JPS60225502A - スポーツ靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は特許請求の範囲第１頂上位概念に記載のスポー
ツ靴とくにスキー靴に関スル。

（従来技術） 西独特許公開第２７１２００１号（及び対応米国特許第
４１６０３３２号）から公知のこの種スキー靴では、支
え装置と後方の脚部分（スポイラ）との間の連結が、こ
の後方の脚部分を前方すなわち爪先方向へ傾動させた場
合、支え装置が後方、つまり靴の踵の方向へ動かされる
ようになっている。この結果、スキー走行中前傾姿勢す
なわち脛を前方へ傾けている場合、靴の上方脚部、従っ
てまた後方の脚部分も前方への傾動を惹起し、支え装置
によって足へ及ぼされる力が高められるようになる。こ
のことは強＜晶傾運動した場合、足にかかる圧力が大き
くなって靴の着用者が痛みを感じるようになることとな
る。

そのほか支え装置と緊締装置とを結合するケーブルが、
後方の脚部分を表面部材と傾動可能に結合するリング装
置を貫いて導かれていて後方の脚部分の傾動軸と交差す
るようになっているスキー靴が公知である（ライヒレ、
スポーツ靴社の冊子８３１８４年冬季号、欧州特許公開
第０１１４２０９号）。このケーブルの導き方によって
は、支え装置の足に及ぼす力が、靴の上方脚部分の、従
ってまた後方脚部分の傾動運動の際に、全くか又は何れ
にせよ大しては変らないことが判明した。しかしながら
、強い前傾運動の際には、スキー走者がその足に不快さ
又は痛みさえ感じる加圧作用が現われることがあること
が判明した。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は、冒頭にあげた種類のスポーツ靴であって靴内
の足のすわりが良く、着用の快感が脛を強く前方へ傾け
た場合にも維持されるものを得ることを課題とする。

（問題点を解決するための手段） 前記の課題は、本発明の特許請求の範囲第１項記載の手
段によって解決される。

すなわち、支え装置は、後方の脚部分が前方へ傾動する
前傾運動の場合、靴の踵の領域から離れる方向へ動かさ
れるので、脛の前傾の際に持上げられる足の中央部には
空間が生じる。よって支え装置は持上げられる足甲央部
に追随することができ、この種の持上がシに対して何の
抵抗にもならない。足はその際になおつねに十分大きな
力で後方へ引かれ、その場合痛みの感覚を伴なう過大な
圧力が足に及ぼされることがなくなる。

支え装置と緊締装置との間の結合装置には好ましくは、
少なくとも１個の長く延びた結合部材例えばケーブルと
することができ、このケーブルはたとえば表面部材と後
方の脚部分との間の結合箇処において、少なくともその
長さの中間付近において傾動軸の上方に向けてこの傾動
軸を横切るように設けている。

本発明によるスポーツ靴のその池の８．よしい実施例は
特許請求の範囲第６乃至９項で記載されている。

（実施例） 以下図面によって本発明の一実施例について詳細に説明
する。

第１図及び第２図に示したスキー靴１には、足を囲み靴
底５を備えている比較的剛性の表面部材２、甲−脛骨一
城を被う削成４ならびに踵−ふくらはぎ−城を保護する
後方の脚部分５（スポイラ）がある。後者の諸部分によ
って形成された表面部材の内部にはそれ自体公知のしか
たで軟質の、詰め物を施こした中靴６が取付けである。

削成４は甲の域を被う部分４ａと下部の脛骨部分を被う
部分４ｂとがあり、表面部材２に鞘状にかかり、この表
面部材２の両側であって結合個所７において表面部材２
と結合している。削成４の部分４ｂは、結合個所７によ
って固定された軸を中心にして傾動でき、このことはこ
の部分４ｂが着用者の脛の運動に追随することを可能に
する。

後方の脚部分５は表面部材２の両側における制御個所８
（そのうち１個のみが図に見えている）で表面部材２と
傾動可能に結合している。

靴の長さ方向に関し互いに対向して靴１の踵部９に設け
である制御個所８には、後方の脚部分５の傾動軸１０を
固定しその軸は靴の長手方向にほぼ直交して延びている
。よって後方の脚部分５は同じく脛の運動に追随するこ
とができる。

表面部材２と後方の脚部分５との間の結合は円筒形のリ
ンク装置１１によって行なわれる。このリンク装置１１
はその突出している突端にねじが設けてあり、これにス
キー靴１の外側からナツト１２によって固定されている
。後方の脚部分５の傾動軸はリンク装置１１と重なる。

後方の脚部分５は公知の構造の取付装置１３により取外
し可能に削成４と結合できる。

しかし表面部材２の内側には中靴６の上側に鞘状に形成
した支え装置１４が設けてあシ、これは足を保持するた
めに足に又は中靴６に接するように取付けることができ
る。この支え装置１４は詳しくは示してないが靴の長さ
方向に、ある距離だけ動き得るように表面部材２に結合
されている。表面部材２の互いに対向している側面では
その内面に２本のケーブル１５が延びており、それらの
うち１本のみが図面中に見えている。両ケーブル１５は
支え装置１４の領域において支え装置１４の上方に延び
ている円弧状の結合片１６によって互いに結合されてい
る。

表面部材２の内側からはケーブル１５がリンク装置１１
の貫通孔１７を通って突出している。

とくに第２図で示すとおりこれらの貫通孔１７はリンク
装置１１の軸の上方にすなわち後方の脚部分５の傾動軸
１０の上方に設けである。第２図においては１７ａで傾
動軸１０の上方に距離ａだけは外れたところに設けた貫
通孔１７が示しである。貫通孔１７はそれらの後端に漏
斗状の広がり１８がある（第２図）。この貫通孔１７の
傾動軸１０上方の配置によって、ケーブル１５が全部又
は少なくとも部分的に傾動軸１０の上方でリンク装置１
１を貫いて導かれるようになっている。

貫通孔１７を貫いて突出するケーブル１５は引続いて後
方の脚部分５の内面で固定部材１９へ導かれ、後者はカ
ットとして形成してアシ緊締機構２０の一部をなす。こ
の固定装置１９の近辺においては両ケーブル１５が互い
に結合されている。ケーブル１５を固定している固定装
置１９は、緊締てこ２３の内部に取付けてあシその長さ
方向に延びているねじ軸２１（第２図）に螺合している
。この緊締てと２３は靴の長さ方向にほぼ直交する軸２
４を中心にして傾動可能に後方の脚部分５に固定しであ
る。緊締てこ２３の自由端には刻み目をつけたつまみ２
５が取付けてｉ、これがねじ軸２１と結合しておシ、こ
れでねじ軸２１を回すことができる。ねじ軸２１を回す
とナツト１９が移動しその結果ケーブル１５を介して支
え装置１４の位置変更が、冒頭にあげた欧州特許第０１
１４２０９号に詳細に記載しであるとおシ、行われる。

緊締てこ２６を図に示しである緊締姿勢から矢印Ｅの方
向に、後方の脚部分５から後方へ傾動させると、ケーブ
ルの張シが緩められ、支え装置１４の矢印りの方向の運
動が可能となる。

緊締てと２６を傾動させて緊締姿勢へ戻すと前記の欧州
特許出願第０１１４２０９号にも同じく記述しであると
おり、支え装置１４が矢印Ｃの方向に、つまり踵９の方
へ緊締姿勢になって引かれる。

（発明の効果） スキー靴１を締めて緊締てこ２３が緊締姿勢にあるとき
は支え装置１４を介して、後方の踵９の方へ作用する力
が足にかかり、これによって足がしっかシ保持される。

この力の強弱の程度はねじ軸２１を回して調整できる。

今スキー走行の際に脛を前傾すると上の靴脚部すなわち
画成の部分４６のほかに後方の脚部分５もＡの方向へつ
まり前方爪先２６の方へ動き、たとえば第１図及び第２
図に破線で示しである位置を占める。ケーブル１５が通
過している貫通孔１７は上述のとおり後方の脚部分５の
傾動軸１０の上方に延びているのでケーブル１５は矢印
りの方向に動き得る。それによって支え装置１４が、同
じくＤ方向に、すなわち前方へ、踵９から離れる方向へ
と動けるようになる。第２図には支え装置１４のこの動
きがｂで示しである。支え装置１４のこの前進運動によ
り、靴１を穿いた足の前傾運動の際に持ち上げられる中
央部分のための空間が形成される。

足の中央部分のこの持ち上げの説明のために第３図を参
照する。同図には足６０と脛骨３２及び腓骨５３を備え
た脛６１の部分とが図示しである。６４は紺青、また６
５は跪骨である。

破線で示しである直立姿勢の脛では紺青５４及び跪骨６
５が同じく破線で示しである位置を占める。今脛を矢印
Ａ′の方向に前方へ実線で示しである位置へ傾けると紺
青６４及び踵骨３５が持ち上げられ実線で示しである位
置を占める。

第５図にはこの持ち上シの程度がＣで示している。

後方の脚部分５をすでに述べたとおり矢印Ａの方向に傾
動させるときには支え装置１４の矢印りの方向へ前進す
る可能性が生じるのでこの支え装置１４は足甲央部の上
記の持ち上りの運動に追′随することができる。支え装
置１４はつねに後方へ靴１の踵９の方向に作用する支え
力を足に及ぼすが過度に強く足を圧することはない。こ
の種の強い抑圧作用は支え装置１４がその位置に留まり
、足甲央部の持ち上り運動に追随できないときに現われ
る筈である。

靴の上の脚部分が再び矢印Ｂの方向に実線で示しである
その正常姿勢へ戻されると、支え装置１４はケーブル１
５によって矢印Ｃの方向であって第１図の１４′の記号
の位置から１４の記号の正常位置へ戻される。従って支
え装置１４は脛骨３２及び靴の上の脚部分の正常位置（
姿勢）への復帰運動の際にも足甲央部の運動に追随する
ことができる。

上記のとおり貫通孔１７の後端に漏斗状の広がシ１８が
あることにより、後方の脚部分５の前進運動の際にケー
ブル１５が貫通孔１７の後端の範囲において自由に動き
得、この運動が貫通孔１７の壁によって妨げられること
がないようになっている。

上記のスキー靴はさまざまな部分において明細書に記載
し図面に示したものとは異なって形成され得ることは自
明である。たとえば唯１本のケーブル１５を設は支え装
置１４を表面部材２のこのケーブル１５と反対の側面に
固定することが可能である。さらに緊締機構２０を他の
適切なしかたでたとえば欧州特許第００５３３４０号に
開示された形成にすることも考えられる。

好ましくは、支え装置１４と緊締てこ２３との間の結合
部に、前述のとおり脛３１を前方へ傾ける際に、従って
またそれと伴って生じる足甲央部３４．３５の持ち上が
９の際に現われる支え装置１４の矢印り方向への前進運
動の場合、弾力的に変形し、よってこの前進運動を減衰
させる緩衝部材は少なくとも１個が設けられる。

この緩衝部材は、たとえば第２図に破線で示したケーブ
ル１５に組みこんだばね３６とすることができる。この
ようなばねの代シにゴムの様な弾力特性を備えた中間片
も使用できるであろう。しかし、固定装置１９にケーブ
ル１５を固定する個所を所望の弾力的可撓性部材で形成
することも考えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるスキー靴の側面図、第２図は第１
図のスキー靴の踵部分を拡大した側面図、 第３図は人間の足と脛の一部とを示す図である。 図中、 １、　靴　２　表面部材 ６、　靴底　４　前座 ５、　後方の脚部分　６．　中靴 Ｚ　結合１固所　８．　制御個所 ９　踵部　１０．傾動軸 １１、リンク装置　１２．ナツト １３、取付装置　１４　支え装置 １５、ケーブル（結合装置） １６・軸　１７　貫通孔 １８、広がＩ）　１ｑ、固定装置 ２０、緊締装置　２１．ねじ軸 ２３、緊締てと　２４軸 ２５つまみ　２６爪先 ３０、足　３１．脛 ３２脛骨　３６．腓骨 ３４　距骨　６５．前置 ６６、緩衝部材 Ｗ　許出願人　ライヒレ　スポーツシュー　アーゲ−（
ほか１名）

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）靴底を備えた表面部材、その表面部材とリンク結
   合されるとともに、靴の長さ方向に直交する軸全中心と
   して傾動可能な後方の脚部分及び靴内部に設けた、足の
   甲に作用させる支え装置が、後方の脚部分の外側に設け
   た緊締装置に結合装置を介して結合され、その緊締装置
   により後方の靴の踵方向に可動であるようにしたスポー
   ツ化とくにスキー靴において、後方の脚部分（５）の、
   靴の爪先（イ）方向（八への傾動の際、支え装置α弔が
   、踵部（９）から離れる方向（０へ移動するように備え
   られたことを特徴とするスポーツ化。
2. （２）前記結合装置は、少なくとも１個の長く延ばされ
   た、ケーブルα０であり、このケーブルが、表面部材（
   ２）と後方少なくともその中間部分で後方の脚部分（５
   ）の傾動軸（１０上方に、この傾動軸αＯに直交して延
   びていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   スポーツ化。
3. （３）前記ケーブルが、表面部材（２）と後方の脚部分
   （５）との間の制御個所（８）において、前記傾動軸（
   １４Ｋ直交して延びていることを特徴とする特許請求の
   範囲第（２）項記載のスポーツ化。
4. （４）　前記結合装置は、それぞれ靴（１）の片側にそ
   って延びている長く延びた２本のケーブルα→であシ、
   それらのそれぞれが少なくともその中間部で後方の脚部
   分（５）の傾動軸αＱの上方に延びていることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載のスポーツ化。
5. （５）前記結合装置αυは後方の脚部分（５）の傾動軸
   ＯＩの上方において、表面部材（２）と後方の脚部分（
   ５）とを互いに結合するリンク装置αυを貫いて導かれ
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第２又は６項記
   載のスポーツ化。
6. （６）各結合α均はその後端が漏斗状に拡がっているリ
   ンク装置αυ内に設けた穿孔αηを貫いて導かれている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第４項記載のスポーツ
   化。
7. （７）各リンク装置には円筒形の軸がありその内にその
   傾動軸←０の上方に距離（ａ）をおいて穿孔αηが延び
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載のス
   ポーツ靴。
8. （８）　緊締装置翰には緊締てこ勢があシ、これには結
   合装置Ｑ！；ｌを固定する固定装置００があり、また望
   ましくはスキーの長さ方向に直交する軸（ハ）を中心に
   傾動可能に後方の脚部分（５）に取付けたことを特徴と
   する特許請求の範囲第１乃至６項のうちの一項に記載の
   スポーツ靴。
9. （９）　前記緊締装置（イ）には緊締てこ翰の長さ方向
   に調整可能の、結合装置α０を固定する固定装置Ｑ０を
   備えたことを特徴とする特許請求の範囲第７項記載のス
   ポーツ靴。 ａｏ　前記固定装置α呻は、前記緊締てこ翰の内部に延
   びているねじ軸（２υを回してその位置を調整可能とす
   る前記緊締てと（ハ）の自由端に設けたつまみ（ハ）を
   備えたことを特徴とする特許請求の範囲第８項記載のス
   ポーツ靴。 Ｑｌ）　前記結合装置（イ）又は固定装置◇呻が、支え
   装置α→を前方へ移動する際に弾力的に変形可能の手段
   （７）を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１乃
   至９項のうちの一項に記載のスポーツ靴。