JPS60249439A - 切換回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明はＳＨＦ受信機等に用いられる切換回路に関す
る。

〔発明の技術的背景〕

衛星放送システムに用いられるＳＨＦ受信機は、第３図
に示すように屋外ユニット１ノと屋内ユニット１２を有
する。屋外ユニット１１においては、受信したＳＨＦ帯
の信号をＵＨＦ帯の中間周波信号に変換し、同軸の伝送
ケーブル１３を介して屋内ユニット１２に伝送する。屋
内ユニット１２においては、ＵＨＦ帯の信号をベースバ
ンドのテレビジョン信号、オーディオ信号等に復調する
。

ここで、屋外ユニット１１と屋内ユニット１２間は、１
本の伝送ケーブル１３で接続されており、この伝送ケー
ブル１３は、受信信号の伝送の他、屋内ユニット１２側
から屋外ユニット１１側へ電源供給を行なうための線路
としても用いられる。従って、屋外ユニット１ノ、屋内
ユニット１２には、それぞれ信号処理系と、電源系があ
る。屋外ユニット１１において、信号処理回路１４の出
力は、カップリングコンデンサ１６を介して伝送ケーブ
ル１３に導かれる。

また、伝送ケーブル１３を介して供給された電源は、イ
ンダクタンス１７を介して電源回路１５に与えられ、こ
こで安定化される。安定化された電源電圧は、信号処理
回路１４に供給される。一方、屋内ユニット１２におい
て、信号処理回路１８には、伝送ケーブル１３からの信
号がカップリングコンデンサ２０を介して導入される。

また、電源回路１９の安定化出力は、信号処理回路１８
に供給され、また、インダクタンス２１を介して伝送ケ
ーブル１３側にも出力される。

〔背景技術の問題点〕

上記従来のシステムにおいて、屋外ユニット１１内のス
イッチを切換える操作、例えば屋外ユニット１１内の局
部発振器を切換える場１合、または受信偏波を切換える
等の操作を行う場合に次のような問題があった。即ち、
屋内ユニット１２側からリモートコントロールによっテ
上記操作を行なうには、伝送ケーブル１３とは別に、専
用のケーブルを設置し、これをリモートコントロール用
とする。この場合は、ケーブルの設置工事を要し、また
ケーブル長として数十メートルを要すると工事価格も太
きいという問題がある。また、屋外ユニット１１に手動
の切換えスイッチを設ける方法もあるが、この場合は、
スイッチの切換えの必要がある度に屋外ユニット１ノ側
に出向き、ケースを開いて操作しなければならないとい
うわずられしさがちる。

〔発明の目的〕

この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、屋内ユ
ニット側から屋外ユニット内のシステムを容易に、しか
もケーブルを増設することなくコントロールすることの
できる切換回路を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この発明では、屋内ユニットから屋外ユニットに供給さ
れる電源の極性を切換えることによって、極性変化によ
る情報を屋外ユニットに伝送するものである。

〔発明の実施例〕

以下この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図はこの発明の一実施例であり、屋外ユニット１１
と屋内ユニット１２は１本の伝送ケーブル１３で接続さ
れている。この伝送ケーブル１３は、屋外ユニット１１
から屋内ユニット１２への信号伝送と、屋内ユニット１
２側から屋外ユニット１１側への電源供給を兼ねている
。

屋内ユニット１２においては、信号処理回路１８は、伝
送ケーブル１３に対してコンデンサ２０によって高周波
的に結合され、電源回路１９は、伝送ケーブル１３に対
してインダクタンス２１で直流的に結合されている。電
源回路１９にはコントロール回路３ノが接続されてお９
、出力電源の極性を切換えることができる。

一方、屋外ユニット１１において、信号処理回路１４は
、伝送ケーブル１３に対してコンデンサ１６によって高
周波的に結合され、また電源回路１５は、伝送ケーブル
１３に対してインダクタンス１７で直流的に接続されて
いる。また、伝送ケーブル１３に対しては、極性検出回
路３２も前記インダクタンス１７を介して接続されてい
る。前記電源回路１５の出力は、前記信号処理回路１４
、極性検出回路３２に与えられる。

この発明の一実施例は上記の如く構成され、屋外ユニッ
ト１１は、受信したＳＨＦ帯の信号をＵＨＦ帯の中間周
波信号に変換し、伝送ケーブル１３を介して屋内ユニッ
ト１２に伝送する。屋内ユニット１２においては、ＵＨ
Ｆ帯の信号をベースバンドのテレビジョン信号、オーデ
ィオ信号等に復調する。

さらに、屋内ユニット１２からは、屋外ユニット１１に
対し伝送ケーブル１３を介して電源が供給される。ここ
で、屋外ユニット１１内の例えば局部発振器を切換える
必要が生じた場合、コントロール回路３１が操作される
。これＫよって、電源回路１９の電源出力の極性が反転
される。出力の極性が反転すると、このことは、極性検
出回路３２によって検出され、その検出出力が信号処理
回路１４へ切換信号として与えられる。従って、本シス
テムにおいては、従来の如く新しくケーブルを増設する
ことなく、電源出力の極性情報を利用し、屋外ユニット
１１に切換信号を送ることができる。

第２図は、前記電源回路１５、極性検出回路３２を更に
具体的に示している。電源回路１５は全波整流回路４０
及びスイッチングレギュレータ回路４１から成る。極性
検出回路３２は、インダクタ１７の一端にアノードが接
続されたダイオード９４２を有する。このダイオード４
２０カソードは、抵抗４３．４４の直列回路及び抵抗４
５．４６の直列回路の各一端に接続される。批仇４３．
４４は、スイッチ回路４７を構成するトランジスタＱ１
のバイアスを設定し、抵抗４５．４６は、スイッチ回路
４８を構成するトランジスタＱ３のバイアスを設定する
。

前記スイッチ回路４７は、トランジスタＱ　１　ｒＱ２
によって構成され、前記スイッチングレギュレータ回路
４ノの出力端より電源が供給される。また、前記スイッ
チ回路４８は、トランジスタＱ３ｔＱ４．Ｑ５によって
構成され、同じく前記スイッチングレギュレータ回路４
ノの出力端から電源が供給される。今、電源回路１５に
正の極性の交流電源が入力されているものとすると、ダ
イオード４２はオンしている。これによって、トランジ
スタＱｌ、Ｑ３がオンする。

従って、スイッチ回路４７のトランジスタＱ２からは出
力電流が得られ、また、スイッチ回路４８のトランジス
タＱ５からは出力電流が得られない。次に、電源回路１
５に負の極性の交流電源が入力すると、ダイオード４２
はオフする。

これによって、スイッチ回路４８のトランジスタＱ４　
、Ｑ５がオンし、他のトランジスタＱ３及びスイッチ回
路４７のトランジスタＱｌ。

Ｑ２はオフする。従って、正の極性の交流電源が与えら
れていたときと、負の極性の電源が与えられるようにな
ったときとでは、スイッチ回路４７．４８の各出力状態
は反転することになる。

なお、電源回路１５における電源出力は、入力の極性が
切換わっても、絶対値に変化がなければ全波整流を行っ
ているので、単一の極性である。

上記の実施例では、交流電源の極性が切換わるものとし
たが、直流電源が使用されても全く同じ効果を得る。さ
らに、スイッチ回路４７゜４８等の出力をそのまま切換
信号として用いてもよいが、カウンタ等で極性の切換回
数を計数し、そのカウントデータで更に複雑な制御を得
ることも可能である。

〔発明の効果〕 上記したように、この発明によると、屋外ユニットと屋
内ユニット間に何らケーブルを新設することなく、既存
のケーブルを利用し、容易にコントロール情報を伝送す
ることができる、

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す回路図、第２図は第
１図の回路の一部を更に具体的に示す回路図、第３図は
従来のＳＨＦ受信機の構成図である。 １１・・・屋外ユニット、１２・・・屋内ユニット、１
３・・・伝送ケーブル、１４．１８・・・信号処理回路
、１５．１９・・・電源回路、１６．２０・・・コンデ
ンサ、１７．２１・・・インダクタ、３１・・・コント
ロール回路、３２・・・極性検出回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）第１のユニットから第２のユニットへケーブルを
   介して高周波信号を伝送し、前記第２のユニットから前
   記第１のユニットへ前記ケーブルを介して電源を供給す
   るシステムにおいて、前記第２のユニット内に設けられ
   前記電源の極性を任意に切換えるコントロール回路と、
   前記第１のユニット内に設けられ、前記ケーブルを介し
   て供給された前記電源の極性を検出し、極性が切換わる
   ことに応答して検出出力を得る極性検出回路とを具備し
   たことを特徴とする切換回路。
2. （２）　前記第１のユニ、／）は、ＳＨＦ受信機の屋外
   ユニットであり、前記第２のユニットは屋内ユニットで
   あることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の切換
   回路。