JPS60210910A - コ−ドカツタ−形刈刃装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は草刈機等のコードカッター形刈刃装置に関する
。

従来技術 一般に、ナイロン等の合成樹脂製可撓コードを刈刃とし
て使用するコードカッター形刈刃装置は、金属製駆動軸
の一端側に固定された筐体と、該筐体内に収納され、前
記駆動軸に支持されると共にその周囲にカッターコード
を巻回するスプールとを有し、カッターコードの自由端
を所望長さだけ筐体外方に引き出した状態で使用される
。そして駆動軸は歯車装置等の適当な動力伝達手段を介
して動力＃ｉ（小型内燃機関）と連結されており、作動
時には比較的高速度で回転されるため、歯車装置あるい
は軸受筐等によって不可避的に摩擦熱が発生し、この熱
が駆動軸を伝わって筺体取付部や筐体内のスプールへと
伝達される。この熱は夏場等にはかなりの高温となり、
筺体の駆動軸取付部やスプールの筐体内の取り付Ｇノ部
が変形覆る等の不都合を生じるものであった。この対策
として、筐体自体の上面に鋳出しで冷却フィンを形成す
るものもあるが、この種コードカッターの筺体自体が合
成樹脂製であり熱伝導が悪く、従って放熱効果も悪い為
、未だ対策として不十分なものであった。

発明の目的 本発明は上記諸点に鑑みて駆動軸から筺体への熱の伝達
を可及的に防止し１９る：Ｉ−ドカッター形形刃刃装置
提供することを目的とする。

発明の構成 即ち、本発明は、駆動軸の筐体取付部に放熱部を形成し
たことを特徴とする。

発明の効果 従って、本発明の構成によれば、熱を伝達する駆動軸自
体に放熱部を形成し筐体への熱の伝達を根本的に防止す
るもので、前記従来装置に比してより有効な冷７Ｊ１機
能を備え筐体の変形を未然に防止することができ、装置
の耐久性を向上することができると共に、例えば、放熱
部材として、波板等の比較的安価なものをも採択し得る
為、従来装置に比して低価格で容易に製造することがで
きる。

実施例 次に本発明を図面の実施例に従って説明する。

刈刃装置１は第１図に示されるように、軸受筐２を介し
て下方に突出する金属製駆動軸３を有し、該軸に受金具
１１を固着しＣいる。駆動軸３は、図示しない歯車装置
を介して小型内燃機関に連結されており、作動時に所定
方向に回転する。一方、駆動軸３の下端に形成された雄
ねじ部分３ａにアルミニウム材等から成る軸ボス部材４
が駆動軸３と一体に回転するように螺着されている。こ
こで「駆動軸」は、駆動軸３に螺着された軸ボス部材４
をも含めてもよく、軸ボス部材４はその上端に半径方向
外方に広がった大径フランジ部４ａを一体に形成しても
よい。軸ボス部材４には、下向きに開口した椀状の上部
筺体５、スプール６、及び上向きに開口した椀状の下部
筐体７を順次下方より仲通し、軸ボス部材４の雌ねじ部
に締着用ボルト８を螺着して全体を一体に組立ている。

こうして上下筺体５，７は受金具１１と締着用ボルト８
とで挟着され、軸ボス部材４と一体に回転する。

スプール６のボス部外周には例えばナイロン等の合成樹
脂材料によって作製された可撓カッターコード９が巻回
されており、その自由端部は筐体の側面に形成された通
孔１２を挿通して筐体外部に所望良さだけ引き出されて
いる。

上記コードカッター形刈刃装置は、草刈作業時には筐体
５，７、スプール６、カッターコード９が駆動軸３、軸
ボス部材４と共に一体に高速回転し、この回転による遠
心力により、筐体がら引き出されたカッターコードの自
由端部が棒状態となり、草等と衝突して草刈を行なう。

このように草刈作業時に駆動軸３は比較的高速で回転す
る為、動力伝達機構である歯車ｉ！置或いは軸受筐２に
おいて不都合なｒＩｉ擦熱が発生する。

この熱は駆動軸３、軸ボス部材４を介して上下筺体５．
７さらにはスプール６に伝達されるが、斯かる熱伝達を
防止する為に、軸ボス部材４の大径フランジ部分４ａの
外面に切り起された複数の放熱フィン４ｂを設番ノる。

ｔｌｉ１熱フィシフイン４ｂのように軸受筐２の半径方
向外方において、筐体の回転方向に抗うように大径フラ
ンジ部４ａの半径方向に延在する。こうして軸ボス部材
４に伝わった熱は、フランジ部分４ａ及び放熱フィン４
ｂを介して効率良く外部に放出される。受金具１１自体
を、熱伝導性の高い材料にして更に放熱効果を向上する
こともできる。

第２図は別の実施例を示す。この例では軸ボス部材４が
省略されて、駆動軸１ｏに受金具１０ａ及びフィン１０
ｂが配設されている。

上記２つの実施例において、フィン４ｂ。

１０ｂは単に軸部からの熱放出を行なうばかりでなく、
第２図の矢印で示すように軸受筐２及び上部筺体５を積
極的に冷却するような空気の流れを形成する。

第３図は更に別の実施例を示すもので、この例ではフィ
ン４ｂの代りに、軸受筐２の下部に受金具１５と筐体５
の上端面との間に熱伝導性の良い材料、例えばアルミニ
ウムによって作製された円形等の薄板１６が、中央基部
（図示なし）を駆動軸３に密着させて熱伝尋可能に固定
しており、駆動軸３の熱を直接伝えて外部に放出する。

この熱′放出を促進するために、板１６は波板あるいは
羽根を打抜き形成した薄板が好ましく、第３図では薄板
１６を筺体５の上面と離間して装着しているが上面に密
着させても良く、又、軸受筐にフィンを形成しても良好
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による刈刃装置の一実施例の縦断面図、
第２図は他の実施例を示づ°第１図に対応する縦断面図
、そして第３図は更に他の実施例を示す側面図である。 ３．１０・・・駆動軸　３ａ・・・雄ねじ部４・・・軸
ボス部材　４ａ・・・大径フランジ部５・・・上部筺体
　６・・・スプール ７・・・下部筐体　９・・・カッターコード１６・・・
薄板 代理人　浅　村　皓 第１図 第２図 第３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　可撓コードを巻回したスプールを収納する筐体
   と駆動軸との取付部に放熱部を形成したことを特徴とす
   るコードカッター形刈刃装置。
2. （２）　前記放熱部が前記駆動軸と一体に形成されたフ
   ィンであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   のコードカッター形刈刃装置。
3. （３）　前記放熱部が前記駆動軸に伝熱可能に固定され
   た熱伝導性波板又は羽根付板であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のコードカッター形刈刃装置。