JPS60223861A - 導電性樹脂組成物の製造法 - Google Patents
導電性樹脂組成物の製造法Info
- Publication number
- JPS60223861A JPS60223861A JP7863984A JP7863984A JPS60223861A JP S60223861 A JPS60223861 A JP S60223861A JP 7863984 A JP7863984 A JP 7863984A JP 7863984 A JP7863984 A JP 7863984A JP S60223861 A JPS60223861 A JP S60223861A
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- JP
- Japan
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- ozone
- carbon black
- resin composition
- crystalline polymer
- conductive resin
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は導電性樹脂組成物の製造法に関し、詳しくはポ
リエチレン等の結晶性重合体にオゾン処理したカーボン
ブランクを一定割合で配合し、しかる後に特定の条件下
で混練することによって、正温度係数特性のすぐれた導
電性樹脂組成物を製造する方法に関する。
リエチレン等の結晶性重合体にオゾン処理したカーボン
ブランクを一定割合で配合し、しかる後に特定の条件下
で混練することによって、正温度係数特性のすぐれた導
電性樹脂組成物を製造する方法に関する。
従来から正温度係数特性(PTC)を有する材料、特に
電気抵抗値が特定の温度領域に達すると急激に正の温度
係数の増大する特性をdiAする材料を製造する方法に
ついては、様々なものが知られている。たとえば、結晶
性重合体にカーボンブラックを混入するなどの方法があ
げられる(特公昭36−16338号公報、特公昭42
−23288号公報など)。
電気抵抗値が特定の温度領域に達すると急激に正の温度
係数の増大する特性をdiAする材料を製造する方法に
ついては、様々なものが知られている。たとえば、結晶
性重合体にカーボンブラックを混入するなどの方法があ
げられる(特公昭36−16338号公報、特公昭42
−23288号公報など)。
しかしながら、これらの従来方法により得られる材料は
、特定の温度領域に到達した際の抵抗値の増大率力〈あ
まり大きくならないという難点があった。
、特定の温度領域に到達した際の抵抗値の増大率力〈あ
まり大きくならないという難点があった。
そこで、本発明者らは上記従来技術の問題点を解消すべ
く鋭意研究を重ねた。その結果、カーボンブランクを結
晶性重合体と混練するに先立って、オゾンによって処理
することにより、特定温度領域における抵抗値の増大倍
率の大きい材料が得られることを見出した。さらにこの
組成物は金属箔や金属メツシュを電極として用いた際、
高温での使用や電圧を印加した場合の性能の長期安定性
が得られることも見出した。本発明はこのような知見に
基いて完成したものである。
く鋭意研究を重ねた。その結果、カーボンブランクを結
晶性重合体と混練するに先立って、オゾンによって処理
することにより、特定温度領域における抵抗値の増大倍
率の大きい材料が得られることを見出した。さらにこの
組成物は金属箔や金属メツシュを電極として用いた際、
高温での使用や電圧を印加した場合の性能の長期安定性
が得られることも見出した。本発明はこのような知見に
基いて完成したものである。
すなわち、本発明は、結晶性重合体40〜85重量%に
対し、オゾン処理をしたカーボンブラ・ツク60〜15
重量%を配合し、120〜250°Cにおいて5〜40
分間混練することを特徴とする導電性樹脂組成物の製造
法を提供するものである。
対し、オゾン処理をしたカーボンブラ・ツク60〜15
重量%を配合し、120〜250°Cにおいて5〜40
分間混練することを特徴とする導電性樹脂組成物の製造
法を提供するものである。
本発明に用いる結晶性重合体は様々なものをあげること
ができるが、通常はポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレンープロビレルリマーなどのポリオレフィン、オレ
フィンとビニル単量体との共重合体、各種のポリアミド
′、ポリエステルあるいはフッ素系重合体さらにはこれ
らの変性物などである。
ができるが、通常はポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレンープロビレルリマーなどのポリオレフィン、オレ
フィンとビニル単量体との共重合体、各種のポリアミド
′、ポリエステルあるいはフッ素系重合体さらにはこれ
らの変性物などである。
一方、本発明に用いるカーボンブランクとしては様々な
ものがあり、特に制限はないが、一般にはファーネスブ
ランク、サーマルブラ・ツク、チャンネルブランク、ア
セチレンブランクなどがあげられる。また、これにグラ
ファイトを混合してもよい。なお、このカーボンブラン
クの粒径については、条件に応じて適宜定めればよいが
、通常は0.01〜0.2ミクロン、好ましくは0.0
2〜0.1ミクロンである。
ものがあり、特に制限はないが、一般にはファーネスブ
ランク、サーマルブラ・ツク、チャンネルブランク、ア
セチレンブランクなどがあげられる。また、これにグラ
ファイトを混合してもよい。なお、このカーボンブラン
クの粒径については、条件に応じて適宜定めればよいが
、通常は0.01〜0.2ミクロン、好ましくは0.0
2〜0.1ミクロンである。
本発明の方法においては、カーボンブランクを結晶性重
合体に配合するにあたって、予めオゾン処理をしておく
ことが必要である。このカーボンブランクのオゾン処理
は、通常はオゾン含有ガス、例えばオゾン発生器からの
ガスをそのままカーボンブランクと接触させるか、ある
いは溶媒、に分散したカーボンブラックを攪拌下でオゾ
ン含有ガスを吹込むなどの方法により行なえばよい。こ
の処理により、カーボンブランク表面が酸化されて凹凸
を生じたり、活性化されたりして、これが結晶性重合体
のグラフト化を促進し、その結果、得られるグラフト化
ポリマーが熱膨張する際に、カーボンブラック粒子間が
押し広げられ、抵抗値が著しく増大するものと考えられ
る。
合体に配合するにあたって、予めオゾン処理をしておく
ことが必要である。このカーボンブランクのオゾン処理
は、通常はオゾン含有ガス、例えばオゾン発生器からの
ガスをそのままカーボンブランクと接触させるか、ある
いは溶媒、に分散したカーボンブラックを攪拌下でオゾ
ン含有ガスを吹込むなどの方法により行なえばよい。こ
の処理により、カーボンブランク表面が酸化されて凹凸
を生じたり、活性化されたりして、これが結晶性重合体
のグラフト化を促進し、その結果、得られるグラフト化
ポリマーが熱膨張する際に、カーボンブラック粒子間が
押し広げられ、抵抗値が著しく増大するものと考えられ
る。
本発明の方法では、結晶性重合体に上述の如きオゾン処
理されたカーボンブランクを配合して混練するが、ここ
で結晶性重合体とカーボンブラックの配合割合は、製造
される組成物全体に対して、結晶性重合体40〜85重
景%、好ましくは50〜65重量%、オゾン処理された
カーボンブランク60〜15重量%、好ましくは50〜
35重量%とずべきである。カーボンブランクの配合量
が、60重量%を超えると、得られる組成物の特定温度
領域での抵抗値の上昇率が低下し、逆に15重量%未満
では初期抵抗値が大きくなり好ましくない。
理されたカーボンブランクを配合して混練するが、ここ
で結晶性重合体とカーボンブラックの配合割合は、製造
される組成物全体に対して、結晶性重合体40〜85重
景%、好ましくは50〜65重量%、オゾン処理された
カーボンブランク60〜15重量%、好ましくは50〜
35重量%とずべきである。カーボンブランクの配合量
が、60重量%を超えると、得られる組成物の特定温度
領域での抵抗値の上昇率が低下し、逆に15重量%未満
では初期抵抗値が大きくなり好ましくない。
また、結晶性重合体とオゾン処理されたカーボンブラッ
クを混練するにあたっては、120〜250℃の温度に
て5分〜40分間、好ましくは5〜20分間、通常の混
練機を用いて行なえばよい。
クを混練するにあたっては、120〜250℃の温度に
て5分〜40分間、好ましくは5〜20分間、通常の混
練機を用いて行なえばよい。
畝上の如き本発明の方法によって得られた樹脂組成物は
、正の温度係数特性にずくれ、特に所定温度領域での抵
抗増大倍率が著しく高い。即ち、オゾン化処理を行なわ
ないカーボンブラ、りをそのまま用いた従来の導電性材
料の抵抗増大倍率が、103倍程度であるのに対し、本
発明の方法により製造される樹脂組成物では109倍以
上にまでi走する。さらに、この組成物の抵抗値および
抵抗増大倍率は、オゾン濃度やオゾン化処理条件を変え
ることによって調節することが可能であり、また得られ
た組成物にニッケルや銅、アルミニウムなどの金属箔や
金属メツシュを圧着して電極を形成したとき、オゾン化
処理をしない場合に較べ、高温での使用や電圧を印加し
た際の抵抗値が長期間安定するという効果を有している
。
、正の温度係数特性にずくれ、特に所定温度領域での抵
抗増大倍率が著しく高い。即ち、オゾン化処理を行なわ
ないカーボンブラ、りをそのまま用いた従来の導電性材
料の抵抗増大倍率が、103倍程度であるのに対し、本
発明の方法により製造される樹脂組成物では109倍以
上にまでi走する。さらに、この組成物の抵抗値および
抵抗増大倍率は、オゾン濃度やオゾン化処理条件を変え
ることによって調節することが可能であり、また得られ
た組成物にニッケルや銅、アルミニウムなどの金属箔や
金属メツシュを圧着して電極を形成したとき、オゾン化
処理をしない場合に較べ、高温での使用や電圧を印加し
た際の抵抗値が長期間安定するという効果を有している
。
したがって、本発明の方法によって製造された樹脂組成
物は、感熱抵抗素子、温度検出器、自己に詳しく説明す
る。
物は、感熱抵抗素子、温度検出器、自己に詳しく説明す
る。
実施例1
平均粒径43ミリミクロンのカーボンブランク(三菱化
成a菊製、ダイヤブランクE)50gを、水700n+
1中に分散させて撹拌しながら、オゾン含量2.1容量
%のガスを181!/時の割合で連続的に分散液中に吹
き込み、7時間オゾン処理した。
成a菊製、ダイヤブランクE)50gを、水700n+
1中に分散させて撹拌しながら、オゾン含量2.1容量
%のガスを181!/時の割合で連続的に分散液中に吹
き込み、7時間オゾン処理した。
オゾン処理終了後、カーボンブランクを濾別して乾燥し
た。得られたオゾン処理カーボンブランク67重量部を
、ポリエチレン(出光石油化学Ql製。
た。得られたオゾン処理カーボンブランク67重量部を
、ポリエチレン(出光石油化学Ql製。
出光ポリエチレン540B、密度0.958 g /c
+a)100重量部とともにラボブラストミルに入れ、
150℃において20分間混練した。
+a)100重量部とともにラボブラストミルに入れ、
150℃において20分間混練した。
得られた混線物をシートに成形し、その両面に肉厚35
μの電解銅箔を当て、190”c、100kg/cnl
Gにおいて10分間プレス圧着し、肉厚lll1mの積
層シートとじた。この積層シートから15.5mm角片
を切出し、温度と電気抵抗(4端子法による)を測定し
た。また、高温での抵抗安定性を評価するため、積層シ
ート片を120 ”Cの熱風恒温槽に入れ、一定時間毎
に取出して抵抗値を測定した。これら結果を第1表に示
す。
μの電解銅箔を当て、190”c、100kg/cnl
Gにおいて10分間プレス圧着し、肉厚lll1mの積
層シートとじた。この積層シートから15.5mm角片
を切出し、温度と電気抵抗(4端子法による)を測定し
た。また、高温での抵抗安定性を評価するため、積層シ
ート片を120 ”Cの熱風恒温槽に入れ、一定時間毎
に取出して抵抗値を測定した。これら結果を第1表に示
す。
実施例2〜5
カーボンブランクのオゾン処理法として、オゾン発生器
からのオゾン含有ガス(オゾン含−i2.1vo1%)
を直接カーボンブランクと所定時間接触処理したほかは
実施例1と同様にし、た。これら結果を第1表に示す。
からのオゾン含有ガス(オゾン含−i2.1vo1%)
を直接カーボンブランクと所定時間接触処理したほかは
実施例1と同様にし、た。これら結果を第1表に示す。
比較例
実施例1において、カーボンブラックをオゾン処理する
ことなくそのまま用いたこと以外は、実施例1と同様の
操作ならびに測定を行なった。結果を第1表に示す。
ことなくそのまま用いたこと以外は、実施例1と同様の
操作ならびに測定を行なった。結果を第1表に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 配合し、120〜250℃において5〜40分間混練す
ることを特徴とする導電性樹脂組成物の製造法。 (2)結晶性重合体が、ポリオレフィン、ポリアミド、
ポリエステル、フッ素系重合体あるいはこれらの変性物
である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7863984A JPS60223861A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 導電性樹脂組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7863984A JPS60223861A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 導電性樹脂組成物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60223861A true JPS60223861A (ja) | 1985-11-08 |
JPH03426B2 JPH03426B2 (ja) | 1991-01-08 |
Family
ID=13667435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7863984A Granted JPS60223861A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | 導電性樹脂組成物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60223861A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02145659A (ja) * | 1988-11-28 | 1990-06-05 | Daito Tsushinki Kk | Ptc組成物 |
EP2565220A1 (en) * | 2010-04-26 | 2013-03-06 | South China Reborn Resources (Zhongshan) Co., Ltd | Preparation method of power plastic masterbatch particles and plastic products therefrom |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP7863984A patent/JPS60223861A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02145659A (ja) * | 1988-11-28 | 1990-06-05 | Daito Tsushinki Kk | Ptc組成物 |
EP2565220A1 (en) * | 2010-04-26 | 2013-03-06 | South China Reborn Resources (Zhongshan) Co., Ltd | Preparation method of power plastic masterbatch particles and plastic products therefrom |
EP2565220A4 (en) * | 2010-04-26 | 2014-06-18 | South China Reborn Resources Zhongshan Co Ltd | PROCESS FOR THE PREPARATION OF ENERGY PLASTIC PARTICLES FOR MASTER MIXTURE AND PLASTIC PRODUCTS OBTAINED THEREFROM |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03426B2 (ja) | 1991-01-08 |
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