JPS6023146A - 金属製容器用蓋 - Google Patents
金属製容器用蓋Info
- Publication number
- JPS6023146A JPS6023146A JP12697283A JP12697283A JPS6023146A JP S6023146 A JPS6023146 A JP S6023146A JP 12697283 A JP12697283 A JP 12697283A JP 12697283 A JP12697283 A JP 12697283A JP S6023146 A JPS6023146 A JP S6023146A
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- Japan
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- metal
- resin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属製容器用蓋の改良に関するもので、蓋の開
孔部が改良された方法で密封されている金属製容器用蓋
に関するものである。特に本発明はビールやジュース等
の金属製容器(飲料缶)の蓋に関するもので、開孔部(
飲み口)が改良された方法で密封されている金属製容器
(飲料缶)の蓋に関するものである。
孔部が改良された方法で密封されている金属製容器用蓋
に関するものである。特に本発明はビールやジュース等
の金属製容器(飲料缶)の蓋に関するもので、開孔部(
飲み口)が改良された方法で密封されている金属製容器
(飲料缶)の蓋に関するものである。
従来から飲料缶の蓋の開孔部すなわち飲み口は、イーシ
イオープン缶やプ望δン缶の名で呼ばれている飲料缶の
飲み口に見られる様に、飲み口に泊って予めスコアを設
は一端にタブをリベットで取付けた形式のものが主流で
あり、一般的なものである。
イオープン缶やプ望δン缶の名で呼ばれている飲料缶の
飲み口に見られる様に、飲み口に泊って予めスコアを設
は一端にタブをリベットで取付けた形式のものが主流で
あり、一般的なものである。
しかしこの形式は次の様な欠点を有している。
すなわち飲み口まわりのスコア加工は金属材料のほぼ月
の深さに均一に加工しなければならないということと、
タブを取付けるためにリベット加工が必要であるという
ことのために、加工される金属材料は調質された均一な
アルミ材の他は使用が困難であり、使用材料が制限され
る。
の深さに均一に加工しなければならないということと、
タブを取付けるためにリベット加工が必要であるという
ことのために、加工される金属材料は調質された均一な
アルミ材の他は使用が困難であり、使用材料が制限され
る。
さらにまた、消費者が、飲み口を開孔するとき剥離され
るタブはするめ状に曲り、この曲ったタブは手足を傷つ
げ易(、道路上に捨てられたタブは、自動車のパンクの
原因となる。
るタブはするめ状に曲り、この曲ったタブは手足を傷つ
げ易(、道路上に捨てられたタブは、自動車のパンクの
原因となる。
これら従来のタブ付きの蓋が有する問題点を改良する目
的で、あらかじめ蓋に飲み日用の開孔部をあけておき、
この開孔部をアルミ等の金属箔で出来た剥取片で密封す
る手段が考えられてきている。しかしながら密封する手
段と1−て提案されているものは、アクリル系の粘着剤
を用いて感圧接着する方法とか熱可塑性フィルムを用い
て熱接着するという方法であり、それ等はいずれも下記
の様な問題点を有しているものである。
的で、あらかじめ蓋に飲み日用の開孔部をあけておき、
この開孔部をアルミ等の金属箔で出来た剥取片で密封す
る手段が考えられてきている。しかしながら密封する手
段と1−て提案されているものは、アクリル系の粘着剤
を用いて感圧接着する方法とか熱可塑性フィルムを用い
て熱接着するという方法であり、それ等はいずれも下記
の様な問題点を有しているものである。
すなわち粘着剤を用いる方法では蓋と剥取片との接着力
が弱く、内容物がコーヒー等のレトルト殺菌処理(10
0〜b 必要なものにおいてはその処理に耐えないとか、開封後
、圧力によりまた再密封できるので、飲料缶としての内
容物への信頼性が保証できないという問題がある。
が弱く、内容物がコーヒー等のレトルト殺菌処理(10
0〜b 必要なものにおいてはその処理に耐えないとか、開封後
、圧力によりまた再密封できるので、飲料缶としての内
容物への信頼性が保証できないという問題がある。
熱可塑性フィルムを用いる方法では、接着力を強くする
ことが可能でありレトルト殺菌にも耐え5る強度に接着
できるが、その様にすると開封時に接着剤層で剥離し、
のみ口が接着剤によりケバ立ち飲料缶として要求される
清潔感がなくなる。
ことが可能でありレトルト殺菌にも耐え5る強度に接着
できるが、その様にすると開封時に接着剤層で剥離し、
のみ口が接着剤によりケバ立ち飲料缶として要求される
清潔感がなくなる。
それを避けるために蓋と接着剤界面で剥離する様にする
と飲み口はきれいであるが一般に非常に接着力が弱くな
り、内容物が漏れたりレトルト殺菌に耐えれなくなる。
と飲み口はきれいであるが一般に非常に接着力が弱くな
り、内容物が漏れたりレトルト殺菌に耐えれなくなる。
また缶蓋の塗装面と金属面との界面で剥離する様にする
とのむ時に金属面が直接口にふれるので非衛生的である
し、金属板と塗料界面の密着が悪くなると二重巻締加工
等の加工時に塗膜がはげ落ちる事故につながる危険があ
る。
とのむ時に金属面が直接口にふれるので非衛生的である
し、金属板と塗料界面の密着が悪くなると二重巻締加工
等の加工時に塗膜がはげ落ちる事故につながる危険があ
る。
以上述べた様に、剥取片を接着するという方法には密封
信頼性と易開封性のバランスを取ることが非常に困難で
あるという問題点があった。
信頼性と易開封性のバランスを取ることが非常に困難で
あるという問題点があった。
本発明者らは、このような問題点の解決を図るべく鋭意
検討した結果、本発明を完成したものである。
検討した結果、本発明を完成したものである。
すなわち本発明は注出入用開孔部を有する蓋に金属製剥
取片をポリアミド系樹脂により接着して該開孔部を密封
してなる金属製容器用蓋において、ポリアミド系樹脂か
らなる接着剤層と蓋の間にポリオレフィン系樹脂からな
る接着剤層を介在させてなることを特徴とする金属製容
器用蓋に関するものである。
取片をポリアミド系樹脂により接着して該開孔部を密封
してなる金属製容器用蓋において、ポリアミド系樹脂か
らなる接着剤層と蓋の間にポリオレフィン系樹脂からな
る接着剤層を介在させてなることを特徴とする金属製容
器用蓋に関するものである。
本発明に用いられるポリアミド系樹脂としては、例えば
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−10、ナイ
ロン6−12、ジアミンと重合脂肪酸とのポリアミド、
およびこれらの混合物、または、これらポリアミドを主
要構成成分とする共重合ポリアミドなどが用いられる。
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−10、ナイ
ロン6−12、ジアミンと重合脂肪酸とのポリアミド、
およびこれらの混合物、または、これらポリアミドを主
要構成成分とする共重合ポリアミドなどが用いられる。
特に本発明にとり好ましいポリアミド系樹脂とは融点1
50℃以上のナイロン11、ナイロン12ないしはそれ
らの共重合体である。
50℃以上のナイロン11、ナイロン12ないしはそれ
らの共重合体である。
また、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン又はその変成物であ
り、本発明にとり好ましいものはエチレン、ピロピレン
等のオレフィンを主成分とする重合体で、主鎖又は側鎖
に、カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ケトン、炭酸エ
ステル、エリア等に基づくカルボニル基(−C−)を有
す1 るものである。主鎖にこれらの基を有するものは一般の
共重合によって得られるものでよく、例えば一般的なエ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタアクリル酸
共重合体などであり、側鎖にそれらの基を有するものは
、特公昭5B−12299、同5B−15585、特開
昭58−47002等の公報に記載の方法で得られる変
成もしくはグラフト共重合体などである。特に本発明で
はこれ等のもののうち融点150℃以上のものが好まし
℃・。
ポリプロピレン等のポリオレフィン又はその変成物であ
り、本発明にとり好ましいものはエチレン、ピロピレン
等のオレフィンを主成分とする重合体で、主鎖又は側鎖
に、カルボン酸、カルボン酸塩、カルボン酸無水物、カ
ルボン酸エステル、カルボン酸アミド、ケトン、炭酸エ
ステル、エリア等に基づくカルボニル基(−C−)を有
す1 るものである。主鎖にこれらの基を有するものは一般の
共重合によって得られるものでよく、例えば一般的なエ
チレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタアクリル酸
共重合体などであり、側鎖にそれらの基を有するものは
、特公昭5B−12299、同5B−15585、特開
昭58−47002等の公報に記載の方法で得られる変
成もしくはグラフト共重合体などである。特に本発明で
はこれ等のもののうち融点150℃以上のものが好まし
℃・。
本発明は、前記ポリアミド系樹脂を用いて金属製剥取片
を注出入用開孔部を有する蓋に接着して該開孔部を密封
する際に、前記ポリオレフィン系樹脂をポリアミド系樹
脂と蓋の間に介在させて接着しであることを特徴とする
蓋の開孔部を密封してなる金属製容器用蓋に関するもの
である。
を注出入用開孔部を有する蓋に接着して該開孔部を密封
する際に、前記ポリオレフィン系樹脂をポリアミド系樹
脂と蓋の間に介在させて接着しであることを特徴とする
蓋の開孔部を密封してなる金属製容器用蓋に関するもの
である。
上記した2種類の樹脂を用いて接着により蓋の開孔部を
密封する方法としては、上記樹脂の各々の溶液を用いて
、剥取片にポリアミド系樹脂を塗布し、蓋にポリオレフ
ィン系樹脂を塗布して皮膜を形成させ加圧接着、或いは
加熱接着する方法とかそれぞれの樹脂のフィルムを用い
、蓋−ボリオレフイン系樹脂フィルム−ポリアミド系樹
脂フィルム−剥取片と積層し加圧加熱接着する方法ある
いはそれらの折衷方法などがある。
密封する方法としては、上記樹脂の各々の溶液を用いて
、剥取片にポリアミド系樹脂を塗布し、蓋にポリオレフ
ィン系樹脂を塗布して皮膜を形成させ加圧接着、或いは
加熱接着する方法とかそれぞれの樹脂のフィルムを用い
、蓋−ボリオレフイン系樹脂フィルム−ポリアミド系樹
脂フィルム−剥取片と積層し加圧加熱接着する方法ある
いはそれらの折衷方法などがある。
本発明にとり好ましい方法は、簡便性、衛生性の面から
ポリアミド系樹脂フィルムとポリオレフィン系樹脂フィ
ルムとの複合フィルムを用いる方法である。すなわち蓋
−複合フィルム−剥取片を複合フィルムのポリオレフィ
ン系樹脂フィルム面が蓋側になる様に積層し加圧加熱接
着する方法である。
ポリアミド系樹脂フィルムとポリオレフィン系樹脂フィ
ルムとの複合フィルムを用いる方法である。すなわち蓋
−複合フィルム−剥取片を複合フィルムのポリオレフィ
ン系樹脂フィルム面が蓋側になる様に積層し加圧加熱接
着する方法である。
本発明において好ましい複合フィルムは、その製造方法
が特に限定されたものでなく、樹脂より共押出により製
造されたものでも、各々の樹脂フィルムを熱或いは接着
剤を用いてラミネートしたものでもよい。
が特に限定されたものでなく、樹脂より共押出により製
造されたものでも、各々の樹脂フィルムを熱或いは接着
剤を用いてラミネートしたものでもよい。
本発明における接着層の厚みは、ポリアミド系樹脂層と
ポリオレフィン系樹脂層との合計で20〜150μであ
ることが好ましい。20μ未満では接着力にバラツキが
出る様になり、また逆に150μを越える様になると接
着時に接着部分より接着剤がはみ出る様になり商品価値
の低下を持たらす様になるのでともに避けるのが好まし
く、より好ましくは20〜80μである。
ポリオレフィン系樹脂層との合計で20〜150μであ
ることが好ましい。20μ未満では接着力にバラツキが
出る様になり、また逆に150μを越える様になると接
着時に接着部分より接着剤がはみ出る様になり商品価値
の低下を持たらす様になるのでともに避けるのが好まし
く、より好ましくは20〜80μである。
本発明においては、用いられる剥取片および蓋はプライ
マーが塗布されたものであることが好ましい。プライマ
ーとしては、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂−フェノール
樹脂、エポキシ樹脂−尿素樹脂、エポキシ樹脂−ポリイ
ソシアネート、エポキシ樹脂−ポリエステル、エポキシ
樹脂−ボリアミド樹脂、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合
樹脂−エポキシ樹脂、又はフェノール樹脂、フェノール
樹脂−ゴム類、アクリル樹脂、アルキッド樹脂などを溶
剤等に溶かし、数ミクロン程度に塗装できるようにした
ものであればよく、エポキシ樹脂又はエポキシ樹脂と他
の樹脂との併用系のものが本発明にとりさらに好ましい
。
マーが塗布されたものであることが好ましい。プライマ
ーとしては、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂−フェノール
樹脂、エポキシ樹脂−尿素樹脂、エポキシ樹脂−ポリイ
ソシアネート、エポキシ樹脂−ポリエステル、エポキシ
樹脂−ボリアミド樹脂、酢酸ビニル/塩化ビニル共重合
樹脂−エポキシ樹脂、又はフェノール樹脂、フェノール
樹脂−ゴム類、アクリル樹脂、アルキッド樹脂などを溶
剤等に溶かし、数ミクロン程度に塗装できるようにした
ものであればよく、エポキシ樹脂又はエポキシ樹脂と他
の樹脂との併用系のものが本発明にとりさらに好ましい
。
これらプライマーの蓋や剥取片への塗装は、ロール、ス
プレー、ドブ漬などの手段で行なわれ熱風炉、高周波加
熱装置、赤外線加熱装置などで加熱焼付けがなされる。
プレー、ドブ漬などの手段で行なわれ熱風炉、高周波加
熱装置、赤外線加熱装置などで加熱焼付けがなされる。
本発明における蓋の金属材質としてはブリキ板ティンフ
リースチール板、ニッケルメッキ鋼板、アルミメッキ鋼
板、アルミニウム板等である。
リースチール板、ニッケルメッキ鋼板、アルミメッキ鋼
板、アルミニウム板等である。
一方剥取片としては、アルミニウム、鋼および鋼にクロ
ム、ニッケル、アルミ、亜鉛、錫およびこれらの合金や
水和塩をメッキした金属箔で60〜100μ厚程度のも
のが内容物に対するガス透過性および光劣化防止の点か
ら好ましい。
ム、ニッケル、アルミ、亜鉛、錫およびこれらの合金や
水和塩をメッキした金属箔で60〜100μ厚程度のも
のが内容物に対するガス透過性および光劣化防止の点か
ら好ましい。
本発明の金属製容器用蓋は上記の構造を有することによ
り、レトルト殺菌に充分に耐えるだけの接着力を剥取片
との間に有し、ビールやジュースなどの飲料缶に用いら
れて消費者が飲み口を開孔しようとする際は非常にスム
ーズに且つ蓋の塗装面と接着剤層の界面できれいに剥離
し開孔ができるものである。又当然のことながら従来の
缶蓋にあるタブが有している危険性を全く有さない優れ
たものである。
り、レトルト殺菌に充分に耐えるだけの接着力を剥取片
との間に有し、ビールやジュースなどの飲料缶に用いら
れて消費者が飲み口を開孔しようとする際は非常にスム
ーズに且つ蓋の塗装面と接着剤層の界面できれいに剥離
し開孔ができるものである。又当然のことながら従来の
缶蓋にあるタブが有している危険性を全く有さない優れ
たものである。
本発明の金属製容器用蓋を得るための製造方法の一例に
ついてさらに詳説すると以下の通りである。
ついてさらに詳説すると以下の通りである。
まず飲み口開孔部を打抜いた容器蓋を金属板より形成す
る。このときプライマー塗装した金属板を用いた時はそ
のまま、プライマー塗装していない金属板を用いた場合
は、形成した容器蓋にプライマーを塗装して次の接着工
程にのせる。
る。このときプライマー塗装した金属板を用いた時はそ
のまま、プライマー塗装していない金属板を用いた場合
は、形成した容器蓋にプライマーを塗装して次の接着工
程にのせる。
一方プライマー塗装して金属箔に予じめ作成しであるポ
リアミド系樹脂とポリオレフィン系樹脂の二層複合フィ
ルムをポリアミド系樹脂側が金属箔側となるように熱ロ
ール等でラミネート接着する。ついで複合フィルムの接
着された金属箔から剥取片を打抜く。複合フィルムの金
属箔への接着は常法による押出ラミネート加工でも可能
である。
リアミド系樹脂とポリオレフィン系樹脂の二層複合フィ
ルムをポリアミド系樹脂側が金属箔側となるように熱ロ
ール等でラミネート接着する。ついで複合フィルムの接
着された金属箔から剥取片を打抜く。複合フィルムの金
属箔への接着は常法による押出ラミネート加工でも可能
である。
この剥取片を容器蓋の開孔部に載置し加熱圧着し接着す
ることにより本発明の金属製容器用蓋が完成する0本発
明による容器用蓋は、金属箔側と容器蓋側との接着強度
が変化させてあり、金属箔側へは強固な接着力を示すポ
リアミド系樹脂を使用し、容器蓋側へはポリアミド系に
比べ若干接着強度の低い、ポリオレフィン系樹脂を使用
し、剥取片の破壊が必ず容器蓋とポリオレフィン系樹脂
層界面になるようにコントロールし接着することができ
るので、本発明の目的を達成することができる。当然の
ことながら樹脂の位置が逆転すると、剥取片と樹脂層と
の間で剥離する様になり開孔の目的が達せられないので
樹脂層の位置を間違えないように充分気をつける必要が
ある。更に、容器蓋、飲み口開孔部の金属板切断面の発
錆を防止する目的で、以下の第1図に示すように容器蓋
内側より、フィルム8でコートしたり、補修塗料をコー
トすることも可能である。
ることにより本発明の金属製容器用蓋が完成する0本発
明による容器用蓋は、金属箔側と容器蓋側との接着強度
が変化させてあり、金属箔側へは強固な接着力を示すポ
リアミド系樹脂を使用し、容器蓋側へはポリアミド系に
比べ若干接着強度の低い、ポリオレフィン系樹脂を使用
し、剥取片の破壊が必ず容器蓋とポリオレフィン系樹脂
層界面になるようにコントロールし接着することができ
るので、本発明の目的を達成することができる。当然の
ことながら樹脂の位置が逆転すると、剥取片と樹脂層と
の間で剥離する様になり開孔の目的が達せられないので
樹脂層の位置を間違えないように充分気をつける必要が
ある。更に、容器蓋、飲み口開孔部の金属板切断面の発
錆を防止する目的で、以下の第1図に示すように容器蓋
内側より、フィルム8でコートしたり、補修塗料をコー
トすることも可能である。
上記の様にして得られた本発明の金属製容器用蓋の構成
を明確にするために、図を持ちいて説明すると以乍の通
りである。
を明確にするために、図を持ちいて説明すると以乍の通
りである。
第1図は本発明の缶蓋の開孔部附近の断面図であり、プ
ライマー6が塗布された開孔部2を有する缶蓋1にポリ
アミド系樹脂6とポリオレフィン系樹脂7との複合層を
形成する接着剤層によりプライマー5の施された金属箔
の剥取片4が接着されて開孔部2が密封されている。な
おフィルム8は缶蓋1に開孔部2を設ゆることによって
生じた切断面を被覆するためのものである。
ライマー6が塗布された開孔部2を有する缶蓋1にポリ
アミド系樹脂6とポリオレフィン系樹脂7との複合層を
形成する接着剤層によりプライマー5の施された金属箔
の剥取片4が接着されて開孔部2が密封されている。な
おフィルム8は缶蓋1に開孔部2を設ゆることによって
生じた切断面を被覆するためのものである。
以下、さらに実施例に基づいて本発明を説明する。
実施例
厚さ0.24mのティンフリースチール板(TFS板)
にプライマーとして、キャニーコートP −150(エ
ポキシ−ポリエステル系プライマー塗料、東亜合成化学
工業側製)を40 trg/ drrl (固形分)の
厚みで塗布し200℃×10分焼付炉で焼付硬化させた
。
にプライマーとして、キャニーコートP −150(エ
ポキシ−ポリエステル系プライマー塗料、東亜合成化学
工業側製)を40 trg/ drrl (固形分)の
厚みで塗布し200℃×10分焼付炉で焼付硬化させた
。
一方り、 D 5 III厚のアルミニウム圧延箔(H
種)の表面を10チケイ酸ソーダに10分間浸漬し脱脂
後、水洗乾燥して表面処理後、エポキシ系プライマーS
−10(東亜合成化学工業畑製)を10IIy/ dm
’ (固形分)の厚みで塗布し焼付炉で200°Cで1
0分間焼付硬化させた。接着剤としては次の構成の複合
フィルムを用意した。すなわちポリアミド系樹脂として
変成11ナイロン系樹脂キヤニーボンドS−160(東
亜合成化学工業■製、融点176℃)、を20μm厚、
ポリオレフィン系樹脂として、変成ポリプロピン樹脂ア
トマーQFて製造した複合フィルム。さらに比較のため
に、上記樹脂単独の50μ厚フイルムを用意した。
種)の表面を10チケイ酸ソーダに10分間浸漬し脱脂
後、水洗乾燥して表面処理後、エポキシ系プライマーS
−10(東亜合成化学工業畑製)を10IIy/ dm
’ (固形分)の厚みで塗布し焼付炉で200°Cで1
0分間焼付硬化させた。接着剤としては次の構成の複合
フィルムを用意した。すなわちポリアミド系樹脂として
変成11ナイロン系樹脂キヤニーボンドS−160(東
亜合成化学工業■製、融点176℃)、を20μm厚、
ポリオレフィン系樹脂として、変成ポリプロピン樹脂ア
トマーQFて製造した複合フィルム。さらに比較のため
に、上記樹脂単独の50μ厚フイルムを用意した。
3種のフィルムをプライマーコートしたTFSとアルミ
箔の間にはさみ250℃×10秒X O,5kl/mの
条件で熱圧着した、(なお複合フィルムはアルミ箔側を
ポリアミド系樹脂とした。)接着片を25龍巾に切断し
180℃剥離試験をした結果を表1に示す。
箔の間にはさみ250℃×10秒X O,5kl/mの
条件で熱圧着した、(なお複合フィルムはアルミ箔側を
ポリアミド系樹脂とした。)接着片を25龍巾に切断し
180℃剥離試験をした結果を表1に示す。
表−1
複合フィルムによるTFSとアルミ箔を接着したものの
剥離は安定した界面破壊を示し滑らかな剥離を示したの
に対し、単層フィルムを用いたものは、アルミ箔切断と
か、アルミ箔と接着フィルムがはがれ剥離面に飲料缶に
必要な清潔感がだせないものであった。なお上記複合フ
ィルム及び金属を用いた容器蓋を作成使用し缶を製造し
、130℃×30分のレトルト条件にて処理した後も、
接着強度破界面に異常はなく、レトルト容器用の蓋とし
ての使用も可能であった。
剥離は安定した界面破壊を示し滑らかな剥離を示したの
に対し、単層フィルムを用いたものは、アルミ箔切断と
か、アルミ箔と接着フィルムがはがれ剥離面に飲料缶に
必要な清潔感がだせないものであった。なお上記複合フ
ィルム及び金属を用いた容器蓋を作成使用し缶を製造し
、130℃×30分のレトルト条件にて処理した後も、
接着強度破界面に異常はなく、レトルト容器用の蓋とし
ての使用も可能であった。
第1図は本発明の金属製容器用蓋の開孔部附近の断面図
。 1:缶蓋 2:開孔s 3ニプライマー 4:剥取片
5ニプライマー 6:ボリアミド系樹脂層 7:ポリオ
レフィン系樹脂層 8:切断面被覆フィルム 特許出願人の名称 東亜合成化学工業株式会社
。 1:缶蓋 2:開孔s 3ニプライマー 4:剥取片
5ニプライマー 6:ボリアミド系樹脂層 7:ポリオ
レフィン系樹脂層 8:切断面被覆フィルム 特許出願人の名称 東亜合成化学工業株式会社
Claims (1)
- 1、 注出入用開孔部を有する蓋に金属製剥取片をポリ
アミド系樹脂により接着して該開孔部を密封してなる金
属製容器用蓋において、ポリアミド系樹脂からなる接着
剤層と蓋の間にポリオレフィン系樹脂からなる接着剤層
を介在させてなることを特徴とする金属製容器用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12697283A JPS6023146A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 金属製容器用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12697283A JPS6023146A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 金属製容器用蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6023146A true JPS6023146A (ja) | 1985-02-05 |
Family
ID=14948449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12697283A Pending JPS6023146A (ja) | 1983-07-14 | 1983-07-14 | 金属製容器用蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877735B2 (en) | 2000-07-19 | 2005-04-12 | F&F Limited | Paper sheet managing device and recording system |
-
1983
- 1983-07-14 JP JP12697283A patent/JPS6023146A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6877735B2 (en) | 2000-07-19 | 2005-04-12 | F&F Limited | Paper sheet managing device and recording system |
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