JPS6023065A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の記録素子を有し、画信号中の黒画素に
対応する記録素子に選択的に記録電力を供給することに
よって、画信号の記録を行う記録装置に関するものであ
る。

従来例の構成とその問題点 感熱式記録装置は、画信号中の黒画素に対応する発熱体
（記録素子）に対し、電源から記録電力を供給し、その
発熱体が発生するジュール熱で感熱記録紙を発色させた
シ、または感熱転写紙のインクや染料を普通紙に転写さ
せることによって、画信号の記録を行う。従って、発熱
体に尊兄られる記録電力量が変動すると、記録濃度が変
化する。

さて、従来のこのような感熱式記録装置においては、発
熱体に記録電力を供給するだめの電源（以下、記録電源
と称する）として定電圧電源を用いることにより、記録
電力量の変動を抑えて記録濃度の均一化を図っている。

しかし、定電圧電源とはいっても、負荷電流が変化する
と電源電圧の過渡的な変動が生じ、その電源電圧の変動
幅と電源電圧の変動する時間（以下、過渡時間と称する
）は負荷電流の大きさく同時に記録される黒画素の個数
、つまシ画信号の黒率に比例する）によって変化する。

このような電源電圧の変動幅や過渡時間の変動は発熱体
に対する記録電力量の変動となるから、従来は、画信号
の黒率によって記録濃度が変化する問題があった。特に
、最近の高速感熱式記録装置においては、記録時間が過
渡時間に接近しているために、電源電圧の過渡的変動に
よる記録濃度ムラを無視できなくなっている。

そのような問題に対し、記録電源の電圧安定度をさらに
高め、電源電圧の変動幅をさらに抑え、かつ過渡時間を
さらに短縮することで対処することが考えられる。しか
し、これは記録電源の著しいコスト上昇を招き、結果と
して記録装置が高価になってしまうという別め問題が生
じる。

発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、記録電源
のコスト上昇を招くことなく、記録濃度の均一化をはか
った記録装置を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明は感熱式記録装置などにおいて、記録電源の出力
電圧を可変とするとともに、記録すべき画信号中の黒画
素または白画素を計数する手段と、この手段の計数値に
従って記録電源の出力電圧（電源電圧）を制御する手段
とを設け、電源電圧の制御により記録電力量の変動を抑
えることによって、上述の目的を達成せんとするもので
ある。

実施例の説明 以下、図面を参照し本発明の実施例について説明する。

第１図は本発明の一実施例による感熱式記録装置の概略
ブロック図である。この図において、１は画信号の入力
端子、２は感熱記録ヘッド駆動回路、３は記録素子とし
ての複数の発熱体を有する感熱記録ヘッド、４は記録電
源である。この記録電源は、その出力電圧、すなわち電
源電圧が外部からの制御信号色によって制御し得る構成
のものである。６は画信号中の黒画素を計数する黒画素
カウンタである。６はＲＯＭ　（リードオンリーメモリ
）、７はディジタル・アナログ変換器であり、これらは
黒画素カウンタ５の計数値に従って制御信号色により記
録電源４の電源電圧を制御する回路を構成している０ 次に動作を説明する。記録すべき画信号は外部より入力
端子１に順次転送されてくる。この画信号は、感熱記録
ヘッド駆動回路の内部に設けられたシフトレジスタに順
次取り込まれ蓄積される０また黒画素カウンタ５は、そ
の画信号中の黒画素を順次計数する。

感熱記録ヘッド駆動回路２の内部には、感熱記録ヘッド
３の各発熱体に対応づけられた複数のスイッチング素子
が設けられている。これらのスイッチング素子はそれぞ
れ対応する発熱体および記録電源４と直列に接続されて
いる。画信号の転送が終了すると、感熱記録ヘッド駆動
回路２は、内部で一定パルス幅の記録パルスを発生し、
この記録パルスのオン期間に、シフトレジスタの１”の
ビット、すなわち画信号の黒画素に対応するスイッチン
グ素子をオンさせる。これにより画信号の黒画素に対応
する発熱体の電流路が閉成され、記録電源４より記録電
力が供給される。

一方、ＲＯＭ６の黒画素カウンタ５の計数値で指定され
るアドレスより、電源電圧制御用のパラメータが読み出
される。このパラメータはディジタル・アナログ変換器
７によってアナログの制御伯号乙に変換される０記録電
源４はこの制御信号ａの電圧値に従った設定値に電源電
圧を設定する。

ここで、電源電圧の制御について、第２図と第３図の波
形図を参照して説明する。感熱記録ヘッド駆動回路２の
内部で、第２図（イ）に示すように記録パルスがオンし
た直後より、電源電圧は同図（ロ）に示すように設定値
■より過渡的に変動するにの変動の幅と時間の長さは、
負荷電流の大きさ、すなわち画信号の黒画素数によって
変化する。換言すれば、この図の斜線領域の面積が画信
号中の黒画素数によって変化する。もし、電源電圧の設
定値Ｖが一定であると、斜線領域の面積の変化は発熱体
に供給される記録電力量の変化となり、記録濃度ムラが
発生する。本発明は電源電圧の制御によって、このよう
な記録電力量の変動を打消し均一な記録濃度を得るもの
で、本実施例においては、黒画素カウンタ６の割数値に
従って電源電圧の設定値を変化させる。

この電源電圧制御の様子を説明するのが第３図の波形図
である。同図（イ）は記録パルス、（ロ）は電源電圧を
示している。この図において、ｖａは黒画素カウンタ５
の計数値が小さい時、つまり画信号中の黒画素が少ない
時の電源電圧の設定値である。

ｖｂは黒画素がそれより多い時の電源電圧の設定値、Ｖ
ｃは黒画素がさらに多い時の電源電圧の設定値である。

電源電圧の設定値をこのように制御するためのパラメー
タが上記ＲＯＭ６に格納されたパラメータであり、この
パラメータは、種々の黒画素数の場合について第２図の
斜線領域の面積を測定することによって、予め計算され
ＲＯＭ６の対応するアドレスに格納されるものである。

なお、本実施例においては、記録すべき画信号中の黒画
素を計数したが、白画素を割数して同様の電源電圧制御
を行うことも可能であることは明らかである。但しこの
場合、ＲＯＭ６には、白画素数に対応づけた電源電圧制
御用パラメータを格納しておく必要がある。

また本実施例においては、感熱記録ヘッド駆動回路２は
感熱記録ヘッド３と独立しているが、これら両者を一体
化することも可能である。

さらに本発明は、感熱式記録装置以外の記録装置につい
ても適宜適用し得るものである。

発明の効果 上述のように本発明は、記録すべき画信号中の黒画素ま
たは白画素を計数する手段と、この手段の割数値に従っ
て記録電源の電源電圧を適切に制御する手段とを設ける
ことにより、画信号中の黒画素数にかかわりなく記録素
子に供給される記録電力を一定に保つ構成であるから、
比較的安価な記録電源を用いて記録濃度の均一化を達成
できるという効果を得られるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による感熱式記録装置のブロ
ック図、第２図（イ）、（ロ）は電源電圧の過渡的変動
と記録濃度ムラを説明するだめの記録パルスと電源電圧
の波形図、第３図（イ）、　ｆ口）は本実施例における
電源電圧制御を説明するだめの記録パルスと電源電圧の
波形図である。 ２・・・・・・感熱記録ヘッド駆動回路、３・・・・・
・感熱記録ヘッド、４・・・・・・記録電源、５・・・
・・・黒画素カウンタ、６・・・・・・ＲＯＭ、７・・
・・・・ディジタル・アナログ変換器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名、（
４５ ＠１図 第２図 第３図 Ｘン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 出力電圧が可変の記録電源と、複数の記録素子と、記録
   すべき画信号中の黒画素に対応する上記記録素子に上記
   記録電源から記録電力を供給させる手段と、上記画信号
   中の黒画素または白画素を計数する手段と、この手段の
   計数値に従って上記記録電源の出力電圧を制御する手段
   とを有する記録装置。