JPS60231715A - 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法 - Google Patents

高ゲル化微粒子重合体およびその製造法

Info

Publication number
JPS60231715A
JPS60231715A JP7363484A JP7363484A JPS60231715A JP S60231715 A JPS60231715 A JP S60231715A JP 7363484 A JP7363484 A JP 7363484A JP 7363484 A JP7363484 A JP 7363484A JP S60231715 A JPS60231715 A JP S60231715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
ethylenically unsaturated
less
molecule
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7363484A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Matsui
悦郎 松井
Masataka Ooka
正隆 大岡
Yoichi Murakami
陽一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP7363484A priority Critical patent/JPS60231715A/ja
Publication of JPS60231715A publication Critical patent/JPS60231715A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規にして有用力る高ゲル化微粒子重合体およ
びその製造法に関し、さらに詳細には、特定のモノマー
より得られる高度にゲル化されたビニル系架橋重合体で
あって、該重合体を樹脂の有機溶剤溶液ないしは分散液
に添加した場合に、それら溶液ないしは分散液の粘度を
上昇せしめることなく、樹脂含有率を高めること(いわ
ゆる、バインリッド化)が可能な高ゲル化微粒子ビニル
系重合体およj びその製造法に関する。
・ −分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合(以下
、単に不飽和基という。)を有する七ツマ−(以下、多
官能性モノマーという。)の含有率が5重量%未満なる
、架橋された重合体のゲル化微粒子物は、通常、0.5
X10−”モル7g未満なる架橋点(架橋密度)を有す
るものである処から、極性溶剤中で実質的に膨潤性であ
るし、加えて融着性でもある。
ここにおいて、実質的に非膨潤性であるとは、主に樹脂
溶液中での粘度挙動に関するものであシ、たとえば60
I!のトルエン忙溶解された401i1’のポリメチル
メタクリレート(重量平均分子量Mw = 10,00
0 )溶液の粘度よシも、601Iのトルエンにそれぞ
れ32gのポリメチルメタクリレート(同上)が溶解さ
れ、および8IIのゲル化されたビニル系微粒子重合体
が分散された形の樹脂分散液の粘度の方が低くなるとと
を指して、該ゲル化ビニル系微粒子重合体が非膨潤性で
あると称する。
他方、実質的に非融着性とは、主に膜形成挙動(造膜挙
動)K関するものであシ、たとえば10.9のトルエン
に分散されている11[のゲル化されたビニル系微粒子
重合体が、トルエンの蒸発過程において連続した固体を
形成せずにそのまま独立した微粒子の形で存在している
ことを指して、該ゲル化ビニル系微粒子重合体が非粘着
性であると称する。
ところが、かかる架橋重合体のゲル化微粒子物の架橋密
度を上げるべく、上記の多官能性モノマーの含有率を5
重量%を越えるようにしても、重合温度が1oo”c未
満であるよう々場合には、(該モノマー中の不飽和基の
)重合率は十分に高くなシ得ない処から、目指すべき0
.5X10−”〜1.0X10−tなる架橋点を有して
いて極性溶剤中で実質的に非膨潤性であって、しかも非
融着性であるといった高ゲル化微粒子重合体を得ること
は至極困難であシ、むしろ不可能であるとさえ言い得る
そこで、この重合を100℃以上の高温にして行なうよ
うにすれば、不飽和基の重合率を高めることは可能とな
るが、塊状重合では発熱の制御も困難になれば、得られ
る重合体の粉砕もまた困難になる。
こうした塊状重合法に替えて、重合温度を側段限定する
ものではないが、有機溶剤を媒体として常圧ないしは加
圧下で溶液童合を行なう場合は、得られるビニル系重合
体は高架橋性となる処から、粒子の形成は困難になる。
以上のように、目下の処では、高度の架橋密度を有し、
重合体を溶解する力の強い溶剤中でも膨潤することもな
く、粘度を上げることもない、樹脂含有率が高く、シか
も微細な粒子径を有するような、いわゆるビニル系重合
体の高ゲル化微粒子物あるいはその有機溶剤分散液の収
得を実現化させ得るという技術は存在しない。
しかるに、本発明者らは樹脂の有機溶剤溶液ないしは分
散液に添加した場合に、それらの溶液ないしは分散液の
粘度を上昇せしめることなく、それ自体が樹脂含有率の
高い有機溶剤分散液となり、しかもそれ自体が乾燥した
のちにおいては、非膨潤性で、かつ非融着性固形微粒子
物を与えるような高ゲル化微粒子重合体を得るべく鋭意
研死した結果、−分子中に2個以上の不飽和基を有する
多官能性モノマーのみの重合体、または該多官能性モノ
マーと一分子中に1個の不飽和基を有するモノマー(以
下、これを単官能性モノマーともいう。)との相互重合
体のいずれか一方あるいは両方のビニル系重合体であっ
て、0.5X10−s〜1.0X10−2モル/iなる
架橋点(架橋密度)を有し、極性溶剤中で実質的に非膨
潤性で、かつ非融着性で、25℃における屈折率(Ng
 >が1.45〜1.65々る範囲で、しかも30μm
以上なる粒子径を有する該ビニル系重合体の存在率が1
重量%以下で、しかも重量平均粒子径が20μm以下な
る高度にゲル化された微粒子重合体が得られることを見
出し、加えて、多官能性モノマーの5〜100重量%と
、単官能性モノマーの95〜0重量%とを、100℃未
満での半減期が6時間以下なる有機および/−またけ無
機系のラジカル重合開始剤(以下、低温分解型開始剤と
もいう。)の1種以上と1.100〜250℃なる温度
での半減期が3時間なる有機系のラジカル重合開始剤(
以下、高温分解型開始剤ともいう。)の1種以上とを用
いて、まず20℃以上100℃未満の温度で水性エマル
ジョンあるいは水性サスペンションの状態で重合せしめ
る工程と、次いで常圧ないしは加圧下に、100〜25
0℃なる温度で重合を継続せしめる工程とから成る高度
にゲル化されたビニル系微粒子重合体の製造法をも見出
すに及んで、上述した如き本発明を完成させるに到った
すなわち本発明は、特に多官能性モノマーの5重量%以
上と、単官能性上ツマ−の95重量%以下とを、特に低
温分解型開始剤および高温分解型開始剤のそれぞれ1種
以上を用いて、特に1まず20℃以上100℃未満なる
範囲の温度で重合させて、好ましくは、不飽和結合の6
0〜99%までを反応せしめ、次いで100〜250℃
なる温度でさらに追重合させて、残シのモノマー分を重
合せしめる一つi汎重合の促進化と重合率の向上化−と
いう特定の、高ゲル化微粒子ビニル系重合体の製法を提
供すると共に1このようにして得られる前記特定の性状
値、つまシ、30μm以上刃る粒径の粒子の存在率が1
重量%以下で、かつ重量平均粒子径が20μm以下で、
NFfが1.45〜1.65なる、しかも架橋点密度が
0.5X10−”〜1.0×10″″モル/gなる特定
の高ゲル化微粒子ビニル系重合体を提供する本のである
ところで、特開昭47−6789号公報や特開昭47−
10843号公報などには、この種のゲル化粒子に関す
る報告もなされてはいるけれども、既述したように、こ
れまでの技術によれば、高度にゲル化された微粒子物で
はなくて、高い溶解力をもった有機溶剤(極性溶剤)を
含む樹脂溶液に添加させて得られる樹脂分散液の粘度を
高めるといった類のゲル化粒子しか見出されていないと
いうのが実状であるが、これに対して本発明の高ゲル化
微粒子重合体、つtシ本発明方法によシ得られる高度に
ゲル化されたビ二ル系微粒子重合体は、トルエンや酢酸
エチルなどのポリマー溶解力の強い極性溶剤中でも実質
的忙非膨潤性で、かつ非融着性であって、しかもかかる
溶解力の強い溶剤を含む樹脂溶液ないしは分散液忙添加
した場合に、そうした樹脂溶液(分散液)の粘度を上げ
るのことのない樹脂含有率の高い、つま夛ハイソリッド
なる分散液となすことのできるゲル化微粒子物であると
いう点で、従来型ゲル化粒子物とは全く異なるものであ
る。
ここにおいて、前記した多官能性モノマーとして代表的
なものには、エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、総炭素数が10〜28なるオリゴエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(
メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ
)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレートも
しくはペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
トの如き多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類
;ジアリルサクシネート、ジアリルフタレートもしくは
トリアリルイソシアヌレートの如きアリルアルコールの
エステル類;またはジビニルベンゼン、ジシクロペンテ
ニル(メタ)アクリレート、ブタジェン、ペンタジェン
、インブレンもしくはクロロプレンなどがある。
これらのうち、ジビニルベンゼン、ジシクロペンテニル
(メタ)アクリレート、トリアリルイソシアヌレートま
たハ各種多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類
が特に好ましい。
他方、前記した単官能性モノマーとして代表的なものに
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、igo−
ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、N、N−ジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート、N、N−ジエチル
アミンエチル(メタ)アクリレートもしくは(β−メチ
ル)グリシジル(メタ)アクリレートの如き(メタ)ア
クリル酸エステル類;(メタ)アクリルアミド、N、N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(
メタ)アクリルアミドもしくはN−ブトキシメチル(メ
タ)アクリルアミドの如きアミド基含有モノマー類;(
メタ)アクリル酸、イタコン酸もしくは(無水)マレイ
ン酸の如きカルボキシル基含有モノマー類;ジメチルイ
タコネート、ジエチルマレートもしくはジ−n−ブチル
フマレートの如き不飽和ジカルボン酸のジアルキルエス
テル類、またはスチレン、エチルスチレン、ビニルトル
エン、(メタ)アクリロニトリルもしくは酢酸ビニルな
どがある。
次に、前記した低温分解型開始剤としてそれぞれ代表的
なものには、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムまた
は過酸化水素などの無機系化合物、およびアセチルパー
オキサイド、プロピオニルパーオキサイド、igo−ブ
チルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、te
rt−ブチルパーオクトエートまたはアゾビス−1so
−ブチロニトリルなどの如き有機系化合物があるし、他
方、前記した高温分解型開始剤として代表的なものKは
、tart−ブチルヒドロパーオキサイド、tert−
ブチルクミルパーオキサイド、tert−ブチルパーオ
キシベンゾエート、ジーtert−ブチルパーオキサイ
ド、ジクミルパーオキサイドまたはクメンヒドロパーオ
キサイドなどの如き有機系化合物がある、そして、ヒれ
らの低温分解型および高温分解型開始剤のいずれとも、
あるいはそのうちの有機系と無機系との別を問わず、前
掲された各種七ツマー類の100重量部に対して0,0
1〜10川量部、好ましくは0.05〜5重社部となる
範囲で用いられるのが適当である。
本発明の高ゲル化微粒子重合体を得るにさいして、ある
いは本発明方法を実施するにさいしては、第一段階の重
合反応が20℃以上100℃未満の温度という比較的温
和な条件で行なわれるので、前記多官能性上ツマ−を多
く使用しても、収率よく水性エマルジョンあるいは水性
サスペンションを調製することができる。
当該第一段階の重合反応のさいには、公知慣用の各種の
乳化剤および分散安定剤を適宜使用することができる。
当該第一段階の反応に続く第二段階の反応は100〜2
50℃という高温でのものであシ、第一段階における重
合反応の継続であシ、該第一段階重合の促進であって、
前掲□された如き各種モノマー中の不飽和基の重合基を
よシリ上に上昇せしめる目的で行なわれるものである。
そして、当該第二段階の重合反応は水性エマルジョンな
いしは水性サスペンションの状態で、常圧下または加圧
下のいずれで行なってもよく、あるいは空気中ないしは
不活性ガス中、たとえば窒素ガス中または二酸化炭素ガ
ス中でのいずれで行なってもよいが、かかる空気中ない
しは不活性ガス中で行なうには、当該第二段階の反応の
代わ夛に。
当該第一段階の反応の終了後に得られる水性エマルジョ
ンあるいはサスペンションを、必要により、公知慣用の
物理的ないしは化学的手段によシ固形物の形で分離する
場合に引き続いて行なう乾燥工程で該固形物の乾燥を行
なうことと併せて一体的に当該第一段階の重合反応を済
ませるようにしてもよく、このようにすることによって
も当該第二段階の反応を上記第一段階の反応に引き続い
て行なった場合と同様の結果が得られる。
このようにして得られる本発明の高ゲル化微粒子ビニル
系重合体は、第一段階の重合反応で既に粒子が形成され
ているので、第二段階の重合反応、あるいはこれに代わ
るべき上述の如き空気中ないしは不活性ガス中で行なわ
れる乾燥工程でめ重合反応のいずれの場合においても、
微粒子間の反応による塊状化(ブロック化)は起こらな
い。
こうした効果は本発明の一つの特長でもある。
ここにおいて、前記乾燥工程においては、通常50〜2
00℃なる範囲の温度であればよい。
かくして、種々の方式の重合ののちに得られる、水性エ
マルジョンあるいはサスペンション中の高ゲル化微粒子
ビニル系重合体は、水の蒸発もしくは共沸、または重合
体(粒子)の沈降もしくは凝集などの物理的ないしは化
学的手段によシ固形物の形で分離せしめることもできる
し、あるいはこうした物理的ないしは化学的手段を施す
にさいして、本発明の重合体と別の樹脂類および/また
は有機溶剤類などを存在させた状態で、本発明の重合体
の媒体を、直接、水から該樹脂類および/または有機溶
剤類などに置き換えることもできる。
このようにして得られる本発明の高ゲル化微粒子ビニル
系重合体は、必要に応じて、前述したように水性エマル
ジョンあるいはサスペンションから固形物の形で分離せ
しめたシ、あるいは別の樹脂類、有機溶剤類や水などの
媒体中で、粒子径が60μm以上の粒子の存在率が1M
量%以下であって、しかも重量平均粒子径が20μm以
下、好ましくは10μm以下の範囲となるように粉砕せ
しめることは、極めて容易である。
かかるゲル化重合体の粒径分布が、60μm以上なる粒
径をもった粒子の存在率を1重量%以上となるようにし
たヤ、あるいは20μm以上なる重量平均粒径となるよ
うにした場合には、もはや平滑な塗面を与え得るような
塗料の調製は期待し難くなる。
また1本発明の高ゲル化微粒子ビニル系重合体としては
、Nvが1.45〜1.65なる範囲内のものが適当で
あり、しかも本発明の重合体と、該重合体と併用すべき
別の樹脂類との間で当該屈折率が相互に等しい場合には
得られる塗膜は透明なものとなるし、相互に異なる場合
には不透明なものとなるので、後者のように異なる屈折
率を有する場合には、本発明の重合体を艶消し用ないし
は艶消し顔料の調製用として利用することもできる。
さらに、本発明の高ゲル化微粒子ビニル系重合体として
は、ハイソリッド化の観点から、架橋点密度が0.5X
10−3〜1.0X10−2モル/gなる範囲内のもの
が適意である。
かくして、本発明の高ゲル化微粒子重合体、つまり本発
明方法により得られる高度にゲル化されたビニル系微粒
子重合体は、熱可塑性ないしは熱硬化性の別の各種プラ
スチックス類または各種塗料への透明充填剤として、あ
るいは艶消しの有機顔料として用いることもできるし、
さらには熱可塑性ないしは熱硬化性の別の各種プラスチ
ックス類に対して、または各種塗料に対してのチクソ化
剤または粘度調整剤(粘度調節剤)としても用いること
ができる。
次に、本発明を実施例、比較例および参考例により具体
的に説明するが、以下において部および%は%に断シの
ない限シ、すべて重量基準であるものとする。
実施例1 第1表に示されるような原料仕込割合で、混合物(イ)
を反応容器内で攪拌しつつ65℃に加熱し、そこへ混合
物伸)の1/10を加え、次いで30分後に混合物(ロ
)の残#)9/10および混合物(ハ)の315を3時
間に亘って滴下せしめ、滴下終了後に混合物(ハ)の残
プ215を加えて更に1時間70℃に保持して攪拌を継
続せしめ、次いで密閉状態で160℃に昇温して同温度
で3時間攪拌を継続せしめて架橋反応を終結させた。
しかるのち、生成した水性エマルジョンを50℃に冷却
させ、200メツシユの1布で1遇せしめ、次いで10
0℃に加熱攪拌しつつ乾燥せしめた。
かくして得られた重合体粒子の凝集物を、日本ニューマ
ヂツク工業■製の超音速I一式レジエツトミル以下同様
)にて粉砕せしめて、粒径が10μm以上なる粒子の存
在率が0.1%以下で、かつ米国リーノ・アンド・ノー
スラップ(LEEDS & N0RTHRUP)社製の
「マイクロトラックSTDタイプ7991−DJを用い
て測定された重量平均粒径(以下同様)が3.1μmで
、■アタゴ製のアツベ屈折計で測定されたNv(以下同
様)が1.49なる、しかも赤外線分光光度計を用い、
各ビニル基の吸収強度を測定することによってめられた
架橋点密度(以下同様)が0.6×10−3モル/Iな
る、高度にゲル化されたビニル系微粒子重合体の微粉末
を得た。以下、これをゲル化微粒子P−1と略記する。
名 蒼化工石鹸■製のポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル実施例2 第2表に示されるような原料仕込割合で、混合物に)を
反応容器内で攪拌しつつ75℃に加熱し、そこへ混合物
(ホ)の1/20を加え、次いで30分後に混合物(へ
)の115を加え、さらに30分後に混合物(ホ)の1
9/20と混合物(へ)の615とを3時間に亘って滴
下せしめ、滴下終了後に混合物(へ)の115を加えて
更に1時間80℃忙保持して攪拌を継続せしめ、しかる
のち密閉状態で160℃に昇温して同温度で3時間攪拌
を継続せしめて架橋反応を終結させた。
次すで、生成した水性エマルジョンについて実施例1と
同様に処理して、粒径が10μm以上なる粒子の存在率
が01%以下で、かつ重量平均粒径が6.9μmで、N
vが1.51なる、しかも架橋点密度が1.5X10−
”モル/Iなる、高度にゲル化された目的ビニル系微粒
子重合体の微粉末を得た。以下、これをゲル化微粒子P
−2と略記する。
チル硫酸エステルナトリウム 実施例5 第3表に示されるような原料仕込割合に替える以外は、
実施例2と同様にして粒径が10μm以上なる粒子の存
在率が0.1%以下で、重量平均粒径が2.8μmで、
Nvが1.49なる、しかも架橋点密度が1.lX10
−”モル/gなる目的重合体の微粉末を得た。以下、こ
れをゲル化微粒子P−3と略記する。
第 3 表 実施例4 第4表に示されるような原料仕込割合で、混合物側)を
反応容器内で攪拌しつつ65℃に加熱し、FeCJ3・
6H70の075%水溶液の0.4部と混合物(イ)の
1/32とを加え、その30分後にメタ亜硫酸水素す)
 IJウム(メタ重亜硫酸ソーダ)の25%水溶液の5
部と過硫酸アンモニウムの5%水溶液の4部とを加え、
きらにその30分後に混合物内の31732と該過硫酸
アンモニウム水溶液の16部とを6時間に亘って滴下せ
しめたが、かかる滴下中は70℃に保持し、次いで滴下
終了時よシロ0分後に、密閉状態で160℃まで昇温し
、同温度で6時間攪拌を継続せしめて架橋反応を終結さ
せた。
以後は、かくして得られた水性エマルジョンについて実
施例1と同様にして粒径が10μm以上なる粒子の存在
率が0,1%以下で、重量平均粒径が3.3μmで、N
ASが1.49なる、しかも架橋点密度が1.0X10
4モル/Iなる目的重合体の微粉末を得た。以下これを
ゲル化微粒子P−4と略記する。
比較例1 第5表に示されるよう々原料仕込割合で、混合物(い)
を反応容器内で攪拌しつつ65℃に加熱し、混合物(ろ
)の1/10を加えて、その30分後に混合物(は)の
115を加え、さらにその30分後に混合物(ろ)の9
/1oと混合物<U>の615とを3時間に亘って滴下
せしめ、滴下終了直後に混合物は)の115を加え、7
0’Cに1時間保持して攪拌を継続せしめた。
次いで、ここ〈生成した対照用のエマルジョンを30’
Cに冷却して200メツシユのP布にてP遇せしめたの
ち、60℃に加熱攪拌しつつ乾燥せしめた。
かくして得られた凝集物をジェットミルで粉砕せしめて
、粒径が10μm以上なる粒子の存在率が0.1%以下
で、かつ重量平均粒径が3.2電で NAIが1.49
なる、しかも架橋点密度が0.2X10−”モル/Iな
る対照用重合体の微粉末を得た。以下、これをゲル化微
粒子P′−1と略記する。
第 5 表 比較例2 第6表に示されるような原料仕込割合に変更した以外は
、実施例1と同様にして粒径が10μm以上なる粒子の
存在率が1%以下で、重量平均粒径が3.5μmで、N
vが1.49々る、しかも架橋点密度が0.lX10”
”モル/gなる対照用重合体の微粉末を得た。以下、こ
れをゲル化微粒子pl−2と略記する。
第 6 表 参考例1〜7(極性溶剤中での膨潤性の比較検討例)各
実施例および比較例で得られたそれぞれの微粉末の15
部と、[アクリディック54−113J(大日本インキ
化学工業■製のアクリル系重合体)固形物の48部と、
酢酸−n−ブチル/トルエン/11−ブタノール=2/
2/1(重量比)なる極性溶剤の90部とからなる各混
合物を、五十嵐機械製造■製のサンドミル「08G−1
0Jで1時間混線せしめ、次いで200メツシユ金網で
f遇せしめ、しかるのち■東京計器製造新製のB型粘度
計で粘度を測定して、それぞれの樹脂溶液の膨潤性のデ
ーターとしムそれらの結果は第7表Kまとめて示す。
参考例8〜15(極性溶剤中での融着性の比較検討例)
各実施例および比較例で得られたそれぞれの微粉末の1
部と酢酸−n−ブチルの4部とからなる各混合物をシャ
ーレに入れて105℃なる温度で1時間加熱せしめて、
それぞれの樹脂の融着性のデーターとした。それらの結
果はまとめて第8表に示す。
n−ブチル/トルエン/n−ブタノール−40/24/
24/12(重量比)なる配合としている。
蒼斧25℃におけるB型粘度計(60r、p、m)で測
定した。
第 8 表 」 手続補正書 昭和60年 6月乙 日 特許庁長官 志 賀 学 殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第73634号 2、発明の名称 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 〒174 東京都板橋区坂下三丁目35番58号(28
B)大日本インキ化学工業株式会社代表者 用 村 茂
 邦 4、代理人 〒103 東京都中央区日本橋三丁目7番20号大日本
インキ化学工業株式会社内 電話 東京(03) 272−4511 (大代表)、
1自 発 / ゛\ヘー、/′ 7、補正の内容 (1)特許請求の範囲の記載を別紙のように訂正する。
(2)明細書の第4頁11行目の、 第6頁4行目の、および 第8頁3〜4行目にかけての 「極性溶剤」を、それぞれ 「重合体を溶解する力の強い溶剤」に訂正する。
(3)明細書の第8頁5行目の、 第10頁3行目の、 第19頁4行目の、 第21頁14行目の、 第23頁12行目の、 第25頁4行目の、 第27頁15行目の、 第29頁10行目の、および 第30真末行目の記載 「ND」を、それぞれ rnfJに訂正する。
(4) 明細書の第10頁11行目の記載を次のように
訂正する。
「て、高い溶解力をもった有機溶剤を含む樹脂j(5)
・明細書の第11頁2行目の記載を次のように訂正する
「−溶解力の強い溶剤中でも実質的に非膨潤性で、かつ
J (6)明細書の第11頁5行目の記載を次のように訂正
する。
「溶液(分散液)の粘度を上げることのない樹脂含有率
の」 (7)明細書の第14頁5行目の記載を次のように訂正
する。
rサイド、プロピオニルパーオキサイド、iso −ブ
チリルパー」 (8) 明細書の第16真12行目の記載を次のように
訂正する。
「と併せて一体的に当該第二段階の重合反応を済ま゛せ
るよう」 (9)明細書の第19頁13行目の記載を次のように訂
正する。
r〜1.0X10−2モル/gなる範囲内のものが適当
である。1 0111 明細書の第21頁10行目の記載を次のよう
に訂正する。
「が0.1%以下で、かつ米国リーズ・アンド・ノース
ランプJ aυ 明細書、第26頁の「第3表」を次のように訂正
する。
第 3 U 以 上 −補正後の特許隨求鬼算[ 「1.−分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有
するモノマーのみの重合体、または上記モノマーと一分
子中にエチレン性不飽和結合を有するモノマーとの相互
重合体のいずれか一方あるいは両方のビニル系重合体で
あって、0.5X10−2〜1.0X10−”モル/グ
ラムなる範囲の架橋点を有し、里査止1度脛を奉方■孜
と溶剤中で実質的に非膨潤性で、かつ非融着性で、25
℃における屈折率が1.45〜1.65なる範囲で、し
かも30μmm上なる粒子径を有する該ビニル系重合体
の存在率が1重量%以下で、かつ重量平均粒子径が20
μm以下であることを特徴とする、高ゲル化微粒子ビニ
ル系重合体。
2、前記した一分子中に2個以上のエチレン性不飽和結
合を有する千ツマ−が、ジビニルベンゼン、ジシクロペ
ンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレ
ート、エチレングリコールジアクリレート、エチレング
リコールジメタクリレート、総炭素数が10〜28なる
オリゴエチレングリコールジアクリレートもしくはジメ
タクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート
、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチ
ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、グリセリントリアクリレート
、グリセリントリメタクリレート、トリアリルイソシア
ヌレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートお
よび/またはペンタエリスリトールテトラアクリレート
であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
重合体。
3、−分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有す
るモノマーの5〜100重量%と、−分子中に1個のエ
チレン性不飽和結合を有するモノマーの95〜0重量%
とを、100℃未満での半減期が3時間以下なる有機系
および/または無機系ラジカル重合開始剤の1種以上と
、100〜250℃での半減期が3時間なる有機系ラジ
カル重合開始剤の1種以上とを用いて、まず20℃以上
100℃未満の温度で水性エマルジョンあるいは水性サ
スペンションの状態で重合せしめる工程と、次いで常圧
下ないしは加圧下に、100〜250℃なる温度で重合
を継続せしめる工程とから成ることを特徴とする、高度
にゲル化されたビニル系微粒子重合体の製造法。J 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、−分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有す
    るモノマー高体、または上記モノマーと一分子中にエチ
    レン性不飽和結合を有するモノマーとの相互重合体のい
    ずれか一方あるいは両方のビニル系重合体であって、0
    .5×10−s〜1.0×10−2モル/グラムなる範
    囲の架橋点を有し、極性溶剤中で実質的に非膨潤性で、
    かつ非融着性で、25℃における屈折率が1.45〜1
    .65なる範囲で、しかも30μmなる粒子径を有する
    該ビニル系重合体の存在率が1重量%以下で、かつ重量
    平均粒子径が20μm以下であることを特徴とする、高
    ゲル化微粒子ビニル系重合体。 2、前記した一分子中に2個以上のエチレン性不飽和結
    合を有スるモノマーが、ジビニルベンゼン、ジシクロペ
    ンテニルアクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレ
    ート、エチレングリコールジアクリレート、エチレング
    リコールジメタクリレート、総炭素数が10〜28なる
    オリゴエチレングリコールジアクリレートもしくはジメ
    タクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート
    、トリメチロールエタントリメタクリレート、トリメチ
    ロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロ
    パントリメタクリレート、グリセリントリアクリレート
    、グリセリントリメタクリレート、トリアリルイソシア
    ヌレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートお
    よび/またはペンタエリスリトールテトラメタクリレー
    トであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の重合体。 五 −分子中に2個以上のエチレン性不飽和結合を有す
    るモノマーの5〜100重量%と、−分子中に1個のエ
    チレン性不飽和結合を有するモノマーの95〜0重量%
    とを、100℃未満での半減期が5時間以下なる有機系
    および/または無機系ラジカル重合開始剤の1種以上と
    、1oO〜250℃での半減期が6時間なる有機系ラジ
    カル重合量に剤の1種以上とを用いて、まず20℃以上
    100℃未満C温度で水性エマルジョンあるいは水性サ
    スペンションのυ態で重合せしめる工程と2次いで常圧
    下ないしは加圧下に100〜250℃なる温度で重合を
    継続せしめる工程と力ら成ることを%徴とする、高度に
    ゲル化されたビニル基部粒子重合体の製造法。
JP7363484A 1984-04-12 1984-04-12 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法 Pending JPS60231715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7363484A JPS60231715A (ja) 1984-04-12 1984-04-12 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7363484A JPS60231715A (ja) 1984-04-12 1984-04-12 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60231715A true JPS60231715A (ja) 1985-11-18

Family

ID=13523932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7363484A Pending JPS60231715A (ja) 1984-04-12 1984-04-12 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60231715A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174574A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Asahi Kasei Chemicals Corp 増粘剤およびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316037A (en) * 1976-07-29 1978-02-14 Ici Ltd Waterrsoluble monoazo dyes* process for producing same and method for dyeing materials of synthetic polyamide fiber using said2dyes
JPS53144991A (en) * 1977-05-20 1978-12-16 Roehm Gmbh Hollow granular polymer and producing process thereof

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5316037A (en) * 1976-07-29 1978-02-14 Ici Ltd Waterrsoluble monoazo dyes* process for producing same and method for dyeing materials of synthetic polyamide fiber using said2dyes
JPS53144991A (en) * 1977-05-20 1978-12-16 Roehm Gmbh Hollow granular polymer and producing process thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008174574A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Asahi Kasei Chemicals Corp 増粘剤およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05178912A (ja) 架橋ポリマー粒子の製造方法
JP5493248B2 (ja) コア−シェル微粒子の製造方法及びその中間体の製造方法
US8288453B2 (en) Process to disperse organic microparticles/nanoparticles into non-aqueous resin medium
JP6151380B2 (ja) アクリレート−スチレン−アクリロニトリル重合体及び熱可塑性樹脂組成物
JP2020084117A (ja) 複合粒子ならびに水性コーティング組成物およびその製造方法と被膜
JP5169623B2 (ja) ナノ微粒子複合体の製造方法
JP2006257139A (ja) コア−シェル型高分子微粒子及びその製造方法
JP4215455B2 (ja) リビング開始種を有するポリマー粒子及びその製造方法
JP2010018760A (ja) コロイド結晶、その製造方法及び固定化コロイド結晶
CN112368310B (zh) 硅酮-丙烯酸聚合物粒子
JPH0730140B2 (ja) ゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法
JPS60231715A (ja) 高ゲル化微粒子重合体およびその製造法
JP2000178398A (ja) 樹脂組成物および架橋微粒子分散型硬化性樹脂組成物
JP2004076216A5 (ja)
JPH07238105A (ja) 高架橋ポリマー粒子およびその製造方法
JP2010207813A (ja) 粒子及びそれを製造する方法
JPH0717688B2 (ja) 高架橋ポリマー粒子およびその製造方法
CN112334502B (zh) 聚合硅酮和丙烯酸单体
JPH0618802B2 (ja) 高屈折率重合体微粒子の分散液の製造方法
JPH0618833B2 (ja) 非水系樹脂分散液の製造方法
JP3515843B2 (ja) 異相構造を有する微粒子からなるラテックス状のポリマー
KR20080019903A (ko) 눈사람 형상의 특수형상 고분자 입자 및 이의 제조방법
KR20060075259A (ko) 분산중합에 의한 단분산성 기능성 가교 입자의 제조방법
EP4130068A1 (en) Copolymer, resin composition, shaped object, filmy shaped object, and method for producing copolymer
JPS6249282B2 (ja)