JPS60235346A - イオンビ−ム発生装置 - Google Patents
イオンビ−ム発生装置Info
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- JPS60235346A JPS60235346A JP59093494A JP9349484A JPS60235346A JP S60235346 A JPS60235346 A JP S60235346A JP 59093494 A JP59093494 A JP 59093494A JP 9349484 A JP9349484 A JP 9349484A JP S60235346 A JPS60235346 A JP S60235346A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/32—Gas-filled discharge tubes
- H01J37/32009—Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
- H01J37/32321—Discharge generated by other radiation
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J27/00—Ion beam tubes
- H01J27/02—Ion sources; Ion guns
- H01J27/24—Ion sources; Ion guns using photo-ionisation, e.g. using laser beam
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- Analytical Chemistry (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、半導体加工装置をはじめ材料改質。
材料合成等に使われるイオンビーム発生装置に関するも
のである。
のである。
従来、イオンビーム発生装置によるイオン発生方法とし
ては、種々の手法が考えられ実用化されて来た。その大
部分は放電を利用したものであったが、近年レーザ光を
使ったイオン源が考え出されて来ている。このレーザ光
等の光を使った方式には2つあり、1つはレーザ光を金
属等の固体に照射してそのプラズマをイオン源として使
ったり、レーザ光を集光して気体、液体に照射してプラ
ズマを作り、これをイオン源としたりするものであり、
他の1つは波長の可変な光源を使い1.レーザ光等の単
一波長を対象とするイオン化されるべき物質のエネルギ
準位に共鳴させて該物質をイオン化させるものであり、
本発明は後者に関するものである。
ては、種々の手法が考えられ実用化されて来た。その大
部分は放電を利用したものであったが、近年レーザ光を
使ったイオン源が考え出されて来ている。このレーザ光
等の光を使った方式には2つあり、1つはレーザ光を金
属等の固体に照射してそのプラズマをイオン源として使
ったり、レーザ光を集光して気体、液体に照射してプラ
ズマを作り、これをイオン源としたりするものであり、
他の1つは波長の可変な光源を使い1.レーザ光等の単
一波長を対象とするイオン化されるべき物質のエネルギ
準位に共鳴させて該物質をイオン化させるものであり、
本発明は後者に関するものである。
本発明は、上記共鳴光励起、イオン化方式のイオンビー
ム発生装置において、イオン化させる物質の共鳴光励起
にてイオン化させる直前の状態として、該物質のりュー
ドベルグ状態(Rydberglevel )を使うこ
とにより、従来の共鳴光励起。
ム発生装置において、イオン化させる物質の共鳴光励起
にてイオン化させる直前の状態として、該物質のりュー
ドベルグ状態(Rydberglevel )を使うこ
とにより、従来の共鳴光励起。
イオン化方式に比べ入力光エネルギに対するイオン化効
率を数桁以上向上でき、かつ選択イオン化における選択
性に優れたイオンビーム発生装置を提供することを目的
としている。
率を数桁以上向上でき、かつ選択イオン化における選択
性に優れたイオンビーム発生装置を提供することを目的
としている。
まず本発明装置におけるイオン化方法をマグネシウムイ
オンビームを発生する場合を例にとって従来の方法と比
較しつつ説明する。第1図はマグネジうム中性原子のエ
ネルギ準位図である。
オンビームを発生する場合を例にとって従来の方法と比
較しつつ説明する。第1図はマグネジうム中性原子のエ
ネルギ準位図である。
従来のイオン化方法は、例えば波長が2853人。
5528人の2本のレーザビームBl、B2をイオン化
させたいマグネシウム蒸気に照射する方法であり、即ち
基底状*3 s (I S)にあるマグネシウム原子を
まず2853人のレーザビームB1により第1励起状態
3p(IPO)に共鳴励起し、その後5528人のレー
ザビームB2によりエネルギ準位3d(ID)に共鳴励
起し、さらに2853人のレーザビームB1でイオン化
させるものである。
させたいマグネシウム蒸気に照射する方法であり、即ち
基底状*3 s (I S)にあるマグネシウム原子を
まず2853人のレーザビームB1により第1励起状態
3p(IPO)に共鳴励起し、その後5528人のレー
ザビームB2によりエネルギ準位3d(ID)に共鳴励
起し、さらに2853人のレーザビームB1でイオン化
させるものである。
本発明装置におけるイオン化方法が上記従来のイオン化
方法と異なる点は、共鳴励起のみを用いている点であり
、マグネシウム蒸気を第1励起状態3p(IPO)から
りュードヘルグ状態13d(ID)に例えば波長385
9人のレーザビームB3により共鳴励起させ、該励起蒸
気の該励起状態からのイオン化はガス放電による電子衝
突等でなされる。
方法と異なる点は、共鳴励起のみを用いている点であり
、マグネシウム蒸気を第1励起状態3p(IPO)から
りュードヘルグ状態13d(ID)に例えば波長385
9人のレーザビームB3により共鳴励起させ、該励起蒸
気の該励起状態からのイオン化はガス放電による電子衝
突等でなされる。
この発明装置におけるイオン化方法の場合、従来のイオ
ン化方法がエネルギ準位3d(ID)から直接イオン化
させるのに比べ、イオン化させる衝突断面積が数桁以上
高い。従ってレーザビームの出力エネルギが小さくてす
み、しかも完全に共鳴のみを使うためレーザビームのエ
ネルギ準位。
ン化方法がエネルギ準位3d(ID)から直接イオン化
させるのに比べ、イオン化させる衝突断面積が数桁以上
高い。従ってレーザビームの出力エネルギが小さくてす
み、しかも完全に共鳴のみを使うためレーザビームのエ
ネルギ準位。
波長を不純物原子のそれらと一致しないように選択すれ
ばイオン化させたい物質のみをイオン化でき、しかも純
度の高いものができる。
ばイオン化させたい物質のみをイオン化でき、しかも純
度の高いものができる。
また上記レーザビームの波長を変えることにより、容易
に他種の物質のイオンビームを発生することができ、こ
の場合イオン化される多種の物質を前もってイオンビー
ム発生容器内に導入しておいても良い。このように発生
するイオンビームの種類を容易に変えることができる本
発明の手法は従来の方法にないものであり、イオンビー
ムで処理するイオン種の異なるような2つ以上の行程を
連続して行なうこともできる利点がある。
に他種の物質のイオンビームを発生することができ、こ
の場合イオン化される多種の物質を前もってイオンビー
ム発生容器内に導入しておいても良い。このように発生
するイオンビームの種類を容易に変えることができる本
発明の手法は従来の方法にないものであり、イオンビー
ムで処理するイオン種の異なるような2つ以上の行程を
連続して行なうこともできる利点がある。
次にこの発明の実施例を図について説明する。
第2図ないし第4図は本発明の第1の実施例を示す。ま
ず、本実施例装置の概略構成を示す第2図において、1
はイオン化されるべき物質が導入される容器、1aは上
記物質を該容器1内に導入するためのガス導入孔、1b
はガス排出孔、3a。
ず、本実施例装置の概略構成を示す第2図において、1
はイオン化されるべき物質が導入される容器、1aは上
記物質を該容器1内に導入するためのガス導入孔、1b
はガス排出孔、3a。
3bは第3図に示すレーザビーム発生部2oがらのレー
ザビームBl、B3を上記容器1内に導入する窓であり
、該容器1内のレーザビームBl。
ザビームBl、B3を上記容器1内に導入する窓であり
、該容器1内のレーザビームBl。
B3が交差する空間はイオン生成空間4となっている。
5.6は上記イオン生成空間4を挟んで配置された電極
、5a、6aは上記電極5.6に電圧を印加する端子で
あり、これらは上記イオン生成空間4において高周波(
RF)ガス放電を生ぜしめるガス放電発生部15を構成
しており、該ガス放電発生部15は、上記物質がそのリ
ュードベルグ状態からイオン状態になるに充分なように
共鳴するような高周波電源を有しており、また該ガス放
電の位相と上記レーザビームの位相とは時間的に同期で
きるようになっている。なお、上記イオン化されるべき
物質が化合物又は分子状態のガスとして容器1に導入さ
れる場合は、上記イオン化のためのガス放電が上記物質
を中性原子状態にするためのガス放電を兼ねるようにし
てもよい。
、5a、6aは上記電極5.6に電圧を印加する端子で
あり、これらは上記イオン生成空間4において高周波(
RF)ガス放電を生ぜしめるガス放電発生部15を構成
しており、該ガス放電発生部15は、上記物質がそのリ
ュードベルグ状態からイオン状態になるに充分なように
共鳴するような高周波電源を有しており、また該ガス放
電の位相と上記レーザビームの位相とは時間的に同期で
きるようになっている。なお、上記イオン化されるべき
物質が化合物又は分子状態のガスとして容器1に導入さ
れる場合は、上記イオン化のためのガス放電が上記物質
を中性原子状態にするためのガス放電を兼ねるようにし
てもよい。
8は試料、8aは該試料8を保持する試料台であり、該
試料台8aと上記電極6との間には直流電圧が印加され
、これによりイオン化された物質をイオンビームとして
引き出すための引き出し電界が発生される。
試料台8aと上記電極6との間には直流電圧が印加され
、これによりイオン化された物質をイオンビームとして
引き出すための引き出し電界が発生される。
第3図は本実施例装置のレーザビーム発生部であるレー
ザ発振装置の構成例を、第4図はその色素セル部を示す
。
ザ発振装置の構成例を、第4図はその色素セル部を示す
。
本発明において元素を階段状に励起させるためには複数
の各々特定周波数のレーザビームが必要であり、該複数
のレーザビームは同期させる必要がある訳であるが、第
3図及び第4図のレーザ発振装置20はこのような同期
ができるものである。
の各々特定周波数のレーザビームが必要であり、該複数
のレーザビームは同期させる必要がある訳であるが、第
3図及び第4図のレーザ発振装置20はこのような同期
ができるものである。
図において、21はレーザ発振装置20の反射鏡セル、
22は2個の色素セル、23は1本のフランシュランプ
、24は鏡、25は平面鏡、26は回折格子、Bl、B
3はレーザビームである。
22は2個の色素セル、23は1本のフランシュランプ
、24は鏡、25は平面鏡、26は回折格子、Bl、B
3はレーザビームである。
次に動作について説明する。
本実施例装置により、マグネシウムのイオンビームを発
生する場合を考える。まず容器1にガス導入孔1aより
マグネシウム蒸気10を導入する。
生する場合を考える。まず容器1にガス導入孔1aより
マグネシウム蒸気10を導入する。
そして上記レーザビーム発生部20の1本のフラッシュ
ランプ23により2個の色素セル22が励起され、これ
により波長の異なる色素レーザビームBl、B3が同期
して発振される。するとこれにより波長2853人のレ
ーザビームB1が窓3aを介して上記容器1に導入され
、また3859人のレーザビームB3が窓3bを介して
同様に導入され、両ビームBl、B3が容器1内のイオ
ン生成空間4において交差し、これにより上記マグネシ
ウム蒸気10は、2853人のレーザビームB1により
基底状態3s(IS)から第1励起状態3p(IPO)
に共鳴励起され、さらに3859人のレーザビームB3
により上記第1励起状態3p(IPO)からりュードベ
ルグ状態13d(ID)に階段状に共鳴励起される。
ランプ23により2個の色素セル22が励起され、これ
により波長の異なる色素レーザビームBl、B3が同期
して発振される。するとこれにより波長2853人のレ
ーザビームB1が窓3aを介して上記容器1に導入され
、また3859人のレーザビームB3が窓3bを介して
同様に導入され、両ビームBl、B3が容器1内のイオ
ン生成空間4において交差し、これにより上記マグネシ
ウム蒸気10は、2853人のレーザビームB1により
基底状態3s(IS)から第1励起状態3p(IPO)
に共鳴励起され、さらに3859人のレーザビームB3
により上記第1励起状態3p(IPO)からりュードベ
ルグ状態13d(ID)に階段状に共鳴励起される。
また上記レーザ発振と時間的に同期して電極5と電極6
の各々に端子5a、6aから電圧が印加され、これによ
り、上記リュードベルグ状態13d (I D)にある
マグネシウム蒸気10にRF放電による電子が衝突し、
その結果マグネシウム蒸気10はイオン化される。また
上記電極6と試料台8aとの間には直流電圧が印加され
ており、これにより上記イオン化されたマグネシウム蒸
気10はマグネシウムのイオンのみからなるイオンビー
ム9として引き出され、該イオンビーム9は上記試料8
に照射される。
の各々に端子5a、6aから電圧が印加され、これによ
り、上記リュードベルグ状態13d (I D)にある
マグネシウム蒸気10にRF放電による電子が衝突し、
その結果マグネシウム蒸気10はイオン化される。また
上記電極6と試料台8aとの間には直流電圧が印加され
ており、これにより上記イオン化されたマグネシウム蒸
気10はマグネシウムのイオンのみからなるイオンビー
ム9として引き出され、該イオンビーム9は上記試料8
に照射される。
以上の動作説明における本実施例の特徴を示すと、まず
第1に本実施例は完全に共鳴のみを用いて選択イオン化
を行なうものであるので、上記容器1内にイオン化させ
るべき物質、この場合マグネシウム、以外の不純物、酸
素、窒素3炭素、水素等が含まれていて、しかもその量
がマグネシウムより多くても、レーザビームのエネルギ
準位。
第1に本実施例は完全に共鳴のみを用いて選択イオン化
を行なうものであるので、上記容器1内にイオン化させ
るべき物質、この場合マグネシウム、以外の不純物、酸
素、窒素3炭素、水素等が含まれていて、しかもその量
がマグネシウムより多くても、レーザビームのエネルギ
準位。
波長をL記不純物等のそれらと一致させないようにして
希望の元素、この場合はマグネシウム、のみがイオン化
された純粋なマグネシウムイオンビームが得られる。
希望の元素、この場合はマグネシウム、のみがイオン化
された純粋なマグネシウムイオンビームが得られる。
第2に本実施例は上述のとおり、選択イオン化を行なう
ものであり、かつ共鳴光励起によるイオン化を行なうも
のであるので、電子や他の元素が励起されたり、エネル
ギ吸収により温度上昇したりすることはなく、その結果
イオンビームを照射する対象試料8、例えば半導体の場
合は基板、の温度を上昇させることはなく、低温処理が
できる。
ものであり、かつ共鳴光励起によるイオン化を行なうも
のであるので、電子や他の元素が励起されたり、エネル
ギ吸収により温度上昇したりすることはなく、その結果
イオンビームを照射する対象試料8、例えば半導体の場
合は基板、の温度を上昇させることはなく、低温処理が
できる。
第3にイオンビームの種類や特性を変える場合はレーザ
ビームの波長及び印加電圧を変えれば良く、従来のよう
な試料を取り出したり、イオン源部を交換するために容
器を開閉したりする必要はなく、従って、イオン注入と
アニーリング等の連続動作が容易にできる。
ビームの波長及び印加電圧を変えれば良く、従来のよう
な試料を取り出したり、イオン源部を交換するために容
器を開閉したりする必要はなく、従って、イオン注入と
アニーリング等の連続動作が容易にできる。
第5図は本発明の第2の実施例を示す。図において、第
2図と同一符号は同−又は相当部分を示し、13はイオ
ン化させるべき物質12を収容するオーブン、13aは
上記オープン】3の外周に設けられたヒータ、11はイ
オン化されたマグネシウム蒸気10を容器1の軸心に集
束せしめるマグネット、14は上記集束されたマグネシ
ウム蒸気10をイオンビーム9として引き出す引き出し
電極である。
2図と同一符号は同−又は相当部分を示し、13はイオ
ン化させるべき物質12を収容するオーブン、13aは
上記オープン】3の外周に設けられたヒータ、11はイ
オン化されたマグネシウム蒸気10を容器1の軸心に集
束せしめるマグネット、14は上記集束されたマグネシ
ウム蒸気10をイオンビーム9として引き出す引き出し
電極である。
次に動作について説明する。
オーブン13内にイオン化させる物質であるマグネシウ
ム12を入れ、ヒータ13aによりオーブンエ3を加熱
すると上記マグネシウム12が溶融、気化してマグネシ
ウム蒸気10が発生し、該蒸気10はガス導入孔1aを
通って容器1内に導入される。そして2853人のレー
ザビームB1と3859人のレーザビームB3が各々窓
3a、3bを介して上記容器1内に導入されて上記蒸気
10に照射され、また同時に電極5.6に電圧が印加さ
れて上記蒸気10にガス放電による電子が衝突する。
ム12を入れ、ヒータ13aによりオーブンエ3を加熱
すると上記マグネシウム12が溶融、気化してマグネシ
ウム蒸気10が発生し、該蒸気10はガス導入孔1aを
通って容器1内に導入される。そして2853人のレー
ザビームB1と3859人のレーザビームB3が各々窓
3a、3bを介して上記容器1内に導入されて上記蒸気
10に照射され、また同時に電極5.6に電圧が印加さ
れて上記蒸気10にガス放電による電子が衝突する。
するとこれにより蒸気10は基底状態3s(Is)から
第1励起状1”t3p (I PO)を経てリュードベ
ルグ状態13d(ID)に階段状に励起され、さらに上
記ガス放電による電子衝突によりリュードベルグ状!1
3d(ID)にあるマグネシウム蒸気10の電子が自由
電子となり、これによりイオン生成空間4にマグネシウ
ムイオンが生成され、該マグネシウムイオンはマグネッ
ト11により軸心に集束された後、引き出し電極14に
よってイオンビーム9として放出される。
第1励起状1”t3p (I PO)を経てリュードベ
ルグ状態13d(ID)に階段状に励起され、さらに上
記ガス放電による電子衝突によりリュードベルグ状!1
3d(ID)にあるマグネシウム蒸気10の電子が自由
電子となり、これによりイオン生成空間4にマグネシウ
ムイオンが生成され、該マグネシウムイオンはマグネッ
ト11により軸心に集束された後、引き出し電極14に
よってイオンビーム9として放出される。
なお1.上記実施例ではレーザビームB1.B3の波長
を異なるものとするために、上記2個の色素セル22と
して異なる色素のものを使用したが、これとは逆に該2
個の色素セル22として同じ色素のものを使用し、平面
鏡25と回折格子26との配位角θ1.θ2により波長
を相互に変えたりすることができ、このようにしてもイ
オン化させる物質に共鳴させる波長を選択でき、かつ各
レーザビームを相互に時間同期でき、その結果物質を階
段状に励起できる。
を異なるものとするために、上記2個の色素セル22と
して異なる色素のものを使用したが、これとは逆に該2
個の色素セル22として同じ色素のものを使用し、平面
鏡25と回折格子26との配位角θ1.θ2により波長
を相互に変えたりすることができ、このようにしてもイ
オン化させる物質に共鳴させる波長を選択でき、かつ各
レーザビームを相互に時間同期でき、その結果物質を階
段状に励起できる。
また、上記実施例では、フランシュランプにより励起さ
れる発振用レーザが色素レーザである場合について説明
したが、この発振用レーザとしては、アレキサンドライ
トレーザ等の固体レーザ。
れる発振用レーザが色素レーザである場合について説明
したが、この発振用レーザとしては、アレキサンドライ
トレーザ等の固体レーザ。
波長可変レーザを用いることもできる。
このように、本発明に係るイオンビーム発生装置によれ
ば、イオン化されるべき物質をレーザビームの照射によ
りその基底状態からりュードベルグ状態に共鳴光励起し
、さらに上記物質をガス放電により該励起状態からイオ
ン状態にするようにしたので、イオン化効率及びイオン
の選択性を大きく向上できる効果がある。
ば、イオン化されるべき物質をレーザビームの照射によ
りその基底状態からりュードベルグ状態に共鳴光励起し
、さらに上記物質をガス放電により該励起状態からイオ
ン状態にするようにしたので、イオン化効率及びイオン
の選択性を大きく向上できる効果がある。
第1図はマグネシウム中性原子のシングレット系のエネ
ルギ状態図、第2図は本発明の第1の実施例によるシャ
ワー型イオンビーム発往装置の概略構成図、第3図はそ
のレーザビーム発生部の概略構成図、第4図はその色素
セル部分を示し、第4図(alはその断面平面図、第4
図(blはその断面正面図、第5図は本発明の第2の実
施例による集束型イオンビーム発生装置の概略構成図で
ある。 1.13・・・容器、15・・・ガス放電発生部、20
・・・レーザビーム発生部、22・・・レーザ、23・
・・フラッシュランプ、Bl〜B3・・・レーザビーム
。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 第1図 ↑ 第3図 第4図
ルギ状態図、第2図は本発明の第1の実施例によるシャ
ワー型イオンビーム発往装置の概略構成図、第3図はそ
のレーザビーム発生部の概略構成図、第4図はその色素
セル部分を示し、第4図(alはその断面平面図、第4
図(blはその断面正面図、第5図は本発明の第2の実
施例による集束型イオンビーム発生装置の概略構成図で
ある。 1.13・・・容器、15・・・ガス放電発生部、20
・・・レーザビーム発生部、22・・・レーザ、23・
・・フラッシュランプ、Bl〜B3・・・レーザビーム
。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 第1図 ↑ 第3図 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1) イオン化されるべき物質を収容する容器と、該
容器内の上記物質にレーザビームを照射するレーザビー
ム発生部と、上記容器内の上記物質雰囲気中でレーザビ
ームと交差するガス放電を発生するガス放電発生部とを
備え、上記物質のイオンビームを発生する装置において
、上記レーザビーム発生部はフランシュランプと、これ
により励起され上記物質をエネルギ準位の基底状態から
りュードベルグ状態に共鳴光励起するような波長を有す
るレーザビームを発生するレーザとからなるものであり
、上記ガス放電発生部はガス放電により上記物質をリュ
ートベルグ状態からイオン状態とするものであることを
特徴とするイオンビーム発生装置。 (2)上記レーザビーム発生部は、上記物質を基底状態
から中間状態を経て上記リュートヘルグ状態に階段状に
共鳴光励起するような波長の異なる複数のレーザビーム
を発生するものであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載のイオンビーム発生装置。 (3)上記レーザビーム発生部は、1つのフラッシュラ
ンプと、該フラッシュランプからの光により励起される
相互に時間同期可能な複数のレーザ発振セルとからなる
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
のイオンビーム発生装置。 (4)上記レーザビーム発生部のレーザとして、色素レ
ーザを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1項な
いし第3項のいずれかに記載のイオンビーム発生装置。 (5)上記レーザビーム発生部のレーザとして、アレキ
サンドライトレーザ等の固体レーザ又は該固体レーザか
らの高調波により励起される色素レーザのいずれか一方
又は両方を用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第3項のいずれかに記載のイオンビーム発生装
置。 (6)上記レーザビーム発生部のレーザとして、波長可
変レーザを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第3項のいずれかに記載のイオンビーム発生装
置。 (7)上記ガス放電発生部は、高周波(RF)放電を発
生せしめるものであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項ないし第6項のいずれかに記載のイオンビーム発
生装置。 (8)上記物質は、化合物や分子状態のガスとして上記
容器内に導入され、上記ガス放電は、上記容器内に導入
された物質を中性原子状態にするためのガス放電を兼ね
ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
7項のいずれかに記載のイオンビーム発生装置。 (9)上記ガス放電発生部は、上記物質がリュードベル
グ状態からイオン状態になるに充分な又は共鳴するよう
な高周波電源を有することを特徴とする特許請求の範囲
第8項記載のイオンビーム発生装置。 α0)上記レーザビームとガス放電とは、各々の位相が
時間的に同期することを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第9項のいずれかに記載のイオンビーム発生装
置。 (11)上記物質は、固体又は液体の物質を加熱気化し
て生成された蒸気として上記容器内に導入されることを
特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第10項のいず
れかに記載のイオンビーム発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59093494A JPS60235346A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | イオンビ−ム発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59093494A JPS60235346A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | イオンビ−ム発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60235346A true JPS60235346A (ja) | 1985-11-22 |
Family
ID=14083896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59093494A Pending JPS60235346A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | イオンビ−ム発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60235346A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62178779A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-05 | Toshiba Corp | Rf型イオン・スラスタ |
JPS6416051U (ja) * | 1987-07-17 | 1989-01-26 |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP59093494A patent/JPS60235346A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62178779A (ja) * | 1986-01-30 | 1987-08-05 | Toshiba Corp | Rf型イオン・スラスタ |
JPH07101029B2 (ja) * | 1986-01-30 | 1995-11-01 | 株式会社東芝 | Rf型イオン・スラスタ |
JPS6416051U (ja) * | 1987-07-17 | 1989-01-26 |
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