JPS6023047Y2 - Ｕｏ鋼管用ｕプレスパンチ型替装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＵＯ鋼管用Ｕプレスパンチ型替装置に関し、特
に、ＵＯ鋼管製造における鋼管サイズの変更に際しＵ成
形プレス機のＵプレスパンチの取出しおよび取込みを行
なうための型置装置の構造に関する。

鋼管製造方法の一つとして、帯状の鋼板を使用し、これ
を一旦断面Ｕ形状にプレス成形した後さらに断面Ｏ形状
に成形し、その合せ端面を溶接する方法が採用されてい
る。

このような製法によって得られる鋼管をＵＯ銅管と称し
、その製造工程はＵＯ工場で連続した一貫作業として行
なわれている。

このＵＯ＠９製造にあっては、鋼管サイズを変更する場
合、Ｕ成形プレス機に取付けられている１０個内外のＵ
プレスパンチをサイズの異なる新しいＩＣ＠内外のパン
チと取替える作業（型替え作業）が必要である。

従来、この型替え作業は、プレス機内のパンチの下へ引
込んだ鋼板上へ取外した各パンチを載せて鋼板とともに
パンチをエントリーテーブル上へ持出し、該鋼板上の各
パンチをクレーンベニ個づつラインオフし、さらに、新
しいパンチをエントリーテーブル上の鋼板上にクレーン
で１個づつ搬送した後これらをプレス機内へ引込んで取
付けるといの方法で行なわれていた。

したがって、従来方法では、サイズ変更ごとに新旧合せ
て２嘲内外のパンチを１個づつクレーンで移動させる必
要があるため、パンチ型替え作業に多大の時間および労
力を費やすという欠点があった。

本考案の目的は、このような従来技術の欠点を解消し、
Ｕプレスパンチの取替えをきわめて短時間でかつ少人数
で行ないうるＵＯｍ管用プレスパンチ型替型置装置供す
ることである。

本考案の特徴は、ＵＪ＆形プレス機のエントリーテーブ
ルの左右両側に設けられラインに直角な方向に搬送する
固定テーブルと前記エントリーテーブル内に設けられ各
固定テーブルとの間で取込み取出しを行なう昇降テーブ
ルとを備え、これら固定テーブルおよび昇降テーブルに
よりパンチ搬送プレートをＵ成形プレス機内へ搬送した
り該プレス機から搬出するよう構成する点にある。

すなわち、本考案によれば、ラインに沿ってエントリー
テーブルから送り込まれる材料をＵ断面形状に成形する
プレス機のパンチを取替えるＵＯ鋼管用Ｕプレスパンチ
型装置置において、前記エントリーテーブルの両側にラ
インに直角方向にパンチ搬送プレートを移動させる固定
テーブルを設け、前記エントリーテーブル内に前記各固
定テーブルと該エントリーテーブルとの間で前記パンチ
搬送プレートの取込みおよび取出しを行なう昇降可能な
昇降テーブルを設け、前記パンチ搬送プレート上にＵプ
レスパンチを載置し、これを前記固定テーブルおよび前
記昇降テーブルにより前記プレス機に対し搬入搬出する
ことを特徴とするＵＯ鋼管用Ｕプレスパンチ型装置置が
提供される。

以下、第１図および第２図を参照して本考案の実施例を
説明する。

第１図および第２図において、ＵＯ鋼管製造用のＵＪｉ
形プレス機１の前方にエントリーテーブル２が配置され
、ＵＯ鋼管製造中（ライン稼動中）には該エントリーテ
ーブルからＵ成形プレス機内へ材料が矢印Ａ方向にライ
ン３に沿って搬入される。

エントリーテーブル２はローラーテーブルで構成されて
いる。

エントリーテーブル２の両側には、前記ラインに直角方
向にパンチ搬送プレート４Ａ、４Ｂを移動させるための
固定テーブル５Ａ、５Ｂが設けられている。

エントリーテーブル２内には該エントリーテーブルの搬
送面の上下にわたって昇降可能な昇降テーブル６が設け
られている。

この昇降テーブル６は油圧シリンダ７によって昇降され
、上昇位置において前記各固定テーブル５Ａ、５Ｂとの
間で前記パンチ搬送プレート４Ａ、４Ｂの取込み取出し
を行ないうるようになっている。

すなわち、該プレート４Ａ、４Ｂをエントリーテーブル
２上のライン上へ取込んだり、ラインオフしたりするよ
うになっている。

前記各固定テーブル５Ａ、５Ｂは前記エントリーテーブ
ル２より若干高い搬送面を有し、前記昇降テーブル６の
上昇位置における搬送面と略一致するよう配置されてい
る。

ライン稼動中には昇降テーブル６はエントリーテーブル
２の下方へ下降される。

各固定テーブル５Ａ、５Ｂ並びに昇降テーブル６はドラ
イブ付きのローラで構成されている。

前記パンチ搬送プレー）４Ａ、４Ｂ上にはパンチ支持具
８が設けられ、該プレート４Ａ、４Ｂに対しパンチ９を
芯合せ状態で正しく支持しうるようになっている。

したがって、プレート４Ａ、４Ｂをライン３に沿ってプ
レス機１内へ搬入する際その両側縁をサイドガイドで案
内してライン中心と芯合せすることにより、該プレート
上のパンチ９をラインと芯合せすることができる。

以上説明した型置装置は次のような順序で作動する。

（ｉ） ライン稼動中に、次に使用するパンチ（鋼管
サイズ変更後に使用するパンチで以下これを新パンチと
呼ぶ）９を支持したプレート４Ａを一側の固定テーブル
５Ａ上に置く。

また、現在使用中のパンチ（以下間パンチと呼ぶ）を取
出すためのプレート４Ｂを他側の固定テーブル５Ｂ上に
置く、こうして段取りを行なう（第２図参照）。

（ｉｉ） ライン停止後、昇降テーブル６を上昇させ
る。

（ｉｉｉ） 旧パンチ用のプレート４Ｂを固定テーブ
ル５Ｂからエントリーテーブル２上へ搬入する。

（ｉｖ） 昇降テーブル６を下降させる。

（Ｖ） エントリーテーブル２のローラでプレート４
Ｂをプレス機１内へ搬入する。

（ｖｉ） プレス機から旧パンチを取外し、プレート
４Ｂ上に載せる。

（ｖｉｉ）旧パンチをプレート４Ｂとともにエントリー
テーブル２上まで引出す。

−昇降テーブル６を上昇させる。

（ｉｘ） 旧パンチを支持しているプレート４Ｂを固
定テーブル５Ｂ上へ搬送する。

同時に、新パンチを支持しているプレート４Ａを固定テ
ーブル５Ａからエントリーテーブル２上へ搬送する。

（Ｘ） 昇降テーブル６を下降させる。

（ｘｉ） エントリーテーブル２のローラによってプ
レート４Ａをプレス機内へ搬入する。

（ｘｉｉ） 新パンチをプレス機１に取付ける。

（ｘ ｉｉｉ ） 空になったプレート４Ａをエン、
トリーテーブル２上へ引出す。

（ｘｉｖ） 昇降テーブル６を上昇させる。

（ＸＶ） プレート４Ａを固定テーブル５Ａ上へ搬送
する。

（ｘｖｉ） 昇降テーブル６を下降させる。

こうして、Ｕプレスパンチの取替え作業が完了する。

以上説明した実施例によれば、用例内外のＵプレスパン
チを同時に取替えることができ、しかも、従来のごとく
パンチを１個づつクレーンで移動させる必要がなくなる
ので、パンチ装置作業を少人数でしかも短時間のうちに
行なうことができる。

以上より明らかなごとく、本考案によれば、Ｕプレスパ
ンチの取替え作業を能率よく行ないうるＵＯ鋼管用Ｕプ
レスパンチ型装置置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す平面図、第２図は第１
図中の線■−■に沿った断面図（ただし、パンチ搬送プ
レート４Ａ、４Ｂを付加して示す）である。 １・・・・・・プレス機、２・・・・・・エントリーテ
ーブル、３・・・・・・ライン中心、４Ａ、４Ｂ・・・
・・・パンチ搬送プレート、５Ａ、５Ｂ・・・・・・固
定テーブル、６・・・・・・昇降チーフル、９・・・・
・・Ｕプレスパンチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ラインに沿ってエントリーテーブルから送込まれる材料
   をＵ断面形状に成形するプレス機のパンチを取替えるＵ
   Ｏ鋼管用Ｕプレスパンチ型替装置において、前記エント
   リーテーブルの両側に該エントリーテーブルより高い搬
   送面を有しラインに直角方向にパンチ搬送プレートを移
   動させる固定テーブルを設け、前記エントリーテーブル
   内に前記各固定テーブルと該エントリーテーブルとの間
   で前記パンチ搬送プレートの取込みおよび取出しを行な
   う昇降可能な昇降テーブルを設け、前記パンチ搬送プレ
   ート上にＵプレスパンチを載置し、これを前記固定テー
   ブルおよび前記昇降テーブルにより前記プレス機に対し
   搬入搬出することを特徴とするＵＯ鋼管用Ｕプレスパン
   チ型替装置。