JPS60250729A - 衛星放送受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は衛星放送受信機に関し、特に受信アンーテナの
向きを簡便に調整できるようにしたものである。

〔背景技術とその問題点〕

静止軌道上の放送衛星から到来する微弱な電波を例えば
家庭用衛星放送受信機において受信しようとするような
場合、受信アンテナを正しく放送衛星に向けて高い感度
で衛星放送電波を受信できるようにすることが望ましい
。因みに衛星放送用電波はｓｕｐ帯域の周波数をもつた
め気象条件の影響を受け易いので、受信信号レベルを常
にできるだけ高い状態に維持することが必要である。

この観点から、従来テレビジョン受像機に関してアンテ
ナの受信信号レベルをテレビジョンモニタの表示画面上
に数値、バー等によって表示する方法が考えられている
。この方法においては、アンテナを調整する人はモニタ
の表示画面上のアンテナ受信レベルをみながら当該アン
テナ受信レベルの表示が最大値になるような位置にアン
テナの向きの調整をし、かくしてアンテナを正しく放送
衛星に向けることができる。

ところがかかる受信アンテナの調整作業は実際上、テレ
ビジョンモニタに放送電波を受信するまでの検出過程、
最大受信レベルの検出過程、現在の受信レベルを最大受
信レベルに一致するまで受信アンテナの向きを方位角及
び仰角について繰返し調整する調整過程などの多くの過
程を経ながら行う必要がある。従って現在どの調整過程
にあるかを簡便にモニタ上に表示できれば、調整者は調
整状態を必要に応じてその都度確認できるので、安心し
て調整作業をなし得ると考えられる。

〔発明の目的〕

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、受信アン
テナの調整状態の表示をできる限り簡便に確認し得るよ
うにした衛星放送受信機を＃！写しようとするものであ
る。

〔発明の概要〕

“　かかる目的を達成するため本発明においては、受信
し得るチャンネルに対応する複数の表示素子を順次配列
し、アンテナ調整モード時複数の表示素子を順次所定の
順序で移って行くように点灯し、かつ当該アンテナの調
整に用いられるチャンネルに対応する表示素子を連続点
灯させることにより、調整者が調整状態を簡便に確認で
きるようにする。

〔実施例〕 以下図面について本発明の一実施例を詳述する。

第１図において、１は衛星放送用（８３用）受信アンテ
ナで、パラボラアンテナでなる。受信アンテナ１に到来
した例えば１２（ＧＨｚ）のＦＭ変調衛星放送電波はＢ
Ｓ用コンバータ２において１（ＧＨｚ）の中間周波ＦＭ
信号Ｓ１に変換され、この信号Ｓ１がケーブル３を介し
て衛生放送受信機を構成するＢＳ用チューナ４の選局部
５に与えられる。

選局部５はチャンネル選択操作器と連動する可変局部発
振回路を有し、選局し得る放送（第１１チヤンネル、第
１５チヤンネルの２つのチャンネルでなる）から選択さ
れた各放送波に対して第２中間周波（例えば１３４．２
６　（ＭＨｚ）又は４０２．７８　（ＭＨｚ）　）に変
換され、この第２中間周波信号Ｓ２が自動利得側＃　（
ＡＧＣ）回路６に与えられる。　ＡＧＣ回路６は第２中
間周波信号Ｓ２が受信可能な信号レベルにあるとき、こ
の信号Ｓ２に含まれている雑音を抑制すると共に所定の
信号レベルのＡＧＣ出力信号Ｓ３を映像・音声処理回路
７に送出する。この映像・音声処理回路７は第２中間周
波のＡＧＣ出力信号Ｓ３に含まれている映像信号及び音
声信号をＦＭ検波すると共に、ベースバンド信号構成の
映像信号ｖＯ及び音声信号ＡＯをＢＳ用チューナ４の出
力として送出する。

この映像信号ｖＯ及び音声信号ＡＯは例えばモニタ８の
映像入力端子及び音声入力端子に接続され、画像及び音
声が再現される。

以上の構成に加えてＢＳ用チューナ４はへ〇Ｃ制御信号
Ｓ４をアンテナ調整指示回路１１に与える。アンテナ調
整指示回路１１は受信アンテナ１の向きが放送衛星に正
しく向いているか否かに応じてその状態を表わすキャラ
クタ信号Ｓ５を映像・音声処理回路７に送出するもので
、例えばマイクロコンピュータ構成の判定制御回路１２
を有する。この判定制御回路１２はブツシュブツシュス
イッチでなるアンテナ調整スイッチ１３を含んでなり、
このスイッチ１３が操作されたとき判定制御図Ｗ！１２
が動作状態になる。

判定制御回路１２は、へＧＣ制御信号Ｓ４の信号レベル
が当該調整作業に入った後に実行される各処理ステップ
に対応する表示データＳ６をキャラクタジェネレータ１
４に与えてキャラクタ信号Ｓ５を送出させると共に、表
示データＳ６をチューナ４のフロントパネル上に設けら
れた選局チャンネル選択表示スイッチの表示駆動回路１
５に与える。

判定制御回路１２は第２図に示すフローチャートに従っ
て判定制御プログラムを実行する。

判定制御回路１２はステップＳＰＩにおいてプログラム
をスタートした後、ステップＳＰ２に移ってアンテナ調
整スイッチ１３がオンになるのを待受ける状態になる。

そしてアンテナ調整スイッチ１３がオンになると、判定
制御回路１２は次のステップＳＰ３に移ってキャラクタ
ジェネレータ１４に表示データＳ６を与えて第３図（Ａ
１）に示すように、モニタ８の表示画面２１の左上隅に
アンテナ調整中であることを意味する文字ｒＡＮＴＪを
スーパーインポーズさせる。

このとき判定制御回路１２は、第５図に示すように、チ
ューナ４のフロントパネル２２上に２列に配列された操
作表示スイッチＥ１〜８１５のうち並んだ上下２個のス
イッチＨ１及びＥ９、Ｉ！３及び８１１　、Ｅ５及びＥ
１３を所定の周期（例えば０．８〔秒〕）で順次左から
右へ移って行くように点灯させ、これにより現在アンテ
ナ調整モードにあることを調整者に報知する。

その後判定制御回路１２はステップＳＰ４に移って選局
部５を制御して空チャンネルを選局させる。

この実施例の場合第１１チヤンネル及び第１５チヤンネ
ルに放送電波が割・当てられており、選局部５は空チャ
ンネルの第１６チヤンネルに同調するようになされてい
る。このときチューナ４が同調できる放送電波はないの
で、ＡＧＣ回路６のＡＧＣ出カ信号Ｓ３はノイズを送出
する状態になっている。

この状態において判定制御回路１２は次のステップＳＰ
５においてＡＧＣ回路６から出力されるノイズの信号レ
ベルＮを測定した後ステップＳＰ６において第１５チヤ
ンネルを選局する。このとき判定制御回路１２はステッ
プＳＰ７に移ってキャラクタジェネレータ１４に表示デ
ータｓ６を与えて第３図（Ａ１）に示すように、表示画
面２１の中央右隅に第１５チヤンネルを選局したことを
意味する文字ｒＢｓ１５Ｊをスーパーインボー、ズさせ
る。これと同時に判定制御回路１２は表示駆動回路１５
を制御して第３図（Ｂｌ）に示すようにチューナ４のフ
ロントパネル２２上に配列された第１５チヤンネルの操
作表示スイッチ８１５を点灯させる。

この実施例の場合チューナ４のフロントパネル２２には
、日本に割当てられている衛星放送チャンネルすなわち
第１、第３、第５、第７、第９、第１１、第１３、第１
５チヤンネルに対応する操作表示スイッチＥ１、Ｂ３、
Ｂ５、Ｆ！、７、Ｂ９．８１１　、Ｂ１３　、Ｂ１５が
所定の順序で配列されており、この実施例の場合はスイ
ッチＥ１〜Ｅ１５が例えば上下２列に配列され、その１
つを操作したとき点灯動作することによって選局された
チャンネルを表示するようになされている。

この状態において第１５チヤンネルの放送波が到来して
いなければ、判定制御回路１２はこれをステップＳＰ８
において検出して次のステップＳＰ９に移り、選局部５
において第１１チヤンネルを選局し直させる。ここで判
定制御回路１２はステップ５ＰＩＯに移ってキャラクタ
ジェネレータ１４に表示データｓ６を与えて第３図（Ａ
２）に示すように、表示画面２１の中央右隅の文字をｒ
ＢｓｌｌＪに変更させる。

またこのとき第３図（Ｂ２）に示すように選局された第
１１チヤンネルの操作表示スイッチＥ１１を点灯させる
。

そして続くステップ５ＰＩＩにおいて当−亥第１１チャ
ンネルに放送波があるか否かを判定し、放送波がなけれ
ばステップＳＰ６に戻る。かくして判定制御回路１２は
衛星放送に使われている２つのチャンネル第１５チヤン
ネル及び第１１チヤンネルのいずれかに放送波が到来す
るまで繰返し第１５チヤンネル及び第１１チヤンネルを
順次検出し続ける待受状態になる。

やがてステップＳＰ８又は５ＰＩＩのいずれかにおいて
肯定結果が得られると、判定制御回路１２はステ　。

ツブ５Ｐ１２に移って現在のチャンネルの選局受信状態
を固定した後、次のステップ５Ｐ１３に移る。

このステップ５Ｐ１３は調整者が受信アンテナの向きの
調整を行うステップで、例えば先ず受信アンテナの向き
を方位角について調整作業をした後、仰角について調整
作業をする。このとき判定制御回路１２は利得調整信号
Ｓ４に基づいて現在の受信信号レベルを算定すると共に
、当該調整作業中に受信信号レベルが最大になったとき
この最大受信レベルを更新しながら記憶する。そして判
定制御回路１２は、このようにして得たデータを固定さ
れたチャンネル番号等についてのデータと共にキャラク
タジェネレータ１４に出力することにより、第４図（Ａ
）に示すように表示画面２１の左上隅にアンテナ調整中
であることを意味する文字ｒＡＮＴＪを表示し、中央上
限に固定チャンネル番号を意味する文字ｒＢｓ１５Ｊ又
はｒＢｓｌｌＪを表示し、その下段に現在の受信信号レ
ベルを表わすバーグラフＢＡＲＩ及び最大受信信号レベ
ルを表わすバーグラフＢＡＲ２を表示し、さらにその下
段に現在の受信信号レベルを表わす文字ｒ１２Ｊ（例え
ばＣ／Ｎを用いる）及び最大受信信号レベルを表わす文
字「１２」及びｒＭＡＸＪを表示する。

また第４図（Ｂ）に示すように、制御判定回路１２は、
選局されたチャンネルに相当する操作表示スイッチＥ１
２又はＥｌｌを点灯する。

続いて判定制御回路１２はステップ５Ｐ１４に移って調
整作業が終了したか否かを判定する。ここで調整者の調
整作業の結果、現在の信号レベルの表示が最大信号レベ
ルの表示と一致する状態が得られるとアンテナの調整が
終了したことになり、調整者はアンテナ調整スイッチ１
３を操作する。このとき判定制御回路１２は応動動作し
てステップ５Ｐ１４において肯定結果を得てステップ５
Ｐ１５に移ってプログラムを終了する。

以上の構成において、調整者がアンテナ調整スイッチ１
３を操作すると、判定制御回路１２は第２図のプログラ
ムをスタートし、ステップＳＰ３においてモニタ８の表
示画面２１（第３図）上に文字「ＡＮＴＪを表示させ、
これにより受信機がアンテナ調整モードに入ったことを
調整者に可視報知する。

その後ステップＳＰ６〜５ＰＩＩにおいて到来している
放送波の検出をするプログラムの間に、判定制御回路１
２はステップＳＰ６及びＳＦ３において自動的に第１５
チヤンネル又は第１１チヤンネルを順次選局するごとに
当該チャンネルをステップＳＰ７及び５Ｐ１０において
表示画面２１上の文字ｒＢｓ１５Ｊ又はｒＢｓｌｌＪ、
及びチューナ４のフロントパネル２２の操作表示スイッ
チＥ１５又はＥｌｌを順次点灯させることによって表示
する（第３図（Ａ１）、（Ｂｌ）又は第３図（Ａ２）、
（Ｂ２））。

従って調整者はモニタの表示画面２１の表示、及び又は
チューナ４のフロントパネル２２の表示を見ることによ
り、現在判定制御回路１２かどの処理ステップを実行し
ているかをその都度確認できる。

また選局が終了した後のステップ５Ｐ１２でチャンネル
が固定された後、ステップ５Ｐ１３において調整者がア
ンテナ１を調整操作するとその調整状態が表示画面２１
上に表示される文字及びバーグラフによって表わされ、
またチューナ４のフロントパネル２２の操作表示スイッ
チＥ１５又はＥｌｌを連続点灯することによって表され
る。

従って調整者はチャンネルを固定した後にアンテナの向
きの調整作業を行っている間の調整状態を、モニタの表
示画面２１上の表示、及びチューナ４のフロントパネル
２２の表示を見ることにより確実に確認し得る。特にチ
ューナ４のフロントパネル２２の表示について、操作表
示スイッチＥ１〜Ｅ１５が移動しながら順次点滅を繰返
すことによって現在アンテナ調整モード中であることを
容易に判知し得ると共に、操作表示スイッチＩｌ！１〜
Ｅ１５のうちの特定の１つが連続点灯していることによ
り、アンテナの調整に用いている放送波のチャンネルを
容易に判知し得る。

なおチューナ４のフロントパネル２２の表示態様として
は第５図（Ａ）〜（Ｄ）の構成以外に、例えばＥｌ、Ｂ
３、Ｂ５・・・・・・Ｂ１５をその順序で１つずつ順次
繰返し点灯して行くようにする等種々変更し得る。

以上のように構成すれば、チューナ４のフロントパネル
２２の表示態様だけから、アンテナ調整中であることを
可視確認し得る（順次点灯が移って行くことにより）と
共に、アンテナが正しく調整終了されたことを可視確認
し得（点灯の移動が生じなくなったことにより）、さら
に固定されたチャンネル番号を可視確認し得る（連続点
灯により）。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、受信アンテナを介してチ
ューナにおいて受信された放送波の信号レベルが受信ア
ンテナの向きに対応して変化することを利用し、当該受
信アンテナの調整状態を受信し得るチャンネルに対応し
て設けられた複数の表示素子の点灯態様の変化として可
視表示するようにしたことによって、簡便に受信アンテ
ナの調整状態を確認し得る衛星放送受信機を得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による衛星放送受信機の一実施例を示す
ブロック図、第２図はその判定制御回路を示すフローチ
ャート、第３図〜第５図はモニタの表示画面及びチュー
ナのフロントパネルの表示態様を示す路線図である。 ■・・・・・・ＢＳ用受信アンテナ、２・・・・・・Ｂ
Ｓ用コンバータ、４・・・・・・ＢＳ用チューナ、５・
・・・・・選局部、６・・・・・・へＧＣ回路、７・・
・映像・音声処理回路、８・・・・・・モニタ、１１・
・・・・・アンテナ調整指示回路、１２・・・・・・判
定制御回路、１３・・・・・・アンテナ調整スイッチ、
１４・・・・・・キャラクタジェネレータ、１５・・・
・・・表示駆動回路、２２・・・・・・フロントパネル
。 代理人　田辺恵基

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 受信し得るチャンネルに対応する複数の表示素子を順次
   配列し、アンテナ調整モード時上記複数の表示素子を順
   次所定の順序で移って行くように点灯し、かつ当該アン
   テナの調整に用いられるチャンネルに対応する上記表示
   素子を連続点灯させることを特徴とする衛星放送受信機
   。