JPS60242057A - 凹凸模様の化粧面を形成する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は金属薄板、紙、合成樹脂等のシート状物からな
る被加工材に対し、その化粧面に印刷、塗装、特殊なエ
ンボス加工をｈＩ！！シて、より立体感のある化粧面の
被加工材を製造する凹凸模様の化粧面を形成する装置に
関するものである。

（従来の技術） 金属薄板、紙、合成樹脂などの被加工材に対してエンボ
ス加工することはよく知られたことである。その−例と
しては、印刷、塗装等した被加工材に対してエンボス加
工を施ず装置、例えば特開昭５３−９０３４７号公報が
ある。そして、この種装置で加工した金属薄板の化粧面
は一回でｌ朶い凹凸模様をエンボス加工で行なうことと
、エンボス加工ｉｉｊに既に完成している化粧塗欣に対
し無理にエンボス加工エを行なうため、その屈曲部の塗
膜にクラック、剥落が生ずることが多々あった。また、
従来のこの種装置では所要なエンボス加工を１回で完了
する工程のため、複数段差の化粧面、クラ・ツクのない
深いエンボスの化粧面を形成できず、単なる凹凸面の外
観となり、十分に立体感を醸し出すことができなかった
。

（発明の目的） 本発明は前述したような問題点を解決し、被加工材に任
意模様を印刷し、これに対応して多段エンボスによって
所定深さのエンボス模様を段階的に加工することにより
、塗膜、基材のクラ・ツク、縮みのない、かつ、立体感
、および耐候性に冨む凹凸模様の化粧面を形成でき、し
かもペコッキのない被加工材を製造する装置（以下、単
にエンボス装置という）を提供することを目的として発
明されたものである。

（発明の構成） そして、この目的を達成するため本発明に係るエンボス
装置は金属薄板等のシート状物からなる被加工材を装着
した送出部と、この送出部から送給される被加工材を貯
留し、常時無理なく次工程に送出するループ部と、ｉｉ
Ｊ記ループ部から送出された被加工材の表面に１色、ま
たは多色からなる任意の模様を直接印刷する印刷部と、
印刷された模様に対応した凹凸模様を段階的に、所謂浅
い深さから深くエンボス加工する回転エンボスロール群
と、このロール群の後に配したレヘラと、レベラの出口
に配列した引張り用ピンチローラとから構成したことを
特徴とするものである。

（作用） この構成によると、被加工材の化粧面に対して印刷部で
任意模様を印刷し、また印刷した被加工材は回転エンボ
スロール群に送給され、被加工材の印刷模様に合致した
凹凸模様を浅く、次第に深く、および所定の深さにエン
ホス加工し、これをレヘラによって凹凸模様を消去せず
に残留歪を除去し、次工程に送給すると共に、上記した
ような工程をテンション下で行なうようにしてペコッキ
等を低減したものである。

（実施例） 次ぎに本発明に係るエンボス装置の実施例につき図面を
用いて説明する。第１図において、上は送出部、工はル
ープ部、７はピンチローラ、■は印刷部、■は回転エン
ボスロール群、谷はレベラ、２７は引張り用ピンチロー
ラである。さらに説明すると、送出部上は第２図に示す
ように金属薄板等のシート状物からなる被加工材２、例
えば表面処理鋼板、プライマー鋼板、アルミニウム板、
銅板、紙、合成樹脂の１種をアンコイラ３に装着し、こ
れをピンチローラ４を介して次工程に送給するためのも
のである。また、ループ部ｊは例えば第３図に示すよう
にローラ６を複数個、−ヒ下に移動できるように配列し
て被加工材２を貯留して無理なく次工程に送給するため
の逃げ部として機能するものである。さらに説明すると
、印刷部工は洗浄機９、印刷機１０、トソフリリャコー
タ１１、必要に応じて設ける焼き付はオーブン（図示せ
ず）がらなり、特に印刷機９は１段、あるいは複数段か
ら構成するものである。そして、印刷部工は被加工材２
の化粧面に対し、例えば第４図に示すような模様Ａを１
色、または多色で印刷するものである。

その印刷はグラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン
印刷、凸版印刷、平板印刷のいずれかの方法によって印
刷するものである。なお、印、刷は化粧面の任意面に行
なうものである。上記印刷機９の１組の一例としては第
５図に示すようなグラビアオフセット印刷機からなり、
圧胴Ｉ２、オフセットロール１３、版胴１４、ファンテ
ンロール１５、シメシロール１６、ドクター１７からな
るものである。なお、印刷部工は全体がフレームに載置
され、回転エンボスローラ群圧との位置関係をＱ；ｌ＋
ｕ単位でコントロールできると共に、被加工材２をガイ
ドし得るものである。回転エンボスローラ群」は第６図
（ａｌ〜（Ｃ１に示すようなロールを複数段並設し、印
刷模様Ａに対応した凹凸模様Ｂ、Ｃを第７図（ａｌから
（Ｃ１に示すように最終深さに向かって徐々に加工する
ものである。勿論、凹凸模様Ｂ、Ｃに深さの差を設ける
場合もある。また、回転エンボスローラ群川は雄型ロー
ル群１９、雌型ロール群２０と両ロール群の回転数を同
期させるチェーン２１等からなるものである。特に雄、
雌型ロール群１９．２０は硬質のみ、あるいは硬質と弾
性ロールの組合わせなどからなるものである。なお、上
記ロールは印刷ロールと同一直径、同一回転、同一・模
様に形成されているものである。２２は同調機構で印刷
部工と回転エンボスローラ群−祁との同調を図るための
ものであり、例えばマーキング装置、チェーン、ヘルド
、モータ、同軸シャフト、ギア、電子制御機などからな
る。レヘラυはエンホス加工された被加工材２に存在す
る残留歪を矯正するものである。その構成は第８図に示
すように上ローラ群２４ａ２４ｂ　、２４ｃ　１．、、
．２４ｎ　、下ローラ群２５ａ　、　２５ｂ　。

、　、　、　、　２５ｎのようにジグザグ状に配列し、
かつ、そのギャップ２６をコントロールできるようにし
たちのである。２７は引張り用ピンチローラで回転エン
ボスロール群、胆の回転より速くし、被加工材２を引張
った状態（テンション下）で印刷部主、回転エンボスロ
ール群圧の工程を通過させるようにし、被加工材２が弛
んだり、凹凸模様Ｂ、Ｃのエンボス工程のズレ防止を図
るためのものである。２８はトップクリヤコータで印刷
、エンボス加工した被１　加工材２の化粧面に透明塗料
を塗布するものであ） す、２９は焼き付はオーブンで上記クリヤを焼き付けし
、３０はヒータでエンボス加工前の被加工材を加温して
クランクの発生を低減するためのものである。なお、上
記２８．２９．３０は必要に応じて設けるものである。

次ぎに本発明に係るエンボス装置の動作について簡単に
説明すると、まず送給部上に装着された例えばプライマ
ー鋼板からなる被加工材２はピンチローラ４を介してル
ープ部】に送給される。なお、この際、被加工材２はピ
ンチローラ４によって引張られた場合でもアンコイラ３
にブレーキ装置（図示せず）が装着されているため、被
加工材２はある許容された張力下でループ都立へ送給さ
れるものである。そして、ループ部下から被加工材２は
印刷部ヘガイト兼用ピンチローラ７を介して送給される
。印刷部工では被加工材２の表面に第４図に示すような
模様をインクで印刷し、その上にクリヤとして透明樹脂
（アクリル樹脂）を塗布し、このクリヤを乾燥、焼き付
けした後に第４図に示す模様Ａと合致する凹凸模様Ｂ、
Ｃを第７図（８）〜ｆｃｌに示す順序で徐々に深くエン
ボス加工し、回転エンボスロール群川から送出されたと
きには最終のエンボス模様Ｂ、Ｃが形成されて送出され
る。回転エンボスロール２１７１８から送出された被加
工材２はレヘラυによってエンボス加工時における残留
歪を引張り用ピンチローラ２７によって引張られた状態
で矯正され、次工程（図示せず）に送給されるものであ
る。さらに、ピンチローラ７と引張用ピンチローラ２７
間の被加工材２に対する力関係はエンボスロールの回転
を基準とした際に、ピンチローラ７の回転が遅く、引張
り用ピンチローラ２７の回転が速い速度関係に設定して
、被加工材２が引張られた状態でエンボス加工と凹凸模
様Ｂ、Ｃを消去することなしに平坦化すると共に残留歪
の除去を行なうようにしたものである。その結果、被加
工材２が上記領域内で山状になったり、捩しれて移動し
たり、印刷部１、回転エンボスロール群圧の入口でハタ
ついたりしなくなり、エンボス加工時にスして模様が不
鮮明となったり、２重に噛み込むことがなくなる。また
、レヘ７２３では一方向ヘテンションが付加された状態
となるため、容易に平坦化できると共に、残留歪も無理
なく逃がすことができる。勿論、上記領域内におけるテ
ンションはエンボス模様に変化を与えない力の範囲内で
ある。

次ぎに上記装置を用いてエンボス加工したテストピース
Ｉと従来から使用され゛（いる装置によってエンボス加
工したテストピース１１とを比較する。

なお、検査法としては（］）被加工材２の１メ一トル当
たりに存在する見掛上のペコッキの敗、（２）ペコッキ
の分布状態、（３）ペコッキの高低差（設計上の凹凸状
部の底面、頂面と現実の底面、ｍ面との差）、（４重全
体の外観についての観察を示す。

（４）の外観について、 さらに、耐候性においては従来の被加工材は１５０．０
時間の塩水噴霧試験で塗膜にクラック、ブリスターが生
じていたが、本発明に係るエンボス装置で加工した際は
、これらが全く見られなかった。

（発明の効果） 本発明に係るエンボス加工装置によれば、■印刷模様と
エンボス模様を合致させて加工したため、立体感が助長
される。■エンボス加工を２段階以上で加工するため深
いエンボス加工を行なっても塗膜にクラックが入ったり
、剥落することがない。

■複数のロールでエンボス加工するため、急角度の凹凸
模様を形成できる。■残留歪が少なく、かつ、レヘラで
容易に矯正できる。■ラインを直線状に配列し、被加工
材に対して無理な力が付加されない工程でエンボス加工
するため、エンボス加工をスムーズに、かつ、高速で行
なうことができる。■印刷部からエンボス加工機間をピ
ンチローラで引張った状態でエンボス加工等するため、
印刷模様、凹凸模様間にズレが止しない。■エンボス加
工を浅く−・深く行なうため、無理がなく、鮮明な屈曲
部が形成できる。等の特徴を自するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る凹凸模様の化粧面を形成する装置
の一例を示す構成略図、第２図、第３図、第５図、第６
図（ａｌ〜（Ｃ）、第８図は上記装置の各部の具体例を
示す説明図、第４図は印刷模様の一例を示す平面図、第
７図ｔａ＋〜（Ｃ）はエンボス加工の順序を示す説明図
である。 上・・・送出部、】・・・ループ部、■・・・印刷部、
■・・・回転エンボスロール群、茹・・・レヘラ。 特許出願人　株式会社アイジー技術研究所乞　乙　図 （（Ａ）　し） （Ｃ） 名　７　謹 第　３　図 ３ １　、　Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１１金属薄板等のシート状物からなる被加工材を装着
   した送出部と、該送出部から送給される被加工材を貯留
   し、素晴無理なく次工程に送出するループ部と、該ルー
   プ部から送出された被加工材を次工程へ確実に送給する
   ピンチローラと、該ピンチローラから送出された被加工
   材の表面に１色、または多色からなる任意の模様を直接
   印刷する印刷部と、該印刷部から送出された被加工材を
   ガイドすると共に、上記模様と同一の凹凸模様を合致し
   て浅いエンボス模様から深いエンボス模様へと移行する
   回転エンボスロール群と、該回転エンボスロール群の回
   転、印刷部の回転、その凹凸模様と印刷模様の位置を合
   致させる開開機構と、上記回転エンボスロール群の後に
   配列したレヘラと、該レベラの出口に配設した引張り用
   ピンチローラとから構成したことを特徴とする凹凸模様
   の化粧面を形成する装置。