JPS60217913A - 包装機用回転加工具の回転角度調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は包装機用回転加工具の回転角度調整装置に関し
、特に被包装物の位置に対する回転加工具の回転角度を
手動で補正できる包装機用回転加工具の回転角ｅ、調整
装置に関する。

［従来技術］ 包装用シート、例えば帯状の包装紙やフィルム等（以下
、単に包装紙と呼ぶ）を連続して筒状に形成しながら被
包装物を包み込み、被包装物の前後を封着した上で切断
する所謂ビロー型包装機では、包装紙に包まれた被包装
物の移動速度に連動して回転する回転加工具が、種々の
加工、例えば３１牲と切断とを行なう機能を備えており
包装紙の封着と切断とを一工程で行なうのが一般的であ
る。

こうした回転加工具の制御では、包装紙のカット形状及
びシール面の形状を良好にするための回転周速度の調整
を行なうと共に、被包装物に対するした場合、被包装物
の位置に対する回転加工具の回転角度を所定の角度に調
整することが必要であった。

従来（専ら手動で行なわれてきた上記の被包装物の位置
に対する回転加工具の回転角度の調整を自動化しようと
する提案が、例えば特開昭５８−１８３４３’２号公報
にみられるように、被包装物の形状、例えば、カットピ
ッチ等に基づいて、被包装物を包装機に供給する供給コ
ンベア上の包装物の基準位置に対する回転加工具の回転
角度を設定するといった手法により行なわれている。

しかしながら包装紙により連続的に包装された被包装物
に対してその間の最適の位置で封着や切断といった加工
を行なうように°、被包装物の位置に対づる回転加工具
の回転角度を正確に調整することは、回転加工具を駆動
する駆動系の機械的誤差や被包装物の種々異なる形状と
いった要因から困を社であり、現実にはこうした調整は
完全には自動化されておらず、次のような回転角度の補
正が行なわれていた。即ち、実際に連続して包装を行な
う前に実施される各種の調整、所謂合わせ運転のひとつ
として、被包装物を包装機に供給する供給コンベア上の
被包装物を予め定められた基準の位置に停止させておき
、その時の回転加工具の回転角度を、被包装物の包装形
状と包装機固有の機械的す諸数値とから定まる所定の回
転角度に設定した上で、実際に包装機を運転し、操作者
が包装品を見て、被包装物に対する到着位置や切断位置
といつ）〔加工位置を確認し、その位置がズしているよ
うな場合には包装機に備えられた手動補正手段どしての
スイッチを押して所望の回転角度だけ、回転加工具の被
包装物に対する回転角度を補正する操作がそれである。

種々異なる被包装物の種類や形状等によって最適な位置
で加工を行なわせる為には上記補正が必要となるが、被
包装物を取り換える毎に、こうした補正操作を繰返すこ
とは煩わしいばかりでなく、工程上の段取りの工数を増
大させ、製品コストの高騰を招くという問題があった。

又、手動で毎回補正を行なっているために、以前包装を
行なったことのある被包装物に対して、同一の位置で加
工することができない場合があるなど、品質の面からも
問題となっていた。

［発明の目的］ 本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは被包装物の種類毎に補正が必要となる被包装
物の位置に対する回転加工具の回転角度の調整を容易と
する包装機用回転加工具の回転角度調整装置を提供づ“
ることにある。

［発明の構成Ｊ かかる目的を達成する為になされた本発明の構成は、第
１図に図示する如く、 被包装物Ｍ１の包装形状を入力づる包装形状入力手段Ｍ
２と、 包装用シートに連続して包装された被包装物Ｍ１の間を
加工する回転加工具Ｍ３の、被包装物Ｍ１の位置に対づ
る回転角度を設定する回転角度設定手段Ｍ４と、 前記包装形状入力手段Ｍ２から入力された被包装物Ｍ１
の包装形状に基づいて、前記回転角度設定手段Ｍ４を制
御して、被包装物Ｍ１の基準の位置に対する前記回転加
工具Ｍ３の回転角度を目標角度に調整づる回転制御手段
Ｍ５と、 手動により前記回転角度設定手段Ｍ４を制御して、回転
加工具Ｍ３の回転角度を前記目標角度から補正する手動
補正手段Ｍ６と、 を備えた包装機用回転加工具の回転角度調整装置におい
て、 前記回転角１．ｆ設定手段Ｍ４によって設定された回転
加工具Ｍ３の被包装物Ｍ１の位置に対する回転角度を検
出する回転角度検出手段Ｍ７を備えるとともに、 前記回転制御手段Ｍ５が、該回転角度検出手段Ｍ７によ
って検出された被包装物Ｍ１の位置に対する回転加工具
Ｍ３の前記補正後の回転角度を記憶しておき、前記包装
形状入力手段Ｍ２から入力された被包装物Ｍ１の包装形
状が同一の時、前記回転角度設定手段Ｍ４を制御して被
包装物Ｍ１の位置に対する回転加工具Ｍ３の回転角度を
前記記憶された回転角度に調整するよう構成−とれた包
装機用回転加工具の回転角度調整装置を要旨としている
。

［実施例〕 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第２図、第３図は本発明〜実施例の横型ビロー包装機の
機械的な構成を示す概略構成図である。

この横型ビロー包装機には、図示左端より、被包装物を
フォーマ（図示せず）に供給する供給コンベヤ１、同じ
くフォーマに包装用の帯状の包装紙を供給する繰出ロー
ラ２、フォーマからフィルムを引き出す引張ローラ３、
筒状にフォーミンクされた包装紙の重合部をシールする
センターシール装置４、包装袋の封着（以下、エンドシ
ールとも呼ぶ）を行なうと同時にその部分を切ｒＩｆＩ
する回転加工具としての回転シールカッタ５、及び搬出
コンペ１７６が配設されている。

次に、これら各要部の駆動系と自動調整用の装置につい
て詳述する。主モータＭの駆動力は、ベル１〜７．主駆
動軸８．チ１ン９．及び中間軸１０を介して供給コンベ
ヤ１に伝達されるように連結され、繰出ローラ２は主駆
動軸８からベルトを含む変速ｌＸ１１１．駆動軸１２．
差動歯車機椙１３゜中間軸１５及び送り微調整用ローラ
１４を介して駆動力を伝達されるように接続されている
。さらに、引張ローラ３は中間軸１５からチェノ１６゜
駆動軸１７を介して駆動力を伝達され、センターシール
装置４は微調整用ローラ１８を介して駆動４１＋　１７
から駆動力を伝達され、搬出コンベヤ６は駆動軸１７か
ら駆動チェノ１９，２０を介して駆動ノコを伝達される
ように連結されている。また、回転シールカッタ５は、
主駆動軸８からチェノ２１、差動歯車機構２２．クラツ
チ機構２３．不等速回転機構２４．及びチェノ２５を介
して駆動力を伝達されるように接続される。２６はチェ
ノ２１と中間軸２７を介して主駆動軸８に連結された回
転シールカッタ５のタイミング調整機構であって、供給
コンベヤ１のアタッチメント１ａと模様付包装紙に対す
る回転シールカッタ５の角度の初期調整とタイミングを
とるために、差動歯車機構２８を介してタイミングカム
軸３４が中間軸２７に連結されている。変速機１１にそ
の変速比可変用制御モータＰＭＩが接続され、差動歯車
機＠１３の出力軸に歯車を介して制御モータＰＭ２が接
続され、タイミング機構２６の作動歯車機構２８の出力
軸に歯車を介してタイミング調整用の制御モータＰ　Ｍ
　３が接続されている。さらに、差動歯車機構２２の出
力軸に歯車を介して制御モータＰＭ４が回転シールカッ
タ５のタイミング調整のために接続され、制御モータＰ
Ｍ５が不等速回転機構２４の可変偏心クランク偏心量を
調整するために、ねじを用いた移動装置にチェノを介し
て接続されている。

ＰＨ８１乃至ＰＨ８８は被検出軸の回転に比例した数の
パルスを、又は物の移動を検知してパルス信号を発生器
るように、各駆動軸などに隣接して配置されたパルス発
生器である。パルス発生器Ｐ　Ｈ８１はタイミングカム
軸３４ａに取付けられたタイミングカム３４　ａに対し
て配置され、回転シールカッタ５の模様入り包装紙に対
するタイミングを検出でる為に設けられている。パルス
発生器Ｐ　Ｈ８２は中間軸１０の回転を検出して、供給
コンベア１を定位置に停止させる為に用いられる。

パルス発生器Ｐ　Ｈ８３は、回転シールカッタ５の回転
角度の原点確認用の検出器として、パルス発生器Ｐ　Ｈ
８４は不等速回転機構２４の偏心量Ｘが零の位置、りな
わち偏心クランクの機械原点を検出するリミットスイッ
チとして、又、パルス発生器Ｐ　ｌ−Ｉ　８５は繰出ロ
ーラ２上の包装紙の模様を検出して包装紙のカット位置
に対して回転シールカッタ５の動作を同期させる為の模
様検出器として、更にパルス発生器ＰＨ８６は繰出ロー
ラ２の回転数検出用として、各々設けられている。又、
パルス発生器ＰＩ−１８７は回転シールカッタ５のカッ
タ角度計測用に、同じ＜　Ｐ　Ｈ８８は周速度の設定量
を検出するためにクランクの偏心量の検出用に設けられ
たものである。

次に本実施例の電気系統を第４図に示すブロック図を用
いて説明する。図において、１００は横型ビロー包装紙
の各種制御を行なう制御回路であり、本発明の構成とし
ては回転制御手段に相当づる。制御回路１００は、デー
タの入出力や演算等を行なう周知の中央処理ユニット（
ＣＰＵ）１０２を備え、後述の制御・処理を行なうよう
構成されている。１０４は処理用のプログラムや各種の
定数等が格納された読み出し専用のメモリ＜ＲＯＭ）、
１０６はデータ等が自由に読み書きされる一時記憶用の
メモリ（ＲＡＭ）、１０７は図示しないバッテリによっ
てバックアップされ包装機の電源が切られたあとも書き
込まれたデータの内容を保持するメモリ（バックアップ
ＲＡＭ）、１０８はＣＰＵ１０２からのデータに従って
外部の表示装置（ＣＲＴ）１０９をコントロールし制御
情報等の表示を行なうＣＲＴコントローラ、１．１　Ｑ
は外部のキーボード１１１のデータキ一部１１１ａより
データを入力する為のキーボード入力回路、１１２は既
）本のパルス発生器ＰＨ３１ないしＰ　Ｈ＄８よりパル
ス信号を入力するパルス入力回路、１１４は主モータＭ
及び制御モータＰＭ１ないしＰＭ５を正転・逆転いずれ
にも駆動する電力出力回路、１１６はＣＩ）Ｕ’１０２
．ＲＯＭ１０４．ＲＡＭ１０６．ＣＲＴコント・ローラ
１０８．キーボード入力回路１１０．パルス入力回路１
１２．電力用ツノ回路１１４を相互に接続するデータバ
ス、を各々表わしている。又、キーボード１１１は、カ
ットピッチ等のデータの設定を行なうテンキーや包装機
の動ｆ［■−ドを指定するモード設定キー（ＲＥＱ、Ｓ
ＥＴ、５ＴＡＲＴ）とからなるデータキ一部１１１ａと
、回転シールカッタ５の回転角度の手動補正指令を入力
する指令キ一部１１１１〕とから構成されている。曲名
データキ一部１１１８はキーボード入力回路１１０と共
に本発明構成にｄ３１：Ｊる包装形状入力手段どしｃ勧
さ、後者指令：八一部１１１　ｂは直接制御モータＰＭ
４を正転・逆転させるスイッチであって、手動補正手段
どして働く。

次に、第５図、第６図に示づフ［］−］ヂ１７−１を用
いて、包装機用回転加工具の回転角度調整装置の動作に
ついて説明する。第５図は電源投入時から自動運転開始
までの制御回路１００の行なう処理の概略を示すフロー
チャートである。制御回路１００は電源が投入されると
第５図Ａより処理を開始し、まず初期化のステップ２０
０を実行し、ＣＰＵ１０２の内部レジスタのクリアや包
装機用回転加工具の回転角度調整装置における各種制御
に必要な定数の設定や各種フラッグ、例えば後述の補正
計測フラッグＦのリセット（Ｆ＝Ｏ）等の処理を行ない
、ＣＲＴｌ　０９上に被包装物に関するデータの入力を
めるといった初期のメツｂ−ジを表示する。この状態で
横型ビロー包装機の主モータＭ及び制御モータＰＭ１な
いしＰＭ５は停止している。続くステップ２１０では、
キーボード１１１からの入力があるか否かをキーボード
入力回路１１０を介してチェックし、入力があるまＣ同
じステップ２１０の実行を繰返づ。ステップ２１０にお
いてキーボード１１１より入力があった場合には、処理
はステップ２２０へ進み、キーボード１１１　にり入力
されたキーデータから、包装を行なう被包装物が新規な
包装形状をしているか、既に包装を行なったことのある
包装形状をしているかの判断が行なわれる。本実施例ぐ
は、ステップ２１０で入力されたキーデータがｒｓＴＡ
ＲＴ　ｊと呼ばれるキーのデータである時には、既に包
装を行なったことがありその包装形状に関するデータが
登録されている被包装物の包装であると判断して処理は
ステップ２３０へ、キーデータがｒ　ＲＥ　Ｑ　Ｊと呼
ばれるキーのデータである時に、以前に包装を行なった
ことのない新規な被包装物の包装であると判断して処理
はステップ２３５へ、キーデータがｌ’　Ｓ　Ｅ　Ｔ　
Ｊと呼ばれるキーのデータである場合には、直前に自動
包装を行なった被包装物についての種々の設定量の登録
を行なうと判断してステップ２４０へ、各々移行する。

ここで１’　Ｓ　Ｆ　Ｔ　Ｊキーが押された場合の種々
の設定量の登録には、カットピッチや被包装物の高さの
他に、被包装物の位置に対する回転シールカッタ５の回
転角度やその手動補正量等が含まれている。

既に包装を行なったことのある被包装物の包装形状とそ
の包装に必要なデータ、例えばカットピッチｒや被包装
物の高さり、あるいはこれから算出された被包装物の位
置に対する回転シール７Ｊツタ５の回転角度や回転シー
ルカッタ５の回転角度を手動で補正した場合の補正値等
は、バックアップＲＡＭ１０７に格納されており、その
内容は電源の投入・切断に無関係に保持されている。

ステップ２２０でのキーデータに関する判断がｒｓＥＴ
Ｊであった時には続くステップ２４０で補正計測フラッ
グＦを１にセットした後、ステップ２２０でのキーデー
タに関する判断がｒｓＴＡＲＴＪであった場合と同様ス
テップ２３０へ処理は移行する。ステップ２３０ではデ
ンキ一部１１１ａより包装形状の登録番号の入力が行な
われる。

登録番号とは、包装機が記憶する各々の包装形状に対し
て与えられる番号であって、ある登録番号Ｎを入力した
場合、既に入力されたことのあるカットピッチや被包装
物の高さといった包装形状に対応づるデータがバックア
ップＲＡＭ１’０７から読み出され、このデータに従っ
て包装が行なわれるようなパラメータとして用いられて
いる。キーデータがＩ’　Ｓ　Ｅ　Ｔ　Ｊであった場合
には、登録番号Ｎは、今から補正計測されるデータを登
録する番号に相当する。ステップ２３０で登録番号Ｎが
入力されると、続くステップ２３８では、既に包装が行
なわれたことがあり、その包装形状に関するデータ（登
録番号Ｎに対応）がバックアツプＲＡＭ１０７内に保持
されているような何種類かの被包装物からいずれかひと
つを選び出し、ぞの被包装物に関する包装の為のデータ
をバックアップＲＡ　Ｍ　１　’０７より読み出ず処理
が行なわれる。一方、ステップ２３５では新規な被包装
物の包装が行なわれるとして、キーボード１１１より包
装形状に関するデータ（カットピッチや被包装物の高さ
り。

あるいは包装紙に模様があるか否かのデータ）を入力す
る処理が行なわれる。ステップ２３５に続くステップ２
４５では、ステップ２３５で入力された被包装物の包装
形状に基づいて、回転シールカッタ５の周速度や被包装
物に対するカッタタイミングを意味するその回転角度等
の設定値の算出が行なわれる。ステップ２４５において
行なわれるこれらの周速瓜や回転角度の演輝の詳細は公
知のものく例えば特開昭５７−４７６２６．特開昭５８
−１８３４３２号公報）なので特に詳解はしないが、本
発明に関与する回転シールカッタ５の被包装物の位置に
対する回転角度の調整について、以下簡単に説明する。

回転シールカッタ５の切断のタイミングの調整は、被包
装物を所定の位置とした時の回転シールカッタ５の回転
角度を所定の角度とすることによって調整される。即ち
、第３図において回転シールカッタ５から距１１１ＮＬ
だけへだたった供給コンベア１上の位置に被包装物を供
給コンベア１の所定位置にセットし搬送するアタッチメ
ント１ａが来た時、主モータＭを停止させ、その状態で
回転シールカッタ５の回転角度αを設定する処理が行な
われる。ここで回転角度αは上下の回転シールカッタ５
がＴ’Ｓ噛合った点を原点として反時計回りに定義され
、その単位はｄｅｇｒｅｅである。被包装物の基準位置
に対する回転シールカッタ５の回転角度αは横型ビロー
包装機では次式（１）によりめられる。

α−３６０ｘ　（（ｒ　−ｍ　）／ｒ−０，５ｘｈ　／
ｒ　−１２／ｒ　）・・・・・・（１）ここでｒはカッ
トピッチ、ｌ）は被包装物の高さ、ｍは前記距１ｉｌｌ
ｉをカットピッチｒで除した余りである。

尚、回転シールカッタ５０周速度についても包装形状よ
り同様に算出される。

ステップ２４５に続くステップ２５０では、所請合わせ
運転の処理が行なわれる。即ち、ステップ２３５で入力
された包装形状に基づいて、設定づべぎ回転シールカッ
タ５の周速度やその回転角度の設定ＩＩｔｉをステップ
２４５で算出した上で、あるいはステップ２３８で既に
記憶されていたデータを読み出した」−で、これらの設
定値に基づいて、（１）カットピッチを合わせる運転、 （２）回転シールカッタ５の周速度を調整する為に、一
旦、不等速回転機構２４を初期位置とするよう即ち偏心
クランクの偏心量が零となる位置まで制御モータＰＭ５
を逆転させる運転、（３）偏心量零の位置から、モータ
ＰＭ５を駆動（正転）して、所定の偏心位置に設定する
運転、（４）制御モータＰＭ４を駆動して、被包装物の
Ｍ準位置に対する回転シールカッタ５の回転角度αを設
定する運転、 （５）包装紙に付された模様（レジマーク）に合わせた
切断が行なわれるように、レジマークの位置と回転シー
ルカッタ５の回転角度とを同期させる運転、 が続々と行なわれ、指定された包装形状で包装を行なう
のに最適な状態にまで、回転シールカッタ５の周速度や
被包装物に対する回転角度等の調整が行なわれる。

一方、被包装物の包装形状がすでに以前包装を行ない、
その包装形状に対する回転シールカッタ５の周速度や被
包装物の基準位置に対する回転角度αの設定及び手動補
正がなされているものであれば、ステップ２３０におい
てそれらのデータをバックアップＲＡＭ１０７より読み
出した後、処理はステップ２５０へ移行し、前述の合わ
ぜ運転を行ない、回転シールカッタ５の周速度と被包装
物の基準位Ｕに対する回転角度αを、前回その包装形状
に包装した時の状態に設定する処理が行なわれることに
なる。

ステップ２５０に続くステップ２６０では、キーボード
１１１からの入力をチェックして、自動運転開始を意味
するキー人ツノ（例えば、データキ一部１１１ａから入
力されるＯＯのキーデータや、あるいは図示しない自動
運転開始スイッチの入力）があるまで同じステップ２６
０を繰返し、該キーパノＪがあった時に、Ｂへ抜けて、
上述した設定で包装を行なう自動運転の制御ルーチン（
図示せず）へと移行する。

自動運転を行なう図示しない制御ルーチンでは、ｆｌｌ
ｌｌ　６１＋回路１００は主モータＭを回転させ、パル
ス発生器ＰＨ８１ないしＰ　Ｈ８８からのパルス信号を
パルス入力回路１１２を介して読み込みつつ、必要に応
じて制御モータＰＭＩないしＰＭ５を制御し、第５図に
示した制御ルーチンにおいて設定された条件で、被包装
物の自動包装を予め定められた包装回数だけ行なう制御
・処理を繰返す。こうして行なわれる自動運転中に操作
者により次のような回転加工具としての回転シールカッ
タ５の回転角度の手動補正が行なわれることがある。操
作者は包装機の自動運転中に包装された包装物の到着位
置や切断位置を目視確認し、被包装物の位置に対する回
転シールカッタ５の回転速度が最適角度より大きく、被
包装物の位置に対してカット位置が進む位置にズした場
合には、手動補正手段としての指令キ一部１１１ｂのう
ちの涯れ補正キー１１１ｄを押し、回転シールカッタ５
の回転速度が小さく、カット位置が遅れる方向ヘズした
場合には、進み補正キー１１１ｆを押し、カット位置の
確墜を繰返して最適なカット位置が１９られるように補
正する。被包装物の位置に対する回転シ−ルカッタ５の
回転角度の設定を行なう制御モータＰＭ４は、自動運転
中には制御回路１００によって駆動されることはないの
で、上記指令キーを押すことにより、遅れキー１１１ｄ
の場合には制御モータＰＭ４は直ちに逆転しＣ回転シー
ルカッタ５の回転角度αを小さくし、進み指令キー１１
１ｆの場合には制御モータＰＭ４は正転して、回転角度
αを大きくする。これらの調整は制御回路１００の動作
には無関係に、手動により行なわれる。

上述の自動運転による包装は、運転前に設定された包装
個数の包装を図示しないカウンタでカラン［−シたどこ
ろｒ終了し、制御回路１００の処理は再び第５図に示し
たステップ２１０の処理に戻ってくる。

次に第６図にフローチャートを用いて、上述の回転シー
ルカッタ５の回転角度の手動補正後の回転角度の登録処
理について説明する。第６図は、第５図のフローチャー
トにおいて合わせ運転（ステップ２５０）として説明し
た処理のうち、回転シールカッタ５の回転角度αを調整
する為に、回転シールカッタ５を初期位置（カッタ角度
零）に運転し、その後、回転角度αを設定する処理を示
している。回転角度の手動補正後の設定量の登録を行な
う場合には、第６図に示す処理に先立つ第５図のステッ
プ２１０ないしステップ２４５の処理において、キーデ
ータは「ｓＥＴ」であって補正計測フラッグＦは１にセ
ットされている。

合わせ運転中、回転シールカッタ５の周速瓜を設定する
合わせ運転の終了後、制御は第６図のＣより入り、ステ
ップ３００でまず主モータＭを低速回転させる。これは
続くステップ３１０でパルス発信器Ｐ　Ｈ８２の出力を
検出して、供給コンベア１上の被包装物を回転シールカ
ッタ５から距離＆だけ離れた基準の位置で止めるために
低速で運転されるものである。パルス入力回路１１２を
介して入力されるパルス発信器ＰＨ８２の出力から、パ
ルス発信器ＰＨ８２がオンとなったか否かを判断するス
テップ３１０の処理はパルス発信器Ｐ１−ＩＳ２がオン
となるまで繰返され、パルス発信器Ｐ［ＩＳ２がオンと
なったところで次のステップ３２０へ進み、主モータＭ
を停止した上で、ステップ３３０へ移行する。ステップ
３３０では、パルス発信器ＰＨ３３の出力がオンか否か
を判断する。

パルス発信器Ｐ　ｌ−Ｉ　８３は、中間軸２７により舵
動歯巾機構２２を介して最終的には回転シールカッタ５
の回転に連動してパルスを発生づるよう構成されており
、上下の回転シールカッタ５が丁度噛合った時、即ちそ
の回転角１褒が零の時、オンどなるように調整されてい
る。供給コンベア１が基準位置で止まった口、１、通常
、回転シール７Ｊツタ５は所定の回転角度の位置にある
ので、ステップ３３０（゛の判断は本制御ルーチンに入
った直後にはｒＮＯＪとなり、処理はステップ３４０へ
移行する。ステップ３４０では、以下で、回転シールカ
ッタ５の回転角度αの測定や設定を行なう為に、一旦、
回転シールカッタ５の回転角度を零にとするように、つ
まり上下の回転シールカッタ５が丁度噛合う位置まで、
電力出力回路１１４を介して制御モータＰＭ４に制御信
号を出力し、該モータＰＭ４を正転運転する処理が行な
われる。続くステップ３５０では、補正測定を行なうが
否かの判断、即ち、フラッグＦ＝１？の判断が行なわれ
る。

既に述べたようにフラッグＦは第５図のステップ２２０
で入力されたキーデータがｒｓＥＴＪである時のみ１に
セットされるようになっており、この時、回転シールカ
ッタ５の回転角度の登録を行なうことを意味している。

ステップ３５０の判断においてＦ＝１が成立していれば
補正計測を行なうとして、処理はステップ３６０へ進み
、制御モータＰＭ４によって回転される回転シールカッ
タ５の回転角度を、１°毎にひとつのパルスを発生する
パルス発信器ＰＨ８７からのパルス信号をカウントする
ことによって検出する処理が行なわれる。実際には、制
御モータＰＭ４による回転シールカッタ５の回転速度に
較べて、制御回路１００において行なわれる一連の。処
理は充分に高速なので、ステップ３６０ではパルス発信
器Ｐ　ＨＳ’７の状態が前回ステップ３６０の処理が行
なわれた時の状態と較べてその状態がロウレベルからハ
イレベルへ変化している時、ＣＰＵ１０２内のカウンタ
の値（初期伯−〇）を１だ（ノインクリメントする処理
が行なわれる。ステップ３６０の処理の後、あるいはス
テップ３５０での判断においてＦ＝０のｎｉｌ、処理は
ステップ３７０へ進み、水制御ルーチンに入ってからの
処理時間が予め定められた処理時間を上回っているか否
かの判断が行なわれる５例えば制御モータＰ、Ｍ４が故
障していて正常に動作しないような時には、ステップ３
３０ないしステップ３７０を繰返すうちに所定の処理時
間を越えてしまい、処理はステップ３８０へ進んで、制
御系に異常ありと判断し、全てのモータ等の電源をおと
し、包装機を停止される。所定時間内であれｉｔステッ
プ３７０での判断はｒＮＯＪとなって、処理はステップ
３３０へ戻り、ここでの判断がｒＹＥｓ、Ｉとなルマテ
、前述ｆ７）　［Ｐ　ＨＳ　３　ｔ　＞　カ’ｉ」の判
断以下、ステップ３７０までの処理を繰返すことになる
。制御モータＰＭ４の回転によって回転シールカッタ５
はやがて原点位置へ移動し、パルス発信器Ｐ　ｌ−Ｉ　
Ｓ　３の出）〕はオンとなるが、パルス発信器Ｐ　Ｈ３
７は１°毎にひとつのパルスを発生し続けるので、補正
目測の時（Ｆ−１の時）には、パルス発信器Ｐ　Ｈ８３
がオンどなった時点では、ＣＰＵ１０２内のカウンタに
、被包装物の基準位置に対する回転シールカッタ５０回
転角度αを反映する値、即ち（３６ｏ−α）０の値が残
されることになる。

ステップ３３０での判断がｒＹＥＳＪとなった時、処理
はステップ３９０へ移り、制御モータＰＭ７Ｉを停止す
る処理が行なわれる。続くステップ４００では再び補正
計測であるか否かの判断〈「−１？）が行なわれ、フラ
ッグ「＝１の時には、処理はステップ４１０へ進み、ス
テップ３３０ないしステップ３７０の処理を繰返すこと
に」、ってＣＰＵ１０２内のカウンタにセラ（〜された
パルス発信器ＰＨ８７からの入力されたパルス数（３６
０−α）から回転ンールカツタ５の回転角度αをめた上
で、該回転角度αをＲＡＭ１０７の所定のエリアに登録
番＠Ｎの包装形状のデータのひとつとして格納する処理
が行なわれる。

以上のステップ３３０ないしステップ４１０の処理によ
って、フラッグＦ＝、Ｏの時には、単に回転シールカッ
タ５を原点りレッＩ・（噛合う位置へ移動）１−るよう
な処理が行なわれ、フラッグ［＝１の時（キーデータが
ｆｓＦＴＪであった時）には偏心クランクの原点りセラ
ｌ〜に加えて、すでに行なわれた自動運転において行な
われた回転角度の手動補正分を含めて被包装物の位置に
対する回転シールカッタ５０回転角度の最適角１身αを
、バックアップＲＡＭ１０７の所定のエリアに格納する
処理が行なわれたことになる。

ステップ４１０の処理の後、あるいはステップ４００に
Ｊ５ける判面がｒＮｏ、＋　（Ｆ−０）の時、処理はス
テップ４２０へ進み、回転シールカッタ５の回転角度の
設定が行なわれる。スフ−ツブ４１０までの処理が正常
に行なわれておれば、回転シールカッタ５は原点リセッ
トされており、上下の回転シールカッタが丁ｆｆｆ噛合
った位置にきているのＣ゛、この位置から制御モータＰ
　Ｍ　４を正転させ、パルス発信ｉ１　Ｐ　Ｈ３７から
のパルスをカラントしつつ、所定の回転角度αとなる位
置まで回転シールカッタ５を送ってやれば、回転角１褒
αの設定が行なわれたことになる。ステップ４２０の処
理において、回転シールカッタ５の回転角度αは、新規
の包装形状によって包装を行なう時（即ち、第５図ステ
ップ２２０での入力キーデータがｒＲＥＱ」の時）には
式（１）によってめられた値であり、すでに包装が行な
われたことがあり、その包装形状に対する回転シールカ
ッタ５の最適回転角度への手動補正がなされ、その時上
述の制御が行なわれていて回転シールカッタ５の回転角
度αがバックアップＲＡＭ１０７に記憶されている時（
第５図のステップ２２０で入力されたキーデータがｒｓ
ＥＴＪであって、回転角度αの登録が行なわれていた時
）には、バックアップＲＡＭ１０７に記憶された該回転
角度αの値である。第５図のステップ２２０での入力さ
れたキーデータが「５ＴＡＲＴＪであった時には、上述
の第６図においてフラッグＦは零となっており補正計測
は行なわないが、キーデータがｒｓＴＡＲＴＪである場
合には第５図のステップ２３０において、すでに登録さ
れていた包装形状に対応するデータのひとつどじて、上
記回転シールカッタ５の周速度を設定する回転角度αが
読み出されているので、該回転角度αに従って回転シー
ルカッタ５の回転角度の設定が行なわれる訳である。ス
テップ４２０＊Ｚ　６３いて回転シールカッタ５を回転
角度αとする設定がなされた後、処理はＤへ抜けて水制
御ルーヂンを終了し、次の合わせ運転、例えば包装紙上
の位置合わけ用の模様（レジマーク）と切断位置を合わ
せる運転等を行なう。。

数十のように構成された本実施例においては、（ａ）初
期に入力されたキーデータが［ＲＥＱｉてあって新規な
形状をした被包装物の包装を行なう揚台に【ま、入力さ
れた包装形状から、被包装物の位置に対する回転シール
カッタ５の回転角度を演粋して、該回転角度の設定を行
い、 （ｂ）キーデータがＩ’　Ｓ　Ｅ　Ｔ　Ｊの場合には、
直前の自動運転中に手動により補正された後の回転１−
シールカッタ５の回転角度を読み込んでこれを登録し、 （Ｃ）キーデータがｒＳＴＡＲＴＪの時には、すでに登
録された包装形状による包装であるとして、入力された
登録番号に対応覆る被包装物のカットピッチや被包装物
の高さと共に、以前手動補正が行なわれて最適の封着・
切断状態が得られた時の回転角度をバックアップＲＡＭ
１０７から読み出して、該回転角度の設定を行なうよう
に構成されている。

従って、既に一度自動運転によって包装が行なわれ、回
転シールカッタ５の回転角度の手動補正が行なわれた時
、その時の回転角度を記憶しておくことができるので、
再び同一の包装形状による包装を行なう場合には、回転
シールカッタ５の最適な回転角度を登録番号によって呼
びだし、回転シールカッタ５の回転角度の設定を行なう
ことができる。この結果、同一の包装形状を有する被包
装物に対して回転シールカッタ５の回転角度を容（虱靴
己れると共に、回転守幣囃による切断や封名し同一の条
件で行なわれることになって、包装ミス亡カット位置、
シール位置の不良を生じることもない。又、同一の包装
形状のものを包装・切断を行なう場合の品質のバラつき
も低減される。

又、本実施例では、登録番号によって複数の包装形状に
ついてのデータを記憶しているので、何種類もの包装形
状とそれに対応した回転角度とを記憶しておけば、煩わ
しい手動補正なしで次々と自動運転を行なうことができ
る。

尚、本実施例においては、Ｉ４と切断とは回転Ｉｌｌ　
Ｊることができる。更に、＠看や切断といった加工以外
の加工、例えば包装紙への穴明（Ｊやラベル貼イ」とい
った加工を行なう回転加工具の回転角度調整装置にも、
本発明を適用することができる。

又、本実施例ひは手動補正手段どしてキーボード１１１
内の所定のキーにより直接制御モータＰＭ４を駆動する
よう構成したが、遅れ指令キー１１１ｄ、進み指令キー
１１１ｆのキーデータを一旦、キーボード入力回路１１
０から制御回路１００にとり込んで、制御回路１００に
より制御モータＰＭ４を駆動して、手動補正を行なうよ
うにすることも、制御の一元化の面から好適である。

以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこの
実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得るこ
とは勿論である。

［発明の効果］ 以上詳述したように、本発明の包装機用回転加工具の回
転角度調製装置は、被包装物の包装形状によって被包装
物の位置に対する回転加工具の回転角度を設定し、手動
によって該回転角度が補正された時に、補正後の該回転
角度を記憶してＪ３き、次に包装形状を等しくする被包
装物の包装が行なわれる時には、その記憶しておいた回
転角度どなるよう被包装物に対する回転加工具の回転角
度を調整づ−るよう構成されている。

従って、従来は被包装物を取り換える為に必要であった
被包装物の位置に対する回転加工具の回転角度の調整は
、同一の包装形状を有する被包装物に対して、初回に行
なうだけでよく、段取り工数が大幅に削減できるど言う
効果を右づる。この結果、同一包装形状の被包装物の包
装における加工は同一の条件で行なわれることになり、
良好な加工位置が常に得られる上１品質の面からも加工
位置のバラツキがなくなるという優れた効果を秦づる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本的構成図、第２図および第３図は
本発明−＝実施例の横型ビロー包装機の概略構成図、第
４図は制御回路１００を中心とする制御系の構成を示す
ブロック図、第５図は制御回路１００の行なう制御の概
略を示すフローチャート、第６図は手動で行なわれる補
正後の被包装物の位置に対する回転シールカッタ５の回
転角度を記憶づる処理を示ずフロ−チャートである。 １・・・・・・供給コンベア ２・・・・・・繰出ローラ ５・・・・・・回転シールカッタ ２４・・・・・・不等速回転機構 １００・・・・・・制御回路 １０２・・・・・・ＣＰＵ １１１・・・・・・キーボード ＰＭ１〜５・・・・・・制御モータ ＰＨ８１〜８・・・・・・パルス発信器代理人　弁理士
　足置　勉 他１名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　被包装物の包装形状を入力１−る包装形状入力手段
   と、 包装用シートに連続して包装された被包装物の間を加工
   する回転加工具の、被包装物の位置に対する回転角度を
   設定する回転角度設定手段と、前記包装形状入力手段か
   ら入力された被包装物の包装形状に基づいて、前記回転
   角度設定手段を制御して、被包装物の基準の位置に対す
   る前記回転加工具の回転角度を目標角度に調整する回転
   制御手段と、 手動により前記回転角度設定手段を制御して、回転加工
   具の回転角度を前記目標角度から補正する手動補正手段
   と、 を備えた包装機用回転加工具の回転角度調整装置におい
   て、 前記回転角度設定手段によって設定された回転加工具の
   被包装物の位置に対する回転角度を検出する回転角度検
   出手段を備えるとともに、前記回転制御手段が、該回転
   角度検出手段にｊ；っで検出された被包装物の位置に対
   する回転加工具の前記補正後の回転角度を記憶しておき
   、前記包装形状入力手段から入力された被包装物の包装
   形状が同一の時、前記回転角度設定手段を制御して被包
   装物の位置に対する回転加工具の回転角度を前記記憶さ
   れた回転角度に調整するよう構成された包装機用回転加
   工具の回転角度調整装置。 ２　回転加工具が、封着を行なう回転封着機である特許
   請求の範囲第１項記載の包装機用回転加工具の回転角度
   調整装置。 ３　回転加工具が、切断を行なう回転切断機である特許
   請求の範囲第１項記載の包装機用回転加工具の回転角度
   調整装置。 ４　回転加工具が、封着と切断とを行なう回転封着切断
   機である特許請求の範囲第１項記載の包装機用回転加工
   具の回転角度調整装置。 ５　包装形状が、カットピッチである特許請求の範囲第
   １項ないし第４項のいずれかの項に記載の包装機用回転
   加工具の回転角度調整装置。 ６　包装形状が、カッ１〜ピツチと被包装物の厚みとで
   ある特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかの項
   に記載の包装機用回転加工具の回転角度調整装置。