JPS60243241A - 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 - Google Patents
耐摩耗性に優れたアルミニウム合金Info
- Publication number
- JPS60243241A JPS60243241A JP9837684A JP9837684A JPS60243241A JP S60243241 A JPS60243241 A JP S60243241A JP 9837684 A JP9837684 A JP 9837684A JP 9837684 A JP9837684 A JP 9837684A JP S60243241 A JPS60243241 A JP S60243241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear resistance
- alloy
- aluminum alloy
- superior wear
- swash plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、例えばV、TRシリンダー、コンプレッサ
ーベーン、斜板式コンブレツブ等の斜板あるいはスリッ
パ、テープガイド、コネクティングロツド等の高度の耐
摩耗性を要求される各種機械部品等に使用される耐摩耗
性に優れたアルミニウム合金に関する。
ーベーン、斜板式コンブレツブ等の斜板あるいはスリッ
パ、テープガイド、コネクティングロツド等の高度の耐
摩耗性を要求される各種機械部品等に使用される耐摩耗
性に優れたアルミニウム合金に関する。
(従来の技術及び問題点)
従来、耐摩耗性アルミニウム合金としては、Siを11
.0〜13.5wt%程度含有したA4032アルミニ
ウム合金展伸材や、Siを8゜5〜13.0wt%程度
含有したAC8A〜Cアルミニウム合金鋳物等が一般に
使用されている。
.0〜13.5wt%程度含有したA4032アルミニ
ウム合金展伸材や、Siを8゜5〜13.0wt%程度
含有したAC8A〜Cアルミニウム合金鋳物等が一般に
使用されている。
しかし、これらの合金は耐摩耗性に優れているとはいえ
、VTRシリンダー、コンプレッサーベーン等前記例示
したような機械部品に使用される場合には、いまだ要求
される耐摩耗性を充分に満足すべきものではなかった。
、VTRシリンダー、コンプレッサーベーン等前記例示
したような機械部品に使用される場合には、いまだ要求
される耐摩耗性を充分に満足すべきものではなかった。
一方、上記合金よりも耐摩耗性に優れたものとして、過
共晶域に81を含有したへρ−3iアルミニウム合金が
既知であるが、かかる合金はSiの含有量が多いため組
織中に粗大な初晶シリコン粒子を多く含み、このため切
削性が悪く、複雑な形状の部品加工等が困難であるとい
うような欠点を有するものであった。
共晶域に81を含有したへρ−3iアルミニウム合金が
既知であるが、かかる合金はSiの含有量が多いため組
織中に粗大な初晶シリコン粒子を多く含み、このため切
削性が悪く、複雑な形状の部品加工等が困難であるとい
うような欠点を有するものであった。
(発明の目的)
この発明は、このような事情に鑑み、A4032、AC
8A〜Cアルミニウム合金等の従来合金゛め保有する比
較的良好な切削性を保持しながら、耐摩耗性の一層の向
上を図ることを目的としてなされたものである。
8A〜Cアルミニウム合金等の従来合金゛め保有する比
較的良好な切削性を保持しながら、耐摩耗性の一層の向
上を図ることを目的としてなされたものである。
(発明の構成)
而して、この発明は、鋭意研究の結果、SlとともにC
LI及びMQを所定範囲内で含有せしめることにより、
切削性を損うことなく耐摩耗性の向上をはかり得ること
を見出し、かかる知見に基づいて完成されたものである
。
LI及びMQを所定範囲内で含有せしめることにより、
切削性を損うことなく耐摩耗性の向上をはかり得ること
を見出し、かかる知見に基づいて完成されたものである
。
即ち、この発明は、5i10〜14wt%、CII 6
. O〜8.0wt%、MQ 0.3〜2.0wt%を
含み、残部がアルミニウム及び不可避不純物よりなる耐
摩耗性に優れたアルミニウム合金を提供するものである
。
. O〜8.0wt%、MQ 0.3〜2.0wt%を
含み、残部がアルミニウム及び不可避不純物よりなる耐
摩耗性に優れたアルミニウム合金を提供するものである
。
(構成の具体的な説明と作用)
まず、上記合金成分の添加意義及び組成範囲の限定理由
について説明すれば次のとおりである。
について説明すれば次のとおりである。
Slは、周知のとおり耐摩耗性の向上成分として有効な
ものであり、これが10wt%未満では耐摩耗性に劣る
ものとなる一方、逆に14wt%をこえて過多に含有さ
れると、粒径の大きな初晶3i粒子が形成されて切削性
が劣化する。
ものであり、これが10wt%未満では耐摩耗性に劣る
ものとなる一方、逆に14wt%をこえて過多に含有さ
れると、粒径の大きな初晶3i粒子が形成されて切削性
が劣化する。
C1もまた合金の耐摩耗性の向上に寄与するものである
が、e、owt%未満では耐摩耗性が不足する。逆に8
.0wt%を越えるときは、鋳造が困難となり、また耐
食性が劣化する。
が、e、owt%未満では耐摩耗性が不足する。逆に8
.0wt%を越えるときは、鋳造が困難となり、また耐
食性が劣化する。
Mgは合金の強度の向上に寄与するものであるが、0.
3wt%未満ではその効果が不十分であり、逆に2.Q
wt%を越えるときは鋳造が困難となる。
3wt%未満ではその効果が不十分であり、逆に2.Q
wt%を越えるときは鋳造が困難となる。
ところで、本合金の製造方法としては金型鋳造だけでな
く、連袂鋳造を行ったビレットを押出しても良いが、C
uを前記範囲で添加することによって粒径10μm以下
のへρ−OL+金属間化合物が均一に析出し、この金属
間化合物が耐摩耗性の向上に寄与するものと考えられる
。
く、連袂鋳造を行ったビレットを押出しても良いが、C
uを前記範囲で添加することによって粒径10μm以下
のへρ−OL+金属間化合物が均一に析出し、この金属
間化合物が耐摩耗性の向上に寄与するものと考えられる
。
(発明の効果)
この発明に係るアルミニウム合金は、Slと共にCu及
びMQを所定範囲内で含有することにより、A4032
、AC8A−Cアルミニウム合金等の従来合金と同程度
以上の良好な切削性を保持しつつも、下記の実施例の参
酌によって明らかなように、その合金組成の限定事項の
範囲から逸脱する比較合金に較べて耐摩耗性を更に向上
する効果を実現し得る。従って、高度な耐摩耗性が要求
される機械部品等に好適に使用し得るものとなる。
びMQを所定範囲内で含有することにより、A4032
、AC8A−Cアルミニウム合金等の従来合金と同程度
以上の良好な切削性を保持しつつも、下記の実施例の参
酌によって明らかなように、その合金組成の限定事項の
範囲から逸脱する比較合金に較べて耐摩耗性を更に向上
する効果を実現し得る。従って、高度な耐摩耗性が要求
される機械部品等に好適に使用し得るものとなる。
(実施例)
以下、この発明の実施例を示−丈。
第1表
第1表に示す本発明合金及び比較合金のそれぞれについ
て、冷却速度的50℃/SeC以上を有する水冷金型に
より直径50s+X長さ100履のビレットに鋳造し、
500℃×4時間の溶体化処理を打つIC後、170℃
×8時間の人工時効処理を行い供試材とした。
て、冷却速度的50℃/SeC以上を有する水冷金型に
より直径50s+X長さ100履のビレットに鋳造し、
500℃×4時間の溶体化処理を打つIC後、170℃
×8時間の人工時効処理を行い供試材とした。
そして、この各供試材につき組織中の3i粒径、硬さ及
び耐摩耗性を調べた。その結果を第2表に示す。
び耐摩耗性を調べた。その結果を第2表に示す。
なお、耐摩耗性試験は回転円板による大越式摩耗試験機
を用いて、摩擦距離: 600m、摩擦速j[:1.9
7TrL/sec、相手材: FC−30LJIS)、
潤滑なし、供試片寸法:60×20X10m+の試験条
件で実施した。
を用いて、摩擦距離: 600m、摩擦速j[:1.9
7TrL/sec、相手材: FC−30LJIS)、
潤滑なし、供試片寸法:60×20X10m+の試験条
件で実施した。
[以下余白]
第2表
この第2表の結果から明らかなように、本発叫合金は、
比較合金に較べて、硬さも良好で1、耐摩耗性の点でも
更に一層改善されたものであることを確認し得た。
比較合金に較べて、硬さも良好で1、耐摩耗性の点でも
更に一層改善されたものであることを確認し得た。
以 上
Claims (1)
- 5i10〜で4wt%、Cu 6. O〜8.0wt%
、Mg0.3〜2.Qwt%を含み、残部がアルミニウ
ム及び不可避不純物よりなる耐摩耗性に優れたアルミニ
ウム合金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9837684A JPS60243241A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9837684A JPS60243241A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60243241A true JPS60243241A (ja) | 1985-12-03 |
JPH0353378B2 JPH0353378B2 (ja) | 1991-08-14 |
Family
ID=14218157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9837684A Granted JPS60243241A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60243241A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02217434A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-30 | Showa Alum Corp | アルミニウム合金製ロッドブッシュ |
JPH03111531A (ja) * | 1989-09-25 | 1991-05-13 | Riken Corp | アルミニウム合金製ローター |
JP2002155329A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Oiles Ind Co Ltd | 摺動部材用アルミニウム合金 |
JP2002155327A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Oiles Ind Co Ltd | 摺動部材用アルミニウム合金 |
WO2008056738A1 (fr) * | 2006-11-10 | 2008-05-15 | Showa Denko K.K. | Matériau d'alliage d'aluminium résistant à l'usure avec une excellente aptitude au façonnage et procédé de production de ce dernier |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830802A (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-23 |
-
1984
- 1984-05-15 JP JP9837684A patent/JPS60243241A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4830802A (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-23 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02217434A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-30 | Showa Alum Corp | アルミニウム合金製ロッドブッシュ |
JPH03111531A (ja) * | 1989-09-25 | 1991-05-13 | Riken Corp | アルミニウム合金製ローター |
JPH0547614B2 (ja) * | 1989-09-25 | 1993-07-19 | Riken Kk | |
JP2002155329A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Oiles Ind Co Ltd | 摺動部材用アルミニウム合金 |
JP2002155327A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-31 | Oiles Ind Co Ltd | 摺動部材用アルミニウム合金 |
WO2008056738A1 (fr) * | 2006-11-10 | 2008-05-15 | Showa Denko K.K. | Matériau d'alliage d'aluminium résistant à l'usure avec une excellente aptitude au façonnage et procédé de production de ce dernier |
US8157934B2 (en) | 2006-11-10 | 2012-04-17 | Showa Denko K.K. | Wear-resistant aluminum alloy material with excellent workability and method for producing the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0353378B2 (ja) | 1991-08-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7625454B2 (en) | Al-Si-Mg-Zn-Cu alloy for aerospace and automotive castings | |
JPH08109429A (ja) | 機械的強度の優れたダイカスト用アルミニウム合金及びそれを用いたボールジョイント装置 | |
JPS6210237A (ja) | 熱間鍛造用アルミニウム合金 | |
JPH0137464B2 (ja) | ||
US3765877A (en) | High strength aluminum base alloy | |
JPH0551684A (ja) | 高力耐摩耗性アルミニウム合金およびその加工方法 | |
JPS60243241A (ja) | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 | |
JPS63140059A (ja) | 高強度アルミニウム合金 | |
JPH0261023A (ja) | 耐熱、耐摩耗性アルミニウム合金材及びその製造方法 | |
JPH0434621B2 (ja) | ||
JPH0557346B2 (ja) | ||
JPS62127447A (ja) | 鋳造アルミニウム合金 | |
JPH02107738A (ja) | 靭性に優れた耐摩耗性加工用アルミニウム合金材 | |
US2907653A (en) | Copper base alloy | |
JPH01108339A (ja) | ピストン用耐熱高強度アルミニウム合金 | |
JPS6070160A (ja) | 切削性にすぐれた耐摩耗性アルミニウム合金押出材 | |
JPH0256401B2 (ja) | ||
JPH0372040A (ja) | トロリー線用銅合金 | |
JP2787703B2 (ja) | 極低熱膨張係数を有するA▲l▼―Si系合金粉末鍛造部材 | |
JPS61295301A (ja) | 耐熱性高カアルミニウム合金粉末およびその成形体 | |
JPS63307240A (ja) | 低熱膨張係数を有する高強度耐摩耗性Al−Si系合金鍛造部材およびその製造法 | |
SU850717A1 (ru) | Лигатура | |
RU2191843C2 (ru) | Сплав на основе никеля и изделие, выполненное из него | |
JPH03294446A (ja) | 耐熱耐摩耗性アルミニウム合金 | |
JPS62238347A (ja) | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |