが生乾きになってから乾き易い化繊等を入れる
場合があるからである。熱風乾燥行程時間Ｑがあらかじ
め設定されている時間Ｑ，に達するとバーナへのガス供
給を止めて加熱を停止し、選択スイッチの開閉状態を調
べる。この時は乾燥ドラム及び送風機の駆動モｍ外ま回
転を続けている。この選択スイッチはクールダウンを行
うか否かを決定するスイッチで、このスイッチが閉じて
前記マイクロコンピュータ３に信号が入っていればクー
ルダウンを行い、スイッチが開いて信号が入っていなけ
れば（逆に言えばこれがドアの開信号となる）クールダ
ウンを行わない。なおクールダウンとは、加熱は停止し
て乾燥ドラムと送風機のみを運転し、ドラム内の衣類を
風袷することをいう。選択スイッチが閉じていてクール
ダウンを行う場合には、再びドアスィッチの開閉状態を
調べて、閉じている場合には乾燥行程終了ブザーを鳴ら
せる。その鳴動時間はＱ３分である。ドアが開いておれ
ばブザーを鳴動することなく乾燥ドラムと送風機の駆動
モータを停止し、且つマイクロコンピュータ３の書込み
メモリに記憶されているクールダウンの残り時間をリセ
ットして零にする。一方前記ブザーが鳴動して３分間経
過するとこのブザーは停止し、再びドアの開閉状態を調
べる。ドアが開いている場合には、前述と同様に駆動モ
ータを停止すると同時にマイクロコンピュータ内の残り
時間の記憶をリセットする。ドアが閉じている場合には
Ｑ５分間クールダウンを行った後、前述の如く駆動モー
タを停止すると同時に残り時間の記憶をＩＪセットする
。一方前記選択スイッチが開いている場合には駆動モー
タを停止し、ドアが閉じておればＱ３分間終了ブザーを
鳴動して運転を終了する。従ってこの場合にはクールダ
ウンを行わない。以上の如く本発明は、クールダウン中
はマイクロコンピュータの書込みメモリに記憶されてい
る残り時間とドアの開閉状態を常に検査し、ドアスィツ
チからの開信号がマイクロコンピュータ内に入った時は
、ドラム及び送風機駆動用のモータを停止すると共に前
記残り時間の記憶をリセットするようにしているので、
次の運転は必ず最初の熱風乾燥行程から始まり、コイン
ランドリ等に於て次の使用者が所定額のコインを投入し
たにもかかわらず、前の運転の残り時間だけ運転してそ
のまま停止してしまうという従来の欠点を解消すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るコイン式衣類乾燥機の制御部分の
ブロック図、第２図はフローチャートである。 ３．・・・・・マイクロコンピュータ、７・・・・・・
外部スイッチ検出回路。 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 熱風乾燥行程終了後乾燥ドラムと送風機の回転を一
   定時間継続してクールダウンするものに於て、クールダ
   ウン中は、マイクロコンピユータの書込みメモリに記憶
   されている残り時間とドアの開閉状態を常に検知し、こ
   の期間中にドアスイツチからの開信号がマイクロコンピ
   ユータに入つた時は前記残り時間をリセツトして零にす
   るようにしたことを特徴とするコイン式衣類乾燥機の制
   御方法。 ２ 熱風乾燥行程中にドアスイツチから開信号が入つた
   時は、乾燥ドラムと送風機を停止すると共に、前記書込
   みメモリ内の残り時間の記憶をそのまま保持するように
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のコイ
   ン式衣類乾燥機の制御方法。