JPS602288Y2 - 雨水貯蔵装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は軒下に雨水を貯水する装置に関する。

以下、本考案の雨水貯蔵装置を図面に基いて説明する。

図において、１は貯水用軒樋、２は樋水管、３はフロー
ト弁、４は排水管、５は給水口、６は軒先の軒樋である
。

貯水用軒樋１，１、・・・は軒先イの軒下に上下に多段
配設されている。

貯水用軒樋１を配設には受金具を用いれば簡単に施工で
きる。

図では貯水用軒樋１は２段であるが、それ以上多段であ
ってもよいものである。

貯水用軒樋１の底部には下段の貯水用軒樋１への通水管
２が形成されており、該通水管３にはフロート弁３が形
成されている。

最上段の貯水用軒樋１の上部からはオーバーフロー用の
排水管が設けられており、最下段の貯水用軒樋１の下部
から給水口５が設けられている。

給水口５には弁５１が設けられている。

通水管２の上端にゴミ除は具７を設ければ、ゴミ等によ
って通水管２がつまらないものである。

雨水は軒先イから軒先に取り付けられた軒樋６に流れこ
み、軒樋６から集水器、呼び樋、あんこう等を通って、
最上段の貯水用軒樋１に流れこみ、順次下段の貯水用軒
樋１に流れこんで、給水用の弁５１が閉であれば、先ず
、最下段の貯水用軒樋１の所定の位置まで雨水が溜れば
フロート弁が働き、通水管２を閉じて、貯水用軒樋１
（最下段）を満水にし、次にその上段の貯水用軒樋１を
同様に満水し、順次上段の貯水用軒樋１，１・・・を満
水にする。

最上段まで満水になれば、排水管４を通って余分の雨水
は流れることになる。

雨水を利用する際は、最下段の貯水用軒樋１の給水口５
の弁５１を開いて使用する。

本考案の雨水貯蔵装置は軒下に貯水用軒樋を上下に多段
配設し、各貯水用軒樋の底部から下段の貯水用軒樋への
通水管を設け、該通水管にフロート弁を設け、最上段の
貯水用軒樋の上部に排水管を設けると共に最下段の軒樋
に給水口を設け、軒先の軒樋からの雨水を各貯水用軒樋
に貯水してなるので、簡単に雨水を貯水することができ
、しかも、最上段の貯水用軒樋は開口にしているので、
どこからでも軒先の軒樋から雨水を流しこむことができ
、更に、貯水した雨水を給水口により簡単に散水、洗車
水等に使用できると共に、消火用の水にも使用でき、軒
下に水を貯水しであるために防火の役目を果すことにな
る。

【図面の簡単な説明】

図は、本考案の一実施例の概略した側面図であり、１は
貯水用軒樋、２は通水管、３はフロート弁、４は排水管
、５は給水口の弁である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 軒下に貯水用軒樋を上下に多段配設し、各貯水用軒樋の
   底部から下段の貯水用軒樋への通水管を設け、該通水管
   にフロート弁を設け、最上段の貯水用軒樋の上部に排水
   管を設けると共に最下段の軒樋に給水口を設け、軒先の
   軒樋からの雨水を各貯水用軒樋に貯水してなる雨水貯蔵
   装置。