JP3101856B2 - 紐刃式刈払機 - Google Patents

紐刃式刈払機

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JP3101856B2 JP06192751A JP19275194A JP3101856B2 JP 3101856 B2 JP3101856 B2 JP 3101856B2 JP 06192751 A JP06192751 A JP 06192751A JP 19275194 A JP19275194 A JP 19275194A JP 3101856 B2 JP3101856 B2 JP 3101856B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ギヤ装置及び紐刃ヘ
ッドを効率よく冷却できる紐刃式刈払機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】紐刃式刈払機では、エンジンをほぼフル
スロットルにして運転するため、操作捍の先端側に取り
けられているギヤ装置が発熱量増大により高温となる。
紐刃式刈払機の紐刃ヘッド及び紐刃は、ナイロン等の樹
脂でできていて、高温に弱いので、ギヤ装置の高熱が紐
刃ヘッドへ伝導されると、溶損を起こす惧れがあるとと
もに、ギヤ装置内部のグリースの揮発が促進され、ギヤ
装置のギヤの寿命に影響を与える。
【0003】実開昭60−174525号公報の紐刃式
刈払機では、紐刃ヘッドの回転に伴って生じる空気流を
ギヤ装置の出力軸と紐刃ヘッドの上壁との間の環状間隙
から紐刃ヘッド内へ導入して、リールに巻回されている
紐刃へ導き、紐刃の冷却を図っている。また、特公平2
−34569号公報の紐刃式刈払機では、紐刃ヘッドの
上面に放熱用フィンを設け、紐刃ヘッドからの放熱を促
進させたり、紐刃ヘッドと一体的なフィンの回転により
空気流を生成し、その空気流でギヤ装置の外面を冷却し
たりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実開昭60−1745
25号公報の紐刃式刈払機では、特別な翼体は設けられ
ておらず、紐刃ヘッド内への導入用空気流はギヤ装置の
出力軸の回転への空気の連れ込みにより生成されるだけ
であるので、十分な量の空気流を生成できないととも
に、熱源であるギヤ装置、及びそのギヤ装置からの伝導
熱により高温となり易い紐刃ヘッドの上面の冷却は行わ
れず、紐刃ヘッドの溶損やギヤ装置内のグリースの揮発
の問題には的確に対処できない。
【0005】特公平2−34569号公報の紐刃式刈払
機は、単なる放熱用フィンを装備するのみであり、紐刃
ヘッドの上面に単に起立して、放射方向へ直線に延びて
いるだけで、空気流の生成量は不十分となり、ギヤ装置
及び紐刃ヘッドの上面の冷却効率が低い。また、フィン
は、放熱用として存在するため、覆いをかけられず、紐
刃ヘッドの上面の突起として存在し、紐刃式刈払機の運
転時では草の蔓がフィンに絡み付いて、紐刃ヘッドの回
転に支障を与え易い。
【0006】請求項1の発明の目的は、運転中に刈取り
物が絡み付いて紐刃ヘッドの回転に支障が生じるのを回
避しつつ、適切な量の空気流を生成し、高温になり易い
ギヤ装置及び紐刃ヘッドの上面部位を効果的に冷却で
き、さらに、紐刃ヘッドから周囲へ放出されて来る空気
流により刈取り物が横になびいて、刈取り効率が低下し
たりするのを回避できる紐刃式刈払機を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明を、実施例に対
応する図面の符号を使用して説明する。請求項1の前提
となる紐刃式刈払機(10)では、ギヤ装置(18)が操作捍(1
2)の先端部に取り付けられ、紐刃ヘッド(20)がギヤ装置
(18)の下側においてギヤ装置(18)の出力軸に回転方向へ
一体的に結合されている。そして、請求項1の紐刃式刈
払機(10)は次の(a)ないし(d)を有している。 (a)紐刃ヘッド(20)の上面(36)に紐刃ヘッド(20)の中
心線の周りに配列され紐刃ヘッド(20)と一体的な回転に
より紐刃ヘッド(20)の放射方向の空気流を生成する複数
個の翼体(30) (b)翼体(30)の配列に上方から被さって翼体(30)の上
方を覆うカバー(32) (c)中央部に上方へ開口する吸入口(28)を、また周
辺部に吐出口(34)をそれぞれ備える遠心送風機(22) (d)吐出口(34)からの空気流を上方へそらす導風部
材(38,42)
【0008】
【作用】請求項1の紐刃式刈払機(10)では、紐刃ヘッド
(20)は、ギヤ装置(18)の出力軸の回転に伴って回転す
る。複数個の翼体(30)は、紐刃ヘッド(20)の上面(36)に
設けられて、紐刃ヘッド(20)との一体的な回転により放
射方向の空気流を生成する。この空気流は、ギヤ装置(1
8)では、ギヤ装置(18)に沿って流れて、ギヤ装置(18)を
冷却する。また、空気流は、紐刃ヘッド(20)の上面(36)
を紐刃ヘッド(20)の放射方向へ流れて、上面(36)を冷却
する。紐刃式刈払機(10)による刈取り作業中、草の蔓等
は、カバー(32)によって翼体(30)へ接触するのを阻ま
れ、カバー(32)の上面(36)を滑り、紐刃ヘッド(20)への
絡み付きを抑制される。また、翼体(30)は遠心送風機(2
2)の原理で放射方向内側の吸入口(28)から外側の吐出口
(34)へ向かう空気流を生成する。吐出口(34)から放出さ
れた空気流は、導風部材(38,42)により向きを上方へそ
らされ、周囲の刈取り物への水平方向の衝突を抑制さ
れ、それら刈取り物は、遠心送風機(22)からの空気流に
より横へなびいたり、倒れたりするのを阻止され、直立
状態を保持する。
【0009】
【実施例】以下、この発明を図面の実施例について説明
する。図5は紐刃式刈払機10の概略的な全体図である。
操作捍12の上端には、エンジンを装備する動力部14が取
り付けられ、ハンドル16は、動力部14に近い操作捍12の
部位に固定されて、上方へ張り出し、作業者により把持
されるようになっている。ギヤ装置18は操作捍12の下端
部に取り付けられ、樹脂製の紐刃ヘッド20は、ギヤ装置
18から下方へ突出するギヤ装置18の出力軸(図示せず)
に固定され、出力軸と一体的に回転する。遠心送風機22
は紐刃ヘッド20の上部に装備される。紐刃24は、ナイロ
ン(商標)製であり、中間部において紐刃ヘッド20内に
挿入されて、紐刃ヘッド20内の所定の係止部に留めら
れ、両端側を紐刃ヘッド20の周部の正反対の位置から外
方へ引き出されている。
【0010】図1は操作捍12の先端側の詳細図である。
ギヤ装置18の出力軸の下端部へは、ボス26及び紐刃ヘッ
ド20が順番に嵌合され、図示していない締め付けボルト
によりギヤ装置18の出力軸に締め付けられて、その出力
軸と一体的に回転するようになっている。
【0011】遠心送風機22は、中心線をギヤ装置18の中
心線に揃えて紐刃ヘッド20の上壁36の上面に設けられ、
放射方向内側及び外側にそれぞれ吸入口28及び吐出口34
を備える。吸入口28は、ギヤ装置18及びボス26と翼体30
との間にあって上方へ開口している環状間隙となってい
る。吐出口34は遠心送風機22の周辺に沿って各翼体30の
間に設けられる。
【0012】図2は紐刃ヘッド20及び遠心送風機22の平
面図、図3は紐刃ヘッド20及び遠心送風機22の右半部を
断面とする正面図である。複数個の翼体30は、上壁36の
上面から起立し、紐刃ヘッド20の回転方向(Aの方向)
の前面側を凸面とする湾曲状に形成され、締付けボルト
挿通用の中心孔37の中心線の周りに等角度間隔で配列さ
れている。翼体30は、紐刃ヘッド20の放射方向内側で高
く、放射方向へ外側へ向かうに連れて、高さを漸減す
る。カバー32は、内周縁及び外周縁を翼体30の端に揃え
られて、全部の翼体30の上方を覆うように、翼体30の上
端に結合する。カバー32の上面は、滑らかで、かつ紐刃
ヘッド20を含む全体が放射方向外側へ向かってつぼむよ
うに、放射方向外側へ向かって上壁36へ接近している。
上壁36の周辺部は、遠心送風機22の周辺から少し放射方
向外側へ張り出し、放射方向外側へ斜め上方へ隆起する
そり部38となっている。1対の通孔40は、紐刃ヘッド20
の周方向へ180°離れて、紐刃ヘッド20の直径方向へ
紐刃ヘッド20内に形成され、紐刃24を挿通されるように
なっている。
【0013】実施例の作用について説明する。動力部14
で発生した回転動力は、操作捍12内の伝動軸(図示せ
ず)を介してギヤ装置18へ伝達され、ギヤ装置18内のベ
ベルギヤにより伝達方向へ変換されて、ギヤ装置18の出
力軸を回転させる。ギヤ装置18は、ほぼフルスロットル
でのエンジンの運転のために、内部のベベルギヤから多
量の熱を発生し、高温となる。一方、紐刃ヘッド20及び
遠心送風機22はギヤ装置18の出力軸と一体的に回転し、
翼体30の回転に伴って、遠心送風機22内では放射方向へ
吸入口28から吐出口34へ向かう空気流が生成される。上
方へ開口している吸入口28における吸引力は、ギヤ装置
18の外面に沿って下降する空気流を生成し、この空気流
は、ギヤ装置18に沿って流れる際、ギヤ装置18から熱を
奪い、ギヤ装置18を冷却する。また、遠心送風機22内で
の空気流は、上壁36から熱を奪い、上壁36を冷却する。
【0014】各吐出口34から紐刃ヘッド20の放射方向外
側へ放出される空気流は、そり部38に誘導されて、向き
を上壁36の面方向から斜め上方へ転換され、そり部38の
先端縁から周囲へ放散される。この結果、紐刃ヘッド20
の周囲の草等の刈取物は、吐出口34からの空気流により
横へなびくのが抑制され、起立状態を保持されて、紐刃
24により刈られる。
【0015】紐刃ヘッド20の周囲の草の蔓等の刈取り物
は、紐刃ヘッド20の回転中、紐刃ヘッド20へ巻き付こう
とするが、カバー32により翼体30への接触を阻まれ、ま
た、カバー32が放射方向外側へ向かって下降して高さを
漸減する形状で、かつ翼体30の滑らかな上面のために、
紐刃ヘッド20の上面側への巻き付きを最大限、抑制され
る。
【0016】図4は吐出口34からの空気流を向きを転換
させる導風部材の別の構造図である。導風部材としての
突出縁42は、上壁36の周縁に沿って形成され、放射方向
へ突出し、上面側は図3のそり部38とほぼ同じ角度で上
昇している。吐出口34からの空気流は、突出縁42の案内
により方向を上壁36の面方向から斜め上方へ転換され、
この結果、草等は、横になびくのを抑制され、直立位置
を保持して、紐刃24により刈られる。突出縁42は紐刃ヘ
ッド20周縁から突出しており、通孔40から引き出される
紐刃24の付け根が障害物に当たって剪断されるのを防
ぐ。さらに、翼体30の吐出口42前方において上側に向か
ってそり部38又は突出縁42が張り出しており、例えば壁
や小石等が衝突して、翼体30が破損に至るのを防ぐ。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明では、紐刃ヘッドの上面
に翼体が設けられて、紐刃ヘッドの放射方向へ向かう空
気流を生成するようになっているので、十分な量の空気
流が生成されるとともに、この空気流はギヤ装置及び紐
刃ヘッドの上面に沿って流れて、それらを冷却するの
で、ギヤ装置内の発熱に伴う高熱部位が重点的に冷却さ
れることになり、紐刃ヘッドの溶損及びギヤ装置内のグ
リースの揮発の防止に的確に対処できる。また、カバー
が翼体の上方を覆って、蔓等が翼体に接触するのを阻止
されるので、蔓等が翼体に巻き付いて、紐刃ヘッドの回
転に支障が生じるのを回避できる。更に、翼体から放射
方向外側へ放出されて来る空気流は導風部材により向き
を上方へ転換されるので、周囲の草等の刈取物が放出空
気流により横になびくのが抑制され、紐刃による刈取り
効率が低下するの防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】操作捍の先端側の詳細図である。
【図2】紐刃及び遠心送風機の平面図である。
【図3】紐刃及び遠心送風機の右半部を断面とする正面
図である。
【図4】吐出口からの空気流を向きを転換させる導風部
材の別の構造図である。
【図5】紐刃式刈払機の概略的な全体図である。
【符号の説明】
10 紐刃式刈払機 12 操作捍 18 ギヤ装置 20 紐刃ヘッド 22 遠心送風機 28 吸入口 30 翼体 32 カバー 34 吐出口 36 上壁(上面) 38 そり部(導風部材) 42 突出縁(導風部材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギヤ装置(18)が操作捍(12)の先端部に取
    付けられ、紐刃ヘッド(20)が前記ギヤ装置(18)の下側
    において前記ギヤ装置(18)の出力軸に回転方向へ一体的
    に結合されている紐刃式刈払機(10)において、 (a)前記紐刃ヘッド(20)の上面(36)に前記紐刃ヘッド
    (20)の中心線の周りに配列され前記紐刃ヘッド(20)と一
    体的な回転により前記紐刃ヘッド(20)の放射方向の空気
    流を生成する複数個の翼体(30)、 (b)前記翼体(30)の配列に対して上方から被さって前
    記翼体(30)の上方を覆うカバー(32)、(c)中央部に上方へ開口する吸入口(28)を、また周
    辺部に吐出口(34)をそれぞれ備える遠心送風機(22)
    と、 (d)前記吐出口(34)からの空気流を上方へそらす導
    風部材(38,42) を有していることを特徴とする紐刃式
    刈払機。
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