JP2002158603A - 受信装置およびダイバーシティ受信方法 - Google Patents

受信装置およびダイバーシティ受信方法

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JP2002158603A
JP2002158603A JP2000354520A JP2000354520A JP2002158603A JP 2002158603 A JP2002158603 A JP 2002158603A JP 2000354520 A JP2000354520 A JP 2000354520A JP 2000354520 A JP2000354520 A JP 2000354520A JP 2002158603 A JP2002158603 A JP 2002158603A
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Japan
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electric field
antenna
receiving
diversity
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Yuichi Aketagawa
雄一 明田川
Takashi Honma
孝史 本間
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な受信状態を適切に維持することのでき
る受信装置を提供することである。 【解決手段】 受信アンテナ1は、ダイバーIC4によ
り選択されたアンテナが受信した信号を、F/E2を介
して検波IC3に供給する。検波IC3は、供給された
信号の受信電界強度を示す入力電界値を生成してダイバ
ーIC4及びマイコン5に供給する。ダイバーIC4
は、入力電界値に従って、ダイバーシティ受信を行う。
マイコン5は、現在選択されているアンテナにおける信
号の入力電界値を取得し、予め定められたしきい値と比
較する。そして、マイコン5は、入力電界値がしきい値
を超えている場合に、ダイバーIC4のダイバーシティ
受信を停止して選択されているアンテナを固定し、一
方、しきい値未満の場合に、ダイバーIC4のダイバー
シティ受信を再度行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイバーシティ
受信により放送電波等を受信する受信装置に関し、特
に、良好な受信状態を適切に維持することのできる受信
装置及びダイバーシティ受信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、テレビ放送やラジオ放送等の
放送電波をダイバーシティ受信方式により受信する受信
装置が知られている。このような受信装置は、複数系統
のアンテナを備え、その中から最も良好な受信状況のア
ンテナを逐次選択し、選択したアンテナから放送電波を
受信する。このようなダイバーシティ受信を行う従来の
受信装置について、図3を参照して説明する。図3は、
従来の受信装置の一例を示すブロック図である。
【0003】図示するように受信装置は、受信アンテナ
101と、F/E102と、検波IC103と、ダイバ
ーIC104と、マイコン105とを含んで構成され
る。受信アンテナ101は、複数系統のアンテナ(例え
ば、4系統のアンテナ)からなり、それぞれ放送電波を
受信する。なお、受信アンテナ101は、ダイバーIC
104により選択されたアンテナ(何れかの系統のアン
テナ)が受信した放送電波を受信信号としてF/E10
2に供給する。
【0004】F/E(フロントエンド)102は、受信
アンテナ101より供給された受信信号から所望の受信
周波数の信号を選択増幅し、選択増幅した信号を所定の
電圧制御発振器の発振出力に基づいて中間周波数(I
F)に変換する。そして、変換して得られた中間周波信
号を検波IC103に供給する。検波IC103は、F
/E102より供給された中間周波信号の受信電界強度
を検出し、検出した受信電界強度を示す入力電界値を生
成してダイバーIC104に供給する。
【0005】ダイバーIC104は、検波IC103よ
り供給される入力電界値に従って受信状況の良好なアン
テナを選択する。すなわち、ダイバーIC104は、入
力電界値に従って、受信アンテナ101にて最も受信電
界強度の大きい信号が得られるアンテナに切り換えて放
送電波を受信するダイバーシティ受信を行う。マイコン
105は、ダイバー動作(ダイバーシティ受信動作)を
指示するための信号(DIV_ON信号)をダイバーIC10
4に供給し、ダイバーIC104にダイバーシティ受信
を行わせる。
【0006】このような構成の受信装置は、受信アンテ
ナ101にて最も受信電界強度の大きいアンテナに逐次
切り換えることにより、放送電波を良好に受信すること
ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の受信装置は、マイコン105によりダイバー動
作を指示されているダイバーIC104が常にダイバー
シティ受信を行うため、放送電波の受信電界強度がある
程度小さくなる状況(中弱電界領域)において、ダイバ
ーノイズや同期乱れ等の障害を発生してしまうという問
題があった。すなわち、中弱電界領域において、受信ア
ンテナ101(各アンテナ)に受信電界強度の変動が生
じ易くなるため、ダイバーIC104によるアンテナの
切換えが頻繁に行われることとなる。このため、アンテ
ナ切換による切換ノイズ等が増加してしまう。
【0008】またその際、AGC(Automatic Gain Con
trol)等により増幅された中間周波信号には、ノイズ成
分が多く含まれていることがあり、入力電界値が適切で
ない場合が多いため、ダイバーIC104により適切で
ないアンテナが誤って選択されてしまうという問題もあ
った。
【0009】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、不要なアンテナ切換を行わずに、良好な受信状態
を適切に維持することのできる受信装置及びダイバーシ
ティ受信方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係る受信装置は、複数系統の
アンテナを備え、所定の放送電波を受信する受信装置で
あって、放送電波の受信に使用する何れかのアンテナを
選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたア
ンテナを介して受信した放送電波の電界強度を取得する
取得手段と、前記取得手段が取得した電界強度が予め定
められたしきい値を超えている場合に、前記選択手段が
選択しているアンテナを固定し、しきい値を超えていな
い場合に、前記選択手段を制御して他のアンテナに切り
換える制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、選択手段は、放送電波
の受信に使用する複数系統の内の何れかのアンテナを選
択する。取得手段は、選択手段により選択されたアンテ
ナを介して受信した放送電波の電界強度(例えば、入力
電界値等)を取得する。制御手段は、取得手段が取得し
た電界強度が予め定められたしきい値を超えている場合
に、選択手段が選択しているアンテナを固定し、一方、
しきい値を超えていない場合に、選択手段を制御して他
のアンテナに切り換える。このように、電界強度がしき
い値未満に低下する(受信状態が著しく悪化する)ま
で、アンテナの切り換えが行われないため、中弱電界領
域におけるダイバーノイズや同期乱れ等の障害を抑制で
きる。この結果、不要なアンテナ切換を行わずに、良好
な受信状態を適切に維持することができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係る受信装置は、複数系統のアンテナを備え、所
定の放送電波を受信する受信装置であって、各アンテナ
を逐次切り換えて受信した放送電波の電界強度値に従っ
て、何れかのアンテナを選択し、選択したアンテナを介
して放送電波を受信するダイバーシティ受信手段と、前
記ダイバーシティ受信手段により受信している放送電波
の電界強度値を取得する取得手段と、前記取得手段が取
得した電界強度値を予め定められたしきい値と比較する
比較手段と、前記比較手段の比較により、電界強度値が
しきい値を超えている場合に、前記ダイバーシティ受信
手段が選択しているアンテナを固定し、しきい値を超え
ていない場合に、前記ダイバーシティ受信手段を制御し
て再度のアンテナ選択を行わせる制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0013】この発明によれば、ダイバーシティ受信手
段は、各アンテナを逐次切り換えて受信した放送電波の
電界強度値に従って、何れかのアンテナを選択し、選択
したアンテナを介して放送電波を受信する。取得手段
は、ダイバーシティ受信手段により受信している放送電
波の電界強度値(電界強度の値を示す入力電界値等)を
取得する。比較手段は、取得手段が取得した電界強度値
を予め定められたしきい値と比較する。制御手段は、比
較手段の比較により、電界強度値がしきい値を超えてい
る場合に、ダイバーシティ受信手段が選択しているアン
テナを固定し、しきい値を超えていない場合に、ダイバ
ーシティ受信手段を制御して再度のアンテナ選択を行わ
せる。このように、電界強度値がしきい値未満に低下す
るまで、アンテナの切り換えが行われないため、中弱電
界領域におけるダイバーノイズや同期乱れ等の障害を抑
制できる。この結果、不要なアンテナ切換を行わずに、
良好な受信状態を適切に維持することができる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るダイバーシティ受信方法は、複数系統のアン
テナを備えて所定の放送電波を受信する受信装置におけ
るダイバーシティ受信方法であって、放送電波の受信に
使用する何れかのアンテナを選択する選択ステップと、
前記選択ステップにて選択されたアンテナを介して受信
した放送電波の電界強度を取得する取得ステップと、前
記取得ステップにて取得された電界強度が予め定められ
たしきい値を超えている場合に、前記選択ステップにて
選択されているアンテナを固定し、しきい値を超えてい
ない場合に、前記選択ステップを制御して他のアンテナ
に切り換える制御ステップと、を備えることを特徴とす
る。
【0015】この発明によれば、選択ステップは、放送
電波の受信に使用する複数系統の内の何れかのアンテナ
を選択する。取得ステップは、選択ステップにて選択さ
れたアンテナを介して受信した放送電波の電界強度(例
えば、入力電界値等)を取得する。制御ステップは、取
得ステップにて取得された電界強度が予め定められたし
きい値を超えている場合に、選択ステップにて選択され
ているアンテナを固定し、一方、しきい値を超えていな
い場合に、選択ステップを制御して他のアンテナに切り
換える。このように、電界強度値がしきい値未満に低下
するまで、アンテナの切り換えが行われないため、中弱
電界領域におけるダイバーノイズや同期乱れ等の障害を
抑制できる。この結果、不要なアンテナ切換を行わず
に、良好な受信状態を適切に維持することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係るダイバーシティ受信方法は、複数系統のアン
テナを備えて所定の放送電波を受信する受信装置におけ
るダイバーシティ受信方法であって、各アンテナを逐次
切り換えて受信した放送電波の電界強度値に従って、何
れかのアンテナを選択し、選択したアンテナを介して放
送電波を受信するダイバーシティ受信ステップと、前記
ダイバーシティ受信ステップにて受信されている放送電
波の電界強度値を取得する取得ステップと、前記取得ス
テップにて取得された電界強度値を予め定められたしき
い値と比較する比較ステップと、前記比較ステップの比
較により、電界強度値がしきい値を超えている場合に、
前記ダイバーシティ受信ステップにて選択されているア
ンテナを固定し、しきい値を超えていない場合に、前記
ダイバーシティ受信ステップを制御して再度のアンテナ
選択を行わせる制御ステップと、を備えることを特徴と
する。
【0017】この発明によれば、ダイバーシティ受信ス
テップは、各アンテナを逐次切り換えて受信した放送電
波の電界強度値に従って、何れかのアンテナを選択し、
選択したアンテナを介して放送電波を受信する。取得ス
テップは、ダイバーシティ受信ステップにて受信されて
いる放送電波の電界強度値(電界強度の値を示す入力電
界値等)を取得する。比較ステップは、取得ステップに
て取得された電界強度値を予め定められたしきい値と比
較する。制御ステップは、比較ステップの比較により、
電界強度値がしきい値を超えている場合に、ダイバーシ
ティ受信ステップにて選択されているアンテナを固定
し、一方、しきい値を超えていない場合に、ダイバーシ
ティ受信ステップを制御して再度のアンテナ選択を行わ
せる。このように、電界強度値がしきい値未満に低下す
るまで、アンテナの切り換えが行われないため、中弱電
界領域におけるダイバーノイズや同期乱れ等の障害を抑
制できる。この結果、不要なアンテナ切換を行わずに、
良好な受信状態を適切に維持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる受信
装置について、以下図面を参照して説明する。
【0019】図1は、この発明の実施の形態に適用され
る受信装置の一例を示すブロック図である。図示するよ
うに、受信装置は、受信アンテナ1と、F/E2と、検
波IC3と、ダイバーIC4と、マイコン5とを含んで
構成される。なお、この受信装置は、例えば、自動車等
の車両に搭載され、ダイバーシティ受信によりテレビ放
送等の放送電波を受信する。
【0020】受信アンテナ1は、方向や場所を変えて配
置される複数系統のアンテナ(例えば、4系統のアンテ
ナ)からなり、それぞれ放送電波を受信する。受信アン
テナ1は、ダイバーIC4により選択されたアンテナ
(何れかの系統のアンテナ)が受信した電波を受信信号
としてF/E2に供給する。
【0021】F/E(フロントエンド)2は、受信アン
テナ1より供給された受信信号から所望の受信周波数の
信号を選択増幅し、選択増幅した信号を所定の電圧制御
発振器の発振出力に基づいて中間周波数(IF)に変換
する。F/E2は、変換して得られた中間周波信号を検
波IC3に供給する。
【0022】検波IC3は、F/E2より供給された中
間周波信号の受信電界強度を検出し、検出した受信電界
強度を示す入力電界値を生成する。検波IC3は、生成
した入力電界値をダイバーIC4及び、マイコン5に供
給する。
【0023】ダイバーIC4は、マイコン5に制御さ
れ、ダイバーシティ受信等を行う。具体的にダイバーI
C4は、マイコン5からダイバー動作(ダイバーシティ
受信動作)の実行が指示されると、検波IC3より供給
される入力電界値に従って受信状況の良好なアンテナを
選択する。すなわち、ダイバーIC4は、入力電界値に
従って、受信アンテナ1にて最も受信電界強度の大きい
信号が得られるアンテナに切り換えて放送電波を受信す
る。また、ダイバーIC4は、マイコン5からダイバー
動作の停止が指示されると、ダイバーシティ受信を停止
し、マイコン5から指示されたアンテナの選択を固定す
る。
【0024】マイコン5は、ROM(Read Only Memor
y)、RAM(Random Access Memory)及びCPU(Cen
tral Processing Unit)等からなり、受信装置全体を制
御する。具体的には、マイコン5は、ダイバー動作の実
行を指示するための信号(DIV_ON信号)をダイバーIC
4に供給して、ダイバーIC4にダイバーシティ受信を
行わせる。また、マイコン5は、ダイバー動作の停止を
指示するための信号(DIV_OFF信号)及び、任意のアン
テナの固定を指示するための信号(例えば、ANT1_ON信
号等)をダイバーIC4に供給して、ダイバーIC4に
ダイバーシティ受信を停止させ、選択アンテナを固定さ
せる。
【0025】なお、マイコン5は、ダイバーIC4がダ
イバーシティ受信により選択したアンテナを示す選択ア
ンテナ値を取得し、自己のRAM等に一時的に記憶す
る。また、マイコン5は、予め定められた入力電界値の
しきい値(例えば、30dBμV)を自己のROM等に
記憶する。
【0026】以下、この発明の実施の形態に係る受信装
置の動作について図2を参照して説明する。図2は、マ
イコン5がダイバーIC4を制御して実行するダイバー
シティ受信処理を説明するためのフローチャートであ
る。なお、図2に示すダイバーシティ受信処理は、例え
ば、受信装置に電源が投入された際に開始される。
【0027】まず、マイコン5は、ダイバーオン状態か
否かを判別する(ステップS1)。すなわち、ダイバー
IC4のダイバー動作がオン状態であるか否かを判別す
る。なお、電源投入時において、ダイバーIC4のダイ
バー動作は、オン状態とされる。
【0028】マイコン5は、ダイバーオン状態であると
判別した場合、検波IC3から入力電界値を取得する
(ステップS2)。すなわち、マイコン5は、ダイバー
動作において現在の選択アンテナから受信している信号
の受信電界強度を示す入力電界値を取得する。
【0029】マイコン5は、取得した入力電界値が予め
定められたしきい値以上であるか否かを判別する(ステ
ップS3)。すなわち、マイコン5は、入力電界値と自
己のROM等に記憶したしきい値(例えば、30dBμ
V)とを比較し、入力電界値がしきい値以上であるか否
かを判別する。マイコン5は、しきい値以上でない(し
きい値より小さい)と判別した場合、ステップS2に処
理を戻し、再度、ダイバーIC4にダイバーシティ受信
を行わせる。
【0030】一方、しきい値以上であると判別した場
合、マイコン5は、ダイバーIC4が選択したアンテナ
の値を取得する(ステップS4)。すなわち、マイコン
5は、ダイバーIC4がダイバーシティ受信により選択
したアンテナを示す選択アンテナ値を取得し、自己のR
AM等に一時的に記憶する。
【0031】マイコン5は、ダイバーIC4のダイバー
動作をオフにすると共に、選択アンテナを固定する(ス
テップS5)。すなわち、マイコン5は、DIV_OFF信号
をダイバーIC4に供給すると共に、ステップS4にて
取得した選択アンテナの固定を指示する信号(例えば、
ANT1_ON信号等)をダイバーIC4に供給して、ダイバ
ーIC4にダイバーシティ受信を停止させ、選択アンテ
ナを固定させる。選択アンテナを固定した後、マイコン
5は、上述のステップS1に処理を戻す。
【0032】また、ステップS1にて、ダイバーオン状
態でないと判別した場合、マイコン5は、検波IC3か
ら入力電界値を取得する(ステップS6)。すなわち、
マイコン5は、固定した選択アンテナから受信している
信号の受信電界強度を示す入力電界値を取得する。
【0033】マイコン5は、取得した入力電界値が予め
定められたしきい値未満であるか否かを判別する(ステ
ップS7)。すなわち、マイコン5は、入力電界値と自
己のROM等に記憶したしきい値(例えば、30dBμ
V)とを比較し、入力電界値がしきい値未満であるか否
かを判別する。マイコン5は、しきい値未満でない(し
きい値以上である)と判別した場合、ステップS6に処
理を戻し、再度、入力電界値を取得してしきい値と比較
する。
【0034】一方、しきい値未満であると判別した場
合、マイコン5は、ダイバーIC4のダイバー動作をオ
ンにする(ステップS8)。すなわち、マイコン5は、
ダイバーIC4にダイバーシティ受信を行わせるため
に、ダイバーIC4にDIV_ON信号を供給する。ダイバー
動作をオンにした後、マイコン5は、上述のステップS
1に処理を戻す。
【0035】このように、入力電界値がしきい値未満に
低下するまで、ダイバーIC4のダイバー動作がオンと
ならないため、中弱電界領域(例えば、30dBμV〜
50dBμV)において、ダイバーIC4によるアンテ
ナの切換えが行われない。これにより、ダイバーノイズ
や同期乱れ等の障害を抑制できる。またその際、AGC
等により増幅された中間周波信号にノイズ成分が多く含
まれ、他のアンテナから受信した入力電界値が高くなる
ような場合でも、選択アンテナが固定されているため、
ダイバーIC4により適切でないアンテナが誤って選択
されることもない。
【0036】この結果、不要なアンテナ切換を行わず
に、良好な受信状態を適切に維持することができる。
【0037】上記の実施の形態では、テレビ放送の放送
電波を受信する受信装置を一例として説明したが、受信
装置が受信する電波は、この他にラジオ放送(AM・F
M)等であってもよい。また、放送電波に限られず、例
えば、携帯電話等の通信電波を受信する受信装置にも適
宜適用可能である。すなわち、ダイバーシティ受信を行
う機器であれば、本発明は、同様に適用可能である。
【0038】また、上記の実施の形態では、マイコン5
がダイバーIC4を制御してダイバーシティ受信処理を
行ったが、ダイバーIC4を用いずに、マイコン5が直
接アンテナの切換等を制御したダイバーシティ受信処理
を行ってもよい。
【0039】また、上記の実施の形態では、検出した受
信電界強度(入力電界値)としきい値とを比較して、ダ
イバー動作のオン・オフ等を制御したが、他にS/N比
等を検出し、検出したS/N比等も併用してダイバー動
作のオン・オフ等を制御してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
不要なアンテナ切換を行わずに、良好な受信状態を適切
に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る受信装置の構成の一
例を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るダイバーシティ受信
処理を説明するためのフローチャートである。
【図3】従来の受信装置の構成の一例を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 2 F/E(フロントエンド) 3 検波IC 4 ダイバーIC 5 マイコン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数系統のアンテナを備え、所定の放送電
    波を受信する受信装置であって、 放送電波の受信に使用する何れかのアンテナを選択する
    選択手段と、 前記選択手段により選択されたアンテナを介して受信し
    た放送電波の電界強度を取得する取得手段と、 前記取得手段が取得した電界強度が予め定められたしき
    い値を超えている場合に、前記選択手段が選択している
    アンテナを固定し、しきい値を超えていない場合に、前
    記選択手段を制御して他のアンテナに切り換える制御手
    段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】複数系統のアンテナを備え、所定の放送電
    波を受信する受信装置であって、 各アンテナを逐次切り換えて受信した放送電波の電界強
    度値に従って、何れかのアンテナを選択し、選択したア
    ンテナを介して放送電波を受信するダイバーシティ受信
    手段と、 前記ダイバーシティ受信手段により受信している放送電
    波の電界強度値を取得する取得手段と、 前記取得手段が取得した電界強度値を予め定められたし
    きい値と比較する比較手段と、 前記比較手段の比較により、電界強度値がしきい値を超
    えている場合に、前記ダイバーシティ受信手段が選択し
    ているアンテナを固定し、しきい値を超えていない場合
    に、前記ダイバーシティ受信手段を制御して再度のアン
    テナ選択を行わせる制御手段と、 を備えることを特徴とする受信装置。
  3. 【請求項3】複数系統のアンテナを備えて所定の放送電
    波を受信する受信装置におけるダイバーシティ受信方法
    であって、 放送電波の受信に使用する何れかのアンテナを選択する
    選択ステップと、 前記選択ステップにて選択されたアンテナを介して受信
    した放送電波の電界強度を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにて取得された電界強度が予め定めら
    れたしきい値を超えている場合に、前記選択ステップに
    て選択されているアンテナを固定し、しきい値を超えて
    いない場合に、前記選択ステップを制御して他のアンテ
    ナに切り換える制御ステップと、 を備えることを特徴とするダイバーシティ受信方法。
  4. 【請求項4】複数系統のアンテナを備えて所定の放送電
    波を受信する受信装置におけるダイバーシティ受信方法
    であって、 各アンテナを逐次切り換えて受信した放送電波の電界強
    度値に従って、何れかのアンテナを選択し、選択したア
    ンテナを介して放送電波を受信するダイバーシティ受信
    ステップと、 前記ダイバーシティ受信ステップにて受信されている放
    送電波の電界強度値を取得する取得ステップと、 前記取得ステップにて取得された電界強度値を予め定め
    られたしきい値と比較する比較ステップと、 前記比較ステップの比較により、電界強度値がしきい値
    を超えている場合に、前記ダイバーシティ受信ステップ
    にて選択されているアンテナを固定し、しきい値を超え
    ていない場合に、前記ダイバーシティ受信ステップを制
    御して再度のアンテナ選択を行わせる制御ステップと、 を備えることを特徴とするダイバーシティ受信方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100626147B1 (ko) * 2004-06-30 2006-09-20 주식회사 텔에이스 수신 성능 개선을 위한 디인터리빙 장치 및 그 방법과안테나 다이버시티 제어 장치 및 그 방법과 그들을 이용한수신 시스템
US7493096B2 (en) 2004-11-22 2009-02-17 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for processing digital multimedia broadcast (DMB) signals

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