JPS60232209A - 逆浸透膜、流延液及び製法 - Google Patents

逆浸透膜、流延液及び製法

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JPS60232209A
JPS60232209A JP60069248A JP6924885A JPS60232209A JP S60232209 A JPS60232209 A JP S60232209A JP 60069248 A JP60069248 A JP 60069248A JP 6924885 A JP6924885 A JP 6924885A JP S60232209 A JPS60232209 A JP S60232209A
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polyaramid
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magnesium
membrane
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JP60069248A
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シヤーマン・アーチイ・サンデツト
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L77/00Compositions of polyamides obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L77/10Polyamides derived from aromatically bound amino and carboxyl groups of amino-carboxylic acids or of polyamines and polycarboxylic acids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0002Organic membrane manufacture
    • B01D67/0009Organic membrane manufacture by phase separation, sol-gel transition, evaporation or solvent quenching
    • B01D67/0011Casting solutions therefor
    • B01D67/00111Polymer pretreatment in the casting solutions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D69/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D69/02Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by their form, structure or properties; Manufacturing processes specially adapted therefor characterised by their properties
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D71/00Semi-permeable membranes for separation processes or apparatus characterised by the material; Manufacturing processes specially adapted therefor
    • B01D71/06Organic material
    • B01D71/56Polyamides, e.g. polyester-amides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/32Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids from aromatic diamines and aromatic dicarboxylic acids with both amino and carboxylic groups aromatically bound
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D2323/12Specific ratios of components used
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 種々の精製工程に使用される非対称性膜は古くから公知
である。透過選択性膜は主に液体混合物のある成分を通
し、一方では他の成分に対しては障壁として作用する。
逆浸透膜において、液体混合物または溶液の平衡浸透圧
力より過剰の水圧を液体にかけ、通常の浸透流に反して
、塩の如きよシ非透過性成分より優先的によ)透過性の
成分である通常は水を膜に通す。
〜9− これらの用途に対する膜の製造において、フィルムまた
は中空繊維をキャスティングドープ(Cαsting 
dope )から最初にキャスティングする。キャステ
ィング溶媒を部分的に除去した後、次に元のキャスティ
ング溶媒の残部(bα1ance )を置き代えるため
に非溶媒で処理することにより、このフィルムを抽出す
る。種々の添加物が生じた膜の物理的及び性能特性を改
質化するのに示唆された。例えば、塩化リチウム及び硝
酸リチウムの如き種々の塩が生じた膜の透過性を増加さ
せるために使用された。しかしながら、これらのものが
最終生成物の改質化に十分に機能している反面、塩は生
じた膜の塩排除(5alt rejection )を
低下させる望ましくない特性を代表的には有している。
加えて、あるリチウム塩はこれらを含むキャスティング
溶液の熱安定性を減少させる結果を与えた。
= 10− 芳香族ポリアミド(ポリアラミド)のかかる非対称性膜
は例えば米国特許第3.567.632号から公知であ
る。
芳香族ポリアミドの改善された非対称性膜、かかる重合
体の改善されたキャスティングドープ、及びその製造方
法な提供することが本発明の目的である。
実質量の塩化マグネシウムを含むN、N−ジメチルアセ
トアミド中にキャスティングドープを与えることが本発
明の更に特定の目的である。
一様に高い塩排除の膜を製造させ得るキャスティング溶
液を提供することが更に本発明の目的である。
概略すると、本発明により改善されたポリアラミドのキ
ャスティングドープ、高い塩排除を有する改善された逆
浸透ポリアラミド膜、高流量及び改善された流量保持特
性、並びにキャスティングドープ及び膜の製造方法を提
供する。
特に、フィルム−及び繊維−生成用のスルホ/化された
ポリアラミド、溶媒並びに少なくとも1つの金属塩から
なる膜キャスティング溶液において、溶媒が少なくとも
約60重量%のN、N−ジメチルアセトアミドであり、
金属塩がMgc t!であり、mgct、として表わし
た場合のマグネシウムイオンの量が該ポリアラミドを基
準として約10〜約60重i%であり且つキャスティン
グ溶液の全重量を基準として約3〜約9重量%であシ、
そして水:マグネシウムイオンのモル比が2.2:1〜
l:1の範囲でおる改善法を提供する。
またスルホン化された逆浸透ポリアラミド膜を提供し、
その際に該ポリアラミドのスルホネート含有量が0.7
〜1.5 meq SoS’−/ Ii重合体−’lす
、その膜が75℃で1時間水中で熱処理(αnneal
−4nct ) した後に(α)少なくとも0.95の
塩排除を有し、(b) 1時間に少なくとも2m・8 
・TPα−1の水流量定数(water flux c
onstαnt )を有し、そして2000pptiの
塩化ナトリウムを含むかん水に23°C及び2.9 M
 Pαで150時間逆浸透に用いた後、(C)1時間で
その水流量定数の少くとも80チを保持する。
更に、本発明の特徴にはキャスティング溶液及び膜の製
造方法が含まれ、そして下にその詳細を記述する。
本発明の膜キャスティング溶液に用いるスルホン化され
たポリアラミドには透過選択性及び逆浸透膜の製造に対
して本分野で従来使用されたものが含まれる。これらの
ものには例えばここに参考として併記されるR6cht
erらによる米国特許第3、567.632号により殊
に開示されたスルホ/化されたポリアラミドのものが含
まれる。
このスルホン化されたポリアラミドは好ましく 13− は重合体1.5IJj) O17〜1.5ミリ当量(m
gq)のSO,−(スルホネート基)のスルホネート含
有量を有す。更に好ましくはスルホネート含有量はo、
 s 〜i、 1me q 50.− / i重合体で
ある。またスルホン化されたポリアラミドのスルホネー
ト基を重合体のジアミン部分の芳香族環の炭素原子に結
合させること、即ちポリアラミドをスルホン化されてい
ないジアシル反応体、スルホン化されていないジアミ/
及びスルホン化されたジアミンから誘導することが好ま
しい。
適当なポリアラミドには1つもしくはそれ以上のスルホ
ン化された芳香族ジアミンまたは1つもしくはそれ以上
のスルホン化された芳香族塩化ジアシルから誘導される
ものが含まれる。2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸
または4.4’ジアミノジフェニルエーテル−2,2′
−ジスルホン酸をベースとするものが好ましい。
 14− まだ芳香族ハロゲン化ジアシルのヒドラジントの反応に
よるか、または芳香族ジアミンの塩化オキサリルとの反
応により得られるポリアミドは芳香族成分が部分的にス
ルホン化された反応体を含有する限り適している。
本発明のキャスティング溶液に用いる溶媒は少なくとも
約60重量−〇N、N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)からなるべきである。他の溶媒を主溶媒に相溶する
N、N−ジメチルアセトアミドとの組合せで用いること
ができる。例えば、N−メチルピロリドン及びジメチル
スルホキシドを本発明の利点を損なわずに全溶媒の約4
0%までの量で用いることができる。しかしながら好ま
しくは、N、N−ジメチルアセトアミドが使用する溶媒
の少なくとも約90チを構成し、そして用いる溶媒が実
質的に純粋なN、N−ジメチルアセトアミドである場合
に殊に望ましい結果が得られ 15− る。本明細書に使用される[実質的に純粋なN。
N−ジメチルアセトアミド]なる用語は下記の重合反応
に用いる場合に存在し得るか、または重合中に生成した
塩化水素と下記の酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ムまたは炭酸マグネシウムとの反応で引き続き生成し得
る少量の水を含むような溶媒を包含する。下記の如く、
重合反応に用いる溶媒は水によるハロゲン化ジアシルの
加水分解を排除するように通常は実質的に乾燥している
。キャスティング溶液に耐え得る水の量は、懸濁してい
るか、tたは不溶性粒子を含むキャスティング溶液から
調製される膜は許容されない程に低くそして/または不
適当な塩排除性を有するので、キャスティング溶液に許
容しりろ水の量は不溶性塩化マグネシウム、最も屡々六
水和物、の沈殿を生じない量に限定される。許容し得る
水の量tiする場合には2チ台であるが、しばしば2チ
よシ上で16− あり、そして特定の重合体組成、特に重合体中のスルホ
ネート基の量、及びまた重合体中のアミド基の量、重合
体分子量、並びに溶液中の重合体の濃度の如き・臂うメ
ータと共に変化する。不溶性の塩化マグネシウムの沈殿
を生じさせるまでの水の量が適している。
本発明の膜キャスティング溶液の主な特徴はこのものが
多孔度調節剤として塩化マグネシウムを含むことである
。この塩を用いることにょシ本分野で従来使用された塩
添加物を有する溶液から調製される膜よシ高い流量及び
改善された塩排除を示す平な膜及び中空繊維が生じる。
本キャスティング溶液の全体の組成は用いる特定の重合
体及びこの溶液に対するキャスティング操作に依存して
変えることができる。しかしながら、一般にキャスティ
ング溶液はキャスティング溶液の全重量を基準として約
10〜約35重量% 17− のポリアラミドを含有してなるが、10%よシ少ないか
、または35チよシ多いポリアラミドを含む溶液を調製
することもできる。更にキャスティング溶液はポリアラ
ミドの重量を基準として約lθ〜約60重量%、好まし
くは30〜50重量−0M(ICl、として表わされる
マグネシウムイオン(Ha”)を含有する。
キャスティング溶液の全重量を基準としてM(ICjt
として衣わされるM 17 +2 のIはこの溶液から
調製される膜の適尚な水流速を確保するために約3〜約
9重量%であるべきである。最良の膜性能特性を得るた
めに、キャスティング溶液の全重量を基準とするMQC
t!の蓋は4〜8重量%、最も好ましくは5〜8重i:
96であることが好ましい。
+2 キャスティング溶液中のkf Q の量は2つの方法の
いずれかで見出すことができる。第一に、=18− キャスティング溶液を調製するために使用されるすべて
の物質の既知量から計算することができる。
または第二に、化学分析することにより行うことができ
;この目的のためにキャスティング溶液の試料を1.L
Marr 、J、W#leyにより翻訳され、そして改
訂されたR、Bock 、 A Handbookof
 Decompasition Method and
 AnalyticalChetniatry、 Ng
w York 、 #1’、1979 、215〜21
8頁によるか、またはG、fi 、Morriaon編
、Trace Analysis、 Physical
 Methods。
Interscience 、 New York、 
7V)’、 1965 。
245〜269頁による分解方法に付し、そしてかかる
分解からの残渣は特にA S T M 5tandar
ds 。
19 ’I 7 Annual Book 、 Par
t 31 、方法D−511(265頁)、D−257
6(403頁)またはD−3561(380頁)に記載
されるマグネシウムに適する金属の分析方法にかける。
いずれかの場合において、キャスティング溶液のHy+
2含有量はMQCI、として表わし;結果はこの方法で
表わし、その理由は多くの場合において溶液中の少菫の
Hy+2はポリアラミド上の−SO,−と結合させるこ
とができるが、Cl−と結合するM(1とSO3−との
ものとを区別する分析的方法を考案することは困難な仕
事であり、そしていずれかの場合において、かくて表現
された結果は溶液の実際のMQCI、含有量とあまり相
違がないからである。
キャスティング溶液の調製に対する参考として下に更に
十分に記載されるある場合において、キャスティング溶
液は更にエポキシドとの重合反応中に生じる塩化水素の
反応から誘導される2−クロロアルカノールからなる。
かかる代表的成分はエビクロロヒドリンと塩化水素との
反応により誘導される1、3−シクロログロバノール−
2である。
本発明のキャスティング溶液は(α)少々くとも1つの
芳香族ジアミンを少なくとも1つの芳香族塩化ジアシル
と反応させ、その際に少なくとも1つの該芳香族ジアミ
ン及び少なくとも1つの該芳香族塩化ジアシルを実質的
に等モル量で用い、本明細書に定義し九溶媒中に該ポリ
アラミド及び塩化水素の溶液を生成させ、そして (b) 工程(α)の生成物に酸化マグネシウム、水酸
化マグネシウムもしくは炭酸マグネシウムまたはその混
合物を工程(α)において生じる塩化水素1モル当り約
0.15〜05モルの量で加えることからなる方法によ
り調製することができる。適当な反応媒質中での芳香族
ジアミンと芳香族ジアシルとの反応によるポリアラミド
の生成は本分野で十分公知の方法であり、その例が米国
特許第3.567゜632号である。
21− キャスティング溶液を調製する本発明の方法において、
キャスティング溶液はこのものから重合体を単離せずに
、かくて得られる重合混合物から直接製造される。従っ
て、拳法が製造工程から重合体の単離の工程、及びこの
ものの溶媒媒質中での溶解を回避することが本発明の利
点である。
本発明によれば、キャスティング溶液の塩化マグネシウ
ム成分は塩化水素を酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、炭酸マグネシウム、tたはその混合物と反応させ
ることによりその場で調製される。1九HCIと反応す
る他のマグネシウムの塩基性化合物を用いることができ
る。塩化水素はアミン基と塩化アシル基とのポリアミド
化反応の副生物として重合反応混合物中に存在する。キ
ャスティング溶液中に望まれるMgC1!の量に依存し
て、代表的にはポリアミド化反応中に生じる塩化水素の
約30〜100%を峡マグネシウム22− 化合物と反応させ、即ちポリアミド化反応中に生じる塩
化水素1モル当シ約0,15乃至0.5モルの該マグネ
シウム化合物を用いる。
通常、存在するすべての塩化水素はM(10またはMc
i(OH)x と反応してMgC12を生じる。
調製されるポリアミドがスルホン化された芳香族ジアミ
ンから一部分誘導される場合、スルホン化されたアミン
上でスルホン酸基と反応させるために、この組成物に追
加量の酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムまたは炭
酸マグネシウムを加えることができ、その際に該マグネ
シウム化合物の量は全体または一部のスルホネート基を
そのマグネシウム塩の状態にするように、存在するスル
ホネート基1当量当90.5モルまでであみ。
キャスティング溶液において望まれる塩化マグネシウム
の量が存在するすべての塩化水素と該マグネシウム化合
物との反応により生じる量より少ない場合、該マグネシ
ウム化合物と反応しないHClの一部を除去するか或い
は別に分解する必要はないが、llClの高い腐食性の
観点からはそのようにすることが望ましい。このことは
上記の如く、例えばE’CIをエポキシド、例えばエピ
クロロヒドリンと反応させることにより行うことができ
る。エポキシドは存在するncxモル当り約05モルま
での量で用いることができ、そして該マグネシウム化合
物を組成物に加える前か、または後のいずれかに加える
ことができる。
重合工程中に用いるN、N−ジメチルアセトアミド責及
び使用し得る他の溶媒成分)はモレキュラーシープ上で
乾燥することによシ、重合反応混合物中にて塩化水素を
酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムまたは炭酸マグ
ネシウムと反応させた後に通常極めて少ない、代表的に
は100 ppmより少ない水しか含まないが、キャス
ティング溶液中にはある程度の水が存在する。本発明の
キャスティング溶液において、水のマグネシウムイオン
に対するモル比、即ちH,0:MQ+2はl:l〜約2
2:lの範囲であplそして好ましくはl:l〜約2:
1の範囲である。例えば水を含む0MAc溶液または他
の溶媒に加えることによシキャスティング溶液の粘度を
調整するためにECl。
ジアミンまたは用いる溶媒と反応させる際に使用する塩
基性マグネシウム化合物の如き反応体と共に追加の水を
導入する場合、2:1の過剰のH,0:M、+2比の値
が得られる。しかしながら、H,0:Mg+2比は3:
1よシ高くすべきでなく、その理由は難溶性のMQCI
、・sH,0が生成し、そして沈殿し始めるからである
逆浸透膜を製造する際に使用するキャスティング溶液は
粒子を含んでおらず、即ち欠陥を含まず、そして良好な
塩排除を示す膜を提供するように透25− 明であるべきでおる。本発明によシ提供されるキャステ
ィング溶液は光学的に透明であシ、そして調製したまま
で明るいが、念のため例えばこのものから膜をキャステ
ィングする前に5ミクロンの細孔を有するフィルターで
ろ過し;殆んどすべての場合に、フィルター上に観察で
きるものは何も捕集されなかった。キャスティング溶液
の組成に関して本明細書に報告される値はすべてろ過さ
れた組成物に対するものである。
本明細書に記載されるキャスティング溶液は過剰量の塩
化マグネシウムを含有することができ、そのような過剰
は塩化マグネシウム及びDMAcを長期間混合すること
により得ることができ、そしてDMAc中での塩化マグ
ネシウムの溶解限界を超えていることができる、即ちM
QC11/DMAc系に比較した場合、溶液は塩化マグ
ネシウムに関して過飽和であシ得る。直接溶液化によシ
、26− 「乾燥」または水利状態のいずれかの限定された量のみ
の塩化マグネシウムを次の表に示す通りに適当な期間内
にN、N−ジメチルアセトアミド(1)MAc)に溶解
させることができ、その際に過剰の下記の塩を溶媒中に
て23℃で長時間攪拌し、続いてろ過し、そして溶解し
た量を測定することによシデータを得た。
塩 M(IC12・ M(IC1,・ JfgCl、・
0.28M、0 3.IE20 611,0塩中のB、
Ol 5 37 53 重量% 大垣、I 上記の通り、各々商業的に入手し得る「無水」塩または
六水和物のいずれもDMAcに容易に溶解せず、そして
しばしば他の不溶性物質を含有する。
三水和物はある程度、よシ可溶性であるが、かくて得ら
れる溶液は六水和物が溶液から結晶化する以前に殆んど
追加の水を許容できない。いずれの場合においても、そ
の場で発生するかなシ多くの塩化マグネ7ウムは、無水
塩化マグネシウム、三水和物または六水和物として溶解
したポリアミドを含むDMAc中の溶液中に溶解させる
ことにより達成し得るよシは、同溶液中に保持し得るこ
とが本発明の操作中で注目すべきことである。本発明に
よる清浄で、ろ過可能なキャスティング溶液は溶解した
ポリアラミドも含むN、N−ジメチルアセトアミド10
0g当り7または8g程度の無水MQCl、を含有する
ことができる。多分準安定であり得るかかる溶液は1年
間またはそれ以上の期間貯蔵する際に安定であることが
分った。
本発明により、N、N−ジメチルアセトアミド(DMA
c)中の高いポリアラミド濃度及びポリアラミドに対す
る高い比率のMQCl、の両方を含む優れた品質のキャ
スティング溶液が初めて調製された。「無水」もしくは
水和した状態の塩化マグネシウムを直接DMAc中にか
、またはDMAc中のポリアラミド溶液中のいずれかに
溶解させることによりかかる許容され得る品質のキャス
ティング溶液を調製する試みは、このものから調製され
る膜の乏しい塩排除値から明らかなように乏しい品質の
キャスティング溶液のみを生じさせることから、失敗に
終った。
本発明の膜キャスティング溶液は通常のキャスティング
技術により平らな膜または中空繊維膜のいずれかを製造
するために用いることができる。
生じた膜は従来の膜より高い流量及び改善された塩排除
特性を示し、加えて従来のキャスティング溶液から製造
した膜より高い流量での高い塩排除29− 性を示す。
詳細には、膜は (α)該膜キャスティング溶液の層を担体上にキャステ
ィングし; (6) 咳溶媒の一部を蒸発により該層から除去し;(
6) 工程(b)の生成物を0〜30℃で2分間〜20
時間水に浸漬し;そして (カ 工程(C)の生成物を50〜100°Cの範囲の
温度で少なくとも30秒間水中で加熱することにより熱
処理(αnnttaLing )する、ことがら力る方
法により適当に製造される。工程(b)における溶媒の
蒸発は80〜120℃で少なくとも30秒間適当に行う
ことができる。好ましくは、工程(6)に用いる水は5
乃至15℃間の温度である。更に、工程(めにおいて、
熱処理時間は好ましくは少なくとも5分間であり、そし
て4時間程度の長さであってもよい。
 30− かかる方法により顕著な性能特性を有する逆浸透ポリア
ラミド膜が提供される。このものは75℃で1時間水中
で熱処理した後に(α)1時間で少なくとも2m・8 
・TPα の水流量定数を有し、そして(b)2000
ppmの塩化ナトリウムを含む塩水に23℃及び2.9
 M Pαで150時間逆浸透に用いた後、1時間で少
なくともその水流量定数の80優を保持する、逆浸透ポ
リアラミド膜である。(22〜25℃の温度で150時
間行った試験の結果は23℃での同様の試験とほぼ異な
っていない。)またかかる膜は一般的には少なくとも0
.95、最も普通には少なくとも0.96、そしてしば
しば0.98乃至0.99程度の優れた塩排除性(R)
を有する。好ましくは、1時間での水流量定数は少なく
とも3m・8−1・TPα−1である。
少なくとも0. B mgq 50@−/ 11重合体
を有する重合体の場合、そして特に少なくとも0.9m
eqso、−71重合体を有するものの場合、キャステ
ィング溶液中のM、+2の濃度が少なくともα33モル
濃、好ましくは少なくとも0.4モル濃度である際に、
水透過率は低いJig のモル濃度での水透過率を外挿
して予想されるものよりかなシ高くなる。
高濃度の塩化マグネシウムを含む本発明のキャスティン
グ溶液の他の重要な利点は高い塩排除性及び高い水流量
の膜を製造するための乾燥条件が従来のキャスティング
溶液に対するものよシ臨界的でないことにある。
本発明の他の利点に社キャスティング溶液に対する溶媒
の主要または単独成分としての#、#−ジメチルアセト
アミド(DMAc)の使用がある。
DMAcは塩化アセチルとの副反応の競合に関してN、
N−ジメチルホルムアミド(DMF)より不活性であり
、従ってかかる塩化アセチル及びジアミンから生じるポ
リアラミドの分子量を不利に限定することはないため、
ポリアミド化反応及び膜のキャスティングの両方に対す
る溶媒として有利に用いることができる。このことは膜
の製造における2つの溶媒回収工程の必要性を除去する
ことにより本発明に対する経済的利点を表わす。
本発明の他の多くの利点は上の記述から明らかである。
本発明の革新的特徴を次の実施例で更に説明するが、そ
の際に特記せぬ限り部及び饅は重量によるものとする。
実施例1〜3及び5〜8並びに比較例Aに用いルm −
7xニレンジアミン−4−スルホン酸ハ純度93重量%
であシ、そして約7重量%の無機硫酸塩を含んでいた。
これら実施例に記載のこの物質の重量は純度93チの物
質の重量であり、かくてこれら実施例に用いるジアミン
の実際の重Iを33− 得るためには0.93倍しなければならない。
実施例1 m−フェニレンジアミン39.5重量部及びm−フェニ
レンジアミン−4−スルホン酸25.4重量部をジメチ
ルアセトアミド422重量部に溶解させ、そして塩化イ
ンフタロイル71.05重量部及び塩化テレフタロイル
30.45重量部の溶融した混合物の添加中にこの溶液
を攪拌した。必要に応じて加熱するか、または冷却する
ことにより温度を45〜50℃に保持し、そして更にジ
メチルアセトアミド187重量部を反応中に加えて系を
攪拌可能な状態に保持した。添加が完了した後、反応を
完結させるために系を更に60分間攪拌した。
次に縮合中に生じた塩化水素を含むこの溶液を酸化マグ
ネシウム229重量部と反応させ、反応し、そして溶解
することによシ透明な重合体溶液34− が生じた。MgOのこの量は存在する塩化水素、及びス
ルホン酸を中和するに十分なものであった。
更にジメチルアセトアミド47重量部を加えて溶液粘度
を調整した。
この溶液を5ミクロンのフィルターを通してろ過しく本
明細書のすべての実施例において同様である)、次に透
過性を測定するために膜をキャスティングするのに直接
用いた。380ミクロン(15ミル)に設定したGar
dnerナイフを用いて95℃のガラス板上で溶液をキ
ャスティングすることにより膜を製造した。所定の乾燥
時間後、膜を8℃の水中で冷却し、水中で一夜抽出し、
そして65℃の水中で4時間熱処理した。得られた膜は
1ノ当F)NαC13,1gを含む塩水を用いて23℃
にて5.52MPα(8,00pai)で試験した場合
に次の性能を示した: 3分間 0.974,0.975 :(,56,3,7
25分間 0.988,0.991 2.66.2.6
にのキャスティング溶液は長期間の貯蔵に対して安定で
あった。室温で6か月間貯蔵したものは透明のままであ
った。更に実質的に上記の通りに膜を製造し、そして塩
水がll尚りNαCl 3.4yを含む以外は上の通り
に試験した。その性能は次の通りであった: 3分間 0.964,0.980 4.66.4.80
5分間 0.985,0.991 3.05,2115
実施例2 実施例1の第1節と同様に重合を行った。重縮合で生じ
る塩化水素を中和するに十分のみの酸化マグネシウム2
0.2重蓋部を用いて溶液を中和した。この溶液は透明
で、且つ貯蔵中に安定であり、そして透i!i試験に対
する膜を製造するために直接用いた。これらのものは水
中で65℃で4時間熱処理した後、11当F)NαCL
3.3 #を含む塩水を用いて23℃にて5.52 M
 p aで試験した場合に次の特性を示した: 2イ分間 0.973,0.986 a、65,3.9
94分間 0.986,0.991 2.99,3.2
3実施例3 実施例1の第1節と同様に重縮合を行った。縮合で生じ
る塩化水素を中和するに必要な理論量の80チのみの酸
化マグネシウム16.1重量部を用いて溶液を中和した
。生じた溶液は透明で、且つ貯蔵中に安定であり、そし
て透過試験に対する膜37− を製造するために直接用いた。これらのものは水中で6
5℃で4時間熱処理した後、11当シNαCt3.3f
lを含む塩水を用いて23℃にて5.52MPαで試験
した場合に次の特性を示した:22重間 0.953,
0.970 4.09,4.094分間 0.979,
0.992 &57,3.23実施例4 m−フェニレンジアミン47重量部及び4.4′−ジア
ミノジフェニルエーテル−2,2’−ジスルホン酸23
.4重量部をジメチルアセトアミド422重量部に溶解
させ、そして塩化インフタロイル71、05重量部及び
塩化テレフタロイル30.45重量部の溶融した混合物
の添加中にこの溶液を攪拌した。反応混合物の温度を4
5〜50℃に保持し、そして更にジメチルアセトアミド
234重量38− 部を加えて系を攪拌可能な状態に保持した。
反応が完了した後、反応中に生じる塩化水系及びスルホ
ン酸基または重合体を中和するために酸化マグネシウム
225重量部を加えた。粘度を調整するために更にジメ
チルアセトアミド140重量部が必要であった。
生じた溶液は透明であシ、そして貯蔵に対して安定でお
った。このものを試験用の膜を製造するために直接用い
た。水中にて65℃で4時間熱処理した後、171当シ
NaCl3.5gを含む塩水を用いて23℃にて5.5
2MPαで試験した場合にこれらの本のは次の特性を与
えた: 4分間 0.963,0.943 15,3.917分
間 0.963,0.979 2.05,2.10実施
例5 全体で740重量部のDMAcを用いる以外は実施例1
の第1節と同様に重合を行った。縮合で生じた塩化水素
の35チをエピクロロヒドリン32.4重量部と反応さ
せ、次に酸化マグネシウム14.1重量部を加えて残り
の塩化水素及びスルホン酸基のあるものと反応させた。
xgc t、の含有量が実施例1よシ低い生じた重合体
溶液は透明でおり、そして貯蔵に対して安定であった。
このものを透過試験に対する膜の製造に直接用い友。水
中にて65℃で4時間熱処理した後、ll当1)NaC
13,41を含む塩水を用いて23℃にて5.52MP
(Lで試験した場合に膜は次の表に示される特性を示し
た: 3分間 0.930,0.947 4.10,4.20
5分間 0.989,0.987 2.40,2.62
7分間 0.97?、0.991 2.30,2.33
実施例6 淋−フエニレンジアミン43.3.9及びm−フェニレ
ンジアミン−4−スルホン[−ジメチルアセトアミド4
00−に溶解させ、そして塩化イソフクロイル71.0
5 p及び塩化テレフタロイル30、45 #の溶融し
た混合物の添加中に溶液を攪拌した。必要に応じて加熱
するか、または冷却することによ多温度を約55℃に保
持し、そして更にジメチルアセトアミド320−を反応
中に加えて系を攪拌可能な状態に保持した。添加が完了
した後、系を更に60分間攪拌して反応を完了させた。
次に縮合中に生じる塩化水素を含むこの溶液を水酸化マ
グネシウム29.0.9と反応させ、反応し、そして溶
解して透明な重合体溶液を生じさせた。
このMy (OH) *の量は存在する塩化水素を中和
す41− るに十分なものであった。更にジメチルアセトアミド5
0−を加えて溶液粘度を調整した。
この溶液を透過測定に対する膜をキャスティングするた
めに直接用いた。95℃で3分間乾燥し、8℃の水中で
冷却し、水で完全に抽出し、そして65℃で2時間水中
で熱処理した後、この溶液から得られた膜は、11当り
N a Cl 3.5 gを含む塩水を用いて23℃で
試験した場合に次の特性を示した: 2 3.45 0.955,0.986 2.84,3
.132 5.52 0.966.0.9B6 2.9
1,3.1B3 3.45 0,981,0.979 
1.79,1.893 5.52 0,984,0.9
86 1.93,1.75比較例A 実施例6の第1節の方法をくり返して行った。
42− 次に重合中に生じる塩化水素を含むこの溶液を酸化カル
シウム28.011と反応させ、反応し、そして溶解し
て透明な重合体溶液を生じさせた。このCaOの量は存
在する塩化水素を中和するに十分であった。更にN、N
−ジメチルアセトアミド50rntを加えて溶液粘度を
調整した。
実施例6の第3節に記載の通りに膜を製造し、試験し、
そして次の性能が示された: :15 0.698,0.698 3.38,3.38
5.52 0.698,0.698 3.82,4.0
0塩化水素を中和するためにマグネシウム化合物を用い
る実施例6で得られる塩排除性は塩化水素を中和するた
めに酸化カルシウムを用いる比較例Aで得られるものよ
りかなシ優れていた。
実施例7 水酸化マグネシウム290gの代りに炭酸マグネシウム
42. ONを用いる以外は実施例6を全体的にくシ返
して行った。得られた膜は11当りNαC13,’ll
lを含む塩水を用いて23℃で試験した場合に次の性能
を示した; 1.5 3.45 0.952 4.655.52 0
.956 4.49 2 3.45 0.930 1.83 5.52 0.959 1.92 3 3.45 0,973,0.978 1.81,1
.515.52 0.985,0.986 1.70.
L54第1表において、上のすべての実施例のキャステ
ィング溶液の組成上の特性を表にした。
ト ψ ト ドトド c5 d d 苦 苦 ロ ロ ロ 4−一 ei → → cTl 薫 簀 −−−薫 cD’I; e− 比較例B 、 C、I)及びE 第用表に示す成分から4つのキャスティング溶液を調製
した。
第1I表 8 41.0 7.5 1.5 − C40,57,51,50,47 D 38.75 7.5 3.75 −E 37.6 
7.5 3,75 1.1にのポリアラミドは実施例6
に記載と同様の組成を有してお’) (0,77mti
q SO,−/ I重合体)、そして重合反応で生じる
MCIを中和するために酸化カルシウムを用い、続いて
重合体を水で反応混合物から沈殿させ、そして十分に洗
浄して生じたCaC1mを除去する以外は実質的に実施
例6に記載の通シに調製した。このMQCl、・0.2
8II 、 0は商業縁のいわゆる無水MQCI、であ
った。
キャスティング溶液を調製するために、塩化マグネシウ
ム、及び用いた場合は水をDMAcに最初に加え、そし
て攪拌した。次にポリアラミドを加え、そして攪拌を続
けた。4つの生じた溶液はすべて濁っておシ、そしてD
はある固体粒子を有していた。次に各々の溶液を5ミク
ロンの細孔を有するミリポアフィルタ−を通してろ過し
;溶液りはフィルターを目づまりさせた。これらの溶液
は第11表に表わす組成特性を有していた。
Gardnerナイフを330ミクay(taミル)に
設定し、膜を冷却前に3分間乾燥し、そして最後に65
℃の水中で2時間熱処理する以外はこれらの溶液を実質
的に実施例1に記載の通りにキャスティングすることに
より膜を製造した。更にまた実施例6及び7並びに比較
例Aのキャスティング溶液から同様の方法で膜を製造し
た。かくて製造した膜はIIMすIVaC13,5fi
を含む塩水を用いて23℃にて5.52MPαで試験し
、同じ膜から切断した2つの試験片に対して測定した場
合に次のような塩排除性を有していた: 6 0.984,0.986 7 0.9B5,0.986 A O,698,0,698 HO,916,0,942 C0,93B、0.810 D O,874,0,968 E O,915、0,853 この実施例の群からいくつかの結論が得られた。
最初に、実施例6及び7に対する塩排除性は実施例Aの
ものよりかなり優れており、このことは両者が金属の塩
基性化合物を用いてポリアミド化中に生じたHCLを中
和することによシ調製される場合でも、MgC1,を含
む溶液の方がCaC1゜を含むものより優れていること
を示すものである。
第二に、実施例6及び7の塩排除性は実施例B。
C1D及びEのものよシ優れておシ、このことはその場
で生成されるM g c t 、を含む溶液(即ち、ポ
リアミド化反応中に生じるII C’ lを、V gの
塩基性化合物と反応させることにより生成)は塩化マグ
ネシウムまたは塩化マグネシウム及び水の混合物を溶媒
に溶解させるものより優れていることを示すものである
第三に、実施例6及び7の膜の2つの試料に対する塩排
除性は高度に一致し、一方実施例B、C。
D及びEのものは相異なっていた。勿論、相異なる結果
より、一致した、再現性ある結果を得ることができるこ
とは極めて有利なことである。実施例6及び7の一致し
た性能Byget、をその場で発生させる方法の結果で
あり、そして実施例B。
CIZ)及びEの相異なる性能はキャスティング溶液の
顕微鏡規模での不均一性、及びかかるキャスティング溶
液を微細孔フィルターを通してろ過する代りに予備生成
した塩化マグネシウムを溶解することによりこのものか
ら得られる膜の結果である。
実施例8 N、N−ジメチルアセトアミド(DMAc)390重量
部中のm−フェニレンジアミ725.3重量部及びm−
フェニレンジアミン−4−スルホン 51− 酸17.8重量部の溶液をtlぼ最大の重合体粘度が得
られるようにその供給量を調整した連続的重合器中で塩
化イソフタロイル及び塩化テレフタロイルの7 (1/
 30混合物と反応させた。生じた重合体は1.03 
me q So、l/11 M合体を含んでいた。
次にM 90を加えて外観−1−のpH値を5.5に調
整しくガラス−せコウ電極)、そしてi)MAcを加え
てその粘度を40Pα・5(4ooポイズ)に減少させ
た。この溶液において、MgCl、(無水)の量は重合
体を基準として365重量%であり、そして水のMgC
l2 (無水)に対するモル比は1.14であった。
13ミルに設定したナイフを有するガラス板上でキャス
ティングし、8℃の水中で冷却する前に部分的に乾燥し
、水中で72時間抽出し、次に65℃の水中で2時間熱
処理することによりこの溶液から膜を製造した。
 52− 2、qli、/l(2rooppm)を含むNaC1溶
液を用いて2.90MPα(42opss)及び23℃
で試験し′#、、場合、膜は次のような性能を与えた: 3 0.86 6.75 5.80 4 0.89 5,60 4.98 5% 0.96 4.36 4.20 工業的用途 本発明の膜は一般的に種々の透過選択的方法に有用でお
る。これらのものは塩水、海水及び塩分水から飲料水を
回収するための逆浸透工程に使用する際に特に適してい
る。
=53− 第1頁の続き ■Int、C1,’ 識別記号 庁内整理番76−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 フィルム−及び繊維−生成用のスルホン化された
    ポリアラミド、溶媒並びに少々くとも1つの金属塩を含
    んでなる膜キャスティング溶液において、溶媒が少なく
    とも約60重量−〇N、N−ジメチルアセトアミドであ
    り、金属塩がMQCl。 であり、IdgCl、として表わした場合のマグネシウ
    ムイオンの量が該ポリアラミドを基準として約lθ〜約
    60重isであり且つキャスティング溶液の全重量を基
    準として約3〜約9重量%であシ、そして水:マグネシ
    ウムイオンのモル比が12:1〜1:lの範髄内である
    膜キャスティング溶液。 2 核ポリアラミドのスルホネート含有量が0.7〜1
    .5meqSO,−777重合Ft’lる、特許請求の
    範囲第1項記載のキャスティング溶液。 3、 該ポリアラミドのスルホネート含有量がo、 s
    〜1.1 me q 50s−/ I重合体である、特
    許請求の範囲第1項記載のキャスティング溶液。 4、 スルホン化された該ポリアラミドのスルホネート
    基が重合体のジアミン部分の芳香族環の炭素原子に結合
    されている、特許請求の範囲第1゜2または3項のいず
    れかに記載のキャスティング溶液。 5、該溶媒が少なくとも約90重量%のN、N−ジメチ
    ルアセトアミドである、特許請求の範囲第4項記載のキ
    ャスティング溶液。 6、 更に2−クロロアルカノールを含有してなる、特
    許請求の範囲第5項記載のキャスティング溶液。 7、該2−クロロアルカノールが1.3−ジクロロプロ
    パノール−2である、特許請求の範囲第6項記載のキャ
    スティング溶液。 8 該溶媒が実質的に純粋なN、N−ジメチルアセトア
    ミドである、特許請求の範囲第5項記載のギヤスティン
    グ溶液。 9、該キャスティング溶液の全重量を基準として約10
    〜約35重!−%のポリアラミドを含有してなる、特許
    請求の範囲第5項記載のキャスティング溶液。 10、MgC1,として表わす際のマグネシウムイオン
    の量が該ポリアラミドを基準として30〜503ii%
    であり且つキャスティング溶液の全重量を基準として約
    4〜8重量%である、特許請求の範囲第9項記載のキャ
    スティング溶液。 11、該ポリアラミドがメタフェニレンジアミン、スル
    ホン化された芳香族ジアミン、イソフタル酸及びテレフ
    タル酸から誘導される単位に対応する単位から本質的に
    なる、特許請求の範囲第10項記載のキャスティング溶
    液。 12 該ポリアラミドのスルホネート基の少なくともお
    るものがそのマグネシウム塩の形態でおる、特許請求の
    範囲第11項記載のキャスティング溶液。 13、該スルホン化された芳香族ジアミンが2.4−ジ
    アミノベンゼンスルホン酸でおる、特許請求の範囲第1
    1項記載のキャスティング溶液。 14 誼ポリアラミドのスルホネート基の少なくともお
    るものがそのマグネシウム塩の形態でおる、特許請求の
    範囲第13項記載のキャスティング溶液。 15 該スルホン化された芳香族ジアミンが4゜4/−
    ジアミノジフェニルエーテル−2,2’−ジスルホン酸
    である、特許請求の範囲第11項記載のキャスティング
    溶液。 16、該ポリアラミドのスルホネート基の少々くともあ
    るものがそのマグネシウム塩の形態である、特許請求の
    範囲第15項記載のキャスティング溶液。 17、((Z) 少なくとも1つの芳香族ジアミンを少
    なくとも1つの芳香族塩化ジアシルと反応させ、その際
    に少なくとも1つの該芳香族ジアミン及び少なくとも1
    つの該芳香族塩化ジアシルを実質的に等モル量で用い、
    少なくとも1つのスルホン化された芳香族ジアミンまた
    は塩化ジアシルを該溶媒中に存在させて、核溶媒中に該
    ポリアラミド及び塩化水素の溶液を生成させ、そして (b)工程(a)の生成物に酸化マグネシウム、水酸化
    マグネシウム、炭酸マグネシウムまたはそれらの混合物
    を工程(α)において生じる塩化水素1モル当シ約0.
    15〜0.5モルの量で加えることからなる、特許請求
    の範囲第1.2または3項のいずれ= 5− かに記載のキャスティング溶液の製造方法。 18 該少なくとも1つの該芳香族ジアミンが少なくと
    も1つのスルホン化されていない芳香族ジアミン及び少
    なくとも1つのスルホン化された芳香族ジアミンを特徴
    する特許請求の範囲第17項記載の方法。 19、更に(C)工程(a)または(b>の生成物に酸
    化マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
    ムまたはそれらの混合物を少なくとも1つの該スルホン
    化された芳香族ジアミンから誘導されるポリアラミド部
    分上に存在するスルホネート基1当量当り0.5モルま
    での量で加えることからなる、特許請求の範囲第18項
    記載の方法。 20、工程(α)または(b)に続いて、エポキシドを
    峡塩化水素1モル尚り約0.5モルまでの量で加え、そ
    して工@(b)において該酸化マグネシウム、水酸化マ
    グネシウム、炭酸マグネシウムまたはその混6− 金物の量が該塩化水素1モル当り0.5モルより少ない
    、特許請求の範囲第17項記載の方法。 21、該エポキシドがエピクロロヒドリンである、特許
    請求の範囲第20項記載の方法。 22、(Q) 特許請求の範囲第1.2または3項のい
    ずれかに記載の咳膜キャスティング溶液の層を担体上に
    キャスティングし; (b)該溶媒の一部を蒸発によシ該層から除去し;(C
    )工程(6)の生成物を0〜30℃で2分間〜20時間
    水に浸漬し;そして (カ 工程(C)の生成物を50〜100°Cの範囲の
    温度で少なくとも30秒間水中で加熱することにより熱
    処理することからなる、逆浸透ポリアラミド膜の製造方
    法。 23、工程(C)における水が5〜15℃でおる、特許
    請求の範囲第22項記載の方法。 24、該スルホン化されたポリアラミドのスル炭素原子
    に結合する、特許請求の範囲第22項記載の方法。 25、工程(C)における水が5〜15℃である、特許
    請求の範囲第24項記載の方法。 26 スルホン化された逆浸透ポリアラミド膜において
    、骸ポリアラミドのスルホネート含有量が0.7〜1.
    5 meq 50.−/l/重合体でL?、その膜が7
    5℃で1時間水中で熱処理した後に(α)少なくと4.
    0.95の塩排除を有し、(b)1時間に少なく1 とも2?yL・8 ・Tpa の水流量定数を有し、そ
    して(C)2000ppmの塩化ナトリウムを含む塩水
    に23℃及びZ9MPαで150時間逆浸透に用いた後
    、1時間でその水流量定数の少くとも80チを保持する
    、スルホン化された逆浸透ポリアラミド膜。 27、 該ポリアラミドのスルホネート含有量がo、 
    8−1.1 meq 5os−/g重合体であり、そし
    て水流量定数が1時間で少なくとも3m・8 ・Tpa
    ’−’である、特許請求の範囲第26項記載の膜。 28 該スルホン化されたポリアラミドのスルホネート
    基が重合体のジアミン部分の芳香族環の炭素原子に結合
    する、特許請求の範囲第26tたは27項記載の膜。
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