JPS60245899A - 極低温容器の断熱支持装置 - Google Patents
極低温容器の断熱支持装置Info
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- JPS60245899A JPS60245899A JP10050484A JP10050484A JPS60245899A JP S60245899 A JPS60245899 A JP S60245899A JP 10050484 A JP10050484 A JP 10050484A JP 10050484 A JP10050484 A JP 10050484A JP S60245899 A JPS60245899 A JP S60245899A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、極低温容器の断熱支持装置に係り、特に液体
ヘリウム温度に冷却すべき超電動コイルなどの極低温デ
バイスを収納する低温側容器に働く力を、室温近くにな
る高温側容器へ伝達する断熱支持体に好適な極低温容器
の断熱支持装置に関するものである。
ヘリウム温度に冷却すべき超電動コイルなどの極低温デ
バイスを収納する低温側容器に働く力を、室温近くにな
る高温側容器へ伝達する断熱支持体に好適な極低温容器
の断熱支持装置に関するものである。
まず、従来の極低温容器の断熱支持装置について第1図
ないし第3図を参照して説明する。
ないし第3図を参照して説明する。
第1図は、一般的な極低温容器の縦断面図、第2図は、
その断熱支持装置部の断面図、第3図は、その断熱支持
体に用いる繊維強化樹脂のサーマルポテンシャルを示す
線図である。
その断熱支持装置部の断面図、第3図は、その断熱支持
体に用いる繊維強化樹脂のサーマルポテンシャルを示す
線図である。
第1図において、1は、液体ヘリウム温度に冷却すべき
極低温デバイスに係る超電動コイルで、温度約4.2に
の冷媒である液体ヘリウム2中に浸漬されている。3は
、これら超電動コイル1および液体ヘリウム2を収納す
る低温側容器である。
極低温デバイスに係る超電動コイルで、温度約4.2に
の冷媒である液体ヘリウム2中に浸漬されている。3は
、これら超電動コイル1および液体ヘリウム2を収納す
る低温側容器である。
7は、室温約300にの高温側容器に係る真空容器で、
低温側容器3の周囲を包囲している。
低温側容器3の周囲を包囲している。
IOは、低温側容器3と高温側容器7の中間に位置する
中間温度シールド部材に係る中間シールド板である。中
間シールド板10の表面には冷却管9が当接されており
、低温側容器3内で液体ヘリウム3が蒸発したヘリウム
ガス8を、管9aを介して冷却管9に流すことによって
、中間シールド板10を、ヘリウムガス8の顕熱を利用
してガス冷却し、約50にの温度にしている。
中間温度シールド部材に係る中間シールド板である。中
間シールド板10の表面には冷却管9が当接されており
、低温側容器3内で液体ヘリウム3が蒸発したヘリウム
ガス8を、管9aを介して冷却管9に流すことによって
、中間シールド板10を、ヘリウムガス8の顕熱を利用
してガス冷却し、約50にの温度にしている。
低温側容器3と中間シールド板10との間は、多層断熱
材4と断熱真空層5が低温側容器3を包囲しており、中
間シールド板10と真空容器7との間には多層断熱材1
1と断熱真空層6があって、それぞれ断熱がなされてい
る。
材4と断熱真空層5が低温側容器3を包囲しており、中
間シールド板10と真空容器7との間には多層断熱材1
1と断熱真空層6があって、それぞれ断熱がなされてい
る。
液体ヘリウム2は、弁12を介しヘリウム注入管13か
ら低温側容器3内へ注入されている。
ら低温側容器3内へ注入されている。
前記冷却管9を流れるヘリウムガスεは、中間シールド
板10を冷却し、前記ヘリウム注入管13を冷却したの
ち、管9b、弁14を経て外気へ放出される。
板10を冷却し、前記ヘリウム注入管13を冷却したの
ち、管9b、弁14を経て外気へ放出される。
また、弁15は安全弁である。
このような構成の極低温容器における超電動コイル1や
低温側容器3に加わる荷重は、外側にある真空容器7へ
伝達しなければならない。この役目を果すのが断熱支持
装置部16a、16b。
低温側容器3に加わる荷重は、外側にある真空容器7へ
伝達しなければならない。この役目を果すのが断熱支持
装置部16a、16b。
16cである。
この断熱支持装置16 a 、 16 b 、1.6
cに必要とされる条件は、前記荷重を充分に支持しなけ
ればならないことは言うまでもないが、さらに室温側の
真空容器7から熱伝導で、中間シールド板10を経て、
低温側容器3内の液体ヘリウム2へと熱が侵入し、液体
ヘリウム2を蒸発させることになるので、この熱侵入量
をできるだけ低減することも非常に重要な課題となって
いる。
cに必要とされる条件は、前記荷重を充分に支持しなけ
ればならないことは言うまでもないが、さらに室温側の
真空容器7から熱伝導で、中間シールド板10を経て、
低温側容器3内の液体ヘリウム2へと熱が侵入し、液体
ヘリウム2を蒸発させることになるので、この熱侵入量
をできるだけ低減することも非常に重要な課題となって
いる。
このように高荷重を支持し、熱侵入量も小さいものの例
として、第2図に示すような断熱支持装置が従来用いら
れている。
として、第2図に示すような断熱支持装置が従来用いら
れている。
第2図において、第1図と同符号のものは同一部分を示
している。
している。
17は、低温側容器3と中間シールド板10との間に設
けられた断熱支持体に係る円筒で1円筒17は、カーボ
ンのクロス繊維で強化した樹脂(以下CFRF)という
)で形成されている。
けられた断熱支持体に係る円筒で1円筒17は、カーボ
ンのクロス繊維で強化した樹脂(以下CFRF)という
)で形成されている。
18は、中間シールド板10に一体的に接続している中
間支持具で、中間支持具18はステンレス鋼などの金属
で形成されている。図に示すように1円筒17は中間支
持具18に接続している。
間支持具で、中間支持具18はステンレス鋼などの金属
で形成されている。図に示すように1円筒17は中間支
持具18に接続している。
19は、中間シールド板10と真空容器7との間を連結
する断熱支持体に係る円筒で、円筒19は、ガラスのク
ロス繊維で強化した樹脂(以下G F RPという)で
形成されている。
する断熱支持体に係る円筒で、円筒19は、ガラスのク
ロス繊維で強化した樹脂(以下G F RPという)で
形成されている。
このようにCFRPの円筒17は、中間支持具18を介
してGFRPの円筒19に接続され、低温側容器3と真
空容器7との間の力の伝達がなされる。
してGFRPの円筒19に接続され、低温側容器3と真
空容器7との間の力の伝達がなされる。
以上のように、CFRPとGFRPを使い分けることは
非常に重要で、これは特に熱的な問題に起因している。
非常に重要で、これは特に熱的な問題に起因している。
すなわち、構成材料によって、液体ヘリウム2への熱侵
入が大きく変わるからである。第3図にカーボンあるい
はガラスのクロス繊維で強化したエポキシ樹脂のサーマ
ルポテンシャルE (T)の温度依存性を示す。
入が大きく変わるからである。第3図にカーボンあるい
はガラスのクロス繊維で強化したエポキシ樹脂のサーマ
ルポテンシャルE (T)の温度依存性を示す。
第3図は、横軸に温度Kをとり、縦軸にサーマルポテン
シャルE’ (T) (Wcm −’ )をとってい−
る。
シャルE’ (T) (Wcm −’ )をとってい−
る。
サーモポテンシャルE (T)は、
である。
ここに、kは熱伝導率(Wローj、 K−1) 、Tは
温度である。
温度である。
図中の線は、ある低温、高温側をつなぐ構成材料のサー
マルポテンシャル、すなわちその材料にどのような熱が
流れこむか平均熱伝導率に相当するものを示しており、
細い実線はGFRP、太い実線はCF R,P 、破線
は後述する(G 十〇) F RPを示している。
マルポテンシャル、すなわちその材料にどのような熱が
流れこむか平均熱伝導率に相当するものを示しており、
細い実線はGFRP、太い実線はCF R,P 、破線
は後述する(G 十〇) F RPを示している。
これらの構成材料を介して侵入する熱量QL(W)は、
熱の流れ方向の長さをL(CIll)、断面積をA (
c/)とすると、次式で表わされる。
熱の流れ方向の長さをL(CIll)、断面積をA (
c/)とすると、次式で表わされる。
A
QL = (E (Th) E (Tc))ここで、T
h、Tcは高温側、低温側の温度である。
h、Tcは高温側、低温側の温度である。
図から明らかなように、第1,2図で説明した極低温容
器の低温側容器3における極低温4.2にと中間シール
ド板10における中間温度50にとの間を接続する円筒
17の構成材料としてはCF R,Pが熱侵入を低減す
るという点から熱的にすぐれた材料であり、中間シール
ド板10における中間温度50にと真空容器7における
室温300にとの間を接続する円筒19としては、GF
RPがCFRPより熱侵入量を低減するという点から熱
的にすぐれた材料であることがわかる。
器の低温側容器3における極低温4.2にと中間シール
ド板10における中間温度50にとの間を接続する円筒
17の構成材料としてはCF R,Pが熱侵入を低減す
るという点から熱的にすぐれた材料であり、中間シール
ド板10における中間温度50にと真空容器7における
室温300にとの間を接続する円筒19としては、GF
RPがCFRPより熱侵入量を低減するという点から熱
的にすぐれた材料であることがわかる。
機械強度はCFRPの方がGFRPにくらべ全温度領域
で高いが、それほど大きな差はない。
で高いが、それほど大きな差はない。
従来、前述のようにCFRPと0FPRの熱的な特性を
うまく応用して、これらを温度領域で使い分けることに
よらて非常に熱侵入が小さく、高荷重に適した断熱支持
体が作られていた。しかし、カーボン繊維は非常に高価
で、その結果CFRPは非常に高価となってしまうとい
う欠点があった。
うまく応用して、これらを温度領域で使い分けることに
よらて非常に熱侵入が小さく、高荷重に適した断熱支持
体が作られていた。しかし、カーボン繊維は非常に高価
で、その結果CFRPは非常に高価となってしまうとい
う欠点があった。
本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するためにな
されたもので、極低温容器における低温側、高温側の各
容器間を結ぶ断熱支持体の構成材料を改良することによ
って、熱侵入量を著しく低減でき、かつ安価な極低温容
器の断熱支持装置の提供を、その目的としている。
されたもので、極低温容器における低温側、高温側の各
容器間を結ぶ断熱支持体の構成材料を改良することによ
って、熱侵入量を著しく低減でき、かつ安価な極低温容
器の断熱支持装置の提供を、その目的としている。
本発明に係る極低温容器の断熱支持装置の構成は、極低
温デバイスを収納して冷却する低温側容器と、この周囲
を包囲する高温側容器と、これら低温側容器と高温側容
器との中間に位置する中間温度シールド部材とを備え、
前記低温側容器と前記中間温度シールド部材との間およ
び前記中間温度シールド部材と前記高温側容器との間の
断熱支持体として、繊維強化樹脂を使用する極低温容器
の断熱支持装置において、前記低温側容器と前記中間温
度シールド部材との間の繊維強化樹脂の断熱支持体とし
て、熱の流れ方向にカーボン繊維を、熱の流れと直角方
向にガラス繊維を互いに交差させて編んだ混成布で強化
したものを用いるとともに、前記中間温度シールド部材
と前記高温側容器との間のm維強化樹脂の断熱支持体と
して、ガラスクロス繊維で強化したものを用いるように
したものである。
温デバイスを収納して冷却する低温側容器と、この周囲
を包囲する高温側容器と、これら低温側容器と高温側容
器との中間に位置する中間温度シールド部材とを備え、
前記低温側容器と前記中間温度シールド部材との間およ
び前記中間温度シールド部材と前記高温側容器との間の
断熱支持体として、繊維強化樹脂を使用する極低温容器
の断熱支持装置において、前記低温側容器と前記中間温
度シールド部材との間の繊維強化樹脂の断熱支持体とし
て、熱の流れ方向にカーボン繊維を、熱の流れと直角方
向にガラス繊維を互いに交差させて編んだ混成布で強化
したものを用いるとともに、前記中間温度シールド部材
と前記高温側容器との間のm維強化樹脂の断熱支持体と
して、ガラスクロス繊維で強化したものを用いるように
したものである。
なお、本発明を開発した考え方を付記すると、次のとお
りである。
りである。
カーボンのクロス繊維で強化した樹脂の熱的特性ハ、4
.2K と約50にの温度間のサーマルポテンシャルの
面で、ガラスのクロス繊維で強化した樹脂にくらべ小さ
いという特性がある。
.2K と約50にの温度間のサーマルポテンシャルの
面で、ガラスのクロス繊維で強化した樹脂にくらべ小さ
いという特性がある。
本発明は、これら樹脂のサーマルポテンシャルが、繊維
の種類に支配されていることに着目して、ガラス繊維と
カーボン繊維の混成布を強化用繊維として使用した繊維
強化樹脂を、極低温容器の低温側容器の温度4.2K
と中間温度シールド部材の温度約50にとの間に用いる
断熱支持体の構成材料として使用することを考えたもの
である。
の種類に支配されていることに着目して、ガラス繊維と
カーボン繊維の混成布を強化用繊維として使用した繊維
強化樹脂を、極低温容器の低温側容器の温度4.2K
と中間温度シールド部材の温度約50にとの間に用いる
断熱支持体の構成材料として使用することを考えたもの
である。
以下、本発明の各実施例を先の第1図ないし第3図に合
わせて、第4図、第5図を参照して説明する。
わせて、第4図、第5図を参照して説明する。
まず、第4図は、本発明の一実施例に係る断熱支持体の
構成材料を示す斜視図である。
構成材料を示す斜視図である。
第4図に示す繊維強化樹脂の円筒2oは、先の第2図に
示す低温側容器3と中間シールド板10に接続した中間
支持具18との間に設けられた断熱支持体の円筒17に
代るものである。
示す低温側容器3と中間シールド板10に接続した中間
支持具18との間に設けられた断熱支持体の円筒17に
代るものである。
したがって、円筒20は、温度4.2K と約50にと
の間の温度領域に用いられる断熱支持体である。
の間の温度領域に用いられる断熱支持体である。
本実施例の極低温容器の断熱支持装置の構成は、前記円
筒20が1円筒17に代るほかは第1,2図の例と同等
のものである。
筒20が1円筒17に代るほかは第1,2図の例と同等
のものである。
円筒20の構成材料は、太い白矢印に示す熱の流れ方向
21に平行な繊維にカーボン繊維22゜そして熱の流れ
方向21に直角方向の繊維にガラス繊維23を使用した
混成布を強化材として、エポキシなどの樹脂24を強化
したものである。
21に平行な繊維にカーボン繊維22゜そして熱の流れ
方向21に直角方向の繊維にガラス繊維23を使用した
混成布を強化材として、エポキシなどの樹脂24を強化
したものである。
この結果、この繊維強化樹脂の円筒20の熱の流れ方向
のサーマルポテンシャルE (T)は、第3図の破線で
示、した(G十C)FRPのもので、カーボンのみで強
化したCFRPとほとんど変化がない。これは、このサ
ーマルポテンシャルE (T)は、はとんど熱の流れ方
向21に平行に配置された繊維の種類によって決まるか
らである。
のサーマルポテンシャルE (T)は、第3図の破線で
示、した(G十C)FRPのもので、カーボンのみで強
化したCFRPとほとんど変化がない。これは、このサ
ーマルポテンシャルE (T)は、はとんど熱の流れ方
向21に平行に配置された繊維の種類によって決まるか
らである。
また、熱の流れ方向21に直角な向きへのサーマルポテ
ンシャルE (T)は、ガラス繊維のみで強化されたも
のとほぼ同じとなる。
ンシャルE (T)は、ガラス繊維のみで強化されたも
のとほぼ同じとなる。
このような混成布を強化材とすると、熱の流れ方向の熱
的特性を変えずカーボン繊維の使用量を半分にできて、
大幅に安価な繊維強化樹脂を得ることができる。
的特性を変えずカーボン繊維の使用量を半分にできて、
大幅に安価な繊維強化樹脂を得ることができる。
次に、本発明の他の実施例を第5図を参照して説明する
。
。
第5図は、本発明の他の実施例に係る断熱支持装置の断
面図で、図中、第1,2図と同一符号のものは、従来技
術または先の実施例と同等部分であるから、その説明を
省略する。
面図で、図中、第1,2図と同一符号のものは、従来技
術または先の実施例と同等部分であるから、その説明を
省略する。
第5図の実施例では、断熱支持体に係る円筒30の構成
材料が、先の第4図の例と全く同じで、円筒31の構成
材料は、第2図の円筒19と同じであり、断熱支持体の
容器に対する接続構成が異なるものである。
材料が、先の第4図の例と全く同じで、円筒31の構成
材料は、第2図の円筒19と同じであり、断熱支持体の
容器に対する接続構成が異なるものである。
本実施例は、たとえば人工衛星に搭載する極低温容器な
どのように、高荷重がかかるのは打上げ時など一時的で
、通常は小荷重しかかかつていない装置に適用されるも
のである。
どのように、高荷重がかかるのは打上げ時など一時的で
、通常は小荷重しかかかつていない装置に適用されるも
のである。
すなわち、本実施例の考え方は、高荷重がかかるときは
、高温側の真空容器7Aに取付けた遠隔操作可能のロボ
ットによって、真空容器7Aと低温側容器3Aとを断熱
支持体で機械的に結合して、極低温デバイスや低温側容
器3Aにかかる荷重を外側の真空容器7Aへ伝達できる
ようにする。
、高温側の真空容器7Aに取付けた遠隔操作可能のロボ
ットによって、真空容器7Aと低温側容器3Aとを断熱
支持体で機械的に結合して、極低温デバイスや低温側容
器3Aにかかる荷重を外側の真空容器7Aへ伝達できる
ようにする。
一方、通常状態の小さな負荷のときは、前記ロボットに
よって、真空容器7Aと低温側容器3Aとを機械的に分
離し、小荷重は、前記断熱支持体によらず、他の補助的
な支持手段によって受けるようにしたものである。
よって、真空容器7Aと低温側容器3Aとを機械的に分
離し、小荷重は、前記断熱支持体によらず、他の補助的
な支持手段によって受けるようにしたものである。
第5図において、30は、低温側容器3Aと金属製中間
支持具32との間に設けられた断熱支持体に係る円筒で
、円筒30は、熱の流れ方向にカーボン繊維を、熱の流
れと直角方向にガラス繊維を互いに交差させて編んだ混
成布で強化した繊維強化樹脂(G+C)FRPで形成さ
れている。
支持具32との間に設けられた断熱支持体に係る円筒で
、円筒30は、熱の流れ方向にカーボン繊維を、熱の流
れと直角方向にガラス繊維を互いに交差させて編んだ混
成布で強化した繊維強化樹脂(G+C)FRPで形成さ
れている。
31は、中間支持具32と真空容器7Aとの間に設けら
れた断熱支持体に係る円筒で、円筒31は、ガラスのク
ロス繊維で強化された樹脂GFRPで形成されている。
れた断熱支持体に係る円筒で、円筒31は、ガラスのク
ロス繊維で強化された樹脂GFRPで形成されている。
33は、真空容器7Aに取付けた遠隔操作ロボットの駆
動源で、サーボモータや形状記憶合金を応用したもので
あり、34は、そのロボットのアームである。
動源で、サーボモータや形状記憶合金を応用したもので
あり、34は、そのロボットのアームである。
前記の円筒31は、ロボットアームに接続されている。
35は、前記円筒30のフランジ部と低温側容器3Aと
の結合部、36は、低温側容器3Aと中間シールド板1
0Aとを接続するひもで、ひも36は、熱伝導率のきわ
めて低いポリアミド樹脂などで形成されている。
の結合部、36は、低温側容器3Aと中間シールド板1
0Aとを接続するひもで、ひも36は、熱伝導率のきわ
めて低いポリアミド樹脂などで形成されている。
37は、中間シールド板10Aと中間支持具32とを熱
的に接続する銅などの熱伝導性のよいメツシュである。
的に接続する銅などの熱伝導性のよいメツシュである。
このように構成された断熱支持装置の作用を説明する。
駆動源33によって作動するロボットのアーム19は、
高荷重で加わる場合、円筒20と低温側容器3Aとを結
合部35で機械的に完全に結合させる。
高荷重で加わる場合、円筒20と低温側容器3Aとを結
合部35で機械的に完全に結合させる。
このような場合は、たとえば、極低温容器が人工衛星に
搭載され、地上から打ち上げられて使用されるときの軌
道に乗るまでに相当する。こうして、軌道にのると、無
重力状態となるので、極低温デバイスや低温側容器3A
はほとんど無負荷となる。そこで、駆動源33によって
、ロボットのアーム34は1円筒30と低温側容器3A
とを機械的に離脱させるように作動する。
搭載され、地上から打ち上げられて使用されるときの軌
道に乗るまでに相当する。こうして、軌道にのると、無
重力状態となるので、極低温デバイスや低温側容器3A
はほとんど無負荷となる。そこで、駆動源33によって
、ロボットのアーム34は1円筒30と低温側容器3A
とを機械的に離脱させるように作動する。
このときは、ひも36に荷重が全てかかるようになる。
このひも36による熱侵入は非常に小さい。
第5図の実施例によれば、先の第2,4図の例と同様、
断熱支持体の熱的特性を変えず、カーボン繊維の使用量
を少なくして安価な繊維強化樹脂を得ることができるほ
か、次のような本実施例特有の効果がある。
断熱支持体の熱的特性を変えず、カーボン繊維の使用量
を少なくして安価な繊維強化樹脂を得ることができるほ
か、次のような本実施例特有の効果がある。
すなわち、本例の断熱支持体は、高負荷時には強固な支
持機構となり、負荷が小さいときは非常に低熱侵入の補
助支持手段によって支持されるので、極低温容器の熱効
率がよくなる。
持機構となり、負荷が小さいときは非常に低熱侵入の補
助支持手段によって支持されるので、極低温容器の熱効
率がよくなる。
以上述べたように、本発明によれば、極低温容器におけ
る低温側、高温側の各容器間を結ぶ断熱支持体の構成材
料を改良したので、熱侵入、量を著しく低減し、かつ安
価な極低温容器の断熱支持装置を提供することができる
。
る低温側、高温側の各容器間を結ぶ断熱支持体の構成材
料を改良したので、熱侵入、量を著しく低減し、かつ安
価な極低温容器の断熱支持装置を提供することができる
。
第1図は、一般的な極低温容器の縦断面図、第2図は、
その断熱支持装置部の断面図、第3図は。 その断熱支持体に用いる繊維強化樹脂のサーマルポテン
シャルを示す線図、第4図は、本発明の一実施例に係る
断熱支持体の構成材料を示す斜視図、第5図は、本発明
の他の実施例に係る断熱支持装置の断面図である。 1・・・超電動コイル、2・・・液体ヘリウム、3,3
A・・・低温側容器、7,7A・・・真空容器、10.
IOA・・中間シールド板、18.32・・・中間支持
具、19.20,30.31・・・円筒、21・・・熱
の流れ、代理人 弁理士 高橋明夫 児 1 国 +61) 第 2 (2) 第 3 図 し2度(K) 第 4 (2)
その断熱支持装置部の断面図、第3図は。 その断熱支持体に用いる繊維強化樹脂のサーマルポテン
シャルを示す線図、第4図は、本発明の一実施例に係る
断熱支持体の構成材料を示す斜視図、第5図は、本発明
の他の実施例に係る断熱支持装置の断面図である。 1・・・超電動コイル、2・・・液体ヘリウム、3,3
A・・・低温側容器、7,7A・・・真空容器、10.
IOA・・中間シールド板、18.32・・・中間支持
具、19.20,30.31・・・円筒、21・・・熱
の流れ、代理人 弁理士 高橋明夫 児 1 国 +61) 第 2 (2) 第 3 図 し2度(K) 第 4 (2)
Claims (1)
- 1、極低温デバイスを収納して冷却する低温側容器と、
この周囲を包囲する高温側容器と、これら低温側容器と
高温側容器との中間に位置する中間温度シールド部材と
を備え、前記低温側容器と前記中間温度シールド部材と
の間および前記中間温度シールド部材と前記高温側容器
との間の断熱支持体として、繊維強化樹脂を使用する極
低温容器の断熱支持装置において、前記低温側容器と前
記中間温度シールド部材との間の繊維強化樹脂の断熱支
持体として、熱の流れ方向にカーボン繊維を、熱の流れ
と直角方向にガラス繊維を互いに交差させて編んだ混成
布で強化したものを用いるとともに、前記中間温度シー
ルド部材と前記高温側容器との間の繊維強化樹脂の断熱
支持体として、ガラスクロス繊維で強化したものを用い
るように構成したことを特徴とする極低温容器の断熱支
持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050484A JPS60245899A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 極低温容器の断熱支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10050484A JPS60245899A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 極低温容器の断熱支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60245899A true JPS60245899A (ja) | 1985-12-05 |
Family
ID=14275769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10050484A Pending JPS60245899A (ja) | 1984-05-21 | 1984-05-21 | 極低温容器の断熱支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60245899A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0228683A2 (en) * | 1986-01-03 | 1987-07-15 | General Electric Company | A low cost intermediate radiation shield for a magnet cryostat |
JPS639600U (ja) * | 1986-07-08 | 1988-01-22 | ||
WO2014097974A1 (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-26 | 川崎重工業株式会社 | 液化ガス用輸送容器 |
WO2014174820A1 (ja) | 2013-04-23 | 2014-10-30 | 川崎重工業株式会社 | 船舶用二重殻タンク構造および液化ガス運搬船 |
US9587787B2 (en) | 2013-04-23 | 2017-03-07 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Support structure of ship tank, and liquefied gas carrier |
WO2022045096A1 (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-03 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
JP2022048400A (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-25 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
WO2022145296A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 川崎重工業株式会社 | 三重殻タンク |
WO2023238833A1 (ja) * | 2022-06-09 | 2023-12-14 | 川崎重工業株式会社 | 多重殻タンクおよび多重殻タンクの断熱材供給方法 |
-
1984
- 1984-05-21 JP JP10050484A patent/JPS60245899A/ja active Pending
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JP2022036609A (ja) * | 2020-08-24 | 2022-03-08 | 三菱造船株式会社 | 船舶 |
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WO2022145296A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 川崎重工業株式会社 | 三重殻タンク |
TWI844807B (zh) * | 2020-12-28 | 2024-06-11 | 日商川崎重工業股份有限公司 | 三重殼儲槽 |
WO2023238833A1 (ja) * | 2022-06-09 | 2023-12-14 | 川崎重工業株式会社 | 多重殻タンクおよび多重殻タンクの断熱材供給方法 |
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