JPS60219115A - 冷凍サイクル制御装置 - Google Patents

冷凍サイクル制御装置

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JPS60219115A
JPS60219115A JP7549384A JP7549384A JPS60219115A JP S60219115 A JPS60219115 A JP S60219115A JP 7549384 A JP7549384 A JP 7549384A JP 7549384 A JP7549384 A JP 7549384A JP S60219115 A JPS60219115 A JP S60219115A
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    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3205Control means therefor
    • B60H1/3216Control means therefor for improving a change in operation duty of a compressor in a vehicle

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、冷凍サイクルによる被冷房室内の空調状態を
、一定に保つために用いる制御装置に関する。
本発明の制御装置は、空調装置の圧縮器が電磁クラッチ
を介して該圧縮機の駆動源であるエンジンに接続されて
も、該接続時にエンジンの作動に大きなショックがかか
らないようにし、もって自動車の走行フィーリングが損
われるのを防止すると共に、電磁クラッチの摩擦面に過
大な起動トルクが作用するのを防止づるようにしたもの
である。
[従来技術] 従来周知の空調装置は、第1図に示すごとく圧縮機10
、凝縮機70、レシーバ71、膨張弁80、蒸発器90
からなる蒸気圧縮式冷凍サイクルを有している。そして
、圧縮機10は電磁クララ17、ベルト52、プーリ5
1を介して駆動源5により駆動されるようになっている
しかしながら、第1図に例示した従来の空調装置の構成
では、クラッチ17が接続する瞬間非常に大きな圧縮機
起動トルク(定常時の3倍以上)が駆動源であるエンジ
ンに加わるため、走行中ショックが感じられ、走行フィ
ーリングを悪くし、さらに電磁クラッチの摩擦面にも大
きな摩擦トルクが加わり、電磁クラッチの寿命を短くす
るという欠点がある。
[発明の目的] 本発明は、クラッチの接続時から所定時間圧縮機の吐出
容量を強制的に小容量とすることにょって上記欠点を解
消するものである。
[発明の構成] 電磁弁の開閉によって吐出容量を連続的に増減し、電磁
クラッチの断続によって作動の断続を行なう可変容量型
圧縮機を有する冷凍サイクルと、前記圧縮機の冷媒ガス
吸入側に設置されて、任意に設定された第一標準吸入圧
力を検出する第1圧力検出手段、及び任意に設定された
第2標準吸入圧力を検出する第2圧力検出手段を有する
検出部と、 前記第1圧力検出手段からの第1出力信号によって前記
電磁クラッチへの電流を断続して該電磁クラッチの断続
を制御し、前記第2圧力検出手段からの第2出力信号に
よって前記電磁弁への電流を断続して該電磁弁の開閉を
制御するとともに、前記第1出力信号が前記電磁クラッ
チを接続すべき信号に変化した場合は、該変化時刻から
所定時間前記第2出力信号にかかわらず強制的に前記電
磁弁を圧縮機吐出容量が小となる状態に制御する制御部
と、 から成ることを特徴とする冷凍サイクル制御装置である
第2図は、本発明の全体的構成を示すブロック図である
冷凍サイクルは少なくとも、圧縮機1、凝縮器7、膨張
弁等よりなる減圧装置8、蒸発器9、配管6を有する密
閉された回路から成り、該密閉回路内で冷媒を循環させ
、蒸発器9にて冷媒を蒸発させることにより蒸発器9の
表面を通過する空気を冷却する。
上記冷凍1ナイクルの運転は、圧縮I11を駆動するこ
とによって行う。該駆動は、圧縮機1と駆動力伝達手段
52によって連結された駆動源5によって行う。駆動源
5と圧縮機1との駆動力の伝達は、電磁クラッチ17に
よって断続される。該電磁クラッチ17の断続は、第1
圧力検出手段3がらの第1出ツノ信号を制御部4が受け
これに基づき1ilac]イル45への電流を断続する
ことによって行なう。又、冷凍サイクルの冷房能力の増
減、即ち、圧縮機1の吐出容量の増減は、電磁弁14の
開閉によって行なう。該電磁弁14の開閉は、第2圧力
検出手段2からの第2出力信号に基づき制御部4によっ
て行なう。ただし本発明では、前記クラッチの接続時刻
から所定時間は第2出力信号の如何にかかわらず、圧縮
機の吐出容量を小容量とする。
即ち、制御部4は、第1出力信号が電磁クラッチ17を
断状態から接続状態とすべき信号に変化した場合は、該
第1出力信号の変化に基づき、所定時間例えばNra弁
を開状態とすべき信号を第2出力信号にかかわらず出力
して圧縮機を小容量とする。
[発明の実施例] 以下、本発明を具体的実施例に基づき詳しく説明する。
本実施例の装置は、自動車用冷房装置の制御装置である
。従って本実施例では、第2図に示す駆動源5として自
動車用エンジン5を用いる。
以下、本実施例で用いる圧縮機1の構成を説明する。
第3図は本実施例で用いる圧縮機1の横断面図第4図は
縦断面図である。これらの図において10はシャフトで
、前記電磁クラッチ17を介して自動車走行用エンジン
5の駆動力を受けて回転する。11はこのシャフトと一
体回転する円筒状のロータで、周方向に等間隔に4箇所
ベーン溝110が形成されている。そして、このベーン
溝110内に板状のベーン111が摺動自在に配設され
ている。101はロータ11の前方側端面に配設された
フロントハウジング、102はロータ11の後方側端面
に配設されたリアハウジング、103はロータ11の外
周を覆うように配設された圧縮室ハウジングである。こ
の圧縮室ハウジング103の内周面と、前記ロータ11
の外周面と、前記ベーン111と、前記フロントハウジ
ング101と、前記リヤハウジング102とで作動室と
しての圧縮室Qが区画形成される。また、シャフト10
は前記フロントハウジング101と前記リヤハウジング
102とに軸受100を介して軸支されている。尚、圧
縮室ハウジング103の内周面の中心と、前記ロータ1
1の中心とは偏心する様配されている。
104は前記フロントハウジング101の前面側に配設
された吸入室ハウジングで、この吸入室ハウジング10
4とフロントハウジング101との間に吸入室Pが形成
される。1040 G、を前記急入室ハウジング104
に設けた吸入サービスバルブで、前記冷凍サイクルの前
記蒸発器9からの冷媒が、この吸入サービスバルブ10
40を通って前記吸入室P内に導入される。1001及
び1002は吸入室ハウジング104に設けられた軸封
装置で、圧縮機内部の冷媒がシャフト10に沿って外部
へ流出するのを防止している。また、フロントハウジン
グ101には吸入室P内の冷媒を圧縮室Qに導入するた
めの導入口1010が設けられている。
105は前記リヤハウジング102の後面側に配設され
た吐出室ハウジングで、この吐出室ハウジング105と
前記リヤハウジング102との間に吐出室Rが形成され
る。そして、この吐出室ハウジング105には図示しな
い吐出サービスバルブが設けられており、この吐出サー
ビスバルブより圧縮冷媒は前記冷凍サイクルの凝縮器7
に導かれる。また、前記リヤハウジング102には圧縮
室Qと吐出室Rとを連通する吐出口(省図示)が弁体を
介して設けられている。
前記フロントハウジング101には圧縮室Qと吸入室P
とを連絡するアンロードポート12(直径が6〜7mm
程度)が2箇所設けられており、さらにこのアンロード
ボート(バイパスポート)12を開閉する真鍮製のプラ
ンジャ121を摺動自在に支持するシリンダ部1210
が形成されている。このプランジャ121は、プランジ
ャ最下点の位置を決めるストッパ1211をもつ。この
プランジャ121が前記シリンダ部1210内に摺動可
能に配設され、このプランジャ121の往復動によりア
ンロードボート12を開閉するようになっている。
前記シリンダ部1210Wj開口端部にはキャップ12
11がねじ止めされており、シリンダ部1210を閉塞
している。このシリンダ部1210内には前記プランジ
ャ121の他にスプリング122が配設されている。こ
のスプリング122は前記シリンダ部1210の一端と
、前記プランジャ121の一端との間に配され、前記プ
ランジャ121に対し前記アンロードボート12を開く
方向に付勢している。また、前記プランジャ121の他
端側のシリンダ室123は、図示しない通路によって前
記圧縮室Qの高圧側と連通している。
従って、通常前記プランジャ121は前記スプリング1
22による力とシリンダ室123の圧力による力によっ
て移動し、前記アンロードボート12を開閉する。
次に本実施例圧縮機1の作動を説明する。
自動車走行用エンジン5からの駆動力を前記シャフト1
0が受けて、それに伴ない前記ロータ11が第1図中布
回転する。するとロータ11のベーン溝110に収納し
たベーン111が遠心力により、突出し、圧縮室ハウジ
ング103の円筒状内面に当接しながら回転する。前述
した様にロ−タ11の中心と、圧縮室ハウジング103
の中心とは偏心しているので、圧縮室Qはロータ11の
回転に伴なってその容積が増減する。前記導入口101
0は圧縮室Qがその容積を拡大しつつある位置に開口し
ているため、前記冷媒サイクルの蒸発器9からの冷媒は
、前記吸入サービスバルブ1040から吸入室P内に流
入し、導入口1010より圧縮室Q内に吸入される。そ
の後、ロータ11の回転に伴ない圧縮室Qの容積は徐々
に減少し、吸入冷媒は圧縮される。そして、こり冷媒の
圧縮終了直曲位置に前記吐出口が開口しているので、こ
の吐出口より圧縮冷媒は吐出室R内に吐出され、ここで
冷媒に含まれているN滑油を分離し、その後吐出サービ
スバルブ(省図示)を通って冷媒サイクルの凝縮器7に
圧送される。
次に本実施例装置で用いる吐出容量可変機構を説明する
第5図は、圧縮機1の吐出容量を変化させる機構を説明
する模式図である。
圧縮機1の吸入室Pと吐出室Rとは図示しない作動室に
よって連結されている。該作動室は駆動されて容積変動
を行い該容積変動によって冷媒ガスを吸入室Pから吸入
し、圧縮した後吐出室Rへ吐出する。
吸入室Pと吐出室Rとはバイパスポート(アンロードポ
ート)12によっても連結されている。
バイパスポート12の開口面積は可変であり、該バイパ
スポート12を流れる冷媒ガスが増加するとく即ち、バ
イパスポート12の開口面積が増加すると)、前記作動
室で圧縮される冷媒ガスは減少し、従って圧縮11の吐
出容量は減少する。バイパスポート12の開口面積の増
減は、シリンダ1210内に設置されたバイパス弁(プ
ランジャー)121の図の左右方向への変位によって行
われる。ここに、バイパス弁121は図の左方向からス
プリング122によって付勢され、右方向からは吐出室
R内の冷媒ガスの圧力によって付勢される。゛なお、バ
イパス弁121の図の左側1′24には吸入室Pの圧力
が導かれている。
又、吸入室Pと吐出室Rとは電磁弁14を介し通路15
によっても連結されている。電磁弁14が閉じている状
態rは、吐出室Rの高圧が導かれるためバイパス弁12
1の右側123の圧力が高く、従ってバイパス弁121
は左側に変位し、バイパスポート12の開口面積は減少
する。従ってこの状態では圧縮機1の吐出容量は大きい
。逆に、電磁弁14が開くとバイバ3弁121の右側1
23の圧力が減少し、バイパス弁121は左側124か
らスプリング122の付勢力を受けて右方向へ変位する
。従ってバイパスポート12の開口面積は増大し、圧縮
機1の吐出容量は減少する。この電磁弁14の開、閉時
間をコントロールし、右側123の圧力を制御し、スプ
リング122の付勢力とバランスさせることにより、バ
イパス弁121を自在な位置とする。すなわち、バイパ
スポート12の開口面積を自在に変更し、連続的な、吐
出容量制御を行う。なお電磁弁14の開閉は、通常は、
第2圧力検出手段2からの第2出力信号によって行われ
る。ただし、第1圧力検出手段3が、電磁クラッチ17
を断状態から接続状態へ変化させるべき信号を出力した
場合は、第2出力信号の如何にかかわらず該変化時刻か
ら所定時間強制的に電磁弁14は開状態となる。
次に本実施例で用いる第2圧力検出手段2、及び第1圧
力検出手段3について説明する。
第6図は、第2圧力検出手段である第2圧力スイツチ2
の断面模式図である。
第6図に示すように第2圧ノコスイツチ2は、ダイヤフ
ラム219の図の左右方向への変位によってシャフト2
22及び該シャフト先端のコンタクト228が変位し、
該コンタクト228の変位により接点229.230と
のオン、オフを行うものである。第6図において、21
7はハウジング、218はボディーでこの両者217.
218によりダイヤフラム219を挟持する。ダイヤフ
ラム219とボディ218とで形成される圧力室220
には動圧通路221より吸入側の冷媒圧力P1が導入さ
れる。222はダイヤフラム219にプレート223お
よびパツキン224を介して固定されたシャフトで、こ
のシャフト222はガイド部225にって摺動自在に支
持される。226はガイド部225とプレート223と
の間に介在されたスプリングで、ダイヤフラム219を
圧力室220側に付勢丈る。
シャフト222の先端にはスライダー227が連結され
、このスライダー227には導電性のコンタクト228
が固定されている。コンタク228は接点229.23
0上を摺動し、接点229.230は非導電体製のベー
ス231上に固定され、かつ接点229.230はそれ
ぞれリード線232a 、232bと電気的に導通して
いる。
ここで低圧圧力P+が下ると圧力室2.20の圧力が低
下しシャフト222はコンタクト228とともに図中右
方向へ移動し、リード線232a。
232bはコンタクト228により導通する。逆に低圧
圧力が上がると、左方向へ移動しリード線232a 、
232bは導通を断たれる。ここに、接点229.23
0がオンするときの吸入側圧力P1は1 、85 kg
/a1であり、接点229.230がオフするときの吸
入側圧力P1は1.95k(1/cn+2である。
この第2圧力スイツチ2により電磁弁14のオン−オフ
制御を行うものであるが、前記接点229.230間の
オン−オフ周波数は5〜20Hz程度と高いため、本実
施例では該接点229.230のオン−オフによって電
磁弁14を直接オン−オフするのではなく第8図に示す
回路を用いて電磁弁14をオン−オフする。
即ち、2328点の電圧変動はトランジスタ232f3
のベースに加えられ、トランジスタ232[のオン−オ
フ、即ち、電磁弁コイル140の電流のオン−オフを制
御する。
第7図は第1圧力検出手段3である第1圧力スイツチ3
の断面模式図である。
第1圧力スイツチ3の構成は前記第2圧力スイツ2と略
同様であり、第7図中のそれぞれの数字記号の下2桁が
それぞれ、第6図の数字記号の下2桁に対応する。たと
えば228.328は、ともにコンタクトを表わす。異
なる点は、接点329.330のオン、オフが第2圧力
スイツチ2の2 2 接点÷29、→30と逆であるという点、及び接点奏2
9、恭3゜、7)オア、オ7.)ユカ差が大きいという
点、また圧力P1に対応する感度(応答性)が第2圧力
スイツチ2に比べて、鈍いという点である。このように
、第1圧力スイツチ3の感度を鈍くするにはばね326
のバネ常数を大きくするとともにダイヤフラム319の
剛性を強くする。
第1圧力スイツチ3ではコンタクト328が右方向へ移
動すると接点はオフし逆に左方向へ移動するとオンする
。又接点329.330がオフするときの吸入側圧力P
1は1 、8 tto/cm2であり、オンするときの
吸入側の圧力PIは2.5kg/cm2である。即ち第
1圧力スイツチ3は第2圧力スイツチ2に比較して、接
点329.330がオンするときの圧力とオフするとき
の圧力との圧力差を大きく設定している。これは電磁ク
ラッチ17のオン−オフに伴なう急激な低圧圧力変動に
よる該クラッチ17のひんばんな断続を防ぐためである
第8図は本実施例の装置の電気的構成部分を示す電気回
路図である。
第8図に示す回路は車載のバッテリ電源40から電力の
供給を受ける。41は冷房装置の作動スイッチであり、
該作動スイッチ41が投入されると第1圧力スイツチ3
を介して電磁クラッチ17の電磁コイル45に給電され
、電磁クラッチ17が接続される。
次に本実施例の装置の作動を説明する。
まず、第8図に示す冷房装置の作動スイッチ41を投入
する。この時刻において圧縮機1は作動していないため
、該圧縮機1の吸入側圧力P+は十分高く(第10図に
示す2.5k(J/cm2より高り)、このため第1圧
力スイツチ3はオン状態であり、電磁コイル45に電流
が流れ、第2図に示す電磁クラッチ17が接続状態とな
り自動車用7エンジン5の駆動力が圧縮機1に伝達され
、冷凍サイクルの運転が開始される。この時刻において
、第9図に示す如く吸入圧力P+が高すぎるため、第2
圧力スイツチ2の接点229.230間(第8図参照)
はオフ状態である。しかし該時刻においてはトランジス
タ20が後述の如くオン状態であるため、端子A、B間
は該トランジスタ20を介し導通され、電磁弁制御コイ
ル140に電流が流れ、電磁弁14は開状態となる。即
ち圧縮機1は小容量で運転開始される。ここに前記トラ
ンジスタ20が前記時刻においてオン状態)ある理由は
以下の如く説明される。即ち前記スイッチ41.3を投
入するとコンデンサ20’2に充電される。
コンデンサ202の電荷が所定値に達するまでの所定時
間1 (1は抵抗205、コンデンサ202によって定
まる)の間はトランジスタ201はオフ状態である。し
たがって該時間tの間トランジスタ20はオン状態を保
つのである。即ち該時間(、電磁弁コイル140には第
2圧力スイツチ2の如何にかかわらず電流が流れ、上述
の如く圧縮a1は小容量で運転開始されるのである。上
記を経過後はトランジスタ20はターンオフするため圧
縮機1の吐出容量は第2圧力スイツチ2によって制御さ
れる。
第2圧力スイツチ2は以下の如く容量制御を行なう。
冷凍サイクルの運転に伴ない車室内の温度が低下すると
、蒸発器9の熱負荷も下がり蒸発器9の出口側(圧縮機
の吸入側)の圧力が低下し、第6図に示す第2圧力スイ
ツチの検出圧力P1が低下する。該検出圧力P1が1 
、85 ko/ cm2を下回ると、第2圧力スイツチ
の接点229.230がオンする。すると、トランジス
タ232eがターンオフし、これに伴いトランジスタ2
32fがターンオンする。該トランジスタ232[によ
って端子AB間が導通され、電磁弁開閉コイル140に
電流が流れる。すると第5図に示す電磁弁14は開き、
シリンダ1210の右側の圧力室123の圧力は低下す
る。このためバイパス弁121は右側に変位し、バイパ
スポート12の開口面積は増大する。即ち圧縮ll11
の吐出容量は減少する。
したがって冷凍サイクルの冷房能力は減少し、蒸発器9
の出口側圧力は上昇する。圧縮機1の吸入側圧力が上昇
し、第2圧力スイツチ2の検出圧力P1が1 、95 
ko/ cm’を越えると、上記と全く逆の動作によっ
て接点229.230はオフし、端子AB間は解放され
、圧縮機の吐出容量【よ増加する。これに伴ない冷凍サ
イクルの冷房能力も増加し、蒸発器9の出口側圧力は低
下する。以上の作動を繰り返し、蒸発器出口側圧力が、
一定となるよう圧縮機1の吐出容量を制御する。第1圧
ノコスイツチ2をオンしても蒸発器の出口側圧力が低下
し、(すなわち、蒸発器9の熱負荷が、大きく低下した
り、冷凍サイクルの冷房能力が極端に増加した場合)第
7図に示す第1圧力スイツチ3の検出圧力P1がi 、
 8kg/cm2を下回ると第1圧力スイツチ3がオフ
し、第1図に示す電磁クラッチ17が非接続状態となる
。従って圧縮機1は停止し、冷凍サイクルの運転が停止
される。このとき、コンデンサ202の電荷はコイル4
5を通って放電される。このため蒸発器9の出口側圧力
&ま上昇し、該上昇に伴ない圧縮機1の吸入側圧力P1
が2.5ko/cm2を越える。すると再び輌1圧力ス
イッチ3はオンし、電磁コイル45への給電が開始され
る。従って電磁クラッチ17は前述の如くして接続状態
となり冷凍サイクルの運転が開始される。
本実施例で示すように、第1圧力検出手段と第2圧力検
出手段とを別個に用いれば、両者の感度を別個に設定す
ることができるばかりでなく、それぞれのスイッチの構
成を簡単にすることができる。また、第1圧力検出手段
を可変容量圧縮機の吸入口近傍に、また第2圧力検出手
段を蒸発器出口の近傍というようにそれぞれ分離して設
置することが可能となり、これにより制御特性を改善す
ることもできる。逆に、第1圧力検出手段と、第2圧力
検出手段を1ケにまとめ、制御することもできる。その
場合にも、本考案に示す、クラッチ接続時に強制的に圧
縮機を小容量にできることは、いうまでもない。
上記実施例では圧力検出手段として摺動タイプの圧力ス
イッチを用いたが、これは他のタイプのもの、たとえば
半導体圧力センサを用いてもよい。
その場合はセンサは単一のセンサで構成でき、該センサ
の検出信号は2つの比較器に入力されてそれぞれ異なる
基準信号と比較され、該比較器の出力信号はそれぞれ第
1及び第2出ノj信号とされ制御部へ出力される。
また、圧力検出手段は圧縮機吸入側の圧力を検出できる
箇所であれば、低圧配管、吸入サービスバルブ等、取付
箇所は自由である。
[発明の効果コ 以上要するに本発明は、圧縮機の吸入側圧力を圧力検出
手段によって検出し、検出部からの信号に基づき、通常
は圧縮機1の吐出容量を電磁弁によって変化させ、又吸
入側圧力が低下しすぎた場合は電磁クラッチを切り離し
冷凍サイクルの運転を停止する制御装置であり、該電磁
クラッチ接続時には、所定時間前記電磁弁を、圧縮機の
吐出容量が小容量となる状態に制御して前記接続を行う
ものである。本発明によるときには、圧縮機が常に小容
量のままクラッチ17によりエンジンに接続されるから
、クラッチ接続時に自動車の走行フィーリングが悪くな
らず、また、クラッチの摩擦面に過大な起動トルクがか
からないのでトルク伝達能力の小さなりラッチを用いる
こともできる。
また、通常は感度の良い第2圧力検出手段によって圧縮
機の吸入側圧力を検出し、バイパス弁121の位置を制
御して圧縮機吐出容量の増減を行ない圧縮機の吸入側圧
力が低下しすぎた場合には比較的感度の鈍い第1圧力検
出手段からの信号によって圧縮機の運転を停止する。従
ってきめ細かな制御ができるとともに駆動源への負荷変
動も最小源に押えられ、又駆動源と圧縮機とを連結する
電磁クラッチの機械的損傷も比較的発生しにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来周知の空調装置の構成を示すブロック図、
第2図は本発明の全体的構成を示すブロック図である。 第3図は本発明の実施例で用いる圧縮機の横断面図、第
4図は縦断面図である。第5図は本発明において用いる
圧縮機の吐出容量の可変機構を説明する模式図であり、
第6図は第2圧力スイツチの断面模式図であり、第7図
は第1圧力スイツチの断面模式図である。第8図は本発
明の実施例において用いる電気的構成部分の回路図であ
り、第9図は第1圧力スイツチ、第2圧力スイツヂの作
動を説明するグラフである。 1・・・可変容量圧縮機 2・・・第2圧力スイツチ 3・・・第1圧力スイツチ 4・・・制御回路 P+・・・圧縮機吸入側圧力 特許出願人 日本電装株式会社 株式会社日本自動車部品総合研究所 代理人 弁理士 大川 宏 同 弁理士 藤谷 修 同 弁理士 丸山明夫 第1図 第2図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電磁弁の開閉によって吐出容量を連続的に増減し
    、電磁クラッチの断続によって作動の断続を行なう可変
    容量型圧縮機を有する冷凍サイクルと、 前記圧縮機の冷媒ガス吸入側に設置されて、任意に設定
    された第一標準吸入圧力を検出する第1圧力検出手段、
    及び任意に設定された第2標準吸入圧ツノを検出する第
    2圧力検出手段を有する検出部と、 前記第1圧力検出手段からの第1出力信号によって前記
    電磁クラッチへの電流を断続して該電磁クラッチの断続
    を制御し、前記第2圧力検出手段からの第2出力信号に
    よって前記電磁弁への電流を断続して該電磁弁の開閉を
    制御するとともに、前記第1出力信号が前記電磁クラッ
    チを接続すべき信号に変化した場合は、該変化時刻から
    所定時間前記第2出力信号にかかわらず強制的に前記電
    磁弁を圧縮機吐出容量が小となる状態に制御する制御部
    と、 ”から成ることを特徴とする冷凍サイクル制御装置。
  2. (2)前記検出手段は半導体圧力センサで構成され、該
    センサの検出信号は2つの比較器に入力されてそれぞれ
    異なる基準信号と比較され、前記第1及び第2出力信号
    として出力される特許請求の範囲第1項記載の制御装置
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