JPS60232056A - コ−ヒ−香味増強方法およびそれに使用する担体組成物 - Google Patents

コ−ヒ−香味増強方法およびそれに使用する担体組成物

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JPS60232056A
JPS60232056A JP8711384A JP8711384A JPS60232056A JP S60232056 A JPS60232056 A JP S60232056A JP 8711384 A JP8711384 A JP 8711384A JP 8711384 A JP8711384 A JP 8711384A JP S60232056 A JPS60232056 A JP S60232056A
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JP
Japan
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coffee
flavor
carrier composition
enhancing
saccharified
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JP8711384A
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Kiyoshi Ishitani
清 石谷
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INAHATA SANGYO KK
Toko Inc
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INAHATA SANGYO KK
Toko Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 本発明は従来その製造過程においてコーヒー豆本来の香
味成分の大半を逸失させていたインスタントコーヒーの
香味を増強させることを目的とするものである。
さらに、近時のいわゆるコピー食品の出現や嗜好の多様
化に応じて他の天然まだは人工の香味物質を補強するこ
とをも本発明の目的とするものである。
本発明者は先に澱粉を酸または酵素で処理した糖化変性
澱粉でDE値が5〜20で水分含量10チ以下のものが
、それ自体食品衛生上無害で他の香味物質をよく吸着、
包接し、またこれをデリケートに放散する性質があり、
耐久性、乳化性、粉末化性等にも優れ、かつ安価に入手
できることを知り、このものを基材とする香味増強用担
体を製造し、−膜加工食品類に利用することを発明した
(特願昭59−48.390号)。
(注)DE値とはデキストロース当i (Deztro
seEqui?/alent )値のことで、と定義さ
れる国際的に認められる数値。
本発明はこの特定の糖化変性澱粉の特性をインスタント
コーヒーの香味増強用に適用したものである。
〔発明の構成〕
一般にコーヒー生豆中にはいわゆるコーヒーの香味の主
成分をなすコーヒー油と呼ばれる油状の成分があシ、こ
の成分はドリップ式あるいはサイフオン式等でコーヒー
を熱浸出しだ残渣の豆殻あるいはインスタントコーヒー
末製造の常法であるコーヒー生豆の焙煎、粉砕、高温高
圧下の抽出を了えた残渣の豆殻中にもなお相当量が残存
し、これらを加熱下にプレス機で圧縮して抽出液を得て
、これを濾過して採取することができるが、また市販品
を入手することもでき、大体揮発分:不揮発分=10〜
20%:90〜80%の割合より成る混合物である。 
゛ 本発明はこのコーヒー油を前記したDE値5〜20で水
分含量10%以下の糖化変性澱粉に吸着、包接させて担
体を製造することと、との担体をインスタントコーヒー
末の製造中または製造後に添加して香味増強させた製剤
を製造することに関する。
まず、DE値5〜20で水分含量10%以下の糖化変性
澱粉へのコーヒー油を吸着、包接させた担体の製造であ
るが、まず糖化変性澱粉98〜70重量部とコーヒー油
2〜30重量部とを混合し、この混合物の60〜50重
量部を水70〜50重量部、すなわち混合物100重量
部に対し水100〜235重量部、および乳化剤適量と
混じ、この混合液を30〜70°Cに温めて吸着、包接
能を活性化させて約10分開光分に攪拌して均一な乳化
液とする。この場合に上記した糖化変性澱粉とコーヒー
油の混合比率、この混合物を乳化するだめの水との混合
比率および吸着、包接のだめの活性化温度等の範囲は厳
格に守られねばならず、これらの範囲を上方まだは下方
に逸脱した場合は担体製品の安定度および力価に悪影響
を生じ、好ましくない。ま、た、乳化剤はアルギン酸ソ
ーダ、アラ・ビヤゴムなどで足り、特別なものを要しな
い。
かくして得た乳化混合液は適当な手段、例えば180〜
′550°Cの雰囲気中での噴霧乾燥または凍結乾燥等
、で乾燥させ、適当な粒度にし揃えてインスタントコー
ヒー香味増強用担体を製造する。
なお、ここに得られた担体床を更に加工して、例えば錠
剤化まだは易溶性発泡剤等、商品化することができる。
上記説明したことにつき、これを下記実施例をもって補
足する: 実施例1 まず、アラビカ種ブルーマウンテン・モカのブレンド豆
を常法によυ熱浸出して飲用に供した残渣の豆殻を乾燥
し水分含量5%以下にした後適当に再焙煎したもの約5
00f?を用意する。このものを加熱下にプレス機にか
けて圧縮、抽出し、出てきた液をフィルターを通して濾
過してコーヒー油65〜40グを得る。
別にDE値5〜20で水分含量10%以下の糖化変性澱
粉99.8 fと乳化剤アルギン酸ソーダ0.22とを
水120を中に加え、これに前段で製したコーヒー油2
0tを加え、常温で約5分間除徐に攪拌した後に液温度
を60°Cに上げ、なお5分間攪拌を続けて吸着、包接
化を行なう。
かくして得られた約2402の乳化液を約300°Cの
雰囲気で噴霧乾燥に付し、得られたものを適当な粒度に
揃えて、コーヒー香味増強用担体粉末1201を得る。
この担体末に適当に賦型剤を加えて錠剤とし、真空包装
して商品とする。
なお、本実施例においてコーヒー油202に代えて他の
人工香味物質を同量添加した香味増強用担体粉末を製造
することもできる。
次に、かくして製したコーヒー香味増強用担体粉末を別
途常法によシ製造した・インスタントコーヒー粉末に添
加して用いるのであるが、まだインスタントコーヒー末
製造の中間物である抽出液に添加して、その乾燥物を製
品とすること、あるいは飲用直前、のインスタントコー
ヒー液に添加する。
こともできる。これらのいずれの方法で本発明の担体組
成物を添加するにせよ、その混合比率は製品インスタン
トコーヒー末98〜90重量部に対し担体組成物2〜1
0重量部を基準にして適宜定められるべきである。
ちなみに、インスタントコーヒー末製造の常法とは単味
またはブレンドしたコーヒー生豆を焙煎し、10〜20
メツシュ程度に粗細化し、これを150〜180°C,
10〜2 okq/c4 の条件下で抽出を行ない抽出
液を得る(この抽出液は30〜40チの固形分を含有し
た液体である)。この抽出液を高温下噴霧乾燥あるいは
低温下の凍結乾燥によシ乾燥したものを適当に粒度を揃
え、製品とするのが標準的である。
実施例2 (粉末混合) 実施例1で製した香味増強用担体組成物51を別途常法
により製しにインスタントコーヒー粉末972と均一に
混じる。このものを小分、真空包装して商品とする。
実施例3 (液体混合) 前に説明したインスタントコーヒー製造の常法において
中間製品として得られた抽出液100グに実施例1の噴
精乾燥にかける直前の担体乳化液約51を加え、2分間
攪拌してコーヒー濃厚原液を得る。この濃厚原液を噴霧
乾燥して香味の増強されたインスタントコーヒー粉末4
01を得る。
この香味の増強されたインスタントコーヒー粉末に発泡
錠製造の常法により重炭酸ソーダとクエン酸とを加えて
打錠し、水まだは湯に易溶性の発泡錠を製する。
〔発明の効果〕
本発明の担体組成物を添加することによるインスタント
コーヒーの香味増強方式は、単に製造中に失われた香味
を増強するに止まらず、嗜好の多様化に応じて他の好み
の香味を賦加することにも応用でき、さらに比較的安価
なコーヒー豆から製したインスタントコーヒー末に比較
的高級なコーヒー豆から取得したコーヒー油による担体
組成物を加えて高級香味の増強が計れるという利点も存
する。 。
なお、本発明の香味増強用担体の安定なことは下記の実
験成績で証明される。
実験例 実施例1で得られた担体組成物を小瓶中に真空包装し、
65°Cの恒温室中に6力月放置した後に取り出したも
のと新たに製した担体組成物とを各々20倍量のインス
タントコーヒー末に加え、双方に同量の熱湯を注いだ飲
料を飲ませた官能試験の結果は下記に示される。
方法 年令18〜23才、24〜29才および30〜35才の
男女(各5名ずつ)に新旧の区別を告げずに上記のぎや
く待試験を了えた製品の飲料と新たに製した同一製品の
飲料とを飲用させてその香味に違いが感じられるかを記
入させた。
紋末 ゛ (特許出願人 稲畑産業株式会社 〃 束工株式会社 )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、DE値5〜20で水分含量10q6以下の糖化変性
    澱粉70〜98重量部、天然まだは人工香味料30〜2
    重量部、水100〜265重量部および乳化剤少量より
    なる乳化液を60〜70°Cで゛処理して香味料を糖化
    変性澱粉に吸着、包接させたものの乾燥物を主成分とす
    るコーヒー香味増強用担体組成物。 2 天然香味料としてコーヒー生豆またはその・飲料と
    しての利用済廃材より圧油量して得られるコーヒー油を
    使用する特許請求の範囲第1項記載のコーヒー香味増強
    用担体組成物。 6 乾燥物が噴霧乾燥法によシ得られたものである特許
    請求の範囲第1項および同第2項記載のコーヒー香味増
    強用担体組成物。 4、特許請求の範囲第1項記載のコーヒー香味増強用担
    体組成物2〜10重量部を別途製造したインスタントコ
    ーヒー粉末98〜90重量部またはその製造の前工程に
    おける乾燥前の濃厚コーヒー原液の相当量と混合し、所
    望によシこの混合物を製剤化することを特徴とする香味
    の増強されたインスタントコーヒー用食品の製造方法。 5 所望により製剤化された剤型が発泡錠である特許請
    求の範囲第4項記載の香味の増強されたインスタントコ
    ーヒー用食品の製造法。
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JP2006109785A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Sanei Gen Ffi Inc 易溶性固形飲料の製造方法
CN112971041A (zh) * 2021-03-12 2021-06-18 合肥工业大学 一种利用多孔淀粉负载秋葵营养和风味物质加工豆浆的方法

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JPS5912269A (ja) * 1982-07-14 1984-01-21 三洋電機株式会社 冷凍装置

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