JPS60210687A - 接着剤で接着された被着体同士のはく離を促進する方法 - Google Patents
接着剤で接着された被着体同士のはく離を促進する方法Info
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- JPS60210687A JPS60210687A JP6568884A JP6568884A JPS60210687A JP S60210687 A JPS60210687 A JP S60210687A JP 6568884 A JP6568884 A JP 6568884A JP 6568884 A JP6568884 A JP 6568884A JP S60210687 A JPS60210687 A JP S60210687A
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- vessel
- pressure
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は接着剤で接着された被着体に傷を付けずに短時
間ではく離する方法に関するものである。
間ではく離する方法に関するものである。
微細加工の研摩工程、切削工程では、被加工物を治具に
接着剤を用いて接着して加工し、加工後被加工物を治具
から取り外さなければならない。また接着不良等で被着
物を取り外すこともある。
接着剤を用いて接着して加工し、加工後被加工物を治具
から取り外さなければならない。また接着不良等で被着
物を取り外すこともある。
従来被着体をいためずに、はく離するには被着体を高温
炉中で接着剤が熱分解する温度まで加熱する方法と、ア
セトン等の溶剤中に浸して接着剤を溶解する方法がある
。
炉中で接着剤が熱分解する温度まで加熱する方法と、ア
セトン等の溶剤中に浸して接着剤を溶解する方法がある
。
前者は、被着体が高温にさらされるので熱に弱い被着体
には応用できないと同時に接着剤の熱分解によって有毒
ガスが発生する恐れがある。
には応用できないと同時に接着剤の熱分解によって有毒
ガスが発生する恐れがある。
例えば比較的熱に弱いシアノアクリレート系接着剤は4
00°C前後で熱分解するが、熱分解によってシアンガ
スが発生する場合がある。
00°C前後で熱分解するが、熱分解によってシアンガ
スが発生する場合がある。
このシアンガスの発生を防止する為にはシアンガスが炭
素とチッ素に分解する温度すなわち1500℃以上に加
熱する必要がある。
素とチッ素に分解する温度すなわち1500℃以上に加
熱する必要がある。
後者は、人体に有害な溶紬を用いる為に作業環境が悪く
、また、はく離に必要な時間も24時間から48時間、
場合によってはそれ以上である。
、また、はく離に必要な時間も24時間から48時間、
場合によってはそれ以上である。
本発明はこれらの欠点を解決する為に接着剤で接着され
た被着体を密閉容器中で加圧し、接着剤の強度が劣化す
る程度の温度で加熱し必要時間圧力と温度を保持した後
減圧することによって被着体の接着面をはく離するよう
にしたものである。
た被着体を密閉容器中で加圧し、接着剤の強度が劣化す
る程度の温度で加熱し必要時間圧力と温度を保持した後
減圧することによって被着体の接着面をはく離するよう
にしたものである。
加熱媒体は空気、ガス、水蒸気、水等あらゆる気体及び
液体が考えられるが、特に液体中で加熱した場合、加熱
された液体の温度が大気圧における沸点を超えていれば
、減圧時に液体が大気圧における沸点の温度に下がるま
で沸騰を続けるので若干のキャビテーションが発生し被
着体の洗浄効果も生ずる。
液体が考えられるが、特に液体中で加熱した場合、加熱
された液体の温度が大気圧における沸点を超えていれば
、減圧時に液体が大気圧における沸点の温度に下がるま
で沸騰を続けるので若干のキャビテーションが発生し被
着体の洗浄効果も生ずる。
実施例として、前述のシアノアクリレート系接着剤によ
って接着された金属は熱媒体に水を使った場合115℃
1.7気圧で20分間また140°C3,7気圧で5分
間また180°clO気圧では1秒間の温度及び圧力の
保持径大気圧まで減圧することによって、はく離できる
。
って接着された金属は熱媒体に水を使った場合115℃
1.7気圧で20分間また140°C3,7気圧で5分
間また180°clO気圧では1秒間の温度及び圧力の
保持径大気圧まで減圧することによって、はく離できる
。
以下図面について詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例であって、加熱媒体に水を使っ
た例である。
た例である。
密閉容器(1)に水(2)を入れ棚(3)に被着体(4
)を置きフタ (5)をする。次に水加熱用ヒーター(
6)で加熱する。加熱された水(2)は一部が水蒸気と
なり気体部(7)に充満する。この時バルブ(8)を開
1すると空気と水血気が密閉容器(1)の外に放出され
ることによって気体部(7)は水蒸気だけとなる。目的
の分量だけ空気を排除した後バルブ(8)を閉じると密
閉容器(1)内の圧力が上昇する。密閉容器(1)内の
圧力は水の温度と密閉容器(1)内の空気等の気体の存
在する割合で決定される。
)を置きフタ (5)をする。次に水加熱用ヒーター(
6)で加熱する。加熱された水(2)は一部が水蒸気と
なり気体部(7)に充満する。この時バルブ(8)を開
1すると空気と水血気が密閉容器(1)の外に放出され
ることによって気体部(7)は水蒸気だけとなる。目的
の分量だけ空気を排除した後バルブ(8)を閉じると密
閉容器(1)内の圧力が上昇する。密閉容器(1)内の
圧力は水の温度と密閉容器(1)内の空気等の気体の存
在する割合で決定される。
目的の温度、圧力に達した後その状態を目的の時間保持
すると、接着剤の微細な孔から水分が侵入し接着剤中の
圧力は密閉容器(1)内の圧力に近くなると同時に接着
剤の強度が劣化する。この時点でバルブ(8)を開くと
密閉容器(1)内の圧力が低下すると同時に加熱、加圧
中に高められた接@剤中の圧力で接着剤あるいは接着剤
と被着物の界面を磁界し、はく離する。また接着剤の種
類によっては接着剤中の成分が熱によって蒸気圧を持ち
、減圧時にこの圧力ではく離する。
すると、接着剤の微細な孔から水分が侵入し接着剤中の
圧力は密閉容器(1)内の圧力に近くなると同時に接着
剤の強度が劣化する。この時点でバルブ(8)を開くと
密閉容器(1)内の圧力が低下すると同時に加熱、加圧
中に高められた接@剤中の圧力で接着剤あるいは接着剤
と被着物の界面を磁界し、はく離する。また接着剤の種
類によっては接着剤中の成分が熱によって蒸気圧を持ち
、減圧時にこの圧力ではく離する。
第2図は本発明の実施例であって加熱媒体を水蒸気にし
たものである。
たものである。
この場合、第1図と異る所は密閉容器(1)の外周(内
周でも良い)に気体部加熱用ヒーター(9)を設けたこ
とと、被着体(4)を気体部に設値したことである。−
例として水加熱用ヒーター(6)で水(2)を加熱し蒸
気発生と同時にバルブ(8)を開けて空気を抜き気体部
(7)を水蒸気のみにした後バルブ(8)を閉じると圧
力が上昇する。例えば水(2)を180℃まで上昇させ
ると密閉容1a(1)の中は約10気圧となる。バルブ
を閉じた後に気体部加熱用ヒーター(9)によって気体
部(7)を加熱することにより250°Cにすれば気体
部(7)は250°C10気圧の状態が得られる。この
状態を保持して、接着剤の強度劣化を待ちかつ水分の侵
入を待つ、接着剤が熱によって蒸気圧を持つものは、接
着剤の蒸気圧の上昇を待つ、目的の時間保持した後バル
ブ(8)を開けて減圧し、接着剤中の圧力によって、は
く離させる、第3図は被着材の拡大図であり被着体(4
;及び被着体(イ;“が接着剤(4)によって接着され
ている。
周でも良い)に気体部加熱用ヒーター(9)を設けたこ
とと、被着体(4)を気体部に設値したことである。−
例として水加熱用ヒーター(6)で水(2)を加熱し蒸
気発生と同時にバルブ(8)を開けて空気を抜き気体部
(7)を水蒸気のみにした後バルブ(8)を閉じると圧
力が上昇する。例えば水(2)を180℃まで上昇させ
ると密閉容1a(1)の中は約10気圧となる。バルブ
を閉じた後に気体部加熱用ヒーター(9)によって気体
部(7)を加熱することにより250°Cにすれば気体
部(7)は250°C10気圧の状態が得られる。この
状態を保持して、接着剤の強度劣化を待ちかつ水分の侵
入を待つ、接着剤が熱によって蒸気圧を持つものは、接
着剤の蒸気圧の上昇を待つ、目的の時間保持した後バル
ブ(8)を開けて減圧し、接着剤中の圧力によって、は
く離させる、第3図は被着材の拡大図であり被着体(4
;及び被着体(イ;“が接着剤(4)によって接着され
ている。
以上説明したように本発明は被着体に傷を付けずに、か
つ比較的低温で短時間に被着体の、はく離ができる方法
で摺脂系接着剤、ワックス系接着剤等に幅広く利用でき
る。
つ比較的低温で短時間に被着体の、はく離ができる方法
で摺脂系接着剤、ワックス系接着剤等に幅広く利用でき
る。
第1図は本発明の実施例で水を加熱媒体に水を使った例
である。 lは密閉容器 2は水 3は棚 4は被着体 5はフタ
6は水加熱用ヒーター 7は気体部 8はバルブ 第2図は本発明の実施例で水蒸気を加熱媒体にしたもの
である。 1は密閉容器 2は水 3は棚 4は被着体 5はフタ
6は水加熱用ヒーター 7は気体部 8はバルブ 9
は気体部加熱用ヒーター第3図は第1図及び第2図にお
ける被着体(4)の拡大図であり4゛は被着体 4゛は
接着剤 41゛は被着体第1図
である。 lは密閉容器 2は水 3は棚 4は被着体 5はフタ
6は水加熱用ヒーター 7は気体部 8はバルブ 第2図は本発明の実施例で水蒸気を加熱媒体にしたもの
である。 1は密閉容器 2は水 3は棚 4は被着体 5はフタ
6は水加熱用ヒーター 7は気体部 8はバルブ 9
は気体部加熱用ヒーター第3図は第1図及び第2図にお
ける被着体(4)の拡大図であり4゛は被着体 4゛は
接着剤 41゛は被着体第1図
Claims (1)
- 接着剤で接着された被着体を密閉容1社加圧及び加熱し
、接着剤の強度を劣化させた後謁圧することによって被
着体の接着面をはく離する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6568884A JPS60210687A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 接着剤で接着された被着体同士のはく離を促進する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6568884A JPS60210687A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 接着剤で接着された被着体同士のはく離を促進する方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60210687A true JPS60210687A (ja) | 1985-10-23 |
JPS645075B2 JPS645075B2 (ja) | 1989-01-27 |
Family
ID=13294193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6568884A Granted JPS60210687A (ja) | 1984-04-04 | 1984-04-04 | 接着剤で接着された被着体同士のはく離を促進する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60210687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5368675A (en) * | 1992-08-21 | 1994-11-29 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for the preparation of a frame-supported pellicle for photolithography |
US5772842A (en) * | 1994-11-28 | 1998-06-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Apparatus for stripping pellicle |
-
1984
- 1984-04-04 JP JP6568884A patent/JPS60210687A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5368675A (en) * | 1992-08-21 | 1994-11-29 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for the preparation of a frame-supported pellicle for photolithography |
US5772842A (en) * | 1994-11-28 | 1998-06-30 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Apparatus for stripping pellicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS645075B2 (ja) | 1989-01-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |