JPH02217434A - アルミニウム合金製ロッドブッシュ - Google Patents
アルミニウム合金製ロッドブッシュInfo
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- JPH02217434A JPH02217434A JP3777889A JP3777889A JPH02217434A JP H02217434 A JPH02217434 A JP H02217434A JP 3777889 A JP3777889 A JP 3777889A JP 3777889 A JP3777889 A JP 3777889A JP H02217434 A JPH02217434 A JP H02217434A
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- rod
- aluminum alloy
- rod bush
- alloy
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- Pending
Links
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Landscapes
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、油圧式、空圧式その他各種シリンダー等に
おいてピストンロッドのすべり軸受材として用いられる
ロッドブツシュ、特にアルミニウム合金製のロッドブツ
シュに関する。
おいてピストンロッドのすべり軸受材として用いられる
ロッドブツシュ、特にアルミニウム合金製のロッドブツ
シュに関する。
従来の技術
油圧、空圧シリンダー等において、往復運動を行うピス
トンロッドとこのロッドを支持するロッドブツシュとは
、両者の間で激しい指動摩擦を生じる。このため、ロッ
ドブツシュの性質として、摺動摩擦に対する高度な耐摩
耗性が要求される。
トンロッドとこのロッドを支持するロッドブツシュとは
、両者の間で激しい指動摩擦を生じる。このため、ロッ
ドブツシュの性質として、摺動摩擦に対する高度な耐摩
耗性が要求される。
従来、ロッドブツシュの材料としては、焼結青銅系の材
料にメツキ等の表面処理を施したものが用いられていた
。
料にメツキ等の表面処理を施したものが用いられていた
。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、青銅系の材料は相手材との接触面がなじ
みやすい等の利点がある反面、特に高荷重下における摩
耗量が大きく、長時間にわたって精度良くピストンロッ
ドを支持することができないという問題があった。また
、ロッドブツシュを固定支持するロッドカバーは一般に
アルミニウム合金製であるため、ロッドブツシュとロッ
ドカバーの材料が相互に異なりその一体製作化による部
品点数の減少を図ることは不可能であった。
みやすい等の利点がある反面、特に高荷重下における摩
耗量が大きく、長時間にわたって精度良くピストンロッ
ドを支持することができないという問題があった。また
、ロッドブツシュを固定支持するロッドカバーは一般に
アルミニウム合金製であるため、ロッドブツシュとロッ
ドカバーの材料が相互に異なりその一体製作化による部
品点数の減少を図ることは不可能であった。
この発明は、かかる欠点を解消すべくなされたものであ
って、ロッドカバーとの一体化を可能とし、かつ耐摩耗
性に優れたロッドブツシュの提供を目的とするものであ
る。
って、ロッドカバーとの一体化を可能とし、かつ耐摩耗
性に優れたロッドブツシュの提供を目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段
上記目的は、Ｓｔ ：５〜２０ｗｔ％を含有し、さらに
Ｃｕ：２〜１０ｗｔ％、Ｍｇ：０．２〜１゜０ｗｔ％の
少なくともいずれかを含有するアルミニウム合金からな
ることを特徴とするアルミニウム合金製ロッドブツシュ
によって達成される。
Ｃｕ：２〜１０ｗｔ％、Ｍｇ：０．２〜１゜０ｗｔ％の
少なくともいずれかを含有するアルミニウム合金からな
ることを特徴とするアルミニウム合金製ロッドブツシュ
によって達成される。
第１図は油圧（空圧）シリンダーの断面図である。同図
において、（１）はロッドブツシュであり、この実施例
ではロッドカバー（２）と一体成形されている。（３）
はロッドブツシュ（１）の内周面に摺接状態で往復動自
在に設けられたステンレス製あるいは炭素鋼製のピスト
ンロッド、（４）はヘッドカバー （５）！はシリンダ
チューブ、（６）はピストンガスケット、（７）はピス
トンパツキンである。
において、（１）はロッドブツシュであり、この実施例
ではロッドカバー（２）と一体成形されている。（３）
はロッドブツシュ（１）の内周面に摺接状態で往復動自
在に設けられたステンレス製あるいは炭素鋼製のピスト
ンロッド、（４）はヘッドカバー （５）！はシリンダ
チューブ、（６）はピストンガスケット、（７）はピス
トンパツキンである。
ロッドブツシュ（１）を構成するアルミニウム合金の組
成において、Ｓｉはロッドブツシュの耐摩耗性の向上に
有効なものである。しかし、その含有量が５ｗｔ％未満
では上記効果に乏しく、逆に２０ｗｔ％を超えて含有さ
れると押出性、切削加工性が著しく阻害される等の欠点
を派生する。特に好ましい含有量は、８〜１５νｔ％で
ある。
成において、Ｓｉはロッドブツシュの耐摩耗性の向上に
有効なものである。しかし、その含有量が５ｗｔ％未満
では上記効果に乏しく、逆に２０ｗｔ％を超えて含有さ
れると押出性、切削加工性が著しく阻害される等の欠点
を派生する。特に好ましい含有量は、８〜１５νｔ％で
ある。
Ｃｕ、Ｍｇはともにロッドブツシュの強度向上に寄与す
るものであり、かかる効果の点で両元素は均等物であり
、少なくともいずれか一方の含有をもって足りる。勿論
両方を含有しても良い。しかしＣｕが２ｗｔ％未満、か
つＭｇが０゜２ｗｔ％未満ではロッドブツシュに所要の
機械的強度を付与することはできない。一方、Ｃｕが１
０ｗｔ％を超え、あるいはＭｇが１． ０ｗｔ％を超
える場合は上記の効果を格別増大せず、むしろ粗大な品
出物を生成して機械的性質を劣化する。特に好ましい含
有量はＣｕ：２〜５ｗｔ％、Ｍｇ ： ０．４〜０．
８ｗｔ％である。
るものであり、かかる効果の点で両元素は均等物であり
、少なくともいずれか一方の含有をもって足りる。勿論
両方を含有しても良い。しかしＣｕが２ｗｔ％未満、か
つＭｇが０゜２ｗｔ％未満ではロッドブツシュに所要の
機械的強度を付与することはできない。一方、Ｃｕが１
０ｗｔ％を超え、あるいはＭｇが１． ０ｗｔ％を超
える場合は上記の効果を格別増大せず、むしろ粗大な品
出物を生成して機械的性質を劣化する。特に好ましい含
有量はＣｕ：２〜５ｗｔ％、Ｍｇ ： ０．４〜０．
８ｗｔ％である。
第１図に示す実施例においては、ロッドブツシュ（１）
とロッドカバー（２）とは常法に従う押出、鍛造、切削
等により一体成形されたものである。従ってロッドカバ
ー（２）も本発明組成のアルミニウム合金材で形成され
ている。
とロッドカバー（２）とは常法に従う押出、鍛造、切削
等により一体成形されたものである。従ってロッドカバ
ー（２）も本発明組成のアルミニウム合金材で形成され
ている。
しかしこの発明ではロッドブツシュ（１）とロッドカバ
ー（２）とが一体であることは要件ではなく、第２図に
示すように、リング状のロッドブツシュ（１′）とロッ
ドカバー（２′）とを別体で構成しても良い。この場合
もロッドブツシュ（１′）は同じく常法に従う押出、切
削等により行えば良い。また、ロッドカバー（２′）は
従来と同じアルミニウム合金材で製作すれば良い。
ー（２）とが一体であることは要件ではなく、第２図に
示すように、リング状のロッドブツシュ（１′）とロッ
ドカバー（２′）とを別体で構成しても良い。この場合
もロッドブツシュ（１′）は同じく常法に従う押出、切
削等により行えば良い。また、ロッドカバー（２′）は
従来と同じアルミニウム合金材で製作すれば良い。
発明の効果
この発明によるロッドブツシュは、前述のような成分に
よりそれ自体優れた耐摩耗性を有するアルミニウム合金
で製作されているものであるから、ピストンロッドとの
摺動に対して必要な耐摩耗性を充分に保有させることが
できる。
よりそれ自体優れた耐摩耗性を有するアルミニウム合金
で製作されているものであるから、ピストンロッドとの
摺動に対して必要な耐摩耗性を充分に保有させることが
できる。
従って、通常の摺動状態においては勿論のこと高荷重下
においても摩耗量を著しく抑制でき、長時間にわたって
高精度で安定した動作を行うロッドブツシュとなしうる
。しかも、ロッドブツシュをアルミニウム合金製とした
ことにより、ロッドカバーをロッドブツシュと同一アル
ミニウム合金材で一体品として製作できることになり、
この場合には部品数の減少による部品管理の簡素化、組
立工数の削減等を図ることができる。
においても摩耗量を著しく抑制でき、長時間にわたって
高精度で安定した動作を行うロッドブツシュとなしうる
。しかも、ロッドブツシュをアルミニウム合金製とした
ことにより、ロッドカバーをロッドブツシュと同一アル
ミニウム合金材で一体品として製作できることになり、
この場合には部品数の減少による部品管理の簡素化、組
立工数の削減等を図ることができる。
実施例
第１表
上記第１表に示す試料Ｎｏ１〜５の各組成のアルミニウ
ム合金を、溶解半連続鋳造によって、直径２００ＨＩＩ
のビレットに製作し、次いでこのビレットを押出温度４
００℃、押出速度：３７７Ｌ／ｍ１ｎの条件で直径４０
ｍの丸棒に押出したのち、容体化処理として５００℃×
３時間の保持後水冷し、さらに時効処理として１７０℃
×８時間の熱処理を行ったのち、切削してロッドブツシ
ュの供試片とした。
ム合金を、溶解半連続鋳造によって、直径２００ＨＩＩ
のビレットに製作し、次いでこのビレットを押出温度４
００℃、押出速度：３７７Ｌ／ｍ１ｎの条件で直径４０
ｍの丸棒に押出したのち、容体化処理として５００℃×
３時間の保持後水冷し、さらに時効処理として１７０℃
×８時間の熱処理を行ったのち、切削してロッドブツシ
ュの供試片とした。
一方、比較材として、ＰＢＣ３（リン青銅）（試料Ｎｏ
６） 、ＡＣ８Ａ合金（試料Ｎ０７）、Ｆｅ１２ （試
料Ｎｏ８）のそれぞれからなる供試片をも用意した。
６） 、ＡＣ８Ａ合金（試料Ｎ０７）、Ｆｅ１２ （試
料Ｎｏ８）のそれぞれからなる供試片をも用意した。
上記の各種供試材につき、耐摩耗性を調べたところ、結
果は第２表に示すとおりであった。
果は第２表に示すとおりであった。
耐摩耗性試験は、回転円板による大越式耐摩耗試験機（
湿式）を用いて、摩擦距離６００ Ｋ。
湿式）を用いて、摩擦距離６００ Ｋ。
相手材： ５ＵＳ３０４のもとて摩擦速度を１ｍ／ｓ、
２７７１／ｓ、４ｍ／ｓの各種に変えて実施した。
２７７１／ｓ、４ｍ／ｓの各種に変えて実施した。
［以下余白］
第２表
第２表の結果かられかるように、本発明範囲内の組成を
有するロッドブツシュは、本発明範囲を逸脱したロッド
ブツシュ、あるいはりん青銅、ＡＣ８Ａ、Ｆｅ１２から
なるロッドブツシュに較べ、明らかに優れた耐摩耗性を
有することを確認しえた。
有するロッドブツシュは、本発明範囲を逸脱したロッド
ブツシュ、あるいはりん青銅、ＡＣ８Ａ、Ｆｅ１２から
なるロッドブツシュに較べ、明らかに優れた耐摩耗性を
有することを確認しえた。
第１図はこの発明の一実施例を示す油圧（空圧）シリン
ダーの断面図、第２図は他の実施例を示す同じくシリン
ダーの要部断面図である。 （１）（１’）・・・ロッドブツシュ、（２）（２′）
・・・ロッドカバー （３）（３’）・・・ピストンロ
ッド。 ロッドカバー 以上
ダーの断面図、第２図は他の実施例を示す同じくシリン
ダーの要部断面図である。 （１）（１’）・・・ロッドブツシュ、（２）（２′）
・・・ロッドカバー （３）（３’）・・・ピストンロ
ッド。 ロッドカバー 以上
Claims (1)
- Ｓｉ：５〜２０ｗｔ％を含有し、さらにＣｕ：２〜１０
ｗｔ％、Ｍｇ：０．２〜１．０ｗｔ％の少なくともいず
れかを含有するアルミニウム合金からなることを特徴と
するアルミニウム合金製ロッドブッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3777889A JPH02217434A (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | アルミニウム合金製ロッドブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3777889A JPH02217434A (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | アルミニウム合金製ロッドブッシュ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02217434A true JPH02217434A (ja) | 1990-08-30 |
Family
ID=12506947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3777889A Pending JPH02217434A (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | アルミニウム合金製ロッドブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02217434A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51119609A (en) * | 1975-04-14 | 1976-10-20 | Hitachi Ltd | A crank shaft bearing |
| JPS56102545A (en) * | 1980-01-21 | 1981-08-17 | Toyota Motor Corp | Silicon-aluminum alloy sliding member |
| JPS60218448A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Showa Alum Corp | すべり軸受装置 |
| JPS60243241A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-12-03 | Showa Alum Corp | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP3777889A patent/JPH02217434A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51119609A (en) * | 1975-04-14 | 1976-10-20 | Hitachi Ltd | A crank shaft bearing |
| JPS56102545A (en) * | 1980-01-21 | 1981-08-17 | Toyota Motor Corp | Silicon-aluminum alloy sliding member |
| JPS60218448A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-01 | Showa Alum Corp | すべり軸受装置 |
| JPS60243241A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-12-03 | Showa Alum Corp | 耐摩耗性に優れたアルミニウム合金 |
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