JPS60244080A - 負性抵抗発光素子及びその製造方法 - Google Patents

負性抵抗発光素子及びその製造方法

Info

Publication number
JPS60244080A
JPS60244080A JP59099430A JP9943084A JPS60244080A JP S60244080 A JPS60244080 A JP S60244080A JP 59099430 A JP59099430 A JP 59099430A JP 9943084 A JP9943084 A JP 9943084A JP S60244080 A JPS60244080 A JP S60244080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
light emitting
diameter
type
substrate surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59099430A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryozo Furukawa
古川 量三
Takashi Ushikubo
牛窪 孝
Masao Kobayashi
正男 小林
Akihiro Hashimoto
明弘 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP59099430A priority Critical patent/JPS60244080A/ja
Publication of JPS60244080A publication Critical patent/JPS60244080A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L33/00Semiconductor devices with at least one potential-jump barrier or surface barrier specially adapted for light emission; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L33/005Processes
    • H01L33/0062Processes for devices with an active region comprising only III-V compounds

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) この発明は光フアイバ通信に用いる負性抵抗発光素子及
びその製造方法に関する。
(従来技術の説明) 従来、この種の発光素子は発光素子、受光素子又はスイ
ッチ素子として動作する。この発光素子としてバラス型
構造のものが知られている。このバラス型負性抵抗発光
素子の構造を第3図(A)に断面図として示す。この発
光素子は、GaAsから成るn型基板30上に、AQg
Gaz−xAsから成るn型クラッド層31. AQ 
yGa t−yAsから成るp型活性層32、AQyG
a+−yAsから成るn型活性層33. AQxGaノ
ーxAsから成るp型りラッド層34及びGaAsから
成るn型キャップ層35を液相又は気相エピタキシャル
成長させて形成し、続いて、亜鉛の熱拡散により高不純
物濃度領域であるp′″拡散領域36を形成し、然る後
、p側電極37及びn側電極38を蒸着し、次いで、n
側電極38側からn型基板30に光取り出し用窓38を
エツチング形成して得ている。
この構造の負性抵抗発光素子は、これらn型クラッド層
31. p型活性層32、n型活性層33及びp型りラ
ッド層34で発光層40を構成しており、この発光層4
0は等測的には電流増幅率αlのpnP l’ランジス
タと、電流増幅率α2のnpn トランジスタとで構成
されているとみなすことが出来る。そして、この素子は
、第3図(B)に示すように、いわゆるpnpn構造の
サイリスタと同様なS字型の負性抵抗特性を示す。第3
図(B)において、すはオフ領域、nは負性抵抗領域、
mはオン領域、Tはオフ領域文から負性抵抗領域nへの
私移東及びVtは転移、ITにおけるターン電圧である
(解決すべき問題点) このように、従来の負性抵抗発光素子の構造ではp+拡
散層36により電流集中を行っているが、基板面30a
の全面上に発光層40が形成されているため、発光層の
幅は400〜500 p、rnとなる。従って、両電極
37及び38間の静電容量が大きく、これがため、速い
立上りのバイアス電圧を印加した時、電流が大きくなる
。従って、発光層40の等価回路を構成する両トランジ
スタの電流増幅率α1及びα2がこの電流の増大に伴な
って大きくなり、ターン電圧Vtが低下して動作が不安
定となるので、結局はこの発光素子を高速作動させるの
が困難であった。
さらに、従来の製造方法では、発光層40と基板30と
を合わせた全体の厚さが数IL11〜数+p、mと非常
に薄いため、光取り出し又は受光用窓の加工の除歪が入
り易く、又、その加工が困難であるという欠点があった
さらに、この加工時の機械歪や、熱処理時の熱歪等に起
因してその結晶に欠陥が生じ、そのため光出力パワーが
低下してしまうので、この発光素子の信頼性が乏しいと
いう欠点が゛あった。
(発明の目的) この発明の第一の目的は、高速動作が可能で、動作特性
の信頼性が高く、しかも、製造プロセスが簡単となる構
造の負性抵抗発光素子を提供することにある。
この発明の他の目的はこの負性抵抗発光素子の製造方法
を提供することにある。
(発明の構成) この第一の目的の達成を図るため、静電容量を小さくし
、かつ、発光層の基板とは反対側で光取り出し又は受光
を行う構造にすれば良い。
従って、この発明の負性抵抗発光素子においては、 基板の一方の基板面上に突出させて順次に設けられた第
一クラッド層、第一活性層、第二活性層及び第二クラッ
ド層から成り該基板面に平行な断面形状を円形にした発
光層と、 該発光層を埋込むように設けた電流阻止層と、 該電流阻止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一
部分に達すると共に、前記発光層の径よりも大きな径で
設けられた高不純物濃度領域と、 前記発光層の上方に該発光層の径よりも大きくかつ前記
高不純物濃度領域の径よりも小さな径の光取り出し又は
受光用窓を有すると共に、前記電流11JI +Iz層
上に設けられた第一電極層と、前記基板の他方の基板面
」二に設けられた第二電極層と を具えることを特徴とする。
さらに、この負性抵抗発光素子の製造方法においては、 基板の一方の基板面上に第一クラッド層、第一活性層、
第二活性層及び第二クラッド層を順次にエピタキシャル
成長させた後、前記基板面から突出しかつ基板面に平行
な断面形状が円形の発光層をエツチング形成する工程と
、 該基板面及び発光層上に該発光層を埋込むように電流阻
止層をエピタキシャル成長させる工程と該電流阻止層の
表面から前記第二クラッド層の深さの一部分に達すると
共に、前記発光層の径よりも大きな径を有する高不純物
濃度領域を形成する工程と、 該電流阻止層上に直接又は間接的に第一電極層を被着す
る工程と、 該第−電極層をエツチングして前記発光層の」一方に該
発光層の径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の径
よりも小さな径の光取り出し又は受光用窓を形成する工
程と、 前記基板の他方の基板面上に第二電極層を被着する工程
と を具えることを特徴とする。
(実施例の説明) 以下、図面を参照して、この発明の実施例につき説明す
る。
第1図はこの発明の光フアイバ通信用負性抵抗発光素子
の一実施例を示す断面図及び第2図(A)〜(E)はそ
の製造工程の一実施例を説明するための工程図である。
第1図において、lは基板で、例えばn型GaAs基板
とするゆ2はこの基板1の基板面la上に突出しかつ基
板面1aに平行な断面形状を円形にした発光層で、基板
側から順次にMxGal−xAs層から成るn型の第一
クラッド層3、AQ yGal−yAs層から成るp型
の第一活性層4、AOyGaz−yAs層から成るn型
の第二活性層5及びAO菫Ga/−wAs層から成るp
型の第二クラッド層6から成る。
7はこの発光層2を埋込むように設けた電流阻止層であ
り、基板面1a及び発光層2上に設けられたAQ zG
a /−2AS層から成る高抵抗層7dと、その上側に
設けられたp又はn型のGaAs層から成るキャップ層
7bとから成る。このキャップ層7bの、発光層2の上
側に発光層2の径よりも大きな径の窓8aを有している
ので、キャップ層7bは発光層2の上側の領域外にのみ
設けられている。
9は電流阻止層7の窓8aのところの高抵抗層7a及び
この窓8aの周囲のキャップ層7bの一部分の表面から
第二クラッド層6の深さの一部分に達する高不純物濃度
領域であり、この領域9の径は発光層2の径よりも大き
い。
さらに、10はこの窓8aを有するキャップ層7b上に
設けられた第一電極層、この場合にはp側電極である。
このため、第一電極層lOは窓8aと同一の大きさの窓
8bを有し、これら内窓8a及び8bで光取り出し又は
受光用の窓8を構成する。
11は基板1の他方の基板面1bに設けた第二電極層、
すなわち、n側電極である。
この発明の負性抵抗素子の構造によれば、基板面1aの
全面上に発光層2を具えるのではなく、基板面1aの一
部分にのみ発光層2を具えた構造となっており、発光層
2の径は30〜50ILmであって従来の発光層の幅4
00〜500 IL腸に比べると著しく小さく、従って
、静電容量も従来の40%程度となる。
また、この発明の素子は、従来の素子のような基板に光
取り出し又は受光用窓を有しておらず、基板とは反対側
で光の取り出し又は受光を行う構造となっているので、
素子全体の厚さを150〜250ル層程度まで厚くする
ことが出来る。
尚、この場合は、第一活性層4及び第二活性層5の組成
比yの値は必要な発光波長に応じて決定され、yの値に
より第一クラッド層3及び第二クラッド層6の組成比X
の値及び高抵抗層7aの組成比2の値が決定される。X
の値はyの値より0.3程度及び2の値はyの値よりも
0.5〜0.6程度大きな値であって、必要な発光波長
が830 nmとすると、x、y、zの値はそれぞれ0
.35,0.05,0.8となる。
この構造の負性抵抗発光素子も第3図(B)に示したと
同様なS字型の負性抵抗特性を示す。
次に、この素子の製造方法につき説明する。
先ず、第2図(A)に示すように、n型GaAs基板1
の一方の基板面1aJ1にn型の第一クラッド層3とし
てのAQ xGa t−yAs層、p型の第一活性層4
としてのAOzGa7−yAs層、n型の第二活性層5
としてのAQyGaノーyAs層及びp型の第二クラッ
ド層6としてのAOzGa7−yAs層を順次に液相又
は気相エピタキシャル成長させる。
次に、第2図(B)に示すように、フォトリソグラフィ
ー技術を用いて、必要な発光径を有する円形部分を残す
ようにして第二クラッド層6の表面8aから基板面1a
までエツチングを行って、基板面1aから突出しかつ基
板面に平行な断面形状が円形の発光層2を形成する。
次に、第2図(C)に示すように、液相エピタキシャル
成長法で、露出した基板面1a及び発光層2上にこの発
光層2を埋込むように高抵抗層7dとしてのAOzGa
 zAs層及びp型のキャップ層?bとしてのGaAs
層を順次に成長させ、電流阻止層7を形成する。
続いて、選択拡散又はイオン注入により、第2図(D)
に示すように、電流阻止層の表面この場合にはキャップ
層7bの表面から第二クラッド層6の深さの一部分に達
するまで不純物を高濃度に注入し、高不純物濃度領域9
を形成する。この場合、基板面1aに垂直な方向から見
て、この領域9の径を発光層2の径よりも大きくなるよ
うにする。また、この領域9の深さはこの領域の先端が
発光層2の第二クラッド層6の中間に位置するようにす
るのが好適である。この領域9をp″″型コンタクト層
とする 次に、第2図(E)に示すように、キャップ層7b上に
第一電極層10であるp側電極を被着し、この第一電極
層10と下側のキャップ層?bとをアンモニア系のエツ
チング液により選択的にエツチングして、それぞれ円形
の窓8b及び8aを掘り、光取り出し又は受光用窓8を
形成する。この窓8の径は発光層2の径よりも大きくか
つ前記高不純物濃度領域の径よりも小さな径とする。
次に、基板lの下側の基板面1bを研摩して全体の厚み
が150〜250舊膳程度となるようにした後、第二電
極層11であるn側電極を被着し、第2図(E)に示す
ような素子構造を完成する。
次に、この負性抵抗発光素子の動作につき簡単に説明す
る。
p側電極10を正電位とし、n側電極11を負電位とす
るような電圧を印加すると、p型の第一活性層4及びn
型の第二活性層5の間の接合が逆バイアスとなり、第3
図(B)の文で示したオフ状態となっている。印加電圧
を増加し、負性抵抗発光素子のターン電圧Vt以上とな
ると、この素子は急激にオン状態(第3図にnで示す)
となって、p側電極10からp+型コンタクト層9を通
じてp型の第二クラッド層6→n型の第二活性層5→p
型の第一活性層4→n型の第一クラッド層3→n型基板
lを経てn側電極11へと流れ、この時電波は電流阻止
層7の高抵抗層7aの働きにより発光層2にのみ集中す
る。この電流集中により、第−及び第二活性層4及び5
の部分で発光し、この光はp型の第二クラッド層6、p
+型コンタクト層9及び光取り出し用窓8から吸収及び
遮蔽を受ずに取り出すことが出来る。尚、この発光素子
がオン状態にある時、p1型コンタクト層9から高抵抗
層7aを通じてn型基板lに流れる漏洩電流の大きさが
問題となるが、その大きさは高抵抗層7aの比抵抗を1
×107Ωcmとすると、高抵抗層7aの抵抗値が3M
Ω程度となり、これがためターン電圧が15Vの時、3
IL11程度にすぎず、この漏洩電流は実用上問題とな
らない。上述した実施例では、基板1の導電型をn型と
したが、p型とすることもできる。その場合には、これ
に関連させて他の層の導電型を反対導電型とすること明
らかである。
さらに、上述した実施例では、キャップ層7bを設けて
いるが、これを省略することも出来る。
さらに、上述した実施例では、GaAs系の発光素子に
つき説明したが、他の材料系の発光素子、例えば、In
P系の発光素子であっても良い。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の負性抵
抗発光素子は、発光素子の有する静電容量を従来の発光
素子よりも著しく小さくした構造となっているので、こ
の素子を速い立上りパルス電圧で作動させる場合であっ
ても、電流増幅率の急激な増加が生じないため、ターン
電圧の低下が起りにくく、従って、この発光素子を高速
作動させても安定動作するという利点がある。
さらに、この発明の発光素子は発光層の基板とは反対側
の部分で光の取り出し又は受光を行う構造であり、かつ
、この発光素子の製造方法によれば、基板に光取り出し
又は受光用窓を掘るという機械加工を必要としないので
、機械的歪に起因する出力パワーの低下といった素子の
特性の劣化が生じる恐れがなく、特性の信頼性に優れた
負性抵抗発光素子を製造することが出来る利点がある。
さらに、この発明の発光素子の製造方法によれば、加工
の困難な基板の窓開は作業を必要としないので、製造プ
ロセスが簡単容易となる利点がある。
この発明の負性抵抗発光素子は以」−のような利点を有
するので、光フアイバ通信用に使用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の負性抵抗発光素子の一例を示す路線
的断面図、 第2図(A)〜(E)は第1図の発光素子の製造方法を
説明するための製造工程図、 第3図(A)は従来の負性抵抗発光素子を示し断面図、 第3図(B)はこの発明及び従来の負性抵抗発光素子の
説明に供する負性抵抗特性を示す線図である。 1・・・基板、 la・・・基板面 1tI・・・他方の基板面、2・・・発光層3・・・第
一クラッド層、 4・・・第一活性層5・・・第二活性
層、 6・・・第二クラッド層6a・・・(第二クラッ
ド層の)表面 7・・・電流阻止層、 7a・・・高抵抗層7b・・・
キャップ層 8・・・光取り出し又は受光用窓 8a・・・(キャップ層の)窓 8b・・・(電極の)窓、 9・・・高不純物濃度領域
10・・・第一電極層、 11・・・第二電極層。 特許出願人 沖電気工業株式会社 代理人弁理士 大 垣 孝 !:S1 F>+ ど\  ! ロー 第3図 vt を圧 手続補正書 昭和60年8月10日 特許庁長官 定貫 道部 殿 その製造方法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所(〒−105) 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 名称(02!3)沖電気工業株式会社 代表者 橋本 南海男 4代理人〒170 ff (f188)5563住所 
東京都豊島区東池袋1丁目20番地5池袋ホワイトハウ
スビル805号 願書の発明の名称の欄、明細書の全文、図面の第1図 7補正の内容 別紙の通り (訂正)明細書 1、発明の名称 負性抵抗発光素子及びその製造方法 2、特許請求の範囲 1、基板の一方の基板面上に突出させて順次に設けられ
た第一 クラッド層、第一活性層、第二活性層及び第二
クラッド層から成り該基板面に平行な断面形状を円形に
した動作領域と、 該動作領域を埋込むように設けた電流阻止層と、該電流
阻止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一部分に
達すると共に、前記動作領域の径よりも大きな径で設け
られた高不純物濃度領域と、前記動作領域の上方に該動
作領域の径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の径
よりも小さな径の光取り出し又は受光用窓を有すると共
に。 前記電流阻止層上に設けられた第一電極層と、前記基板
の他方の基板面一4二に設けられた第二電極層と を具えることを特徴とする負性抵抗発光素子。 2、基板の一方の基板面上に第一クラッド層、第一活性
層、第二活性層及び第二クラッド層を順次にエピタキシ
ャル成長させた後、前記基板面から突出しかつ基板面に
平行な断面形状が円形の勲1飢鷹をエツチング形成する
工程と、 該基板面及び動作領域上に該動作領域を埋込むように電
流阻止層をエピタキシャル成長させる工程と、 該電流阻止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一
部分に達すると共に、前記動作領域の径よりも大きな径
を有する高不純物濃度領域を形成する工程と、 該電流阻止層上に直接又は間接的に第一電極層を被着す
る工程と、 該第−電極層をエツチングして前記動作領域の上方に該
動作領域の径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の
径よりも小さな径の光取り出し又は受光用窓を形成する
工程と、 前記基板の他方の基板面上に第二電極層を被着する工程
と を具えることを特徴とする負性抵抗発光素子の製遣方法
。 3、発明の詳細な説明 (発明の技術分野) この発明は光フアイバ通信に用いる負性抵抗発光素子及
びその製造方法に関する。 (従来技術の説明) 従来、この種の発光素子は発光素子、受光素子又はスイ
ッチ素子として動作する。この発光素子としてバラス型
構造のものが知られている。このバラス型負性抵抗発光
素子の構造を第3図(A)に断面図として示す。この発
光素子は、GaAsから成るn型基板30]−に、 A
M xGa /−xAsから成るn型クラッド層31、
 A文yGa /−yAsから成るp型活性層32、 
AM yGa /−yAsから成るn型活性層33、 
AJ1xGa/−xASから成るp型りラッド層34及
びGaAsから成るn型キャップ層35を液相又は気相
エピタキシャル成長させて形成し、続いて、亜鉛の熱拡
散により高不純物濃度領域であるp十拡散領域36を形
成し、然る後、p側電極37及びn側電極38を蒸着し
、次いで、n側電極38側からn型基板30に光取り出
し用窓38をエツチング形成して得ている。 この構造の負性抵抗発光素子は、これらn型クラッド層
31、P型活性層32、n型活性層33及びp型りラッ
ド層34で動作領域40を構成しており、この動作領域
40は等測的には電流増幅率α1のpnpトランジスタ
と、電流増幅率α2のnpn )ランジスタとで構成さ
れているとみなすことが出来る。 そして、この素子は、第3図(B)に示すように、いわ
ゆるpnpn構造のサイリスタと同様なS字型の負性抵
抗特性を示す。第3図(B)において、父はオフ領域、
mは負性抵抗領域、nはオン領域、Tはオフ領域文から
負性抵抗領域mへの転移点及びVtは転移点Tにおける
ターン電圧である。 (解決すべき問題点) このように、従来の負性抵抗発光素子の構造ではp十拡
散層36により電流集中を行っているが、基板面30a
の全面上に動作領域40が形成されているため、動作領
域の面積は400〜500 grn となる。従って、
両電極37及び38間の静電容量が大きく、これがため
、速い立上りのバイアス電圧を印加した詩、電流が大き
くなる。従って、動作領域40の等価回路を構成する両
トランジスタの電流増幅率α1及びα2がこの電流の増
大に伴なって大きくなり、ターン電圧Vtが低下して動
作が不安定となるので、結局はこの発光素子を高速作動
させるのが困難であった。 さらに、従来の製造方法では、動作領域40とキャップ
層35とを合わせた全体の厚さが数7tm〜数七ILI
11と非常に薄いため、光取り出し又は受光用窓の加工
の除歪が入り易く、又、その加工が困難であるという欠
点があった。 さらに、この加工時の機械歪や、熱処理時の熱歪等に起
因してその結晶に欠陥が生じ、そのため光出力パワーが
低下してしまうので、この発光素子の信頼性が乏しいと
いう欠点があった。 (発明の目的) この発明の第一の目的は、高速動作が可能で、動作特性
の信頼性が高く、しかも、製造プロセスが簡単となる構
造の負性抵抗発光素子を提供することにある。 この発明の他の目的はこの負性抵抗発光素子の製造方法
を提供することにある。 (発明の構成) この第一の目的の達成を図るため、静電容量を小さくし
、かつ、動作領域の基板とは反対側で光取り出し又は受
光を行う構造にすれば良い。 従って、この発明の負性抵抗発光素子においては、 基板の一方の基板面上に突出させて順次に設けられた第
一クラッド層、第一活性層、第二活性層及び第二クラッ
ド層から成り該基板面に平行な断面形状を円形にした動
作領域と、 該動作領域を埋込むように設けた電流阻止層と、 該電流阻止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一
部分に達すると共に、前記動作領域の径よりも大きな径
で設けられた高不純物濃度領域と、 前記動作領域の上方に該動作領域の径よりも大きくかつ
前記高不純物濃度領域の径よりも小さな径の光取り出し
又は受光用窓を有すると共に、前記電流阻止層]:に設
けられた第一電極層と、前記基板の他方の基板面一1−
に設けられた第二電極層と を具えることを特徴とする。 さらに、この負性抵抗発光素子の製造方法においては。 基板の一方の基板面一1−に第一クラッド層、第一活性
層、第二活性層及び第二クラッド層を順次にエピタキシ
ャル成長させた後、前記基板面から突出しかつ基板面に
平行な断面形状が円形の動作領域をエツチング形成する
工程と、 該基板面及び動作領域上に該動作領域を埋込むように電
流阻止層をエピタキシャル成長させる工程と。 該電流阻止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一
部分に達すると共に、前記動作領域の径よりも大きな径
を有する高不純物濃度領域を形成する工程と、 該電流阻止層上に直接又は間接的に第一電極層を被着す
る工程と、 該第−電極層をエツチングして前記動作領域の上方に該
動作領域の径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の
径よりも小さな径の光取り出し又は受光用窓を形成する
工程と、 前記基板の他方の基板面」二に第二電極層を被着する工
程と を具えることを特徴とする。 (実施例の説明) 以下、図面を参照して、この発明の実施例につき説明す
る。 第1図はこの発明の光フアイバ通信用負性抵抗発光素子
の一実施例を示す断面図及び第2図(A)〜(E)はそ
の製造工程の一実施例を説明するための工程図である。 第1図において、■は基板で、例えばn型GaAs基板
とする。2はこの基板lの基板面1a上に突出しかつ基
板面1aに平行な断面形状を円形にした動作領域で、基
板側から順次にAJII xGa /−XAs層から成
るn型の第一クラッド層3、 A文yGa /−4AS
層から成るp型の第一活性層4、A文yGa 7−yA
s層から成るn型の第二活性層5及びA l xGa 
/−4AS層から成るp型の第二クラッド層6から成る
。 7はこの動作領域2を埋込むように設けた電流阻止層で
あり、基板面1a及び動作領域2上に設けられたAn 
zGa t−zAs層から成る高抵抗層7aと、その上
側に設けられたp又はn型のGaAs層から成るキャン
プ層?bとから成る。このキャップ層7bの、動作領域
2の上側に動作領域2の径よりも大きな径の窓8aを有
しているので、キャップ層7bは動作領域2の上側の領
域外にのみ設けられている。 9は電流阻止層7の窓8aのところの高抵抗層7a及び
この窓8aの周囲のキャップ層7bの一部分の表面から
第二クラッド層6の深さの一部分に達する高不純物濃度
領域であり、この領域9の径は動作領域2の径よりも大
きい。 さらに、10はこの窓8aを有するキャップ層7b上に
設けられた第一電極層、この場合にはp側電極である。 このため、第一電極層lOは窓8aと同一の大きさの窓
8bを有し、これら内窓8a及び8bで光取り出し又は
受光用の窓8を構成する。 11は基板1の他方の基板面1bに設けた第二電極層、
すなわち、n側電極である。 この発明の負性抵抗素子の構造によれば、基板面1aの
全面上に動作領域2を具えるのではなく、基板面1aの
一部分にのみ動作領域2を具えた構造となっており、動
作領域2の径は30〜50pmであって従来の動作領域
の@400〜500 gmに比べると著しく小さく、従
って、静電容量も従来の5%程度となる。 また、この発明の素子は、従来の素子のような基板に光
取り出し又は受光用窓を有しておらず、基板とは反対側
で光の取り出し又は受光を行う構造となっているので、
素子全体の厚さを150〜250 p、m程度まで厚く
することが出来る。 尚、この場合は、第一活性層4及び第二活性層5の組成
比yの値は必要な発光波長に応じて決定され、yの値に
より第一クラッド層3及び第二クラッド層6の組成比X
の値及び高抵抗層7aの組成比2の値が決定される。X
の値はyの値より0.3程度及び2の値はyの値よりも
0.5〜0.6程度大きな値であって、必要な発光波長
が830nmとすると、x、y、zの値はそれぞれ0.
35,0.05,0.6となる。 この構造の負性抵抗発光素子も第3図(B)に示したと
同様なS字型の負性抵抗特性を示す。 次に、この素子の製造方法につき説明する。 先ず、第2図(A)に示すように、n型GaAs基板1
の一方の基板面1aJzにn型の第一クラッド層3とし
てのA文xGa 1−yAs層、p型の第一活性層4と
してのAM yGa 7−yAs層、n型の第二活性層
5としてのA l yGa /−YAS層及びp型の第
二クラッド層6としてのA l xGa /−yAs層
を順次に液相又は気相エピタキシャル成長させる。 次に、第2図(B)に示すように、フォトリソグラフィ
ー技術を用いて、必要な発光径を有する円形部分を残す
ようにして第二クラッド層6の表面6aから基板面1a
までエツチングを行って、基板面1aから突出しかつ基
板面に平行な断面形状が円形の動作領域2を形成する。 次に、第2図(C)に示すように、液相エピタキシャル
成長法で、露出した基板面1a及び動作領域2」−にこ
の動作領域2を埋込むように高抵抗層7aとしてのA 
l zGa 7−zAs層及びp型のキャップ層7bと
してのGaAs層を順次に成長させ、電流阻止層7を形
成する。 続いて、選択拡散又はイオン注入により、第2図(D)
に示すように、電流阻止層の表面この場合にはキャップ
層7bの表面から第二クラッド層6の深さの一部分に達
するまで不純物を高濃度に注入し、高不純物濃度領域9
を形成する。この場合、基板面1aに垂直な方向から見
て、この領域9の径を動作領域2の径よりも大きくなる
ようにする。 また、この領域9の深さはこの領域の先端が動作領域2
の第二クラッド層6の中間に位置するようにするのが好
適である。この領域9をp中型コンタクト層とする 次に、第2図(E)に示すように、キャップ層7b上に
第一電極層10であるp側電極を被着し、この第一電極
層10と下側のキャップ層7bとをアンモニア−過酸化
水素系のエツチング液により選択的にエツチングして、
それぞれ円形の窓8b及び8aを掘り、光取り出し又は
受光用窓8を形成する。この窓8の径は動作領域2の径
よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の径よりも小さ
な径とする。 次に、基板lの下側の基板面1bを研摩して全体の厚み
が150〜2507zm程度となるようにした後、第二
電極層11であるn側電極を被着し、第2図(E)に示
すような素子構造を完成する。 次に、この負性抵抗発光素子の動作につき簡単に説明す
る。 p側電極10を正電位とし、n側電極11を負電位とす
るような電圧を印加すると、p型の第一活性層4及びn
型の第二活性層5の間の接合が逆バイアスとなり、第3
図(B)の文で示したオフ状態となっている。印加電圧
を増加し、負性抵抗発光素子のターン電圧Vt以tとな
ると、この素子は急激にオン状態(第3図にnで示す)
となって、p側電極lOからp十型コンタクト層9を通
じてp型の第二クラッド層6→n型の第二活性層5→P
型の第一活性層4→n型の第一クラッド層3→n型基板
1を経てn側電極11へと流れ、この時電流は電流阻止
層7の高抵抗層7aの働きにより動作領域2にのみ集中
する。この電流集中により、第−及び第二活性層4及び
5の部分で発光し、この光はp型の第二クラッド層6、
p十型コンタクト層9及び光取り出し用窓8から吸収及
び遮蔽を受ずに取り出すことが出来る。尚、この発光素
子がオン状態にある時、p十型コンタクト層9から高抵
抗層7aを通じてn型基板lに流れる漏洩電流の大きさ
が問題となるが、その大きさは高抵抗層7aの比抵抗を
lX107Ωcmとすると、高抵抗層7aの抵抗値が3
MΩ程度となり、これがためターン電圧が15Vの時、
3gA程度にすぎず、この漏洩電流は実用上問題となら
ない。上述した実施例では、基板1の導電型をn型とし
たが、p型とすることもできる。その場合には、これに
関連させて他の層の導電型を反対導電型とすること明ら
かである。 さらに、上述した実施例では、キャップ層7bを設けて
いるが、これを省略することも出来る。 さらに、上述した実施例では、GaAs系の発光素子に
つき説明したが、他の材料系の発光素子、例えば、In
P系の発光素f−であっても良い。 (発明の効果) ]−述した説明からも明らかなように、この発明の負性
抵抗発光素子は、発光素子の有する静電容量を従来の発
光素子よりも著しく小さくした構造となっているので、
この素子を速い立1−リパルス電圧で作動させる場合で
あっても、電流増幅率の急激な増加が生じないため、タ
ーン電圧の低下が起りにくく、従って、この発光素子を
高速作動させても安定動作するという利点がある。 さらに、この発明の発光素子は動作領域の基板とは反対
側の部分で光の取り出し又は受光を行う構造であり、か
つ、この発光素子の製造方法によれば、基板に光取り出
し又は受光用窓を掘るという機械加工を必要としないの
で、機械的歪に起因する出力パワーの低下といった素子
の特性の劣化が生じる恐れがなく、特性の信頼性に優れ
た負性抵抗発光素子を製造することが出来る利点がある
。 ざらに、この発明の発光素子の製造方法によれば、加T
の困難な基板の窓開は作業を必要としないので、製造プ
ロセスが簡単容易となる利点がある。 この発明の負性抵抗発光素子は以上のような利点を有し
ているので、光フアイバ通信用に使用して好適である。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の負性抵抗発光素子の一例を示す路線
的断面図、 第2図(A)〜(E)は第1図の発光素子の製造方法を
説明するための製造工程図、 第3図(A)は従来の負性抵抗発光素子を示す断面図、 第3図CB)はこの発明及び従来の負性抵抗発光素子の
説明に供する負性抵抗特性を示す線図である。 l・・・基板、la・・・基板面 lb・・・他方の基板面、 2・・・動作領域3・・・
第一クラッド層、4・・・第一活性層5・・・第二活性
層、 6・・・第二クラッド層6a・・・(第二クラッ
ド層の)表面 7・・・電流阻止層、 7a・・・高抵抗層7b・・・
キャップ層 8・・・光取り出し又は受光用窓 8a・・・(キャップ層の)窓 8b・・・(電極の)窓、9・・・高不純物濃度領域1
0・・・第一電極層、 11・・・第二電極層。 特許出願人 沖電気工業株式会社 イ シ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板の一方の基板面上に突出させて順次に設けられ
    た第一クラッド層、第一活性層、第二活性層及び第二ク
    ラッド層から成り該基板面に平行な断面形状を円形にし
    た発光層と、 該発光層を埋込むように設けた電流阻止層と、該電流阻
    止層の表面から前記第二クラッド層の深さの一部分に達
    すると共に、前記発光層の径よりも大きな径で設けられ
    た高不純物濃度領域と、前記発光層の上方に該発光層の
    径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の径よりも小
    さな径の光取り出し又は受光用窓を有すると共に、前記
    電流阻止層上に設けられた第一電極層と、前記基板の他
    方の基板面上に設けられた第二電極層と を具えることを特徴とする負性抵抗発光素子。 2、基板の一方の基板面上に第一クラッド層、第一活性
    層、第二活性層及び第二クラッド層を順次にエピタキシ
    ャル成長させた後、前記基板面から突出しかつ基板面に
    平行な断面形状が円形の発光層をエツチング形成する工
    程と、 該基板面及び発光層」二に該発光層を埋込むように電流
    阻止層をエピタキシャル成長させる工程と該電流阻止層
    の表面から前記第二クラッド層の深さの一部分に達する
    と共に、前記発光層の径よりも大きな径を有する高不純
    物濃度領域を形成する工程と、 該電流阻止層上に直接又は間接的に第一電極層を被着す
    る工程と、 該第−電極層をエツチングして前記発光層の上方に該発
    光層の径よりも大きくかつ前記高不純物濃度領域の径よ
    りも小さな径の光取り出し又は受光用窓を形成する工程
    と、 前記基板の他方の基板面」二に第二電極層を被着する工
    程と を具えることを特徴とする負性抵抗発光素子の製造方法
JP59099430A 1984-05-17 1984-05-17 負性抵抗発光素子及びその製造方法 Pending JPS60244080A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59099430A JPS60244080A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 負性抵抗発光素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59099430A JPS60244080A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 負性抵抗発光素子及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60244080A true JPS60244080A (ja) 1985-12-03

Family

ID=14247227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59099430A Pending JPS60244080A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 負性抵抗発光素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60244080A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4220960A (en) Light emitting diode structure
JPS60244080A (ja) 負性抵抗発光素子及びその製造方法
JPS59124183A (ja) 発光半導体装置
JPS61125092A (ja) 半導体発光ダイオ−ド
KR100311459B1 (ko) 레이져다이오드의제조방법
JPS59108386A (ja) 半導体発光装置
JPS61281561A (ja) 半導体面発光素子の製造方法
JPS6077482A (ja) 半導体レ−ザの製造方法
JPS59231885A (ja) 光半導体装置
JPS61264776A (ja) 光半導体装置
JPH0548194A (ja) 半導体レーザ及びその製造方法
KR100349662B1 (ko) 산화층을 이용한 전류차단구조 및 그를 이용한 양자점레이저다이오드의 제조 방법
JPH0578196B2 (ja)
JPS62217690A (ja) 半導体発光装置及びその製造方法
JPS61159775A (ja) 半導体光素子の製造方法
JPS61281560A (ja) 半導体面発光素子の製造方法
JPS6244715B2 (ja)
JPS61166192A (ja) 半導体レ−ザおよびその製造方法
JPS59113678A (ja) 化合物半導体素子
JPS604276A (ja) 発光素子
JPS63278383A (ja) 発光素子
JPS6110285A (ja) 半導体発光ダイオ−ドの製造方法
JPS6044835B2 (ja) 半導体発光素子
JPS59112674A (ja) 半導体発光装置
JPS62108578A (ja) 半導体装置