JPS60241689A - 点火栓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［分野］ 本発明は、点火栓の外側電極と取付金具との溶接強度の
向上に関する。

［従来技術］ 従来、点火栓は、棒状中心電極と、該中心電極の周りに
絶縁体を介して外嵌された筒状取付金具の先端面に溶接
して突設され、中心電極先端との間に所定の火花間隙を
形成するよう折曲げられた矩形断面を有する棒状外側電
極とからなり、従来取付金具と外側電極とは、取付金具
の先端面と外側電極の一方の端面とを突き合わせて溶接
されていた。しかるに近年、内燃機関の出力、燃費向上
のためバルブ径の拡大、バルブ数の増加に伴い、点火栓
の取付スペースもますます縮小化されつつあり、取付ね
じの径φ１２以下など、点火栓の小形化の要請が大きく
なり取付金具は小外径化され、先端面の巾も小さく、こ
れに対応して外側電極端面の１］が小ざくなって来てい
るため、溶接強度の面から従来の端面突き合わせ溶接で
は充分な溶接強度を得るのに寸法的限界がある。このた
め外側電極を取付金具との溶接がわ端部において膨大さ
せた点火栓も提案されているが、外側チップの形状が複
雑となるためコストが大きくなる欠点があった。

［発明の目的］ 本発明の目的は、小型点火栓においても外側電極と取付
金具との溶接強度が増大でき、外側電極の耐久性および
耐熱性を向上できる点火栓の提供にある。

し発明の構成］ 本発明の点火栓は、棒状中心電極と、該棒状中心電極の
周りに絶縁体を介して外嵌された筒状取付金具と、該取
付金具の先端面に溶接され、前記中心電極先端部との間
に火花放電間隙を形成するよう折曲げられた矩形断面を
有する棒状外側電極からなる点火栓において、前記外側
電極の長辺側面において前記取付金具の先＃ｌｉ面に溶
接されたことをことを構成とする。

［発明の効果］ 上記構成により本発明の点火栓は次の効果を奏する。

イ）外側電極の溶接面を長辺側面とすることにより外側
電極先端面との溶接面積が増大でき、小型点火栓におい
ても溶接強度が最適となり、外側電極の耐熱性および耐
久性が向上できる。

口）外側電極に線状材が使用できるため低コストとなる
。

ハ）外側電極の両端面を溶接することにより耐熱性、耐
久性および疲労強度を向上できる。

［実施例］ 本発明の点火栓を図に示す実施例に基づき説明する。

第１図ないし第４図は本発明の点火栓の第１実施例を示
す。

点火栓１は、クロム（Ｃｒ）、マンガン（Ｍｎ　）、ア
ルミニウム（ＡＩ）、シリコン（Ｓｉ　）などを合金添
加する、例えばＮｉ−８ｉ−Ｃｒ　、　ＮｉＮｉ−８ｉ
−Ｃｒ−ＡＩ−またはＮ１−ｃｒ−Ｆｅ（インコネル）
なと熱伝導性、耐蝕性、電導性などに優れたニッケル基
合金または該ニッケル基合金の中心に銅を挿入した棒状
中心電極２、該中心電極２の周りに電気絶縁耐力、耐熱
性、耐熱衝撃性、熱伝導性、耐蝕性などに優れた高純度
アルミナ（Ａｌ２Ｏ２・含有率９０〜９５％）磁器の如
きセラミック製の中空の絶縁体３を介して金属製の筒状
取付金具４が外嵌されており、該取付金具４の先端面４
１に溶接された矩形断面を有する棒状外側電極５、該外
側電極５の溶接部５１の長辺側面Ｓ１ａの一端５１ｂを
中心電極２の先端面２１から離れるよう外方向へプレス
により屈曲させた基部５２の一端５２ａを中心電極２の
先端面２１と対向するよう内方へ屈曲させ放電部５３を
形成し、該放電部５３の放電面５３ａと中心電極２の先
端面２１との間に火花放電間隙Ａを形成する。

外側電極５はプレス加工品を取付金具４に溶接しても良
い。

ここで外側電極５の溶接部５１の長辺側面５１ａは、放
電部５３の放電面５３ａと同じ長辺部５６であり、取付
金具４の先端面４１の寸法（巾）が変更（縮少）されて
も溶接可能であり、溶接強度が充分である。

なお、外側電極５の溶接部５１の端面５１ｃは、取付金
具４の先端面４１の外周面に沿うよう同一曲率面または
前記端面５１ｃの角部５１ｄを面取り加工をすることに
より、充分に長辺側面５１ａの大きい電極材が使用可能
となる。

点火栓１は、先端４１に前記外側電極５を備え外周１２
に取付ねじ１３を設けた中空の取付金具４と、中心を中
空に形成し、棒状の端子電極１４が後部すなわち高圧リ
ード線装着部１５を突出して中心に同軸的に封着され、
且つ取付金具４の後部側４２に挿入された筒状の端子側
絶縁部３１４、中心を中空に形成し、棒状中心電極２が
先端面２１を突出して中心に同軸的に挿入され、取付金
具４の先端部側４３に挿入された発火部側絶縁部３２か
らなる絶縁体（棒状碍子）３とを備える。

第５図ないし第８図は本発明の点火栓の第２実施例を示
す。

第１実施例と同一物は同番号とする。

本実施例は、外側電極５Ａの両端部の長辺側面５８ａ　
、　５８ｂを溶接部５７ａ　、　５７ｂとし、該溶接部
５７ａ１５７ｂを取付金具４の先端面４１に溶接したも
のであり、耐熱性、耐久性を第１実施例のものより向上
させ、ざらには疲労強度を向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の点火栓の第１実施例にか
かる部分的な斜視図、正面図、側面図さらに全体的な側
面図、第５図ないし第８図は本発明の点火栓の第２実施
例にかかる部分的な斜視図、正面図、側面図さらに全体
的な側面図である。 図中　１・・・点火栓　２・・・中心電極　３・・・絶
縁体　４・・・取付金具　５・・・外側電極　４１・・
・取付金具の先端面　５１．５７ａ　、５７ｂ　・・・
溶接部　５１ａ　、５８ａ、５８ｂ・・・長辺側面　５
２・・・基部　５３・・・放電部　５３ａ・・・放電面 第１図 第２図 第５図 第６図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）棒状中心電極と、該棒状中心電極の周りに絶縁体を
   介して外嵌された筒状取付金具と、該取付金具の先端面
   に溶接され、前記中心電極先端部との間に火花間隙を形
   成するよう折り曲げられた矩形断面を有する棒状外側電
   極からなる点火栓において、 前記外側電極の長辺側面において前記取付金具の先端面
   に溶接されたことを特徴とする点火栓。 ２）前記外側電極は、両端部を取付金具の先端面に溶接
   されたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の点
   火栓。