JPS60236818A - 自動車の車高調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用車高調整装置に関するものである。

従来の技術 自動車の車輪懸架装置として、エアサスペンションヲ用
いタモのにおいては、エアサスペンションのエア封入部
に外部よりエアを供給することにより車高を高くし、封
入されているエアを外部に排出することＫより車高を低
くすることができる。

そこで従来より、前後左右の全車輪の各エアサスペンシ
ョンにそれぞれ車高センサを設け、該各車高センサのア
ップ信号（即ち給気信号）又はダウン信号（即ち排気信
号）に基づき各エアサスペンションの給気又は排気をそ
れぞれ独立して行うコントロール装置を設けることによ
り、常に車両姿勢を正常な状態に保つようにした車高調
整装置が開発されている（例えば特開昭５８−１１２８
１７号公報参照）。

発明が解決しようとする問題点 上記のような車高調整装置において、車両走行中２個以
上の車高センサが同時に給気信号と排気信号をそれぞれ
発した場合、上記先行技術では給気信号を優先させ、給
気信号を発したエアサスペンションの給気が完了した後
排気信号ヲ発したエアサスペンションの排気を行うよう
構成している。

しかし、例えば前輪の車高センサと後輪の車高センサが
同時に共に給気信号を発したり或は共に排気信号を発す
る場合もある。

一般に自動車においては機構上の制約から前輪側のエア
サスペンションに対し後輪側のエアサスペンションのエ
ア封入部の径が小となっているので、後輪側エアサスペ
ンションのエア圧が前輪側より高くなっており、上記の
ように例えば前後輪の車高センサが同時に給気信号を発
し前後輪のエアサスペンションに同時に給気が行われる
と、上記エア封入部内のエア圧の差により前輪側が先に
アップし、後輪側エアサスペンションが前輪側と同レベ
ルまでアップするまでの間、運転者の前方視線が上向き
となり、運転者に不安感を与え安全運転上好ましくない
。

尚この場合給気用のエアタンク内のエア圧が不足キみで
あると後輪側エアサスペンション内のエアが前輪側エア
サスペンション内に流れ込み後輪側エアサスペンション
かヘルパ突きヲ起ス等の不具合が発生する。

又前後輪の車高センナが同時に共に排気信号を発し前後
輪同時に排気が行われる場合も、前記のような前後輪の
エアサスペンションのエア圧ｆ）差によって、後輪側エ
アサスペンションのエアが先に排出され、前輪側エアサ
スペンションが後輪側と同レベルにダウンするまでの間
、運転者の前方視線が上向きＫなると言う問題を生じる
。

上記のような前後輪の同時車高調整作動によって生じる
種々の不具合は、例えば車体後部荷！？゛Ｉ室に重い荷
物を植栽している時等、後輪側重量荷重が大なるとき特
に著しい。

本発明は上記のような従来装置の問題を解消することを
目的とするものである。

問題点を解決する為の手段 本発明は、前後左右のすべてのエアサスペンション部に
車高センサを設け、該各車高センサの信号によって各エ
アサスペンションの［を又は排気をそれぞれ独立して行
うコントロール装置を設けた−１動車用車高調整装置に
おいて、複数の車高センサから同時に同種又は異種の信
号が発せられた場合、前輪排気を後輪排気より優先させ
、後輪排気を後輪給気より優先させ、後輪給気を前輪給
気より優先させるよう、前後輪の給排気作動に優先順位
を決めるロジック回路を設けたことを特徴とするもので
ある。

作用 本発明は上記のような構成を採ることにより、前輪側エ
アサスペンションと後輪エアサスペンションが同時に車
高調整へ作動することがなく、車高調整作動の過渡的状
態において前輪側エアサスペンションが後輪側より高い
レベルとなり運転者の前方視線が上向きとなる不具合を
防止すると共に、後輪エアサスペンション内のエアが前
輪側エアサスペンション内に流入して後輪側エアサスペ
ンションがヘルバ突きを起すような不具合を完全に防止
し揚るようにしたものである。

実施例 以下本発明を附図の実施例を参照して説明する。第１図
はエアサスペンションの給排気制御系統の一例を示す図
であり、１はモータ２によッテ駆動されるニアコンプレ
ッサ、３はドライヤ、４はエアタンクであり、コンプレ
ッサ１の作動によりエアはドライヤ３及びソレノイドバ
ルブＬ、を通ってエアタンク４内に圧入貯１ｉ１れるよ
うになっている。

ＰＲ，ＰＬ及びＲ，Ｒ、ＲＬは前輪の右、左及び後輪の
右、左の各エアサスペンションでアリ、該各エアサスペ
ンションには車高センサＡ、Ｂ及びＣ，Ｄがそれぞれ設
けられると共に各エアサスペンションのエア封入部の給
、排気を制御する為の給排気用ソレノイドパルプＬｓ　
、　ＬＡ及びＬｓ　、　Ｌ６がそれぞれ設けられている
。Ｌ、は排気パルプである。

５はコントロール装置であり、該コントロール装Ｒ５は
前記車高センサＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄの各信号（給気信号又は
排気信号）のインプットに基き、その信号に適応づ−る
各ソレノイドパルプ（Ｌｌ〜、）を選択的に開閉制御し
、例えば排気信号を発した車高センサを装備したエアサ
スペンションの給排気用ソレノイドパルプと排気パルプ
Ｌ！を開としてそのエアサスペンションのエアを外部に
排出して車高を低くしたり、給気信号を発した車高セン
サを装備したエアサスペンションの給排気用ソレノイド
パルプとソレノイドバルブＬ＋を開としてそのエアサス
ペンションにエアタンク４内のエアを供給して車高を高
くしたりするものである。

又コントロール装置５にはエアタンク４内のエア圧を検
知して作動する圧力センサ４αの圧力信号がインプット
されるようになっており、エアタンク４内のエア圧が低
下したとき該圧力センサ４αの圧力信号に基づきコント
ロール装置５がモータ２を駆動させるべき出力とソレノ
イドバルブＬ、を開とすべき出力を発し、コンプレッサ
１よりドライヤ３を通ってエアタンク４内にエアを圧入
し、エアタンク４内のエア圧を所定圧力範囲に常に保つ
ようになっている。

史に又第２図の制御回路図に示すようＫ、コントロール
装置５には車高を標準車高から高車高に切換える為のハ
イドコントロールスイッチ６及び車速センサＴの各信号
がインプットされるようになっており、例えば悪路走行
に際してハイドコントロールスイッチ６をオン操作する
ことによりその信号にてコントロール装置５が各エアサ
スペンションに給気すべき出力信号を発して車高を標準
車高より高車高に切換え悪路走行時の接地事故を防止し
、又高速走行時は車高センサ１の信号に基づきコントロ
ール装置５が各−＋−ｙサスペンションのエアを排気す
ヘキ出力信号を発して車高を標章車高より低畢高に切換
え高速走行安定性の向上をはかるようになっている。８
は電源、９はイグニッションスイッチ、２αはコンプレ
ッサ作動用リレーを示す。

尚第１図において、エアサスペンションの具体的構造は
例えば後輪左側のエアサスペンションＩＬＬとして例示
したように、筒状本体１１とそれに摺動可能なるよう嵌
装されたピストンロッド１２トからなるショックアブソ
ーバ１０の外周部に、筒状本体１１外周に固着したロア
タンク１３、ピストンロッド１２に固着したアツノ々タ
ンク１４及び両タンク１３と１４間を連結するローリン
グダイヤフラム１５により、気密のエア封入部１日を形
成した構造となっており、このエア封入部１６内に筒状
本体１１とピストンロッド１２との相対的高さ関係を検
出する車高センサＤが設けられている。

他のエアサスペンションＦＲ、ＰＬ　、　ＲＲ４８本的
に上記エアサスペンションＲＬと同じ構造となっている
ことは倉うまでもない。

第１図において実線矢印は給気９点線矢印は排気の方向
をそれぞれ示している。

上記のような車高調整装置を備えた自動車において、本
発明では前後輪の車高センサＡ、Ｂ。

トロールスイッチ６の操作信号又は車速センサＴの信号
で車高調整が行われる場合、前後輪の給排気作動の優先
順位を定めるロジック回路５１をコントロール装置５内
に設けたものである。

上記ロジック回路５１□によって定めた優先順位を優先
順に矢印で示すと下記の通りである。

前輪排気→後輪排気→後輪給気→前輪給気即ち、車高セ
ンサＡ、Ｂ、Ｃ，Ｄのうちの複数の車高センサから同時
に同種又は異種の信号が給排気を後輪給気より優先させ
、後輪給気を前輪給気より優先させ、上記優先順位にて
先の作１１山が終−ｒした喚その次の順位の作動が始ま
るように制御する構成としたものである。

上記ロジック回路５１による車高調整作動のフローチャ
ートを示すと第３図の通りである。

発明の効果 以上のように構成した本発明によれば、例えば前輪側の
車高センサと後輪側の車高センサかンサの高速信号が発
せられた場合は、前輪側が先ず排気作動を行って車高を
下げた後に後輪側が排気して車高を下け、又前後輪の車
高センサが共に同時に給気信号を発したとき或はハイコ
ントロールスイッチのオン信号又は車速センサの高速解
除信号が発せられた場合は先ず後輪側の給気作動が行わ
れて車高を上げた後に前輪側の給気作動が行われて車高
を上げるととＫなるので、上記車高調整の過渡的状態に
おいて車体が前上りとなって運転者の前方視線が上向き
となってしまうようなことは全くなくなり、運転者に不
安感を与えるような不都合は完全に防止され得ると共に
、車体後部の積荷の重斌がいかに大であっても後輪側エ
アサスペンションのエアが前輪のエアサスペンション内
に流入し後体側かヘルパ突きを起すような間順は完全に
防止され得る。

更に律数の車高センサから給気信号と排気信号が同時に
発せられた場合は、常に排気作動を優先させ、排気作動
が完了したＩＩＫ給気作動が行ワレるので、エアタンク
内のエア及び給気作動するべきエアサスペンション内の
エアが排気パルプより外部に排出されてしまうような不
具合を完全に防止することができ、運転時の安全性向上
をはかり得るもので、実用上多大の効果をもたらし得る
ものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例を示すエアサスペンションの給
排気制御系統説明図、第２図は第１図における電気的制
御回路例を示す図、第６図は本−明における車高＃１．
？作動を示すフ・−チャートである。 １・・・ニアコンプレッサ、４・・・エアタンク、５・
・・コントロール装置、５１・・・ロジック回路、６・
・・ハイドコントロールスイッチ、γ・・・車速センサ
、Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・車高センサ、Ｆ’）（、ＰＬ。 ）（、Ｒ、ＲＬ・・・エアサスペンションっ以　上 第１図 Ｆ（

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 前後左右の車輪のエアサスペンション部にそれぞれ車高
   センサを設け、各車高センサの信号に基づき各エアサス
   ベンショ／の給気及び排気を制御して車高を調整すると
   共に走行路面状態に応じ或は走行車速に応じて各エアサ
   スペンションの給気及び排気を制御して車高を変えるコ
   ントロール装置を設けた自動車において、複数のエアサ
   スペンションが同時に車高調整作動を行うべき信号が上
   記コントロール装置にインプットされたとき、前輪仰エ
   アサスペンションの排気を後輪側エアサスペンションの
   排気より優先させ、後輪側エアサスペンションの排気を
   後輪側エアサスペンションの給気より優先させ。 後輪側エアサスペンションの給気を前輪側エアサスペン
   ションの給気より優先させて行うよう、各エアサスペン
   ションの車高調整作動Ｋ　優先ｊ［位を定めるロジック
   向路を設けたことを特徴とする自動車の車高調整装置。