JPH0714350Y2 - 固定部材 - Google Patents
固定部材Info
- Publication number
- JPH0714350Y2 JPH0714350Y2 JP8136689U JP8136689U JPH0714350Y2 JP H0714350 Y2 JPH0714350 Y2 JP H0714350Y2 JP 8136689 U JP8136689 U JP 8136689U JP 8136689 U JP8136689 U JP 8136689U JP H0714350 Y2 JPH0714350 Y2 JP H0714350Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane
- ethylene
- fixing member
- fabric
- fixed member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は繃帯止め、オムツの端末止めなどに使用する固
定部材に関するものである。
定部材に関するものである。
〈従来技術とその課題〉 従来、弾性部材と非弾性部材とを組み合せてなる固定部
材は知られているが、これらの部材は何れも熱可塑性樹
脂の成形によって構成されているために、通気性に欠け
る、剛性を有するなどの不都合があった。
材は知られているが、これらの部材は何れも熱可塑性樹
脂の成形によって構成されているために、通気性に欠け
る、剛性を有するなどの不都合があった。
近時、かかる欠点を解決するために、伸縮性を有する不
織布を用いる試みが一部でなされているが、両端域を非
伸縮化処理するために熱可塑性樹脂の含浸等の処理を行
うと、処理温度によって不織布を構成する繊維糸相互の
隔着等が起生して不織布の風合いが著しく損われるとい
う問題があった。
織布を用いる試みが一部でなされているが、両端域を非
伸縮化処理するために熱可塑性樹脂の含浸等の処理を行
うと、処理温度によって不織布を構成する繊維糸相互の
隔着等が起生して不織布の風合いが著しく損われるとい
う問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案はかかる問題点を解決する新規な固定部材を提供
するものであって、その要旨とするところは、伸縮性を
有するポリウレタン系基布の相対する両端域にエチレン
系共重合体を被覆含浸処理を施すと共に、該処理面に接
着層を設けてなることにある。
するものであって、その要旨とするところは、伸縮性を
有するポリウレタン系基布の相対する両端域にエチレン
系共重合体を被覆含浸処理を施すと共に、該処理面に接
着層を設けてなることにある。
〈実施例〉 図面において、１は伸縮性を有するポリウレタン系基布
で、該基布１はポリウレタン系繊維系を少なくも30重量
％、好ましくは50重量％以上を含む織布、不織布、或い
は他の加工布などによって構成された通気性基布であ
る。２は該基布１の相対する両端域にエチレン系共重合
体を被覆含浸して形成した処理部であり、３は該処理部
２の表面に形成した接着層であり、該層３はゴム及び／
又は合成樹脂類を主体とする接着性物質で構成されてい
てもよい。
で、該基布１はポリウレタン系繊維系を少なくも30重量
％、好ましくは50重量％以上を含む織布、不織布、或い
は他の加工布などによって構成された通気性基布であ
る。２は該基布１の相対する両端域にエチレン系共重合
体を被覆含浸して形成した処理部であり、３は該処理部
２の表面に形成した接着層であり、該層３はゴム及び／
又は合成樹脂類を主体とする接着性物質で構成されてい
てもよい。
前記エチレン系共重合体としては、ポリウレタン系樹脂
との接着性にすぐれ、且つ軟化点が約110℃以下のもの
であれば特に制限されないが、好ましくは酢酸ビニルの
含有量が15〜45重量％のエチレン−酢酸ビニル共重合体
である。該共重合体は、ポリウレタン系樹脂との接着性
にすぐれ、しかも100℃前後で被覆含浸処理を行うこと
ができるので、基布の風合を阻害することがないもので
ある。
との接着性にすぐれ、且つ軟化点が約110℃以下のもの
であれば特に制限されないが、好ましくは酢酸ビニルの
含有量が15〜45重量％のエチレン−酢酸ビニル共重合体
である。該共重合体は、ポリウレタン系樹脂との接着性
にすぐれ、しかも100℃前後で被覆含浸処理を行うこと
ができるので、基布の風合を阻害することがないもので
ある。
本考案者は、坪量50g/m2の伸縮性を有する市販のポリウ
レタン製不織布（幅150mm）の両端域に、酢酸ビニル含
有量が28重量％のエチレン−酢酸ビニル共重合体フィル
ム（厚さ50μｍ）を100℃で溶融押出して、夫々域で上
下からサンドイッチ状に貼り合せて加圧して被覆含浸処
理を行ったところ、不織布の風合いの低下は全くみられ
ず、また処理部に常法により接着層を設けて、使い捨て
オムツの前後部の固定部材として用いたところ、通気性
良好で、しかも適度な固定能力を有するものであった。
レタン製不織布（幅150mm）の両端域に、酢酸ビニル含
有量が28重量％のエチレン−酢酸ビニル共重合体フィル
ム（厚さ50μｍ）を100℃で溶融押出して、夫々域で上
下からサンドイッチ状に貼り合せて加圧して被覆含浸処
理を行ったところ、不織布の風合いの低下は全くみられ
ず、また処理部に常法により接着層を設けて、使い捨て
オムツの前後部の固定部材として用いたところ、通気性
良好で、しかも適度な固定能力を有するものであった。
〈効果〉 本考案の固定部材は以上のように構成されているので、
基布の風合いを低下がなく、良好な通気性と固定能力を
有するという特徴を有する。
基布の風合いを低下がなく、良好な通気性と固定能力を
有するという特徴を有する。
図面は本考案の実例を示す側面図である。 １…基布、２…処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０９Ｊ 7/04 ＪＪＮ ＪＫＮ ＪＬＥ
Claims (1)
- 【請求項１】伸縮性を有するポリウレタン系基布の相対
する両端域にエチレン系共重合体を被覆含浸処理を施す
と共に、該処理面に接着層を設けてなる固定部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8136689U JPH0714350Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8136689U JPH0714350Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 固定部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0322040U JPH0322040U (ja) | 1991-03-06 |
| JPH0714350Y2 true JPH0714350Y2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=31627249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8136689U Expired - Lifetime JPH0714350Y2 (ja) | 1989-07-10 | 1989-07-10 | 固定部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0714350Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6423948B1 (ja) * | 2017-12-21 | 2018-11-14 | 株式会社レーベン販売 | 機能性シートの押さえバンド |
-
1989
- 1989-07-10 JP JP8136689U patent/JPH0714350Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0322040U (ja) | 1991-03-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |