JPS60246103A - 円筒状電波反射管 - Google Patents

円筒状電波反射管

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Publication number
JPS60246103A
JPS60246103A JP10179884A JP10179884A JPS60246103A JP S60246103 A JPS60246103 A JP S60246103A JP 10179884 A JP10179884 A JP 10179884A JP 10179884 A JP10179884 A JP 10179884A JP S60246103 A JPS60246103 A JP S60246103A
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JP
Japan
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radio wave
olefin polymer
polymer layer
metallic
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Pending
Application number
JP10179884A
Other languages
English (en)
Inventor
Makio Kobayashi
末喜男 小林
Kenji Takemura
竹村 憲二
Hiroichi Yoshida
博一 吉田
Akihiro Hashimoto
橋本 昭紘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Publication of JPS60246103A publication Critical patent/JPS60246103A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P11/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing waveguides or resonators, lines, or other devices of the waveguide type
    • H01P11/001Manufacturing waveguides or transmission lines of the waveguide type
    • H01P11/002Manufacturing hollow waveguides

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Waveguides (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [I]発明の目的 本発明は金属層を中間層とする円筒状電波反射管に関す
る。さらにくわしくは、少なくとも(A)オレフィン系
重合体層、(B)金属性のマット、クロスおよびネット
からなる群から選ばれた少なくとも一種の形状物ならび
に(C)オレフィン系重合体層が順次積層してなる円筒
状電波反射管であり、内層であるオし・フィン系重合体
層の厚さは5ミクロンないし5I1mlであり、申開層
である金属性のマー2ト、クロスおよびネットは2メツ
シユよりも細かく、かつ外層であるオレフィン系重合a
層の厚さは0.5+amないし15鵬mであることを特
徴とする円筒状電波反射管に関するものであり、中間層
である金属性形状物が電波を反射する導波管を提供する
ことを目的とするものである。
[工1]発明の背景 従来より、電波の導波管として アルミニウム、銅など
の金属のバイブまたはパイプ状のネ、。
トが用いられてきた。しかし、金属は腐食が発生するた
めに防食合金にするか、防食塗装を施す必要がある。し
かしながら、防食合金は高価である。また、防食塗装に
ついても防食を完全にするためには、塗装を数回実施す
る必要があり、結局高価になるという問題があるばかり
でなく、たとえ数回塗装を行なったとしても、長時間の
使用にともない腐食が徐々に進行する。さらに、腐食の
恐れのない各種熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用い
て、無電解メッキ法などで内面メタライズをすることに
よって導波管を作る試みがなされている。しかしながら
、内面反射層を均一にかつ電波の損失のないように製造
することが困難であること、 − さらに内面メクライズ層の 腐食を防]Fすることが困難であった。また、各種熱可
塑性樹脂または熱硬化性樹脂に金属粉末、カーボンブラ
ック、炭素繊維などを充填させることによってパイプを
成形し、導波管を作ることも試みられたが、電波の損失
が大きいこと、内面を凹凸のない状態にすることが困難
であること、岳期間の使用に耐え、かつ電波の伝送損失
のない導波管を得ることができなかった。
[I11]100構成 以りのことから、本発明者らは、製造工程が単純であり
、電波反射能を有し、かつその性能が長期間にわたり保
持可能な円筒形の電波反射管を得ることについて種々探
索した結果、 少なくとも(A)オレフィン系重合体層、(B)「金属
性のマット、クロスおよびネットからなる群から選ばれ
た少なくとも一種の形状物」(以下「金属性形状物」と
云う) ならびに (C)オレフィン系重合体層 が順次積層してなる円筒状電波反射管であり、内層であ
るオレフィン系重合体層の厚さは5ミクロンないし5■
であり、中間層である金属性形状物は2メツシユよりも
細かく、かつ外層であるオレフィン系重合体層の厚さは
0.5mmないしI5rsmであることを特徴とする円
筒状電波反射管が、 製造工程が比較的に単純であり、耐久性が良好であるば
かりでなく、電波の伝送特性がすぐれていることを見出
し5本発明に到達した。
[IV]発明の効果 A、、発明の円筒状電波反射管はその製造工程を含めて
下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(+) #腐食性がすぐれているため、長期にわたり電
波の伝送特性の変化がない。
(2)該反射管が軽量であり、かつ局部的な外圧に対し
ても変形が発生しない。
(3)金属性形状物を均一に成形加工することが可能で
あり、かつ金属性形状物に傷、しわなどの発生がなく積
層物を製造することが可能であるため電波の反射のむら
がない。
(4)使われるオレフィン系重合体は種々の複雑な形状
に容易に賦形することができることによって良好な外観
性、取り付けなどの機能が要求される場所にも使用する
ことができる。
(6)円筒状電波反射管(円筒状積層成形物)の機械的
強度(剛性、クリープ変形性)がすぐれており、構造体
として利用することができる。
本発明によって得られる円筒状電波反射管は以上のごと
き効果(特徴)を発揮するため1こ多方面にわたって利
用することができる。代表的な用途として、パラボラア
ンテナ、レータ−1′電子レンジなどのマイクロ波を利
用した応用技術分野の種々の部品があげられる。
[V]発明の詳細な説明 (A)オレフィン系重合体 本発明における円筒状電波反射管の内層および外層の製
造に使われるオレフィン系重合体としては、エチレンの
単独重合体またはプロピレンの単独重合体、エチレンと
プロピレンとの共重合体エチレンおよび/またはプロピ
レンと炭素数が多くとも12個の他のα−オレフィンと
の共重合体(α−オレフィンの共重合割合は多くとも2
0重畢%)があげられる。これらのオレフィン系重合体
のノルドインデックス(JJS X−67130にした
がい3温度が180℃および荷重が2.18kgの条件
で測定、以下rM、1.J と云う)またはメルトフロ
ーインデック、2.(JIS K−6758ニしたがい
、温度が230’Cオヨび荷重が2.l8kgの条件で
測定、以下r MFIJと云う)が0.01− lon
g/ 10分のものが好ましく、特に0.02〜80g
/10分のものが好適である。に、■、またはMFIが
0.01g、/10分未満のオレフィン系重合体を使用
するならば、円筒状積層成形物の成形性が不良であり、
表面に凹凸の発生があり、均−状の成形体を得ることが
困難である。一方、100g/ 10分を越えたオレフ
ィン系重合体を用いると、成形性はすぐれているが、得
られる膚形物の機械的特性が低い。さらに、低密度(0
,900g / c m” )ないし高密度(0,98
0g / c m’ )のエチレン単独重合体もしくは
エチレンと少量の前記α−オレフィンとの共重合体ある
いはプロピレン単独重合体またはプロピレンとエチレン
および/もしくは他のα−オレフィンとのランダムもし
くはブロック共重合体が望ましい。
これらのオレフィン系重合体は遷移金属化合物と有機ア
ルミニウム化合物とから得られる触媒系(いわゆるチー
グラー触媒)、担体(たとえば、シリカ)にクローム含
有化合物(たとえば、酸化クローム)などを担持される
ことによって得られる触媒系(いわゆるフィリンプス触
媒)またはラジカル開始剤(たとえば、41機過酸化物
)を用いてオレフィンを単独重合または共重合すること
によっても得られる。
さらに1本発明においては、これらのオレフィン系重合
体に少なくとも一個の−1重結合をイ1する化合物(た
とえば、不飽和カルホン酸、 ・塩)、(カルボン酸、
ビニルシラン化合物)をグラフト重合することによって
得られる変性ポリオレフィンも含まれる。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフィン
については、それらの製造方法はよイ知られているもの
である。
これらのオレフィン系重合体および変性ポリオレフィン
は、それぞれ単独で使用I7てもよく、゛種以上併用し
てもよい。さらに、これらのオレフィン系重合体および
変性ポリオレフィ/のうち、二種以上を任意の割合で樹
脂ブレンドし7て用いてもよい。
また、本発明の円筒状電波反射管の外層に用いられるオ
レフィン系重合体にはオレフィン系重合体層の線膨張率
を低下させるため各種無機充填剤を配合することかでき
る。無機充填剤を含有するオレフィン系重合体層を製造
するために使用される無機充填剤は一般に合成樹脂およ
びゴムの分野において広く使われているものである。こ
れらの無機充填剤としては、酸素および水と反応しない
無機化合物であり、混練時および成形時において分解し
ないものが好んで用いられる。該無機充填剤としては、
アルミニウム、銅、鉄、鉛およびニッケルのごとき金属
、これらの金属およびマグネシウム、カルシウム、バリ
ウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、ケイ素、アン
チモン、チタンなどの金属の酸化物、その水和物(水酸
化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、こ
れらの複塩ならびにこれらの混合物に大別されるイ該無
機充填剤の代表例としては、前記の金属、酸化アルミニ
ウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カルシウム、酸
化マグネシウム(マグネシア)、水酸化マグネシウム、
酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹および鉛〔1のことき鉛の醇
化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム 1す1基性
tKMマグネシウム、ホワイトカーボン、アスベスト 
マイカ、タルク、カラス繊維、ガラス粉末、カラスビー
ズ、クレー、硅藻十、シリカ、ワラス)ナイト、酸化鉄
、酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、リトポン
、軽石粉、硫醇アルミニウ1、(石膏など)、硅酸ジル
コニラ11、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、ドロマ
イト、−―硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる。こ
れらの無機充填剤のうち、粉末状のものはその径が1■
以下(好適には0.5mm以下)のものが好ましい、ま
た繊維状のものでは、径が1〜500 ミクロン(好適
には 1〜300 ミクロン)であり、長さが0.1〜
6mm (N適には0.1〜5mm )のものが9まし
い。さらに、平板状のものは径が2■以下(好適には1
mm以下”のものが好ましい。) (B)金属性形状物 さらに、本発明における金属性形状物の原料である金属
の代表例としては、アルミニウド、猟。
ニッケル、銅および亜鉛のごとき金属の単体ならびこれ
らの金属を主成分とする合金(たとえば、ステンレス鋼
、画調)があげられる。これらの金属は表面を処理しな
くてもよく、あらかじめ化学処理、メッキ処理のごとき
表面処理されたものでもよい。さらに、塗装または印刷
を施されたものも好んで使用することができる。
(C)各層の構成 (1)内層(オレフィン系重合体) 本発明の円筒状電波反射管の内層を構成するオレフィン
系重合体層は後記の金属性形状物の腐食を防11:する
とともに金属性形状物の傷イ1を防11−する働きをす
−るものである。さらに、電波の伝送時の損失を発生さ
せないという機能を有している。
このことから、厚さは5ミクロンンないし50+11で
あり、10ミクロンないし5IIIIIが好ましく、特
に10ミクロンないし1mmが好適である。このオレフ
ィン系重合体層の厚さが5ミクロン未満では、金属性形
状物の腐食が発生するのみならず、使用時における他の
物品との接触・摩擦にともない、摩耗して金属性形状物
が霧中することなどが発ノ1−シて間開がある。一方、
5ff111を越えるならば、電波の伝送特性が低下す
るばかりでなく、コストア・ンプになり、円筒状電波反
射管の重量が増大する。
(2)金属性形状物 また、本発明の金属性形状物は前記の金属繊維状物を平
織、綾織1畳織、荘織、撚綿織、トリプル織、クランプ
織などの方法によってマット状、クロス状またはネット
状に織んあるいは編組したものである。繊維状物として
は、その直径は通常0.0020〜1mmであり、lJ
、0050〜0.5mmのものが望ましく、とりわけ0
.01〜0.3mmのものがIJf適である。なかでも
、鋼線を編んだものが縦および横方向に伸縮性を有する
ために好ましい。mW状物の直径が0.0020mm未
満では、マット状、クロス状およびネット状への加工が
困難である。一方、直径が1mmを越えるものについて
は、重量が増加するのみならず、コス;・アンプになり
、さらに積層物を湾曲、屈曲などを施すさいに問題とな
る。この金属性形状物のメツシュの大きさは電波の反射
性能を決定するために重要である。メツシュの大きさは
2メツシユより細かいものであり、 4メツシユよりも
細かいものが好ましく、特に8メツシユより細かいもの
が好適である。2メツシユよりもあらい金属性形状物を
使用するならば、円偏波の反射率が著しく低下する。
(3)外層(オレフィン系重合体層) さらに、本発明の円筒状電波反射管の外層を構成するオ
レフィン系重合体層はオレフィン系重合体のみで構成さ
れていてもよく、また前記の無機充填剤をさらに配合さ
せることも可能である。無機充填剤を配合させるさい、
無機充填剤の配合割合(組成割合)は多くとも80重量
%(′tなわち、オレフィン系重合体の組成割合は少な
くとも20重事務)であり、70重量%以下が好ましく
、特に60重事務以下が好適である。この層の無機充填
剤の組成割合(含有率)が80重量%を越えるならば、
均一・状の組成物を製造することが困難であり、かりに
均一な組成物が得られたとしても後記のシートの製造お
よび射出成形などで円筒状電波反射管を製造するさい、
良tJ−f @’製品(円筒状電波反射管)を得ること
ができない。
このオレフィン系重合体層の厚さは500ミクロンない
し15IIIII+であり、l−10mmが望ましく、
とりわけ 1〜?■が好適である。この外層を構成する
オレフィン系重合体層の厚さが500 ミクロン未満で
は、剛性が不足し、外力によって変形・破損するために
望ましくない。−・フJ、15mmを越えるならば、成
形時の冷却に時間を要するとともに、表面にひけが発生
し易くなるのみならず、重量が増加するために使用上に
おいて問題がある。
前記内層を構成するオレフィン系重合体層および外層を
構成するオレフィン系重合体層を製造するにあたり、オ
レフィン系重合体それぞれの分野において一般に使われ
ている酸素、熱および紫外線に対する安定剤、金属劣化
防11−剤、難燃化剤、着色剤、電気的特性改良剤、帯
電防11−剤、滑剤、加工性改良剤ならびに粘着性改良
剤のごとき添加剤を本発明の内層を構成するオレフィン
系重合体層および外層を構成するオレフィン系重合体層
の組成物かイ■する特性をそこなわない範囲で添加して
もよい。
未発明の内層を構成するオレフィン系重合体に1−記添
加剤を配合するさいおよび外層を構成するオレフィン系
重合体(1−記添加剤を配合する場合も含めて)を製造
するさい、オレフィン系重合体の業界において通常使わ
れているヘンシェルミキサーのごとき混合機を用いてト
ライブレンドしてもよく、バンバリーミキサ−、ニーグ
ー、ロールミルおよびスクリュ一式押出機のごとき混合
機を使用して溶融混練することによって得ることができ
る。このさい、あらかじめトライブレンドし、得られる
組成物(混合物)溶融混練することによって均−状の組
成物を得ることができる。
とりわけ、オレフィン系重合体を粉末状にして使用する
ほうが、より均一に混合することができるために好まし
い。
この場合、一般には溶融混練した後、ペレット状物に成
形し、後記の成形に供する。
本発明の外層を製造するために無機充填剤含有するオレ
フィン系重合体を製造するにあたり 全配合成分を同時
に混合してもよく、また配合Φ分のうち一部をあらかじ
め程合していわゆるマスターパッチを製造し、得られる
マスターパンチと残りの配合成分とを混合してもよい。
以トの配合物を製造するネいに溶融混練する場合、使用
されるオレフィン系重合体の融点または軟化点景トで実
施しなければならないが、A5い温度で実施すると、オ
レフィン系重合体か劣化する。これらのことから、−1
1’>にはオレフィン系重合体の融点もしくは軟化点よ
りも20°C高い温度(好適には、50°Cよりも高い
温p)であるが、劣化を生じない温度範囲で実施される
(D)円筒状電波反射管 本発明によって得られる円筒状電波反射管の内径は伝送
される電波の周波帯によって異なるが、少なくとも 1
mmが一般的である。この円筒状電波反射管の内径が1
mm未満では、岡波数範囲が高周波すぎることによって
実用的でない、 本発明の円筒状電波反射管は前記のことイ(A)内層の
オレフィン系重合体層、(B)中間層の金属性形状物お
よび(C)外層のオレフィン系重合体層からなるもので
ある。この反射管を第1図によってさらにくわしく説明
する。この第1図は本発明の円筒状電波反射管の拡大断
面図である。この図において、1は内層であるオレフィ
ン系重合体層である。2は中間層である金属性形状物で
ある。また、3は外層であるオレフィン系重合体層であ
る。
本発明の円筒状電波反射管は以ヒのごとく内層であるオ
レフィン系重合体層(1)、中間層である金属性形状物
(2)および外層であるオレフィン系重合体層(3)か
ら構成されているものである。金属性形状物と内層のオ
レフィン系重合体層および金属性形状物と外層のオレフ
ィン系重合体層とがそれぞれ密着性が良好であれば、そ
のまま密着させてもよいが、密着性が悪い場合では、そ
れらの間に接着性(密着性)を充分に保有させるために
プライマーおよび不飽和のカルボン酸またはその無水物
をグラフトさせたオレフィン系重合体のごとき接着剤を
介在させてもよい。
(E)円筒状電波反射管の製め方法 本発明の円筒状電波反射管を製造する方法としては種々
の方法がある。その方法の代表例としては、金属性形状
物の片面にあらかじめ接着性伺−17剤を塗布し、オレ
フィン系重合体層を押出ラミネートまたは金属性形状物
の片面にあらかじめ接着性付与剤を塗布し、オレフィン
系重合体層をプレス成形し、オレフィン系重合体層が内
面になるように円筒状に賦形し、得られた円筒状の積層
物に下記のごと〈オレフィン系重合体層と積層してもよ
い。このさい、オレフィン系重合体層と金属性形状物と
の密着性が良好な場合では、金属性形状物に接着性付与
剤を塗布することなく、直接に押出ラミネートまたはプ
レス成形して積層物を製造してもよい。このようにして
得られたJj’1層物をオレフィン系重合体が内層にく
るように円筒状に賦形したのち、オレフィン系重合体層
を積層するには、円筒状の金属性形状物の外層の他の而
【こあらかじめ接着性付与剤を塗In L 、 オレフ
ィン系重合体層を押出スパイラルワインドしてもよく、
丸ダイコートしてもよい。さらに、円筒状の積層物をあ
らかじめ射出成形機の金型にインサートし、オレフィン
系重合体を射出成形させることによって製造することも
できる。これらのいずれの方法でも、金属性形状物とオ
レフィン系重合体層との雀着性がすぐれている場合では
、金属性形状物に接着性付与剤を塗布することなく、こ
れらの方法によって成形して円筒状の積層物(円筒状電
波反射管)を製造してもよい。 以上の押出スパイラル
ワインド法、丸グイコート法およびインサート射出成形
法はいずれも本発明の特有のものでなく、一般に行なわ
れている方法を適用すればよい。これらの方法において
加熱する場合では、いずれも使用されるオレフィン系重
合体が熱劣化を生じない温度範囲で実施しなければなら
ないことはもちろんのことである。これらの積層物を製
造する方法はいくつかの例を示したに過ぎず、その他の
方法を応用してもよい。
El実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、電波反射率は円形
導波管を使用し1本発明の円筒状電波反射管を使用した
ときの電圧定在波比よリマイクロ波の反射係数として測
定した。また、塩水噴霧テストはJISにしたがい、食
塩水溶液を用いて金属性形状物表面の外観(変追色、光
沢変化、クレージング、ふくれ、金属性形状物の剥離、
亀裂などの有害変化)を観察し、有害変化の発生した時
間で評価した。さらに、ヒートサイクルテストはサンプ
ルを80℃に2時間さらした後、4時間かけて一45°
Cに徐々に冷却し、この温度に2時間さらし、ついで4
時間かけて徐々に80″Cまで加熱し、このサイクルを
100回行なった後、サンプルの表面の外観を前記強度
塩水噴霧テストの場合と同様に評価した。また、曲げ剛
性はASTM D−790にしたがって測定した。
なお、実施例および比較例において使用した、オレフィ
ン系重合体、無機充填剤および金属性形状物の種類、物
性などを下記に示す。
[(A)オレフィン系重合体] 本発明の内層および外層を製造するためにオレフィン系
重合体として、プロピレン中独重合体[メルトフローイ
ンデックス(JIS K−6758にしたがい、温度が
230℃および荷重が2.16kgの条件で測定、以下
r MFIJ ト云つ) カ0.5g/10分、以1ζ
「PP(a) J と云う]、高密度ポリエチレン[密
度0、958 g / c m’、メルトインデックス
(JIS K−8760にしたがい、温度が190℃お
よび荷重が2.16kgの条件で測定、以下rM、1.
J ト云う) カ0.8g/ 10分、以下rHDPE
(1) J ト云う] 、 MFI カ0.7g/ 1
0分であるプロピレン−エチレンプロ・ンク共重合体(
エチレン含有率 10.5重量%、以下r PP(B)
Jと云う) 、 M、1.が20 g / 10分であ
る高密度エチレンtfk独重合体(密度 0.8614
 / c m’、以下r HDPE(2)J と云う)
を使った。
[(B)無機充填剤] 無機充填剤として、平均粒径が3ミクロンであるタルク
(アスペクト比 約7)、乎均オrt径が3ミクロンン
であるマイカ(アスペクト比 約8)、グラスファイバ
ー(単Hh維径 11ミクロン4 カット長 3mm 
、以下「GF」と云う)、およびW均粒径が0.8ミク
aンである炭酸カルシウム(以下[;acOs J と
云う)を用いた。
しくC)金属性形状物] 金属性形状物として、それぞれの繊維径が約0.3+e
mであるアルミニウム(以下rAl」と云う)、銅、黄
銅および銀の40メツシユ平織ワイヤークロスを使用し
た。
実施例 1〜12、比較例 1,2 前記PP(A)およびHDPE(1)を成形し、それぞ
れ厚さが20ミクロンのフィルムを製造した。また、各
金属性形状物の片面にアクリル系プライマー(昭和高分
子社製、商品名 ビニロール92T)を厚さがそれぞれ
20ミクロンになるように塗/1jシ、乾燥した。さら
に、無機充填剤およびオレフィン系重合体(それぞれの
無機充填剤およびオレフィン系重合体の種類ならびに組
成物中の無機充填剤の含有率を第1表に示す。それぞれ
5分間ヘンシェルミキサーを用いてトライブレンドし、
各混合物を樹脂温度が230″Cの条件下でベント付押
出機を使って組成物を製造した。得られた各組成物(ペ
レ、、ト)をT−グイ成形機を用いて厚さが2II11
のシートを製造した。
このようにして製造されたオレフィン系重合体のフィル
ムを金属性形状物のプライマー塗布面にかさね合わせて
230℃に加熱されたプレス機を使用して圧力が100
kg/ c m″(ゲージ圧)で5分間加熱圧着し、オ
レフィン系重合体がラミネートされた金属性形状物を製
造した。得られた金属性形状物を30cmに切断し、径
が50mm、長さが30c+1)70℃に加熱されたア
ルミニウム酸のマンドレルに巻きつけた後、シームし、
長さが30c+eの円筒状の金属性形状物を製造した。
得られたマンドレルに巻きつけた円筒状の金属性形状物
の外面にウレタン系プライマー(東洋モートン社製、商
品名 アドコー) 335)を乾燥時の厚さがそれぞれ
30ミクロンになるように塗布し、乾燥した。得られた
外面プライマー塗布金属円筒状の積層物を押出スパイラ
ルワインド法(実施例 1 、3 、4) 丸グイコー
ト法(実施例 2)およびインサート射出成形法(実施
例 5〜7.比較例 1,2)によって円筒状電波反射
管を製造した。このようにして得られた円筒状電波反射
管の曲げ強度および塩水腐食テストを測定した。それら
の結果を7tIJ1表に示す。
(以下余白) このようにして得られた各円f:II状電波反射管の電
波伝導率を測定したところ、いずれも86%であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の円筒状電波反射管の拡大断面図である
。 1・・・内層であるオレフィン系重合体層、2・・・中
間層である金属性形状物、 3・・・外層であるオレフィン系重合体層特許出願人 
昭和型「株式会社 代 理 人 弁理」−菊地精−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少なくとも(A)オレフィン系重合体層、(B)金属性
    のマット、クロスおよびネットからなる群から選ばれた
    少なくとも一種の形状物ならびに (C)オレフィン系重合体層 が順次積層してなる円筒状電波反射管であり、内層であ
    るオレフィン系重合体層の厚さは5ミクロンないし5I
    l111であり、中間層である金属性のマット、クロス
    およびネットは、 2メツシユよりも細かく、かつ外層
    であるオレフィン系重合体層の厚さは0.5mmないし
    15m+sであることを特徴とする円筒状電波反射管。
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