JPS6024459B2 - ハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料

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JPS6024459B2
JPS6024459B2 JP55097934A JP9793480A JPS6024459B2 JP S6024459 B2 JPS6024459 B2 JP S6024459B2 JP 55097934 A JP55097934 A JP 55097934A JP 9793480 A JP9793480 A JP 9793480A JP S6024459 B2 JPS6024459 B2 JP S6024459B2
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photographic
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芳春 伏屋
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/06Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein with non-macromolecular additives
    • G03C1/34Fog-inhibitors; Stabilisers; Agents inhibiting latent image regression
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D333/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom
    • C07D333/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
    • C07D333/04Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
    • C07D333/06Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to the ring carbon atoms
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン化銀写真感光材料に関するものであり
、特に潜後退行の防止されたハロゲン化銀写真感光材料
に関するものである。
ハロゲン化線写真法によって画像を得るためには、潜像
を生成するための撮影蟻光のプロセスと生成した潜像を
銀画像もしくは色素画像に変換するための現像処理プロ
セスの一つのプロセスが必要なことはよく知られている
(たとえばMees,James共著,TheTheo
びofthePhotographicProcess
参照)。
撮影露光による潜像の生成は化学的にはハロゲン化銀結
晶のきわめて微少な変化であり、(上掲書参照)潜像自
体は本質的に不安定な性質をもっている。したがって潜
像は撮影露光から現像処理までの時間の経過に従って減
衰し易く(この溶像の減衰を潜像退行という)、これは
ふつう写真感度の低下という不利をまね〈。潜像退行の
進行は一般に露光された感光材料の保存条件によって左
右されるものでありたとえば高温保存では進行が箸るし
く、低温保存では退行の少し・ことが認められる。潜後
退行を免れるもっとも単純な方法は撮影露光後直ちに現
像処理を行う方法であり、次に単純な方法は撮影露光後
現像処理までの期間、撮影した感光材料を冷却、低温に
保存する方法である。
これらの方法は化学的見地からはもっとも安易な解決法
であるが使用者の便宜を考えると好ましい解決法とは云
い難い。実際の使用条件、使用形態からみると撮影用の
ネガ材料、反転材料の場合撮影露光から現像処理までの
数ケ月間室温に放置されることがしばしばあり、複写用
のポジ材料の場合でも数ケ月放置される場合がある。以
上の理由から、ハロゲン化銀写真感光材料の製造時に特
別の工夫を行って潜像退行の防止された感光材料にする
ことが望ましく、すでにこれまで種々の方法が試みられ
ている。
しかしながら本発明者らの研究の結果では、これらの公
知の方法、すなわちドイツ特許1,107,508号に
記載の水酸基置換の芳香族化合物、米国特許3,318
,702号‘こ記載のニトリロトリ酢酸等の使用、ある
いは米国特許3,424,583号に記載の方法、ドイ
ツ特許1,173 $■戦こ記載の方法は全てこの目的
にとって不充分なものであった。また、米国特許3,4
47,926号には下記の部分構造を有する炭素環式−
1,3−ジオン類と4一層襖ゥラゾール類の組合せによ
って潜優退行が防止できる旨記載されている。
しかしながら、この公知の炭素環式−1,3−ジオン類
(代表例5,5−ジメチルーシクロヘキサン−1,3−
ジオン)は2位の炭素原子が無置換であるためか、単独
で使用した場合、かなり多量に添加しないと潜像退行を
抑制することができず、また潜像退行の抑制に有効な量
を加えると塗布直後の感光材料の感度の低下を引き起す
という問題がある。
従って本発明の目的は第1の露光後の貯蔵期間中におけ
る潜像の退行がよく防止されたハロゲン化銀写真感光材
料を提供することにあり、第2に他の写真特性を悪化さ
せることなく港像退行を防止することが可能な化合物を
含有するハロゲン化銀写真感光材料を提供することにあ
り、第3に極く4・量の使用量で溶像退行をよく防止で
きる化合物を含むハロゲン化銀写真感光材料を提供する
ことにある。
本発明者らは上記諸目的を達成するため鋭意研究を重ね
た結果、3ーヒドロキシー2ーシクロヘキセンー1ーオ
ン類、3ーアミノー2−シクロヘキセンー1ーオン類、
3−ヒドロキシ−2ーシクロベンテンー1−オン類また
は3ーアミノー2ーシクロベンテン−1ーオン類の2位
の炭素原子を硫黄含有飽和複秦環残基又は−A一S−B
(Aはアルキレン基を、Bは水素原子、アルキル基また
はアリール基を表わす)で示される基で置換した化合物
が優れた潜像退行防止館を持つことを発見して本発明を
完成するに至った。
即ち本発明は、支持体上に少なくとも1層のハロゲン化
銀乳剤層を有し、かつ該層又はその他の親水性コロイド
層中に下記一般式(1)で表わされる化合物を含有する
ことを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料である。
式中、Xは水酸基またはNR2R3基を表わす。
ここでR2,R3は同一または異なっていてもよく、水
素原子、アルキル基(好ましくは炭素数1乃至5のもの
で、具体的に例えばメチル基、エチル基などがあげられ
る)又アリール基(好ましくはフェニル基)を表わし、
よい好ましくは、R2,R3のどちらか一方が水素原子
の場合である。式中、RIは硫黄含有飽和複索濠残基又
は−A一S−B(ここでAはアルキレン基を表わし、B
は水素原子、アルキル茎又はアリール基を表わす)を表
わす。
RIは硫黄含有飽和榎素環残基とは、少なくとも1個の
硫黄原子を環構成原子のひとつとして含有する飽和複索
環残基を言い、好ましくは該硫黄原子を含めて5乃至6
員の環員数を持ち、かつ硫黄原子の隣の炭素原子で上記
一般式(1)の炭素環に結合する飽和複素壕残基である
具体的には2−テトラヒドロチェニル基、2−テトラヒ
ドロチオピラニル基などを挙げることができる。この複
素環残基は例えばメチル基、エチル基、メトキシ基、ア
セトアミド基などの置換基を有していてもよい。RIの
−A−S−Bで表わされる基におけるAのァルキレン基
としては例えばメチレン基である。
Bのァルキル基としては炭素数1乃至12のものが好ま
しく、例えばメチル基、エチル基などがあげられる。ま
たBのアリール基としてはフェニル基が好ましい。−A
−S−Bで表わされる基の具体例としてはメルカプトェ
チル基、エチルチオメチル基、ドデシルチオメチル基、
フェニルチオメチル基などが挙げられる。RIとしては
硫黄含有飽和複索環残基がより好ましく、中でも2一テ
トラヒドロチェニル基や2ーテトラヒドロチオピラニル
基が好ましい。
一般式(1)の式中、Zは5乃至6貝の炭素環を形成す
るのに必要な原子群、すなわちシクロベンテン又はシク
ロヘキセン環を形成する基を表わす。この炭素環はZ上
に置換基のないものも、また下記の如きZ上に置換基の
1個以上を有するものも含まれる。この置換基としては
アルキル基(好ましくは炭素数1乃至5のもの例えばメ
チル基、エチル基)、アリール基(好ましくは、置換基
を有していてもよいフェニル基である。ここでの置換器
としては例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−
プロピルなどのアルキル基、メトキシ、ェトキシなどの
アルコキシ基、クロル、ブロムなどのハロゲン原子など
がある。具体的にはフェニル基、p−トリル基、p−i
−プロピルフェニル基、pーメトキシフェニル基、3,
4−ジメトキシフェニル基、3,4,5一トリメトキシ
フェニル基、3,4−ジクロロフヱニル基などがあげら
れる)等があげられる。化合物(1)は、Xが水酸基の
場合は、1,3ージオン体の、またXがNR2R3基で
、R2,R3の少なくとも一方が水素原子の場合は、1
ーィミノー3ーオン体の互変異性体の構造を各々とりう
る。
この場合、一般に両者は、同一物質として扱われるので
、本明細書2ーシクロヘキセンー1−オン型、2−シク
ロベンテンー1−オン型で記載した。なお、化合物(1
)は、適当な塩の形で使用してもよい。
塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩、などの無機酸塩、
酢酸などの有機酸塩などがあげられる。本発明の一般式
(1)で表わされる化合物の具体例を以下に示す。
1・ 2. 3. 4. 5. 6. 7‐ 8. 9. ・〇‐ 11‐ 12. 13. 14. 15. 16. 17‐ 18. 19. 20. 一般式(1)で表わされる化合物は、例えば、T.Ts
uijkawな,M.Hayashi, Chem.
Phann.Bu11‐(T。
ky。),25,3147〜3154<1977);E
‐E‐Smissman,J.R.J.Sorenso
n,W.A.AIbrecht,M.W.Creese
,J.org.Chem.,35.1357〜1360
(1970)、特関昭54一30151号公報及び英国
特許第779 216号明細書等に示されている方法に
よって容易に合成することができる。次に代表的な例を
示して説明する。
すなわち、一般式(1)で表わされる化合物のうち、×
が水酸基、RIが硫黄含有飽和複索環残基である化合物
、例えば2−(2一テトラヒドロチヱニル)−3−ヒド
ロキシ−5,5ージメチル−2ーシクロヘキセン−1−
オンは、酸の存在下適当な溶媒(例えばベンゼン)中で
ジメドンと2,3−ジヒドロキシチオフェンとを加熱す
るか、あるいは適当な溶媒(例えばベンゼン)中でジメ
ドンと2ークロルテトラヒドロチオフェンを加熱するこ
とにより合成することができる。また×が一NR2R3
で表わされる基であり、RIが硫黄含有飽和複秦環残基
である化合物、例えば3−アミノ−2一(2一テトラヒ
ドロチユニル)−5,5−ジメチルー2−シクロヘキセ
ンー1ーオンは2−(2ーテトラヒドロチエニル)一3
ーヒドロキシ−5,5−ジメチルー2ーシクロヘキサン
ー1ーオンを常法により後酸クロリドでクロル化して得
られる3−クロル体にアンモニアを作用させるか、ある
いは2一(2一テトラヒドロチエニル)一3ーヒドロキ
シー5,5ージメチルーシクロヘキセンー1ーオンにジ
アゾメタンを作用させて得られる3−メトキシ体にアン
モニアを反応させるかのいずれかの方法によって合成す
ることができる。一般式(1)で表わされる化合物のう
ち、×が水酸基、RIが一A一S−Bで表わされる基で
ある化合物、例えば3ーヒドロキシー5,5ージメチル
ー2ーフエニルチオメチル一2ーシクロヘキセンー1ー
オンはジオキサン等の適宜の溶媒中でN−フェニルチオ
メチルピベリジン塩酸塩とジメドンとを加熱することに
より、また2−エチルチオメチルー3ーヒドロキシ−5
,5ージメチルー2ーシクロヘキセン−1−オンはメタ
ノール等の適宜の溶媒中で水酸化ナトリウムの存在下に
ジメドン、ホルマリン及びエチルメルカプタンを反応さ
せることにより合成することができる。本発明において
、一般式(1)で表わされる化合物はハロゲン化銀写真
感光材料中の任意の1つ又はそれ以上の親水性コロイド
層に含有させる。
すなわち、ハロゲン化銀乳剤層又はそれ以外の非感光層
(例えば保護層、中間層、フィルター層など)の中に公
知の手法によって含有させる。例えば、水溶性の化合物
は適当な濃度の水溶液として、また水に不落若しくは灘
藩な化合物は水と混和しうる適当な有機溶媒(たとえば
、アルコール類、エーテル類、グリコール類、ケトン類
、ヱステル類、アミド類などのうち写真特性に悪い作用
のないもの)に溶解し、溶液として乳剤中又は親水性コ
ロイド中に加える。水不溶性カブラーを乳剤中に分散物
の形で加えるときの良く知られた方法を用いることもで
きる。添加時期には特別な制限はなく、物理熟成後から
塗布直前までの間の任意の時期に添加してよい。本発明
の一般式(1)で表わされる化合物は銀/モル当り0.
1タ禾満という極く小量で潜像退行を防止する効果を示
す。
0.1タノモルA鞍〆上添加すると、かえってカブリが
上昇するなどの問題が生じるので、通常は0.1夕/モ
ルAg未満の量で使用する。
本発明の一般式(1)の化合物は好ましくは0.05乃
至100の2/モルAg、特に好ましくは0.1乃至5
0の9/モルAgの範囲で使用する。
本発明にいて用いられるハロゲン化銀感光材料中のハロ
ゲン化銀は、塩化銀、塩臭化銀、臭化銀、沃臭化銀また
は沃塩臭化銀によりなるものであり、ハロゲン化銀粒子
の平均粒径は特に問わないが3一より大でないことが好
ましい。
ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行なわない、いわゆる
未後熟(primitive)乳剤を用いることもでき
るが、通常は化学増感される。
化学増感のためには、前記Glafkidesまたは左
likmanらの著書あるいは日.Friescr糠D
に Gr皿dlagen derPhotograph
jschen Pてozesse
mitSil戊rhalogeniden 、(
Akademischeverlags袋sel
lschafLI9総)に記載の方法を用いることがで
きる。すなわち、 チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾール類、ローダニン類
等の化合物や活性ゼラチンを用いる硫黄増感法、第一す
ず塩、ァミン類、ヒドラジン類、ホルムアミジンスルフ
イン酸、シラン化合物などを用いる還元増感法、金銭塩
の他白金、イリジウム、パラジウム等の周期律表肌族の
金属の鍵塩を用いる貴金属増感法などに単独または組み
合わせて用いることができる。
また、本発明の化合物は、上述の公知の化学増感剤と組
み合わせて、化学熱性時にも用いることができる。
又、感度上昇〜 コントラスト上昇、または現像促進の
目的で、例えばポリアルキレンオキシドまたはそのエー
テル、ェステル、アミンなどの誘導体、チオェーテル化
合物、チオモルフオリン類、四級アンモニウム塩化合物
、ウレタン譲導体、尿素誘導体、イミダゾール誘導体、
3−ピラゾリドン類等を含んでもよい。
例えば米国特許2,400,斑2号、同2,423 私
財号、同2,716 062号、同3,617,280
号、同3,772,021号、同3,8山& 003号
等に記載されたものを用いることができる。感光材料の
製造工程、保存中あるいは写真処理中のカブリを防止し
あるいは写真性能を安定化させる目的で、種々の化合物
を含有させることができる。
すなわちアゾール類たとえばペンゾチアゾリウム塩、ニ
トロインダゾール類、ニトロペンスイミダゾール類、ク
ロロベンズィミダゾール類、フロモベンズイミダゾール
類、メルカプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾ
ール類、メルカプトベンズイミダゾール類、メルカプト
チアジアゾール類、アミノトリアゾール類、ベンゾトリ
アゾール類、ニトロベンゾトリアゾール類、メルカブト
テトラゾール類(特に1−フェニル−5−〆ルカプトテ
トラゾール)など;メルカプトピリミジン類;メルカプ
トトリアジン類;たとえばオキサゾリンチオンのような
チオケト化合物;アザィンデン類、たとえばトリアザイ
ンデン類、テトラアザィンデン類(特に4ーヒドロキシ
置換(1,3,3,7)テトラザインデン類)、ベンタ
アザインデン類など;ベンゼンスルフイン酸、ベンゼン
スルフオン酸アミド等のようなカブリ防止剤または安定
剤として知られた多くの化合物を加えることができる。
本発明に於ては写真乳剤の結合剤または保護コロイドと
しては、ゼラチンを用いるのが有利であるが、それ以外
の親水性コロイドも用いることができる。
たとえばゼラチン誘導体、ゼラチンと他の高分子とのグ
ラフトポリマー、アルブミン、カゼイン等の蛋白質:ヒ
ドロキシェチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、セルロース硫酸ェステル類等の如きセルロース誘導
体、アルギン酸ソーダ、澱粉誘導体などの糖誘導体;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルアルコール部分アセタ
ール、ポリーNービニルビロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポリビニルイ
ミダゾ−ル、ボリピニルピラゾール等の単一あるいは共
重合体の如き多種の合成親水性高分子物質を用いること
ができる。
ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか、酸処理ゼラ
チンを用いてもよく、ゼラチン加水分解物、ゼラチン酵
素分解物も用いることができる。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の親水性コロイ
ド肩には、塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分
散、接着防止および写真特性改良(たとえば現像促進、
硬調化、増感)など種々の目的で種々の公知の界面活性
剤を含んでもよい。たとえばサポニン、アルキレンオキ
サィド誘導体(例えばポリエチレングリコール類、ポリ
アルキレングリコールアルキルアミンまたはアミド類、
シリコーンのポリエチレンオキサイド付加物類等)、グ
リシドール誘導体(たとえばアルケニルコハク酸ポリグ
リセリド等)、多価アルコールの脂肪酸ェステル類、糖
のァルキルェステル類、同じくウレタン類またはエーテ
ル類などの非イオン性界面活性剤:トリテルベノィド系
サポニン、アルキルカルボン酸塩、アルキルベンゼンス
ルフオン酸塩、アルキル硫酸ェステル類、アルキルリン
酸ェステル類、N−アシル−N−アルキルタウリン類、
スルホコハク酸ェステル類、スルホアルキルポリオキシ
エチレンアルキルフエニルエーナル類などのアニオン界
面活性剤;アミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、
アミノアルキル硫酸または燐酸ェステル類、アルキルベ
タィン類、アミンィミド類、アミンオキシド類などの両
性界面活性剤;アルキルアミン塩類、脂肪族あるいは芳
香族第4級アンモニウム塩類、ピリジニゥム、ィミダゾ
リウムなどの複素環第4級アンモニウム塩類、および脂
肪族または複素環を含むホスホニウムまたはスルホニウ
ム塩類などのカチオン界面活性剤を用いることができる
。本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の親水
性コロイド層には付度安定性の改良などの目的で、水不
溶または難溶性合性ポリマーの分散物を含むことができ
る。
たとえばアルキル(メタ)アクリレート、アルコキシア
ルキル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル(
たとえば酢酸ビニル)、アクリロニトリル、オレフィン
、スチレンなどの単独もしくは組合せ、またはこれらと
アクリル酸、メタアクリル酸、Q,8一不飽和ジカルボ
ン酸、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート、スル
フオアルキル(メタ)アクリレート、スチレンスルフオ
ン酸などとの組合せを単量体成分とするポリマーを用い
ることができる。本発明の写真感光材料には、写真乳剤
層その他の親水性コロイド層に無機または有機の硬膜剤
を含有してよい。
例えばクロム塩(クロム明ばん、酢酸クロムなど)、ア
ルデヒド類(ホルムアルデヒド、クリオキサール、グル
タールアルデヒドなど)、Nーメチロール化合物(ジメ
チロール尿素、メチ。ールジメチルヒダントィンなど)
、ジオキサン誘導体(2,3−ジヒドロキシジオキサン
など)、活性ビニル化合物(1,3,5−トリアクリロ
イル−へキサヒドローS−トリアジン、ビス(ビニルス
ルホニル)メチルエーテルなど)、活性ハロゲン化合物
(2,4−ジクロル−6−ヒドロキシーS−トリアジン
など)、ムコハロゲン酸類(ムコクロル酸、ムコフェノ
キシクロル酸など)、ィソオキサゾール類、ジアルデヒ
ドでん粉、2ークロル−6−ヒドロキシトリアジニル化
ゼラチンなどを、単独または組合せて用いることができ
る。本発明の写真乳剤は、メチン色素類その他によって
分光増感されてよい。
用いられる色素には、シアニン色素、メロシアニン色素
、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、ホロポー
ラシァニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素、お
よびへミオキソノール色素が包含される。特に有用な色
素、メロシアニン色素および複合メロシアニン色素に属
する色素である。これらの色素類には塩基怪異節環核と
してシアニン色素類に通常利用される核のいずれをも適
用できる。すなわち、ピロリン核、オキサゾリン核、チ
アゾリン核、ピロール核、オキサゾール核、チアゾール
核、セレナゾール核、ィミダゾール核、テトラゾール核
、ピリジン核など;これらの核に脂環式炭化水素環が融
合した核;およびこれらの核に芳香族炭化水素環が融合
した核、すなわち、インドレニン核、ベンズインドレニ
ン核、インドール核、ベンズオキサゾール核、ナフトオ
キサゾール核、ベンゾチアゾール核、ナフトチアゾール
核、ベンゾセレナゾール核、ベンズィミダゾール核、キ
ノリン核などが適用できる。これらの核は炭素原子上に
置換されていてもよい。メロシアニン色素または複合メ
ロシアニン色素にはケトメチレン構造を有する核として
、ピラゾリン−5−オン核、チオヒダントィン核、2−
チオオキサゾリジン−2,4−ジオン核、チアゾリジン
−2,4ージオン核、ローダニン核、チオバルビッール
酸核などの5〜6真異節環核を適用することができる。
本発明の感光材料には親水性コロイド層にフィルター染
料として、あるいはィラジェーション防止その他種々の
目的で水溶性染料(オキソノール染料、ヘミオキソノー
ル染料、スチリル染料、メロシアニン染料、シアニン染
料及びアゾ染料など。
)を含有してよい。本発明の写真乳剤には色像形成カプ
ラー、すはわち芳香族アミン(通常第一級アミン)現像
主薬の酸化生成物と反応して色素を形成する化合物(以
下カプラーと略記する)を含んでもよい。
カプラーは分子中にバラスト基とよばれる疎水基を有す
る非拡散性のものが望ましい。カプラーは銀イオンに対
し4当量性あるいは2当量性のどちらでもよい。また色
補正の効果をもつカラードカブフー、あるいは現像にと
もなって現像抑制剤を放出するカプラー(いわゆるDI
Rカプラー)を含んでもよい。カプラーはカップリング
反応の生成物が無色であるようなカプラーでもよい。黄
色発色カプラーとしては公知の開鏡ケトメチレン系カプ
ラーを用いることができる。
これらのうちペンゾィルアセトアニリド系及びピバロィ
ルアセトアニリド系化合物に有利である。マゼンタカプ
ラーとしてはピラゾロン系化合物、ィンダゾロン系化合
物、シアノアセチル化合物などを用いることができ、特
にピラゾロン系化合物は有利である。
シアンカプラーとしてはフェノール系化合物、ナフトー
ル系化合物などを用いることができる。
DIRカプラーとしては「たとえば米国特許3,227
,554号、同3,617,291号、同3,701,
7斑号、同3,790,384号、同3,632,34
5号、西独特許出願(OLS)2,414,006号、
同2,4私,301号、同2,454,32y号、英国
特許953,4私号、特願昭50−140 57び獣こ
記載されたものが使用できる。DIRカプラー以外に、
現像にともなって現像抑制剤を放出する化合物を、感光
材料中に含んでもよく、例えば米国特許3,297,4
45号、同3,379,529号、西独特許出願(OB
)2,417,914号に記載のものが使用できる。
上記のカプラーは同一層に二種以上含むこともできる。
同一の化合物を異なる2つ以上の層に含んでもよい。本
発明を用いて作られる感光材料は色カブリ防止剤として
、ハイドロキノン誘導体、アミノフェノール誘導体、没
食子酸誘導体、アスコルビン酸誘導体などを含有しても
よい。
本発明を用いて作られる感光材料には親水性コロイド層
にアリール基で置換されたペンゾトリアゾール化合物の
如き紫外線吸収剤を含んでよい。
4−チアゾリドン化合物、ベンゾフェノン化合物、ケィ
ヒ酸ェステル化合物、あるいはペンゾオキサゾール化合
物。
本発明の写真乳剤は写真感光材料に通常用いられている
プラスチックフィルム、(硝酸セルロース、酢酸セルロ
ース、ポリエチレンテレフタレートなど)、紙などの可
榛性支持体またはガラス、などの剛性の支持体に塗布さ
れる。
本発明は支持体上に少なくとも2つの異なる分光感度を
有する多層多色写真材料にも適用できる。
多層天然色写真材料は、通常支持体上に赤感性乳剤層、
緑感性乳剤層、および音感性乳剤層を各々少なくとも一
つ有する。これらの層の順序は必要に応じて任意にえら
べる。赤感性乳剤層にシアン形成カプラーを、緑感性乳
剤層にマゼン夕形成カプラーを、音感性乳剤層にイエロ
ー形成カプラ−をそれぞれ含むのが通常であるが、場合
により異なる組合せをとることもできる。本発明に於け
る写真像を得るための露光は通常の方法を用いて行えば
よい。
すなわち、自然光(日光)、タングステン電灯、姿光灯
、水銀灯、キセノンアーク灯、炭素アーク灯、キセノン
フラッシュ灯、陰極線管フライングスポットなど公知の
多種の光源をいずれでも用いることができる。露光時間
は通常カメラで用いられる1′100現砂から1秒の露
光時間はもちろん、1/1000秒より短い露光、たと
えばキセノン閃光灯や陰極線管を用いた1/4び 〜1
/106秒の露光を用いることもできるし、1秒より長
い露光を用いることも出釆る。本発明の感光材料の写真
処理には、公知の方法のいずれも用いることができる。
処理液には公知のものを用いることができる。処理温度
は普通18℃から5び0の温度の間に選ばれるが、1浮
○より低い温合または50℃をこえる温度としてもよい
。目的に応じ線画像を形成する現像処理(黒白写真処理
)あるいは、色素像を形成すべき現像処理から成るカラ
ー写真処理のいずれでも適用できる。黒白写真処理する
場合に用いる現像液は、知られている現像主薬を含むこ
とができる。現像主薬としては、ジヒドロキシベンゼン
類(たとえばハイドロキノン)、3ーピラゾリドン類(
たとえば1−フエニル−3ーピラゾリドン)、アミノフ
エ/−ル類(たとえばN−メチル−Pーアミノフェノー
ル)、1ーフェニルー3−ピラゾリン類、アスコルビン
酸、及び米国特許4,067,872号‘こ記載の1,
2,3,4一テトラヒドロキノリン環とインドレンとが
縮合したような複素環化合物類などを、単独もしくは粗
合せて用いることができる。現像液には一般にこの他公
知の保障剤、アルカリ剤、pH緩衝剤、カブリ防止剤な
どを含み、さらに必要に応じ溶解助剤、色調剤、現像促
進剤、界面活性剤、消泡剤、硬水軟化剤、硬膜剤、粘性
付与剤などを含んでもよい。定着液としては一般に用い
られる組成のものを用いることができる。
定着剤としてはチオ硫酸塩、チオシアン酸塩のほか、定
着剤としての効果が知られている有機硫黄化合物を用い
ることができる。定着液には硬腹剤として水溶性アルミ
ニウム塩を含んでもよい。色素像を形成する場合には常
法が適用できる。
ネガポジ法(例えば“JouraloftheS比ie
tyofMotionPictmeandTelevi
sionEn幻nee母”61巻(1953王)、66
7〜701頁に記載されている)、黒白現像主薬を含む
現像液で現像してネガ銀像をつくり、ついで少なくとも
一回の一様な露光または他の適当なカブリ処理を行ない
、引き続いて発色現像を行なうことにより色素陽画像を
得るカラー反転法、色素を含む写真乳剤層を露光後現像
して銀画像をつくり、これを漂白触媒として色素を漂白
する銀色素漂白法などが用いられる。カラー現像液は、
一般に発色現像主薬を含むアルカリ性水溶液から成る。
発色現像主楽は公知の一級芳香族アミン現像剤、例えば
フヱニレンジアミン類(例えば4−アミノ−N,Nージ
ェチルアニリン、3−メチル−4−アミノーN,Nージ
エチルアニリン、4ーアミノーN−エチル−N一P−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノーN
ーエチル−N一8ーヒドロキシエチルアニリンt3ーメ
チルー4−アミノーNーエチルーN一8ーメタンスルホ
アミドエチル一N−8ーメトキシエチルアニリンなど)
を用いることができる。こ の池L.E.AMason
著PhotographicProcessingCh
emistび(Focal Prese刊、1966年
)の松6〜松9頁、米国特許2.1蛾 015号、同2
,5舵,364号、侍開昭48−64933号などに記
載のものを用いてよい。
カラー現像液はそのほかアルカリ金属の亜硫酸塩、炭酸
塩、ホウ酸塩およびリン酸塩の如きpH緩衝剤、臭化物
、沃化物および有機カブリ防止剤の如き現像抑制剤ない
しカブリ防止剤などを含むことができる。また必要に応
じて、硬水軟化剤、ヒドロキシルアミンの如き保障剤、
ベンジルアルコール、ジヱチレングリコールの如き有機
溶剤、ポリエチレングリコール、四級アンモニウム塩、
アミン類の如き現像促進剤、色素形成カプラー、競争カ
プラー、ナトリウムボロノ・ィドラィドの如きかぶらせ
剤、1ーフェニル−3−ピラゾリドンの如き補助現像薬
、粘性付与剤、米国特許4,083 723号に記載の
ポリカルボン酸系キレート剤、西独公開(OLS)2,
6泌,95び号に記載の酸化防止剤などを含んでもよい
。発色現像後の写真乳剤層は通常、漂白処理される。
漂白処理は定着処理と同時に行なわれてもよいし、個別
に行なわれてもよい。漂白剤としては鉄(m)、コバル
ト(m)、クロム(W)、銅(D)などの多価金属の化
合物、過酸類、キノン類、ニトロソ化合物などが用いら
れる。たとえばフェリシアン化物、重クロム酸塩、鉄(
m)またはコバルト(m)の有機鈴塩、たとえばエチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロトリ酢酸、1,3ージアミ
ノー2ープロパノール四酢塩などのアミノポリカルボン
酸類あるいはクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸
の銭塩;過硫酸塩、過マンガン酸塩;ニトロソフヱノー
ルなどを用いることができる。これらのうちフエリシア
ン化カリ、エチレンジアミン四酢酸鉄(m)ナトリウム
およびエチレンジアミン四酢酸鉄(m)アンモニウムは
特に有用である。エチレンジアミン四酢酸鉄(m)鏡塩
は独立の漂白液においても、一浴漂白定着液においても
有用である。漂白または漂白定着液には、米国特許3,
042,527号、同3,241,966号、特公昭4
5一8506号、特公昭45一磯36号などに記載の漂
白促進剤、特関昭53−65732号に記載のチオール
化合物の他、種々の添加剤を加えることもできる。
本発明の写真感光材料は一般式(1)で表わされる化合
物を用いることにより極く小量で潜像退行が著しく防止
されかつ、その他の写真特性が害されることもないので
、特に撮影感材(例えば黒白ネガフイルム、カラーネガ
フイルム、リバーサルフィルム等)として用いるのに好
適である。
もちろんその他の用途(例えば黒白又はカラー印画紙等
)に使用してもよい。以下に、本発明において使用され
る一般式(1)で表わされる化合物の合成例を参考例と
して掲げる。
参考例 1 化合物3の合成;5−フェニル−1,3−シクロヘキサ
ンジオン4.0部、2−クロルテトラヒドロチオフェン
の5%ベンゼン溶液12泣き量部を2時間かき混ぜなが
ら加熱域零流する。
室温まで冷却し、水4彼容量部で洗浄したのち、5%水
酸化ナトリウム3既容量部で3回処理し、水層を集めェ
ーブル3畔容量部で洗浄する。1びC以下に保ちながら
鮒塩酸でPH4〜5とし、析出する淡燈色結晶を集めて
シリカゲルのカラムを通し、クロロホルムおよびベンゼ
ンの混合溶媒(5:1)で溶出、精製すると無色微小結
晶の2−(2一テトラヒドロチエニル)一3−ヒドロキ
シ−5−フエニルー2ーシクロヘキセンー1−オンが得
られる。
融点141〜14が0、収量2.4部。同様の反応によ
り化合物1や化合物12が得られ・る。
化合物1:2−(2−テトラヒドロチヱニル)一3ーヒ
ドロキシー5ーメチルー2ーシクロヘキセンー1−オン
、無色プリズ ム状晶、融点111〜11*0 化合物12:2−(2ーテトラヒドロチオピラニル)一
3ーヒドロキシ−5,5−ジメチルー2ーシクロヘキセ
ン−1−オ ン、無色プリズム状晶、融点1斑〜1600○ 参考例 2 化合物2の合成;ジメドン7部、2,3−ジヒドロチオ
フェン7部、ベンゼン150容量部およびp−トルェン
スルホン酸0.7部を1時間3ぴ分かき混ぜながら加熱
還流し、室温に1幼時間放魔する。
水5畔容量部で洗浄し、10%水酸化ナトリウム5泣き
量部で3回処理し、水層を集め10午○以下に保ちなが
ら州塩酸で斑2.0とする。析出する淡黄色結晶を集め
シルカゲルのカラムを通し、クロロホルムおよびベンゼ
ンの混合溶媒(1:1)で溶出、精製すると無色微4・
結晶の2−(2一テトラヒドロチエニル)−3−ヒドロ
キシ−5,5ージメチルー2−シクoヘキセンー1ーオ
ンが得られる。融点97〜99qo、収量8部。参考例
3 化合物15の合成;N−ニトロソウレア47部および4
0%水酸化カリウム140容量部から常法により調製し
たジアゾメタンのエーテル溶液50蟹容量部に2−(2
−テトラヒドロチヱニル)一3ーヒドロキシー5,5ー
ジメチルー2−シクロヘキセン−1−オン17.7部を
少量づつ20分間に添加する。
1期時間室温にかき混ぜたのち酢酸5部を加え未反応の
ジアゾメタンを分解し、IN水酸化ナトリウムついで飽
和食塩水で洗浄し乾燥する。
エーテルを留去し、残留物をシリカゲルのカラムに通し
クロロホルムおよびベンゼンの混合溶媒(1:3)で溶
出する。粗品をベンゼンおよびnーヘキサンの混合溶媒
から再結晶すると無色鱗片状晶の2−(2一テトラヒド
ロチエニル)一3ーメトキシー5.5−ジメチルー2−
シクロヘキセン−1−オンが得られる。融点111〜1
120、収量5.7部。本品1.7部および15%メタ
ノール性アンモニア4礎部を封管中80午0に6時間加
熱する。濃縮し残留物をベンゼン5咳容量部に溶解し、
鮒塩酸2舷容量部と2回処理する。水層を集めエーテル
で洗浄し炭酸カリウムで餌8〜9に調整、クロロホルム
20容量部で3回抽出する。クロロホルムを留去し残留
物を30%エタノール性塩酸1.5部と処理しエタノー
ルを除去、エタノールおよびアセトニトリルの混合溶媒
から再結晶すると無色微小結晶の3ーアミノー2一(2
−テトラヒドロチエニル)−5,5−ジメチルー1ーシ
クロヘキセンー1ーオン塩酸塩が得られる。融点175
〜178℃(分解)、収量1.礎部。参考例 4 化合物15(別法):後酸クロリド9.9部に2−(2
一テトラヒドロチエニル)−3−ヒドロキシ−5,5ー
ジメチルー2−シク。
へキセンー1ーオン3部を加え1.虫時間室温でかき混
ぜたのち、5び0以下で濃縮する。残留物をベンゼン4
庇容量部に溶かしピロリジン1.礎部を加え、1時間室
温にかき混ぜたのち、水、飽和重炭酸ナトリウム水溶液
、飽和食塩水の順に洗浄し乾燥する。ベンゼンを留去し
残留物をシリカゲルのカラムを通しクロロホルムおよび
ベンゼンの混合溶媒(2:1)で溶出すると褐色油状の
3ークロル−2一(2一テトラヒドロチエニル)一5,
5ージメチルー2−シクロヘキセン−1ーオン1.1部
が得られる。本品0.8部を15%メタノール性アンモ
ニア13部と封管中100q0に1拍時間加熱しメタノ
ールを留去、残留物に10%炭酸カリウム1咳容量部お
よびクロロホルム1泣き量部を加え処理する。有機層を
集めクロロホルムを留去、残留物をシリカゲルのカラム
を通しクロロホルムで溶出する。クロロホルムを蟹去、
残留物を過剰の30%エタノール性塩酸と処理、エタノ
ールおよびアセトニトリルの縁合溶媒から再結晶すると
無色微4・結晶の3−アミノ−2一(2一テトラヒドロ
チエニル)−5,5−ジメチル−2−シクロヘキセンー
1ーオン塩酸塩が得られる。融点174〜175qo(
分解)、収量0.35部、本品は参考例3で得られた標
品と濠融しても融点舷峯下は認められず、両者のIRお
よびNMRは一致した。参考例 5 化合物18の合成;エチルメルカプタン17.5部に3
0%ホルアリン3筋容量部Y メタノール10彼容量部
に溶解したジメドン42部およびION水酸化ナトリウ
ム29.5容量部を添加し室温に2日間放置する。
N塩酸29弦容量部およびメタノール10の容量部を加
えpH4とする。析出する結晶を集めエタノールから結
晶すると2−エチルチオメチル−3−ヒドロキシ−5,
5ージメチル−2−シクロヘキサンー1−オンが得られ
る。融点13400以下に実施例を掲げ本発明をさらに
詳細に説明する。
実施例 1 6モル%の沃化線を含む沃臭化線ゼラチン乳剤に塩化金
酸カリウムとチオシアン化カリウムを添加後、チオ硫酸
ナトリウムをハロゲン化銀1モルに対して9.5のoを
加え、更に第1表に示す化合物を加えて60℃で606
間加熱し熟成を行った。
(ハロゲン化銀粒子の平均サイズは約0.&)次にこれ
らの各乳剤に安定化剤(4ーヒドロキシー6−メチル一
1,3,お,7ーテトラザインデン)、塗布助剤(ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ)、硬膜剤(2,4ージ
クロロ−6ーヒドロキシーSートリアジン)を加え、ト
リアセチルセルロースフィルム上に乾燥膜厚が5仏にな
るように塗布、乾燥し、試料1〜5を得た。これらの試
料をセンシトメーターを用いて、光学襖を介して露光(
1/2の塾)し、コダックD−7母見像液で20oo、
7分間現像し、通常の方法により、定着、水洗、処理を
行なった。露光直後に現像した場合と、露光後50oo
、相対湿度75%の雰囲気中に一週間保存した後、現像
した場合との比較を第1表に示した。
なお写真感度は、カブリ+0.2の光学濃度を得るに要
する露光量の対数の逆数で表わされるが第1表に於ては
試料−1の露光の直後に現像したものの感度を100と
して、他を相対的に表わした。
第1表の結果から本発明の化合物を用いた試料2〜5は
コントロールと比較することによって増感並びに潜像退
行の程度を知ることが出来る。第1表より明らかな様に
、本発明の化合物は、きわめて微少量の添加によってよ
く潜像の退行を防止し、かつまた場合によっては若干の
感度の増加をも示すことがわかる。第 1 表 実施例 2 実施例1の試料1に用いたのと同様のハロゲン化銀ゼラ
チン乳剤を用いて、トリアセチルセルロースフィルム上
に塗布する直前に表−2に示す化合物をそれぞれ添加し
て試料11〜27を得た。
これらの試料を実施例一1と同様の処理を行なった結果
を表−2に示す。第 2 表 比較化合物ジメドン (米国特許第私47926号) 第2表より明らかな様に、比較化合物は、米国特許で唱
える如く、ハロゲン化繊乳剤に120雌/モルAg以上
(好ましくは、485のo以上)添加しないと、潜像の
退行を防止することができなく、かつそういった有効な
添加量の範囲では、若干の感度の低下をも引き起こす。
しかるに、本発明の化合物は、はるかに、微少量の添加
で、きわめて良く、潜像の退行を防止し、かつ感度も低
下させない。(若干増感する場合さえある。)実施例
3 金及び硫黄増感した沃臭化銀乳剤(沃化銀4モル%、ハ
ロゲン化銀の平均粒子サイズ約0.4仏)に、第3表に
記載した如く、本発明の化合物又は、比較化合物を添加
した。
更にこれらの乳剤に下記の諸添加物を加え、塗布乾燥し
て試料31〜斑を得た。これらの試料をイエローフィル
ターとセンシトメトリー用ゥェッジによる露光を与えた
後、各試料を2分して、一方は、露光後直ぐに、下記の
カラー現像処理を施こし、他方は、露光後35q0、7
0%RHの条件下階所に4週間保存したあと同様の処理
を行った。
なお、第3表における感度は、実施例1と同様に試料3
1の露光後直ちに現像処理したものを100とし、他を
相対的に表わした。
添加例 カプラー:1一(2,4,6ートリクロロフエニル)一
3−〔3−〔2,4−ジーtーアミルフエ/キシ)−ア
セトア ミド〕ベンツアミド−5−ピラゾロ ン 分光増感剤:ビスー〔2−{1−エチル−3−(3−ス
ルホプロピル)−5,6ージクロルベンツイミダゾール
}〕ト リメチンシアニンナトリウム塩 安定化剤:4−ヒドロキシー6ーメチル−1’3,$,
7−テトラザインデン硬膜剤:2,4−ジクロロ−6ー
ヒドロキシー1,3,5一トリアジンナトリウム塩 塗布助剤:pードデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
P一ノニルフエノキシポリ(エチレンオキシ)プロパン
スルホン酸ナト リウム カラー現像処理工程 1 カラー現像 3チ0 330″2
漂白定書 33q0 1′30″
3 水 洗 2ぷC〜3ぴ0 23″こ
こで、カラー現像処理工程の各処理液組成は以下の如く
である。
カラー現像液 ペンジルアルコール 15の【ジエチ
レングリコール 8の‘エチレンジァミン
4酢酸 5タ亜硫酸ナトリウム
2タ無水炭酸カリウム
30タヒドロキシアミン硫酸液 3夕臭化
カリウム 0.6夕4−アミノ
ーN−エチル−N−(クーメタンスルホンアミドエチル
)一m− トルイジンセス硫酸塩モノハイドレート 水を加えて 1〆pHIO.2 漂白定着液 エチレンジアミン4酢酸 2タェチレンジ
アミン4酢酸第2鉄塩 40タ亜硫酸ナトリウム
5タチオ硫酸アンモニウム
70タ水を加えて 1そ
第 3 表第3表より明らかな様に、比較化合物(ジメ
ドン十4−フェニルウラゾール)は、ハロゲン化銀乳剤
に多量添加しないと潜像の退行は防止できず、またその
範囲では感度の低下をも引きおこす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を
    有し、かつ該層中又はその他の親水性コロイド層中に下
    記一般式(I)で表わされる化合物の少なくとも1種を
    含有することを特徴とするハロゲン化銀写真感光材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Xは水酸基または ▲数式、化学式、表等があります▼ 基を表わし、 R^2,R^3は同一または異なつていてもよく、水素
    原子、アルキル基又はアリール基を表わす。 R^1は硫黄含有飽和複素環残基又は−A−S−Bで
    表わされる基(ここで、Aはアルキレン基をBは水素原
    子、アルキル基又はアリール基を表わす)を表わす。
    乙は5乃至6員の炭素環を形成するのに必要な原子群を
    表わし、この炭素環は置換基を有していてもよい。
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