JPS60231608A - 膜構造が強化されたリポソ−ム - Google Patents
膜構造が強化されたリポソ−ムInfo
- Publication number
- JPS60231608A JPS60231608A JP8518284A JP8518284A JPS60231608A JP S60231608 A JPS60231608 A JP S60231608A JP 8518284 A JP8518284 A JP 8518284A JP 8518284 A JP8518284 A JP 8518284A JP S60231608 A JPS60231608 A JP S60231608A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liposome
- ascorbic acid
- lipid
- membrane
- membrane structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/10—Dispersions; Emulsions
- A61K9/127—Liposomes
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は改良されたリポソーム(小胞体)に関するもの
である。
である。
Sらに詳しくは、本発明は膜構造が強化されたリポソー
ムに関する。リポソーム(Iiposome)は脂質2
分子膜からなる閉鎖小胞体ある。天然の生体膜は脂質の
2分子構造をとっているといわれており、このリポソー
ムは生体膜のモデル膜としてその物理化学的性質の研究
に広く用いられている。また、リポソームは内部の水層
や膜内に種々の物質を閉じ込めることが出来、細胞と融
合したリ、細胞に取り込まれたりするので生体内へ物質
を送り込むキャリヤーとして利用される。リポソームを
利用した研究は生物学、医学、薬学など広範な分野にわ
たっており、酵素や制癌剤を運ぶキャリヤーとしての利
用、免疫学分野での利用、細胞との相互作用、ドラッグ
デリバリ−システムとしての利用等が研究されている。
ムに関する。リポソーム(Iiposome)は脂質2
分子膜からなる閉鎖小胞体ある。天然の生体膜は脂質の
2分子構造をとっているといわれており、このリポソー
ムは生体膜のモデル膜としてその物理化学的性質の研究
に広く用いられている。また、リポソームは内部の水層
や膜内に種々の物質を閉じ込めることが出来、細胞と融
合したリ、細胞に取り込まれたりするので生体内へ物質
を送り込むキャリヤーとして利用される。リポソームを
利用した研究は生物学、医学、薬学など広範な分野にわ
たっており、酵素や制癌剤を運ぶキャリヤーとしての利
用、免疫学分野での利用、細胞との相互作用、ドラッグ
デリバリ−システムとしての利用等が研究されている。
先行技術および問題点
リポソームは上述したように極めて広範な利用分野を有
するが、その問題点として膜構造の脆弱性が指摘されて
いる。即ち、膜形成物質である脂質の化学的または物理
的変化により膜が破壊され保持物質のもれを生じる。そ
こでリポソーム膜の強化法として従来、膜にスフィンゴ
ミエリンを添加して水素結合帯を付与・強化する方法、
トコフェロール等を添加して不飽和脂質の酸化を防止す
る方法等が知られているが、いずれの方法も十分ではな
く、より効果の高い膜強化法の出現が望まれていた。
するが、その問題点として膜構造の脆弱性が指摘されて
いる。即ち、膜形成物質である脂質の化学的または物理
的変化により膜が破壊され保持物質のもれを生じる。そ
こでリポソーム膜の強化法として従来、膜にスフィンゴ
ミエリンを添加して水素結合帯を付与・強化する方法、
トコフェロール等を添加して不飽和脂質の酸化を防止す
る方法等が知られているが、いずれの方法も十分ではな
く、より効果の高い膜強化法の出現が望まれていた。
II 、発明の目的
従って本発明の目的は、膜構造の強化されたリポソーム
を提供することにある。
を提供することにある。
本発明のリポソームは、上記目的を達成するために、次
の各項に記載する構成を有する。
の各項に記載する構成を有する。
(1)リポソームを構成する膜がアスコルビン酸エステ
ル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構造が
強化されたリポソーム。
ル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構造が
強化されたリポソーム。
(2)脂質は不飽和結合を有する脂質である第1項記載
の膜構造が強化されたリポソーム。
の膜構造が強化されたリポソーム。
(3)不飽和結合を有する脂質はリン脂質である第2項
記載の膜構造が強化されたリポソーム。
記載の膜構造が強化されたリポソーム。
(4)リン脂質はホスファチジルコリンまたはスフィン
ゴミエリンである第3項記載の膜構造が強化されたリポ
ソーム。
ゴミエリンである第3項記載の膜構造が強化されたリポ
ソーム。
(5)アスコルビン酸エステルはアスコルビン酸高級モ
ノまたはジエステルである第1項記載の膜構造が強化さ
れたリポソーム。
ノまたはジエステルである第1項記載の膜構造が強化さ
れたリポソーム。
(6)アスコルビン酸高級モノまたはジエステルは、ア
スコルビン酸モノ若しくはジパルミテートまたはアスコ
ルビン酸モノ若しくはジステアレートである第5項記載
の膜構造が強化されたリポソーム。
スコルビン酸モノ若しくはジパルミテートまたはアスコ
ルビン酸モノ若しくはジステアレートである第5項記載
の膜構造が強化されたリポソーム。
(7)リポソームと該リポソームに取りこまれた物質か
らなり、該リポソームを構成する膜が7スコルビン酪エ
ステル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構
造が強化されたリポソニム。
らなり、該リポソームを構成する膜が7スコルビン酪エ
ステル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構
造が強化されたリポソニム。
■1発明の詳細な説明
本発明者等は、リポソームの膜構造を強化する方法を鋭
意研究した結果、リポソーム膜構成脂質にアスコルビン
酸エステルを添加すると、脂質2分子膜間にアスコルビ
ン酸エステルが入り、疎水結合とともに水素結合帯が強
化され、さらに脂質が不飽和脂肪酸を含んでいる場合に
は、その酸化が防止されることによりリポソーム膜が強
化されることを知った。
意研究した結果、リポソーム膜構成脂質にアスコルビン
酸エステルを添加すると、脂質2分子膜間にアスコルビ
ン酸エステルが入り、疎水結合とともに水素結合帯が強
化され、さらに脂質が不飽和脂肪酸を含んでいる場合に
は、その酸化が防止されることによりリポソーム膜が強
化されることを知った。
本発明はこの知見に基づいて完成されたものであり、本
発明の膜構造が強化されたリポソームは、リポソームを
構成する膜がアスコルビン酸エステル0.1〜20モル
%を含有する脂質からなる。
発明の膜構造が強化されたリポソームは、リポソームを
構成する膜がアスコルビン酸エステル0.1〜20モル
%を含有する脂質からなる。
本発明におけるリポソーム膜構成脂質には特に制限ハな
く、リポソームを形成するものであれば天然または合成
の脂質が使用可能である。使用される脂質が分子中に不
飽和脂肪酸を含んでいる場合には、その酸化が防止され
る。本発明においてはリン脂質が好適に使用され、その
例として、レシチン、ホスファチジルコリン/、ホスフ
ァチジルエタノールアミン、ホスファチジン酸、ホスフ
ァチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスフ
ァチジルグリセロール、スフィンゴミエリン、カルシオ
リピンおよびこれらを常法に従って水素添加したものが
あげられ、これらを組合せて用いることもできる。特に
ホスファチジルコリンまたはスフィンゴミエリンが好ま
しい。
く、リポソームを形成するものであれば天然または合成
の脂質が使用可能である。使用される脂質が分子中に不
飽和脂肪酸を含んでいる場合には、その酸化が防止され
る。本発明においてはリン脂質が好適に使用され、その
例として、レシチン、ホスファチジルコリン/、ホスフ
ァチジルエタノールアミン、ホスファチジン酸、ホスフ
ァチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスフ
ァチジルグリセロール、スフィンゴミエリン、カルシオ
リピンおよびこれらを常法に従って水素添加したものが
あげられ、これらを組合せて用いることもできる。特に
ホスファチジルコリンまたはスフィンゴミエリンが好ま
しい。
本発明で使用されるアスコルどン敢エステルは脂溶性で
あることが必要であり、アスコルビン酸高級脂肪酸モノ
またはジエステルが好ましい。高級脂肪酸としては炭素
数12〜22、特にI4−18を有するものが望ましく
、特にバルミチン酸、ステアリン酸が好適である。
あることが必要であり、アスコルビン酸高級脂肪酸モノ
またはジエステルが好ましい。高級脂肪酸としては炭素
数12〜22、特にI4−18を有するものが望ましく
、特にバルミチン酸、ステアリン酸が好適である。
アスコルビン酸エステルの使用量は、0.1〜2oモル
%、即ち、脂質100モルに対してアスコルビン酸エス
テルを0.1〜20モル使用するのが適当である。0.
1モル%より低い濃度では膜構造を強化することができ
ない。20モル%より高い濃度では膜構造は強化される
が同時にアスコルビン酸の生理活性が発揮されるので一
般的には望ましくない。
%、即ち、脂質100モルに対してアスコルビン酸エス
テルを0.1〜20モル使用するのが適当である。0.
1モル%より低い濃度では膜構造を強化することができ
ない。20モル%より高い濃度では膜構造は強化される
が同時にアスコルビン酸の生理活性が発揮されるので一
般的には望ましくない。
本発明のリポソームには、膜の強度を高めるために、さ
らにコレステロール等のステロールを添加することがで
き、また生体中における薬剤の徐放性を調節するために
、電荷を与える物質、例えばホスファチジン酸、ジセチ
ルホスフェート、ステアリルアミン等を添加することが
できる。リポソーム膜はこれらの物質の存在によって破
壊がコントロールされる。
らにコレステロール等のステロールを添加することがで
き、また生体中における薬剤の徐放性を調節するために
、電荷を与える物質、例えばホスファチジン酸、ジセチ
ルホスフェート、ステアリルアミン等を添加することが
できる。リポソーム膜はこれらの物質の存在によって破
壊がコントロールされる。
本発明のリポソームは、それ自体、またそれに種々の物
質を包含させて多方面の分野に利用される。
質を包含させて多方面の分野に利用される。
例えば、生体膜への親和性を利用して細胞分離材として
使用することができる。またin vitroまたはi
n viマ0で不安定なもの、体内で徐々に放出されあ
るいは特定の臓器に速やかに分布することが所望される
薬物のキャリヤーとして利用することもできる。このよ
うな薬物の例としては、インスリン、ヘパリン、ウロキ
ナーゼ、ユビデカレノン、メトトレキセート、ネオマイ
シン、プレオマイシン、テトラサイクリン、チトクロー
ムC、アスパラキナーゼ、シトシンアラビノシド等があ
げられる。その他、薬剤以外のものでも、マーカーある
いはプラスミドやDNA、RNA等、生体内に投与して
有効なものであれば特に制限されることはない。
使用することができる。またin vitroまたはi
n viマ0で不安定なもの、体内で徐々に放出されあ
るいは特定の臓器に速やかに分布することが所望される
薬物のキャリヤーとして利用することもできる。このよ
うな薬物の例としては、インスリン、ヘパリン、ウロキ
ナーゼ、ユビデカレノン、メトトレキセート、ネオマイ
シン、プレオマイシン、テトラサイクリン、チトクロー
ムC、アスパラキナーゼ、シトシンアラビノシド等があ
げられる。その他、薬剤以外のものでも、マーカーある
いはプラスミドやDNA、RNA等、生体内に投与して
有効なものであれば特に制限されることはない。
本発明のリポソームはそれ自体公知の方法によって製造
される。
される。
例えば、リポソーム構成脂質およびアスコルビン酸エス
テルおよび所望によりステロール、電荷付与物質、脂溶
性薬物をクロロホルム、エタノール等の適当な有機溶媒
に溶解し、得られた溶液から溶媒を留去して脂質の薄膜
を調整する。この薄膜に取り込ませたい物質の水溶液を
加えて激しく攪拌すると、多重層リポソームが形成され
る。これを超音波で処理すると直径約250A〜500
Aのリポソームが得られる。
テルおよび所望によりステロール、電荷付与物質、脂溶
性薬物をクロロホルム、エタノール等の適当な有機溶媒
に溶解し、得られた溶液から溶媒を留去して脂質の薄膜
を調整する。この薄膜に取り込ませたい物質の水溶液を
加えて激しく攪拌すると、多重層リポソームが形成され
る。これを超音波で処理すると直径約250A〜500
Aのリポソームが得られる。
リポソームが薬物保持リポソームである場合は、必要に
より生理食塩水等で洗浄した後、ペレット状、懸濁状製
剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、粉末剤に調整され、経
口用または注射剤等の非経口用製剤として投与される。
より生理食塩水等で洗浄した後、ペレット状、懸濁状製
剤、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、粉末剤に調整され、経
口用または注射剤等の非経口用製剤として投与される。
■1発明の具体的作用効果
本発明のリポソームは、リポソームを構成する膜がアス
コルビン酸エステル0.1〜20モル%を含有する脂質
からなり、膜構造が強化されている。
コルビン酸エステル0.1〜20モル%を含有する脂質
からなり、膜構造が強化されている。
本発明のリポソームにおいては脂質2分子膜間にアスコ
ルビン酸エステルが入り、水素結合帯が強化されるので
膜ゐ強度が高められている。
ルビン酸エステルが入り、水素結合帯が強化されるので
膜ゐ強度が高められている。
さらに、本発明のリポソームにおいて、脂質が不飽和脂
肪酸を含んでいる場合には、その酸化劣化が防止され、
その結果経時的安定性に優れている。
肪酸を含んでいる場合には、その酸化劣化が防止され、
その結果経時的安定性に優れている。
次に実施例および試験例をあげて本発明の作用効果をさ
らに具体的に説明する。
らに具体的に説明する。
実施例
表1の組成を有するリポソームを逆相法(Proc。
Natl、^cad、 Sci、 IJSA、 75(
8)、 4194(197+3);特開昭55−118
415)により作成した。
8)、 4194(197+3);特開昭55−118
415)により作成した。
即ち、所定量の卵黄ホスファチジルフリン、コレステロ
ール、アスコルビン酸エステル、スフィンゴミエリン、
α−トコフェロールをクロロホルム20m1に溶解した
溶液を501のナス型フラスコに入れる。ロータリーエ
バポレーターを用いて溶媒を留去し、フラスコ内壁に薄
膜を形成させた。
ール、アスコルビン酸エステル、スフィンゴミエリン、
α−トコフェロールをクロロホルム20m1に溶解した
溶液を501のナス型フラスコに入れる。ロータリーエ
バポレーターを用いて溶媒を留去し、フラスコ内壁に薄
膜を形成させた。
次いでジエチルエーテル18m1を加えて脂質を溶2+
2+ 解し、更にCa 、Mg 、グルコースを抜・いたタイ
ロード・バッファーを31加えた。そしてナスフラスコ
内の気相を窒素ガスで置換した後に、ナスフラスコを約
20℃に保ちながら、均一な懸濁液ができるまで約5分
間超音波照射を行なった。
2+ 解し、更にCa 、Mg 、グルコースを抜・いたタイ
ロード・バッファーを31加えた。そしてナスフラスコ
内の気相を窒素ガスで置換した後に、ナスフラスコを約
20℃に保ちながら、均一な懸濁液ができるまで約5分
間超音波照射を行なった。
次にロータリーエバポレターを用いて20〜25℃の減
圧下(減圧ゲージ比的40011mHg)でジエチルエ
ーテルの大部分を留去した。このようにしてできたゲル
状の脂質を10〜15秒間ポルテックスで混合した後、
20〜25°Cの減圧下(減圧ゲージ比的730mmH
g)でジエチルエーテルを完全に除いた。
圧下(減圧ゲージ比的40011mHg)でジエチルエ
ーテルの大部分を留去した。このようにしてできたゲル
状の脂質を10〜15秒間ポルテックスで混合した後、
20〜25°Cの減圧下(減圧ゲージ比的730mmH
g)でジエチルエーテルを完全に除いた。
2+ 2+
Ca 、Mg 、グルコースを抜いたタイロードφバッ
ファー14m1に再懸濁させ、ナスフラスコ内の気相を
窒素ガスで置換した後に、約20℃で30分間超音波照
射を行ない、リポソームを単層またはオリゴラメラ層構
造のものに揃えた。
ファー14m1に再懸濁させ、ナスフラスコ内の気相を
窒素ガスで置換した後に、約20℃で30分間超音波照
射を行ない、リポソームを単層またはオリゴラメラ層構
造のものに揃えた。
表1
リポソーム組成(モル比)
総脂質濃度18gmol/+1l
EPC!llI員ホスファチジルコリ/Cho l・
コレステロール AP アスコルビル 6−パルミテートADP アスコ
ルビル 2.6−ジパルミテートAS アスコルビル
6−ステアレートSPM スフィンゴミエリ/ vE 0−トコツユロール(ヒリミンE)歳1例 上記実施例で得られた各リポソームについて、エタノー
ル抵抗性および抗酸化性を試験した。
コレステロール AP アスコルビル 6−パルミテートADP アスコ
ルビル 2.6−ジパルミテートAS アスコルビル
6−ステアレートSPM スフィンゴミエリ/ vE 0−トコツユロール(ヒリミンE)歳1例 上記実施例で得られた各リポソームについて、エタノー
ル抵抗性および抗酸化性を試験した。
(1)エタノール抵抗性試験
S、L、Regen、 et、 J、 Am、 Che
m、 Soc、、 102.8638−8840(19
80)に記載の方法に準じてエタノール抵抗性を試験し
た。
m、 Soc、、 102.8638−8840(19
80)に記載の方法に準じてエタノール抵抗性を試験し
た。
2+
即ち、リポソームの10倍希釈液(Ga 、2+
Mg、グルコースを抜いたタイロード・バフア−で希釈
する。) 5mlに、エタノールを 0.5. 1.0
、2.0、3.0、4.Q、 5.0、8.Q、 7.
0、10.(1ml順次添加し、その都度、波長400
nmで希釈液の濁度を測定した。グラフの縦軸に濁度、
横軸にエタノール添加量をとり、測定値をプロットし、
エタノール添加量0〜2m1間における回帰直線の傾き
をめた。結果を表2および第1図に示す。傾きの絶対値
の小さい方がエタノール抵抗性大であり、膜構造が強い
といえる。
する。) 5mlに、エタノールを 0.5. 1.0
、2.0、3.0、4.Q、 5.0、8.Q、 7.
0、10.(1ml順次添加し、その都度、波長400
nmで希釈液の濁度を測定した。グラフの縦軸に濁度、
横軸にエタノール添加量をとり、測定値をプロットし、
エタノール添加量0〜2m1間における回帰直線の傾き
をめた。結果を表2および第1図に示す。傾きの絶対値
の小さい方がエタノール抵抗性大であり、膜構造が強い
といえる。
(2)抗酸化性試験
日本生化学会編、脂質の化学、p、538〜539.1
874(東京化学同人)に記載の方法により抗酸化性を
試験した。
874(東京化学同人)に記載の方法により抗酸化性を
試験した。
即ち、リポソーム0.5誼1にpH5,5の0.2M酢
4 酸バッファーを2.51111加え、さらに10 Mの
1゜1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル溶液(メ
タノール/水=4+1i液)を5ml加えてよく攪拌し
た。これを40〜50℃でインキュベートし、10分間
毎に波長517nmの吸光度を測定した。測定は60分
間まで行なった。
4 酸バッファーを2.51111加え、さらに10 Mの
1゜1−ジフェニル−2−ピクリルヒドラジル溶液(メ
タノール/水=4+1i液)を5ml加えてよく攪拌し
た。これを40〜50℃でインキュベートし、10分間
毎に波長517nmの吸光度を測定した。測定は60分
間まで行なった。
グラフの縦軸に吸光度、横軸に加温時間をとって測定値
をプロットし、加温時間10〜80分間の間における回
帰直線の傾きをめた。結果を表3および第2図に示す。
をプロットし、加温時間10〜80分間の間における回
帰直線の傾きをめた。結果を表3および第2図に示す。
傾きの絶対値の小さい方か抗酸化性が高いといえる。
表2
表3
表2、表3、第1図および第2図から明らかなように、
アスコルビン酸エステルはエタノール抵抗性においてス
フィンゴミエリンより膜構造が強化された効果が大きく
、抗酸化性においては、α−トコフェロールと同等の効
果を有する。
アスコルビン酸エステルはエタノール抵抗性においてス
フィンゴミエリンより膜構造が強化された効果が大きく
、抗酸化性においては、α−トコフェロールと同等の効
果を有する。
第1図は本発明のリポソームのエタノール抵抗性を示す
グラフである。第2図は本発明のリポソームの抗酸化性
を示すグラフである。 第1図および第2図のグラフにおいて、×□× は 本
発明組成1 0−0 は 本発明組成2 0□口 は 本発明組成3 Δ□Δ は 対照 の濁度および吸光度をそれぞれ示す。
グラフである。第2図は本発明のリポソームの抗酸化性
を示すグラフである。 第1図および第2図のグラフにおいて、×□× は 本
発明組成1 0−0 は 本発明組成2 0□口 は 本発明組成3 Δ□Δ は 対照 の濁度および吸光度をそれぞれ示す。
Claims (7)
- (1)リポソームを構成する膜が7スコルビン酸エステ
ル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構造が
強化されたリポソーム。 - (2)脂質は不飽和結合を有する脂質である特許請求の
範囲第1項記載の膜構造が強化されたリポソーム。 - (3)不飽和結合を有する脂質はリン脂質である特許請
求の範囲第2項記載の膜構造が強化されたリポソーム。 - (4)リン脂質はホスファチジルコリンまたはスフィン
ゴミエリンである特許請求の範囲第3項記載の膜構造が
強化されたリポソーム。 - (5)アスコルビン酸エステルはアスコルビン酸高級モ
ノまたはジエステルである特許請求の範囲第1項記載の
膜構造が強化されたリポソーム。 - (6)アスコルビン酸高級モノまたはジエステルは ア
スコルビン酸モノ若しくはジパルミテートまたはアスコ
ルビン酸モノ若しくはジステアレートである特許請求の
範囲第5項記載の膜構造が強化されたリポソーム。 - (7)リポソームと該リポソームに取りこまれた物質か
らなり、該リポソームを構成する膜がアスコルビン酸エ
ステル0.1〜20モル%を含有する脂質からなる膜構
造が強化されたリポソーム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8518284A JPS60231608A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 膜構造が強化されたリポソ−ム |
EP85105142A EP0160286B1 (en) | 1984-04-28 | 1985-04-26 | Liposomes |
DE8585105142T DE3580507D1 (en) | 1984-04-28 | 1985-04-26 | Liposome. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8518284A JPS60231608A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 膜構造が強化されたリポソ−ム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231608A true JPS60231608A (ja) | 1985-11-18 |
JPS6352010B2 JPS6352010B2 (ja) | 1988-10-17 |
Family
ID=13851512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8518284A Granted JPS60231608A (ja) | 1984-04-28 | 1984-04-28 | 膜構造が強化されたリポソ−ム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0160286B1 (ja) |
JP (1) | JPS60231608A (ja) |
DE (1) | DE3580507D1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5515075B2 (ja) * | 2007-01-18 | 2014-06-11 | 国立大学法人 千葉大学 | 微粒子製剤 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2597367B1 (fr) * | 1986-04-22 | 1988-07-15 | Oreal | Procede pour faciliter la formation de spherules lipidiques en dispersion dans une phase aqueuse et pour ameliorer leur stabilite et leur taux d'encapsulation, et dispersions correspondantes. |
EP0293465B1 (en) * | 1986-11-28 | 1992-03-18 | The Liposome Company, Inc. | Phospholipid composition |
FR2682121A1 (fr) * | 1991-10-08 | 1993-04-09 | Patrinove | Milieux synthetiques pour la culture des fibroblastes et leurs applications. |
FR2682038A1 (fr) * | 1991-10-08 | 1993-04-09 | Patrinove | Vecteurs vesiculaires intracellulaires et leurs applications en cosmetique. |
EP0537092A1 (fr) * | 1991-10-08 | 1993-04-14 | Patrinove Societe Civile | Vecteurs vésiculaires infracellulaires et leurs applications dans les compositions cosmétiques, médicamenteuses et les milieux de culture |
FR2682039A1 (fr) * | 1991-10-08 | 1993-04-09 | Patrinove | Compositions medicamenteuses destinees a favoriser le renouvellement a la matrice extracellulaire. |
FR2906141B1 (fr) * | 2006-09-26 | 2010-12-10 | St Hubert | Structure uni-ou multivesciculaire enfermant une phase hydrophobe. |
PL226015B1 (pl) * | 2011-03-03 | 2017-06-30 | Wrocławskie Centrum Badań Eit + Spółka Z Ograniczoną | Liposomowy preparat zawierajacy przeciwnowotworowa substancje aktywna, sposob jego wytwarzania i zawierajaca go kompozycja farmaceutyczna |
CN114081963B (zh) * | 2021-11-16 | 2023-09-26 | 上海理工大学 | 一种提高活性肽生物利用度的纳米载体及其制备与应用 |
CN114010801B (zh) * | 2021-11-16 | 2023-09-26 | 上海理工大学 | 一种l-抗坏血酸棕榈酸酯修饰的小分子肽脂质体及其制备与应用 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4867268A (ja) * | 1971-12-20 | 1973-09-13 |
-
1984
- 1984-04-28 JP JP8518284A patent/JPS60231608A/ja active Granted
-
1985
- 1985-04-26 EP EP85105142A patent/EP0160286B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1985-04-26 DE DE8585105142T patent/DE3580507D1/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5515075B2 (ja) * | 2007-01-18 | 2014-06-11 | 国立大学法人 千葉大学 | 微粒子製剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0160286A3 (en) | 1986-07-30 |
JPS6352010B2 (ja) | 1988-10-17 |
EP0160286A2 (en) | 1985-11-06 |
EP0160286B1 (en) | 1990-11-14 |
DE3580507D1 (en) | 1990-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1011637B1 (en) | Modulation of drug loading in multivesicular liposomes | |
KR100387561B1 (ko) | 활성제제의조절방출을위한다중소포성리포솜의제법 | |
Fendler et al. | Liposomes as drug carriers | |
AU718460B2 (en) | Ionophore-mediated liposome loading of weakly basic drug | |
AU660108B2 (en) | Particles for NMR imaging and method of manufacture | |
US4603044A (en) | Hepatocyte Directed Vesicle delivery system | |
US6171613B1 (en) | Method for producing liposomes with increased percent of compound encapsulated | |
US4544545A (en) | Liposomes containing modified cholesterol for organ targeting | |
CN107920964A (zh) | 融合脂质体包被的多孔硅纳米颗粒 | |
JPS60155109A (ja) | リポソ−ム製剤 | |
TW200902085A (en) | Liposome for pulmonary administration to control drug delivery | |
JPS60231608A (ja) | 膜構造が強化されたリポソ−ム | |
EP0036277A2 (en) | Covalently bonded liposome-protein-compositions and method of producing them | |
CA1333359C (en) | Dental therapy by vesicle delivery | |
JPH07108166A (ja) | リポソーム | |
Cevc | Drug-carrier and stability properties of the long-lived lipid vesicles. Cryptosomes, in vitro and in vivo | |
JP3850468B2 (ja) | エリスロポエチンのリポソーム製剤 | |
JPS59222410A (ja) | 薬物保持リポソ−ム製剤 | |
JP2640287B2 (ja) | リポソーム材料 | |
EP0429442B1 (en) | Dental therapy by vesicle delivery | |
AU646520B2 (en) | Phospholipid analogue vesicle with a succinimidyl moiety | |
JPH0482839A (ja) | 蛋白質類・脂質小体複合体 | |
JPH03173814A (ja) | リポソーム製剤 | |
JP2001335512A (ja) | 遺伝子導入のための微粒子 | |
JPH038436A (ja) | リポソームの保存方法 |