JPS60224793A - 電解方法 - Google Patents

電解方法

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Publication number
JPS60224793A
JPS60224793A JP59080323A JP8032384A JPS60224793A JP S60224793 A JPS60224793 A JP S60224793A JP 59080323 A JP59080323 A JP 59080323A JP 8032384 A JP8032384 A JP 8032384A JP S60224793 A JPS60224793 A JP S60224793A
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JP
Japan
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membrane
cathode
exchange membrane
anode
cation exchange
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JP59080323A
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English (en)
Inventor
Masahiro Takesue
正広 武末
Toshikatsu Sada
佐田 俊勝
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Tokuyama Corp
Original Assignee
Tokuyama Corp
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
    • C25BELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES FOR THE PRODUCTION OF COMPOUNDS OR NON-METALS; APPARATUS THEREFOR
    • C25B1/00Electrolytic production of inorganic compounds or non-metals
    • C25B1/01Products
    • C25B1/34Simultaneous production of alkali metal hydroxides and chlorine, oxyacids or salts of chlorine, e.g. by chlor-alkali electrolysis
    • C25B1/46Simultaneous production of alkali metal hydroxides and chlorine, oxyacids or salts of chlorine, e.g. by chlor-alkali electrolysis in diaphragm cells

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  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Electrochemistry (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルカリ金属塩例えば塩化ナトリウム、塩化
カリウム、臭化ナトリウム、臭化カリウムなどの水溶液
の電解に係る。詳しくは、イオン交換j摸法N、解に関
する発明であり、特に高電流苦瓜で有利にtpsを行う
方法を提供する。
従来、イオン交換膜法アルカリ金属塩水溶液の電解によ
るアルカリの製造、特に塩化ナトリウムの電解による塩
素と苛性ソーダの製造は、工業的規模で実施されつつあ
る。この種の電解方法の特徴は、多孔性の金#g陽極と
同じく多孔性の金M険極とな比較的近接して対立させ、
その間を−(iイオン交換膜で区画し夫々陽極室及び陰
極室を形成ぜし7め、陽極室にアルカリ金属塩水溶液を
供給し、陰極室に水または希苛性アルカリを供給して電
解を行うことにちる。
1栗的に行われる電解槽にあっては、給纒方式の違いに
よって、if1常モノポーラ−電槽及びバイポーラ−電
槽に分類されている。また装置の構造−Lフィルタープ
レス型、フィンガー型などと呼ばれるものがある。本発
明は上記の如き−し業的%j ′A’l槽1cお〜・て
有利に使用しイするものである。
すなわち、本発明は、陽極と陰極とが少な(ともQ、 
5 myの間隔好ましくは1〜4朋程度間隔を持って対
立し、その間に陽イオン交豚膜特ニパーフルオロカーホ
ン系1ハイオン交換膜を存在させた電解槽を用い、該陽
イオン交換膜は陥極面に接触させた状態で、高電流密度
通常40A/dm!以上で通電することを特徴とするア
ルカリ金属塩水溶液の電解方法である。
従来、陽イオン交換IIU法((よるアルカリ金属塩類
の水溶液の電解において、陽極と陰極との間に数514
メートルの間隙を持たせて電解を行う拓合、陽イオン交
換膜の厚みが通常0.5鮎よりもデ↓くまたフィルム状
で柔軟であるため、賜極室内と陰極室内との圧力崖の変
動11より陽イオン交換膜が陽極側に押しつけられたり
陰極側に押しつけられたりして極めて不安定な状態であ
った。その後、陽イオン交換膜は陽極側に押しつけた状
態、すなわち陽極に接触する状態で電解を行うことKよ
り例えば陰極側や中間の不贅定な状態におくものに比べ
て極間電圧を場合によっては0.2ボルトも低減し得る
との提案がなされ、その手段として陽極室内圧よりも陰
極室内圧を高く保って電解を行うべきであるとの提案も
なされ、現在、イオン交換脱法アルカリ金属塩水溶液の
電解においては、イオン交換膜は1gJ極に接触させる
と〜・5技術が常識化していると言っても過言ではない
他方、イオン交換膜法によるW解技術は高度化し高い生
産性をめて益々高電流密度での電解が試みられつつある
。すなわち、従来q′v許出願明細書等においては、4
oA/dm程黒まで電解可能との記載があるものは散見
されるとしても、長期運転例などにあつズはt#々31
)A/diであり、工業的実施においてもその1j(囲
を出るものではなかった。しかしながら、設備費の節減
のため、単位電解槽あたりの生産量の増加の要請に加え
て電極。
イオン交換膜などの改良圧よりit圧が低下したことか
ら、高電流密度すなわち40A/d7rL1以上での電
解により、発生する熱による電解液の温度維持例えば8
0〜100℃に保つことも実施されようとしている。
本発明者らは、高電流密度下でのIM解を検討している
うちに、病電流密度にするとある値のあたりから電解電
圧が通常の電流−電圧線からずれて電圧が異常に上昇す
ることを知つた。そこでこの現象について研究?友ねた
給米、一定の電流密度以上になると、従来の常識とは全
く逆にイオン交換膜が隘@側に接触しL状態下で電解を
行った場合が、従来の如く、陽極にイオン交換膜な接触
させた場合ニ比べて、場合によっては0,2ポル1度も
電解電圧が小さくなることを知って本発明を完成したの
である。
本発明者等の実験の一例を示すと、第1図の曲線tl)
 、 f21及び(3)に示す如く、電流密度と電解電
圧に相違を生ずるのである。すなわち第1図においては
、高さ100CII+、幅50礪のアクリル製電解槽を
用い、陽極は酸化ルテニウムと酸化チタン混合物をコー
ティングしたエキスバンドメタル、VAiは軟鉄エキス
バンドメタル1にpダンニッケル浴を用いてニッケルメ
ッキを施し、塩化白金溶液を塗した後焼成することによ
り、小量の白金を析出させた陰極を用い、電極間距離2
tea、陰極側面にカルボ/酸基の層を有し、その他に
スルホン酸基を有する交換容量0.95ミjJ当!/乾
燥樹脂のパーフルオロカーボン系陽イオン交換膜を用い
、35規定食塩水を90’Cで電解し32%の苛性ソー
ダを得た場合の電流密度と電極間電圧の例である。図中
、(1)は陰極室内を陽極室内に比べて40αH20加
圧することによりイオン交換膜を陽極面に接触させた場
合であり、(2)は陽極室内を同様に加圧しイオン交換
膜を陰極面に接触させた場合である。更に(3)はイオ
ン交換膜を陰極面に接触させるものではあるが、該イオ
ン交換膜の陰極側面に白金を化学メッキ法により極薄く
析出させ、その表面に1〜3μ程度の凹凸を形成させた
ものを用いた例である。
第1図の3つの曲線のうち、低電流密度例えば30A/
dmJ以下では、イオン交換膜が陽極に接していること
が有利であるが、40h/dm以上の高電流密度例えば
45h7d、y以上では明らかにイオン交換膜が陰極例
に接触している方が有利であることがわかる。またイオ
ン交換膜の陰極に面する側の表面を粗化したりして親水
化処理した場合、更に顕著にイオン交換膜を陰極に接触
させることの有利性が現われる。第1図にあっては、電
流密度30A/d7%におい−(さえイオン交換膜は陰
極に接する場合が有利であることを示しているのである
本発明において、陽イオン交換膜を陰極面に接触させる
手段は特に限定されない。従来陽極面に接触させるに用
いていた手段がいずれも類推適用される。なかでも、陽
極室内と陰極室内との圧力に差を設ける方法、すなわち
陰極室内に比べて陽極室内圧を高く、例えば10〜10
0cm’H,0高く保つ方法が特に好適に使用し得る。
このように陽極室と陰極室とに圧力差を設げる具体的手
段は、夫々の室からのガス抜出し弁の開度を適宜調節す
ること忙より行うことができる。
イオン交換膜な陰極面に接触させる手段は上記の他に例
えば陽極側に非電極材質よりなるスペーサー闘えば網状
物、多孔膜状物を存在させること、場合によってはトA
極面にイオン交換膜を貼屑する方法なども採用し得る。
本発明にi5いて、高電流密度電解時にイオン交換膜を
陰極面に接触させる別の利点は、特に非対称なイオン交
祷膜、すなわち[3極に対する而のイオン交換基として
カルボン酸基が存在し、陽極に対する面のイオン交換基
としてスルホ/酸基が存在するタイプのイオン交換膜を
用いた場合、陽イオン交換膜I+)陽極側には交換容量
の多(・、すなわちa水量の旨いスルホン酸基、カルホ
ン(9)基の1d力tあり、陰極側には比較的交換容量
の少ない、すなわち含水率の低いスルホン酸基、カルボ
ン酸基。
スルポン酸アj)基、パーフルオロの第三級アルコール
基などの層があるイオン交逆膜を用いた場合にdA着で
ある。このようなイオン交換膜の使用は、通常高い電流
効率、例えば90〜98%のl1ltIL効率で電解を
行うことが可能となるが、電流密度が高くなるにつれて
該膜の性能劣化速度が速くなる。特に膜内に於ける浸透
水の透水量の違いに基因する新開水泡が発生することに
より膜が破損し、電流効率が低下するのである。
しかるに、本発明にあっては、このような陽イオン交換
膜の劣化現象も少なくなり、長期間安定した電解操作を
行うことが可能となる。
本発明において、上記の如き作用効果を生ずる原因は必
ずしも明確ではないが、高電流密度下での電解において
は、陽イオン交換膜の陽極側面へのアルカリ金属イオン
の供給速度の影響が現われるものと思われる。すなわち
、陽イオン交換膜内でのアルカリ金属イオンの移動速度
が大きく、これに膜と接する溶液中のアルカリ金属イオ
ンの拡散速度力を追(・つかなくなった場合、所謂濃度
分極現象を生じて、電圧は上昇する。電解電流密度が大
きい程、単位時間当り、大量のアルカリ金属イオンが膜
内に入り込み膜を通過することになるため、より犬)1
のアルカリ金kJ4イオンが陽極側膜面に供給されなけ
ればならない。しかるに陽イオン交換膜が陽極に接して
いる場合は、陽極の背後から、その多孔板の孔を通して
供給されるため、陽極室内液を可及的に強く攪拌したと
しても、なお十分な量の新鮮な塩水溶液を陽イオン交換
膜面に供給できないこと、及び供給時の流速が制限され
るため膜面に生ずる境膜の厚さも増大し、ここに生ずる
塩濃度の低下による電圧の上昇を来たすのである。
また、特に陽イオン交換膜として、p:を極it+qK
カルボン酸基が、陽極側にスルホン酸基が夫々存在する
多層構造の陽イオン交換膜の使用時には、陽極側の塩濃
度が低下し、浸透水が増大する。しかし、陰極側のカル
ホン酸基の存在する層は、膜内イオンの移動速度の違い
と弱酸性のためにスルホン酸基の存在する層に比べて含
水量は少なく、膜内に膨潤の差を生じ、そのために膜内
組織に破壊を生じて水泡となるのである。こりよ5に水
泡を生じた陽イオン交換膜は当然液漏れなどにより電流
効率が低下するし、アルカリ金属水酸化物中にアルカリ
金へ塩が混入する。
そこで、本発明においては、陽極とイオン交換膜との間
九間隙を持たせ、膜面への塩水の供給を十分行うことに
より、上記の如き不都合を防止するものである6そのた
め、陽極とrζ極の間は05朋以上、好ましくは1jI
11以上の間隙な有することが必要である。勿論、電、
極間隙は多くすればそれだけ溶液による電気抵抗が増大
するため、通常は4朋以下とするのが好ま[7い。
他方、陰極室内で発生する水素ガスは、一般にイオン交
換膜特にパーフルオロカーボン系のイオン交換膜に付着
しやすい性質があり付着した気泡がイオン交換膜面をa
蔽することにより、実質の通電面積が減少し、見掛の電
解電圧の上昇を来たすことが知られている。
しかし、イオン交換膜の表面に微細な凹凸、例えば、1
〜50μ程度の凹凸を形成させて親水化処理することに
より気泡の付着を実質的に防止し得るのである。
従って、本発明におい【特に有利な態様をま高電流効率
を得るため、膜面に平行な層状として、一方にスルホン
酸基が存在する層、イ也方にカルボン酸基が存在する層
の多層よりなるパーフルオロカーボン系陽イオン交換膜
を用い、特に陰極側にカルボン酸基の層を向けて使用す
ることである。またその場合、該カルボン酸基が存在す
る表面を親水化処理を施しておくのが好ましい。かかる
親水化処理の代表的な例は、本発明に使用する陽イオン
交換膜の陰極に面する表面に1〜50μ程度の凹凸を形
成させておく粗面化方法である1、このような凹凸は、
膜面にサンドブラストを行う、サンド・ペーパーで研磨
する。微細凹凸を有する金属板やロールにて押型な行う
、チタニア、ジルコニア等の無機酸化物、白金。
バランラムなとの金属粉を圧着またlまふっ素糸の樹脂
ば粉体と共に融着せしめる。ある℃・は白金族金属を無
電解メッキ手段により膜面に析出させるなどである。
また、別の親水性化手段は、親水性基を有する重合化能
な化合物ン膜の陰極側表面に塗A5あるいは一゛浸させ
た後これを重合する方法である。この場合使用される化
合物は、フルメロ化合物あるいは炭化水素化合物のいず
れであってもよく、水酸基、カルボン酸基、同ニスケル
基、同アマイド、スルホン酸、四)・ライト、同アマイ
ドなどの親水性基を有するものである。このような化合
物の重合方法をまイメン化放射線またはパーオキシ化合
物などによる通常のクラフト重合手段がそのまま用いら
れる。勿論、本発明にお(・ては、上記以外の親水化処
理手段を用いろことも可能である。
本発明に使用する電解槽自体は、従来公知のものがその
まま使用し得るものであって特に限定されない。使用す
る陽イオン交換膜も通常使用されるパーフルオロカーボ
ン系の市イオン父換膜例えばデュポン社製の「ナフィオ
ン」、旭硝子社製の「フレミオン」、旭化成社製[3シ
ブレックス−FJ 、徳山河達社製「ネオセプターFJ
なと(いずれも商品名)が使用される。これらのイオン
交換膜の特徴は、パーフルオロカーボン主鎖に酸素原子
を介してぶら下ったパーフルオロカーボン側鎖の末端に
イオン交換基が存在する形態のものであり、膜内に存在
するイオン交換基は、通常スルホン酸基及び(または)
カルボン酸基であり、好ましくはスルホン酸基を有する
陽イオン交換膜の1方の面に100オングストローム以
上の厚さ、通常全厚のイ以下にカルボン酸基が偏在して
おり、カルボン酸基の存在する層とスルホン酸基の存在
する層との境界部分で両イオン交換基が混在し、その境
界が一面を形成しないものである。
陽極は、一般に寸法安定性電極(DSE)として知られ
るもので、チタン等の弁金属の怪孔板、例えばパンチト
メタル、エキスバンドメタル、あるいは金網であって、
1辺0.5〜Lo1g程度の多数の孔を持つ開孔率30
%以上の多孔板−Eに酸化ルテニウム、酸化白金。
酸化パラジウム、あるいは白金、イリジウム。
パラジウム等の白金族金属またはその酸化物なコーティ
ングするか、またはこれらの金属またはその酸化物と酸
化チタン、酸化ジルコニウムなどとの混合物なコーティ
ングした電極であり、陰極は軟鋼、ニッケルなどで、−
F記陽極と同じ形状範囲の多孔板をそのまま、またはこ
れに活性物質、例えば含硫ニッケル化合物の浴を用いた
ニッケルメッキあるいは焼結物コーティングを行って用
いる。
更に、電解槽の陽極室内面は、一般にチタン材製となっ
ており、陰極室内面は鉄製であるが必要によりニッケル
メッキまたはライニング類とすることも有利となる。
電解槽のその他の構造及び材料は、従来公知のものが同
等制限されることなく使用し得本発明において、電解時
のアルカリ金^塩水溶液の供給方法は特に限定されない
。一般に2価またはそれ以上の電荷を有する金属イオン
を0.1 ppm以下程度に減少させた塩水を電解槽に
供給する。勿論、供給塩水は所謂−過方式とし、はぼ飽
和の塩水を供給し、電解により濃度の低下した塩水を排
出させることもできるが、一般には電槽に供給された塩
水の一部を電解槽外に抜出し再度新しい塩水と共に電解
槽に供給する所謂塩水循環方式を行う。この場合、電解
槽陽極室内に存在する塩水の濃度は3.0〜5規定程度
である。また、陰極室では苛性ソーダ等のアルカリ全域
水酸化物が生成する。この場合、イオン交換膜を通して
陽極室から陰極室内に移動するイオンに同伴する水の分
子のみによって高い0度の苛性フルカリは得られるが、
電流効率が低下するなどの蔽害を生ずるおそれもあるの
で、一般には電解槽の陰極室に水または希苛性フルカリ
を供給し、適当な濃度を保って電解を行うのが好ましい
。勿論、陰極室内液を一部抜き出し再度供給する再mW
方式を用いることもできる。本発明にあっては、一般に
25〜48%程度の苛性フルヵVtt得るのが好ましい
6 また、電解時の塩水及び苛性アルカリの温度は、通常6
0〜100℃、好ましくは80〜90℃程度である。
以下に実施例を示すが、本発明は実施例に用いられたt
槽形式、イオン交換膜の種類。
電解条件などいかなる意味においてもそれらに限定され
るものではない。
実施例 1 交換容量がl100EWに相当する厚さ5ミルのテトラ
フルオルエチレンとバーフルオ+:+ (3,6−シオ
キサー4−メチル−7−オクテンスルホニルフルオライ
ド)の共重合体からなるフィルムの片面に交換容量が1
100EWに相当する厚さ2ミルのテトラフルオロエチ
L/ンとパーフルオー(3,6−シオキ世−4−メ壬ル
ー7−オクテン#)のメチルエステルの共重合体からな
るフィルムを加熱融着して一枚のフィルムとした。これ
をジメヂルスルホギント600部、水200部、KOH
15部からなる混合溶液に90°Cで2時間浸漬して、
スルホニルフルオライド基及びカルボン酸メチルエステ
ル基を加水分解して、それぞれスルボン酸カリウム及び
カルボン酸カリウム型とした。この膜の両面にテトラフ
ルオロエチレンとバーフルオロフルキルヒニルエーテル
の共重合体(PFA)の微粉末を結合剤として酸化ジル
コニウムの微粉末をコーティングした。この膜を用いて
飽和食塩水の電気分解を行った。陽極はチタンのエキス
バンドメタルの基体の上にRu OBとTie、をコー
ティングした不溶性陽極を用い、陰極としてはNlのエ
キスバンドメタルの基体の上に多孔質のNl メッキを
施して活性化した陰極を用いた。電解槽は50σ×10
0−で電極間距離は2jII+であった。陽極室内を陰
極室内に比べて加圧することにより、上記イオン交換膜
のカルボン酸基を有する膜面を陰極上に密着させて電解
を実施した。電解は電流密度20〜tooA/dTrI
’、までの範囲とし、各々の電解電圧を測定した。なお
、陰極室からは11規定の苛性ソーダを取得し、電解時
の電流密度は90℃であった。
なお、比較のために陽極、イオン交換膜。
VA極を完全に密着して電解することも行った。
またイオン交換膜を陽極に密着し陰極と膜との間隙を2
11とした場合についても電解を実施した。なお、陽極
に膜を密着して電解した膜については、電解槽を解体後
点検したところ、陰極側膜面に近いところに斑点状に失
透した個所が全ての膜について見られた。この斑点状の
個所は陽極のエキスバンドメタルの交点に相当するとこ
ろであった。特に40A/dTL′以上の電流密度で電
解を実施した膜についてはこの不透明な斑点の面積が広
く、特に6ケ月経過後の膜は斑点が水泡状となり、更に
一部の水泡は破れていた。結果を第1表に示す。
第1表から、本発明の領域においては、イオン交換膜を
陰極に密着させることにより、電解電圧が小さくなるば
かりでなく生成苛性/ アルカリ中の塩濃度も少な〜・し、電流効率も秀れてい
ることかわかる。
実施例 2 QC8F、及び の三元重合体からなる5ミルのフィルムで交換容量が1
.4!M!J当1/グラム乾燥樹脂のフィルムの上に、
同じ共重合体で厚さが2ミルの交換容量が1.0ミリ当
量/グラム乾燥樹脂のフィルムを融着して一枚の高分子
膜状物とした。次いでこのフィルムをメチルアルコール
と水の1=1の混合溶液klo%となるように苛性ソー
ダを溶解した加水分解浴に浸漬して、60℃で24時間
放置して加水分解処理したあと、膜の両面をアルミナ微
粉末を用いてプラスト処理して、膜表面層の緻冨層を除
去し、同時に、膜表面に粗面層を形成した。この膜の交
換容量の低い膜面を陽極に密着させて、陽極は膜面から
離して飽和食塩水の電気分解を実施した。このとき電解
槽としては実施例1と同一のものを用い、陽極と膜の間
隔な父えて電解し、電解性能及び電解実施後の膜面の観
察を行った。
なお、陰極室からは12gt定苛性ンークを取得し、電
解温度は90℃とし、T4L流密匿は45A/diであ
った。
、 1 ゛・白 実tI!I例 、3 テトラノルオ゛pl−チレンとバ〜ノルオロ(3,6−
ンオキーリーー4−メチルー7−オクテンスルホニルフ
ルオラ1′ト)の共小合体からなる交換容量の異なる二
石の膜を@着した後、実施i″i11と同打の条件で加
水分解をしてスルホノ酸型の陽イオン交換膜とした。陽
極に面一4る膜面に+’i、交換81ft 0.91ミ
リ当量/グラム乾燥樹脂の4ミルの膜があり、陰極に面
する膜面tfcは交換容動が0.65 ミ リ当11/
グラノ・乾燥樹脂のljルの層があった。このイオン交
換膜な実施例1と同じ電解槽に組ゐ込みイオン交換膜を
陰極に密着させて両電極間を2朋に保って食塩水の電気
分解を実施した。
また比較のために陽極に膜を密着し、両極間を2龍に保
って1!解した。
別にこのイオン交498膜の両面にアクリル酸を塗布し
蒸発を防止するため、ポリフロヒレン製のフィルムでお
おい、Co の線源からγ綜を2Mrad照射した。同
様に加水分解浴に浸漬したところ膜面は親水性が増し℃
いた。
得られた膜は陰極に密着させ【、両極間を2Uに保って
電流密度を変えて電気分解を実施した、なお、陽極室の
食塩水濃度は2.0規定に保ち、陰極室から27%の苛
性ソーダを取得した。
第3表の結果から明らかなように、両面スルホノ酸の膜
であっても、40A/d=以上の電流密度で電解すると
陰極に膜を密着させた場合が良好な結果が得られている
。また、これらの膜を6ケ月後に電解槽を解体後点検し
たところ、陽極と膜な密着して電解した膜は陰極側膜面
近傍の内側に顕微鏡で多数の水泡が観察され、一部の水
泡は破れていた。他方、陰極に密着して電解した膜には
陰極側膜面に水泡の発生は見られなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明及び従来の方法により食塩電解を行った
場合の電流密度と電解電圧の関 Volt係を示すグラ
フであるっ 3・6 図中、(1)は従来法であり、(2)及び(3)は本発
電、゛灯明によるものである。 角v3’。 干33 足゛ 2 特許出願人 31 徳山曹達株式会社 3 7 5 7 2.6 λ ノ 図 L(1〕 /。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11陽極と陰極とが少なくともQ、 5 ynの間隔
    を持って対立し、その間にパーフルオロカーボン系陽イ
    オン交換膜を存在させた電解槽を用い、該陽イオン交換
    膜は陰極面に接触させた状態で、電流密度40 A /
     dm”以tで通電することを特徴とするアルカリ金属
    塩水溶液の電解方法 +21 !1!J極室内圧を陰極室内圧よりも太き(す
    ることにより、陽イオン交換膜を陰極面に接触させた状
    態とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    アルカリ金属塩水溶液の電解方法 (3) 陽イオン交換膜内忙存在する陽イオン交換基の
    うち、少なくとも陰極に接する面のイオン交換基がカル
    ボン酸基である陽イオン交換膜を用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアルカリ金Mm水溶液の
    電解方法 +41 illイオン交換頃の少なくとも陰極面に接す
    る面が親水化処理されている膜を用いることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のアルカリ金属塩水溶液の
    電解方法
JP59080323A 1984-04-23 1984-04-23 電解方法 Pending JPS60224793A (ja)

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JP59080323A JPS60224793A (ja) 1984-04-23 1984-04-23 電解方法

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JP59080323A JPS60224793A (ja) 1984-04-23 1984-04-23 電解方法

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JPS60224793A true JPS60224793A (ja) 1985-11-09

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