JPS6023612Y2 - 窓用換気扇取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は窓用換気扇に係り、取付枠を換気扇本体と同時
に窓に固定した状態のまま、パネルを取付枠に固定する
ことを目的とする。

従来の窓用換気扇は第１〜３図に示すように、取付枠の
下部から、同取付枠の一部を遮閉するパネルを挿入する
形式のもので、これでは、窓に一度取付け、寸法をチェ
ックした後、窓より取りはずし、必要な長さのパネルを
取付枠の下部より挿入し、再度、窓に取りつけなければ
ならず不便であった。

本考案は上記従来の欠点を解消するもので、以下にその
実施例を第４〜８図にもとすいて説明する。

図において、１は電動送風機を内蔵した窓用換気扇の本
体、２は本体１を室に取付けるための取付枠で、第７図
に示すようにＵ字形状の一端を切断した断面で溝を有す
る。

３，３′は取付枠２に設置するパネルで、このパタール
３，３′はともに同一外形状であるが、パネルの一部に
設けられた穴３ａ＊３’ａの位置だけが異なる。

３，３′は、横手方向に長方形状で、長手方向の一端面
には円柱状の突起を持ち、他の端面にはこの円柱状突起
を包む形で嵌合する突起をそれぞれに有し連続して結合
している。

４はパネル３，３′の水平方向の移動を規制する固定具
で、パネル３゜３′が連続して結合した状態での穴の間
隔と同一の間隔で、一直線状が一方向に突起４ａを有腰
この突起４ａの先端はパネル３，３′の穴３ａ。

３’ａより少し大きめであり、材質的にはゴム等を使い
、挿入しやすく、かつ抜けにくい形状とする。

取付枠２は、第７〜８図に示すようにＵ字形状の一端を
切断した２ａ頂部を有し、３，３′パネルの短い方向で
の端部が挿入できうる溝を有する。

上記構成において、窓用換気扇本体と取付枠を窓に取付
けた後、取付枠の一部を遮閉するためのパネルを連続的
に結合させた状態で取付枠に当てながら、固定具に設け
られた突起を、それぞれのパネルに設けられた穴に挿入
し、パネルの水平方向での相対的な移動を規制する。

この際、パネルの穴は固定具に設けられた突起に合う位
置へ相互に水平移動がなされ、パネルの端部が取付枠の
溝へ挿入されることとなり、取付枠へのパネルの固定が
可能となる。

なお、上記実施例において、固定具はゴム等の弾力性に
富む材質の他、樹脂性で、突起の先端に切り込みを持っ
たものでも良く、要は、パネルの穴に挿入しやすく、か
つ容易に抜けることのないものであれば良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の窓用換気扇の斜視図、第２〜３図は同従
来例の要部断面図、第４図は本考案の一実施例における
要部分解斜視図、第５図は第４図の要部拡大図、第６〜
８図は第５図における要部断面図で、第６図はＡ−Ａ線
での、第７図はＢ−Ｂ線での、第８図はＣ−Ｃ線での断
面図である。 １・・・・・・換気扇本体、２・・・・・・取付枠、３
，３′・・・・・・パネル、３ａ、３’ａ・・・・・・
穴、４・・・・・・固定具、４ａ・・・・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 換気扇本体を支持し、窓に取り付ける取付枠と、この取
   付枠の溝に左右の端部を嵌合腰上下の端部を水平方向に
   摺動可能に連結して、上記取付枠の一部を遮閉する複数
   のパネルと、この各パネルに設けた穴に嵌合する複数の
   突起を有し、上記各パネルの水平方向の相対的な移動を
   規制する固定具とを有し、上記各パネルの水平方向の長
   さを前記取付枠の溝の対向する頂部間の長さより少さく
   するとともに、一部のパネルの水平方向の穴位置を他の
   パネルの穴位置に対してずらせ、このずれた状態で結合
   したパネルの水平方向の最長寸法が、前記頂部間の長さ
   より大きくなるよう構成したことを特徴とする窓用換気
   扇取付装置。