JPS60238458A - 成形性に優れたアルミニウム合金箔の製造方法 - Google Patents

成形性に優れたアルミニウム合金箔の製造方法

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JPS60238458A
JPS60238458A JP9362184A JP9362184A JPS60238458A JP S60238458 A JPS60238458 A JP S60238458A JP 9362184 A JP9362184 A JP 9362184A JP 9362184 A JP9362184 A JP 9362184A JP S60238458 A JPS60238458 A JP S60238458A
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aluminum alloy
foil
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cold rolling
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Hideo Kawai
英夫 河合
Masashi Sakaguchi
雅司 坂口
Sango Ozeki
大関 三吾
Susumu Takada
進 高田
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Altemira Co Ltd
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、成形性に優れたアルミニウム合金箔、例え
ば食品包装容器用の素材としてのラミネート箔等に使用
されるアルミニウム合金箔の製造方法に関する。
(従来技術及び問題点) 近時、食品包装容器用の素材として、成形性のない紙や
、成形性には優れているが水分や空気の透過性のために
食品の長期保存性に劣る合成樹脂材に代えて、それらの
欠点を補うべく合成樹脂材にアルミニウム箔を貼り合わ
せ所謂へρラミネート材が多く用いられるようになって
きている。このような材料のためのアルミニウム箔は、
コスト面の要請から可及的に薄肉化し得てしかも深絞り
性や張出し性等の成形性に優れたものであることが要請
される。
而して、従来、断る用途のアルミニウム箔には、圧延性
の良い例えばI N30合金等の純アルミニウムが主に
使われている。しかし、この場合でさえ、通常の製造■
稈、即ち、熱間圧延、冷間圧延、最終焼鈍(0材処理)
の順次的実施により箔を製造した場合には、結晶粒が粗
大化し、充分な強度、伸びが得られずかつ圧延方向に対
するO’、90°伸びが45°伸びに比べ小さい、即ら
周方性が大きいというような欠点があり、成形性に劣る
ものしか得られない。そこで、成形性を向上するために
、本発明者等は、その製造工程を種々検討したところ、
熱間圧延と最終焼鈍の間で少なくとも2回以上の中間焼
鈍を施すことが、06.906伸びを増大化させる点に
おいである程度有効であることを見出したが、逆に強度
は低下したものとなり、成形性向上の効果は期待し得ず
、また製造コストの面からも好ましくない結果しか得ら
れなかった。
しかも1 N30合金のこのような欠点は、前の圧さが
薄くなるほどより顕著になるものであり、箔の薄肉化も
到底望めるものではなかった。
(発明の目的) そこで、この発明者等は、合金の組成と、その製造工程
との特定の組合わせにおいて、伸び、および強度の向上
をはかり成形性を高めることを意図し、種々実験と研究
の結果これを達成し得たものである。
(発明の構成) 即ち、この発明に係る成形性に優れたアルミニウム箔の
製造方法は、Fe :0.7〜1,8wt%を含み、残
部アルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム
合金を用いるものとし、このアルミニウム合金の鋳塊を
熱間圧延後、再結晶温度以上の温度で中間焼鈍を施すと
共に、かつこの中間焼鈍後において圧延率50%以上で
冷間圧延を施し、その後5℃/ 380以上の昇温速度
で最終焼鈍を施すことを特徴とするものである。
(構成の具体的な説明と作用) 先ず、使用するアルミニウム合金の組成において、Fe
量が0.7〜i、31!It%に限定されるのは、下限
値未満では結晶粒の微細化、強度向上、伸び特にO’、
900伸びの向上等の効果に乏しく、逆に上限値をこえ
ると粗大化合物が増え、延性を低下させると共に、過共
晶域で融点が高くなる傾向にあり溶解鋳造作業が困難に
なることに基づく。Fe以外の不純物は、できるだけ少
ない方が良好な結果が得られる。
一方、製造工程において、一般的な既知の製造方法は、
アルミニウム合金鋳塊に、熱間圧延、冷間圧延、最終焼
鈍の各必須工程を順次的に施行するが、この発明におい
ては、先ず上記熱間圧延後中間圧延工程の前又は該工程
の途中において、再結晶温度以上の温度範囲で中間焼鈍
を施すこと、この中間焼鈍後の冷間圧延工程を、圧延率
50%以上で行うものとすること、及び最終焼鈍を5℃
/ sea以上の昇温速度で行うものとすることを条件
とする。
上記中間焼鈍は、異方性をなくすのに有効なものである
が、同時に中間焼鈍時の結晶粒も微細化Jることが必要
である。従って、上記効果を実現するべく再結晶温度以
上の温度で処理ずべきことはいうまでもないが、高温す
ぎると逆に結晶粒が大きくなる傾向がみられると共に、
消費電力も多くなるため、350℃〜500℃中間焼鈍
を施さない場合には、圧延方向に対するOo、90°伸
びが低いものとなり、また深絞り後45°耳が強く出る
不都合が生じる。
上記中間焼鈍は、冷間圧延工程の途中、即ち1次冷間圧
延と2次冷間圧延の間で実施するのが好ましいが、この
発明は少なくとも該中間焼鈍後において50%以上の圧
延率で冷間圧延が施されることをもってその製造工程の
限定条件を満足する。而して、この中間焼鈍後の冷間圧
延は、最終箔の結晶粒を微細化するものであり、これを
50%より低い圧延率で行うと結晶粒の微細化効果が少
なくまた充分な強度を得ることができない。この圧延工
程により、アルミニウム合金素板は厚さ0.2履以下の
箔となされる。
上記■稈を経た箔材は5℃/ sea以上の昇温速度で
最終焼鈍が施され、0材となされる6昇温速度を上記範
囲に限定したのは、結晶粒の微細化を助長すると共にF
eの析出を抑制し、箔の強度、伸びを向上させるためで
ある。かかるられ、従って好ましくは20℃/ Sec
とするのが良い。
なお、前記熱間圧延は、従来の常法によって行うもので
あり、また熱間圧延前に常法に従って均質化処理を施J
ものとしても良い。この均質化処理は、最終箔に格別大
きな影響を与えるものではないが、品質を安定させるた
めに500°C以上の温度で処理することは有効である
また、以上の工程においてAl1−FC!化合物の大き
なものは成形性を阻害するため、鋳造時冷却速度を上げ
たり、微細化元素を添加する等し’CAQ−Fe化合物
粒子、セルを微細化することが好ましい。
(発明の効果) この発明にJ、る限定組成のアルミニウム合金と、1h
定製造条件との組合わせによって製造されるアルミニウ
ム合金箔は、結晶粒が極度に微細化され、強麿、伸びが
従来品に較べ高(かつ11延方向に対するO’、90’
、45°の各伸びのバラツキも小さく、深絞り性、張出
し性等の成形性に更に一層優れたものとなる。従って、
核部の実用に際しての一層の薄肉化を可能とし、コスト
ダウンに貢献しうると共に、成形性の向上により、ラミ
ネート的等の素材として成形可能な範囲を増大し、食品
包装容器等への適用可能な範囲を拡大しうる。
(実施例) 次にこの発明の実施例を比較例との対比において示す。
第1表に示J各種組成のへρ−0.4〜263wt%F
e合金を常法により鋳塊に製造し、これらを520″C
X5時間の予備加熱をした後、熱間圧延を行って4 m
mの素板となした。そして、試料No、9以外のものに
ついてはそれぞれ1次冷間圧延を施したのち、400℃
×1時間の中間焼鈍を行い、次いで更に圧延率を30〜
95%の範囲で各種に変えて2次冷間圧延を施し、厚さ
0.05〜0.155mの箔に仕上げたのち、更に1.
5〜b 鈍を行った。一方、試料N 0.9については、上記中
間焼鈍を介在させることなく、比延率90%で冷間圧延
を施し、厚さ0.1#のアルミニウム箔に仕上げたもの
としIC6 し以下余白] 第1表 上記により得られた各種アルミニウム合金箔につき、引
張試験、深絞り試験を行い、それぞれの機械的性質(平
均引張強さ及び平均伸び)、バルジ高さ、耳率、平均結
晶粒径について調べた結果、下記第2表に示すとおりで
あつに0[以下余白] 第2表 ゛ 注■ 引張試験はrllos+の試験片を用い、標蝿間
距ll1l1100胴、引張速度100朧/1:1で行
った。
■ 平均引張り強さσBは、 σB(0°)+σB(90°)+2σB(45°)より
算出した。ただしσB(0’)、σB<90°)、σB
(45°)はそれぞれ圧延方向に対してOo、900.
45°方向の引張強さを示す。平均伸びδについても同
様の方法で算出した。
■ バルジ高さは、直径50a+mのダイスを用い液圧
バルジ試験法によって測定した。
■ 深絞り試験は、ポンチ33sφ(コーナーR1mm
>を使用して行い、 山の平均高さ一谷の平均高さ 11率−−−一=−X100(%) (山の平均高さ十谷の平均高さ)1/2により算出した
上記第2表の結果から明らかなように、本発明の合金組
成と製311程の絹合わせによるアルミニウム合金箔は
、その条件を逸脱する比較例のものに較べ、強度、伸び
が高く、耳率も5%以内に抑制され、結晶粒が微細で成
形性に優れたち、のであることがわかる。
以 上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 <1) Fe :0.7〜1.8wt%を含み、残部ア
    ルミニウム及び不可避不純物からなるアルミニウム合金
    を用いるものとし、このアルミニウム合金の鋳塊を熱間
    圧延後、再結晶温度以上の温度で中間焼鈍を施すと共に
    、かっこの中間焼鈍後において圧延率50%以上で冷間
    圧延を施し、そのvI5℃/ 580以上の胃温速度で
    最終焼鈍を施すことを特徴とする成形性に優れたアルミ
    ニウム合金箔の製造方法。 (2) 1次冷間圧延と2次冷問圧延との間で中間焼鈍
    を施す特許請求の範囲第1項記載の成形性に優れたアル
    ミニウム合金箔の製造方法。
JP9362184A 1984-05-09 1984-05-09 成形性に優れたアルミニウム合金箔の製造方法 Granted JPS60238458A (ja)

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JPH0573822B2 JPH0573822B2 (ja) 1993-10-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62202042A (ja) * 1986-02-28 1987-09-05 Showa Alum Corp 灰黒色の着色陽極酸化皮膜を生成する成形加工用アルミニウム合金板およびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55122603A (en) * 1979-03-15 1980-09-20 Mitsubishi Keikinzoku Kogyo Kk Manufacture of aluminum foil

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JPH0573822B2 (ja) 1993-10-15

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