JPS60216052A - 内燃機関本体およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は内燃機関本体およびその製造方法、より詳しく
は、ウォータジャケットの上部を形成する外壁を有する
シリンダヘッドとその下部を成すシリンダブロック部分
とにより、気筒数のシリンダライチを連設したボアブロ
ックを挟持した内燃機関本体およびその製造方法に関す
るものである。

（従来技術） 内燃機関本体部分は気筒数のシリンダライチを一体に設
けたシリンダブロックと、その上方にガスケットを介し
て載置し、締結部材により締め付けて固着するシリンダ
ヘッドからなりたっている。このような構成は半ば常識
化されたものとなっており、疑義を挟む余地がないよう
に思われている。しかし、近時、車輌が小型化、軽量化
するばかりでなく、車輌のライフサイクルを通じてトラ
ブルフリーさらにはメインテナンスフリーになる耐久信
頼性が追求されて来ている。従って内燃機関については
万一の分′Ｓ、修理に備えれば良しとする考え方が出て
来ても不思議ではないし、また、現実に廃棄されるまで
に１度も分解しない重輪も多くなっている。このような
点を考えると現在の内燃機関の構造は必要以上に分解、
修理し易くなるように設計されており、構造的にもむだ
が多い。

（発明の目的） 本発明は上記問題点を改善するためのもので、結合部を
強固にして分解、組立の総回数を減少させ、ライフサイ
クルを通して実質的に安価にし、合わせて小型、軽量化
を計ることができる内燃機関本体およびその製造方法を
提供するものである。

（発明の構成） 本発明の構成上の特徴は、内燃機関本体が、気筒数のシ
リンダライナを連設したボアブロックと、該ボアブロッ
クの上端を嵌合するボアブロック嵌合部を右し、該嵌合
部の外方にウォータジャケット上部外壁を垂下させたシ
リンダヘッドブロックと、前記ウォータジャケット下部
外壁を有し、該ウォータジャケット下部外壁の内側に前
記ボアブロックの下端を嵌合するボアブロック嵌合部を
設けたシリンダロアブロックとから成ることである。

本発明の製造上の特徴は、シリンダロアブロックのボア
ブロック嵌合部にボアブロック下端を嵌合するとともに
シリンダヘッドブロックのボアブロック嵌合部にボアブ
ロック上端を嵌合し、前記シリンダロアブロックのウォ
ータジャケット下部外壁上端に前記シリンダヘッドブロ
ックのウォータジャケット上部外壁下端を当接して固着
することにより内燃機関本体を形成させることである。

（作　用） 本発明は」二記構我により、内燃機関本体を３つのブロ
ックに分け、各々をガスケット等を用いずに直接当接し
、あるいは嵌合することによって内燃機関本体を形成で
きるため、本体組立後の耐久性および信頼性が向上し、
ライフサイクルを通して分解、組立を必要とする回数を
減少させることができ、全体的な経費の削誠に寄与する
。

（実施例） 以下、本発明の図示実施例を説明する。

第１図乃至第３図で示すように、本体部分は気筒数と同
数のシリンダライナ１をシリンダライナ連設部１ａで連
設したボアブロック２と、このボアブロック２の上端を
嵌合するボアブロック嵌合穴３を設け、ボアブロック嵌
合穴３の外方にウォータジャケット上部を形成する外壁
４を垂下させたシリンダヘッドブロック５と、外壁４の
下端に当接しウォータシャケ・ント下部を形成する外壁
６を設け、外壁６の内側にボアブロック２の下端を嵌合
するボアブロック談合穴７を設けたシリンダロアブロッ
ク８とからなる。

シリンダヘッドブロック５は上部に吸気管１１および排
気管１２を配設し、吸気管１１の出口部には吸気弁１３
を組みイ１け、排気管１２の入口部にはυ１気弁１４を
組みイ１けて、通常のシリンダヘッドを形成する。シリ
ンダヘッドブロック５のウォータジャケット上部を形成
する外壁４には、最下端に外方に突出したフランジ１５
を設け、そのフランジ１５に複数のポル）１Ｂを取り付
けるためのボルト孔１７を穿設する。フランジ１５の大
きさは気密性と製造、取扱いの兼合いを考慮して定める
。

シリンダロアブロック８は下部にクランクシャフトルー
ム　を設けて通常のシリンダブロックを形成し、ウォー
タジャケット下部を形成する外壁６の最上端には外方に
突出したフランジ１８を設け、そのフランジ１５にボル
ト１６を取り付けるためのボルト孔１９を、シリンダヘ
ッドブロック５側のボルト孔１７と同心位置に穿設する
。ボアブロック２には、第２図で示すように、各シリン
ダライナｌの高さを異ならせ、端部に位置するシリンダ
ライナｌから順に微小差ΔＨ１，ΔＨ２，ΔＨ３，Δｈ
１．Δｈ２．Δｈ３を与える。これに伴ないシリンダヘ
ッドブロック５とシリンダロアブロック８のボアブロッ
ク嵌合穴３．７の深さをシリンダライナｌの高さに合わ
せて変えておく。このように構成することで組付時の位
置決めを確実かつ容易にさせる。

このような本体部分の製造には、ポア１．口、。

り２、シリンダヘッドブロック５、およびシリンダロア
ブロック８の材質としてほぼ同じ熱膨張係数のものを選
らび、成形する。ボアブロック２のＬ端および下端を高
精度な機械加工により嵌合部を成形する。ボアブロック
２の寸法に合わせて、シリンダヘッドブロック５および
シリンダロアブロック８のボアブロック嵌合穴３．７の
内径と深さを高精度機械加工により成形する。成形後、
シリンダロアブロック８のポアブロック嵌合穴７ヘボア
ブロツク２の下端部を圧入嵌合し、さらに、ボアブロッ
ク２の上端部をシリンダヘッドブロック５のボアブロッ
ク嵌合穴３へ圧入嵌合する。その後、フランジ１５およ
びフランジ１８のボルト孔１７．１９にボルト１６を通
し、ナツト２０を絞め付けてフランジ１５．１８を密着
させ、シリンダヘッドブロック５とシリンダロアブロッ
ク８を一体に組み立てる。シリンダライナｌの外周端部
は嵌合を容易にするため面取りＣを行なうことが望まし
い。

上記実施例の外、ボアブロック２には、第４図で示すよ
うに、独立した複数の円筒状シリンダライナ２１を別体
の連設部材２１ａに嵌合して形成したものを用いても良
い。またボアブロック２の嵌合時には圧入嵌合の外に温
度差を利用した焼きばめ、冷しぼめ等を利用して嵌合し
ても良い。さらに、ボアブロック嵌合穴７側には金属Ｏ
リング等を介装しても良いし、フランジ１５．１８の間
には、耐久性のある気密性材料の極薄シム２６を介装し
ても良い。

本実施例は上記説明により、強固に結合された一体型の
内燃機関本体を形成することができ、本体組立後の耐久
性、信頼性が向上し、ライフサイクルを通して分解、組
立を必要とする回数を減少させることができ、全体的な
経費の削減を実現できる。

（発明の効果） 以上のように本発明は、ボアブロック、シリンダヘッド
ブロック、およびシリンダロアブロックに分割して、そ
れぞれシリンダヘッドブロックとボアブロックおよびボ
アブロックとシリンダロアブロックの嵌合部を嵌合し、
さらにシリンダヘットブロックとシリンダロアブロック
との間の当接部を固着させたことにより１強固に結合さ
れた内燃機関本体を形成でき、ライフサイクルを通した
耐久性、信頼性が向上し、分解、組立の回数を減少させ
ることができ、全体的な経費の削減を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による内燃機関本体の縦断面図、 第２図は本発明によるボアブロックを示す縦断面図。 第３図は本発明によるボアブロックを示す斜視図、 第４図は本発明によるボアブロックの別態様を示す縦断
面図である。 ■・・・シリンダライナ　ｌａ・・・連設部２・・・ボ
アブロック ３・・・ボアブロック嵌合穴 ４・・・外壁（ウォータジャケット上部外壁）５・・・
シリンダヘットフロック ６・・・外壁（ウォータジャケット下部外壁）７・・・
ボアブロック嵌合穴 ８・・・シリンダロアブロック １５．１８・・・フランジ １Ｂ・・・ボルト １７．１９・・・ボルト孔 ２０・・・ナット 牙１図 牙２図 牙３図 ゴ”４ｒ５？Ｊ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）気筒数のシリンダライチを連設したボアブロック
   と、該ボアブロックの上端を嵌合するボアブロック嵌合
   部を有し、該嵌合部の外方にウォータジャケット上部外
   壁を垂下させたシリンダヘッドブロックと、前記ウォー
   タジャケラＩ・外壁に当接して内燃機関外壁を形成する
   ウォータジャケット下部外壁を有し。 該ウォータジャケット下部外壁の内側に前記ボアブロッ
   クの下端を嵌合するボアブロック嵌合部を設けたシリン
   ダロアブロックとから成ることを特徴とする内燃機関本
   体。
2. （２）シリンダロアブロックのボアブロック嵌合部にボ
   アブロック下端を嵌合するとともにシリンダヘッドブロ
   ックのボアブロック嵌合部にボアブロック上端を嵌合し
   、前記シリンダロアブロックのウォータジャケット下部
   外壁上端に前記シリンダヘッドブロックのウォータジャ
   ケット上部外壁下端を当接して固着することにより内燃
   機関本体を形成させることを特徴とする内燃機関本体の
   製造方法。