JP3278575B2 - ダイバーシティ受信回路 - Google Patents

ダイバーシティ受信回路

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JP3278575B2 JP13810696A JP13810696A JP3278575B2 JP 3278575 B2 JP3278575 B2 JP 3278575B2 JP 13810696 A JP13810696 A JP 13810696A JP 13810696 A JP13810696 A JP 13810696A JP 3278575 B2 JP3278575 B2 JP 3278575B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のアンテナで
電波を捕捉し、得られた複数の受信信号から復調処理に
供する受信信号を決定して復調させるダイバーシティ受
信回路に関し、例えば、デジタルコードレス電話システ
ム(以下、PHSと呼ぶ)、デジタル自動車電話システ
ム、デジタル携帯電話システム、デジタル移動通信シス
テム等のTDMA(Time Division Multiple Access) 方
式を適用した移動無線通信システムの受信装置に適用し
得るものである。
【0002】
【従来の技術】PHS、デジタル自動車電話システム、
デジタル携帯電話システム、デジタル移動通信システム
等のTDMA(Time Division Multiple Access) 方式を
適用した移動無線通信システムの受信装置として、移動
無線通信におけるフェージングによる受信品質を改善す
るため、空間、偏波、周波数、又は時間的に独立な複数
のブランチ(系統)のアンテナを備えたダイバーシティ
方式を適用したものがあるダイバーシティ方式とし
て、従来では、複数のアンテナで受信された信号をそれ
ぞれ復調し、受信信号レベルの高いブランチの復調信号
を選択する選択ダイバーシティ方式が一般的に用いられ
ている。
【0003】このような検波後選択ダイバーシティ方式
を適用した従来のダイバーシティ受信回路のブロック構
成図を図2に示し、その説明を行なう。なお、図2はブ
ランチ数が2つの場合を示している。
【0004】図2において、各アンテナ11、12が捕
捉した受信信号はそれぞれ、対応する受信機13、1
4、及び、受信信号レベル検出器15、16とに入力さ
れるようになっている。各受信機13、14はそれぞ
れ、入力された受信信号を検波して復調信号をスイッチ
18へ出力し、また、各受信信号レベル検出器15、1
6はそれぞれ、入力された受信信号のレベルを検出して
検出信号を比較器17へ出力する。比較器17は、各ブ
ランチの受信信号レベルを比較し、レベルの高いブラン
チが選択されるようにスイッチ18の切替えを制御す
る。例えば、アンテナ11での受信信号レベルが高けれ
ば、スイッチ18がアンテナ11に接続された受信機1
3を選択するように切替えられ、これによって受信機1
3から出力された復調信号がスイッチ18で選択されて
出力されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の検波後選択ダイバーシティ方式を適用したダイバー
シティ受信回路においては、受信機13、14及び受信
信号レベル検出器15、16がブランチ数だけ必要とな
り、その分、ダイバーシティ受信回路の規模が大きくな
る課題があった。
【0006】この課題を解消するために、アンテナのみ
を複数とし、1つのアンテナで受信された信号を選択し
て受信機に導きて復調させるアンテナ切替ダイバーシテ
ィ方式が既に提案されており、このアンテナ切替ダイバ
ーシティ方式を適用したダイバーシティ受信回路は、そ
の構成が簡単になる。ここで、従来のアンテナ切替ダイ
バーシティ方式を適用したダイバーシティ受信回路にお
いては、一般的には、選択中の受信信号レベルが所定閾
値より小さくなったときに、他方のブランチに切り替え
るようにしていた。
【0007】しかしながら、アンテナ切替ダイバーシテ
ィ方式を適用した従来のダイバーシティ受信回路も、課
題を有するものであった。すなわち、選択されたブラン
チ以外のブランチの通信中における受信状態が不明とな
るため、より受信状態の悪いアンテナ(ブランチ)を継
続して選択していることも生じる。
【0008】そのため、小規模な回路構成で高い受信品
質を実現することができるダイバーシティ受信回路が求
められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、非伝送情報領域期間とそれに続
いた伝送情報領域期間とでなる当該装置宛ての伝送単位
期間を間欠的又は連続的に繰返している、複数のアンテ
ナからの受信信号を、スイッチ手段が制御手段からのス
イッチ制御信号に基づいて選択して復調手段及び受信レ
ベル検出手段に与えると共に、制御手段が受信レベル検
出手段が捕らえた全アンテナからの受信信号の受信レベ
ルに応じて、スイッチ制御信号を形成するダイバーシテ
ィ受信回路において、その制御手段を以下の構成要素を
有するようにしたことを特徴とする。
【0010】すなわち、本発明のダイバーシティ受信回
路の制御手段が、(1) 当該装置宛ての直前の伝送単位期
間以降、今回の伝送単位期間の伝送情報領域期間前にお
いてのみ、スイッチ手段への切替えを指示するスイッチ
制御信号を出力するスイッチ制御部と、(2) スイッチ手
段の各切替タイミングに応じたタイミングで受信レベル
検出手段が捕らえた受信レベルを取込むことにより、1
個の伝送単位期間で全てのアンテナからの受信信号の受
信レベルを取込む受信レベル取込部と、(3) 当該装置宛
ての直前及び今回の伝送単位期間で得られた全てのアン
テナからの受信信号の受信レベルに基づいて、今回又は
当該装置宛ての次の伝送単位期間の伝送情報領域期間で
復調に供する受信信号を決定し、その伝送情報領域期間
では決定した受信信号が復調手段に入力されるようにス
イッチ制御手段に信号を与えるブランチ決定部とでなる
ことを特徴とする。
【0011】スイッチ手段の切替えを、当該装置宛ての
直前の伝送単位期間以降、今回の伝送単位期間の伝送情
報領域期間前においてのみ行なうようにしたことによ
り、復調信号における切替え雑音の影響をほとんどなく
すことができる。
【0012】また、全てのアンテナからの受信信号の受
信レベルを常時捕らえて、伝送情報領域期間で復調に供
する受信信号を決定するようにしたことにより、伝送状
態が悪いアンテナからの受信信号を復調処理に供するこ
とをなくすことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(A)第1の実施形態 以下、図面を参照して、本発明によるダイバーシティ受
信回路の第1の実施形態について説明する。ここで、図
1が、第1の実施形態によるダイバーシティ受信回路の
ブロック構成図である。
【0014】この第1の実施形態のダイバーシティ受信
回路は、PHSのデジタルコードレス電話機に用いられ
たものであり、ブランチ数が2つのアンテナ切替ダイバ
ーシティ方式を適用したものである。
【0015】図1において、第1の実施形態のダイバー
シティ受信回路は、アンテナ21及び22、スイッチ2
3、受信機24、受信信号レベル検出器25及び制御回
路26から構成されている。
【0016】各アンテナ21、22はそれぞれ、図示せ
ぬ基地局から送信されてきた電波を捕捉し、その受信信
号(デジタル変調信号)をスイッチ23に選択入力とし
て与えるものである。
【0017】アンテナ21又は22から出力される受信
信号は、図3(A)に示すデータ系列がデジタル変調さ
れたものである。
【0018】PHSの場合、1フレームは4チャネルの
スロットからなり、この4チャネルのうちの1個(図3
において自チャネル受信スロットという用語で示してい
る)が、当該ダイバーシティ受信回路を搭載しているデ
ジタルコードレス電話機に対するものである。
【0019】各スロットは、ガードビットGで切り分け
られている。各スロットは、先頭から順に、ランプビッ
トR、スタートシンボルSS、プリアンブルPR、同期
ワードUW、チャネル種別CI、データ本体TCH及び
符号生成部CRCから構成されている。ここで、同期ワ
ードUW、チャネル種別CI、データ本体TCH及び符
号生成部CRCがデータ領域のデータになっている。
【0020】このようなデータ系列をデジタル変調した
2個の受信信号が与えられるスイッチ23は、後述する
制御回路26からのスイッチ制御信号に応じて、一方の
アンテナ21又は22を受信機24及び受信信号レベル
検出器25に接続して、そのアンテナ21又は22によ
る受信信号をそれらに与えるものである。
【0021】受信機24は、スイッチ23によって選択
されたアンテナ21又は22からの受信信号を復調し、
得られた復調データを図示せぬ後段のデータ処理回路等
へ出力すると共に、その復調処理の際に得られるフレー
ムや受信スロットや各ビットの位置等を示すタイミング
信号を制御回路26へ出力するものである。
【0022】受信信号レベル検出器25は、スイッチ2
3によって選択されたアンテナ21又は22からの受信
信号のレベルを検出し、この検出された受信レベル信号
を制御回路26へ出力するものである。
【0023】制御回路26は、受信信号レベル検出器2
5から出力された受信レベル信号と、受信機24から出
力されたタイミング信号に応じて、アンテナ切替制御を
行なうものである。
【0024】制御回路26は、詳細には、図1()に
示すように、スイッチ制御部26a、受信レベル取込部
26b及びブランチ決定部26cからなっている。
【0025】スイッチ制御部26aは、タイミング信号
に基づいて、図3(B)に示す自チャネル受信スロット
(以下、単に受信スロットと呼ぶ;従って、他チャネル
スロットは受信スロットという用語の概念に含まれない
ものである)期間以外の期間の所定タイミングAcで
は、直前の受信スロット期間で選択されなかったアンテ
ナ(22又は21)からの受信信号を選択させるスイッ
チ制御信号をスイッチ23に与える。また、スイッチ制
御部26aは、タイミング信号に基づいて、図3(B)
に示す受信スロットのデータ領域期間の前の所定タイミ
ングAaでは、直前の受信スロット期間で選択されたア
ンテナ(21又は22)からの受信信号を選択させるス
イッチ制御信号をスイッチ23に与える。さらに、スイ
ッチ制御部26aは、タイミング信号に基づいて、図3
(B)に示す受信スロットのデータ領域期間の前の所定
タイミングAb(Aaより後のタイミング)では、ブラ
ンチ決定部26cからのブランチ決定信号が、直前の受
信スロット期間で選択されていないアンテナ(22又は
21)を指示している場合に、そのアンテナ(22又は
21)からの受信信号を選択させるスイッチ制御信号を
スイッチ23に与える。
【0026】受信レベル取込部26bは、タイミング信
号に基づいて、上述したアンテナ切替タイミングAaの
直前の、図3(B)に示す受信スロットのデータ領域期
間の前の所定タイミングBaで、受信信号レベル検出器
25から出力された受信レベル信号31を取込んで保持
するものである。すなわち、タイミングBaでは、直前
の受信スロット期間のデータ領域期間で選択されなかっ
たアンテナ(22又は21)からの受信レベル信号31
を取込んで保持する。また、受信レベル取込部26b
は、タイミング信号に基づいて、上述したアンテナ切替
タイミングAbの直前の、図3(B)に示す受信スロッ
トのデータ領域期間の前の所定タイミングBbで、受信
信号レベル検出器25から出力された受信レベル信号3
2を取込んで保持するものである。すなわち、タイミン
グBbでは、直前の受信スロット期間のデータ領域期間
で選択されたアンテナ(21又は22)からの受信レベ
ル信号32を取込んで保持する。
【0027】ブランチ決定部26cは、タイミングAb
になるまでに、当該受信スロット期間で取込んだ2個の
受信レベル信号31及び32を比較し、データ領域期間
で利用する受信信号のブランチとして受信レベル信号が
大きいものに決定し、ブランチ決定信号をスイッチ制御
部26aに与えるものである。
【0028】以下、以上のような構成を有する第1の実
施形態のダイバーシティ受信回路の動作を説明する。な
お、直前の受信スロットにおいては、アンテナ21から
の受信信号をデータ領域期間において選択使用していた
として説明する。
【0029】直前の受信スロット後、新たな受信スロッ
トになる前のタイミングAcにおいて、スイッチ制御部
26aは、直前の受信スロットのデータ領域期間で選択
されなかったアンテナ22からの受信信号をスイッチ2
3に選択させる。このアンテナ22からの受信信号のレ
ベル31は、当該受信スロット期間のタイミングBaに
おいて、受信レベル取込部26bによって取込まれて保
持される。
【0030】このタイミングBaより僅かに遅れたタイ
ミングAaにおいて、スイッチ制御部26aは、直前の
受信スロットのデータ領域期間で選択されたアンテナ2
1からの受信信号をスイッチ23に選択させる。このア
ンテナ21からの受信信号のレベル32は、当該受信ス
ロット期間のタイミングBbにおいて、受信レベル取込
部26bによって取込まれて保持される。
【0031】データ領域期間の直前のタイミングAbに
なる前に、ブランチ決定部26cは、タイミングBa及
びBbで取込んだ2個のアンテナ22及び21からの受
信レベル31及び32を比較し、受信レベル31が受信
レベル32より大きいときには、データ領域期間におい
てアンテナ22からの受信信号を利用することに決定
し、一方、受信レベル32が受信レベル31より大きい
ときには、データ領域期間においてアンテナ21からの
受信信号を利用することに決定し、ブランチ決定信号を
スイッチ制御部26aに与える。
【0032】スイッチ制御部26aは、ブランチ決定信
号が、今までスイッチ23が受信信号を選択していた
(タイミングAaで選択された)アンテナ21と異なる
アンテナ22を指示しているときには、データ領域期間
の直前のタイミングAbにおいて、そのアンテナ22か
らの受信信号をスイッチ23に選択させるように切り替
える。
【0033】なお、スイッチ制御部26aは、ブランチ
決定信号が、今までスイッチ23が受信信号を選択して
いた(タイミングAaで選択された)アンテナ21を指
示しているときには、データ領域期間の直前のタイミン
グAbにおいて、スイッチ23に対して切替え指令を与
えることはない。
【0034】この第1の実施形態によれば、データ領域
期間の先頭である同期ワードUWの入力タイミング前
に、各アンテナ21、22からの受信信号レベルを取込
んで、レベルが高いアンテナからの受信信号を選択させ
るようにしたので、アンテナ切替え時に切替雑音が発生
したとしても、その切替雑音がデータ領域に悪影響を及
ぼすことはない。
【0035】また、第1の実施形態によれば、データ領
域期間の先頭である同期ワードUWの入力タイミング前
に、各アンテナ21、22からの受信信号レベルを取込
んで、レベルが高いアンテナからの受信信号を選択させ
るようにしたので、従来のように受信状態の悪いアンテ
ナに切り替わることがなくなる。特に、PHSのような
低フェージング下においては、1受信スロット内で急激
な受信状態の変動はなくその変動が小さいので、データ
領域期間前に選択したアンテナからの受信信号レベル
が、データ領域期間において、他方のアンテナからの受
信信号レベルより低下することはまず考えられず、デー
タ領域期間全体を通して、アンテナを適切に選択できて
いる。
【0036】また、第1の実施形態によれば、受信スロ
ット期間における最初の切替タイミングAaで、直前受
信スロットのデータ領域期間で選択したアンテナからの
受信信号を選択するようにしたので、受信スロット期間
における2番目の切替タイミングAbでスイッチ23の
切替えが実行されることはまれであり、この点から、切
替雑音の問題を小さく押さえることができる。すなわ
ち、PHSのような低フェージング下においては、相前
後する受信スロット間でも、各アンテナの受信状態が変
化しても変化度合いは小さく、各アンテナの受信状態の
関係が直前受信スロットと同様であれば、2番目の切替
タイミングAbでスイッチ23の切替えが実行されず、
上述した効果を奏する。
【0037】なお、第1の実施形態においても、受信信
号レベル検出器25及び受信機24を各々1つで構成で
きるので、回路規模を小さくできるというアンテナ切替
ダイバーシティ方式でのメリットは当然に生じている。
【0038】(B)第2の実施形態 次に、第2の実施形態によるダイバーシティ受信回路を
図4を参照して説明する。
【0039】第1の実施形態のダイバーシティ受信回路
は、データ領域期間で使用する受信信号のブランチを、
今回の受信スロット期間のデータ領域期間の前の期間で
捕らえた全2個のアンテナからの受信信号の受信レベル
に基づいて決定するものであった。この第2の実施形態
のダイバーシティ受信回路は、データ領域期間で使用す
る受信信号のブランチを、「今回」の受信スロット期間
のデータ領域期間の前の期間で捕らえた一方のアンテナ
からの受信信号の受信レベルと、「直前」の受信スロッ
ト期間のデータ領域期間で捕らえた他方のアンテナから
の受信信号の受信レベルとに基づいて決定するものであ
る。
【0040】この第2の実施形態のダイバーシティ受信
回路も構成をブロック図で表すと、図1で表すことがで
きる。しかし、制御回路26内の各部26a、26b、
26cの機能が異なっている。
【0041】第2の実施形態のスイッチ制御部26a
は、タイミング信号に基づいて、図4(B)に示す受信
スロット期間以外の期間の所定タイミングCbでは、直
前の受信スロット期間で選択されなかったアンテナ(2
2又は21)からの受信信号を選択させるスイッチ制御
信号をスイッチ23に与える。また、スイッチ制御部2
6aは、タイミング信号に基づいて、図4(B)に示す
受信スロットのデータ領域期間の前の所定タイミングC
aでは、ブランチ決定部26cからのブランチ決定信号
が、直前の受信スロット期間で選択されていないアンテ
ナ(22又は21)を指示している場合に、そのアンテ
ナ(22又は21)からの受信信号を選択させるスイッ
チ制御信号をスイッチ23に与える。
【0042】第2の実施形態の受信レベル取込部26b
は、タイミング信号に基づいて、上述したアンテナ切替
タイミングCaの直前の、図3(B)に示す受信スロッ
トのデータ領域期間の前の所定タイミングDaで、受信
信号レベル検出器25から出力された受信レベル信号4
1を取込んで保持するものである。すなわち、タイミン
グDaでは、直前の受信スロット期間のデータ領域期間
で選択されなかったアンテナ(22又は21)からの受
信レベル信号41を取込んで保持する。また、受信レベ
ル取込部26bは、タイミング信号に基づいて、データ
領域期間内のタイミングDbで、受信信号レベル検出器
25から出力された受信レベル信号42を取込んで保持
するものである。すなわち、タイミングDbでは、当該
受信スロット期間のデータ領域期間で選択されたアンテ
ナ(21又は22)からの受信レベル信号42を取込ん
で保持する。なお、タイミングDbは、データ領域期間
内であればいずれのタイミングでも良いが、データが安
定しているタイミングが好ましく、また、このタイミン
グDbで取込んだ受信信号レベルは、後述するように、
次の受信スロットで最適なアンテナの判断に用いられる
ので、データ領域期間の終了側のタイミングが好まし
い。
【0043】第2の実施形態のブランチ決定部26c
は、タイミングCaになるまでに、「直前の」受信スロ
ット期間のデータ領域期間内のタイミングDbで取込ん
だ受信レベル信号42と、「今回の」の受信スロット期
間のデータ領域期間前のタイミングDaで取込んだ受信
レベル信号41とを比較し、今回のデータ領域期間で利
用する受信信号のブランチとして受信レベル信号が大き
いものに決定し、ブランチ決定信号をスイッチ制御部2
6aに与えるものである。
【0044】以下、第2の実施形態のダイバーシティ受
信回路の動作を説明する。なお、直前の受信スロットに
おいては、アンテナ21からの受信信号をデータ領域期
間において選択使用していたとして説明する。
【0045】直前の受信スロット後、新たな受信スロッ
トになる前のタイミングCbにおいて、スイッチ制御部
26aは、直前の受信スロットのデータ領域期間で選択
されなかったアンテナ22からの受信信号をスイッチ2
3に選択させる。このアンテナ22からの受信信号のレ
ベル41は、当該受信スロット期間のデータ領域期間前
のタイミングDaにおいて、受信レベル取込部26bに
よって取込まれて保持される。
【0046】データ領域期間の直前のタイミングCaに
なる前に、ブランチ決定部26cは、「直前」の受信ス
ロットのタイミングDbで取込んだアンテナ21からの
受信レベル42と、「今回」の受信スロットのタイミン
グDaでアンテナ22からの受信レベル41とを比較
し、受信レベル41が受信レベル42より大きいときに
は、データ領域期間においてアンテナ22からの受信信
号を利用することに決定し、一方、受信レベル42が受
信レベル41より大きいときには、データ領域期間にお
いてアンテナ21からの受信信号を利用することに決定
し、ブランチ決定信号をスイッチ制御部26aに与え
る。
【0047】スイッチ制御部26aは、ブランチ決定信
号が、今までスイッチ23が受信信号を選択していた
(タイミングCbで選択された)アンテナ22と異なる
アンテナ21を指示しているときには、データ領域期間
の直前のタイミングCaにおいて、そのアンテナ21か
らの受信信号をスイッチ23に選択させるように切り替
える。
【0048】なお、スイッチ制御部26aは、ブランチ
決定信号が、今までスイッチ23が受信信号を選択して
いた(タイミングCbで選択された)アンテナ22を指
示しているときには、データ領域期間の直前のタイミン
グCaにおいて、スイッチ23に対して切替え指令を与
えることはない。
【0049】受信レベル取込部26bは、データ領域期
間内の所定タイミングDbになると、そのとき選択され
ているアンテナ(21又は22)からの受信レベル42
を取込んで、「次」の受信スロットの最適アンテナの判
断に供するために保持する。
【0050】第2の実施形態によれば、「今回」の受信
スロット期間のデータ領域期間前に捕らえた一方のアン
テナの受信レベルと、「直前」の受信スロット期間のデ
ータ領域期間で捕らえた他方のアンテナの受信レベルと
を比較し、受信レベルの高いアンテナからの受信信号を
今回の受信スロット期間のデータ領域期間で利用するよ
うにしており、受信スロット期間内では、多くても1回
だけスイッチを切替れば良いので、しかも、その切替タ
イミングがデータ領域期間前であるので、切替雑音によ
る影響を極力押さえることができる。
【0051】また、第2の実施形態によれば、PHSの
ような低フェージング下では急激な受信状態の変動が少
ないことを考慮すると、ほぼ1受信スロット期間だけ離
れた2個の受信レベルを比較しているが、双方のアンテ
ナ21及び22の受信レベル(の包絡線)が交差するま
では同じアンテナからの受信信号を使用するので、前回
選択されたアンテナが今回選択される可能性は高く、従
来のように受信状態の悪いアンテナに切り替わることが
ほぼなくなる。
【0052】さらに、第2の実施形態によれば、受信ス
ロット内では多くても1回しかスイッチの切替えを行な
わないので、データ領域期間前の期間が短い無線通信シ
ステムにおいて有用である。
【0053】なお、第2の実施形態においても、受信信
号レベル検出器25及び受信機24を各々1つで構成で
きるので、回路規模を小さくできるというアンテナ切替
ダイバーシティ方式でのメリットは当然に生じている。
【0054】(C)第3の実施形態 次に、第3の実施形態によるダイバーシティ受信回路を
図5を参照して説明する。
【0055】上述したように、第1の実施形態のダイバ
ーシティ受信回路は、データ領域期間で使用する受信信
号のブランチを、今回の受信スロット期間のデータ領域
期間の前の期間で捕らえた全2個のアンテナからの受信
信号の受信レベルに基づいて決定するものであった。こ
れに対して、第3の実施形態のダイバーシティ受信回路
は、データ領域期間で使用する受信信号のブランチを、
「直前」の受信スロット期間のデータ領域期間の前の期
間で捕らえた一方のアンテナからの受信信号の受信レベ
ルと、「直前」の受信スロット期間のデータ領域期間で
捕らえた他方のアンテナからの受信信号の受信レベルと
に基づいて決定するものである。
【0056】この第3の実施形態のダイバーシティ受信
回路も構成をブロック図で表すと、図1で表すことがで
きる。しかし、制御回路26内の各部26a、26b、
26cの機能が、第1及び第2の実施形態とは異なって
いる。
【0057】第3の実施形態のスイッチ制御部26a
は、タイミング信号に基づいて認識した、図5(B)に
示す受信スロット期間以外の期間の所定タイミングEb
では、直前の受信スロット期間についてのブランチ決定
部26cのブランチ決定信号に基づいて、直前の受信ス
ロット期間で受信レベルが低かったアンテナ(22又は
21)からの受信信号を選択させるスイッチ制御信号を
スイッチ23に与える。また、スイッチ制御部26a
は、タイミング信号に基づいて認識した、図5(B)に
示す受信スロット期間のデータ領域期間の前の所定タイ
ミングEaでは、直前の受信スロット期間についてのブ
ランチ決定部26cのブランチ決定信号に基づいて、直
前の受信スロット期間で受信レベルが高かったアンテナ
(21又は22)からの受信信号を選択させるスイッチ
制御信号をスイッチ23に与える。
【0058】なお、第2の実施形態の場合、受信スロッ
ト期間のデータ領域期間の前の所定タイミングCaで
は、切替えが実行されないこともあったが、この第3の
実施形態の場合、受信スロット期間のデータ領域期間の
前の所定タイミングEaで、切替えが常に実行される。
【0059】第3の実施形態の受信レベル取込部26b
は、タイミング信号に基づいて、上述したアンテナ切替
タイミングEaの直前の、図5(B)に示す受信スロッ
ト期間のデータ領域期間の前の所定タイミングFaで、
受信信号レベル検出器25から出力された受信レベル信
号51を取込んで保持するものである。すなわち、タイ
ミングFaでは、「直前」の受信スロット期間の受信レ
ベルが低かったアンテナ(22又は21)からの受信信
号の受信レベル信号51を取込んで保持する。また、受
信レベル取込部26bは、タイミング信号に基づいて、
データ領域期間内のタイミングFbで、受信信号レベル
検出器25から出力された受信レベル信号52を取込ん
で保持するものである。すなわち、タイミングFbで
は、「直前」の受信スロット期間の受信レベルが高かっ
たアンテナ(21又は22)からの受信信号の受信レベ
ル信号51を取込んで保持する。
【0060】なお、タイミングFbは、データ領域期間
内であればいずれのタイミングでも良いが、データが安
定しているタイミングが好ましく、また、このタイミン
グFbで取込んだ受信信号レベルは、後述するように、
次の受信スロットで最適なアンテナの判断に用いられる
ので、データ領域期間の終了側のタイミングが好まし
い。
【0061】第3の実施形態のブランチ決定部26c
は、タイミングFbを越えた、しかも、次の受信スロッ
ト前のタイミングEbに至る前のタイミングで、「今
回」の受信スロット期間のデータ領域期間内のタイミン
グFa及びFbで取込んだ受信レベル51及び52を比
較し、「今回」の受信スロット期間においていずれのア
ンテナからの受信レベルが高いか低いかを表すブランチ
決定信号をスイッチ制御部26aに与える。このような
ブランチ決定信号の情報が、上述したように、「次」の
受信スロットに係るアンテナ切替えタイミングEb及び
Eaでの切替えに用いられる。
【0062】すなわち、この第3の実施形態では、「今
回」の受信スロット期間で取込んだ2個のアンテナ21
及び22からの受信信号の受信レベルから、「次」の受
信スロットのデータ領域期間で使用する受信信号のブラ
ンチを決定していることになる。
【0063】以下、第3の実施形態のダイバーシティ受
信回路の動作を説明する。なお、直前の受信スロットに
おいては、アンテナ21からの受信信号のレベルがアン
テナ22からの受信信号のレベルより大きいとして説明
する。
【0064】直前の受信スロット後、新たな受信スロッ
トになる前のタイミングEbにおいて、スイッチ制御部
26aは、「直前」の受信スロット期間で受信レベルが
低かったアンテナ22からの受信信号をスイッチ23に
選択させる。このアンテナ22からの受信信号のレベル
51は、「今回」の受信スロット期間のデータ領域期間
前のタイミングFaにおいて、受信レベル取込部26b
によって取込まれて保持される。
【0065】また、このタイミングFaより僅かに遅れ
たデータ領域期間前のタイミングEaにおいて、スイッ
チ制御部26aは、「直前」の受信スロット期間で受信
レベルが高かったアンテナ21からの受信信号をスイッ
チ23に選択させる。このアンテナ21からの受信信号
のレベル52は、「今回」の受信スロット期間のデータ
領域期間内のタイミングFbにおいて、受信レベル取込
部26bによって取込まれて保持される。
【0066】このタイミングFb以降において(次のタ
イミングEbの前)、ブランチ決定部26cは、「今
回」の受信スロット期間内のタイミングFa及びFbで
取込んだアンテナ22及び21からの受信レベル51及
び52を比較する。
【0067】そして、受信レベル51が受信レベル52
より大きいときには、アンテナ22からの受信レベルが
大きくアンテナ21からの受信レベルが低いことを表す
ブランチ決定信号をスイッチ制御部26aに与える。こ
のときには、「次」の受信スロット期間に関連するタイ
ミングEbで受信レベルが低いアンテナ21からの受信
信号が選択され、「次」の受信スロット期間内のタイミ
ングEaで受信レベルが高いアンテナ22からの受信信
号が選択されることになる。また、ブランチ決定部26
cは、比較結果が、受信レベル52が受信レベル51よ
り大きいときには、アンテナ21からの受信レベルが大
きくアンテナ22からの受信レベルが低いことを表すブ
ランチ決定信号をスイッチ制御部26aに与える。この
ときには、「次」の受信スロット期間に関連するタイミ
ングEbで受信レベルが低いアンテナ22からの受信信
号が選択され、「次」の受信スロット期間内のタイミン
グEaで受信レベルが高いアンテナ21からの受信信号
が選択されることになる。
【0068】第3の実施形態によれば、「今回」の受信
スロット期間のデータ領域期間前及び期間内に捕らえた
両方のアンテナからの受信信号のレベルを比較し、受信
レベルの高いアンテナからの受信信号を「次」の受信ス
ロット期間のデータ領域期間で利用するようにしてお
り、受信スロット期間内では、1回だけスイッチを切替
れば良いので、しかも、その切替タイミングがデータ領
域期間前であるので、切替雑音による影響を極力押さえ
ることができる。
【0069】また、第3の実施形態によれば、PHSの
ような低フェージング下では急激な受信状態の変動が少
ないことを考慮すると、ほぼ1受信スロット前の2個の
受信レベルによってデータ領域期間で利用するブランチ
を決定していても、双方のアンテナ21及び22の受信
レベル(の包絡線)が交差するまでは同じアンテナから
の受信信号を使用するので、前回選択されたアンテナが
今回選択される可能性は高く、従来のように受信状態の
悪いアンテナに切り替わることをほぼなくすことができ
る。
【0070】さらに、第3の実施形態によれば、受信ス
ロット内では1回しかスイッチの切替えを行なわないの
で、データ領域期間前の期間が短い無線通信システムに
おいて有用である。
【0071】なお、第3の実施形態においても、受信信
号レベル検出器25及び受信機24を各々1つで構成で
きるので、回路規模を小さくできるというアンテナ切替
ダイバーシティ方式でのメリットは当然に生じている。
【0072】(D)他の実施形態 上記各実施形態においては、アンテナが2個の場合のダ
イバーシティ受信回路を示したが、本発明は、アンテナ
が3個以上の場合にも適用できることは勿論である。
【0073】第1の実施形態の技術思想に、アンテナが
N(Nは3以上)個の場合を適用した場合には、受信ス
ロット期間内のデータ領域期間前の期間において、N個
のアンテナ切替タイミングを用意しておき、最初のN−
1個の切替タイミングでそれぞれ異なるアンテナからの
受信信号を選択させて、全N個のアンテナからの受信信
号のレベルを捕らえ、最後の切替タイミングで、受信レ
ベルが最も高いアンテナからの受信信号を選択させるこ
とになる。
【0074】第2の実施形態の技術思想に、アンテナが
N(Nは3以上)個の場合を適用した場合には、受信ス
ロット期間内のデータ領域期間前の期間において、N−
1個のアンテナ切替タイミングを用意しておき、最初の
N−2個の切替タイミングでそれぞれ異なるアンテナか
らの受信信号を選択させて、「今回」の受信スロット期
間のデータ領域期間前の期間で得られたN−1個のアン
テナからの受信信号のレベルと、「直前」の受信スロッ
ト期間のデータ領域期間で得られた1個のアンテナから
の受信信号のレベルとに基づいて、「今回」の受信スロ
ット期間のデータ領域期間で利用するブランチを決定
し、最後の切替タイミングで、そのブランチのアンテナ
からの受信信号を選択させることになる。
【0075】第3の実施形態の技術思想、つまり「今
回」の受信スロット期間のデータ領域期間前及び期間内
に捕らえた両方のアンテナからの受信信号のレベルを比
較し、受信レベルの高いアンテナからの受信信号を
「次」の受信スロット期間のデータ領域期間で利用する
技術思想に、アンテナがN(Nは3以上)個の場合を適
用した場合には、受信スロット期間内のデータ領域期間
前の期間において、N個のアンテナ切替タイミングを用
意しておき、「今回」の受信スロット期間のデータ領域
期間前において、前側のN−1個のアンテナ切替タイミ
ング後のN−1個の期間でそれぞれ、「今回」の受信ス
ロット期間での復調に供しないN−1個の異なるアンテ
ナからの受信信号を選択させてN−1個の受信レベルを
捕らえ、さらに、最後のアンテナ切替タイミングでのア
ンテナ切替により、「今回」の受信スロット期間のデー
タ領域期間内において選択されたアンテナからの復調に
利用される受信信号のレベルを捕らえ、これらN個の
信レベルに基づいて、「次」の受信スロット期間におけ
る各アンテナ切替タイミングでの切替内容を定めると共
に、「次」の受信スロット期間の最後のアンテナ切替タ
イミングでは、「今回」の受信スロット期間で最も受信
レベルが高いアンテナからの受信信号を選択させるよう
に切替内容を定めることになる。
【0076】また、上記各実施形態のダイバーシティ受
信回路はPHSの移動局受信装置に適用されていること
を前提としたが、デジタル自動車電話システム、デジタ
ル携帯電話システム、デジタル移動通信システム等のT
DMA(Time Division Multiple Access) 方式を適用し
た移動無線通信システムであればいずれにも適用するこ
とができる。
【0077】さらに、TDMA方式を採用していないシ
ステムでも、データ領域期間とその前に非データ領域期
間とがある伝送単位を繰返しているものならば、本発明
を適用することができる。この場合、当該ダイバーシテ
ィ受信回路が全ての伝送単位を受信することになるの
で、上記各実施形態において受信スロットの前に設けら
れていたアンテナ切替タイミングも、非データ領域期間
に設けることを要する。
【0078】さらにまた、アナログ伝送方式に対して
も、伝送情報領域期間とその前に非伝送情報領域期間と
でなる、当該ダイバーシティ受信回路宛ての伝送単位を
間欠的又は連続的に繰返しているものならば、本発明を
適用することができる。
【0079】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、切替雑
音が復調信号に悪影響を及ぼすことを防止できると共
に、常時、高い受信レベルのアンテナからの受信信号を
復調処理に利用できる、回路規模を小さいダイバーシテ
ィ受信回路を実現できる。部、26c…ブランチ決定
部。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のブロック図である。
【図2】従来のブロック図である。
【図3】第1の実施形態の動作説明用タイミングチャー
トである。
【図4】第2の実施形態の動作説明用タイミングチャー
トである。
【図5】第3の実施形態の動作説明用タイミングチャー
トである。
【符号の説明】
21、22…アンテナ、23…スイッチ、24…受信
機、25…受信信号レベル検出器、26…制御回路、2
6a…スイッチ制御部、26b…受信レベル取込部、2
6c…ブランチ決定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/08 H04B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非伝送情報領域期間とそれに続いた伝送
    情報領域期間とでなる当該ダイバーシティ受信回路宛て
    の伝送単位期間を間欠的又は連続的に繰返している、複
    数のアンテナからの受信信号を、スイッチ手段が制御手
    段からのスイッチ制御信号に基づいて選択して復調手段
    及び受信レベル検出手段に与えると共に、上記制御手段
    が上記受信レベル検出手段が捕らえた全アンテナからの
    受信信号の受信レベルに応じて、上記スイッチ制御信号
    を形成するダイバーシティ受信回路であって、 上記制御手段が、 当該ダイバーシティ受信回路宛ての直前の伝送単位期間
    以降、今回の伝送単位期間の伝送情報領域期間前におい
    てのみ、上記スイッチ手段への切替えを指示するスイッ
    チ制御信号を出力するスイッチ制御部と、 上記スイッチ手段の各切替タイミングに応じたタイミン
    グで上記受信レベル検出手段が捕らえた受信レベルを取
    込むことにより、全てのアンテナからの受信信号の受信
    レベルを取込む受信レベル取込部と、 当該ダイバーシティ受信回路宛ての直前及び今回の伝送
    単位期間で得られた全てのアンテナからの受信信号の受
    信レベルに基づいて、今回の伝送単位期間の伝送情報領
    域期間で復調に供する受信信号を決定し、その伝送情報
    領域期間では決定した受信信号が復調手段に入力される
    ようにスイッチ制御に信号を与えるブランチ決定部と
    を有し、 上記スイッチ制御部は、今回の伝送単位期間の非伝送情
    報領域期間において、当該ダイバーシティ受信回路宛て
    の直前の伝送単位期間の伝送情報領域期間で受信信号が
    選択されたアンテナ以外の全てのアンテナからの受信信
    号の受信レベルを上記受信レベル取込部が取込むように
    上記スイッチ手段を切替え、 上記受信レベル取込部は、今回の伝送単位期間の伝送情
    報領域期間で選択されたアンテナからの受信信号の受信
    レベルをも次の伝送単位期間での切替制御のために取込
    み、 上記ブランチ決定部は、今回の伝送単位期間の非伝送情
    報領域期間で得られた全数マイナス1のアンテナからの
    受信信号の受信レベルと、当該ダイバーシティ 受信回路
    宛ての直前の伝送単位期間の伝送情報領域期間で選択さ
    れたアンテナからの受信信号の受信レベルとのうち、最
    大レベルの受信信号を、今回の伝送単位期間の伝送情報
    領域期間で復調処理に供するものに決定する ことを特徴
    とするダイバーシティ受信回路。
  2. 【請求項2】 非伝送情報領域期間とそれに続いた伝送
    情報領域期間とでなる当該ダイバーシティ受信回路宛て
    の伝送単位期間を間欠的又は連続的に繰返している、複
    数のアンテナからの受信信号を、スイッチ手段が制御手
    段からのスイッチ制御信号に基づいて選択して復調手段
    及び受信レベル検出手段に与えると共に、上記制御手段
    が上記受信レベル検出手段が捕らえた全アンテナからの
    受信信号の受信レベルに応じて、上記スイッチ制御信号
    を形成するダイバーシティ受信回路であって、 上記制御手段が、 当該ダイバーシティ受信回路宛ての直前の伝送単位期間
    以降、今回の伝送単位期間の伝送情報領域期間前におい
    てのみ、上記スイッチ手段への切替えを指示するスイッ
    チ制御信号を出力するスイッチ制御部と、 上記スイッチ手段の各切替タイミングに応じたタイミン
    グで上記受信レベル検出手段が捕らえた受信レベルを取
    込むことにより、全てのアンテナからの受信信号の受信
    レベルを取込む受信レベル取込部と、 当該ダイバーシティ受信回路宛ての直前の伝送単位期間
    で得られた全てのアンテナからの受信信号の受信レベル
    に基づいて、今回の伝送単位期間の伝送情報領域期間で
    復調に供する受信信号を決定し、その伝送情報領域期間
    では決定した受信信号が復調手段に入力されるようにス
    イッチ制御部に信号を与えるブランチ決定部とを有し、 上記スイッチ制御部は、今回の伝送単位期間の非伝送情
    報領域期間において、当該ダイバーシティ受信回路宛て
    の直前の伝送単位期間の伝送情報領域期間における復調
    処理に供した受信信号に係るアンテナ以外の全てのアン
    テナからの受信信号の受信レベルを上記受信レベル取込
    部が取込むように上記スイッチ手段を切替えると共に、
    今回の伝送単位期間の伝送情報領域期間において、当該
    ダイバーシティ受信回路宛ての直前の伝送単位期間にお
    ける上記ブランチ決定部が最大レ ベルと認識したアンテ
    ナからの受信信号を上記復調手段に与えるように上記ス
    イッチ手段を切替え、 上記ブランチ決定部は、今回の伝送単位期間の非伝送情
    報領域期間及び伝送情報領域期間で得られた全アンテナ
    からの受信信号の受信レベルのうち、最大レベルの受信
    信号を、次の伝送単位期間の伝送情報領域期間で復調処
    理に供するものに決定する ことを特徴とするダイバーシ
    ティ受信回路。
  3. 【請求項3】 上記スイッチ制御部は、当該ダイバーシ
    ティ受信回路宛ての伝送単位期間以外の期間で1回だけ
    スイッチ手段を切替えることを特徴とする請求項1又は
    に記載のダイバーシティ受信回路。
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