JPS60239233A - 熱ラミネ−シヨン用フイルム - Google Patents

熱ラミネ−シヨン用フイルム

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JPS60239233A
JPS60239233A JP9736284A JP9736284A JPS60239233A JP S60239233 A JPS60239233 A JP S60239233A JP 9736284 A JP9736284 A JP 9736284A JP 9736284 A JP9736284 A JP 9736284A JP S60239233 A JPS60239233 A JP S60239233A
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vinyl acetate
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 入 本発明の技術分野 本発明は表面の片方が、特定の2種の接着剤の特定の混
合比からなる樹脂層で被覆されてなる耐ブロッキング性
に優れまたスリップ性においても問題がなく、好適に実
用に供し得る熱ラミネーション用の特定組成のエチレン
−酢酸ビニル共重合体、けん化物フィルムに関する。
B、従来技術およびその問題点 従来から用いられている一般に軟質ポリ塩化ビニルと称
せられている可塑化ポリ塩化ビニルのフィルムまたはシ
ートは、工業的には、約25重量%以上、多くの場合3
0重量−以上の多量の可塑剤が配合されているのが通常
であり、そのために該シート等は好適な特性を活かして
広く用いられているものの、可塑剤が表面に移行し滲出
するという大きな欠点を有しておシ、該表面を被覆し、
該欠点を排除しうる被覆材がめられている。
軟質ポリ塩化ビニルシートをたとえばデスクマットや書
類ホルダーに使用すると静電気複写機でコピーされた書
類と接した場合には、極めて短時間のうちに印刷インク
が軟質ポリ塩化ビニールシートに付着してしまい、書類
が破損したシ、軟質塩、化ビニルシートが汚染し、該シ
ートを通して、印刷面の文字等を読みとることができな
くなるという問題がある。また軟質ポリ塩化ビニルから
なる、所謂、塩ビレザーを材料としてつくられた、若し
くは咳レザーで被覆されてなる家具類、事務用什器等、
さらには実質的に軟質ポリ−化ビニルからなる壁紙等に
おいても可塑剤の光面への移行、滲出に起因して汚染し
易く、かつ該汚染が拭きとシ難いという解決されねばな
らない課題がある。
さらに軟質ポリ塩化ビニルのフィルムまたはシートは農
業用としてハウス栽培等においてポリオレフィンのフィ
ルムまたはシートに比し、保温性に優れるなどの長所を
活かし、好適に使用されているが、比較的長期に亘シ、
使用すると、可塑剤が表面に移行・滲出して汚れるため
に光線透過率が低下するという欠点があシ、ここにも同
様の技術課題がある。該欠点を改善せんとする試みは、
幾多みられるが、該目的を達成し、満足に実用に供せら
れるものは未だ見出されておらず、可塑剤表面0出のな
い軟質ポリ塩化ビニル系フィルムまたはシートが待望さ
れているのが実情である。
他方該軟質ポリ塩化ビニルからなるフィルムまたはシー
トに他の熱可塑性フィルムを積層して該欠点を排除しよ
うとする試みもある。咳被覆フィルムとして実用されて
いるものには、接着剤を用いずに実買上軟質ポリ塩化ビ
ニルからなるフィルムまたはシートに熱ラミネーシヨン
法で容易に接着し、被覆層を形成しうるアクリル系樹脂
フィルムがある。しかし該可塑剤移行滲出防止効果は実
質的に殆んど見られない。他の熱可塑性樹脂は、接着剤
の使用なしでは最亀容易でアリ、該ポリ塩化ビニル系フ
ィルムまたはシート製造業者に容易に受け入れられ、技
術的に最も単純化され容易に採用され得る熱ラミネーシ
ヨン法で軟質ポリ塩化ビニルフィルム又はシートに接着
させ、該被覆を施とすことはできない。かかる事情から
前記アクリル系樹脂と同様に接着剤の塗布操作を前記製
造業者が行うことなく、直ちに熱ラミネーシヨン法によ
シ良好な接着力をもって該被覆を施ζすことができ、し
かも前記可塑剤の表面への移行・滲出も併せて防止し得
る熱ラミネーシヨン用フィルムが強くめられている。
C1本発明の構成、目的および作用効果本発明は、表面
の片方が、塩化ビニル成分を60〜99モルチおよび酢
酸ビニルおよび/または(メタ)アクリル酸エステル成
分を40〜1モルチ含む塩化ビニル共重合体(ト)とイ
ンシアネート基を含む反応型ポリウレタン系高分子(ロ
)とからなり、該混合割合(重量)がA/B=”−〜6
である接着剤層で被覆されたエチレン含量20〜60モ
ルチ、酢酸ビニル成分のけん化度95%以上のエチレン
−酢酸ビニル共重合体けん化物(以下EVOHと記す。
)からなる熱ラミネーシヨン用フィルムを提供せんとす
るものである。
本発明の熱ラミネーシヨン用フィルムは耐ブロッキング
性およびスリップ性に優れ、さらに各種熱可塑性樹脂フ
ィルムまたはシートあるいは紙などに対し優れた接着性
を示し、またラミネーションするまでの経時劣化も少な
く、さらにラミネーション後の接着性の劣化なども少な
い。また耐可塑剤性、耐可塑剤移行・滲出性も優れてい
るため、耐汚染性に優れ、さらに清拭性も曳好である。
とくに本発明の熱ラミネーシヨン用フィルムは可塑剤を
含有するポリ塩化ビニルフィルムまたはシートに積層し
たときに著効を示す。
D1本発明のよシ詳細な説明 本発明の熱ラミネーシヨン用フィルムとするために最も
重要な要件の一つはEVOHフィルムの表面の片方を被
覆する熱接着性を有する樹脂にある。該樹脂は、EVO
Hに良好な接着性を示すとともに熱ラミネートする素材
、たとえば可塑化ポリ塩化ビニルとも接着性が良好でな
ければならず、さらに該被覆を施こされたEVOHフィ
ルムが耐ブロッキング性を有し、スリップ性においても
良好でアシ、シかも熱ラミネージーヨン用フィルムとし
て、該被覆が施された後の長期のシェルフライフ(5h
e1f 1ife0熱ラミネーシヨン用フイルムとして
性能低下のない常温放置許容期間をいう。)を有するも
のでなければならない。本発明に用いられる該接着性を
有する樹脂は、塩化ビニル、成分を60〜99モルチお
よび酢酸ビニル成分および/または(メタ)・アクリル
酸エステル成分を40〜1モルチ含む塩化ビニル系共重
合体(へ)とインクアネート基を含む反応型ポリウレタ
ン系高分子中)とから成シ、かつA/IJの混合割合(
重it)が丁〜6である樹脂である。
ここで塩化ビニル系共重合体としては塩化ビニル成分を
70〜95モルチおよび酢酸ビニルおよび/または(メ
タ)アクリル酸エステル成分を30〜5モルチ含むもの
がよシ好適である。また酢酸ビニルおよび/または(メ
タ)アクリル酸エステル成分としては酢酸ビニル成分、
(メタ)アクリル酸エステル(メチルエステル、エステ
ルなど)成分あるいはこれらの両成分を含むものがめる
が、このうち酢酸ビニル成分あるいは両成分を含むもの
が好適である。これらの成分を含む塩化ビニル系共重合
体をマレイン酸、イタコン酸などの不飽和有機酸あるい
はその無水物、(メタ)アクリル酸などの第3成分によ
シ変性したものも使用することができる。このうち無水
マレイン酸により変性したものがよシ好適である。これ
らの第3成分の好適な含有量は0.1〜5モルチでおる
0蚊共重合体の溶剤としてはメチルエチルケトン酢酸エ
チル、酢酸ブチルが好ましく、希釈剤としては、メチル
エチルケトン、トルエンなどが好適に用いられる。イソ
シアネート基を含む反応減ポリウレタン系高分子は分子
中に2個以上の水酸基を有する高分子、たとえばエチレ
ングリコール、プロピレングリコールとアジピン酸を重
縮合して得られるポリエステルとか酢酸ビニルと塩化ビ
ニルの共重合体を部分けん化して得られる分子中に水酸
基を有する高分子などを、分子中に2個以上のインシア
ネート基を有する化合物、たとえば1モルの1.6−へ
キサメチレングリコールと2そルの2,4−トリレンジ
イソシアネートとの反応物とか、1モルのトリメチロー
ルプロパンと3モルのトリレンジイソシアネートとの反
応物と混合して得られるものでおる。さらに分子中に2
個のインシアネート基を有する化合物単独でもよい。該
高分子の溶剤としてはインシアネート基との反応性がな
い、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン1ト
ルエン、キシレンなどが好適に用いられる。
塩化ビニル系共重合体^を単独で使用する場合には、E
VOI(フィルムに該被覆を設けて、これを可塑化ポリ
塩化ビニルシートへ熱ラミネートした後の該共重合体(
2)層とEVOH層との層間接着性は低く実用上満足な
ものとはなり得ない。他方インシアネート基を含む反応
型ポリウレタン系高分子向の単独使用の場合には接着力
においては充分であるが、該熱ラミネーシヨン用フィル
ムは。
ブロッキング性を示しまたスリップ性も不良で実用に供
し得るものとはならない。A及びBを混合使用すること
によって始めて、該欠点を排除し。
しか4熱ラミネーション時の接着力も充分で、経時低下
が実用上みられないシェルフライフの長い本発明の熱ラ
ミネーシヨン用フィルムを得ることができる。AとBの
混合割合(重量)A/Bが暑〜6の領域になければ上記
欠点を排除し、耐ブロッキング性並びにスリップ性共に
良好な該フィルムを得ることはできない。A/Bが1未
満であれば、耐ブロッキング性において不充分であり、
6を越えると接着力において不一足なものとなり、いづ
れの場合において4姦エルフ2イフが概して短かいもの
となるので好ましくない。
該接着剤の該EVOHフィルムへの塗布量としては1〜
10 f/rl、通常2〜51/rlで用いられる。コ
ーティング操作による該接着剤の塗布は、クラヒヤコー
ト、ロールコート、ドクターロールコート、ドクターナ
イフコート、バーコード、カーテンフローコートなどそ
れ自体公知の任意の手段で行われる。
該コートEVOHフィルムを熱ラミネートするには通常
120〜160℃で好適に行うことが出来る。よp低い
温度では接着方の発現がやや不充分な場合がみられ、よ
υ高い温度ではEVOH表面の状態の悪化を招く場合が
あるので好ましくない0 本発明に用いられるEVOHは、エチレン含量が20〜
60モルチ、好ましくは25〜50モルチであり、酢酸
成分のけん化度が95%以上のものである。
次に本発明の熱ラミネーシヨンフィルムは可塑化ポリ塩
化ビニルフィルムまたはシート、すなゎち可塑剤を含有
する可塑化ポリ塩化ビニルフィルムまたはシートと積層
するとき、著効を示すので、以下この点について説明す
る。
ここで可塑化ポリ塩化ビニルフィルムまたはシートとし
ては次にあげる20’Cで液状である可塑。
剤を25〜75重量含有するものがあげられる。
20℃で液体である可塑剤としてはたとえば融点20℃
以下のジープチルフタレー)、ジー2−エチルへキシル
フタレート、ジ−インオクチルフタレート、シーイノ−
デシル7タレート、ジ−デシルフタレート、ジ−ノニル
フタレート、ジ−ラウリルフタレート、ブチルラウリル
フタレート、ブチルベンジルフタレートなどの7タレー
ト系可塑剤、トリクレジルホスフェート、トリーブチル
ホスフェート、)IJ−2−エチルヘキシルホスフェー
トなどのホスフェート系、塩素化パラフィンなどの含塩
素系可塑剤などがあシ、常温で固体である可塑剤たとえ
ばジ−シクロへキシルフタレート、アルコールの炭素数
が13以上のフタル酸ジエステル等のフタレート系可塑
剤ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル等の多価アル
コール系可塑剤トリオクチルトリメリテートなどのトリ
メリット酸系可塑剤などがある。これらのものに対して
エチレン含量が60モルチ以下、該けん化度が95−以
上のEVOHは、耐可塑剤性および耐可塑剤移行・滲出
性を示す。該可塑剤の中でも前者は、特に移行・滲出性
が著しい可塑剤であるが該EVOHはこれらの可塑剤の
極めて著しい移行・滲出をも防止することができる。就
中、エチレン含量が55モルチ以下よシ好ましくは50
モルチ以下の領域のEVOHは、極めて満足な該特性を
もち可塑剤透過性を実質上全く示さない。
エチレン含量の増加に伴って耐可塑剤透過性も次第に低
下し、60モルチを越える領域に至ると軟質ポリ塩化ビ
ニルシートまたはフィルムに積層された場合、表面への
可塑剤の滲出が、次第に認められるに至シ、耐汚染性も
低下する。他方エチレン含量の低下とともに耐可塑剤透
過性等の特性は、よシ向上するが、20モル饅未満の領
域では耐水性に乏しいものとなシ、農業用フィルム等に
おいては勿論のこと、前記デスクマット、書類ホルダー
、壁戯等においても、たとえば雑巾等により、可塑剤の
滲出とは関連しない単なる外部要因による汚染を清拭す
るに際し、該表面の膨潤を惹起したり、該表面の損傷を
来たすので好適でない。
該エチレン含量は25モルチ以上でめることがより好ま
しい。本発明のEVOHは、エチレン含量が20〜60
モル%、より好ましくは25〜50モルチの領域にあれ
ばよく、該領域にある異なるエチレン含量の2種または
それ以上をブレンドしたものでもよい。エチレン含量2
0〜60モル%の領域におる。EVOHは実用的に満足
し得る耐水性を有するが、他方使用状態における平衡水
分を保持し得る親水性ポリマーであるという一面をもっ
ているために静電気の発生を抑制し得て、静電気に基づ
く塵埃の付着もなく、該観点からも好適である。
該観点からもエチレン含量は50モルチ以下であること
がより好ま゛しい。さらに耐可胆剤性、耐可塑剤・移行
・滲出性に、より優れ、かつ該フィルムの表面の耐水性
をよシ向上させ得る、より優れた態様の一つとして本発
明に用いるEVOHフィルムをよシ高いエチレン含量を
もつEVOH層と、よシ低いエチレン含量をもつEVO
)I層からなる複合構成とする好適な態様がある。すな
わち複合EVOHフィルムの表面のうち、該接着剤層に
隣接する位置には耐可塑剤性等により優れるエチレン含
量20〜35モルチのEVOHが、また外表面には耐水
性に、より優れるエチレン40〜60モルチのEVOI
(が配されてなる態様が一層好適である。該2層構成の
BYORフィルムは前記異なるEVOHの2枚のフィル
ムを積層させて用いてもよいが、就中、該異なる2種の
EVOHを共押出操作にて2層ダイを用いてグイ内、ま
たはダイ外で溶融状態の該2種のEVOHの樹脂流を一
体化させて得た表裏で前記異なる特性を有する複合EV
OHフィルムがよシ好適に用いられる。この場合該2種
のEVOH層の間には接着性樹脂を必要とせず、この点
でもよシ好ましい。
EVO)Iの耐可塑剤性等は極めて優れたものであるの
で、薄くともその効果を発揮するが、2μ以下の如き極
めて薄い厚さ領域に至ると、ひつかき等の損傷が起シ易
くなるし、他方通常の浴融成膜操作ではピンホールのな
いフィルムを得るに際して、技術的困難性も増加し不合
格品の増加を来たし好ましくない。また外観上の好み、
光沢の抑制、模様の型押し等の必要性からエンボス加工
に付される場合も多く、この場合には該EVOHフィル
ムの厚さは、少くとも5μ以上であることが好ましい。
またEVOHフィルムが50μを越えると経済的にも不
利になるばかシでなく、たとえば軟質ポリ塩化ビニルの
7−ト等の特性、たとえば、柔軟性管損うなど熱ラミネ
ートする相手素材の特性に影響を与えるなどの点で好ま
しくない。
40μ以下がより好適である。
該EVOHフィルムは未延伸かつ未熟処理の状態であっ
てもよいが、寸法安定性、耐水性等の見地から熱処理さ
れたものがより好ましい。EVO■フィルムは、他の樹
脂に比し優れたエンボス加工性を有し、本発明の熱ラミ
ネーシヨンフィルムも、ラミネート加工に付された後、
エンボス加工を施されて好適に使用される場合も多いが
かかる場合には無延伸EVOI(フィルムがよシ好適で
ある。またより耐水性を要求される場合には、少くとも
一軸延伸されたもの、就中、二軸延伸されたものが一層
好適である。この場合延伸倍率は一軸延伸にあっては1
.5倍以上、二軸延伸にあっては面積倍率3倍以上、よ
り好ましくは5倍以上が一層好適である。
本発明の熱ラミネーシヨン用フィルムは前記の如く可塑
化ポリ塩化ビニルフィルムシートへ)熱ラミネーシヨン
用フィルムとして最も好適に用いられるが、紙からなる
、たとえば壁紙等の基材にも接着性は良好であるので、
紙からなる基材あるいは製品への被覆材としても優れた
表面の耐汚染性核汚染の清拭性並びにEVO)1層の優
れたエンボス加工性を付与し得て好適に用いることがで
きる。
次に本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明あ範囲
を限定するものではない。
実施例1 エチレン含量31モルチ、酢酸ビニル成分のけん化度9
9.296のgvoaの厚さ15μのフィルム(未延伸
フィルム)にグラビヤコーターで接着剤としてウレタン
系接着剤AD−335Aと硬化剤Cat−10(東洋モ
ートン社製。混合比17:1゜前記Bに属する)と無水
マレイン酸1モルチ変性、塩化ビニル86モルチー酢酸
ビニル13モルチ共重合体系接着剤MPR−TM (日
進化学社製。
前記Aに属する。)の混合割合(重量)A/B=65/
35からなる接着剤の20重量%のトルエン/メチル−
エチルケトン(重量比)=1/2の溶液を用いて塗布量
21/d(固形分基準)となるようにコートし、温度1
10℃、1分間乾燥した。得られた該コートフィルムの
ブロッキング性を調べるために該コートフィルムと未コ
ート該EVOHフィルムとを5 Of / caの圧力
で密着させ、24時間放置した後の粘着が実用上の障害
となるかどうかを調べ喪。粘着はなく、ブロッキング性
において全く問題のないことを認めた。また該コートフ
ィルムのスリップ性も良好であった0該得られたコート
EVOHフィルムを50日経過後にジー2−エチルへキ
シルフタレート38重量%含有する0、3M11の軟質
ポリ塩化ビニルシートの表面に熱ラミネーシヨン法で1
50℃の温度条件下にラミネーションした。Tfi剥離
で接着力を測定したが、該軟質ポリ塩化ビニル層が破壊
し。、十分な接着力を有することが確認された。上記E
VOHフィルムで被覆された軟質ポリ塩化ビニルシート
のgvoa面上に無可塑の硬質ポリ塩化ビニル板(6c
IIL×6crn1厚さ2 m )を密着させて置き、
該硬質ポリ塩化ビニル板に2KFの荷重を加えた状態で
該可塑剤の滲出・移行量を温度70℃の条件下に調べた
。50時間経過後も硬質ポリ塩化ビニル板の重量増加は
全く認められず、またEVOH層浅面のベタツキもみら
れず、該可塑剤滲出・移行の防止は完全であった。濡れ
雑巾で拭きとる操作を行っても表面が損われることなく
、十分な耐水性を示した。
比較のため、メタアクリル酸メチル86モルチ、メタア
クリル酸ブチル14モルチのアクリル系共重合体の同じ
厚さのフィルムを該軟質ポリ塩化ビニルシートに熱ラミ
ネートして得たシートを同様に試験に付した。24時間
経過後の該硬質ポリ塩化ビニル板の重量変化は、3.2
重fir、tIbであった。
該重量変化は該可塑剤の移行に起因していることが確認
され、該共重合体フィルム表面のベタツキも認めた。
また比較のために、AI)−335A硬化剤CIILt
−10(混合比17:1)またはMPR−TM を単独
で接着剤として用いて、前記に準じて接着剤コートEV
Oi(フィルムを得た。AL)−335Aと硬化剤Ca
t−10のウレタン系接着剤単独使用のものは、ブロッ
キングが著しく実用し難いものでめった。スリップ性も
不満足なものであった。
またMPR−TM単独使用のものは耐ブロツキング満足
なものであった。
実施例2 実施例1においてエチレン含43モルチ、酢酸ビニル成
分のけん化度99.3モルチのEVOHフィルムを用い
、熱ラミネーシ田ン用該EVOHフィルムを得て130
℃の温度条件下に熱ラミネーションを行った以外は実施
例1に準じて行い、該可塑剤の滲出・移行テストを同様
に行った。該熱ラミネーシヨン用フィルムは良好な耐ブ
ロッキング性を示し、スリップ性も良好であった0該硬
質ポリ塩化ビニル板の重量変化は全く認められなかった
。また該眉間接着力は充分であり、接着力をT型剥離で
測定した際、該軟質ポリ塩化ビニル層が破壊した。該E
VOH表面の該耐水性も充分でめった。
実施例3 エチレン含量26モルチ、酢酸ビニルのけん化[99,
5%)、EvOH(X)!:エチl’ンtt51 モル
−1酢酸ビニル成分のけん化度99.3%のEVOH(
Y)とを2台の押出機に供給し、2要用T−ダイを用い
て、220℃のダイ内で溶融樹脂を接合させて、gvo
u凶屡の厚さが6μ、EVOH(1)層の厚さが9μの
複合EVOHフィルムを得た。該複合EVOHフィルム
のX面を軟質ポリ塩化ビニルシートに隣接するように実
施例1に準じて熱うξネーションを行った。但し接着剤
としてはウレタン系接着剤EP、、S−703Aと触媒
Kp−90(大日本インキ社製。混合比10:1前記B
に属する)と、実施例1で用いたEPR−TMの混合割
合A/13=lの混合系接着剤を、また軟質ポリ塩化ビ
ニルシートとしては可塑剤としてジ−n−オクチル71
L/−)/l!J−2−エチルへキシルホスフェート=
50150(重量比)の混合物を35重量%含む軟質ポ
リ塩化ビニルシートを用い、125℃の温度条件下に熱
ラミネーションを行つ次、9接着剤層で被覆されたEV
OHフィルムは良好な耐ブロッキング性を示し、またス
リップ性も良好であった。該EVOHフィルムか熱ラミ
ネートされた軟質ポリ塩化ビニルシートについて実MW
1と同様にして可塑剤の滲出・移行の有無を調べた。該
重量変化とも表面のベタツキも認められなかった。また
該層間の接着力も十分であシ、T型剥離で接着力を測定
した際、該ポリ塩化ビニル層が破壊した。
比較のため、実施例1で用いたアクリル共重合体のフィ
ルムを熱ラミネートし九該軟質ポリ塩化ビニルシートを
得て、該滲出・移行の有無を調べるために同様にテスト
に付した。該硬質ポリ塩化ビニル板の重量増加は30時
間経過後3.1重量%だった。
また比較の丸め、接着剤としてEPS−703と触媒x
p −90(混合比15:1)を単独で用い、該接着剤
層で被覆されたコー)EVOHを得たが、耐ブロッキン
グ性及び、スリップ性と4に不良で実用されるものには
至らなかった。
実施例4 実施例1においてエチレン含量49モルチ、酢酸ビニル
成分のけん化度99.2%の二軸延伸(面積延伸倍率3
X3倍)されたEVO)Iフィルムを用い、また軟質ポ
リ塩化ビニルフートとして、可塑剤塩素化パラフィン/
ジ−n−オクチルフタレート=50750(重量比)の
混合物39重量−含有する該シートを、また接着剤にウ
レタン系接着剤AD−900と硬化剤AD−RT5(東
洋モートン社製。混合比100:15゜前記B#c属す
る。)MPR−TM=50150 (重量比)の混合系
接着剤を用いた以外は実施例1と同様に行った。
該硬質ポリ塩化ビニル板の重量変化も、また可塑剤のl
t*gvoaフィルム狭面への滲出も全く認められなか
った。核層間の接着力は充分であり、接着力をT層剥離
で測定した際、該ポリ塩化ビニル層が破壊した。該EV
OH表面の該耐水性も充分であった。
比較のために用いた実施例1と同じアクリル共重合体の
フィルムの場合の紋型量変化は3.1重量−でアリ、該
フィルム表面のベメッキも認められた。
また比較のため、AD−900と硬化剤AD−RT度5
のウレタン系接着剤を単独で接着剤として用いて咳接着
層がコートされたEVOHを得たが、接着力は充分に満
足なもの(咳ポリ塩化ビニル層が破壊した)の該コート
EVOHフィルムの耐ブロッキング性は、非常に不満足
なもので′hb、実用されるものとはならなかった。
実施例5 実施例1においてウレタン系接着剤としてトリレンジイ
ソシアネート(コロネ〜トL1日本ポリクレタン工業社
製)と分子量約800の末端グリコールのポリエステル
の混合物(混合比(重量)1:2)を用いた他は、実施
例1と同様に行った。
該熱ラミネーシヨン用フィルムは、良好な耐ブロッキン
グ性を示しまたスリップ性も良好であった。
該硬質ポリ塩化ビニル板の重量変化は全く認められなか
った。また、該眉間−着力は、充分であり、接着力をT
層剥離で測定した際、核軟質ポリ塩化ビニル層が破壊し
た。該EVOH表面の汚染清拭時の耐水性も充分であっ
た。
特許出願人 株式会社 り ラ し 代理人弁理士本多 竪 手続補正書 昭和59年lθ月台日 9 2、発明の名称 熱ラミネーシヨン用フィルム 倉敷市酒津1621番地 (108)株式会社 り ラ し 代表wlIII役上野他− 明細書の特許請求の範囲の欄 および発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (υ特許請求の範囲を別紙のとおシ補正する。
(2)明細書第12頁第5〜6行の「可塑剤を25〜7
5重量含有する」を「可塑剤を全重量に対し25〜55
重量%含有する」と補正する。
特許請求の範囲 (1)表面の片方が、塩化ビニル成分を60〜99モl
L/96および酢酸ビニルおよび/または(メタ)アク
リル酸エステル成分を40〜1モル%含む塩化ビニル系
共重合体間と、イソシアネート基を含む反応型ポリウレ
タン系高分子(B)とから成シ、該混合割合(重量)が
A/ B= 4−〜6である接着剤層で被覆された、エ
チレン含量20〜60モA/%、酢酸ビニμ成分のけん
化度95%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物カラなる熱ラミネーシヨン用フィルム。
(2) エチレン含量が25〜50モ/I/%である特
許請求の範囲第1項記載のフィルム。
(3)エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物フィルム
の厚さが5〜50μである特許請求の範囲第1項または
第2項記載のフィルム。
(4)エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物フィルム
がエチレン含量20〜35モ〃%の該けん化物層とエチ
レン含量40〜60モル%の該けん化物層の2層からな
シ、かつ前者が該接着剤層に隣接してなる特許請求の範
囲第1項ないし第3項のいづれかに記載のフィルム。
(5)可塑化ポリ塩化ビニルフィルムまたはシートへの
熱ラミネーション用である特許請求の範囲第1項ないし
第4項のいづれかに記載のフィルム。
手続補正書 昭和60年8月 9日 特願昭59−97362号 2、発明の名称 熱ラミネーシヨン用フィルム 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 倉敷市酒津1621番地 (108)株式会社 り ラ し 倉敷市酒津青江山2045の1 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 (1)明細書第8頁第10行の「(メチルエステル、エ
ステルな、!”)J ヲr(メチルエステル、エチルエ
ステルなど)」と補正する。
(2)同第17頁第15行の「性該汚染」を「性、該汚
染」と補正する。
(3)同第18頁第7行の「変性、塩化ビニル」を「変
性塩化ビニル」と補正する。
(4)同第18頁第8行の「(日進化学社製。」を「(
日進化学社製、」と補正する。
(5)同第22頁第4行の[kp−90JをrKp−9
0Jと補正する。
(6)同第22頁第6行の「IPRJをr MPRJと
補正する。
(7)同第23頁第9行のrkPJをJKPJ と補正
する。
(8)同第23頁最下行の「接着剤に」を「接着剤とし
て」と補正する。
(9)同第24頁第3行の「る。)MPR−TM=50
150(重量比)の混合」を[る。)とMPR−TMの
50150 (重量比>i混合」と補正する。
四同第25頁の第14行と第15行間に次の事項を挿入
する。
「実施例6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)表面の片方が、塩化ビニル成分を60〜99モル
    チおよび酢酸ビニルおよび/lたは(メタ)アクリル酸
    エステル成分を40〜1モルチ含む塩化ビニル系共重合
    体(へ)と、インシアネート基を含む反応型ポリウレタ
    ン系高分子(B)とφ鳥・ら成勺、該混合割合(重量)
    がA/B=、J〜6である接着剤層で被覆された、エチ
    レン含量20〜35モル饅、酢酸ビニル成分のけん化度
    95%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物か
    らなる熱ラミネーシヨン用フィルム。 (2) エチレン含量が25〜50モルーーである特許
    請求の範囲第1項記載のフィルム。 (8)エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物フィルム
    の厚さが5〜50μである特許請求の範囲第1項または
    第2項記載のフィルム。 (4) エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物フィル
    ムがエチレン含量20〜35モル−の該ケん化物層とエ
    チレン含量40〜60モル−〇該けん化物層の2層から
    なシ、かつ前者が該接着剤層に隣接してなる特許請求の
    範囲第1項または第3項のいづれかに記載のフィルム。 (6)可塑化ポリ塩化ビニルフィルムまたはシートへの
    熱ラミネーション用である特許請求の範囲第1項ないし
    、第4項のいづれかに記載のフィルム。 (a)20℃で液状である可塑剤を25〜70重量%含
    有する可塑化ポリ塩化ビニルフィルムまたはシートへの
    熱ラミネーション用である特許請求の範囲第1項ないし
    第5項のいづれかに記載のフィルム。
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WO2007058152A1 (ja) 2005-11-15 2007-05-24 Toray Industries, Inc. マット化積層ポリエステルフィルム

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