JPS6023287Y2 - 皮膚用貼付材 - Google Patents
皮膚用貼付材Info
- Publication number
- JPS6023287Y2 JPS6023287Y2 JP14017780U JP14017780U JPS6023287Y2 JP S6023287 Y2 JPS6023287 Y2 JP S6023287Y2 JP 14017780 U JP14017780 U JP 14017780U JP 14017780 U JP14017780 U JP 14017780U JP S6023287 Y2 JPS6023287 Y2 JP S6023287Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- nonwoven fabric
- vinyl acetate
- skin
- skin patch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、絆創膏、消炎鎮通プラスター、パップ剤等皮
膚用貼付材に関するものである。
膚用貼付材に関するものである。
従来、この種の貼付材としては、モスリン、スフモス等
の布や塩化ビニルフィルムの片面に膏体あるいは粘着剤
を施してなるものが知られているが、前者の布をベース
とするものは使用時の膏体の刺激臭の発散が著しく使用
者に敬遠されており、後者のフィルムをベースとするも
のは通気性がまったくないことあるいは皮膚に対する異
和感があることから改良が望まれている。
の布や塩化ビニルフィルムの片面に膏体あるいは粘着剤
を施してなるものが知られているが、前者の布をベース
とするものは使用時の膏体の刺激臭の発散が著しく使用
者に敬遠されており、後者のフィルムをベースとするも
のは通気性がまったくないことあるいは皮膚に対する異
和感があることから改良が望まれている。
このため、両者の欠点を補うために布帛とフィルムを積
層したものが考案されつつあるが、これらは厚くなり、
ソフト感に欠け、皮膚への異和感については依然として
改善されるに至っていない。
層したものが考案されつつあるが、これらは厚くなり、
ソフト感に欠け、皮膚への異和感については依然として
改善されるに至っていない。
本考案は、このような欠点をなくした、きわめて薄くし
かもソフトで皮膚に対して異和感がなく、さらには膏体
の刺激臭の発散がない貼付材を提供せんとするもので、
図面に示すように、多数の細透孔2を配した不織布1の
片面に、酢酸ビニル含有量が10モル%以上好ましくは
20モル%以上の透明なエチレン−酢酸ビニルコポリマ
ーの薄膜3がラミネートされ、不織布の他の面に膏体等
の粘着剤層4を施してなる貼付材である。
かもソフトで皮膚に対して異和感がなく、さらには膏体
の刺激臭の発散がない貼付材を提供せんとするもので、
図面に示すように、多数の細透孔2を配した不織布1の
片面に、酢酸ビニル含有量が10モル%以上好ましくは
20モル%以上の透明なエチレン−酢酸ビニルコポリマ
ーの薄膜3がラミネートされ、不織布の他の面に膏体等
の粘着剤層4を施してなる貼付材である。
なお、図中5は離型シートである。
本考案で使用される不織布は、繊維ウェッブに対して流
体を噴射して繊維のからみと透孔形成を行なったもの、
あるいは通常の方法で製造される不織布に打抜等にて透
孔を付与したものなどであるが、特に前者のものは十分
な強力を有ししかも薄いものとなるため有効である。
体を噴射して繊維のからみと透孔形成を行なったもの、
あるいは通常の方法で製造される不織布に打抜等にて透
孔を付与したものなどであるが、特に前者のものは十分
な強力を有ししかも薄いものとなるため有効である。
本考案においては、この不織布の片面にエチレン−酢酸
ビニルコポリマーの透明薄膜をラミネートするが、ここ
で用いる前記コポリマーは酢酸ビニルの含有量が10モ
ル%以上好ましくは20モル%以上であることが、フィ
ルムとしてきわめて柔軟で、不織布と融着し易く、さら
に膏体、粘着剤等との親和性が高くその保持性が良い。
ビニルコポリマーの透明薄膜をラミネートするが、ここ
で用いる前記コポリマーは酢酸ビニルの含有量が10モ
ル%以上好ましくは20モル%以上であることが、フィ
ルムとしてきわめて柔軟で、不織布と融着し易く、さら
に膏体、粘着剤等との親和性が高くその保持性が良い。
このようなエチレン−酢酸ビニルコポリマーと不織布と
をうミネートするには種々の方法が可能であるが、エク
ストルージョンラミネート法が、薄いフィルムを不織布
面に簡単に形威し得る点できわめて有利である。
をうミネートするには種々の方法が可能であるが、エク
ストルージョンラミネート法が、薄いフィルムを不織布
面に簡単に形威し得る点できわめて有利である。
本考案は、このようにエチレン−酢酸ビニルコポリマー
をラミネートしたものをベースとして、この不織布側の
面へ粘着剤、膏体を塗布する。
をラミネートしたものをベースとして、この不織布側の
面へ粘着剤、膏体を塗布する。
塗布された粘着剤、膏体等は、不織布の繊維間にも一部
浸透して薄膜へも接触するが、特に不織布の透孔の部分
では粘着剤等が透孔に入り込んで(投錨効果)薄膜等で
接した状態となっており、そのベースの保持性が極めて
高く、使用時においても粘着剤、膏体等の流れが生じ難
く、ベースからそれらがはみ出すことがないという特徴
を本考案は奏する。
浸透して薄膜へも接触するが、特に不織布の透孔の部分
では粘着剤等が透孔に入り込んで(投錨効果)薄膜等で
接した状態となっており、そのベースの保持性が極めて
高く、使用時においても粘着剤、膏体等の流れが生じ難
く、ベースからそれらがはみ出すことがないという特徴
を本考案は奏する。
本考案の好ましい実施態様は、酢酸ビニル含有量が20
モル%以上のエチレン−酢酸ビニルコポリマー薄膜の厚
さが20〜80μ(好ましくは20〜50μのような薄
い方がよい)、不織布は厚さ0.05〜0.40mm、
見掛密度0.05〜0.30 g/CIK、個々の透孔
面積が0.5〜5−9透孔面積比が10%以上である範
囲で設定されたものである。
モル%以上のエチレン−酢酸ビニルコポリマー薄膜の厚
さが20〜80μ(好ましくは20〜50μのような薄
い方がよい)、不織布は厚さ0.05〜0.40mm、
見掛密度0.05〜0.30 g/CIK、個々の透孔
面積が0.5〜5−9透孔面積比が10%以上である範
囲で設定されたものである。
本考案によれば、使用時の膏体等の刺激臭の発散がほと
んど表面の薄膜層で遮断されて使用者の不快感をなくし
、しかも厚さが薄くなりきわめてソフトであること、さ
らにはベースが伸縮性が大きいことから肌にきわめてフ
ィツトし易く肌に対する異和感を与えない。
んど表面の薄膜層で遮断されて使用者の不快感をなくし
、しかも厚さが薄くなりきわめてソフトであること、さ
らにはベースが伸縮性が大きいことから肌にきわめてフ
ィツトし易く肌に対する異和感を与えない。
しかも、表面の薄膜および粘着剤等が透明であり、かつ
不織布が透孔を有しているため、肌が透視し得るため貼
布時に目立ちを解消し得る。
不織布が透孔を有しているため、肌が透視し得るため貼
布時に目立ちを解消し得る。
特に不織布に肌色またはそれに近い色に着色するとき、
前記効果はより顕著になる。
前記効果はより顕著になる。
さらに、前述したが、不織布の透孔による粘着剤に対す
る投錨効果と粘着剤等とエチレン−酢酸ビニルコポリマ
ーの親和性によって、粘着剤等のベースに対する保持性
に優れ、使用中の粘着剤等の流れ(特に貼付時のフィツ
ト性を考慮して柔らかいものを用いる場合に顕著に生ず
る)によるベースからのはみ出しを防止し得る。
る投錨効果と粘着剤等とエチレン−酢酸ビニルコポリマ
ーの親和性によって、粘着剤等のベースに対する保持性
に優れ、使用中の粘着剤等の流れ(特に貼付時のフィツ
ト性を考慮して柔らかいものを用いる場合に顕著に生ず
る)によるベースからのはみ出しを防止し得る。
以上のように、本考案は種々の特徴を有するもので、プ
ラスター、パップ剤、絆創膏(パッド付等)など、皮膚
用貼付材として有効なものである。
ラスター、パップ剤、絆創膏(パッド付等)など、皮膚
用貼付材として有効なものである。
第1図、第2図は本考案の貼付材の平面図および断面図
であり、1は透孔2を有する不織布、3はエチレン−酢
酸ビニルコポリマーの薄膜、4は膏体、粘着剤を示す。
であり、1は透孔2を有する不織布、3はエチレン−酢
酸ビニルコポリマーの薄膜、4は膏体、粘着剤を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 多数の細透孔を配した不織布の片面に、酢酸ビニル
含有量が10モル%以上のエチレン−酢酸ビニルコポリ
マーの透明薄膜がラミネートされ、他の不織布の面に透
明の粘着剤が施されてなることを特徴とする皮膚用貼付
材。 2 不織布が肌色に着色されていることを特徴とする実
用新案登録請求の範囲第1項に記載の皮膚用貼付材。 3 実用新案登録請求の範囲第1項または第2項に記載
の絆創膏。 4 粘着剤が膏体である実用新案登録請求の範囲第1項
または第2項に記載の皮膚用貼布剤。 5 実用新案登録請求の範囲第4項に記載のパップ剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14017780U JPS6023287Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | 皮膚用貼付材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14017780U JPS6023287Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | 皮膚用貼付材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5759819U JPS5759819U (ja) | 1982-04-08 |
JPS6023287Y2 true JPS6023287Y2 (ja) | 1985-07-11 |
Family
ID=29500097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14017780U Expired JPS6023287Y2 (ja) | 1980-09-29 | 1980-09-29 | 皮膚用貼付材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023287Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61126018A (ja) * | 1984-11-21 | 1986-06-13 | Daikyo Yakuhin Kogyo Kk | 貼付材等用支持体 |
JP7281120B2 (ja) * | 2019-01-11 | 2023-05-25 | 富山県 | 貼付材及びその製造方法 |
-
1980
- 1980-09-29 JP JP14017780U patent/JPS6023287Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5759819U (ja) | 1982-04-08 |
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