JPS6024386A - ベンジル酸誘導体の製造方法 - Google Patents

ベンジル酸誘導体の製造方法

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JPS6024386A
JPS6024386A JP58131563A JP13156383A JPS6024386A JP S6024386 A JPS6024386 A JP S6024386A JP 58131563 A JP58131563 A JP 58131563A JP 13156383 A JP13156383 A JP 13156383A JP S6024386 A JPS6024386 A JP S6024386A
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cathode chamber
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benzilic acid
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Yoshikazu Ikeda
池田 嘉一
「まん」田 栄一郎
Eiichiro Manda
Takehiko Shimura
志村 武彦
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Agency of Industrial Science and Technology
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬ならびに農薬などの中間体として有用なベ
ンジル酸誘導体の改良された製造方法に関するものであ
る。
従来、ベンジル酸誘導体の製造方法としては種々の方法
が提案されているが、その代表的なものとしては 1)、ベンゾインを臭素酸ナトリウムを含む水酸化ナト
リウム水溶液で酸化する方法。J)onald A 。
J3allard and William M 、1
つeh、n 、QrganicSynthesis C
o11ectiv VOI−1、89(1932)。
2)、ベンジルに水酸化アルカリを作用させて転位反応
を行なわせる方法。Arthur J、achman 
、J −Am・Chem、SOQ、 144,330 
(1,922)。
3)、ベンゾイル蟻酸のエステルをグリニヤール試薬と
反応させる方法。C+omer 1) 、 5hacK
lett andI−1i1ton A 、Sm1th
 、J、Am、Chem、Soc、 、75 +265
4 (1953)。
4)、ベンゾフェノンをポーラログラフ的手法により電
解還元を行ない、これを炭酸ガスと反応させる方法。S
、WawzoneK and A、 Qunderse
n、J。
Electroclqe[、5OC0,107、537
(1960)。
などがある。しかし、上記既知方法においては1)は置
換ベンズアルデヒドに相当するベンゾインか通常固体に
々らず、臭素酸ナトリウムを含む水酸化ナトリウム水溶
液で処理でき々い欠点を有し、2)に:大部分の置換ベ
ンジルがアルカリ性アルコール水溶液に不溶であり、ベ
ンジル酸類の生成は非常に少ないか全くない。しかも、
しばしば脱炭酸を起こしてベンズヒドロールを副生させ
るためアルカリでの処理を短時間に行なわれなければな
らない欠点を持つ。3)はクリ二ヤール試薬が不安定で
あり、取り扱い上危険性もあり高価でもある。
4)は反応操作が困離であり、特定の場合に使用し価値
があるにすぎ々い。また、4)の方法においては特許請
求の範囲の一般式(n)の中のベンジル酸(R,とR2
は共に水素でありnは1である)が含まれるが、具体的
な実施の方法が示されていないうえ収率も低く、工業的
な手法でないうえに電解条件の態様からみてベンジル酸
誘導体の製造へ適応させるには欠点がある。
本発明の方法は4)の電解還元法に対応されるが、本発
明者らは極めてペンシル酸誘虚体製造への適応範囲が広
く、しかも、従来法に比較してより安全簡便々条件下に
経済的に収率よくベンジル酸誘導体を製造する方法を検
討し、本発明を完成した。
すなわち、本発明によれば 一般式(1) %式%) (式中、■尤lおよび1t2は水素、アルキル、アルコ
キシ、フェノキシ、ヒドロキシ、フェニル、ハロゲン又
はカルボキンを示し、n及びmは1〜5の整数であり、
n又はmが2以上の数を示す場合、その複数個のR1又
I′iR2は同−又は異っていてよい)一般式(Ii) (式中、R、、鴎、n及びmは前記と同じ意味を有する
) で表わされるベンジル酸誘導体の製造方法が提供される
本発明における反応は次の式で表わされる。
(Rx)n(Rz)m 本発明の好ましい実施方法を説明すると、極性溶媒に支
持電解質を溶解し、正負電極をそなえた反応槽のカソー
ド室に化合物(1)を溶解させこれを炭酸ガスで飽和さ
せたのち、炭酸ガス5f囲気下に室温下、定゛1b:流
で規定量の電流密度で所定はトの電流を流して電解反応
を行なう。この時、生成する反応中間体が反応槽のアノ
ード室に移動して電極酸化を防ぐため、反応槽の正負両
極間にクラスフィルターのような隔膜を用いた方法によ
って行なわれる。理論量の通電ののち、カソード室浴液
の溶媒を減圧留去し、イ44ら、Itだ固体をエーテル
で処理し、エーテル不溶部を水に溶r11イし、これを
鉱酸で酸性にするとベンジル酸誘導体か高収率で得られ
る。
本発明の方法において使用される負電極としては水銀な
いし炭素板が用いられる。なかでも水銀が反応収率を向
上させる点から好適に用いられる。
正電極としては導電性化合物であれはその種類を問わな
いが、白金板のような金属は反応操作上好ましい。
支持電解外としてはアルカリ金属ないしは炭化水素を四
つ持った1t4N型の第四級アンモニウムのヨード塩で
あれば任意のものを用いることができるが、なかでも有
機溶媒に対する溶解性の点からヨウ化カリウムが好まし
い。
支持電解質の使用量は摺電圧ならびに反応中間体の泳動
能を低めるため高濃度が奸才しい。望捷しくは化合物(
I)に対して10〜20倍モルの量か好適である。
電解方法として−:定電位法、定電流法が用いられるが
、反応時間を短縮できる点から定電流法か好適である。
電流密度は化合物(i)の置換基の位置、種類によって
それぞれ固有の値を持つものであるが、通常は2.5 
mA/m2〜15 mA/m2の範囲で実施される。
通電量は上記反応式で示されるように、化合物(I)に
対して2F1モルの通電量で十分であるが、好1しくは
2〜31−1モルが適している。311゛1モル以上の
通電量はむしろ反応収率を減少させる。
反応溶媒はジメチルホルムアミドないしはアセトニトリ
ルなどの極性溶媒が用いられるが、なかテモジメチルホ
ルムアミドが好適である。
原料ベンゾフェノン誘導体はベンセンならびにベンゾイ
ルクロリドの誘導体をフリーデルクラフッ反応で合成す
ることができる工業的に入手容易な薬品であり、址だ、
炭酸ガスは未利用資源であり安価なものである。
以上述べたとおり、本発明の方法を採用することにより
、従来公知の方法に比べてベンジル酸誘導体が選択的に
尚収率で製造でき、工業的に有利な製造方法である。
次に実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1.(4,4’−ジクロロベンジル酸の製法)2
8.4.?のヨウ化カリウムを100 l11.lの7
メチルホルムアミl−に溶解した溶液をガラスフィルタ
ー隔膜をイイする内容積200m1のH型ガラスセルの
白金板電極をイ」シたアノード室と水銀電極を付したカ
ソード室にそれぞれ等量ずつ入れ、カソード室(7)、
’/−4.4’−ジクロロベンゾフェノン21gを入れ
る。カソード室の溶液を室温下に強力磁気攪拌機で攪拌
しながら炭酸ガス雰囲気下に10m〜偽2の定電流で5
時間通電して反応させた。反応後、カソード室の溶媒を
100℃で減圧留去し、得られた白色固体をエーテルに
溶11子し不溶部を分離した。
これを水30m1VC溶かしたのち口過を行ない、水溶
液をJ、2X酸で酸性にすると4,4′−ジクロロベン
ジル酸が2.2.9得られた。収率90%、m、I)、
116〜118°C9 実施例2(4−メトキシベンジル1ソの製法)284g
のヨウ化カリウムを100 mlのジメチルホルムアミ
ドに溶解した溶液をガラスフィルター隔膜をイイする内
容積200 mlの1−1型ガラスセルの白金板電極を
伺したアノード室と水銀電極を伺したカソード室にそれ
ぞれ等量ずつ入れ、カソード室のみ4−メトキシベンゾ
フェノンを175g入れる。
カソード室の溶液を室温下に強力磁気攪拌機で(〈(拌
しながら炭酸ガス雰囲気下に5.011A/m2の定電
流で10時間通電して反応させた。反応終了後、実施例
1と同様な処理を行ない4−メトキシベンジル酸1.9
,9を得た。収率90襲、m、p−143〜145℃。
実MN3”l 3. (4−フェニルベンジル酸の製法
)284gのヨウ化カリウムを100 mgの7メチル
ホルムアミドに溶解した溶液をカラスフィルター隔膜を
有する内容積200 mlのI−I型ガラスセルの白金
板電極を付したアノード室と水銀電極を伺したカソード
室にそれぞれ等量ずつ入れ、カソード室のみ4−フェニ
ルベンゾフェノン2.1.9 ’ic入しft。
カソード室の溶液を室Y都下に強力磁気攪拌機で1(;
ト拌しながら炭酸カス′、1?囲気下に2; 5 m 
A、7cm2の定電流で201稍間通電して反応させ/
乙。反応終了後、実施例1と同様な処理を行ない4−フ
ェニルベンジル酸2,3 gを得た。収率92係、m、
p、166〜167℃。
また、前記と同様の電解条件下に各棟置換基をもつベン
ゾフェノンを反応させた場合の各種ベンジル酸誘導体の
収率を挙げると表1のとおりてあった。
表 1 化合物(11)の収率 置換基 収率 融点 1(、R2(%) (”C) 1−J I−186151〜152 2−CI−131−183116〜1173−CI−1
3tl 83 11.5〜1184−CI−131−J
 83 132 2 +’ 4 (CHa )2 14 81 131〜
J :う154 CH34C)I381 126

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式(1) (式中、几1および■(2は水素、アルキル、アルコキ
    シ、フェノキシ、ヒドロキシ、フェニル、ハロゲン又は
    カルボキシを示し、n及びmfdl〜5・の整数であり
    、n又はmが2以上の数を示す場合、そのね数個のIt
    l又はR12は同−又は異っていてよい) で表わされるベンゾフェノン類を、炭酸ガス雰囲気下に
    おいて電解還元することを特徴とする、一般式(II) r−1 (R1)n(Rz )m (式中、it、、J七2、n及びmは前記と同じ意味を
    有する) で表わされるベンジル酸誘導体の製造方法。
JP58131563A 1983-07-18 1983-07-18 ベンジル酸誘導体の製造方法 Expired JPS6018755B2 (ja)

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