JPS60221887A - オンライン文字認識処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は情報処理機器の入力装置として用いられるオン
ライン文字認識処理装置に関し、特に筆記者の記述する
筆記文字を構成するストロークの認識処理に関するもの
である。

（技術的背景） 従来、複数面又は１画で構成される文字を認識するに当
シ、その文字を構成する各ストロークが基本ストローク
のいずれに近似するかを認識し、この基本ストロークコ
ードを文字認識処理に用いる方法では、各入力ストロー
クデータは、筆記される文字等の動きをストローク毎の
座標点列データとして抽出し、該座標点列データに基づ
いて特徴抽出を行なっていた。

しかしながら、これまでの文字認識処理では入力文字を
構成する各ストロークを単独のストローク情報として処
理する必要がアシ、シかも、各人カストローク相互間の
位置関係等の情報を利用する事ができないため、基本ス
トロークコードの認識率が低下する傾向があシ、また、
それを回避する為、基本ストロークコードの認識処理が
複雑になるという装置構成上の欠点があった。

（発明の目的） 本発明の目的は、前記欠点を解決するため、入力ストロ
ーク形状を複数個のコード化した特徴量で抽出し、基本
ストローク認識処理の簡略化を図ると共に認識率の向上
を図ることにある。

（発明の概要） すなわち、本発明は上記目的を達成する為に、時系列順
にｘ、ｙ座標点列データが与えられる様に、文字を構成
するストローク情報が処理されるオンライン文字認識処
理装置において、筆記される入力ストロークを直線にて
近似化するセグメント処理部（以下、直線で近似される
ストロークの一部分をセグメントと称す）、該セグメン
トの移動方向を示しＸ、Ｙ座標系における増減特徴を抽
出するサイン特徴抽出部、該セグメントの方向を示す角
度を算出しセグメントの方向を特徴抽出する方向特徴抽
出部、連続する２つのセグメント間の回転量を算出しセ
グメントの回転方向を特徴として抽出する回転特徴抽出
部、さらに、該ストロークがループを構成するか否かの
特徴情報、及びループの回転方向を特徴とする特徴を抽
出するループ特徴抽出部、以上抽出された特徴情報と辞
書の内容を照合する比較処理部を備える事を特徴として
いる。以下、図面を参照し本発明の詳細な説明する。

（発明の実施例） 第１図は、本発明に係るオンライン文字認識処理装置の
一実施例を、示すブロック図、第２図は第１図図示のサ
イン特徴抽出部の一具体例を示すブロック図、第３図は
第１図図示の回転特徴抽出部の−具体例を示すブロック
図、第４図は第１図図示のループ特徴抽出部の一具体例
を示すブロック図である。

第１図において、１は筆記文字の座標データを出力する
タブレット、２はタブレット１からの座標データをとシ
込みノイズ除去、平滑化等の処理を施す前処理部、３は
入力ストロークを直線近似化するセグメント処理部であ
る。４は、セグメント処理部３で抽出されたセグメント
の移動方向を示しＸ、Ｙ方向の増減特徴を抽出するサイ
ン特徴抽出部であって、第２図にその内部構成の一具体
例が示されている。

第２図において、４１（４３）は前記セグメントの始点
終点座標データよりＸ、（Ｙ）方向の増、減（＋’　、
　−）特徴を算出するｘ　（ｙ）サイン算出部、４２（
４４）は前記４７（４，９）で算出されたＸ（Ｙ）サイ
ン結果をストロークを構成するセグメント順にならべ、
それをコード化するｘ　（ｙ）サイン特徴コード化処理
部である。

５は前記セグメントの方向を示す角度を算出しセグメン
トの方向を特徴抽出する方向特徴抽出部、６は連続する
セグメント間の回転角を算出し回転方向を特徴として抽
出する回転特徴抽出部であって第３図にその内部構成の
一具体例が示されている。

第３図において、６１は方向特徴抽出部５で算出された
連続する２つのセグメントの方向を示す角度よシ回転角
を符号付きで算出する回転角算出部、６２は前記回転角
算出部６１で算出された回転角よシ閾値以上の値を持つ
場合に回転有シと定義し、その方向が時計回シの時回転
角を一方向に定義し“ＣＷ”とし、反時計回シの時回転
角を＋方向に定義し“ＣＣＷ”と定義する回転抽出部、
６３は前記回転抽出部６２で抽出された回転情報をスト
ロークを構成するセグメント順にならべそれをコード化
する回転特徴コード化処理部である。

７はストロークがループを有するか否か、さらにそのル
ープの回転方向特徴を抽出するループ特徴抽出部であっ
て、第４図にその内部構成の一具体例が示されている。

第４図において、７１はストロークを構成する任意の２
つのセグメントが交点を持つか否かを算出し、もし交点
を持つセグメントが存在すればそのストロークはループ
を有すると定義する為の情報を算出する交点算出部、７
２は前記交点算出部７１で算出されるセグメント間の交
点情報よシルーゾの有無を抽出し、さらにそのループの
回転方向が時計方向に回転方向を持つループか、又は反
時計方向に回転方向を持つループか等の情報を抽出する
ループ抽出部である。

８は以上抽出された特徴情報を格納する抽出特徴格納部
、９は各基本ストローク毎の特徴情報が格納されている
ストローク辞書部、１０は抽出特徴格納部８に格納され
ている特徴情報とストローク辞書部９の内容とを比較照
合し、入力ストロークの認識処理を行なう比較処理部で
ある。

次に、前記構成の実施例について、その動作を説明する
。

前記構成の実施例において、タブレット１よ多入力され
た時系列座標データは前処理部２によシ公知のノイズ除
去及び平滑化処理が施され、セグメント処理部３によシ
公知の直線近似化処理が施される。この直線近似化処理
された入力ストロークの一例を示したのが第５図であっ
て、同図を用いてサイン特徴抽出部４、方向特徴抽出部
５、回転特徴抽出部６の動作を詳細に説明する。第５図
に、おいて、Ｐ１→Ｐｉ＋１（ｉ＝１，２・・・）をセ
グメントＳｉとし、Ｐｉ　”’　（Ｘｉ　＋３’ｉ）と
する。

先ず、サイン特徴抽出部４ではＸ方向サイン算出部４１
において、セグメントの始点（Ｐｉ）と終点（Ｐ１＋１
）のＸ方向の増減（＋、−）が（Ｘｉ＋Ｉ　Ｘｉ）よシ
算出され、ΔＸｉ　＝　ｘｉ＋１−ｘｉとした時、Ｘ５
ＩＧＮｉ　は以下の様に定義されめられる。

（ｉ＝１．２・・弓−１）、但しストローク終点はｉ−
Ｉとする。

ＹＳＩＧＮｉはＹ方向サイン算出部４３において同様に
定義されめられる。

Ｘ（イ）方向サイン算出部４Ｚ（４Ｊ）で算出されたＸ
　（Ｙ）　５ＩＧＮｉは、Ｘ（イ）方向サイン特徴コー
ド化処理部４２（４４）へ出力され、“０″、及び連続
する同符号を除いた”＋″、”−”のサイン情報が順次
抽出されコード化されてＸ（イ）サイン特徴コードがめ
られる。例えば第５図に於て、 Ｘ５ＩＧＮｉ＝−１−１０１＋＋０ｌ−１−１−（ｉ＝
１．２．・・・・・・８） の如く算出されたとすると、Ｘサイン特徴は（−＋−）
となる第６図にサイン特徴コード表の一例を示すが、こ
れを用いればＸサイン特徴コード＝６となる。同様にし
て ＹＳＩＧＮｉ＝十＋　−、−Ｔｏ＋−１−、＋、　−（
ｉ＝１．２．・・・・・・８） の如く算出され、Ｘサイン特徴コール−（＋−＋−）＝
７となシこれらのＸ／Ｙサイン特徴コードは、抽出特徴
格納部８へ出力される。

又、方向特徴抽出部５では、セグメン）　Ｓｉを近似す
る直線ＰｉＰｉ＋１の方向が以下の様に定義され算出さ
れて、抽出特徴格納部８および回転特徴抽出部６へ出力
される。

（ｉ　＝　１　ｒ　２　＋・・・・・・、　ｌ−２）回
転特徴抽出部６では回転算出部６１において前記方向特
徴抽出部５で算出されたＤＥＧｉよシリ下の様に定義さ
れる回転角ＲＯＴＤＥＧ　ｉが符号付まで算出され、回
転抽出部６２へ出力される。

ＲＯＴＤＥＧｉ　＝　Ｓ・１ＤＥＧｉ＋、−ＤＥＧｉｌ
（ｔ＝ｉ＋：Ｌ・・・・・・■−２） 但し 回転抽出部６２は、前記算出されたＲＯＴＤＥＧｉにお
いて閾値以上の値をとるＲＯＴＤＥＧ　ｉが抽出され、
回転情報ＲＯＴｉが以下の如く時計、反時計方向により
、”ＣＷ”　、　”ＣＣＷ″′と定義され抽出される。

（ｉ＝１．２・・・・・・ｌ−２）　。

これら抽出されたＲＯＴｉは回転特徴コード化処理部６
３へ出力され、０”、及び、連続する同回転情報を除い
た“ＣＷ”、”ＣＣＷ”の回転情報が順次抽出されコー
ド化されて、回転特徴コードがめられる。

例えば第５図に於て、 ＲＯＴ　ｉ　＝　”Ｏ’　ｌ　−ＣＣＶ”　ｌ　”ＣＣ
Ｗ’　１″’ＣＷ”、−ＣＷ”ＩＯ”、”ｃａｗ”（１
＝１１２１・・・・・・７） の如くめられたとすると、回転特徴はＣＣＶ”。

ｃｗ”　、　”ｃｃｗ”となる。第７図に回転特徴コー
ド表の一例を示すが、これを用いれば回転特徴コード＝
６とめられ、抽出特徴格納部８へ出力される。

次に、ループ特徴抽出部７の動作を第８図を用いて以下
詳細に説明する。交点算出部７Ｉは、ストロークを構成
する任意の２つのセグメンｌ’Ｓｉ＋Ｓ４　（ｊ＞ｉ）
に於て、ｐｉｐｉ＋１．　ＰｊＰｊ＋１の２直線が交点
を持つ場合、セグメン）　Ｓｉ、Ｓｊが交点を持つと定
義しその交点情報を算出し、ループ抽出部７２へ出力す
る。ループ抽出部７２では、交点算出部７Ｚで算出され
た交点情報よりセグメン）ＳｉｌＳｊが交点を持つ場合
、ストロークはループを構成すると定義し、セグメント
Ｓ工からＳｊへの回転方向によシ時計方向のループの時
”ＣＷルーゾ、反時計方向の時”　ｃｃｗループ”と定
義するループ特徴情報を抽出し、抽出特徴格納部８へ出
力する。

抽出特徴格納部８は、以上説明した各抽出部からの特徴
情報を格納する。この後比較処理部１０は、前・記抽出
特徴格納部８の格納内容とストローク辞書部９に格納さ
れている各基本ストローク毎の特徴情報の内容とを照合
し、入力ストロークの認識処理を行ない、基本ストロー
クのカテゴリを決定する。

（発明の効果） 本発明は以上説明した様に、筆記された入力文字を構成
するストロークを認識処理する場合に、ストローク形状
を代表する複数の特徴を抽出し、さらにこれらの抽出し
た特徴をコード化し、この特徴情報を、ストローク辞書
内に持つ基本ストロークの特徴情報と比較照合してスト
ロークのカテゴリーを決定する為認識処理が簡略化され
、又辞書容量も少なくなシ、さらに認識率の向上が図れ
るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
第１図図示のサイン特徴抽出部の一具体例を示すブロッ
ク図、第３図は第１図図示の回転特徴抽出部の一具体例
を示すブロック図、第４図は第１図図示のループ特徴抽
出部の一具体例を示すブロック図、第５図は入力ストロ
ークの一例を示す図、第６図はサイン特徴コード表の一
例を示す図、第７図は回転特徴コード表の一例を示す図
、第８図はループを持つストロークの一例を示す図であ
る。 １・・パタブレット、２・・・前処理部、３・・・セグ
メント処理部、４・・・サイン特徴抽出部、５・・・方
向特徴抽出部、６・・・回転特徴抽出部、７・・・ルー
プ特徴抽出部、８・・・抽出特徴格納部、９・・・ス）
ｏ−り辞書部、１０・・・比較処理部、４１・・・Ｘサ
イン算出部、４２・・・Ｘサイン特徴コード化処理部、
４３・・・Ｙサイン算出部、４４・・・Ｙサイン特徴コ
ード化処理部、６１・・・回転角算出部、６２・・・回
転抽出部、６３・・・回転特徴コード化処理部、７ノ・
・・交点算出部、７２・・・ループ抽出部。 第３図　６ 第４図 − 第６図　第７図 第８図 叩ワ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 時系列順に座標点列データを得、文字を構成するストロ
   ーク情報を抽出し、該ストロークを直線で近似し、その
   ｐｌの移動方向よシストローフ特徴を抽出して文字認識
   処理を行なうオンライン文字認識処理装置において、 ストロークを近似化する直線の移動方向を特徴として抽
   出するサイン特徴抽出部、ストロークの近似直線の方向
   を角度で算出する方向特徴抽出部、ストロークの近似直
   線間の回転特徴を抽出する回転特徴抽出部、ストローク
   が時計方向又は反時計方向に回転するループを構成する
   か否かの情報を抽出するループ特徴抽出部、各基本スト
   ローク毎の特徴情報を格納するストローク辞書部、前記
   抽出したストロークの各特徴をあらかじめ格納されてい
   る基本ストロークの特徴情報と比較し、ストロークを認
   識する比較処理部を備えたことを特徴とするオンライン
   文字認識処理装置。