JPS60226841A - ヒドロキシおよび/又はアルコキシ置換ブロムベンズアルデヒドの製造方法 - Google Patents

ヒドロキシおよび/又はアルコキシ置換ブロムベンズアルデヒドの製造方法

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JPS60226841A
JPS60226841A JP59267620A JP26762084A JPS60226841A JP S60226841 A JPS60226841 A JP S60226841A JP 59267620 A JP59267620 A JP 59267620A JP 26762084 A JP26762084 A JP 26762084A JP S60226841 A JPS60226841 A JP S60226841A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒドロキシおよび(又は)アルコキシ置換基
含有ブロムベンズアルデヒド特に5−ブロムバニリンの
製造方法にかかわる。
ヒドロキシおよび(又は)アルコキシ置換基含有ブロム
ベンズアルデヒドは、有機合成中間体として用いられる
有用な工業製品である。かくして、5−ブロムバニリン
(6−プロムー4−ヒドロキシ−5−メトキシベンズア
ルデヒド)、フロムプロトカテチュアルデヒド(3−ブ
ロム−4,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド)およヒ
3− フロム−4,5−ジメトキシベンズアルデヒドは
、トリメトプリム2,4−ジアミノ−5−(3,4,5
−トリメトキシベンジル)ピリミジンの如き調剤物の製
造に、それ自体が中間体である3、 4.5− )ジメ
トキシベンズアルデヒドの生成用中間体として用いられ
る。また、これらブロムベンズアルデヒドは、血圧降下
作用を有するブロムフェニルアラニンの製造方法に用い
られる(仏間特許第1,592,518号明細書)。
アルコキシおよび(又は)ヒドロキシ置換ブロムベンズ
アルデヒドは、対応するアルデヒドに臭素を反応させる
ことによって製せられる。
芳香族アルデヒドを臭素化させるための種々の方法が知
られている。かくして、ヒドロキシおよび(又は)アル
コキシベンズアルデヒドの臭素化を種々の反応媒体中で
行なうことが提案されてきた。最も一般的に用いられて
いる溶剤は、酢酸ナトリウムの如き酢酸のアルカリ金属
塩を必要に応じ含有する氷酢酸である。〔Dakin 
、 Am、Chem。
Journal、42 477〜9B(1909);T
orrey等、J、Am、Chem、5oc9.315
83〜585 (1909) ; OlS、Brady
等、J。
Chem、5oc0.107 1858〜62(191
5);E、 1.5hriner等、J、 Am、 C
hem、 5oc8.512194 (1929) ;
 R,AoMclvor等、Can、 J、 of C
hem、、62 298〜302 (1953);He
nry等、J 、CC11e、Soc 、、(1930
)2279〜89 ; F、 Misani等、J、O
rg。
Cheml、10 356(1945) ; )(、、
FschorrAnno、69123〜39(1912
); 仏画特許第1.592.518号明細書〕。この
方法は、特にバニリンの場合該方法を工業的見地からは
魅力のないものとする種々の欠点がある。この方法は特
に、反応終了時、臭化水素酸の酢酸溶液をもたらし、而
して該溶液からHBrを回収することがむづかしく或は
実際上不可能でさえある。
氷酢酸をクロロホルムで置き換えることが提案されてい
る( R9Pschorr の上記引用文献参照のこと
)。この場合、ブロムベンズアルデヒドを、その中に含
まれている臭化水素酸からクロロホルムでの洗浄によっ
て遊離させることは困難であり、而してそれは、洗浄の
ために別の(第三)溶剤を用いることを意味し、それ故
にまた、該方法を工業上利用するには複雑なものとする
仏間特許第2.177.693号明細爽には、48重量
%のHBrを含有する臭化水素酸に溶かしたバニリンを
臭素に加えることよりなるバニリンの臭素化方法が開示
されている。
また、弘素化媒体として、低級アルコール特にエタノー
ルが用いられてきた[ F、i’iemann 等、B
er7 615(1874)”−)。この方法では、ブ
ロムバニリンの大量生産において実施する(valor
ise)ことが困難となりうる、回収不能なブロムメチ
ル又はブロムエチルの同時形成が、該方法を魅力のない
ものとしている。
いずれの場合も、反応は、次式に従って製せら第1るブ
ロムベンズアルデヒド1モル当り臭化水素酸1モルの形
成をもたらす: かかる方法では、ブロムベンズアルデヒドを形成するの
に使用臭素の半分だけが用いられ、他の半分は臭化水素
酸を形成するか或は、使用溶剤に依ってはブロムアルキ
ルを形成するとわかった。
これら副生成物の回収および(又は)保持(valor
isation ) は、その使用方式が何であれ該方
法の工業的利益を低減する。
斯界の現状に関する上記分析から、臭素化剤として臭素
を用いることによるHBrの同時形成は、既知方法の産
業利用において問題を提起するといえる。
本発明は、臭素化反応の際に生ずる臭化水素酸の形成に
よって提起される問題を解決することを意図する。
更に特定するに、本発明は、一般式 ( (式中RおよびH,+ は同じか又は別異にして、水素
p子又はメチル若しくはエチル基を表わす)の買換ブロ
ムベンズアルデヒドを製造するに当り、一般式 (式中RおよびR1は上に示した意味を有する)のアル
デヒドと臭素とを反応させ、その際臭素の量は該反応の
化学量論量より少くし、而して臭素化反応を、該反応で
生ずる臭化水素酸と臭化物イオンの酸化剤とからなる一
対の使用により完了させる、置換ブロムベンズアルデヒ
ドの製造方法にかかわる。
臭化物イオンの酸化剤としては、この性質を有する任意
の既知化合物を用いることができる。特に、過酸化水素
、硝酸および次亜塩素酸塩イオン(好ましくは次亜塩素
酸のアルカリ金属塩形状)が用いられうる。
臭化物イオンがいくつかの酸化剤によって臭素に酸化せ
しめられることは一般に知られているけれども、HBr
と酸化剤との一対を用いてヒドロキシおよび(又は)ア
ルコキシベンズアルデヒドの臭素化を行なうことは、出
発物質の酸化および(又は)置換反応の過程について問
題を生じかねなかった。かくして、従来技術は、Bae
yer &Williger タイプの反応に従った過
酸化水素によるアルデヒド基の酸化を開示している( 
C0H。
Hassal 、Organic Reactions
 、 Vol、9、p73〜106(1957); J
、E、Leffler、Chem。
Revo、(列、p385〜410(1949))。
それ故、ヒドロキシおよび(又は)アルコキシ置換芳香
族アルデヒドの臭素化によってもたらされる前記問題の
解決は前従明確な態様で提案されたことはなかった。
本発明をいかなる態様でも特定の機構に限定するつもり
はないが、上掲の臭素化方法は下記反応を利用すると認
められうる: (a) 次式に従った不足量の臭素によるアルデヒドの
部分臭素化: (b) HBrと酸化剤との一対による未転化アルデヒ
ドの臭素化。かくして、酸化剤が過酸化水素の場合、反
応を次式によって表わすことができる: 而して、反応を全体的にみれば、それは次のように表わ
されうる: CHOCHO かくして、本発明に従った方法は、置換ベンズアルデヒ
ドを臭素で臭素化させ、そしてこの臭素化反応から、副
生成物の臭化水素酸中に存在する臭素な面接回収するこ
とを可能にする。
本発明による臭素化は、水および(又は)不活性(好ま
しくは水非混和性)の有機溶剤(例えばハロゲン化脂肪
族炭化水素又はエーテル)中で行なわれるけれども、最
大の収率および転化率を得るには、臭素又は酸化剤に対
し不活性な脂肪族ないし無機の酸の存在下で臭素化を行
なうのが好ましい。この場合、ベンズアルデヒド1モル
当りのモル当量として表わされる酸の貴は好ましくは、
ベンズアルデヒド1モル当り少くとも0.001当量に
等しく、より好ましくは0.01当量に等しい。
酸の量に臨界的な上限はなく、酸が反応媒体を構成する
こともできる。
一つの選択態様(alternative torm 
)に従えば、本発明の方法は、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、n−ペンタン酸又はn−ヘキサン酸の如き炭素原子
2〜7個を含有するアルカン酸中で実施される。
好ましくは、出発ベンズアルデヒドを溶かし且つ反応媒
体を構成することのできる酢酸が用いられる。同様に、
濃度が臨界的でない酸又は無水酸の水溶液が用いられう
る。
別の選択態様に従えば、本方法は、無機酸の存在で実施
される。核酸はまた、少くとも部分的に反応媒体を構成
しうる。好ましくは、濃度が臨界的でなく広い岬囲内で
変動することのできる臭化水素酸および硫酸の水溶液が
用いられる。かくして、5〜65重量%のH2SO4を
含有する硫酸水溶液又は5〜60重量%のHBrを含有
する臭化水素酸水溶液が用いられうる。後者の場合、4
5〜55耳量%のHBrを含有する溶液を用いることが
好ましい。なぜなら、HBrの濃度に伴って出発アルデ
ヒドの溶解度が高まるからである。本発明の好ましい具
体化に従えば、無機酸の水溶液は反応媒体を少くとも部
分的に構成する。かくして、H2SO4若しくはHBr
の水溶液に懸濁せるベンズアルデヒドに対し又はHBr
の濃厚溶液に溶かしたベンズアルデヒドに対し臭素化を
行なうことができる。また、酸性水溶液と共にベンズア
ルデヒドおよび臭素の有機溶剤を用いることもできる。
この溶剤は反応条件下で不活性であり、好ましくは水非
混和性である。而して、ベンズアルデヒドを含有する有
機相は、臭化物イオンが酸化せしめられる酸性水性相と
接触せしめられる。これは、本発明に従った方法の好ま
しい具体化である。臭化水素酸の水溶液と有機溶剤を用
いる態様は本方法の使用に特に適している。この具体化
を遂行するのに適する溶剤として、ハロゲン化炭化水素
(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素)並びに脂
肪族エーテル(イソプロピルエーテル、アミルエーテル
、ブチルエチルエーテル、t−ブチルエチルエーテル、
n−ブチルエーテル、n−プロピルエーテルおよびn−
ブチルエーテル)を挙げることができる。
選定せる反応幌体中の出発芳香族アルデヒドの濃度は臨
界的でなく、広い範囲内で変動しうる。
それは主に、反応混合物の攪拌性およびプロセスの生産
性の如き実際的要素に依拠する。
本発明の方法に用いられる臭素の量(アルデヒド1モル
当りのモル数で表わされる)は、それが反応式a)から
得られる計算(化学量論的)量を下回ったま〜であるな
ら幾分変動しうるけれども、臭化水素酸形状の臭素損失
を排除し或はできるだけ制限しようとするときは臭素の
量を化学量論的量の1/2近傍のま〜とすることが好ま
しい。かくして、臭素の量は好ましくは、ベンズアルデ
ヒド1モル当り0.45〜065モル範囲とすることが
できる。熱論、この量範囲をわずかに上下しても本発明
の範囲を逸脱するものではない。しかしながら、ベンズ
アルデヒド1モル当り0.45モルを下回る臭素量を用
いると、出発化合物の転化は完全でなく、またアルデヒ
ド1モル当り0.65モルを上回る臭素量を用いると、
臭素化の際回収不能な臭化水素酸の形成が、臭素量に比
例して多くなる。臭素化反応は好ましくは、ベンズアル
デヒド1モル当り臭素0.5〜0.6モルで実施される
用いられる酸化剤の量は明らかに、臭素の使用量および
酸化剤の種類に依拠する。いずれにせよ、好ましくは、
該量は、生成せる臭化水素酸によって形成したベンズア
ルデヒドを更に臭素化させるのを確実にするのに十分な
ものとすべきである。
生成せる臭化水素酸の量は臭素の使用量に依拠するので
、以下、酸化剤の量を臭素1モル当りのモル数で表わす
酸化剤が過酸化水素であるとき、H2O20量は好まし
くは、反応式1ii) Kよって例示される化学l°論
的量すなわち、臭素1モル当り1モルの近似値である。
本発明の範囲を逸脱せずにこの葉から若干上下すること
ができる。
実際上、この量は好ましくは、臭素1モル当り08〜1
2モル範囲であるが、成る程度用いられる反応媒体およ
び酸の種類に依拠する。酸として臭化水素酸の水溶液を
用いるときは、わずかに過剰の過酸化水素を用いること
ができる。他の場合にはH2O2が臭素1モル当り1モ
ルを魅えないことが好ましく、わずかに不足する量でさ
え好まし〜為。
用いられるH2O2の水溶液濃度は臨界的でない。
その選定は、当業者によく知られた実際的要素(例えば
反応混合物の容量を増やさないこととの関係)に依拠す
る。一般に、H2O2の水溶液濃度は20〜90重景%
範囲とすることができる。
酸化剤として次亜塩素酸のアルカリ金属塩を用いるとき
、HBrと次亜塩素酸塩との一対による過剰ベンズアル
デヒドの臭素化反応は下記式によりて表わされうる: ) (Mはアルカリ金属を意味する)。この場合、次亜塩素
酸塩の量も亦、好ましくは、反応の化学量論的量すなわ
ち臭素1モル当り1モルの近似値である。実際上、臭素
1モル当り0.7〜11モル好ましくは臭素1モル当り
07〜1モル範囲量の次亜塩素酸塩が用いらねる。次亜
塩素酸塩の水溶液濃度は臨界的でない。
酸化剤として硝酸を用いるとき、反応は下記式によって
表わされうる: CHOCHO 臭素への臭化物の酸化を確実にするのに用いられる硝酸
の量は好ましくは、式V)によって表わされる反応の化
学量論的量すなわち、Br21モル当りHNO32/3
モルの近似値である。しかしながら、この化学量論的量
とは幾分異なっても、それは本発明の範囲を逸脱するも
のではない。かくして、硝酸の量は臭素1モル当りHN
O5o、s〜0.8モル範囲で変動し得、好ましくは臭
素1モル当りHNo、0.6〜07モルである。
臭素化を完了させるのに用いられる硝酸の水浴液濃度は
臨界的でなく、HNo、 20〜90庫゛量%範囲とす
ることができるが、反応混合物の容量を太きくしないた
めには濃度溶液を用いることが有利である。55〜70
重景%のHNO,を含有する溶液が適している。
硝酸と一緒に、迅速な反応開始を確実にする少量の亜硝
酸を用いることが有利とわかった。この場合、開始剤と
して亜硝酸のアルカリ金属塩(NaNO2、KNO2)
が用いられる。反応を開始させるには、アルデヒド1モ
ル当り亜硝酸塩0,01モル程度の葉で十分である。而
して、一般には、亜硝酸塩をベンズアルデヒド1モル当
り0.2モルより多く用いることは不必要であり、0.
05〜0.15モル範囲の量が適している。
臭素化反応の実施温度は0〜100℃好ましくは5〜6
0℃でありうる。
本発明方法によって臭素化させることのできる式(1)
のアルデヒドとして、グロトカテチュアルデヒド(3,
4−ジヒドロキシベンズアルデヒド)、バニリン、エチ
ルバニリン、インバニリンおヨヒペラトルムアルデヒド
(5,4−ジメトキシベンズアルデヒド)が挙げられう
る。プロトカテチュアルデヒド、バニリンおヨヒエチル
ハニリンハ、アルデヒド基に関しm−位に臭素原子を含
有するブロムベンズアルデヒドをもたらし、ベラトルム
アルテヒ)’+’!2−7’ロムー4−ヒドロキシ−3
−メトキシベンズアルデヒドをもたらし、そしてイソバ
ニリンは2−ブロム−4−メトキシ−5−ヒドロキシベ
ンズアルデヒドをもたらす。本発明に従った方法は特に
、バニリンを5−ブロムバニリンに臭素化させるのに非
常に適している。
本発明方法は連続使用に特に適している。
下記例は本発明を例示しており、実際上どのように本発
明を用いうるかを示している。
例 1 攪拌系、温度計および滴下漏斗を備えた100Mのガラ
ス製丸底フラスコに無水酢酸(2omAりおよびバニI
J/(7,5p、 105モル)を装入し、20℃の水
浴で冷却した。攪拌を開始させ、次いでバニリンが沼け
たとき、臭素(4,89,003モル)の酢酸(1om
)溶液を嫡々加えた。温度は漸次30℃に上がった。臭
素の添加が完了したとき、酢酸(2oml)を加え、次
L−でH2O2濃度60%の過峙化水素(2,26ji
、0.02モル)を滴々加女た。添加し終えたのち、攪
拌を10分間行ない、不均質の反応混合物を20℃に冷
却した。
これを済過し、フィルター上のp塊を新たな酢酸(1o
mJ)で洗浄し更に氷水(y、 o ml )で洗浄し
た。減圧乾燥後、mp 162℃の生成物(IQ、8g
)を得た。この生成物中に5−ブロムノ(ニリン(10
,60,9)カ高圧液相クロマトグラフィーによって測
定された。また、ろ液および酢酸洗液中に未転化のバニ
リン(0,45g)が見出された。
バニリンの転化率は94%であり、また転化ノ(ニリン
に関する5−プロムノ(ニリンの収率ヲ198%であっ
た。
例 2〜3 例1の手+11iに従ったが、50罰の酢酸および下記
のバニリン/臭素/H2O2モル比を用℃・た:(1)
バニリンの転化率。
(2)転化バニリンに関するブロムバニリンの収率。
例 4 例1の如く装置せる250dの丸底フラスコに、硫酸の
2N水溶液(100゛rnl)およびバニリン(15,
15g、0.1モル)を仕込んだ。攪拌を開始し、かく
して取得せるバニリン懸濁物に臭素(96I、0.6モ
ル)を滴々加えた。而して、温度が漸次60℃に上がっ
た。添加が完了したとき、308重量%の8202(4
,42gすなわち004モル)水溶液を同様に加えた。
この添加後、更に5分間攪拌し続けた。不均質の反応混
合物を20℃に冷却し、次いで固相を濾過により分離し
、フィルター上で水洗し、次いで減圧下60℃で乾燥し
た。F液を塩化メチレン(3X150m/;)で抽出し
た。固相中および塩化メチレン洗液中のブロムバニリン
および未転化バニリンを高圧液相クロマトグラフィーに
より測定した。
このようにして、2.929のバニリン(すなわち転化
率807%)および16.42.!9の5−ブロムバニ
リン(o、 071モル)にレバ、転化バニリンに関す
る理論収率の88.1%に相当する)が測定された。
例 5 例4の装置にクロロホルム(110ml)次いでバニリ
ン(15,15g)を仕込み、攪拌を開始した。バニリ
ンか溶けたとき、H2SO4の2N水溶液(2Cl+/
;)を加えた。このようにして取得せる不均質混合物に
臭素(96g、006モル)を加えた。温度が漸次60
℃に上がった。臭素の添加が完了したとき、30重量%
のH2O2(4,42gすなわち0.04モル)水溶液
を同じように仕込んだ。
形成時沈殿せる5−ブロムバニリンを濾過により分離し
た。ろ液の液相はデカンテーションにより分離し、そし
て水性相は塩化メチレン(6X 150rnIりにより
抽出した。
先行例と同じ手Jllを用いることによって、全未転化
バニリンt 21 g (転化率92Xに相当)お、J
:ヒ5−フロムバニリン21.07 g(転化バニリン
に関する収率995%に相当)が測定された。
例 6 例5と同じ手順を用いたが、硫酸を臭化水素酸の2N水
溶液(somJ)に代え、クロロホルムの容1・を10
0m1とした。
これらの条件下、バニリンの転化率は94.84%であ
り、また転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収
率は96.4%であった。
例 7 例6と同じ手順に従ったが、バニリン/臭素/H20□
モル比を2/1/1.1とした。
これらの条件下、バニリンの転化率は95.5Xであり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は9
8.1%であった。
例 8 例7と同じ手jlに従ったが、2Nの臭化水素酸を48
重量%のI−]Br水浴液(40ml)と置き換えた。
こわらの条件下、バニリンの転化率は95.5%であり
、転住バニリンに関する5−プ゛ロムパー IJンの収
率は947%であった。
例 9 例7を反復したか、反応終了時温度を50℃にまで−L
昇せしめた。
これらの条件下、バニリンの転化率は94.8%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は9
5.7%であった。
例 10 例7を反復したが、温度は0℃に低めた。
これらの条件下、バニリンの転化率は82.26%であ
り、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は
966%であった。
例 11 例7を反ゆしたが、過酸化水素を、HNO3(65重量
゛%のHNO3水浴液、0.0187モル)および亜硝
酸ナトリウム(0,01モル)と置き換えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は75.6%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率はq
 t 02 Nであった。
例 12 例7を反りしたが、過酸化水素をWavel (2Nの
水が液、0.0’ 277モル)で置き換えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は76.8%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は8
92%であった。
例 13 例7の手順に従ったが、臭素と過酸化水素を同時に加え
た。
これらの条件下、バニリンの転化率は97.4%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は9
41%であった。
例 14 例7を反復したが、クロロホルムをイソプロピルエーテ
ル(250d)と置き換えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は862%であり、
転化バニリンに関する5−プロムバニリンの収率はq 
4.1Xであった。
例 15 例7の手順に従ったが、ト出rの2N水溶液をHBrの
0.5N水溶液(同じ容it?なわ゛ち5 D rag
 )と置き換えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は71.5%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は8
62Xであった。
例 16 例7の手順に従ったが、HBrの2N水溶液を水単独と
置き換えた。
バニリンの転化率は64.2%であり、バニリンに関す
る5−ブロムバニリンの収率は82.9%であった。
例 17 例11を反復したが、HNO3を65%濃度水溶液形状
(0,050モル)で加え、またNaN02(o、 o
 1モル)を加えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は96.7Nであり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は8
6%であった。
例 19 例16を反りしたが、Na0C1(2N水溶液、α05
0モル)を加えた。
これらの条件下、バニリンの転化率は81.1%であり
、転化バニリンに関する5−ブロムバニリンの収率は8
5.7%であった。
手続補正書 昭和60年6月12日 特許庁長官 志 賀 学 殿 事件の表示 昭和59年 特願第 267620号補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 p−ヌープ−ラン・スペシアリテ・シミーク代
理人 〒103 補正の対象 明細書の時計請求σ)範囲の佃 補正の内容 別紙の通り さきに提出した明細書中成の通り醋正致します。
t 特許請求の範囲の欄を次の如く補正します。
[特許請求の範囲 (1) 一般式 (式中8およびalは同じか又は別異にして、水素原子
又はメチル若しくはエチル基を表わす)の置換ブロムベ
ンズアルデヒドを製造するに当り、一般式 (式中RおよびR1は上に示した意味を有する)のアル
デヒドと臭素とを反応させ、その際臭素の激は該反応の
化学jiW&童より少くし、而して臭素化反応を、該反
応で生ずる臭化水素酸と臭化物イオンの酸化剤とからな
る一対の使用によつで完了させる、置換ブロムベンズア
ルデヒドの製造方法。
(2)式(10のアルデヒドが、不足量の臭素と酸化剤
に同時接触せしめられる、特許請求の範囲第1項記載の
方法。
(3)反応が、式(シのベンズアルデヒドを臭素で部分
臭素化させ次いで臭化物イオンの酸化剤を加えて臭素化
を完了させることよりなる連続2段階で実施される、特
許請求の範囲第1項記載の方法。
(4) 酸化剤が、過酸化水素、硝酸および次亜塩葉酸
のアルカリ金属塩よりなる群から選ばれる、特許請求の
範囲第1項〜3項いずれか1項に記載の方法。
(5) Ja素の飯がベンズアルデヒド1モル当す0.
45〜l165モル範囲である、特許請求の範囲第1項
〜4項いずれか1項に記載の方法。
(6)過酸化水素の量が臭素1モル当りIIL8〜12
モル範囲である・特許請求の範囲!(亀唄載の方法。
(7)硝酸の量が臭素1モル当りUNO30,3〜CL
8モル範囲である、特許請求の範FM蟇迭項影載の方法
(8) 次亜、検素酸塩の量が臭素、1モル、当りa7
〜11モル範囲である、特許請求の範囲第4項〜5項い
ずれか1項に記載の方法。
(9)臭素化がカルボン酸又は無機酸の存在で行なわれ
る、特許請求の範囲第1項〜6項いずれか1項に記載の
方法。
0I 反応が、反応条件下液体であるアルカン酸中で行
なわれる、特許請求の範囲第1項〜9項いずれか1項に
記載の方法。
qυ アルカン酸が酢酸である、特許請求の範囲第10
項記載の方法。
(121反応か、硫酸および臭化水素酸よりなる群から
選ばれる無機酸の水溶液で実施される、特許請求の範囲
第1項〜9項いずれか1項に記載の方法O 0反応が、硫酸および臭化水素酸よりなる群から選ばれ
る無機酸の水溶液の存在下、ベンズアルデヒドおよび臭
素の溶剤にして不活性、水非混和性の有機溶剤で行なわ
れる、特許請求の範囲第1項〜9項いずれかILIE載
の方法。
− アルデヒド基に関しm−位に臭素原子を含有する式
(I)のプ四ムベンズアルデヒドをaiする方法であっ
て、用いられる出発アルデヒドが、式(m中R=水素原
子およびR1−水素原子又はメチル若しくはエチル基の
アルデヒドである、特許請求の範囲第1項〜12項いず
れか1項に記載の方法。」 手続補正書(方式) 昭和60年5月290 特許庁長官 志 賀 学 殿 ゛ 事件の表示 昭和59年特 願第267620 号補正
をする者 事件との関係 特許出願人 名称 ローヌープ−ラン・スペシアリテ・シミーク代理
人 補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 (第6.10頁) トリウムの如き酢酸のアルカリ金属塩を必要に応じ含有
する氷酢酸である。〔ディキン(Dak%n)、アメリ
カン・ケミカル・ジャーナル(Am、 Ch@m、 J
ournal)、42 477〜98 (1909)+
トーレイ(Torrey)等、ジャーナル・オプ・ジ・
アメリカン・ナミカ/1/・ソサイエテイ(J、 Am
、 Charm、 Soe、 )、51.583〜カル
・ソサイエテイ、晃1 2194(1929)IR,ん
マクルバ(MeIマor)等、カナディアン・ジャーナ
ル・オブ・ケミストリー(Can、J、of Chem
、)、32 298〜302(1955)1ヘンリー(
Henry)等、ジャーナル・オブ・ザ・ケミカル・ソ
サイエテイ、(1930)2279〜891F、マイサ
ニ(Misani)等、ジャーナル・オプ・オーガニッ
ク・ケミストリー(J、Org。
Chsm、 )、10 356(1945)IR,プシ
ョウル(Psehorr)、アナーレン・デア・ヒエミ
ー(Ann、 )、39123〜39(1912)+ 
仏間特許第1,592,518号明細書〕。この方法は
、特にバニリンの場合該方法を工業的見地からは魅力の
ないものとする種々の欠点がある。この方法は特に、反
応終了時、臭化水素酸の酢酸溶液をもたらし、而して咳
溶液からT(Brを回収することがむづかしく戊は実際
上不可能でさえある。
氷酢酸をりpロホルムで置き換えることが提案臭化物イ
オンの酸化剤としては、この性質を有する任意の既知化
合物を用いることができる。特に、過酸化水素、硝酸お
よび次亜塩素酸塩イオン(好ましくは次亜塩素酸のアル
カリ金属塩形状)が用いられうる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 一般式 (式中RおよびR1は同じか又は別異にして、水素原子
    又はメチル若しくはエチル基を表わす)の置換ブロムベ
    ンズアルデヒドを製造するに当り、一般式 (式中Rおよびl(+は上に示した意味を有する)のア
    ルデヒドと臭素とを反応させ、その際臭素の量は該反応
    の化学量論量より少くし、而して臭素化反応を、該反応
    で生ずる臭化水素酸と臭化物イオンの酸化剤とからなる
    一対の使用によって完了させる、置換ブロムベンズアル
    デヒドの製造方法。 (2)式(If)のアルデヒドが、不足量の臭素と酸化
    剤に同時接触せしめられる、特許請求の範囲第1項記載
    の方法。 (3)反応が、式(n)のベンズアルデヒドを臭素で部
    分臭素化させ次いで臭化物イオンの酸化剤を加えて臭素
    化を完了させることよりなる連続2段階で実施される、
    特許請求の範囲第1項記載の方法。 (4) 15!化剤が、過酸化水素、硝酸および次亜塩
    素酸のアルカリ金属塩よりなる群から選ばれる、特許請
    求の範囲第1項〜6項いずれか記載の方法。 (5)臭素の量がベンズアルデヒド1モル当りQ、45
    〜0,65モル範囲である、特許請求の範囲第1項〜4
    項いずれか記載の方法。 (6)過酸化水素の量が臭素1モル当り0.8〜1,2
    モル範囲である、特許請求の範囲第1項〜4項いずれか
    記載の方法。 (7)硝酸の量が臭素1モル当りHNO30,5〜08
    モル範囲である、特許請求の範囲第1項〜4項いずれか
    記載の方法。 (8) 次亜塩素酸塩の量が臭素1モル当り0.7〜1
    1モル範囲である、特許請求の範囲第1項〜5項いずれ
    か記載の方法。 (9) 臭素化がカルボン酸又は無機酸の存在で行なわ
    れる、特許請求の範囲第1項〜6項いずれか記載の方法
    。 (10)反応が、反応条件下液体であるアルカン酸中で
    行なわれる、特許請求の範囲第1項〜9項いずれか記載
    の方法。 ■ アルカン酸が酢酸である、特許請求の範囲第10項
    記載の方法。 02)反応が、硫酸および臭化水素酸よりなる群から選
    ばれる無機酸の水溶液で実施される、特許請求の範囲第
    1項〜9項いずれか記載の方法。 (131反応が、硫酸および臭化水素酸よりなる群から
    選ばれる無機酸の水溶液の存在下、ベンズアルデヒドお
    よび臭素の溶剤にして不活性、水非混和性の有機溶剤で
    行なわれる、特許請求の範囲第1項〜9項いずれか記載
    の方法。 Q41 アルデヒド基に関しm−位に臭素原子を含有す
    る式(I)のブロムベンズアルデヒドを製造スる方法で
    あって、用いられる出発アルデヒドが、式(II)中R
    =水素原子およびR’ =水素原子又はメチル若しくは
    エチル基のアルデヒドである、特許請求の範囲第1項〜
    12項いずれか記載の方法。
JP59267620A 1983-12-22 1984-12-20 ヒドロキシおよび/又はアルコキシ置換ブロムベンズアルデヒドの製造方法 Granted JPS60226841A (ja)

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FR2557098B1 (fr) 1986-06-13

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