JPS6024809Y2 - 折版屋根における水平補強装置 - Google Patents

折版屋根における水平補強装置

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Publication number
JPS6024809Y2
JPS6024809Y2 JP12218280U JP12218280U JPS6024809Y2 JP S6024809 Y2 JPS6024809 Y2 JP S6024809Y2 JP 12218280 U JP12218280 U JP 12218280U JP 12218280 U JP12218280 U JP 12218280U JP S6024809 Y2 JPS6024809 Y2 JP S6024809Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folded roof
valley
folded
reinforcing member
connecting rod
Prior art date
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Expired
Application number
JP12218280U
Other languages
English (en)
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JPS5744815U (ja
Inventor
勇 塚越
文雄 安藤
久男 井沢
昭洋 細野
Original Assignee
三晃金属工業株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、折版屋根の妻側に補強部材を設けて、風圧、
地震等の水平荷重に対して極めて強固にできるし、簡単
な構成の折版屋根における水平補強装置に関する。
従来より、折版屋根は、山形部、谷部が水平方向に連続
しており、風圧、積雪等の垂直荷重に対しては断面係数
が大きいことから比較的強固であるが、その山形部、谷
部の長手方向に直交した水平荷重(風圧、地震)に対し
ては、第5図に示すように単純ばりと同様となり、中間
の山形部、谷部が撓みやすく曲げに対して比較的弱いも
のであった。
それを、強固にするには、板厚を厚くし、谷部、山形部
の大きさを大きくすればできるが、これらを変えずに簡
易な部材で水平荷重に対して補強したものが存在しなか
った。
そこで、本考案は、谷部の山形部とからなる折版屋根の
妻側の最外端の谷部底面を、耐風梁上に固着し、連結杆
の一側下部にv形部を設けた補強部材のV形部を、その
妻側の最外端の谷部の長手方向の中間に嵌合し、そのV
形部の底部を、谷部の底部に固着し、その連結杆は、そ
の妻側より折版屋根の谷部、山形部の長手方向と直交す
るように内方に向けて、山形部上に載置し、その複数の
山形部頂面で固着したことにより簡単な構成の補強部材
で、妻側の複数の山形部を連結し、この補強部材にて水
平荷重に対して支持すること)なり、これが連続ぼり(
不静定はり)と同様となり、撓みにく)、曲げに対して
も強固な補強ができ、安価に提供でき、前記の不都合を
解消したものである。
その構造を図面について説明する。
Aは折版屋根であって、谷部1と山形部2とが交互に連
続形成されている。
この折版屋根Aの単位屋根板は、谷部1の両側に山形部
2,2が形成されているものや、谷部1と山形部2とを
交互に連続させ、且つ両側端に山形部2,2を形成した
〔図面では2つの谷部1が設けられている〕ものが存在
し、その隣接する単位屋根板の山形部2゜2相互が重合
されて折版屋根Aが葺成されている。
第2図において折版屋根Aの上下端側の谷部と山形部は
、その折版屋根A端に彎曲状部が一体化されて、これを
介して折版屋根Aと同部材の壁部が構成されているもの
である。
その折版屋根Aの谷部1、山形部2の長手方向(第2図
において上下方向)の端を軒先部と称し、その長手方向
に直交する両側を折版屋根Aの妻側と指称する。
その折版屋根Aの妻側の最外端の谷部1底面は、妻側壁
B〔図面では折版壁部〕の上端にボルト・ナツト等で固
着した断面が扁平門形の耐風粱3上に、ボルト・ナツト
等にて固着されている。
4は補強部材であって、断面り形の連結杆6の一側下部
に、谷部1とその両側の山形部2の内側傾斜面内に嵌合
可能なり形部5の上端が固着されている。
その連結杆6の長さは、隣接する山形部2゜2のピッチ
の複数(図面では3ピツチ)の長さに形成されている。
また、■形部5の上部内側には補強片5′が必要に応じ
て設けられている。
そして、その補強部材4のV形部5が、その妻側の最外
端の谷部1の長手方向の中間適所の1乃至複数個所(図
面では1ケ所)の谷部1に嵌合同着されている。
実際には、そのV形部5の底面と、折版屋根Aの谷部1
底面と、耐風粱3とがボルト・ナツトにて固着されてい
る。
また、その連結杆6は、妻側の最外端より、折版屋根A
の谷部1、山形部2の長手方向と直交または略直交する
ように内方に向けられて山形部2上に載置し、その複数
の山形部2頂面でボルト・ナツト等にて固着されている
7は妻側包板である(第1図点線位、第2図参照)。
なお、第4図は、本考案による折版屋根Aが水平等分布
荷重を受けた場合のはりとした状態図及び曲げモーメン
ト図(B−M−D)を示したものであり、第5図は従来
の折版屋根Aの場合の状態図及び曲げモーメント図を示
したものである。
次に作用効果について説明する。
本考案においては、連結杆6の一側下部に■形部5を設
けた補強部材4のv形部5を、折版屋根Aの妻側の最外
端の谷部1の長手方向の中間に嵌合し、そのV形部5の
底部を、谷部1の底部に固着し、その連結杆6は、その
妻側より折版屋根Aの谷部1、山形部2の長手方向と直
交するように内方に向けて、その複数の山形部2頂面に
固着し、その妻側の最外端の谷部1底面は耐風粱3に固
着したことにより、その折版屋根Aの妻側より、風圧、
地震等による水平荷重が加わった場合には、その力はま
ず、耐風粱3に加わり、その力が妻側の谷部1及びトラ
ス状のV形部5に伝えられ、同時に連結杆6に伝えられ
る。
この力の伝播は、略瞬時に行なわれるし、その荷重は折
版屋根A全体にも分散しつ)伝播することは勿論である
すると、折版屋根Aの妻側でその外力を受ける主要箇所
としては、トラス状のV形部5となり、そこではトラス
状であることから、せん断歪等を与えることなく確実に
連結杆6に伝わり、その力を複数の山形部2にて支持す
ること)なる。
従って、その補強部材4が、その水平荷重に対して中間
支持部となり、これは第4図の構力図に示すように連続
ばりと同様に解釈することができ、その荷重による曲げ
モーメント図(B−M−D)でも、最大曲げモーメント
の値が、単純ばりとした従来の折版屋根(第5図参照)
に比較して少なくなり、その単位屋根材の曲げ応力(強
さ)が少なくて済む。
即ち、その補強部材4にて、水平荷重に対しての折版屋
根Aの補強が極めて優れたものにできる。
さらに、その補強部材4は連結杆6とV形部5とによる
ものであり、材料も少なく、樹皮も極めて簡単であり、
折版屋根Aの板厚を厚くしたり、その断面係数を大きく
すること等に比較して、著しく安価な補強装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、その第1
図は本考案の要部斜視図、第2図は本考案の略示平面図
、第3図は補強部材の斜視図、第4図は本考案の折版屋
根の場合のはりの状態図及び曲げモーメント図、第5図
は従来の折版屋根の場合の状態図及び曲げモーメント図
である。 A・・・・・・折版屋根、1・・・・・・谷部、2・・
・・・・山形部、3・・・・・・耐風梁、4・・・・・
・補強部材、5・・・・・・V形部、6・・・・・・連
結杆である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 谷部1と山形部2とからなる折版屋根Aの妻側の最外端
    の谷部1底面を、耐風粱3上に固着し、連結杆6の一側
    下部にV形部5を設けた補強部材4のV形部5を、その
    妻側の最外端の谷部1の長手方向の中間に嵌合し、その
    v形部5の底部を、谷部1の底部に固着し、その連結杆
    6は、その妻側より折版屋根Aの谷部1、山形部2の長
    手方向と直交するように内方に向けて山形部2上に載置
    し、その複数の山形部2頂面で固着したことを特徴とし
    た折版屋根における水平補強装置。
JP12218280U 1980-08-28 1980-08-28 折版屋根における水平補強装置 Expired JPS6024809Y2 (ja)

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JP12218280U JPS6024809Y2 (ja) 1980-08-28 1980-08-28 折版屋根における水平補強装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5744815U JPS5744815U (ja) 1982-03-12
JPS6024809Y2 true JPS6024809Y2 (ja) 1985-07-25

Family

ID=29482808

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JP12218280U Expired JPS6024809Y2 (ja) 1980-08-28 1980-08-28 折版屋根における水平補強装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187709A (ja) * 1983-04-09 1984-10-24 株式会社クボタ 8条植型田植機
JPH0353610Y2 (ja) * 1985-03-22 1991-11-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5744815U (ja) 1982-03-12

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