JPS60227630A - 食肉類の冷凍変性防止剤 - Google Patents

食肉類の冷凍変性防止剤

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JPS60227630A
JPS60227630A JP59082873A JP8287384A JPS60227630A JP S60227630 A JPS60227630 A JP S60227630A JP 59082873 A JP59082873 A JP 59082873A JP 8287384 A JP8287384 A JP 8287384A JP S60227630 A JPS60227630 A JP S60227630A
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JP
Japan
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freezing
denaturation
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edible meat
formula
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JP59082873A
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JPS6155927B2 (ja
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Norihiro Kakimoto
柿本 紀博
Haruo Shinano
信濃 晴雄
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GERUMATSUKUSU KK
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GERUMATSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機ゲルマニウム化合物を主剤とする食肉類の
冷凍変性防止剤に関するものである。
〔従来の技術〕
食品を一20℃程度の低温で保存する冷凍貯蔵は様々な
態様で広く行なわれており、又、冷凍食品の生産は現在
でも世界的に増加しつつあるが、冷凍食品にみられる好
ま′しからぬ変化として、例えば獣肉や魚肉を冷凍した
場合に起る所謂冷凍変性が知られている。
この冷凍変性とは、肉組織中の筋原線維タンパク質が、
低温に保持されることにより変性してしまうものであり
、一方、これを抑制する技術については従来から多くの
研究がなされていて、例えばショ糖やブドウ糖等の糖類
、ソルビトール等の糖アルコール、グルタミン酸のよう
なアミノ酸。
カルボン酸及びリン酸緩衡液等が、前記冷凍変性を抑制
する物質として知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
食肉類の前記冷凍変性は、それらの商品的、栄養的価値
を著しく低下させるため、極力抑制する必要があるが、
前記従来の冷凍変性抑制物質は、抑制効果はあっても、
それ自体の味を当該食肉類に付するおそれがあるので、
そのようなことがなく、しかもより少量で効果を発揮す
る抑制剤の開発が望まれていた。
c問題点を解決するための手段〕 前記問題点を解決するために本発明が採用した構成は、
一般式 (式中、R1乃至R5は水素原子、置換若しくは無置換
のフェニル基又はアルキル基、Mは水素原子又はナトリ
ウム、カリウム等の一価の金属或いはカルシウム等の二
価の金属を示す) で表わされる有機ゲルマニウム化合物を主剤とすること
を特徴とするものであり、これは、従来公知の冷凍変性
抑制質の多くが、水酸基、カルボキシル基、アミノ基若
しくはスルホン基等の親木性残基を有しているという共
通点がある点を知得した本発明の発明者らが、親木性残
基を有する種々の化合物について冷凍変性抑制性に関す
る実験を重ねた結果、完成させたものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明抑制剤は、式(1)で表わされる有機ゲルマニウ
ム化合物を主剤とするものであり、この式(1)中、置
換基R1乃至R5は水素原子、適宜に置換され或いは無
置換のフェニル基又はメチル基やエチル基等のアルキル
基を示している。
又、Mは水素原子或いは一価又は二価の金属を示してお
り、−価の金属としては例えばナトリウムやカリウムが
挙げられ、二価の金属としてはカルシウムを例示するこ
とができる。
尚、本発明に用いるこの有機ゲルマニウム化合物に関し
ては、慣例に従い便宜的に式(1)で表わしたが、該有
機ゲルマニウム化合物は主たる構成と酸素とが2=3 
の割合で結合した大きな化合物であるから、式(1)は
有機ゲルマニウム化合物の構造までを正確に表わすもの
ではない。従って、3− 等の式を用いても前記の有機ゲルマニウム化合物を表わ
すことができる。
而して、本発明に用いる有機ゲルマニウム化合物は種々
の方法により製造することができる。
即ち、例えば、トリクロルゲルマン C]3Gall (JT ) とアクリル酸誘導体 を反応させて、トリクロルゲルミルプロピオン酸誘導体 3 として、これを加水分解したり、或いは、前記i・リク
ロルゲルマン(II)とアクリロニトリル誘導体4− 3 とを反応させて、トリクロルゲルミルプロピオニトリル
誘導体 3 とし、これを加水分解すれば、式(1)においてM=H
の化合物が得られるのである。従って、Mが金属である
化合物の場合は、このようにして得たM=H(7)化合
物をM−011溶液又′はM (011)L溶液で扱え
ば良い。
而して、上記の有機ゲルマニウム化合物を主剤とする本
発明化合物の冷凍変性抑制効果は、鯉の筋肉から得られ
るタンパクであるミオシンBを用い、従来より抑制効果
の大きいことが知られているグルタミン酸ナトリウムと
比較して実験、検討した。
即ち、ミオシンBに対し、その変性に対して非常に促進
的に働く条件下で本発明抑制剤及びグルタミン酸ナトリ
ウムを作用させてそのMg −ATPase活性を測定
したところ、本発明抑制剤はグルタミン酸ナトリウムに
匹敵するほど強い抑制効果を示し、のみならず、グルタ
ミン酸す1ヘリウムに比較して低濃度で優れた抑制効果
を発揮することが判明したのである。
尚、ミオシンのMg −ATPase活性は、アクチン
が存在すると著しく活性化されるところから、筋収縮と
直接関係があると考えられるものである。
〔作 用〕
上記の抑制効果のメカニズムは完全に解明されている訳
ではないが、主剤たる有機ゲルマニウム化合物のカルボ
キシル基とタンパク質分子周辺の水分子の作用に由来す
るものと考えられる。
〔実 施 例〕
(1)有機ゲルマニウム化合物の合成 ■カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキサイド(G
eCIIzCIIzCOOII)z03の合成トリクロ
ルゲルマン1.80g(1モル)を300耐のエーテル
に溶解し、水浴につけて5℃に冷却し、アクリル酸72
g(]モル)を滴下ロートから5分間かけて滴下した後
、水浴中で1時間更に室温で1時間半攪拌して反応させ
た。反応終了後エーテルを留去し、n−ヘキサン2Qを
用いて再結晶し、得られた結晶を乾燥させたところ、ト
リクロルゲルミルプロピオン酸の結晶が161g得られ
、収率は63.9%であった。
次に、この1〜リクロルゲルミルプロピオン酸50.4
gを500m I!の水に投じて加水分解を行い、析出
する結晶を濾取し乾燥したところ、カルボキシエチルゲ
ルマニウムセスキオキサイドの結晶が28g得られた。
収率は83.3%であった。
得られたカルボキシエチルゲルマニウムセスキオキサイ
ドの物性値、各種スペクトルデータは、特公昭46 =
 2984号公報所載の方法によって製造したものと一
致した。
■その他の有機ゲルマニウム化合物の合成いずれも公知
の方法により製造することができ、例えば、 一7= 型の化合物の製造方法は特開昭59−36686号公報
に開示されている。
(2)本発明抑制剤の冷凍変性抑制試験■ミオシンBの
調製 即殺したコイの背部から普通肉を取り出して細切し、下
記スキームに示す方法に従ってミオシンBを調製した。
沈殿として得られたミオシンBを20mM l〜リマス
レイン酸緩衝液(p++7.0)で所定の最終タンパク
質濃度が得られるように希釈し、そのミオシンBs濁液
に所定の塩化カリウム濃度(0,6M)となるように1
.2M塩化カリウムを含む20mM トリスマレイン酸
緩衝液(pH7,0)を1 : 1 (v/v)の割合
で混合し、さらに泡止め付きブレンダーで均質化したも
のを0.6M塩化カリウム−ミオシンB溶液とした。そ
して、本発明抑制剤やグルタミン酸ナトリウムの添加は
、ミオシンB溶液5に対して0.6M塩化カリウム。
20mM トリスマレイン酸緩衝液(pH7,0)に含
有さ8− せた本発明抑制剤(0,3M、0.6M)あるいはグル
タミン酸す1−リウム(0,6M) ]を加えることに
より調製した。
尚、上記における本発明抑制剤とは、前記カルボキシエ
チルゲルマニウムセスキオキサイドのナトリウム塩、即
ち、(Ge −C11z −CHz −COONa )
z03を示す。
背向 沈殿 」二 澄 濾液 沈殿 沈 殿(=ミオシンB) ■凍結および解凍後の処理方法 試験管に一定量分取したミオシンB溶液(9,2mg/
mQ)を−20°Cの冷蔵庫で凍結を行ない、−10℃
になったら直ちに取り出し、あらかじめ同温度に調節済
みの冷蔵庫に入れて貯蔵した。そして一定期間毎に取り
出し25℃のインキュベーター中で解凍した後、直ちに
氷冷した。解凍後の処理方法は、ミオシンB溶液を0 
、6 M Jパルカリウム、 20mM t−リスマレ
イン酸緩衝液(pH70,)で希釈した後、テフロン製
ハンドホモジナイザーで十分攪拌し、M g −ATP
ase活性の測定に供試した。この結果を図に示す。
■結 果 図からも明らかなように、0,6M塩化カリウム中にあ
るミオシンBのM g −ATPase活性〔○〕は、
短時間貯蔵で急激な低下を示したが、あらかじめ凍結前
に本発明抑制剤を添加しておいたもの(0,05M[口
)、O,]、M[◇〕)はグルタミン酸す1〜リウム(
0,]M)を添加しておいたもの〔Δ〕と同様貯蔵期間
中、活性の低下はほとんど認められなかった。
又、本発明抑制剤はO,O]Hの濃度でも、グルタミン
酸ナトリウムの0.1Mの場合と同程度の抑ffi!I
効果を発揮したのである。
尚、カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキサイド以
外の有機ゲルマニウム化合物も、略同様の抑制効果を示
した。
【図面の簡単な説明】
図は鯉ミオシンBの冷凍変性に対する本発明抑制剤及び
グルタミン酸ナトリウムの影響を示すグラフであり、横
軸は貯蔵時間(時I旧を、縦軸はM g −ATPas
e活性(μモル/分/mg)を示す。 ○・・・0.6モル塩化カリウムのみ 口・・・0,6モル塩化カリウム十本発明剤(0,05
モル)11− ◇・・0.6モル塩化カリウム十本発明剤(0,1モル
)△・・・0.6モル塩化カリウム+グルタミン酸ナト
リウム(0,1モル)代理人 小 泉 良 邦 12− 2 it?島り問

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (式中、旧乃至R3は水素原子、置換若しくは無置換の
    フェニル基又はアルキル基、Mは水素原子又はナトリウ
    ム、カリウム等の一価の金属或いは゛カルシウム等の二
    価の金属を示す) で表わされる有機ゲルマニウム化合物を主剤とすること
    を特徴とする食肉類の冷凍変性防止剤。
JP59082873A 1984-04-26 1984-04-26 食肉類の冷凍変性防止剤 Granted JPS60227630A (ja)

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JP59082873A JPS60227630A (ja) 1984-04-26 1984-04-26 食肉類の冷凍変性防止剤

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JPS60227630A true JPS60227630A (ja) 1985-11-12
JPS6155927B2 JPS6155927B2 (ja) 1986-11-29

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