JPS6021661Y2 - 点火装置 - Google Patents

点火装置

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JPS6021661Y2
JPS6021661Y2 JP17912279U JP17912279U JPS6021661Y2 JP S6021661 Y2 JPS6021661 Y2 JP S6021661Y2 JP 17912279 U JP17912279 U JP 17912279U JP 17912279 U JP17912279 U JP 17912279U JP S6021661 Y2 JPS6021661 Y2 JP S6021661Y2
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JP
Japan
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transformer
dielectric element
oscillation
ignition device
charging
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JP17912279U
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JPS5699271U (ja
Inventor
賢一 柳原
隆治 藪
準二 青沢
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ティーディーケイ株式会社
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  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は点火装置、特に電池式IC(半導体集積回路装
置)ライター用点火装置の改良に関するものである。
最近市販されている電池式ICライター或いはタッチラ
イター等に使われている点火装置の一例を第1図を参照
して説明する。
同図において1は直流電源(例えば王5vの電池)、2
は発振トランス3、発振用NPN)ランジスタ4、発振
周期制御用抵抗5から構成される発振手段、6は整流ダ
イオード、7は充放電用コンデンサ、8はスイッチング
素子たる高耐圧サイダック、9は昇圧トランス、10は
昇圧トランス9の2次巻線側に接続された点火用ギャッ
プである。
かかる構成の装置では、図示しないスイッチを押して電
源1を発振手段2に供給して発振動作を行わせると、こ
のときの発振出力が整流ダイオード6を介してコンデン
サ7に印加されて充電が行われる。
このときの充電は高周波充電となるのでコンデンサ7の
充電電圧は急速に高電圧(例えば130V)に上昇する
そして、充電電圧がサイダック8の導通電位(例えばl
l0V)以上となるとサイダック8が導通し、このため
コンデンサ7の充電電荷が昇圧トランス9の一次巻線側
n□を介して急激に放電することになり、この昇圧トラ
ンス9の2次巻線側n2に高電圧(例えば9000V
)が発生し、その結果ギャップ10に火花放電が生ずる
この火花によって図示しないガス等に点火を行うことが
できる。
ところで、前記装置では整流ダイオード6、充放電用コ
ンデンサ7及びサイダック8等の素子を必要とするので
部品点数が多くなり装置の小型化を制限するという欠点
を有する。
又、素子数が多いため誤動作や故障が起り易く信頼性を
低下させる等の欠点があった。
本考案は前記事情に鑑みてなされたものであり、部品点
数の減少化を図り、もって装置の小型化及び信頼性の向
上を図ることができる点火装置を提供することを目的と
するものである。
以下実施例により本考案を具体的に説明する。
第2図は本考案装置の一実施例回路図を示すものである
同図において前記第1図と同一のものには同一符号を付
して表示する。
即ち、直流電源1、発振トランス3、発振用トランジス
タ4、制御抵抗5、昇圧トランス9、ギャップ10は従
来と同様であるが、発振手段2′の接続関係及び発振手
段2′と昇圧トランス9の1次巻線側n1との間に非直
線性誘電体素子11を挿入接続した点が従来とは異なっ
たものとなっている。
ここで、非直線性誘電体素子(以下単に誘電体素子とい
う)11について説明する。
コノ誘電体素子は、BaTiO3−BaSnO3系磁器
で、大きな自発分極と角形に近いD−Eヒステリシス特
性を有しているため、ある印加電圧値以上で電荷Qが飽
和して一定となる性質を有しているものである。
即ち、この素子のD−E(厚み対電圧)ヒステリシス特
性は第3図Aの曲線のように角形となって従来の高誘電
率磁器コンデンサの示すヒステリシス曲線B(破線)と
は大きく異なったものとなる。
従って、Q=CVなる関係が所定電圧値V1以上では成
立しなくなり、それ以上の電圧を印加すると充放電電流
が流れなくなる特性を備えている。
このことから、例えばインダクタンスLと直列接続する
と前記所定電圧値V1において、誘電体素子に流れる電
流が急激に減少するi ためインダクタンスLに逆起電力(−Li)が発生し、
これにより大きなパルス電圧を得ることができる。
この場合の所定電圧■、の値は素子の厚みに関係するの
で、本考案では従来の発振手段を使った場合の充電電圧
値(130V前後)で飽和するように設計しである。
又、この場合にインダクタ(昇圧トランジスタス1次巻
線)に発生するパルス電圧は約900V前後となり、従
って昇圧トランス9の2次側の高電圧も数KVとなり従
来装置とほぼ同等な高電圧を得ることができる。
本考案はこのような新規な誘電体素子を用いるわけであ
るが、この素子11の飽和動作時に発生する高圧パルス
からトランジスタ4を保護するために、発振手段2′内
のトランジスタ4とコレクタと前記素子11とは接続せ
ずに分離するように構成している。
以上構成の点火装置では、発振手段2′に電源1を供給
すると発振手段2′から出力が生じ、この出力により誘
電体素子11に充電が行われるが、この充電電圧が所定
電圧■□(例えば130V)を越えると前記誘電体素子
11に流れる電流が急激に減少し、昇圧トランス9の1
次側に逆起電力に基づく高圧パルス(約900V)が発
生する。
このため昇圧トランスの2次側に高電圧(数KV)が発
生しこれによってギャップ10に火花放電が生じ、ガス
等に点火を行うことができる。
尚、発振用トランジスタ4と誘電体素子11とは接続さ
れていないので該トランジスタが高電圧によって破壊す
るようなおそれはない。
以上詳述した本考案装置では新規な非直線性誘電体素子
11を使用することにより、充電及び高速スイッチング
を行うことができるので、従来装置のように整流ダイオ
ード、充放電用コンデンサ、サイダックを使用する必要
がなく部品点数の減少化を図ることができる。
又、この非直線性誘電体素子は薄板状のものでIC基板
に容易に組み込めるので占有面積の縮小化を図ることが
でき、従って装置の小型化に寄与するものとなる。
更に部品が少なくて済むので信頼性の向上を図ることも
できる。
その上製品を安価に提供できるという利点もある。
本考案はicライター用の点火装置に限らず、他の製品
の点火装置としても広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のICライター用の点火装置の一例を示す
回路図、第2図は本考案装置の一実施例回路図、第3図
は本考案装置に使用される非直線性誘電体素子のD−E
ヒステリシス特性図である。 1・・・・・・電源、2,2′・・・・・・発振手段、
3・・・・・・発振トランス、4・・・・・・発振用上
ランジスタ、5・・・・・・制御抵抗、6・・・・・・
整流ダイオード、7・・・・・・充放電コンデンサ、8
・・・・・・サイダック、9・・・・・・昇圧トランス
、10・・・・・・ギャップ、11・・・・・・非直線
性誘電体素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 直流電源と、該直流電源によって駆動される発振手段と
    、該発振手段と昇圧トランスの1次巻線側との間に挿入
    接続された非直線性誘電体素子と、前記昇圧トランスの
    2次巻線側に接続された点火用ギャップとを有し、前記
    非直線性誘電体素子のスイッチング作用により昇圧トラ
    ンスの1次巻線に逆起電力を発生させ、該逆起電力に基
    づく高電圧を点火用ギャップに印加するようにしたこと
    を特徴とする点火装置。
JP17912279U 1979-12-24 1979-12-24 点火装置 Expired JPS6021661Y2 (ja)

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JP17912279U JPS6021661Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24 点火装置

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JPS5699271U JPS5699271U (ja) 1981-08-05
JPS6021661Y2 true JPS6021661Y2 (ja) 1985-06-27

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