JPS6022632Y2 - Qスイッチパルスレ−ザ発振装置 - Google Patents

Qスイッチパルスレ−ザ発振装置

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JPS6022632Y2
JPS6022632Y2 JP1981070529U JP7052981U JPS6022632Y2 JP S6022632 Y2 JPS6022632 Y2 JP S6022632Y2 JP 1981070529 U JP1981070529 U JP 1981070529U JP 7052981 U JP7052981 U JP 7052981U JP S6022632 Y2 JPS6022632 Y2 JP S6022632Y2
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JP
Japan
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switch
pulse
excitation
detection section
pulse laser
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JP1981070529U
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JPS57183764U (ja
Inventor
憲 石川
Original Assignee
株式会社東芝
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は切断、溶接等の加工を行うのに好適なレーザ
発振装置に関する。
シリコンやサファイヤなど半導体デバイスに利用される
薄板基板などを切断するのにパルスレーザが利用されて
いる。
例えばYAGレーザを直流点灯したアークランプで励起
したCWQスイッチYAGレーザの出力を微少スポット
に集光することが行なわれている。
この種のレーザは共振器内にQスイッチ素子を入れてQ
スイッチパルス出力をとり出すことが行なわれている。
この場合、パルス出力のパルス幅は100n3程度の狭
い領域にあり、上記基板などの切断には熱影響が小さく
、高精度の加工が行なえる。
しかしパルスのピーク出力を単一発振モードで大出力を
得ようとするとレーザロッドの励起入力を増大する必要
がある。
しかし強くレーザロッドを励起するとレーザロッドの熱
歪み作用が大となり、単一モードで発振が困難となる。
そこで、ピーク出力を大とし、単一発振モードで発振さ
せるために、パルス励起入力にヨッテレーザロツドを励
起しQスイッチによって各パルス励起1発の中で多数の
Qスイッチパルスを得ることが考えられている。
しかしこれらのパルスで基板の切断加工を行なうとパル
ス励起波形の立上りと立ち下り部に、励起強度が変化す
るためこの時点でQスイッチパルスが発生するとパルス
の出力波形ピーク出力がパルス励起の中間時のパルスか
ら大きく変化し、Qスイッチパルスの出力ピーク値のば
らつきの大きいパルス列が形成される。
これを加工物にレンズで集光して照射しながら走査し、
切断などを行なうとパルスピーク出力の大きい部分は照
射部分が除去加工量が大きいために切断溝幅が大きくな
り、ピーク出力の小さいパルス部分の照射部位は加工除
去量が小さいので切断幅が小さくなる。
このため切断加工では切り口がギザギザなものとなり、
精密部品の加工に不都合を生じる。
この考案は上記不都合を解消するためになされたもので
、光励起強度に比例関係をもってQスイッチパルスの繰
り返し率を制御する制御部を設ける構成にして、一定方
向に走査される加工部に対する照射加工量を均等化した
ものである。
以下、実施例を示す図面に基づいてこの考案を説明する
第1図に示す位置は、レーザ発振部1とこの発振部から
出力されるレーザビーム2を調整する光学系部3および
制御部4を備えた電源回路部5とで構成されている。
上記において、レーザ発振部1および光学系部3は一般
的な構成になっている。
すなわちレーザ発振部1は楕円反射鏡6と、この反射鏡
内に二つの焦点軸方向にそれぞれ配設されている励起ラ
ンプ7およびレーザロッド8と、レーザロッドの両端側
に設けられる共振鏡9at9bおよび全反射する側の共
振鏡9bとレーザロッド8との間に設けられるQスイッ
チ10とで構成されまた、光学系部3は凹レンズ11と
凸レンズ12の組合せになるビーム拡大器13と、拡大
ビーム2aを加工テーブル14上に載置されている被加
工物14a方向に光路を変える反射鏡15および集光レ
ンズ16とで構成されている。
なお、図中17はトリガ電極、18は起動用パルス発生
部である。
ところで電源回路部5を詳述すると、励起ランプ7は直
流補助電源19および放電安定抵抗20と接続して発光
回路を構成し、この回路には直流主電源21の電圧を蓄
積する充放電コンデンサ22と、ゲートターンオフ素子
(GTO素子)、トランジスタもしくはサイリスタなど
からなるスイッチング素子23および上記主放電コンデ
ンンサ22の放電電流を検出する検出用抵抗体24で構
成される回路が接続されている。
スイッチング素子23はスイッチング制御回路25に接
続し、またスイッチング素子23、検出用抵抗体24間
において検出電流信号は一方をコモンとする接点26a
、26bを有す第1のスイッチ27を介し、増幅器28
を経てV−F変換器29に入力されるようになっている
一方、励起ランプ7の近傍には光電変換する励起光波形
検出部30が設けられ、その一端である接点31aは第
1のスイッチ27の切換えで接点26bと接続し、また
、他端の接点31bは励起ランプ7のカソード側の回路
線上に設けられる第2のスイッチ32の接点33 a、
33 bのうちコモンである接点33bと接続され
るようになっている。
さらに、上記V−F変換器29はQスイッチ駆動回路3
4に接続し、この変換器に入力された上記二つの検出部
(検出用抵抗体、励起光波形検出部)の検出信号で個々
にQスイッチ駆動回路34が制御されるようになってい
る。
なお、■−F変換器29は検出信号がもつ電圧に比例し
た繰り返し周波数のパルス発生機能を有している。
上記の構成により、たとえば、第1のスイッチ27およ
び第2のスイッチ操作により、励起光発光波形を検出す
る系統に切り換えた場合は、励起強度が強さに応じてV
−F変換器29から対応する信号が出され、Qスイッチ
パルス繰り返し速度が高速になったり、低速になりQス
イッチパルス1発当りの強度が均一化される。
゛また、検出用抵抗体24によって検出された電圧の程
度に応じQスイッチ駆動回路34が制御され上記と同様
の作用が行われる。
次に上記励起光強度を検出した場合の制御作用における
パルス動作について第2図で説明する。
すなわち、あらかじめ直流補助電源19で励起ランプ7
を予備放電させておき、これにスイッチング素子23を
オンにし、励起ランプ7に充放電コンデンサ22の電圧
(VL)を第2図aで示すように時B、から42間でス
テップ状に電圧印加すると、励起ランプ7の放電電流I
I、1は同図すにおける波形41と42で示すように徐
々に増大する。
これにつれて励起光強度も比例的に強力となる。
ここで、この励起光強度に比例してレーザロッド8の励
起レベルの分布状態が増大し、励起エネルギは蓄積され
る。
この場合、その蓄積速度は励起光強度に比例して増大す
るので、上記のようにV−F変換してQスイッチパルス
発生タイミングVTRを同図Cで示すよ、うに時間t1
からt2の間でずらして発生させてQスイッチパルス繰
り返し率を制御すると、同図dに示すようにQスイッチ
の各パルス毎の出力ピーク値PLは上記発生タイミング
に対応して均等化される。
この場合、上記のV −F変換によってパルス発生のパ
ルス繰り返し率を設定したので、励起入力の小さい時点
では、励起入力の小さい時点では、励起入力の大きい時
点よりパルス繰り返し率は低い。
しかし加工などにおいては、パルス毎の出力エネルギに
よって除去量が左右されるので、これらの出力で加工す
ると加工幅は、第3図に示すように従来ではギサギサ状
の切り口43であったものが均一な幅の切り口44で加
工が進行する。
なお、第2図eに示すような時間t1から42間におい
て三角波形の励起波形の電流IL2では、同図fに示す
ようにピーク出力P′、の大きな励起入力から徐々にQ
スイッチパルスの繰り返し率を低下しつつ、Qスイッチ
パルスの各出力ピーク値を均等化することができる。
また、同図gに示すような脈流の励起電流IL3で励起
する場合も、Qスイッチパルス発生縁り返し率を周期的
に発生させることで、同図りのようにほぼ等しいQスイ
ッチパルス列P//、を得ることができる。
以上のようにこの発明は励起入力を直流でなくパルス、
脈流などを用いることでレーザロッドに入れる平均電力
を減少せしめ、励起のピーク値を上げてピーク出力の高
いQスイッチパルスを得るとともに、各パルスのピーク
値を均等化するようにしたもので単一モード発振におい
ても、ピーク出力の大きな出力の均等化された出力や得
られレーザ加工等に適した場合は集光スポット径の小さ
な照射条件で加工できるので切断加工では切り口を平滑
にしかつ切断代を小さくでき、また溶接加工では均一な
溶接部が得られ高精度の加工が可能となった。
なお、上記実施例における構成では制御信号を二系統設
けた構成にしたが、どちらか一方の系統にした場合は、
いうまでもなく第1、第2のスイッチ27.32は不必
要となる。
また、制御のための検出は励起ランプ放電電流を検出し
たり、励起ランプの発光強度の検出の他に、レーザロッ
ドからの螢光発光出力を光電変換して検出しV−F変換
することでも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体構成図、第2図
a乃至りは電圧、電流およびピーク出力を示す波形図、
第3図は従来およびこの考案で得られた加工部の状態を
示す図である。 1・・・・・・レーザ発振部、4・・・・・・制御部、
5・・・・・・電源回路部、24・・・・・・検出用抵
抗体、29・・・・・・V−F変換器、30・・・・・
・励起光波形検出部、34・・・・・・Qスイッチ駆動
回路。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)共振器ミラー内にQスイッチを設けた固体レーザ
    発振部と、上記Qスイッチを駆動するQスイッチ駆動回
    路と、上記発振部用の制御電源回路に接続し時間的に変
    化する励起光源のレーザ物質に対する励起速度を検出す
    る検出部と、この検出部の出力値に比例関係をもって上
    記Qスイッチ駆動回路を制御した上記Qスイッチのパル
    ス繰り返し率を変化させる制御部とを備えることを特徴
    とするQスイッチパルスレーザ発振装置。
  2. (2)検出部は励起光源の通電電流を検出することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のQスイッ
    チパルスレーザ発振装置。
  3. (3)検出部は励起光源の発光強度を検出することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のQスイッ
    チパルスレーザ発振装置。
  4. (4) 検出部はレーザ物質からの螢光発光出力を検
    出することを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のQスイッチパルスレーザ発振装置。
JP1981070529U 1981-05-18 1981-05-18 Qスイッチパルスレ−ザ発振装置 Expired JPS6022632Y2 (ja)

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JPS57183764U JPS57183764U (ja) 1982-11-20
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JPS60101983A (ja) * 1983-11-08 1985-06-06 Mitsubishi Electric Corp パルスレ−ザ装置

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JPS57183764U (ja) 1982-11-20

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