JPS6021364B2 - 液晶表示素子用プラスチック基板 - Google Patents
液晶表示素子用プラスチック基板Info
- Publication number
- JPS6021364B2 JPS6021364B2 JP4449679A JP4449679A JPS6021364B2 JP S6021364 B2 JPS6021364 B2 JP S6021364B2 JP 4449679 A JP4449679 A JP 4449679A JP 4449679 A JP4449679 A JP 4449679A JP S6021364 B2 JPS6021364 B2 JP S6021364B2
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- JP
- Japan
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- substrate
- liquid crystal
- crystal display
- plastic
- plasticizer
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- Laminated Bodies (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、可塑剤を含有するプラスチックを基板とする
液晶表示素子の基板の改良に関するものである。
液晶表示素子の基板の改良に関するものである。
液晶表示素子は、低消費電力、薄形、受光型表示であり
見易く目の疲労が少ない等の理由から広く時計、電卓、
コンピュータ、各種計測器、テレビ受像機等急速に用途
が拡大して来ている。
見易く目の疲労が少ない等の理由から広く時計、電卓、
コンピュータ、各種計測器、テレビ受像機等急速に用途
が拡大して来ている。
この液晶表示素子に用いる基板は当初無機ガラスが使用
されて開発されて来たが近年プラスチックを基板として
用いる技術が開発されつつあ。プラスチックフィルム基
板は、加工性が容易なこと、軽量であること、薄型化が
可能なこと、変形化（フレキシブル）が可能なことなど
従釆用いられていた無機ガラス基板には無い優位性があ
る。しかし、このプラスチックフィルムを基板として従
来の無機ガラを基板としていた液晶表示素子と同等以上
の信頼性を確保するには、いくつかの議題解決が必要で
あることが明らかとなっている。その主な課題を以下に
列挙する。ｍ 基板の化学的安定性（耐薬品性、耐水耐
湿性、耐紫外線性、耐通気性等）‘２１ 基板と電極膜
の耐剥離性 ‘３’ 表示機能の長期安定性（耐配向性、耐シール性
等、耐セル間隔性等）現在は、以上それぞれの議題につ
いて解決すべ〈研究されてる状況である。
されて開発されて来たが近年プラスチックを基板として
用いる技術が開発されつつあ。プラスチックフィルム基
板は、加工性が容易なこと、軽量であること、薄型化が
可能なこと、変形化（フレキシブル）が可能なことなど
従釆用いられていた無機ガラス基板には無い優位性があ
る。しかし、このプラスチックフィルムを基板として従
来の無機ガラを基板としていた液晶表示素子と同等以上
の信頼性を確保するには、いくつかの議題解決が必要で
あることが明らかとなっている。その主な課題を以下に
列挙する。ｍ 基板の化学的安定性（耐薬品性、耐水耐
湿性、耐紫外線性、耐通気性等）‘２１ 基板と電極膜
の耐剥離性 ‘３’ 表示機能の長期安定性（耐配向性、耐シール性
等、耐セル間隔性等）現在は、以上それぞれの議題につ
いて解決すべ〈研究されてる状況である。
第１図は、従来のプラスチックフィルム基板を用いて作
成した液晶表示素子を示す断面図であり、符号１は１０
０山厚のトリァセチルセルーズ、２は１０ム径のグラス
ファイバーを含んだェポキシ樹脂、３は酸化インジウム
一酸化スズ透明電極であり３ａはセグメント電極、３ｂ
は共通電極、４はビフェニル系液晶組成物Ｅ−７（メル
ク社製）である。
成した液晶表示素子を示す断面図であり、符号１は１０
０山厚のトリァセチルセルーズ、２は１０ム径のグラス
ファイバーを含んだェポキシ樹脂、３は酸化インジウム
一酸化スズ透明電極であり３ａはセグメント電極、３ｂ
は共通電極、４はビフェニル系液晶組成物Ｅ−７（メル
ク社製）である。
しかし、従釆のプラスチックフィルムを基板特に可塑剤
を含有する例えばトリアセチルセルローズやポリ塩化ビ
ニルを用いてこの基板上に透明導電膜を形成する際など
加熱、真空雰囲気等により、前記可塑剤が基板表面に溶
出して基板上への透明導電膜の付着が困難となったり、
見かけ上付着したように見えても後の工程で行なうラビ
ングによる配向処理によって透明導電膜が剥離する等の
問題があった。
を含有する例えばトリアセチルセルローズやポリ塩化ビ
ニルを用いてこの基板上に透明導電膜を形成する際など
加熱、真空雰囲気等により、前記可塑剤が基板表面に溶
出して基板上への透明導電膜の付着が困難となったり、
見かけ上付着したように見えても後の工程で行なうラビ
ングによる配向処理によって透明導電膜が剥離する等の
問題があった。
また製造の段階では問題なく液晶表示素子として完成し
た場合でも、温度試験や、長期耐久試験に除し、基板と
透明導図膜の間に可塑剤の溶出により微小な間隙が生じ
光の干渉色であるにじ模様の色が発生するため視認性を
著しく悪くする等の問題があった。そこで本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであって、可塑剤を含有
するプラスチックを基板としても、この基板上に形成す
る透明導電膜が可塑剤の溶出によって剥離したり形成が
困難となることを防ぐことを目的としている。
た場合でも、温度試験や、長期耐久試験に除し、基板と
透明導図膜の間に可塑剤の溶出により微小な間隙が生じ
光の干渉色であるにじ模様の色が発生するため視認性を
著しく悪くする等の問題があった。そこで本発明は、上
記問題点に鑑みてなされたものであって、可塑剤を含有
するプラスチックを基板としても、この基板上に形成す
る透明導電膜が可塑剤の溶出によって剥離したり形成が
困難となることを防ぐことを目的としている。
上記問題を解決するために、本発明の液晶表示素子プラ
スチック基板は、可塑剤を含有するプラスチックを基板
とする液晶表示素子において、該プラスチック基板の少
なくとも電極形成面であって該電極形成前にあらかじめ
前記可塑剤の溶出防止するプラスチック層を浸糟法、ス
プレー法、スピンナー法、バーコーター法、転写法によ
って形成することを特徴とする。
スチック基板は、可塑剤を含有するプラスチックを基板
とする液晶表示素子において、該プラスチック基板の少
なくとも電極形成面であって該電極形成前にあらかじめ
前記可塑剤の溶出防止するプラスチック層を浸糟法、ス
プレー法、スピンナー法、バーコーター法、転写法によ
って形成することを特徴とする。
上記のように、可塑剤を含有するプラスチックを基板と
しても、あらかじめ可塑剤の溶出防止プラスチック層を
形成しその上に透明導函膜が形成されるので、透明導電
膜の剥離が防げたり、透明導電膜形成の際の温度上昇や
、夏空の環境になっても導電膜の付着が困難となること
がない。
しても、あらかじめ可塑剤の溶出防止プラスチック層を
形成しその上に透明導函膜が形成されるので、透明導電
膜の剥離が防げたり、透明導電膜形成の際の温度上昇や
、夏空の環境になっても導電膜の付着が困難となること
がない。
〔実施例〕液晶表示素子に用いるプラスチック基板は、
一般的には０．１ｒ〜１０００＃の範囲の厚みで形成さ
れ、連続加工によって完成品となって行くことが多い。
一般的には０．１ｒ〜１０００＃の範囲の厚みで形成さ
れ、連続加工によって完成品となって行くことが多い。
プラスチック基板特有の可トウ性を必要としない表示素
子に用いる場合には、１０００仏以上の厚みでもさしつ
かえない。本発明を図面により詳細に説明する。第２図
は本発明の一実施例を示す液晶表示素子の断面図であり
、トリアセチルセルローズ基板１の少くとも透明導蟹膜
を形成する面にあらかじめ可塑剤の溶出防止プラスチッ
ク層５を形成する。具体的にはポリスチレン、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等の１種もし
くは２種以上の混合物を、適当な有機溶媒に溶解した溶
液を、基板１の少なくとも片面（透明導鰭膜形成面）に
コーティングする。コーティングの方法としては、浸綾
法、スプレー法、スピンナー法、バーコーダー法、転写
法など簡便でかつ量産的に形成することができる。又、
可塑剤を含有するプラスチック基板としては、前記トリ
アセチルセルローズやモノアセチルセルｏーズ、ジアセ
チルセルローズ、アセチル化されていないセルローズ等
がある。第２図においてて、符号２，３，３ａ，３ｂ，
４は従来の第１図で説明した内容と同様であるので説明
を省略する。尚、透明電極３は、前記した可塑剤の溶出
防止プラスチック層５を形成の後に形成することは当然
であり、透明電極３の形成は従釆の技術と同様の方法で
形成することができる。以上のようにして完成した本発
明の液晶表示素子と第１図で説明した従釆の液晶表示素
子を６０℃の温度で１５０時間放直した表示素子を比較
して見たところ、本発明の液晶表示素子は何の変化もし
なかったのに対し、従来の液晶表示素子は、電極３，３
ａ，３ｂ等の電極が、干渉色を示し、視認性を悪化する
現象を提していた。
子に用いる場合には、１０００仏以上の厚みでもさしつ
かえない。本発明を図面により詳細に説明する。第２図
は本発明の一実施例を示す液晶表示素子の断面図であり
、トリアセチルセルローズ基板１の少くとも透明導蟹膜
を形成する面にあらかじめ可塑剤の溶出防止プラスチッ
ク層５を形成する。具体的にはポリスチレン、ポリメタ
クリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル等の１種もし
くは２種以上の混合物を、適当な有機溶媒に溶解した溶
液を、基板１の少なくとも片面（透明導鰭膜形成面）に
コーティングする。コーティングの方法としては、浸綾
法、スプレー法、スピンナー法、バーコーダー法、転写
法など簡便でかつ量産的に形成することができる。又、
可塑剤を含有するプラスチック基板としては、前記トリ
アセチルセルローズやモノアセチルセルｏーズ、ジアセ
チルセルローズ、アセチル化されていないセルローズ等
がある。第２図においてて、符号２，３，３ａ，３ｂ，
４は従来の第１図で説明した内容と同様であるので説明
を省略する。尚、透明電極３は、前記した可塑剤の溶出
防止プラスチック層５を形成の後に形成することは当然
であり、透明電極３の形成は従釆の技術と同様の方法で
形成することができる。以上のようにして完成した本発
明の液晶表示素子と第１図で説明した従釆の液晶表示素
子を６０℃の温度で１５０時間放直した表示素子を比較
して見たところ、本発明の液晶表示素子は何の変化もし
なかったのに対し、従来の液晶表示素子は、電極３，３
ａ，３ｂ等の電極が、干渉色を示し、視認性を悪化する
現象を提していた。
また、本発明の電極を形成した基板１と従釆の電極を形
成した基板１を温度６０℃で１５０時間放置した後、電
極を基板の目のようにクロスカットし、粘着テープを粘
着してこのテープを引きはがしたところ、本発明の基板
の電極は全く剥離しなかったのに対し、従釆の基板は半
数以上のマスが剥離した。
成した基板１を温度６０℃で１５０時間放置した後、電
極を基板の目のようにクロスカットし、粘着テープを粘
着してこのテープを引きはがしたところ、本発明の基板
の電極は全く剥離しなかったのに対し、従釆の基板は半
数以上のマスが剥離した。
以上の実施例は基板の電極形成面側のみに、可塑剤の溶
出防止層を形成したが、両面に形成してもよいことは明
らかである。
出防止層を形成したが、両面に形成してもよいことは明
らかである。
本発明は、以上説明したように、偏光板等に用いられて
いる基板のように可塑剤を含有するプラスチックを、液
晶表示素子の基板として使用するときに、透明導電膜形
成前にあらかじめ基板表面に可塑剤の溶出を防止するプ
ラスチック層を簡単で量産の容易な方法で形成できるの
で、可塑剤の溶出による電極の励酸を防止でき、信頼性
の高い視認性の良い液晶表示素子を提供することができ
る。
いる基板のように可塑剤を含有するプラスチックを、液
晶表示素子の基板として使用するときに、透明導電膜形
成前にあらかじめ基板表面に可塑剤の溶出を防止するプ
ラスチック層を簡単で量産の容易な方法で形成できるの
で、可塑剤の溶出による電極の励酸を防止でき、信頼性
の高い視認性の良い液晶表示素子を提供することができ
る。
第１図は従来の可塑剤を含有するプラスチックを用いて
製作した液晶表示素子の断面図、第２図は本発明の一実
施例を示す液晶表示素子の断面図である。 １・・・可塑剤を含有するプラスチック基板、２・・・
グラスファイバーを含んだェポキシ樹脂、３…透明電極
、３ａ…セグメント電極、３ｂ…共通蟹極、４…液晶組
成物、５・・・可塑剤の溶出防止するプラスチック層。 第１図第２図
製作した液晶表示素子の断面図、第２図は本発明の一実
施例を示す液晶表示素子の断面図である。 １・・・可塑剤を含有するプラスチック基板、２・・・
グラスファイバーを含んだェポキシ樹脂、３…透明電極
、３ａ…セグメント電極、３ｂ…共通蟹極、４…液晶組
成物、５・・・可塑剤の溶出防止するプラスチック層。 第１図第２図
Claims (1)
- １ 可塑剤を含有するプラスチツクを基板とする液晶表
示素子において、該プラスチツク基板の少なくとも電極
形成面であつて該電極形成前にあらかじめ前記可塑剤の
溶出防止するプラスチツク層を浸漬法、スプレー法、ス
ピンナー法、バーコーター法、転写法によつて形成する
ことを特徴とする液晶表示素子用プラスチツク基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4449679A JPS6021364B2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 液晶表示素子用プラスチック基板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4449679A JPS6021364B2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 液晶表示素子用プラスチック基板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55135817A JPS55135817A (en) | 1980-10-23 |
| JPS6021364B2 true JPS6021364B2 (ja) | 1985-05-27 |
Family
ID=12693158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4449679A Expired JPS6021364B2 (ja) | 1979-04-12 | 1979-04-12 | 液晶表示素子用プラスチック基板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6021364B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021003544A1 (pt) * | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Furukawa Electric Latam S.A. | Caixa de terminação e derivação óptica |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5862040A (ja) * | 1981-10-09 | 1983-04-13 | 富士写真フイルム株式会社 | 帯電防止されたプラスチツクフイルム |
| JPS60190342A (ja) * | 1984-03-12 | 1985-09-27 | 住友ベークライト株式会社 | 高ガスバリア−性透明導電性フイルム |
| JPS60192621A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | 住友ベークライト株式会社 | 高ガスバリア−性偏光膜付き透明導電性フイルム |
| JPS6169027A (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-09 | Sharp Corp | 液晶表示素子 |
-
1979
- 1979-04-12 JP JP4449679A patent/JPS6021364B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021003544A1 (pt) * | 2019-07-11 | 2021-01-14 | Furukawa Electric Latam S.A. | Caixa de terminação e derivação óptica |
| GB2600320A (en) * | 2019-07-11 | 2022-04-27 | Furukawa Electric Latam S A | Optical branching and termination box |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55135817A (en) | 1980-10-23 |
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