JPS60244374A - 金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法 - Google Patents

金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法

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JPS60244374A
JPS60244374A JP10068184A JP10068184A JPS60244374A JP S60244374 A JPS60244374 A JP S60244374A JP 10068184 A JP10068184 A JP 10068184A JP 10068184 A JP10068184 A JP 10068184A JP S60244374 A JPS60244374 A JP S60244374A
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JP
Japan
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thin film
metallic luster
coating
film
substance
Prior art date
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Pending
Application number
JP10068184A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Inoue
修 井上
Koichi Dejima
宏一 出島
Junichi Matsuzaka
松坂 淳一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
NOF Corp
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、装飾性゛に優れた金属光沢を有する凹凸模様
の塗膜形成法に関するものである。
従来、とくに電気製品などの各種機器には、製品の保護
と立体的で重厚な美観とを得る目的で、凹凸模様の塗装
(たとえばハンマートーン塗装、レザートーン塗装など
)がしばしば施されている。
しかし、これらは、凹凸模様の塗装のみであって、金属
光沢を有していない。
また、凹凸模様に成型されたプラスチックなどの上に直
接、プラズマで金属などを蒸着させる方法では、蒸着し
た金属膜は非常に薄く、そして耐候性に乏しく変色しや
すい。とくに、手などが触れるものにあっては、耐久性
が乏しく、金属薄膜が摩耗して、プラスチックなどの面
が露出してくるなどの欠点がある。
滑らかなプラスチック板にアンダーコートや、金属など
の蒸着膜を施した上に、トップコートを施して、あたか
も本物の金属であるがごとき感覚を出させる方法、つま
りプラスチックのメタライジングは、自動車の部品など
にしばしば用いられているが、この方法は、いわゆるメ
ッキであり、できたものは、鏡状であって、重厚で塗装
的な美観を有していない。
本発明者らは、以上の現状Kかんがみ、鋭意研究の結果
、塗装技術とプラズマを利用した蒸着技術とを駆使する
ことKよって、装飾性、耐候性などに優れた、金属光沢
を有する凹凸模様の塗膜が得られることを見い出し、本
発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、凹凸模様塗膜を形成させた基板に
、金属光沢を有する物質をプラズマで蒸着させて、薄膜
を形成させたのち、該薄膜に、クリヤー塗料またはカラ
ークリヤー塗料を塗装することを特僧とする金属光沢を
有する凹凸模様の塗膜形成法に関するものである。
本発明に用いられる基板としては、たとえば金属、ガラ
ス、プラスチックなどがあげられる。
そして、このような基板に凹凸模様塗膜を形成するKは
、従来公知の方法、たとえばハンマートーン塗装、レザ
ートーン塗装、チリメン塗装などがあげられる。
そして、凹凸模様塗膜を形成させた基板に、金属光沢を
有する物質をプラズマで蒸着させて、薄膜を形成させる
Kは、従来公知のイオンプレーテング、スパッタリング
などがあげられる′。
金属光沢を有する物質としては、金属光沢を有するもの
であればとくに限定しないが、たとえばアルミニウム、
銅、ニッケル、クロム、チタンなどの金属、窒化チタ゛
ン、窒化マグネシウムなどの金属窒化物、炭化チタン、
炭化インジウムなどの金属炭化物、真ちゅう、ブロンズ
などの銅合金、インコネル、モネルなどのニッケル合金
、カーボンなどがあげられる。
金属光沢を有する物質の薄膜の膜厚は、0.01〜5μ
、好ましくは0.05〜2μである。0.01μ未満の
場合は、色むらの原因となり、5μを超える場合は、時
間がかかりすぎ実用的でない。
この様にして得られた、金属光沢を有する物質の薄膜は
、凹凸模様に応じたコントラストの強い金属光沢を有す
るものであり、重厚かつ豪華で通常の塗装では得ること
のできない美観を有している。また、付着強度も真空蒸
着によったものと比較すると、数段優れている。
つぎに、この金属光沢を有する物質の薄膜を保護する目
的で、さらに無色透明な塗料、すなわちクリヤー塗料を
塗装することによって、金属光沢ケ有する物質の薄膜が
有していた、豪華な輝き、色を損なうことなく、付着力
が強く、かつ耐候性などに優れた塗膜が得られる。
また、同様に、金属光沢を有する物質の薄膜を保護する
と同時に、ほかの色を付加し、加飾効果を上げる目的で
、透明であって、たとえば赤色、青色、黄色などの色相
を有する塗料、すなわちカラークリヤー塗料を塗装する
ことによって、金属光沢を有する物質の薄膜が有してい
た、豪華な輝きを損なうことなく、装飾性に優れ、かつ
付着力が強く、耐候性などに優れた塗膜が得られる。
これらクリヤー塗料またはカラークリヤー塗料の塗装法
としては、通常用いられるエアスプレー塗り、エアレス
スプレー塗り、はけ塗りなどいずれでもよい。
この場合のクリヤー塗料またはカラークリヤー塗料の塗
膜の膜厚は、3〜80μが適当である。
3μ未満の場合は、耐候性など耐久性に劣り、金属光沢
を有する物質の薄膜の保護の役割をなさない。80μを
超える場合は、塗面が平滑になり、凹凸模様からくるフ
ントラストの強い美観が損なわれる。
ついで、常温または加熱してクリヤー塗料またはカラー
クリヤー塗料の塗膜を硬化させる。
この様にして得られた、金属光沢を有する凹凸模様の塗
膜は、豪華で重厚な美観を有し、装飾性、耐候性などに
優れた塗膜である。
つぎに1実施例、比較例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。
実施例 1゜ 軟鋼板に焼付型ハンマート・−ン模様塗料(日本油脂■
製)を/ズルロ径1.5+11jXのエアスプレーガン
を用い、吹付は圧力” KP / crl、吹付は距離
30備程度で塗装したのち、120Cで30分間焼付け
て、凹凸模様塗膜を形成させた。
−’) u −テ、フルバツク(ULVAC)社製、D
RP−8C型イオンプレーテング装置(周波数1356
MHz)において、凹凸模様塗膜を形成させた基板を陰
極部に装着し、アルミニウム金属を電子ヒームで加熱し
、真空度2X10−4 トールのアルゴン気流中で、グ
ロー放電を発生させ、蒸発原子(アルミニウム)をイオ
ン化して、基板上に蒸着させた。
この様にして得られた金属光沢を有する物質の薄膜の膜
厚は、2μであった。
ついで、得られた金属光沢を有する物質の薄膜に、赤色
のカラークリヤー塗料(日本油脂■製、アクリル樹脂塗
料、ペルコー)5300クリヤー)をエアスプレーガン
を用い、通常の方法で20μ(乾燥膜厚)に塗装したの
ち、140Cで30分間焼付けた。
得られた塗膜について、各種試験を行い、その結果を第
1表に示した。
実施例 2 ABS樹脂板に常乾型ハンマートーン模様塗料(日本油
脂■製)を実施例1と同様な塗装方法で塗装したのち、
常温で24時間乾燥して、凹凸模様塗膜を形成させた。
ついで、イオンプレーテング装置(前出一実施例1)に
おいて、凹凸模様塗膜を形成させた基板を陰極部に装着
し、チタン金属を電子ビームで加熱し、真空度lXl0
−’)−ルの窒素気流中で、グルー放電を発生させ、蒸
発原子(チタン)をイオン化して、窒素と反応させて、
基板上に蒸着させた。
この様にして得られた金属光沢を有する物質の薄膜の膜
厚は、02μであった。
ついで、得られた金属光沢を有する物質の薄膜に、無色
のクリヤー塗料(日本油脂■製、ウレタン樹脂塗料、ハ
イウレタン5000クリヤー)をエアスプレーガンを用
い通常の方法で40μ(英検膜厚)に塗装したのち、8
0Cで20分間焼付けた。
得られた塗膜につ〜・て、各種試験を行い、その結果を
第1表に示した。
実施例 3 軟鋼板にチリノン模様塗料(日本油脂■製)をエアスプ
レーガンを用い、通常の方法で塗装したのち、15分間
大気に放置して溶剤を揮発させたのち、120Cで20
分間焼付けて、凹凸模様塗膜を形成させた。
ついで、イオンプレーテング装置(前出一実施例1)に
おいて、凹凸模様塗膜を形成させた基板を陰極部に装置
し、クロム金属を電子ビームで加熱し、真空度lXl0
’)−ルのアルゴン気流中で、グロー放電を発生させ、
蒸発原子(クロム)をイオン化して、基板上に蒸着させ
た。
この様にして得られた金属光沢を有する物質の薄膜の膜
厚は、0.3μであった。
ついで、得られた金属光沢を有する物質の薄膜に、青色
のカラークリヤー塗料(日本油脂■製、ウレタン樹脂塗
料、ハイウレタン5000クリヤー)をエアスプレーガ
ンを用い通常の方法で20μ(乾燥膜厚)に塗装したの
ち、80Cで20分間焼付けた。
得られた塗膜について、各種試験を行い、その結果を第
1表に示した。
実施例 4゜ ABS樹脂板にレザートーン模様塗料(日本油脂■製)
をフォードカップ4号で30秒(25C)に粘度調整し
、ノズル口径1.5Bのエフスプレーガンを用い、吹付
は圧力o7Kp/elA、吹付は距離20傭程度で塗装
したのち、80Cで20分゛間焼付けて、凹凸模様塗膜
を形成させた。
ツイテ、アルバック(ULVAC)社製、5BR−11
04型スパツタリング装置(周波数13゜56MHz)
において、凹凸模様塗膜を形成させた基板を陽極部に装
着し、ニッケル金属を陰極部に装着し、真空度8×10
−3トールのアルゴン気流中で、グロー放電を行なわせ
、生じたアルゴンイオンがニッケルをスパッタして基板
上に蒸着した。
この様にして得られた金属光沢を有する物質の薄膜は0
.1μであった。
ついで、得られた金属光沢を有する物質の薄膜に、無色
のクリヤー塗料(日本油脂■製、ウレタン樹脂塗料、ハ
イウレタン5000クリヤー)をエアスプレーガンな用
い通常の方法で30μ(乾燥膜厚)に塗装したのち、1
40Cで30分間焼付けた。
得られた塗膜について、各種試験を行い、その結果を第
1表に示した。
比較例 1゜ ABS樹脂板にウレタン塗料(日本油脂■製、ハイウレ
タン5000エナメル)をエアスプレーガンを用い、通
常の方法で30μ(乾燥膜厚)塗装したのち、80Cで
20分間焼付けた。
ついで、得られた平滑塗膜上に、実施例3と同様な方法
でクロム金属を蒸着させた。
この様にして得られた金属光沢を有する物質の薄膜の膜
厚は、0.3μであった。
ついで、得られた金属光沢を有する物質の薄膜に、無色
のクリヤー塗料(日本油脂■製、ウレタン樹脂塗料、ハ
イウレタン5000クリヤー)をエアスプレーを用い、
通常の方法で30μ(乾燥膜厚)に塗装したのち、80
Cで20分間焼付けた。
得られた塗膜につ(・て、各種試験を行い、その結果を
第1表に示した。
比較例 2 ヘアラインの凹凸模様を有するABS樹脂成型品上に、
実施例1と同様の方法でアルミニウム金属を蒸着させた
この様に2して得られた金属光沢を有する物質の薄膜の
膜厚は、2μであった。
得られた薄膜について、各種試験を行い、その結果を第
1表妬示した。
第1表 試験方法: (11凹凸模様の有無、色調および装飾性、目視で観察
した。
(2) 初期付着性 1飢クロスカツトを入れ、片面粘着テープによるはくり
試験を行ない、はくすしない面積割合をめた。゛ (3)耐候性 サンシャインウェザ−メーター(スガ試験機■製)の中
に500時間入れたのち、初期付着性の試験と同様の試
験を行うとともに、色の変化を目視で観察した。
(4) 耐水性 25Cの恒温水槽に500時間入れたのち、初期付着性
の試験と同様の試験を行うとともに、色の変化を目視で
観察した。
第1表から明らかな様に、本発明の実施例1〜4は、比
較例1にくらべて、凹凸模様、装飾性が優れ、比較例2
にくらべて、装飾性、耐候性、耐水性が優れていること
がわかる。
特許出願人 日本油脂株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 凹凸模様塗膜を形成させた基板に、金属光沢を有する物
    質をプラズマで蒸着させて、薄膜を形成させたのち、該
    薄膜に、クリヤー塗料またはカラークリヤー塗料を塗装
    することを特徴とする金属光沢を有する凹凸模様の塗膜
    形成法。
JP10068184A 1984-05-21 1984-05-21 金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法 Pending JPS60244374A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10068184A JPS60244374A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法

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JP10068184A JPS60244374A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法

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JPS60244374A true JPS60244374A (ja) 1985-12-04

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ID=14280487

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JP10068184A Pending JPS60244374A (ja) 1984-05-21 1984-05-21 金属光沢を有する凹凸模様の塗膜形成法

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JP (1) JPS60244374A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63281900A (ja) * 1987-05-15 1988-11-18 株式会社吉野工業所 装飾被膜の成形方法
JP2012236389A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Sakae Riken Kogyo Co Ltd 樹脂製装飾品

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63281900A (ja) * 1987-05-15 1988-11-18 株式会社吉野工業所 装飾被膜の成形方法
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