JPS6021532B2 - 複数層発泡成形品の製法 - Google Patents

複数層発泡成形品の製法

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JPS6021532B2
JPS6021532B2 JP53084455A JP8445578A JPS6021532B2 JP S6021532 B2 JPS6021532 B2 JP S6021532B2 JP 53084455 A JP53084455 A JP 53084455A JP 8445578 A JP8445578 A JP 8445578A JP S6021532 B2 JPS6021532 B2 JP S6021532B2
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JP
Japan
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mold
beads
molded product
foamed
filling
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JP53084455A
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English (en)
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JPS5511841A (en
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幹夫 別所
慎次郎 西川
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の成形品は、使用方法又は使用物性に応じて、発
泡倍率、粒径、色彩等の相違する異種の各ビーズを境界
面のはっきりした複数層に組合せ充填を行ない一体成形
する発泡成形品の製法に関するものである。
従釆の成形品は、均一密度(倍率)による一体成形品で
あり、使用条件により、外側を別素材により被覆したり
、又、内側に別素材の成形品をはめ込み、使用目的に合
った品質にして使用に供している。
更に、最近特開昭既−43762で開示されている方法
では、異種の発泡ビーズを空気の移動を利用して、金型
内に順次充填完了せしめた後、加熱発泡して、一体成形
しているが、この技術では2種の発泡ビーズの充填をす
べて終えてから、はじめて加熱発泡させるものであるこ
とから、ビーズの充填、組合せに空気流を利用している
関係上、金型内でビーズ同志の乱流を生じ、異種ビーズ
の境界部分は、両種が混入され境界面は全く形成するこ
とが出来ない。特に、成形体の表面に発泡倍率の異なる
皮層部の形成された成形品を得ることが出来ない。本発
明は、簡単な方法によって、上記の欠点を解消し得たも
のであって、同一金型内で異種の予備発泡ビーズ間の境
界をはっきりさせ、一体化して自動成形出来るため、そ
の成形品は、使用目的に対し、最有利経済的に製造する
ことが出来る成形方法である。
本発明の成形品及びその成形法によれば、使用条件に合
う様に、外面又は内面に発泡倍率の異なるポリスチレン
発泡ビーズを充填、組合せを行ない物性を満足させると
ともに総合的なコストを低下させる事及び能率的な製造
が出釆る。
本発明は、予備発泡合成樹脂ビーズの二種またはそれ以
上の発泡倍率、粒径、色彩等を有するビーズを同一金型
内に、種類別に設けたホッパーから金型内に充填、組合
せを行ない、加熱発泡し一体成形することを特徴とする
連続自動成形機による発泡成形方法である。
以下に詳細説明する。成形工程に於ける組合せは、先づ
型締めを行ない、金型子熱を行なった後、予備発泡合成
樹脂ビーズをクラッキング無しか、またはわづかに取り
、金型内に充填を行なった后、クラッキングを締めて仮
融着できる程度に加熱成形を適度に行ない、短時間の冷
却時間を取り、成形品があと膨れない状態に於てフィラ
ー側より金型にエヤーを吹き込むと同時に、金型を適度
に間隙、好ましくは3〜IW舷まで開き、同時にフイラ
ーと反側金型は真空圧を使用することがより好ましい。
金型内に生じた間隙内に再度発泡倍率粒径、色彩等の異
なる予備発泡合成樹脂ビーズを充填する。例えば、発泡
倍率の低い樹脂ビーズの充填を行ない、型締めを行なっ
た后、通常の加熱工程若しくは片面のみの加熱により一
体成形を行なう。初回加熱の条件は再加熱により収縮を
来たさない程度の加熱条件を選ぶ事が好ましく、金型開
きによって表面が大きく頼れない程度の融着が起きてい
ることが望まれる。この一体成形品は、高発泡部がより
緩衝性に富み、低発泡部は硬度及び強度が高く、高発泡
部との高度な融着力をもつ皮層部を形成する。
また型締めの間隙を任意にセットすることにより層の厚
みを変化させ、使用目的に合った物性を得ることが出来
る。なお側面部は、エヤーシリンダーを使用して、側面
部の全部又は一部が稼動出来る公知の技術により、初回
の充填時には閉めておき、そのまま、仮融着を行ない、
その后金型を適度な間隔まで開く時、同時に側面部のエ
ヤーシリンダーにより、稼動部を開くことにより、側面
部にも適度の間隔を作り異種ビーズの充填を行ない、再
度通常の加熱成形若しくは、片面のみの加熱成形を行な
うことにより、成形品の表面及び側面部の全部又は一部
を複数層とした一体成形品を得ることが出来る。本発明
に於て、仮融着させ異種ビーズを充填し更に仮融着させ
るという様に順次一連操作を繰り返すことにより2層以
上の多層一体成形品も得ることが出来る。
しかしながら、2層成形品は従来使用されている発泡成
形金型がそのまま使用出来るので好ましい。又、余り多
層の成形品を得るのは操作が複雑となり、初期に仮融着
させた層が熱履歴によって収縮等を発生するようになる
のでおのずと限界がある。普通既述のごとく2層成形品
が最も好ましく次いで3層品次いで4層品と順次その工
業的には妙味を減ずる額向にある。本発明法により得ら
れる成形品は、■重量物包装用例えばミシン機械部品包
装、船外機包装等に於て、緩衝材として機器に接する部
分を発泡倍率を高くし、外層を低発泡品として、物性を
高めて成形した場合は、ダンボール等の他の素材の外装
を使用しなくても充分使用に耐える事が出釆る。
■断熱材用として例えば床断熱材、壁断熱材等は表面が
柔軟であるため、−他素材との組合せが必要であったが
、本発明によれば表面を低発泡品として、硬度を高くし
た断熱材として外観、物性ともにすぐれた一体成形品を
工業的に有利に得ることが出来る。又、塗装、印刷も可
能である。従来、0一体成形品として表面硬度を必要と
する場合、同質のフィルム・シート等と複合成形を行な
うか、全体を低発泡ビーズで成形する必要があるが、本
発明によれば、一挙に表面硬度を高くした成形が出来る
ため、材料がコストのロスを解消することが出来る。本
発明に使用する合成樹脂は、発泡ビーズ成形に使用され
る発泡ポリスチレン樹脂、発泡ポリオレフィン樹脂等の
発泡ビーズ成形に使用される総ての樹脂に適用出来る。
本発明の効果を列記すると次の通りである。
1 緩衝材の外表面の硬化及び物性の向上により、池素
材による外装包村が不用となる。
2 構造材として使用し断熱性内装材として他素材との
組合せを必要としない。
3 高発泡樹脂ビーズは大粒径のため表面性が悪いので
表面を小粒径の低発泡樹脂ビー−ズで覆ふことにより表
面美麗な高発泡品を得ることが出来る4 発泡ポリスチ
レン樹脂、発泡ポリオレフィン樹脂の組合せにより、高
級な緩衝材を得ることが出来る。
5 従来品成形金型により、そのまま改良成形品を得る
ことが出来る。
実施例 大型発泡成形機にて船外機包装用緩衝材(長さ1275
肌×中84仇廠×厚さ260側)の成形を行なった。
6牙音‘こ予備発泡したポリスチレン発泡ビーズを金型
キャビティー(クラッキングなし)内に充填して表1の
条件により加熱・冷却により仮融着させた後、金型を6
肋開いて生じた間隙に7倍の予備発泡ポリスチレンビー
ズを充填した。
表1の条件にて加熱・冷却を繰返し6側厚みの低発泡ス
キン層が明瞭な境界面を持って高発泡層に被覆された形
の良好な緩衝材が得られた。重量は4.3k9/セット
となったが、外装のダンボール箱を使用しないでも使え
ることから包装コストは大中に低下させることが出来た
。比較例 1 実施例と同一の発泡成形機及び金型を用い、金型キャピ
テイ−(クラツキングを4脚取っている)内に63音予
備発泡ポリスチレンビーズを充填して表1の条件にて成
形した。
重量は3.5k9/セットであったが表面状態が粗く美
観を損うので外装ダンボール箱を省略することは出来な
かった。比較例 2実施例と同一の発泡成形機、金型を
用い袴関昭53−43762号公報の開示に準じ、金型
キャビティ(クラッキングを4側取っている)内に先づ
65倍予備発泡ビーズを空気流にて充填し、次いで7倍
予備発泡ビーズを同じく空気流にて充填したが、両種の
予備発泡ビーズが互いに混合してしまい境界は全く認め
られず表面に低発泡層を有する緩衝村は得られなかった
表 I
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の二層一体成形品の1例の断面図である
。 1・・・・・・低発泡部、2・・・・・・高発泡部、3
・・・・・・境界面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 予備発泡合成樹脂ビーズを成形金型内に充填し、加
    熱、冷却して仮融着させる工程と仮融着後、金型を所要
    間隙まで開く工程と金型内の仮融着物をビーズ供給装置
    の反対側に移動させて生ずる金型内間隙に異種のビーズ
    を充填する工程とからなるビーズの充填、仮融着、金型
    開き、成形品の移動及び異種ビーズの充填を1回以上繰
    返した後、加熱して一体成形品を得ることを特徴とする
    複数層発泡成形品の製法。
JP53084455A 1978-07-10 1978-07-10 複数層発泡成形品の製法 Expired JPS6021532B2 (ja)

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JPS5511841A JPS5511841A (en) 1980-01-28
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